JPH0924960A - 容器の蓋 - Google Patents
容器の蓋Info
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- JPH0924960A JPH0924960A JP7197905A JP19790595A JPH0924960A JP H0924960 A JPH0924960 A JP H0924960A JP 7197905 A JP7197905 A JP 7197905A JP 19790595 A JP19790595 A JP 19790595A JP H0924960 A JPH0924960 A JP H0924960A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヒートシールした蓋を容器より取外し易いこ
とや蓋がカールしないようにすることにすることであ
る。 【構成】 6μから12μのポリエステルフィルムの上
下両面に、厚さが15μから25μのアルミニウム箔
を、少なくとも1方がアルミニウム合金箔にしてそれぞ
れ接着して設け、この下面側アルミニウム箔の下面に厚
さが1μから10μにコーティングしたヒートシール層
を設けた容器の蓋。
とや蓋がカールしないようにすることにすることであ
る。 【構成】 6μから12μのポリエステルフィルムの上
下両面に、厚さが15μから25μのアルミニウム箔
を、少なくとも1方がアルミニウム合金箔にしてそれぞ
れ接着して設け、この下面側アルミニウム箔の下面に厚
さが1μから10μにコーティングしたヒートシール層
を設けた容器の蓋。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は食品や飲料などを
入れた合成樹脂製などの容器に被せてヒートシールする
容器の蓋に係わるものである。
入れた合成樹脂製などの容器に被せてヒートシールする
容器の蓋に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の容器の蓋は、例えば、過酸化水素
により減菌された蓋は食品入り合成樹脂製容器の開口縁
部にヒートシールされている。この蓋として厚さが約3
0μから約50μと厚いアルミニウム箔の上面に接着剤
で接着した厚さが約12μから約16μの合成樹脂フィ
ルムを設けるとともにこのアルミニウム箔の下面に、接
着剤で接着した厚さが約20μから約30μと厚いヒー
トシール性合成樹脂フィルムのヒートシール層を、設け
たものが一般に使用されている。
により減菌された蓋は食品入り合成樹脂製容器の開口縁
部にヒートシールされている。この蓋として厚さが約3
0μから約50μと厚いアルミニウム箔の上面に接着剤
で接着した厚さが約12μから約16μの合成樹脂フィ
ルムを設けるとともにこのアルミニウム箔の下面に、接
着剤で接着した厚さが約20μから約30μと厚いヒー
トシール性合成樹脂フィルムのヒートシール層を、設け
たものが一般に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の容器の蓋で
は、蓋を容器にヒートシールし、蓋を容器より取外す時
に約20μから約30μと厚いヒートシール性合成樹脂
フィルムのヒートシール層により強くヒートシールされ
ているためにヒートシール強度が極めて大きいので蓋を
容器より取外すことが著しく困難であるという問題点が
あったし、蓋を造る際にヒートシール性合成樹脂フィル
ムが約20μから約30μと厚いためにコイル状蓋材を
引出して蓋形状にカッターで打抜く際にカッター刃に負
荷が大きくかかるのでカッター刃の寿命が短いという問
題点があった。又、蓋が厚いヒートシール性合成樹脂フ
ィルムのヒートシール層と厚いアルミニウム箔などとの
複合材であるためにエンボス加工する際に、この厚いヒ
ートシール性合成樹脂フィルムのヒートシール層と厚い
アルミニウム箔とが加圧力による伸びの差により蓋のカ
ールが大きくなってしまうので蓋を容器に被せるため1
枚づつ蓋をサクションで吸引する時に蓋が2枚同時に吸
引されたり、または蓋を1枚もサクションで吸引できな
い場合が生じるという問題点があったし、更に蓋を過酸
化水素で減菌した後に乾燥工程で高温エアーを蓋に直接
