JP2003165145A - カセット式金型の入れ子着脱装置 - Google Patents

カセット式金型の入れ子着脱装置

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JP2003165145A
JP2003165145A JP2001366154A JP2001366154A JP2003165145A JP 2003165145 A JP2003165145 A JP 2003165145A JP 2001366154 A JP2001366154 A JP 2001366154A JP 2001366154 A JP2001366154 A JP 2001366154A JP 2003165145 A JP2003165145 A JP 2003165145A
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JP
Japan
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mold
nest
holding member
cavity insert
insert
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JP2001366154A
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English (en)
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Tsunenobu Ichimura
恒信 市村
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Fudow Co Ltd
Original Assignee
Fudow Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金型から入れ子を取替る作業を簡易に行えると
ともに、入れ子の上下方向の位置を規制することでき、
しかも入れ子取替作業時に金型と入れ子に損傷を与える
ことがないカセット式金型の入れ子着脱装置を提供する
ことにある。 【解決手段】金型から入れ子を上下方向に着脱する金型
の下部位置に入れ子の上下位置を規制する位置調整部材
を配設し、前記金型の側面に球面部を有する保持部材を
挿入する挿入孔を設け、前記入れ子には保持部材の球面
部と当接する球面孔部を設け、保持部材を金型の挿入孔
に装着し、保持部材の球面部をスプリングまたはエアー
圧あるいはオイル圧の押圧力で入れ子の球面孔部を押圧
し金型と入れ子を固定したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は,プラスチックの射出成
形用金型の入れ子を装着したカセット式金型に係り、詳
しくは金型の固定型または可動型に入れ子を固定、着脱
する装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、射出成形用金型の入れ子をセット
したカセット式金型において、金型の固定型または可動
型にキャビティーを有する入れ子を着脱するための凹部
に入れ子を着脱する装置として、例えば図4に示す実施
方法が知られている。 【0003】図4(a)、(b)は、金型の側面と入れ
子の側面にロックピンを挿入する挿入孔を設け、金型に
入れ子をセットするための凹部に入れ子を装着した後
に、金型の側面から金型と入れ子をロックピンで固定さ
れている。一方、図4(c)、(d)は、金型の側面に
ネジを挿入する挿入孔と入れ子の側面にネジ孔を設け、
金型に入れ子をセットするための凹部に入れ子を装着し
た後に、金型と入れ子を複数のネジ類で固定し金型の側
面から金型と入れ子をネジ類で着脱できるようにしてい
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4
(a)、(b)に示す実施装置は、金型と入れ子をロッ
クピンで固定しているために、金型から入れ子を取り替
えるときに金型と入れ子の表面積が大きいほどロックピ
ンが長くなり、ロックピンを抜き取る作業に困難をきた
している。 【0005】一方、図4(c)、(d)に示す実施装置
は、金型と入れ子をネジで着脱できるようにしているた
めに、金型から入れ子を取り替えるときに金型と入れ子
を固定したネジを緩めないで取り替え作業を行うことが
あり、その作業ミスで金型と入れ子に損傷を与えること
がある。 【0006】本発明は、上記の点を鑑み、金型から入れ
