JP2003165084A - 手指構造 - Google Patents

手指構造

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JP2003165084A
JP2003165084A JP2001366277A JP2001366277A JP2003165084A JP 2003165084 A JP2003165084 A JP 2003165084A JP 2001366277 A JP2001366277 A JP 2001366277A JP 2001366277 A JP2001366277 A JP 2001366277A JP 2003165084 A JP2003165084 A JP 2003165084A
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Japan
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finger
metacarpal bone
proximal
phalanx
bone
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Application number
JP2001366277A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Kamishita
邦弘 神下
Katsuyuki Nishii
勝行 西井
Hiroyasu Kashiwagi
宏康 柏木
Takayuki Watanabe
高之 渡辺
Shuichi Morishita
秀一 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リンク構造により人間の指の動きに近似した
動作を行わせ得る手指構造を提供する。 【解決手段】 第2指乃至第5指については、中手骨部
材24)が指を膨らますように甲側へ回動すると、基節
骨部材23は連動して甲側へ回動すると共に中手骨用リ
ンクアーム29が基節骨部材23を中手骨部材24に対
して腹側へ駆動する。これにより、基節骨用リンクアー
ム28が先方の中節骨部材22を基節骨部材23に対し
て腹側へ駆動し、中節骨用リンクアーム27が末節骨部
材21を中節骨部材22に対して腹側へ駆動し、したが
って甲側に膨らんだ中手骨部材24に対して、基節骨部
材23、中節骨部材22及び末節骨部材21が順に基端
側の骨部材に対して腹側に連鎖回動して把持姿勢を取
る。第1指について、同様に中手骨部材13が腹側へ回
動して把持姿勢を取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、末節骨、基節骨及
び中手骨を有して手根骨から延びる第1指並びにそれぞ
れ末節骨、中節骨、基節骨及び中手骨を有して手根骨か
ら延びる第2指から第5指までを模したロボット、義手
用等の手指構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロボット等の手指構造として、各関節ご
とに駆動装置を備えると、指部をコンパクトに構成でき
ない問題がある。また、各関節にワイヤにより動力を伝
達する構成も周知であるが同様である。そこで、特開平
6−155357号公報、特開平5−337870号公
報、特開平6−311984号公報等にリンクで構成し
た把持用手指構造の駆動機構が種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、人間の
指の本数及び関節数を忠実に模した手指構造に対して、
リンク機構により指基端部の駆動に連動して各関節を連
鎖的に作動させる簡単な構成の駆動機構は存在しない。
【0004】本発明は、このような点に鑑みて、末節
骨、基節骨及び中手骨を有して手根骨から延びる第1指
並びにさらに中節骨も加わって手根骨から延びる第2指
から第5指までを模して、リンク構造により人間の指の
動きに近似した動作を行わせ得る手指構造を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、末節骨、基節骨及び中
手骨を有して手根骨から延びる第1指並びにそれぞれ末
節骨、中節骨、基節骨及び中手骨を有して手根骨から延
びる第2指から第5指までを模した手指構造において、
第1指の末節骨、基節骨及び中手骨にそれぞれ対応して
所属の関節枢着位置で互いに回動可能に順に枢着される
末節骨部材(11)、基節骨部材(12)及び中手骨部
材(13)並びに第2指から第5指の末節骨、中節骨、
基節骨及び中手骨にそれぞれ対応して所属の関節枢着位
置で互いに回動可能に順に枢着される末節骨部材(2
1)、中節骨部材(22)、基節骨部材(23)及び中