当てる際に、蓋を構成する厚いヒートシール性合成樹脂
フィルムのヒートシール層と厚いアルミニウム箔との加
熱による伸びの差により蓋のカールが更に大きくなるの
で蓋が容器の所定の位置に載らないで蓋と容器とが位置
ずれした状態にヒートシールされいしまうという問題点
があった。
は、蓋を容器にヒートシールし、蓋を容器より取外す時
に約20μから約30μと厚いヒートシール性合成樹脂
フィルムのヒートシール層により強くヒートシールされ
ているためにヒートシール強度が極めて大きいので蓋を
容器より取外すことが著しく困難であるという問題点が
あったし、蓋を造る際にヒートシール性合成樹脂フィル
ムが約20μから約30μと厚いためにコイル状蓋材を
引出して蓋形状にカッターで打抜く際にカッター刃に負
荷が大きくかかるのでカッター刃の寿命が短いという問
題点があった。又、蓋が厚いヒートシール性合成樹脂フ
ィルムのヒートシール層と厚いアルミニウム箔などとの
複合材であるためにエンボス加工する際に、この厚いヒ
ートシール性合成樹脂フィルムのヒートシール層と厚い
アルミニウム箔とが加圧力による伸びの差により蓋のカ
ールが大きくなってしまうので蓋を容器に被せるため1
枚づつ蓋をサクションで吸引する時に蓋が2枚同時に吸
引されたり、または蓋を1枚もサクションで吸引できな
い場合が生じるという問題点があったし、更に蓋を過酸
化水素で減菌した後に乾燥工程で高温エアーを蓋に直接
当てる際に、蓋を構成する厚いヒートシール性合成樹脂
フィルムのヒートシール層と厚いアルミニウム箔との加
熱による伸びの差により蓋のカールが更に大きくなるの
で蓋が容器の所定の位置に載らないで蓋と容器とが位置
ずれした状態にヒートシールされいしまうという問題点
があった。
【0004】この発明は従来の容器の蓋が有するこれら
の問題点を解消し、ヒートシールした蓋を容器より取外
す際に蓋を取外し易くすることや蓋をエンボス加工する
際にできるだけカールしないようにすること、大きなシ
ート状の蓋材を打抜いて蓋の形状に切断する際にカッタ
ー刃を長く使えること、蓋を容器に被せるために蓋をサ
クションする時に蓋を円滑にサクションできること、そ
して蓋のヒートシール層が減菌後の乾燥工程でできるだ
け加熱による伸びの差を小さくして蓋が更にカールし、
蓋のシール位置ずれによるシール不良が発生しないよう
にすることなどを目的としたものである。
の問題点を解消し、ヒートシールした蓋を容器より取外
す際に蓋を取外し易くすることや蓋をエンボス加工する
際にできるだけカールしないようにすること、大きなシ
ート状の蓋材を打抜いて蓋の形状に切断する際にカッタ
ー刃を長く使えること、蓋を容器に被せるために蓋をサ
クションする時に蓋を円滑にサクションできること、そ
して蓋のヒートシール層が減菌後の乾燥工程でできるだ
け加熱による伸びの差を小さくして蓋が更にカールし、
蓋のシール位置ずれによるシール不良が発生しないよう
にすることなどを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の容器の蓋は、
厚さが6μから12μのポリエステルフィルムの上下両
面に、厚さが15μから25μのアルミニウム箔を、少
なくとも1方がアルミニウム合金箔にしてそれぞれ接着
して設け、この下面側アルミニウム箔の下面に厚さが1
μから10μにコーティングしたヒートシール層を設け
たものである。
厚さが6μから12μのポリエステルフィルムの上下両
面に、厚さが15μから25μのアルミニウム箔を、少
なくとも1方がアルミニウム合金箔にしてそれぞれ接着
して設け、この下面側アルミニウム箔の下面に厚さが1
μから10μにコーティングしたヒートシール層を設け
たものである。
【0006】この発明の容器の蓋は、ヒートシール層を
1μから10μと薄くしたので蓋を容器にヒートシール
した際に容器のヒートシール強度がそれ程大きくないた
めに蓋は比較的容易に取外せるし、コイル状の蓋材を引
出してカッターで蓋形に打抜く際にカッター刃にかかる
負担が比較的小さいためにカッター刃の寿命が長くな
る。更に容器の蓋をエンボス加工する際に蓋のヒートシ
ール層を薄くしたのでエンボス加工時に複合材であるヒ
ートシール層とアルミニウム箔との加圧力による伸びの
