JP2003165194A - 多層体の切断方法および多層体切断成形品 - Google Patents

多層体の切断方法および多層体切断成形品

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Abstract

(57)【要約】 【課題】多層体から切断する際に、表面樹脂層によって
中間層の切断端面を安定して被覆する。 【解決手段】押切刃23の刃先27を多層体10の内層
13から押込み、内層13を切らないように延伸させな
がら圧縮し、内部の中間樹脂層11,12を切断すると
同時に中間樹脂層11,12の切断面を内層13の延伸
部13aによって被覆し、最終的に表裏一対の内層,外
層13,14を押し切って多層体10を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断と同時に中間
層の切断面を表面樹脂層にて被覆する多層体の切断方法
および多層体切断成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】多層体から打ち抜いて成形される多層体
容器は、容器の切断端面に中間樹脂層が露出し外観が悪
くなる。特に、中間樹脂層に酸素吸収層を備えたもので
は、鉄系の金属を主成分としているため、鉄粒子の飛
散、錆の発生等の問題が生じる。そこで、従来から、打
ち抜き時に、多層体の表面樹脂層を切断端面側に回り込
むように延伸させ、酸素吸収層等の中間樹脂層の端面を
被覆する方法が提案されている(たとえば、特開平7−
227259号公報、特開平11−48385号公報な
ど参照)。これらの成形方法は、打ち抜き手段としてオ
ス刃,メス刃の打ち抜き型を用いたもので、多層体を打
ち抜く際に、表面樹脂層を刃先に引っ掛けて引っ張り、
中間樹脂層の切断端面を被覆するようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の成形方
法の場合、オス刃とメス刃のせん断作用によって切断す
る構成なので、オス刃とメス刃の刃先の噛み合い隙間に
よって被覆量が大きく変化するものと思量され、金型に
高精度が要求される。隙間が適正であったとしても、環
境温度等の環境条件、経時的な型の摩耗等によって被覆
量を一定に保つことがきわめて困難で、安定した品質が
見込めないという問題があった。また、従来は抜き型を
表面樹脂層の軟化点温度付近まで加熱しており、型の温
度制御も必要であった。
【0004】また、せん断により打ち抜いているので、
切断端面の下端にバリが生じ、バリ取りを行う必要があ
る。バリが大きいと、中間樹脂層の一部が端面の被覆領
域から外れて露出してしまう。さらに、表面樹脂層によ
る端面被覆部は、せん断面となる切断端面のせん断方向
に延伸される構成なので、切断端面との密着性が悪い。
また、切断端面はせん断による切断されるので、端面被
覆部の先端が引っかかってめくれやすい。
【0005】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、多層体を切断する際に、中
間層の切断端面を安定して被覆することができる多層体
の切断方法および多層体切断成形品を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の多層体の切断方法は、中間層と表裏一対の
表面樹脂層を積層した多層体を切断する際に、切断と同
時に中間層の切断端面を表面樹脂層にて被覆する多層体
の切断方法において、押切手段によって、多層体の切断
箇所を、表面樹脂層を切らないように延伸させながら圧
縮し、内部の中間層を切断すると同時に中間層の切断面
を表面樹脂層の延伸部によって被覆し、最終的に表裏一
対の表面樹脂層を押切手段によって押し切って切断する
ことを特徴とする。押切手段は、押切刃と、押切刃の刃
先を受ける受け台とによって構成され、押切刃の刃先を
多層体の表面樹脂層から押込み、該表面樹脂層を刃先の
傾斜面に沿って延伸させながら中間層を切断し、同時に
中間層の切断面を表面樹脂層の延伸部によって被覆し、
押切刃の刃先と受け台との間で最終的に表面樹脂層と中