手骨部材(24)を備え、第1指から第5指の中手骨部
材(13)、(24)の基端部が、第2指から第5指の
中手骨部材(24)の配列面に対して第1指の中手骨部
材(13)の配列面を略90°曲げた状態で、手根骨に
相当する基部(9)に甲腹方向へ回動可能に枢着され、
第1指について、基部(9)における中手骨部材基端部
の所属の関節枢着位置(13a)から腹側に変位したア
ーム枢着位置(18b)と、基節骨部材基端部における
所属の関節枢着位置(12a)から甲側に変位したアー
ム枢着位置(18a)とが中手骨用リンクアーム(1
8)で連結され、また中手骨部材先端部における所属の
関節枢着位置(12a)から腹側に変位したアーム枢着
位置(17b)と、末節骨部材基端部における所属の関
節枢着位置(11a)から甲側に変位したアーム枢着位
置(17a)とが基節骨用リンクアーム(17)で連結
され、第2指から第5指について基部(9)におけるそ
れぞれの中手骨部材基端部の所属の関節枢着位置(24
a)から甲側に変位したアーム枢着位置(29b)と、
基節骨部材基端部における所属の関節枢着位置(23
a)から甲側に変位したアーム枢着位置(29a)とが
中手骨用リンクアーム(29)で連結され、また中手骨
部材先端部における所属の関節枢着位置(23a)から
腹側に変位したアーム枢着位置(28b)と、中節骨部
材基端部における所属の関節枢着位置(22a)から甲
側に変位したアーム枢着位置(28a)とが基節骨用リ
ンクアーム(28)で連結され、さらに基節骨部材先端
部における所属の関節枢着位置(22a)から腹側に変
位したアーム枢着位置(27b)と、末節骨部材基端部
における所属の関節枢着位置(21a)から甲側に変位
したアーム枢着位置(27a)とが中節骨用リンクアー
ム(27)で連結され、第1指の中手骨部材(13)
に、第1指を開いた通常状態から腹側へ回動させるアク
チュエータが付属し、第2指から第5指の中手骨部材
(24)に、所属の指を開いた通常状態から甲側へ回動
させるアクチュエータがそれぞれ付属したことを特徴と
する。
【0006】第1指について、中手骨部材(13)が腹
側へ回動すると、連動して中手骨用リンクアーム(1
8)が基節骨部材(12)を中手骨部材(13)に対し
て腹側へ連鎖駆動し、これにより基節骨用リンクアーム
(17)が末節骨部材(11)を基節骨部材(12)に
対して腹側へ連鎖駆動し、したがって閉じる方向へ回動
した中手骨部材(13)に対して基節骨部材(12)が
さらに腹側に回動し、基節骨部材(12)に対して末節
骨部材(11)がさらに腹側に回動して指を閉じる把持
姿勢を取る。
【0007】第2指乃至第5指については、全部もしく
はいずれかの中手骨部材(24)が指を膨らますように
甲側へ回動すると、基節骨部材(23)は連動して甲側
へ回動すると共に中手骨用リンクアーム(29)が基節
骨部材(23)を中手骨部材(24)に対して腹側へ駆
動する。これにより、基節骨用リンクアーム(28)が
先方の中節骨部材(22)を基節骨部材(23)に対し
て腹側へ駆動し、さらに中節骨用リンクアーム(27)
が先方の末節骨部材(21)を中節骨部材(22)に対
して腹側へ駆動し、したがって甲側に膨らんだ中手骨部
材(24)に対して、基節骨部材(23)、中節骨部材
(22)及び末節骨部材(21)が順に基端側の骨部材
に対して腹側に連鎖回動して把持姿勢を取る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図4を基に本発明の実施
の形態の一例による手指構造を説明する。図1は、ロボ
ットのアーム先端部に取付けられる末節骨、基節骨及び
中手骨を有して手根骨から延びる第1指並びにそれぞれ
末節骨、中節骨、基節骨及び中手骨を有して手根骨から
延びる第2指から第5指までを模した手指構造を示すも
ので、手根骨に相当し、かつロボットアーム先端部に取
付けられる基部9(図2)に支持される。この基部は、第
2指から第4指用に平坦で、第5指用に僅かに腹側に曲
げられた略平坦状の基部面9a及びこの基部面から略9
0°腹側に曲げられた第1指用基部面9bを備えてい
る。
【0009】第1指部51は、末節骨、基節骨、中手骨
及び手根骨にそれぞれ対応する比例長を有し、かつ順に
基端部の関節部分の関節枢着位置でピン11a、12a
で回転自在に連結された末節骨部材11、基節骨部材1
2及び中手骨部材13を備えている。末節骨部材11は
中実体で、基節骨部材12及び中手骨部材13は、両側
の平行板を作動時に干渉しないように複数個の同長のス
トッパピン(図示せず)で連結して形成されている。中手
骨部材13の基端部はその関節枢着位置で基部面9bの
ブラケット8aにピン13aで甲腹側方向、即ち把持方
向へ回動可能に枢着されている。
【0010】第2指部52から第5指部55は、末節
骨、中節骨、基節骨及び中手骨にそれぞれ対応する比例