差が小さくなることによりカールが生じにくくなるし、
このために蓋は円滑にサクションされて、減菌ゾーンに
送る保持具で正しく保持されるとともに自動化された機
械により蓋を容器の上の所定の位置に円滑に被せられる
し、また薄くした蓋のヒートシール層が減菌後の乾燥工
程で複合材であるヒートシール層とアルミニウム箔との
加熱による伸びの差が小さくなるために蓋が更にカール
することが防止されるとともに蓋を容器に被せる際に蓋
のシール位置ずれに起因するシール不良が防止される。
1μから10μと薄くしたので蓋を容器にヒートシール
した際に容器のヒートシール強度がそれ程大きくないた
めに蓋は比較的容易に取外せるし、コイル状の蓋材を引
出してカッターで蓋形に打抜く際にカッター刃にかかる
負担が比較的小さいためにカッター刃の寿命が長くな
る。更に容器の蓋をエンボス加工する際に蓋のヒートシ
ール層を薄くしたのでエンボス加工時に複合材であるヒ
ートシール層とアルミニウム箔との加圧力による伸びの
差が小さくなることによりカールが生じにくくなるし、
このために蓋は円滑にサクションされて、減菌ゾーンに
送る保持具で正しく保持されるとともに自動化された機
械により蓋を容器の上の所定の位置に円滑に被せられる
し、また薄くした蓋のヒートシール層が減菌後の乾燥工
程で複合材であるヒートシール層とアルミニウム箔との
加熱による伸びの差が小さくなるために蓋が更にカール
することが防止されるとともに蓋を容器に被せる際に蓋
のシール位置ずれに起因するシール不良が防止される。
【0007】
【発明の実施の形態】図1と図2に図示したように、厚
さ約9μのポリエステル(PET)フイルム1の上面
に、厚さ約20μの工業用純アルミニウム箔2を、ポリ
エステル樹脂の接着層3で接着して設け、このポリエス
テル(PET)フイルム1の下面に、厚さ約20μのア
ルミニウム箔合金4を、ポリエステル樹脂の接着層5で
接着して設ける。この下面側工業用純アルミニウム箔4
の下面に、ポリプロピレン(PP)樹脂を厚さ約4μに
コーティングしたヒートシール層6を、設けた蓋7であ
る。
さ約9μのポリエステル(PET)フイルム1の上面
に、厚さ約20μの工業用純アルミニウム箔2を、ポリ
エステル樹脂の接着層3で接着して設け、このポリエス
テル(PET)フイルム1の下面に、厚さ約20μのア
ルミニウム箔合金4を、ポリエステル樹脂の接着層5で
接着して設ける。この下面側工業用純アルミニウム箔4
の下面に、ポリプロピレン(PP)樹脂を厚さ約4μに
コーティングしたヒートシール層6を、設けた蓋7であ
る。
【0008】この容器の蓋7は、図3に図示したように
従前と同様に食品8を入れたポリプロピレン(PP)樹
脂製容器9の開口縁部に設けた水平壁9´に、ヒートシ
ール10され、蓋7で容器の開口部を密封する。
従前と同様に食品8を入れたポリプロピレン(PP)樹
脂製容器9の開口縁部に設けた水平壁9´に、ヒートシ
ール10され、蓋7で容器の開口部を密封する。
【0009】
【実施例】図4に図示したように、厚さ約9μのポリエ
ステル(PET)フイルム11の上面に、厚さ約20μ
のアルミニウム合金箔12を、ポリエステル樹脂の接着
層13で接着して設け、このポリエステル(PET)フ
イルム11の下面に、厚さ約20μのアルミニウム合金
箔14を、ポリエステル樹脂の接着層15で接着して設
ける。この下面側アルミニウム合金箔15の下面に、塩
化ビニル酢酸ビニルアクリル樹脂を厚さ約5μにコーテ
ィングしたヒートシール層16を、設けた蓋17であ
る。
ステル(PET)フイルム11の上面に、厚さ約20μ
のアルミニウム合金箔12を、ポリエステル樹脂の接着
層13で接着して設け、このポリエステル(PET)フ
イルム11の下面に、厚さ約20μのアルミニウム合金
箔14を、ポリエステル樹脂の接着層15で接着して設
ける。この下面側アルミニウム合金箔15の下面に、塩
化ビニル酢酸ビニルアクリル樹脂を厚さ約5μにコーテ
ィングしたヒートシール層16を、設けた蓋17であ
る。
【0010】この容器の蓋17は、図5に図示したよう
に食品18を入れた合成樹脂コートの紙製容器19の開
口周縁部に設けた水平壁19´に、断面凹形にヒートシ
ール20され、蓋17で容器19の開口部を密封する。
