JP2003165014A - ミーリングカッタ - Google Patents

ミーリングカッタ

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JP2003165014A JP2001365681A JP2001365681A JP2003165014A JP 2003165014 A JP2003165014 A JP 2003165014A JP 2001365681 A JP2001365681 A JP 2001365681A JP 2001365681 A JP2001365681 A JP 2001365681A JP 2003165014 A JP2003165014 A JP 2003165014A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】彫り込み切削加工可能で、重切削に用いること
が可能なミーリングカッタにおいて、切削応力のバラン
スを取りつつ、第2のチップのガタツキを防止するこ
と、切削条件を厳しくしても良好な加工が可能であるこ
と、切屑処理性を良好に維持すること。 【解決手段】側面と上面との交叉稜に長辺切刃と短辺切
刃とを備えた第1のチップ1と、上面視で凹状の長辺切
刃と短辺切刃を備えた第2のチップ2を備えるととも
に、前記第1のチップ1はその長辺切刃を外周刃11と
し、短辺切刃を底刃12としてカッタ本体に取り付けら
れ、前記第2のチップ2は一方の長辺切刃を底刃22と
し、短辺切刃を外周刃21としてカッタ本体c1に取り
付けられたミーリングカッタCであって、前記第1のチ
ップ1における底刃12の略全長分の回転軌跡が前記第
2のチップ2における底刃22の回転軌跡に重なる構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属被削材などの
切削加工に用いられるスローアウェイ式のミーリングカ
ッタに関するものであって、特に、横送りと軸方向送り
とを同期させた斜め方向送り、即ち彫り込み切削加工可
能で、重切削に用いることが可能なミーリングカッタに
関する。
【0002】
【従来の技術】横送り切削加工、軸方向送り切削加工な
らびに彫り込み切削可能であり、重切削対応のために底
刃の一部を二枚刃としたミーリングカッタが従来、提案
されている。
【0003】特開平11−138324号は、そのよう
な従来のミーリングカッタを記載する。
【0004】このミーリングカッタ300は、図5に示
すように、底刃を提供する平行四辺形板状の第1のチッ
プ100と第2のチップ200をカッタ本体301の軸
方向先端部側に装着したものである。各チップ100,
200は2つの長辺切刃と2つの短辺切刃をそれぞれ備
え、前記第1のチップ100はその長辺切刃を外周刃1
01として、短辺切刃を底刃102としてカッタ本体3
01に取り付けられ、前記第2のチップ200はその長
辺切刃を底刃202として、短辺切刃を外周刃201と
してカッタ本体301に取り付けられたものである。そ
して、第1のチップ100における底刃102の一部の
回転軌跡は第2のチップ200における底刃202の回
転軌跡と重なるようになっており、その範囲でのみ2枚
刃仕様である。さらに、前記第2のチップ200におけ
る底刃202は凹凸の波状に形成され、切削応力のバラ
ンスを取ることが提案されている。
【0005】なお、前記第2のチップ200の底刃20
2において、カッタ本体300の軸o付近を切削する領
域Aは外周刃201から離れるに従って、カッタ本体の
軸方向後端部側に傾く傾斜を有している。
【0006】また、ミリンクカッタ300の先端部は、
彫り込み切削加工が可能となるように第1のチップ10
0の底刃102からカッタ本体301の軸oまでの部分
が前記第1のチップ100の底刃102の延長線10
2'よりも、前記カッタ本体301の軸方向後端部側の
配置となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術において前記第2のチップの底刃を凹凸の波状に形成