間層の下層にある表面樹脂層を押し切ることを特徴とす
る。
【0007】押切刃は帯状刃の両端を無端状につないで
構成されることが好適である。押切刃は刃先の両側が傾
斜面で形成されていることが好ましい。前記中間層を被
覆する表面樹脂層の厚みは10μm以上であることが好
ましい。また、前記中間層を被覆する表面樹脂層の破断
伸度は中間層の破断伸度よりも大きくなっていることが
好適である。表面樹脂層は熱可塑性樹脂で、押切刃の温
度は常温乃至100℃とし、好ましくは60℃以下、特
に常温で使用することが好ましい。多層体の温度は常温
乃至70℃とし、好ましくは常温に設定する。多層体は
フィルムを含むシートであることを特徴とする。また、
多層体がカップもしくはトレーであることを特徴とす
る。カップもトレーも容器であるが、カップは比較的深
いもの、トレーは比較的浅い皿形状のものとする。ま
た、多層体がパウチであることを特徴とする。
【0008】また、本発明の多層体切断成形品は、中間
層と表裏一対の表面樹脂層を積層した多層体が押切手段
によって押し切られ、中間層の切断端面は押切時の表面
樹脂層の延伸部によって被覆されていることを特徴とす
る。中間層は鉄系の脱酸素剤を含む酸素吸収層であって
もよいし、酸素等の気体を遮断する気体遮断層であって
もよいし、酸素吸収層と気体遮断層の2層構成であって
もよい。成形品はカップもしくはトレーであってもよい
し、パウチであってもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。図3は、本発明の実施の形態に係
る多層体切断成形品としての多層体容器を示している。
この容器1は多層体10を所定形状に切断して成形され
る容器であって、カップ形状の円筒状の容器本体2と、
この容器本体2の上端開口縁から外方に向かって張り出
すフランジ部3を備えた構成となっている。多層体10
は、酸素吸収層11と気体遮断層12の2層の中間層と
しての中間樹脂層と、表裏一対の表面樹脂層としての内
層13と外層14との4層構成のシートやフィルム等に
よって構成されている。各樹脂層間には、各層を接着す
る不図示の接着剤層が適宜設けられている。
【0010】酸素吸収層11としては、鉄系脱酸素剤配
合の熱可塑性樹脂、その他酸素吸収ポリマー(オレフィ
ン系、ポリエステル系、ウレタン系など)等が用いられ
る。酸素吸収ポリマーの例としては、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物、その他ナイロン6、ナイロン6
・6、ナイロン6/6・6共重合体、メタキシリレンア
ジパミドなどのポリアミド類のガスバリア性樹脂に酸化
性樹脂および遷移金属系触媒をブレンドしたものがあ
る。酸化性樹脂としては、炭素側鎖を含み、且つ主鎖
または側鎖にカルボン酸基、カルボン酸無水物基、カル
ボン酸エステル基、カルボン酸アミド基およびカルボニ
ル基からなる群より選択された少なくとも1個の官能基
を含む樹脂、メタキシリレンアジパミド等のポリアミ
ド樹脂、エチレン系不飽和基含有重合体等が挙げられ
る。遷移金属系触媒は、酸化性樹脂の酸化反応の触媒と
なるものであり、遷移金属の有機酸塩あるいは有機錯塩
等である。遷移金属系触媒の例として、鉄、コバルト、
ニッケル、銅、銀、錫、チタン、ジルコニウム、バナジ
ウム、クロム、マンガン等を挙げることができる。気体
遮断層12としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物、その他、ナイロン6,ナイロン6・6、ナイロ
ン6/6・6共重合体、メタキシリレンアジパミドなど
のポリアミド類、樹脂コーティング剤、無機蒸着層等が
用いられる。外層13と内層14には、ポリプロピレン
系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート系樹脂等の熱可塑性樹脂が用いられる。この表裏一
対の表面樹脂層を構成する内層13と外層14は、表裏
異なる樹脂材料が使用される場合もある。
【0011】フランジ部3の切断端面4は、後述する押
切手段としての押切刃と受け台によって押し切られる構