に食品18を入れた合成樹脂コートの紙製容器19の開
口周縁部に設けた水平壁19´に、断面凹形にヒートシ
ール20され、蓋17で容器19の開口部を密封する。
【0011】この容器の蓋17は、厚さが約20μと薄
くてやや強度を有するアルミニウム合金箔15を用いた
ので蓋のヒートシール部を断面凹形にして蓋が屈曲、延
伸されても蓋を構成するアルミニウム合金箔が破断され
ることなく、断面凹形に成形されるし、ヒートシール部
を断面凹形にしたことによりヒートシール層が約5μと
薄いにも拘らず、ヒートシール部は縦方向と横方向との
両方向にヒートシールされているのでヒートシール部に
一定方向の不用意な力が加えられてもある程度耐えられ
る強度がある。
くてやや強度を有するアルミニウム合金箔15を用いた
ので蓋のヒートシール部を断面凹形にして蓋が屈曲、延
伸されても蓋を構成するアルミニウム合金箔が破断され
ることなく、断面凹形に成形されるし、ヒートシール部
を断面凹形にしたことによりヒートシール層が約5μと
薄いにも拘らず、ヒートシール部は縦方向と横方向との
両方向にヒートシールされているのでヒートシール部に
一定方向の不用意な力が加えられてもある程度耐えられ
る強度がある。
【0012】前記の容器の蓋ではアルミニウム箔として
PETフイルムの上面が工業用純アルミニウム箔で、P
ETフイルムの下面がアルミニウム合金箔を用いたもの
について説明し、他の前記の容器の蓋ではアルミニウム
箔としてアルミニウム合金箔をPETフイルムの上下両
面に用いたものについて説明したが、PETフイルムの
上面がアルミニウム合金箔で、下面が工業用純アルミニ
ウム箔を用いたものでもよい。ただし、PETフイルム
の上下両面に工業用純アルミニウム箔を用いたものは工
業用純アルミニウム箔が強度的に弱すぎる容器の蓋とし
て不適である。更に前記の容器の蓋では、蓋を構成する
PETフイルム6の厚さが約9μのものについて説明し
たが、実験した結果としてフイルムの厚さは約6μから
約12μがよい。同様に蓋を構成するアルミニウム箔の
厚さは実験した結果とてして上下双方とも約15μから
約25μがよいとともにアルミニウム合金箔は鉄(F
e)を約0.75%から約2.0%含有するものやマン
ガン(Mn)を約0.3%から約1.5%含有するもの
が特によい。そしてPETフイルムの上下両面に設けた
アルミニウム合金箔として1方が鉄(Fe)を約0.7
5%から約2.0%含有するもので、他方がマンガン
(Mn)を約0.3%から約1.5%含有するものでも
よい。更にヒートシール層の厚さは実験した結果とてし
て約1μから約10μがよいし、ヒートシール層はポリ
プロピレン樹脂を50%以上含有するポリプロピレン系
樹脂や塩化ビニル酢酸ビニルアクリル樹脂を50%以上
含有する塩化ビニル酢酸ビニルアクリル系樹脂や酢酸ビ
ニル樹脂を50%以上含有する酢酸ビニル系樹脂もよ
い。
PETフイルムの上面が工業用純アルミニウム箔で、P
ETフイルムの下面がアルミニウム合金箔を用いたもの
について説明し、他の前記の容器の蓋ではアルミニウム
箔としてアルミニウム合金箔をPETフイルムの上下両
面に用いたものについて説明したが、PETフイルムの
上面がアルミニウム合金箔で、下面が工業用純アルミニ
ウム箔を用いたものでもよい。ただし、PETフイルム
の上下両面に工業用純アルミニウム箔を用いたものは工
業用純アルミニウム箔が強度的に弱すぎる容器の蓋とし
て不適である。更に前記の容器の蓋では、蓋を構成する
PETフイルム6の厚さが約9μのものについて説明し
たが、実験した結果としてフイルムの厚さは約6μから
約12μがよい。同様に蓋を構成するアルミニウム箔の
厚さは実験した結果とてして上下双方とも約15μから
約25μがよいとともにアルミニウム合金箔は鉄(F
e)を約0.75%から約2.0%含有するものやマン
ガン(Mn)を約0.3%から約1.5%含有するもの
が特によい。そしてPETフイルムの上下両面に設けた
アルミニウム合金箔として1方が鉄(Fe)を約0.7
5%から約2.0%含有するもので、他方がマンガン
(Mn)を約0.3%から約1.5%含有するものでも
よい。更にヒートシール層の厚さは実験した結果とてし
て約1μから約10μがよいし、ヒートシール層はポリ