して、第2のチップ外周刃からカッタ本体の軸側に向か
う切削応力の分力と、これと相反する方向の分力とが釣
り合うようにしているため、底刃とは反対側の長辺切刃
に沿った側面とこれに対面するカッタ本体の拘束面との
間に隙間が存在する場合、前記第2チップの側面とカッ
タ本体の拘束面とが密着せず前記第2のチップにガタツ
キが起こりやすいという問題がある。
【0008】また、前記第2のチップにおける底刃に凸
状部(図5中、符号203で示す)を設けるため、この
部分では切屑が衝突してしまい、切屑処理性が悪いとい
う問題がある。
【0009】また、底刃の2枚刃部分の長さが短く、第
2チップの底刃の一枚刃部分への切削応力が大きくなる
ため、切削条件を厳しくすることができないという問題
がある。
【0010】さらに、前記第2のチップにおいてカッタ
本体の回転軸付近を切削する領域は外周刃から離れるに
従って、カッタ本体の回転軸方向の後ろ側に傾く傾斜を
有しており、ミリンクカッタの先端部は、彫り込み切削
加工が可能となるように第1のチップの底刃からカッタ
本体の軸までの部分が前記第1のチップの底刃の延長線
よりも、前記カッタ本体の回転軸方向の後ろ側の配置と
していたため、カッタ本体の先端部の肉量がその分少な
い。そのため、重切削時にカッタ本体の先端部が破損し
易いという問題がある。
【0011】このような従来技術の課題に鑑み、本発明
は、彫り込み切削加工可能で、重切削に用いることが可
能なミーリングカッタにおいて、切削応力のバランスを
取りつつ、第2のチップのガタツキを防止すること、切
削条件を厳しくしても良好な加工が可能であること、切
屑処理性を良好に維持すること、並びに、カッタ本体先
端部の破損を防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1のミーリングカッタは、側面と上面との交
叉稜に短辺切刃と長辺切刃を備えた第1のチップと、側
面と上面との交叉稜に短辺切刃とチップの上面視で凹状
の長辺切刃とを備えた第2のチップを備えるとともに、
前記第1のチップはその長辺切刃を外周刃として、短辺
切刃を底刃としてカッタ本体に取り付けられ、前記第2
のチップは長辺切刃を底刃として、短辺切刃を外周刃と
してカッタ本体に取り付けられたミーリングカッタであ
って、前記第1のチップにおける底刃の略全長分の回転
軌跡が前記第2のチップにおける底刃の回転軌跡に重な
ることを特徴とする。
【0013】かかる構成によれば、第2のチップの底刃
における前記カッタの軸側の第2傾斜部が、前記カッタ
の軸に近づくにしたがって前記軸方向先端部側に傾き、
回転速度が遅く切削抵抗が大きいこの部分で、第2のチ
ップ外周刃からカッタ本体の軸側に向かう切削応力の分
力を大きくする。これにより、第2のチップは外周刃か
らカッタ本体の軸側に向かう切削応力の分力がこれと相
反する方向の分力より大きくなり、第2のチップは外周
刃からカッタ本体の軸に向かって押し付けられる。これ
により第2のチップはカッタ本体の軸側のチップ拘束面
に押し付けられのでチップのガタツキを防止することが
可能である。
【0014】同時に、第1のチップがカッタ本体の軸側
から外周刃に向かう切削応力の分力がこれと相反する方
向の分力より大きいので、ミーリングカッタ全体として
切削応力のバランスを取ることができる。
【0015】また、第2のチップの底刃における前記カ
ッタの軸側の第2傾斜部が、前記カッタの軸に近づくに
したがって前記軸方向先端部側に傾く構成となるので、
ミリンクカッタの先端部の、第1のチップの底刃からカ
ッタ本体の軸までの部分を前記第1のチップの底刃の延
長線よりも、前記カッタ本体の軸方向先端側配置として
も、彫り込み切削加工が可能である。したがって、カッ
タ本体の先端部の肉量が多く、そのため、重切削時にカ
ッタ本体の先端部が破損し難い。
【0016】さらに、第1のチップにおける底刃の略全
長分が2枚刃領域となるので、切削条件を厳しくするこ
とができる。
【0017】次に、請求項2のミーリングカッタは、前