成で、中間樹脂層としての酸素吸収層11と気体遮断層
12の切断端面は押切時の内層13の延伸部によって構
成される端面被覆部15によって被覆されている。切断
端面4は、打ち抜き方向(図示例では上から下)に進む
にしたがって外側に拡がる傾斜面となっており、酸素吸
収層11および気体遮断層12の端面は同一の傾斜面上
に位置し、外層14の端面は酸素吸収層11および気体
遮断層12の端面よりも端面被覆部15の厚み分若干突
出している。この突出する外層14の突出端部14aと
端面被覆部15の先端15aが接触あるいは近接する構
成となっている。中間層としては、酸素吸収層11単独
でもよいし、気体遮断層12単独であってもよいし、他
の樹脂であってもよいし、樹脂に限られず、場合によっ
てば、アルミ箔などの金属層であってもよい。中間層に
アルミ箔などの金属層を備えた多層体としては、たとえ
ばパウチ用のフィルムに好適である。
【0012】次に、図1及び図2に基づいて、上記多層
体の切断方法、およびこの切断方法を用いた容器の成形
方法について説明する。この容器1の成形は、上記した
平面的な多層体10から真空成形等によって容器本体2
の立体形状を成形しておき、その後、容器の外縁である
フランジ部3の外縁形状に沿って丸く打ち抜いて切断す
る。
【0013】この打ち抜きには、図2に示すように、一
対の押切手段としての押切刃23と押切台26による切
断方法が用いられる。押切刃23は、両側に傾斜面2
1,22を有する断面V字状の刃先27を有する(通称
トムソン刃)。この押切刃23は、自由状態では直線状
の可撓性の帯状刃で、両端を無端状につないで使用され
る(図2(B),(C)参照)。押切刃23は、ホルダ
板24に形成された溝25にはめ込まれ、所定形状に保
持される。図示例では容器の形状に倣って円形状となっ
ている、ホルダ板24の溝25の形状を、容器の外周縁
形状に倣った形状としておくことにより、押切刃23を
四角形状,楕円形状等、任意の形状とすることができ
る。受け台26は上面が平坦な環状部材で、押切刃23
と上下に対向して配置され、多層体10の容器本体2の
周縁を下方から支持する。
【0014】この状態で、押切刃23の刃先27を多層
体10の切断箇所に当てて押込み、受け台26との間で
多層体10の表面樹脂層である内層13を切らないよう
に延伸させながら圧縮し、中間の酸素吸収層11および
気体遮断層12を切断すると同時に酸素吸収層11およ
び気体遮断層12の切断面を内層13の延伸部13aに
よって被覆する。内層13の延伸部13aは刃先27の
傾斜面21,22に沿って延伸する。そして、最終的に
刃先27と刃先受け台26との間で最終的に内層13と
中間の酸素吸収層11及び気体遮断層12の下層にある
外層14を押し切って容器を打ち抜く(図1(A)乃至
(C)参照)。最終的に押し切られる時点は、内層13
の延伸部13aが外層14に当接して外層14と2層重
なった状態で押し切られる場合と、内層13の延伸部1
3aが外層14に近接し、当接しない間に切断されてし
まう場合がある。いずれの場合にも、酸素吸収層11お
よび気体遮断層12の端面は内層13の延伸部13aの
厚みを隔てて押切刃23の傾斜面21に押圧され、この
傾斜面21に倣った傾斜面上に位置し、外層14の端面
は、延伸部13aが無い分だけ酸素吸収層11および気
体遮断層12の端面よりも端面被覆部15の厚み分若干
突出する構成となる。そして、延伸部13aが外層14
に当接した場合には、外層14の突出端部と端面被覆部
15の先端が接触し、延伸部13aが外層14に当接し
ないで切れた場合には、外層14の突出端部と端面被覆
部15の先端が僅かな隙間を介して近接する。押切刃2
3の刃先27の先端は、研いで鋭くなっていると内層1
3が切れてしまうので、研がないで鈍な形状のままとし
ておくことが好ましい。先端は使用により摩耗するが、
内層13の樹脂を延伸させる機能については、むしろ摩
耗して丸くなっていた方がよい。したがって、押切刃2
3を長期にわたって使用することができ、きわめて経済
的である。切断機能については、最終的に刃先受け台2
6との間で押し切る構成なので、刃先27の先端形状に