プロピレン樹脂を50%以上含有するポリプロピレン系
樹脂や塩化ビニル酢酸ビニルアクリル樹脂を50%以上
含有する塩化ビニル酢酸ビニルアクリル系樹脂や酢酸ビ
ニル樹脂を50%以上含有する酢酸ビニル系樹脂もよ
い。
【0013】
【発明の効果】この発明の容器の蓋は、厚さが1μから
10μと薄いヒートシール層を設けたので蓋を容器にヒ
ートシールすると、ヒートシール強度が比較的小さいの
で蓋を容器より取外し易いという効果がある。また蓋は
ヒートシール層を10μ以下と薄くしたので蓋材を打抜
く際にカッター刃にかかる負担が小さいためにカッター
刃の寿命を長くすることができるし、エンボス加工時に
ヒートシール層とアルミニウム箔との押力による伸びの
差が小さくなるため蓋にカールが生じにくくなるという
効果があるし、この蓋を食品を入れた容器に被せる際に
減菌後の乾燥時にヒートシール層とアルミニウム合金箔
又は工業用純アルミニウム箔との熱による伸びの差が小
さくなるために蓋にカールが生じにくくなるという効果
がある。更にこの発明の容器の蓋は前記のようにカール
が生じにくくした蓋を容器に被せる際に蓋を1枚づつ円
滑にサクションすることができるとともに1枚づつ円滑
にサクションした蓋を1つの容器に円滑で、かつ確実に
被せることができる。
10μと薄いヒートシール層を設けたので蓋を容器にヒ
ートシールすると、ヒートシール強度が比較的小さいの
で蓋を容器より取外し易いという効果がある。また蓋は
ヒートシール層を10μ以下と薄くしたので蓋材を打抜
く際にカッター刃にかかる負担が小さいためにカッター
刃の寿命を長くすることができるし、エンボス加工時に
ヒートシール層とアルミニウム箔との押力による伸びの
差が小さくなるため蓋にカールが生じにくくなるという
効果があるし、この蓋を食品を入れた容器に被せる際に
減菌後の乾燥時にヒートシール層とアルミニウム合金箔
又は工業用純アルミニウム箔との熱による伸びの差が小
さくなるために蓋にカールが生じにくくなるという効果
がある。更にこの発明の容器の蓋は前記のようにカール
が生じにくくした蓋を容器に被せる際に蓋を1枚づつ円
滑にサクションすることができるとともに1枚づつ円滑
にサクションした蓋を1つの容器に円滑で、かつ確実に
被せることができる。
【図1】本発明品の平面図である。
【図2】同じく拡大断面図である。
【図3】同じく使用時の断面図である。
【図4】他の本発明品の拡大断面図である。
【図5】同じく使用時の1部拡大断面図である。
1 フィルム 2 工業用純アルミニウム箔 3 接着層 4 アルミニウム合金箔 5 接着層 6 ヒートシール層 7 蓋 8 食品 9 容器 9´ 水平壁 10 ヒートシール 11 フィルム 12 アルミニウム合金箔 13 接着層 14 アルミニウム合金箔 15 接着層 16 ヒートシール層 17 蓋 18 食品 19 容器 19´ 水平壁 20 ヒートシール
Claims (9)
- 【請求項1】 厚さが6μから12μのポリエステルフ
ィルムの上面に厚さが15μから25μの工業用純アル
ミニウム箔を接着して設けるとともに該ポリエステルフ
ィルムの下面に厚さが15μから25μのアルミニウム
合金箔を接着して設け、該下面側アルミニウム合金箔の
下面に厚さが1μから10μにコーティングしたヒート
シール層を設けたことを特徴とする容器の蓋。 - 【請求項2】 厚さが6μから12μのポリエステルフ
ィルムの上面に厚さが15μから25μのアルミニウム
合金箔を接着して設けるとともに該ポリエステルフィル
ムの下面に厚さが15μから25μの工業用純アルミニ
ウム箔を接着して設け、該下面側工業用純アルミニウム
箔の下面に厚さが1μから10μにコーティングしたヒ
ートシール層を設けたことを特徴とする容器の蓋。 - 【請求項3】 厚さが6μから12μのポリエステルフ
ィルムの上面に厚さが15μから25μのアルミニウム
合金箔を接着して設けるとともに該ポリエステルフィル
ムの下面に厚さが15μから25μのアルミニウム合金
箔を接着して設け、該下面側アルミニウム合金箔の下面
に厚さが1μから10μにコーティングしたヒートシー
ル層を設けたことを特徴とする容器の蓋。 - 【請求項4】 アルミニウム合金箔が鉄を0.75%か
ら2.0%含有するアルミニウム合金箔であることを特