記第2のチップの前記側面と上面との交叉稜に前記底刃
に対して180°回転対称の切刃を形成したことを特徴
とする。
【0018】かかる構成によれば、第2のチップにおい
て、前記底刃とは反対側の長辺切刃の外周刃側となる第
1傾斜部とこれに沿ったカッタ本体の拘束面は、外周刃
から離れるにしたがってカッタ本体の軸方向後端側に傾
く。そして、この拘束面は、外周刃からカッタ本体の軸
に向かって押し付けられる第2のチップと密着する。こ
れにより、第2のチップのガタツキをより確実に防止す
ることができる。
【0019】次に請求項3のミーリングカッタは、前記
第2のチップの底刃における、前記カッタ本体の軸近傍
を削る部分が円弧状の切刃となっていることを特徴とす
る。
【0020】かかる構成によれば、回転速度が遅く切削
抵抗が大きいカッタ本体の軸近傍の前記チップの底刃の
耐欠損性を高めることができる。
【0021】また、請求項4のミーリングカッタは、前
記第2のチップの底刃は、前記外周刃側の第1傾斜部と
前記カッタの軸側の第2傾斜部からなり、前記第1傾斜
部が前記第2傾斜部よりも長いことを特徴とする。
【0022】かかる構成によれば、底刃の2枚刃部分を
長くすることができ、その分、切削条件を厳しくするこ
とができる。
【0023】また、請求項5のミーリングカッタは、前
記第2のチップの底刃は、第2のチップの前記外周刃に
隣接する部分が前記カッタ本体の軸方向先端部側に最も
突出していることを特徴とする。
【0024】かかる構成によれば、横送り加工におい
て、底刃と加工面との接触を小さくすることができるの
で、切削抵抗を低減することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を用
いて説明する。
【0026】図1乃至2に示すように、本実施形態のミ
ーリングカッタCは、側面と上面との交叉稜に2つの長
辺切刃と2つの短辺切刃をそれぞれ有する第1のチップ
1と第2のチップ2を備えたミーリングカッタである。
【0027】そのうち前記第1のチップ1は、平行四辺
形板状であって、その長辺切刃の1つを外周刃11とし
て、その短辺切刃の1つを底刃12としてカッタ本体c
1に取り付けられる。
【0028】前記第1のチップ1の底刃12は、外周s
から軸oの手前までの領域をカバーする。この底刃12
は外周sから軸oへの方向(図1中矢印xの方向)に軸
方向後端側に傾いている。
【0029】前記第2のチップ2は、前記長辺切刃がチ
ップの上面視で凹状となった六角形板状であって、その
長辺切刃を底刃22として、短辺切刃を外周刃21とし
て前記カッタ本体c1に取り付けられる。この底刃22
は、外周sから軸oを超える領域をカバーする。前記第
2のチップ2の底刃22は前記外周刃21側の第1傾斜
部22aと前記軸側の第2傾斜部22bからなる。第1
傾斜部22aは外周sから軸oへの方向(図1中矢印x
の方向)に軸方向後端部側に傾き、第2傾斜部22bは
軸方向先端部側に傾いている。
【0030】前記第2のチップ2は、底刃22が前述の
ように凹状となっているので、外周sから軸oへの方向
(図1中矢印yの方向)にこれに相反する方向よりも大
きな切削応力が作用する。これにより、前記第2のチッ
プ2は、外周sから軸oへの方向に押圧され、前記第2
のチップ2はカッタ本体c1の軸o側の拘束面に密着す
る。
【0031】一方、第2のチップ2において、前記底刃
22とは反対側の長辺切刃23の前記外周刃21側とな
る第1傾斜部23aとこれに沿ったカッタ本体c1の拘
束面ch1は、外周刃21から離れるにしたがってカッ
タ本体c1の軸方向後端側に傾く。前記底刃22と前記
長辺切刃23とは180°回転対称であり、底刃22が
摩耗したり欠損したりした場合、前記長辺切刃23を底
刃とするように取り付けて使用することができる。前記
カッタの拘束面ch1は、外周刃21から軸oに向かっ
て押し付けられる第2のチップ2と密着する。これによ
り、第2のチップ2のガタツキを確実に防止する。