は影響されない。刃先27の傾斜面21,22間の角度
については、特に限定されないが、40°程度に設定さ
れる。また、刃先27の傾斜面21,22によって延伸
された内層13の樹脂による端面被覆部15が、刃先2
7のくさび作用によって酸素吸収層11および気体遮断
層12に対して強く押しつけられるので、酸素吸収層1
1および気体遮断層12に対して隙間無く密着する。押
切刃20の刃先27の形状としては、一対の傾斜面2
1,22を有する両刃だけでなく、片刃、角度が非対称
の両刃としてもよい。端面被覆部15を構成する内層1
3の厚みは、延伸した場合に端面被覆部15を形成する
に十分な厚みが必要である。実験の結果、10μm以上
の厚みがあれば十分で、50μm程度に設定することが
好適ある。また、中間樹脂層11,12を被覆する内層
13の樹脂材料の破断伸度は被覆する中間樹脂層の酸素
吸収層11および気体遮断層12の樹脂材料の破断伸度
よりも大きく、伸びやすい材質を選択することが好まし
い。このようにすれば、中間の酸素吸収層11および気
体遮断層12よりも内層13が良く伸びて酸素吸収層1
1および気体遮断層12を覆うことができる。この内層
13の樹脂材料の破断伸度としては、600%程度以
上、酸素吸収層11および気体遮断層12の破断伸度と
しては、400%程度以下に設定することが好適であ
る。押切刃23の温度としては、軟化点温度に近い高温
にすると、かえって端面被覆部15の形成が安定せず、
比較的低温領域、常温でも十分な被覆性能が得られるこ
とが分かった。温度条件としては、内層13がポリプロ
ピレン系樹脂の場合で、100℃以下、好ましくは60
℃以下に設定することが好適であり、常温領域で十分で
あることから、常温乃至100℃、好ましくは常温から
60℃に設定することが好ましい。また、多層体10自
体の温度についても同様の傾向があり、70℃以下が好
ましく、常温領域で十分であることから、常温乃至70
℃に設定することが好ましい。
【0015】[他の実施の形態]上記実施の形態では、
多層体切断成形品として、多層体に形成された立体的な
カップやトレー等の容器の周囲を切断することにより成
形される多層体容器を例にとって説明したが、多層体は
袋体を構成するパウチであってもよい。の外縁形状に切
断してパウチ製袋用成形シートを成形する場合にも適用
できる。
【0016】
【実施例】実施例1 多層体10として、熱可塑性樹脂(ポリプロピレン系樹
脂(PP))の内層13、気体遮断層(ガスバリアー性
樹脂)12、熱可塑性樹脂(ポリプロピレン系樹脂(P
P))の外層14からなる、厚み0.8mmの多層体を
用いた。内層13の樹脂材料(PP)の破断点伸度は6
00%(測定方法ASTM D638)、気体遮断層1
2の樹脂材料の破断点震度は230%(測定方法AST
M D638)である。この多層体10を常温(28
℃)にて、直径50mmの円形に配置した帯状の押切刃
23(刃温28℃)を用いて押切した。その結果、表1
に示すように、容器側およびスケルトン側共に、押し切
れらた切断面は、内層13が延伸した端面被覆部15に
て覆われており、中間樹脂層の気体遮断層12は露出し
ていなかった。
【0017】実施例2 多層体10として、熱可塑性樹脂(ポリプレン系樹脂
(PP))の内層13、酸素吸収層(鉄系)11、気体
遮断層(ガスバリアー性樹脂)12、熱可塑性樹脂(ポ
リプロプレン系樹脂(PP))の外層からなる、厚み
0.5mmの多層体を用いた。内層13の樹脂材料(P
P)の破断点伸度は600%(測定方法ASTM D6
38)、気体遮断層12の樹脂材料の破断点震度は23
0%(測定方法ASTM D638)である。酸素吸収
層11の樹脂材料の破断点伸度は400%(測定方法A
STM D638)である。この多層体10を常温(2
8℃)にて、直径50mmの円形に配置した帯状の押切
刃23(刃温28℃)を用いて押切した。その結果、表
1に示すように、容器側およびスケルトン側共に、押し
切れらた切断面は、内層13が延伸された端面被覆部1
5にて100%覆われており、中間樹脂層の酸素吸収層
11,気体遮断層12は露出していなかった。