子を取り替える作業を簡易に行えるとともに、入れ子の
上下方向の位置を調整することでき、しかも入れ子取替
え作業時に金型と入れ子に損傷を与えることがないカセ
ット式金型の入れ子着脱装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、金型から入れ子を上下方向に着脱する金
型の下部位置に入れ子の上下位置を規制する位置調整部
材を配設し、前記金型の側面に球面部を有する保持部材
を挿入する挿入孔を設け、入れ子には前記保持部材の球
面部と当接する球面孔部を設け、前記保持部材を金型の
挿入孔に装着し、前記保持部材の球面部をスプリングま
たはエアー圧あるいはオイル圧の押圧力で入れ子の球面
孔部を押圧し、金型と入れ子を固定したことを特徴とし
ている。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明の構成により、金型に入れ
子を装着するとき保持部材の先端は球面部を有するた
め、保持部材は、金型の凹部と係合する入れ子の凸部面
との接触抵抗なく金型の挿入孔に押し戻され、入れ子を
所定位置に装着されると保持部材の球面部はスプリング
等の押圧力で入れ子の球面孔部を押圧される。また、金
型から入れ子を脱離するときは入れ子を装着するとき同
様入れ子の凸部面との接触抵抗なく金型の挿入孔に押し
戻され入れ子を離型することができる。 【0009】一方、金型から入れ子を上下方向に着脱す
る金型の下部位置に位置調整部材を配設することで入れ
子の上下位置を規制できる。金型から入れ子を取替る作
業を簡易に行えるとともに、入れ子の上下方向の位置を
調整することでき、しかも入れ子取替作業時に金型と入
れ子に損傷を与えることがないカセット式金型の入れ子
着脱装置を実現した。 【0010】 【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を用
いて詳細に説明する。図1は、本発明装置の実施例1を
示す。(a)は、金型1に入れ子3を組み込んだ状態と
入れ子3の上下方向の位置を調整する位置調整部材4を
組み込んだ状態を正面図で示す。(b)は、(a)のA
−A断面を示し、(c)は、(b)に示す金型1の側面
に設けられた挿入孔8に保持部材5を押圧する構成部品
を組み込んだ状態を示す。 【0011】実施例1の本発明装置を主構成する部品と
して、入れ子3の上下位置を規制する位置調整部材4
と、金型1の挿入孔8に装着する保持部材に鋼球5を用
いており、鋼球5を入れ子3の球面孔部31に押圧する
部材にスプリング6を用いている。また、スプリング6
の脱落防止と押圧力調整を兼ね備えたネジ7を用いてい
る。 【0012】金型1には、入れ子3を着脱するための凹
部2と入れ子3の上下位置を規制する位置調整部材4を
取付ける複数のネジ孔9および金型1の側面には凹部2
に貫通する鋼球5を挿入する挿入孔8を設けており、挿
入孔8の凹部2側には鋼球5が抜け出せないように施し
た絞り孔81を設けている。また、挿入孔8の入り口側
にはネジ7を取付けるネジ穴71を設けている。一方、
入れ子2には、保持部材に用いた鋼球5と当接する所定
深さに定められた球面孔部31と金型1の凹部2と係合
する凸部を設けている。 【0013】金型1に、複数のネジ41で入れ子3の上下
位置を規制する位置調整部材4を所定位置に取付ける。
位置調整部材4を取付け後、金型1に設けられた凹部2
に入れ子3を位置調整部材4まで挿入する。金型1に入
れ子3を挿入後、金型1の側面に設けられた挿入孔8に保
持部材に用いた鋼球5及びスプリング6を装着しネジ7
でスプリング6を所定押圧力に調整している。このよう
にスプリング6で押圧された鋼球5は入れ子3の球面孔
部31に押圧され、入れ子3は金型1に固定される。 【0014】図2は、本発明装置の実施例2を示す。金
型1の側面に設けられた挿入孔82に保持部材51を押
圧する構成部品を組み込んだ状態を金型1の側面を断面
した部分断面図で示す。実施例2は、金型1の側面に段
付の挿入孔82および挿入孔82の入り口側にはネジ7
を取付けるネジ穴71を設けている。 【0015】挿入孔82に装着する保持部材51の先端
には球面部52を設けられており、入れ子3には保持部
材51の球面部52と当接する球面孔部32を設けてい
る。金型1の挿入孔82に保持部材51及びスプリング
6を装着しネジ7でスプリング6を所定押圧力に調整し
ている。このようにスプリング6で押圧された保持部材
51の球面部52は入れ子3の球面孔部32に押圧さ
れ、入れ子3は金型1に固定される。また、実施例1と