【0032】同時に、前記第1のチップ1は、軸o側か
ら外周sに向かう切削応力の分力がこれと相反する方向
の分力より大きいので、ミーリングカッタC全体として
切削応力のバランスを取ることができる。
【0033】前記第1のチップ1の底刃12における略
全長分の回転軌跡は、前記第2のチップ2の底刃22に
おける前記第1傾斜回転軌跡と重なり、その範囲でこれ
ら底刃12、22は2枚刃仕様となっている。本実施形
態において、前記第2のチップ2の底刃22は、第1傾
斜部22aが第2傾斜部22bよりも長い。この構成に
よれば、2枚刃領域が大きくなるので切削効率が上が
る。
【0034】前記第2のチップ2の底刃22において、
前記外周刃21に隣接する端部は軸o側の端部よりも軸
方向先端部側に配置されている。これにより、横方向送
り加工のときに底刃22と加工面との接触を最小限に抑
えることができ、横方向送り加工のときの切削抵抗を低
減することができるので、このような構成が好ましい。
【0035】また、本実施形態において、前記第2のチ
ップ2の底刃22は、前記軸oに最も近い部分を削る部
分が円弧状の切刃22cとなっている。この構成によれ
ば、切削抵抗を最も受ける軸o近傍を、刃先強度が大き
い円弧状の切刃22cで切削するので、この部分での切
刃の欠損が起こりにくい。
【0036】図3は、前記第2のチップ2を装着するカ
ッタ本体c1のチップポケットcpを正面に示す。同図
に示すように、軸方向後端部側のチップ拘束面chは外
周s側の第1傾斜面ch1と軸o側の第2傾斜面ch2
を備える。前記第1傾斜面ch1は、外周sから軸oへ
の方向に軸方向先端部側に傾斜し、第2傾斜面ch2は
外周sから軸oへの方向に軸方向後端部側に傾斜してい
る。図4に示すように、このチップポケットcpには、
前記第1傾斜面ch1を利用して第1のチップを取り付
けることが可能である。軽切削の場合は、このようなチ
ップ配置でも十分、効率的に加工を行なうことができ
る。
【0037】以上、本発明の実施形態を例示したが、本
発明は前記実施形態に限定されるものでなく、発明の目
的を逸脱しない限り任意の構成とすることができること
は云うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ミーリン
グカッタは、側面と上面との交叉稜に長辺切刃と短辺切
刃とを備えた第1のチップと、側面と上面との交叉稜に
短辺切刃とチップの上面視で凹状の2つの長辺切刃とを
備えた第2のチップを備えるとともに、前記第1のチッ
プはその長辺切刃を外周刃として、短辺切刃を底刃とし
てカッタ本体に取り付けられ、前記第2のチップは一方
の長辺切刃を底刃として、短辺切刃を外周刃としてカッ
タ本体に取り付けられたミーリングカッタであって、前
記第1のチップにおける底刃の略全長分の回転軌跡が前
記第2のチップにおける底刃の回転軌跡に重なる構成と
したことにより、第2のチップは外周刃からカッタ本体
の軸側に向かう切削応力の分力がこれと相反する方向の
分力より大きくなり、第2のチップは外周刃からカッタ
本体の軸に向かって押し付けられる。したがって、第2
のチップはカッタ本体の軸側のチップ拘束面に押し付け
られるのでチップのガタツキを防止することができる。
同時に、第1のチップがカッタ本体の軸側から外周刃に
向かう切削応力の分力がこれと相反する方向の分力より
大きいので、ミーリングカッタ全体として切削応力のバ
ランスを取ることができる。
【0039】また、第2のチップの底刃における前記カ
ッタの軸側の第2傾斜部が、前記カッタの軸に近づくに
したがって前記軸方向先端部側に傾く構成となるので、
ミリンクカッタの先端部の、第1のチップの底刃からカ
ッタ本体の軸までの部分を前記第1のチップの底刃の延
長線よりも、前記カッタ本体の軸方向先端側配置として
も、彫り込み切削加工が可能である。したがって、カッ
タ本体の先端部の肉量が多く、そのため、重切削時にカ
ッタ本体の先端部が破損し難い。
【0040】さらに、第1のチップにおける底刃の略全
長分が2枚刃領域となるので、切削条件を厳しくするこ