【0018】実施例3 多層体10として、実施例2と同様の4層構成のものを
用いた。多層体10を常温(28℃)にて、直径50m
mの円形に配置した帯状の押切刃23(刃温50℃)を
用いて押し切りした。その結果、表1に示すように、容
器側及びスケルトン側共に、押し切れらた切断面は、内
層13が延伸された端面被覆部15にて覆われており、
中間樹脂層の酸素吸収層11,気体遮断層12は露出し
ていなかった。
【0019】実施例4 多層体10として、実施例2と同様の4層構成のものを
用いた。多層体10を70℃まで加熱し、直径50mm
の円形に配置した帯状の押切刃23(刃温50℃)を用
いて押切りした。その結果、表1に示すように、容器側
及びスケルトン側共に、押し切れらた切断端面は、内層
13が延伸された端面被覆部15にて覆われており、中
間樹脂層の酸素吸収層11,気体遮断層12は露出して
いなかった。
【0020】比較例1 多層体として、実施例1と同じ3層構成のものを用い
た。多層体を28℃にて、直径90mmのオス、メス刃
(刃温28℃)によるせん断方式で切断した。その結
果、表1に示すように、容器側及びスケルトン側共に、
切断面に中間樹脂層の気体遮断層が露出し、内層13の
熱可塑性樹脂には覆われていなかった。また、切断面に
は打ち抜き時に発生した抜き屑が付着していた。
【0021】比較例2 多層体として、実施例2と同じ4層構成のものを用い
た。多層体を常温28℃とし、直径50mmの円形に配
置した帯状の押切刃23(刃温100℃)を用いて押し
切りした。その結果、表1に示すように、容器側及びス
ケルトン側共に、押し切れらた切断面は中間樹脂層の気
体遮断層および酸素吸収層が露出し、内層13の熱可塑
性樹脂には覆われていなかった。
【0022】比較例3 多層体として、実施例2と同じ4層構成のものを用い
た。多層体を70℃まで加熱し、直径50mmの円形に
配置した帯状の押切刃23(刃温100℃)を用いて押
し切りした。その結果、表1に示すように、容器側及び
スケルトン側共に、押し切れらた切断面に中間樹脂層の
気体遮断層及び酸素吸収層が露出し、内層13の熱可塑
性樹脂には覆われていなかった。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本請求項1に係る
多層体の切断方法によれば、押切手段によって、多層体
の切断箇所を、表面樹脂層を切らないように延伸させな
がら圧縮し、内部の中間層を切断すると同時に中間層の
切断面を表面樹脂層の延伸部によって被覆し、最終的に
表裏一対の表面樹脂層を押切手段によって押し切って切
断するようになっているので、従来のようなオス刃とメ
ス刃でせん断により打ち抜くような高価な抜き型が不要
となり、簡単な構成で安定した端面被覆量を実現でき
る。また、多層体を一対の押切手段で最終的に押し切る
構成なので、せん断方式のように切断面の下端にバリが
生じることはなく、バリ取り工程も不要である。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、押切手段
を押切刃と受け台とによって構成し、表面樹脂層を刃先
の傾斜面に沿って延伸させながら押込むようになってい
るので、押し切り時に、刃先の傾斜面によって表面樹脂
層の延伸部が中間層の切断端面に強く押し付けられるの
で、端面被覆部と中間層端面との密着性がよい。
【0025】請求項3に記載の発明によれば、押切刃を
可撓性の帯状刃の両端を無端状につないだ構成としたの
で、一つの帯状刃によって種々の形状の容器に対応で
き、設備の簡素化が可能となり、大幅なコスト削減を図
ることができる。請求項4に記載の発明によれば、押切
刃の刃先の両側が傾斜する構成となっているので、表面
樹脂層を両傾斜面に沿って十分に延伸することができ
る。請求項5に係る発明によれば、中間層を被覆する表
面樹脂層の厚みを10μm以上に設定することにより、
中間層端面を覆うだけの端面被覆部を形成することがで
きた。請求項6に係る発明によれば、中間層を被覆する
表面樹脂層の破断伸度を中間層の破断伸度よりも大きく
したので、中間層の端面に安定して端面被覆部を形成す
ることができる。請求項7に係る発明によれば、表面樹