長を有し、かつ順に基端部の関節部分の関節枢着位置で
ピン21a〜23aで回転自在に連結される末節骨部材
21、中節骨部材22、基節骨部材23及び中手骨部材
24を備えている。全体長は僅かに互いに異なり、末節
骨部材21は中実体で、中節骨部材22、基節骨部材2
3及び中手骨部材24はそれぞれ平行板で形成されてい
る。中手骨部材24の基端部はその関節枢着位置で基部
面9aのブラケット8にピン24aで把持方向で回動可
能に枢着されている。
【0011】末節骨部材11の基端部の所属の関節枢着
位置のピン11aから甲側に斜めに変位したアーム枢着
位置と、中手骨部材13の先端部の所属の関節枢着位
置、即ちピン12aから腹側に変位したアーム枢着位置
とは、基節骨用リンクアーム17によりピン17a、1
7bで連結されている。また、基節骨部材12の基端部
の所属の関節枢着位置、即ちピン12aから甲側に変位
したアーム枢着位置と、ブラケット8aにおける中手骨
部材13の基端部の関節枢着位置のピン13aからから
腹側に変位したアーム枢着位置とは、中手骨用リンクア
ーム18によりピン18a、18bで連結されている。
ピン18bは中手骨部材13に形成された円弧状長溝1
8cを通してブラケット8aから突設されている。これ
により、中手骨部材13は中手骨用リンクアーム18と
で四節リンクを構成し、これに連接する四節リンクが基
節骨部材12及び基節骨用リンクアーム17で構成され
る。
【0012】同様に第2指から第5指について末節骨部
材21の基端部の関節枢着位置、即ちピン21aから甲
側に斜めに変位したアーム枢着位置と、基節骨部材23
の先端部の関節枢着位置のピン22aから腹側に斜めに
変位したアーム枢着位置とは、中節骨用リンクアーム2
7によりピン27a、27bで連結されている。また、
中節骨部材22の基端部の関節枢着位置のピン22aか
ら甲側に斜めに変位したアーム枢着位置と、中手骨部材
24の先端部の関節枢着位置のピン23aから腹側に変
位したアーム枢着位置とは、基節骨用リンクアーム28
によりピン28a、28bで連結されている。さらに、
基節骨部材23の基端部の関節枢着位置のピン23aか
ら甲側に変位したアーム枢着位置と、ブラケット8にお
ける中手骨部材24の基端部の関節枢着位置のピン24
aから甲側に変位したアーム枢着位置とは、中手骨用リ
ンクアーム29によりピン29a、29bで連結されて
いる。
【0013】ピン29bは中手骨部材24に形成された
円弧状長溝29cを通してブラケット8から突設されて
いる。これにより、中節骨部材22、基節骨部材23及
び中手骨部材24は、所属の中節骨用リンクアーム2
7、基節骨用リンクアーム28及び中手骨用リンクアー
ム29とでそれぞれ順に連接される四節リンクを構成し
ている。
【0014】前述の各リンクアーム17、27、28
は、いずれもアーム長を調整可能にするように、側方へ
前述のピンが、また前後にアームが突設された前後の枢
着部171、172と、前後のアーム間に介在するねじ
スリーブ173とで構成され、その回転操作の方向に応
じて基準長から長く、もしくは短く調整し得るようにな
っている。
【0015】また、中手骨用リンクアーム18、29
は、側方へ前述のピンが突設され、基端側へガイド筒1
82が突設された前側枢着部181と、側方へ前述のピ
ンが突設され、先方へスライド棒184が突設された後
側枢着部183と、この枢着部及びガイド筒182間に
介在する圧縮ばね185とを備え、スライド式に縦方向
の軸圧縮力に応動して長さを短くするようになってい
る。
【0016】第1指のブラケット8a及び中手骨部材1
3の基端部には、ピン13aを支点として中手骨部材1
3を指を伸ばす方向、即ち甲側へ付勢するトルクばね1
が係止ピン1a、1bで係止されている。また、中手骨
部材13の基端部は、この中手骨部材を腹側方向へ回動
させるように、その両側間の連結ピン3に装着されたロ
ーラ3aがレリーズワイヤ4を介して、ロボットのアー
ム部或いは胴体部に配置されたモータ或いはシリンダ等
のアクチュエータで引張られて駆動されるようになって
いる。
【0017】また、第2指から第5指のブラケット8及
び各中手骨部材24の基端部には、ピン24aを支点と
して中手骨部材24を指を伸ばす方向、即ち腹側へ付勢
するトルクばね6が係止ピン6a、6bで係止されてい
る。また、中手骨部材24の基端部は、この中手骨部材
を甲側へ回動させるように、その両側間の連結ピン3に
装着されたローラ3aがレリーズワイヤ5を介して同様
なアクチュエータで引張り駆動されるようになってい
る。
【0018】このように構成された手指構造の動作は次
の通りである。各リンクアーム17、27、28は、各
指部51〜55の組立て時の寸法誤差に対応して所定の
姿勢になるように、ねじスリーブ173の回転操作によ
り調整されている。また、このねじスリーブは、所望の