とができる。
【0041】また、前記ミーリングカッタにおいて、前
記第2のチップの前記側面と上面との交叉稜に前記底刃
に対して180°回転対称のの切刃を形成した場合、前
記底刃とは反対側の長辺切刃の外周刃側となる第1傾斜
部とこれに沿ったカッタ本体の拘束面とが密着する。こ
れにより、第2のチップのガタツキをより確実に防止す
ることができる。 また、前記ミーリングカッタにおい
て、前記第2のチップの底刃における、前記カッタ本体
の軸近傍を削る部分が円弧状の切刃とした場合、回転速
度が遅く切削抵抗が大きいカッタ本体の軸近傍の前記チ
ップの底刃の耐欠損性を高めることができる。
【0042】また、前記ミーリングカッタにおいて、前
記第2のチップの底刃は、前記外周刃側の第1傾斜部と
前記カッタの軸側の第2傾斜部からなり、前記第1傾斜
部が前記第2傾斜部よりも長い構成とした場合、底刃の
2枚刃部分を長くすることができ、切削条件を厳しくす
ることができる。
【0043】さらに、前記ミーリングカッタにおいて、
前記第2のチップの底刃は、第2のチップの前記外周刃
に隣接する部分が前記カッタ本体の軸方向先端部側に最
も突出した構成とした場合、横送り加工において、底刃
と加工面との接触を小さくすることができるので、切削
抵抗を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のミーリングカッタを示し、
第2のチップが装着された側からの正面図である。
【図2】本発明の実施形態のミーリングカッタを示し、
第1のチップが装着された側からの正面図である。
【図3】図1のミーリングカッタを第2のチップを省い
て示し、第2のチップを装着するチップポケットの側か
らの正面図である。
【図4】図1のミーリングカッタにおいて第2のチップ
の替わりに第1のチップを装着する状態を示す正面図で
ある。
【図5】従来のミーリングカッタのチップを配置を示
す、概略説明図である。
【符号の説明】
1 第1のチップ 2 第2のチップ 11,21 外周刃 12,22 底刃 22a 第1傾斜部 22b 第2傾斜部 C ミーリングカッタ c1 カッタ本体 o 軸 s 外周

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面と上面との交叉稜に短辺切刃と長辺切
    刃を備えた第1のチップと、側面と上面との交叉稜に短
    辺切刃とチップの上面視で凹状の長辺切刃とを備えた第
    2のチップを備えるとともに、前記第1のチップはその
    長辺切刃を外周刃として、短辺切刃を底刃としてカッタ
    本体に取り付けられ、前記第2のチップは長辺切刃を底
    刃として、短辺切刃を外周刃としてカッタ本体に取り付
    けられたミーリングカッタであって、前記第1のチップ
    における底刃の略全長分の回転軌跡が前記第2のチップ
    における底刃の回転軌跡に重なることを特徴とするミー
    リングカッタ。
  2. 【請求項2】前記第2のチップの前記側面と上面との交
    叉稜に前記底刃に対して180°回転対称の切刃を形成
    したことを特徴とする請求項1記載のミーリングカッ
    タ。
  3. 【請求項3】前記第2のチップの底刃における、前記カ
    ッタ本体の軸近傍を削る部分が円弧状の切刃となってい
    ることを特徴とする請求項1記載のミーリングカッタ。
  4. 【請求項4】前記第2のチップの底刃は、前記外周刃側
    の第1傾斜部と前記カッタの軸側の第2傾斜部からな
    り、前記第1傾斜部が前記第2傾斜部よりも長いことを
    特徴とする請求項1記載のミーリングカッタ。
  5. 【請求項5】前記第2のチップの底刃は、第2のチップ
    の前記外周刃に隣接する部分が前記カッタ本体の軸方向
    先端部側に最も突出していることを特徴とすることを特
    徴とする請求項1記載のミーリングカッタ。
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