脂層を熱可塑性樹脂で、押切刃の温度を常温乃至100
℃とすることにより、安定した端面被覆を実現できた。
温度が軟化点に近い高温の場合には端面被覆部がかえっ
て安定せず、常温を含む低温領域で安定した端面被覆部
を形成できた。請求項8に係る発明によれば、多層体の
温度を常温乃至70℃に設定したことにより、安定した
端面被覆を実現できた。請求項9に係る発明は、多層体
がシート状であるので成形しやすい。請求項10に係る
発明によれば、本発明の切断方法を用いてカップもしく
はトレイのような多層体容器を成形することにより、中
間層の露出の無いカップやトレイを実現できる。請求項
11に係る発明によれば、本発明の切断方法を用いてパ
ウチを成形することにより、中間層の露出の無いパウチ
を実現できる。特に、気体遮断性が要求されるような場
合、端面からのガス漏れを防止できる。
【0026】請求項12,16,17に係る発明によれ
ば、多層体をせん断方式ではなく、押切手段によって押
し切る構成で、中間層の切断端面は押切時の表面樹脂層
の延伸部によって被覆されているので、従来のせん断方
式で打ち抜く場合のような高価な抜き型が不要で、安定
した端面被覆量のカップやトレー、パウチ等の多様な多
層体成形品を実現できる。
【0027】請求項13に係る発明のように、中間層は
鉄系の脱酸素剤を含む酸素吸収層の場合、脱酸素剤のこ
ぼれや錆の発生を防止することができる。請求項14に
係る発明のように、酸素等の気体を遮断する気体遮断層
の場合には、気体遮断層からの化学成分の溶出を防止で
きる。請求項15に係る発明のように、中間層を酸素吸
収層と気体遮断層の2層構成の場合でも、2層まとめて
被覆することができる。
【0028】
【表1】 切断面外観は、抜き屑付着の有無、ひげ状の樹脂延びの
有無で評価した。なお、両条件とも無しの場合は○、1
条件のみ有りの場合は△、両条件とも有りの場合は×と
表記した。切断面被覆率は、切断面長の樹脂に覆われて
いる面積の比率で評価した。なお、被覆率90%以上を
◎、80%以上を○、60%以上を△、60%未満を×
と表記した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)乃至(C)は本発明の多層体の切
断方法の押切工程を模式的に示す図である。
【図2】 図2(A)は図1の押切装置の装置構成を模
式的に示す図、図2(B)は図2(A)の押切刃の自然
状態の斜視図、図2(C)は同図(B)の帯状押切刃を
円形状に丸めた状態を示す斜視図である。
【図3】 図3(A)は図1の押切工程によって打ち抜
いた容器の断面構成を誇張して示す半断面正面図、同図
(B)は同図(A)のフランジ部端面の拡大断面図、同
図(C)は容器を構成する多層体の層構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 容器、2 容器本体、3 フランジ部 10 多層体、11 酸素吸収層、12 気体遮断層 13 内層、14 外層 15 端面被覆部 21,22 傾斜面 23 押切刃(押切手段)、 24 ホルダ板 25 溝、 26 受け台(押切手段) 27 刃先
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 65/40 B65D 81/24 D 81/24 81/26 S 81/26 1/00 B (72)発明者 松村 康代 神奈川県横浜市鶴見区下野谷町1−8東洋 製罐株式会社鶴見分室内 (72)発明者 中條 修 静岡県御殿場市駒門1−5東罐興業株式会 社技術開発センタ−内 Fターム(参考) 3C060 AA20 BA03 BB05 3E033 AA08 AA10 BA07 BA16 BA18 BA21 BA22 BB08 DA08 DD01 3E067 BA07A BA10A BA12A BB01A BB12A BB14A BB25A BC02A BC03A CA04 CA06 GA25 GD06 3E086 AA22 AD01 AD05 AD06 BA04 BA13 BA15 BA24 BA40 BB05 DA08 4F100 AB02B AB02H AK01A AK01D AK07A AR00B AR00C BA03 BA04 BA10A BA10D BA26 CA09B DA01 DB04 EJ323 GB16 JA20A JB16A JD02C JD14B JK08A YY00A