把持姿勢を取り得るように各リンクアーム17、27、
28の長さを調整するのにも使用される。さらに、通常
状態で、第1指部51は、その中手骨部材13がトルク
ばね1でレリーズワイヤ4を緊張させて甲側へ直線状に
開く方向へ付勢され、第2指部52乃至第5指部55は
トルクばね6で腹側へ付勢されている。これにより、指
全体の柔らかさも得られる。第1指部51乃至第5指部
55は、それぞれ互いに独立に所望の把持を行う姿勢を
取るように、予め設定されたレリーズワイヤ4の引張代
に応じた量だけ指を直線状に開いた通常状態(図3A及
び図4A)から把持方向へ回動させられる。
【0019】第1指部51について、レリーズワイヤ4
の牽引により交差した四節リンクとして中手骨部材13
が腹側へ回動すると、連動して中手骨用リンクアーム1
8が基節骨部材12をピン12aを中心に腹側へ駆動し
て中手骨部材13に対してさらに腹側へ回動させる。こ
れにより、末節骨部材11は基節骨用リンクアーム17
でピン11aを中心に腹側へ駆動されてさらに腹側へ回
動し、したがって第1指部51は直線状態から各ピン1
1a〜13aで構成される関節で連鎖的に閉じる方向へ
折れ曲がって把持姿勢を取る(図3B)。
【0020】第2指乃至第5指については、中手骨部材
24を膨らますように甲側へ回動すると、リンク枢着位
置のピン29cが所属の関節枢着位置のピン24aより
も甲側に位置した中手骨用リンクアーム29の先端部の
ピン29aが、四辺形の四節リンクとして所属の関節枢
着位置のピン23aに対して腹側に変位するように連動
して回動し、基節骨部材23を中手骨部材24に対し腹
側へ回動させる。以下、交差した四節リンクを構成する
基節骨用リンクアーム28により、腹側へ回動した基節
骨部材に対して中節骨部材22が腹側へ駆動され、さら
に交差した四節リンクの中節骨用リンクアーム27によ
り、末節骨部材21が中節骨部材22に対して腹側へ回
動させられる。したがって、甲側に膨らんだ中手骨部材
24に対して、連鎖四節リンクにより基節骨部材23、
中節骨部材22及び末節骨部材21が順に基端側の骨部
材に対して腹側に回動して指を閉じる把持姿勢を取る
(図4B)。
【0021】これにより、第1指部51乃至第5指部5
5の全てによる例えば缶の把持、或いは第1指部51、
第3指部53〜第5指部55を全閉状態に回動させ、第
2指部52を開いた通常状態に留めることによる人指し
ポーズ等種々の姿勢を取ることができる。把持動作に際
して、把持力の調整は、レリーズワイヤ4、5に対して
引張り動作を確実にするために、ある程度強く引張るよ
うに設定しておく。そして、圧縮ばね185のばね力を
適切に決めることにより、硬いワークや重いワークの把
持、人との握手、或いは玉子を掴む等の柔らかい把持に
適合させる。
【0022】尚、指部を開く方向へ付勢するトルクばね
は、前述の中手骨部材の基端部の関節に装着するのに代
えて、先方の別の関節もしくは各関節に装着することも
考えられる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、連鎖四節リン
クの簡単な構成で人間の指に対応した指本数及び関節個
数を有する指部を備え、実際の指の動きに近似した把持
或いは種々の目的の姿勢を取ることのできる手指構造が
実現される。四節リンクを介して中手骨から末節骨へ実
際の指の動きに対応して節度感を伴って開閉動作が行わ
れる。請求項2の発明によれば、リンクアームが長さを
調整可能であることにより、製造時の寸法誤差をなくし
た高精度の動作が可能になり、また把持姿勢を種々に設
定することもできる。請求項3の発明によれば、いずれ
かの指部分に過大な把持力が加わろうとすると、中手骨
用リンクアームの短縮により指を開く方向に弾性変位し
て安全性が確保される。また、この作用により、把持し
ようとするワークの形状に馴染むように各指の把持姿勢
が保たれる。請求項4の発明によれば、指に柔らかさを
持たせることができ、さらにワイヤにより遠隔駆動が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるロボットの手指構造
を示すもので、同図Aは第1指部の平面図、同図Bは第
2指部から第5指部の平面図である。
【図2】同手指構造の手根骨に相当する基部の斜視図で
ある。
【図3】同第1指部の動作を説明する図であり、同図A
は通常状態の側面図、同図Bは把持状態の側面図であ
る。
【図4】同第3指部の動作を説明する図であり、同図A
は通常状態の側面図、同図Bは把持状態の側面図であ
る。
【符号の説明】
4、5 レリーズワイヤ 9 基部 11、21 末節骨部材 11a〜13a、21a〜24a 関節枢着位置のピン 12、23 基節骨部材 13、24 中手骨部材 17、28 基節骨用リンクアーム 17a、17b、18a、18b、27a、27b、2