同様に位置調整部材4を設けているが説明は省略する。 【0016】図3は、本発明装置の実施例3を示す。
(a)は、本発明装置の実施例3に用いた保持部材53
の断面図を示し、(b)は、金型1の側面に設けられた
ネジ孔72に保持部材53を組み込んだ状態を金型1の
側面を断面した部分断面図で示す。実施例3に用いた保
持部材には、鋼球54及びスプリング55が組み込ま
れ、かつ、外径部を雄ネジ56加工されたボールプラン
ジャ53を用いている。ボールプランジャ53は金型1
の側面に設けられたネジ孔72に装着される。一方、入
れ子3にはボールプランジャ53の鋼球54と当接する
球面孔部57を設けられている。ボールプランジャ53
のスプリング55で押圧されたボールプランジャ53の
鋼球54は入れ子3の球面孔部57に押圧され、入れ子
3は金型1に固定される。また、実施例1と同様に位置
調整部材4を設けているが説明は省略する。 【0017】実施例1、2、3で説明した保持部材の球
面部は、例えば円錐形状でもよい。この場合、入れ子3
は保持部材の円錐形状と当接する円錐部を設ける。実施
例3は、金型1と入れ子を固定する手段として金型1のネ
ジ孔72に鋼球54及びスプリング55が組み込まれた
ボールプランジャ53を用いているが、他の手段とし
て、例えば、エアー圧あるいはオイル圧の押圧力を利用
した緩衝機器等を用いて、緩衝機器等に設けられた鋼球
を入れ子3の球面孔部に押圧して金型1と入れ子3を固
定する手段を用いることもできる 【0018】 【発明の効果】以上説明したように本発明のカセット式
金型の入れ子着脱装置は、金型から入れ子を上下方向に
着脱する金型の下部位置に位置調整部材を配設したこと
で入れ子の上下位置を規制でき、金型の側面から保持部
材の球面部をスプリング等の押圧力で入れ子の球面孔部
を押圧することで金型と入れ子を固定できるので、入れ
子取替作業が簡易であり、しかも入れ子取替作業時に金
型と入れ子に損傷を与えることがない入れ子着脱装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例1の実施方法を示した説明図で
ある。 【図2】本発明の実施例2の実施方法を示した説明図で
ある。 【図3】本発明の実施例3の実施方法を示した説明図で
ある。 【図4】従来技術の実施方法を示した説明図である。 【符号の説明】 1、11・・・・・・金型 2・・・・・・金型の凹部 3、33・・・・・・入れ子 31、32、57・・・・・・入れ子の球面孔部 4・・・・・・位置調整部材 5、51、54・・・・・・保持部材 52・・・・・・保持部材の球面部 53・・・・・・ボールプランジャー 55、6・・・・・・スプリング 56・・・・・・雄ネジ 7、34、41、9・・・・・・ネジ類 71、72・・・・・・ネジ孔 8、82・・・・・・挿入孔 81・・・・・・挿入孔の絞り孔 9・・・・・・ロックピン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】金型の固定型または可動型にキャビティー
    を有する入れ子を着脱するための凹部に入れ子を取付る
    カセット式金型において、金型から入れ子を上下方向に
    着脱する金型の下部位置に入れ子の上下位置を規制する
    位置調整部材を配設し、前記金型の側面に球面部を有す
    る保持部材を挿入する挿入孔を設け、前記入れ子には前
    記保持部材の球面部と当接する球面孔部を設け、前記保
    持部材を金型の挿入孔に装着し、前記保持部材の球面部
    をスプリングまたはエアー圧あるいはオイル圧の押圧力
    で入れ子の球面孔部を押圧して金型と入れ子を固定した
    ことを特徴とするカセット式金型の入れ子着脱装置。
JP2001366154A 2001-11-30 2001-11-30 カセット式金型の入れ子着脱装置 Pending JP2003165145A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012116100A (ja) * 2010-12-01 2012-06-21 Sodick Plastech Co Ltd 樹脂成形装置の金型取付用冶具、当該金型取付用冶具が配された射出成形装置、及び射出成形装置の金型取付方法
CN105904670A (zh) * 2016-06-27 2016-08-31 昆山峰实电子科技有限公司 一种模内固定镶件注塑模具

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