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中間層と表裏一対の表面樹脂層を積層した
    多層体を切断する際に、切断と同時に中間層の切断端面
    を表面樹脂層にて被覆する多層体の切断方法において、 押切手段によって、多層体の切断箇所を、表面樹脂層を
    切らないように延伸させながら圧縮し、内部の中間層を
    切断すると同時に中間層の切断面を表面樹脂層の延伸部
    によって被覆し、最終的に表裏一対の表面樹脂層を押切
    手段によって押し切って切断することを特徴とする多層
    体の切断方法。
  2. 【請求項2】押切手段は、押切刃と、押切刃の刃先を受
    ける受け台とによって構成され、押切刃の刃先を多層体
    の表面樹脂層から押込み、該表面樹脂層を刃先の傾斜面
    に沿って延伸させながら中間層を切断し、同時に中間層
    の切断面を表面樹脂層の延伸部によって被覆し、押切刃
    の刃先と受け台との間で最終的に表面樹脂層と中間層の
    下層にある表面樹脂層を押し切る請求項1に記載の多層
    体の切断方法。
  3. 【請求項3】押切刃は帯状刃の両端を無端状につないで
    構成される請求項2に記載の多層体の切断方法。
  4. 【請求項4】押切刃は刃先の両側が傾斜面で形成されて
    いる請求項2または3に記載の多層体の切断方法。
  5. 【請求項5】前記中間層を被覆する表面樹脂層の厚みは
    10μm以上であるされている請求項1乃至4のいずれ
    かの項に記載の多層体の切断方法。
  6. 【請求項6】前記中間層を被覆する表面樹脂層の破断伸
    度は中間層の破断伸度よりも大きくなっていることを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかの項に記載の多層体
    の切断方法。
  7. 【請求項7】表面樹脂層は熱可塑性樹脂で、押切刃の温
    度は常温乃至100℃とすることを特徴とする請求項1
    乃至6のいずれかの項に記載の多層体の切断方法。
  8. 【請求項8】多層体の温度は常温乃至70℃とすること
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか項に記載の多層
    体の切断方法。
  9. 【請求項9】多層体がシートである請求項1乃至8のい
    ずれかの項に記載の多層体の切断方法。
  10. 【請求項10】多層体がカップもしくはトレーである請
    求項1乃至8のいずれかの項に記載の多層体の切断方
    法。
  11. 【請求項11】多層体がパウチである請求項1乃至8の
    いずれかの項に記載の多層体の切断方法。
  12. 【請求項12】中間層と表裏一対の表面樹脂層を積層し
    た多層体が押切手段によって押し切られ、中間層の切断
    端面は押切時の表面樹脂層の延伸部によって被覆されて
    いることを特徴とする多層体切断成形品。
  13. 【請求項13】中間層は少なくとも鉄系の脱酸素剤を含
    む酸素吸収層である請求項12に記載の多層体切断成形
    品。
  14. 【請求項14】中間層は少なくとも気体を遮断する気体
    遮断層を含む請求項12に記載の多層体切断成形品。
  15. 【請求項15】中間層は酸素吸収層と気体遮断層の2層
    構成である請求項12に記載の多層体切断成形品。
  16. 【請求項16】成形品はカップもしくはトレーである請
    求項12乃至15のいずれかの項に記載の多層体切断成
    形品。
  17. 【請求項17】成形品はパウチである請求項12乃至1
    5のいずれかの項に記載の多層体切断成形品。
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