徴とする請求項1,2又は3記載の容器の蓋。 - 【請求項5】 アルミニウム合金箔がマンガンを0.3
%から1.5%含有するアルミニウム合金箔であること
を特徴とする請求項1,2又は3記載の容器の蓋。 - 【請求項6】 上下両面のアルミニウム合金箔の1方が
鉄を0.75%から2.0%含有するアルミニウム合金
箔であるとともに上下両面のアルミニウム合金箔の他方
がマンガンを0.3%から1.5%含有するアルミニウ
ム合金箔であることを特徴とする請求項3記載の容器の
蓋。 - 【請求項7】 ヒートシール層が塩化ビニル酢酸ビニル
アクリル系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の
容器の蓋。 - 【請求項8】 ヒートシール層がポリプロピレン系樹脂
であることを特徴とする請求項1容器の蓋。 - 【請求項9】 ヒートシール層が酢酸ビニル系樹脂であ
ることを特徴とする請求項1容器の蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7197905A JPH0924960A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 容器の蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7197905A JPH0924960A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 容器の蓋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0924960A true JPH0924960A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16382235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7197905A Pending JPH0924960A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | 容器の蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0924960A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8025171B2 (en) | 2002-08-14 | 2011-09-27 | Firestar Ag | Fuel tin |
WO2013004417A1 (en) * | 2011-07-07 | 2013-01-10 | Huhtamaki Ronsberg, Zweigniederlassung Der Huhtamaki Deutschland Gmbh & Co. Kg | Lid, especially an aluminium lid, and a laminate for the production thereof, and a method |
KR101411289B1 (ko) * | 2013-12-17 | 2014-07-02 | 주식회사 씰앤팩 | 내열성, 개봉성 그리고 밀봉성이 우수한 용기 봉합체 |
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EP1802462B2 (fr) † | 2004-10-19 | 2018-05-30 | Amcor Flexibles Sélestat SAS | Film d emballage multicouche metalloplastique |
JP2019137410A (ja) * | 2018-02-06 | 2019-08-22 | 株式会社タケトモ | 医薬品用ptp包装体の蓋材 |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP7197905A patent/JPH0924960A/ja active Pending
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