8a、28b、29a 、29b リンク枢着位置のピン 18、29 中手骨用リンクアーム 22 中節骨部材 27 中節骨用リンクアーム 51〜55 第1指部〜第5指部 173 ねじスリーブ
フロントページの続き (72)発明者 柏木 宏康 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内 (72)発明者 渡辺 高之 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内 (72)発明者 森下 秀一 神奈川県横須賀市田浦港町無番地 関東自 動車工業株式会社内 Fターム(参考) 3C007 DS01 ES09 EU07 EU13 EW00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 末節骨、基節骨及び中手骨を有して手根
    骨から延びる第1指並びにそれぞれ末節骨、中節骨、基
    節骨及び中手骨を有して手根骨から延びる第2指から第
    5指までを模した手指構造において、 第1指の末節骨、基節骨及び中手骨にそれぞれ対応して
    所属の関節枢着位置で互いに回動可能に順に枢着される
    末節骨部材、基節骨部材及び中手骨部材並びに第2指か
    ら第5指の末節骨、中節骨、基節骨及び中手骨にそれぞ
    れ対応して所属の関節枢着位置で互いに回動可能に順に
    枢着される末節骨部材、中節骨部材、基節骨部材及び中
    手骨部材を備え、 第1指から第5指の前記中手骨部材の基端部が、第2指
    から第5指の前記中手骨部材の配列面に対して第1指の
    前記中手骨部材の配列面を略90°曲げた状態で、手根
    骨に相当する基部に甲腹方向へ回動可能に枢着され、 第1指について、前記基部における前記中手骨部材基端
    部の所属の前記関節枢着位置から腹側に変位したアーム
    枢着位置と、前記基節骨部材基端部における所属の前記
    関節枢着位置から甲側に変位したアーム枢着位置とが中
    手骨用リンクアームで連結され、また前記中手骨部材先
    端部における所属の前記関節枢着位置から腹側に変位し
    たアーム枢着位置と、前記末節骨部材基端部における所
    属の前記関節枢着位置から甲側に変位したアーム枢着位
    置とが基節骨用リンクアームで連結され、 第2指から第5指について、前記基部におけるそれぞれ
    の前記中手骨部材基端部の前記所属の前記関節枢着位置
    から甲側に変位したアーム枢着位置と、前記基節骨部材
    基端部における所属の前記関節枢着位置から甲側に変位
    したアーム枢着位置とが中手骨用リンクアームで連結さ
    れ、また前記中手骨部材先端部における所属の前記関節
    枢着位置から腹側に変位したアーム枢着位置と、前記中
    節骨部材基端部における所属の前記関節枢着位置から甲
    側に変位したアーム枢着位置とが基節骨用リンクアーム
    で連結され、さらに前記基節骨部材先端部における所属
    の前記関節枢着位置から腹側に変位したアーム枢着位置
    と、前記末節骨部材基端部における所属の前記関節枢着
    位置から甲側に変位したアーム枢着位置とが中節骨用リ
    ンクアームで連結され、 第1指の前記中手骨部材に、第1指を開いた通常状態か
    ら腹側へ回動させるアクチュエータが付属し、第2指か
    ら第5指の前記中手骨部材に、所属の指を開いた通常状
    態から甲側へ回動させるアクチュエータがそれぞれ付属
    したことを特徴とする手指構造。
  2. 【請求項2】 リンクアームが、その長さを調整可能に
    するねじ機構を有することを特徴とする請求項1記載の
    手指構造。
  3. 【請求項3】 中手骨用リンクアームが、長さを調整可
    能にスライド式に構成されると共に、軸圧縮力により前
    記中手骨用リンクアームの長さを短縮させる圧縮ばねが
    介在することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    手指構造。
  4. 【請求項4】 基部に第1指の中手骨部材を甲側へ、ま
    た第2指から第5指の中手骨部材を腹側へ付勢するばね
    を設けると共に、第1指の前記中手骨部材を腹側方向へ
    ワイヤ牽引により回動させるアクチュエータと、第2指
    から第5指の前記各中手骨部材を互いに独立に甲側方向
    へワイヤ牽引により回動させるアクチュエータとを備え
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記
    載の手指構造。
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