JP2003164380A - 無煙焼成方法及びロースター - Google Patents

無煙焼成方法及びロースター

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JP2003164380A
JP2003164380A JP2001367310A JP2001367310A JP2003164380A JP 2003164380 A JP2003164380 A JP 2003164380A JP 2001367310 A JP2001367310 A JP 2001367310A JP 2001367310 A JP2001367310 A JP 2001367310A JP 2003164380 A JP2003164380 A JP 2003164380A
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JP
Japan
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water
pipe
temperature
grill
water pipe
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JP2001367310A
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English (en)
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Yoshinobu Oyama
儀展 大山
Nobuyo Ogasa
展譽 小笠
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SHUU TREADING KK
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SHUU TREADING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、串を焦がすことなく煙の出ない
ロースターを目的としたものである。 【解決手段】 この発明は、上方を開口にした匣体の内
側に、通風間隙を介して内壁を放置して内構を構成し、
前記開口部へ水パイプにより構成した焼網を着脱自在に
設置し、前記内構内に焼網を照射できるセラミックスバ
ーナーのガス管を対向して横架すると共に、前記内構下
部へ焼汁受けを前後から出し入れ自在に設置し、水パイ
プには、水を循環させる手段と、水温調節手段を接続さ
せたことを特徴とするロースターにより目的を達成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、低温焼成及び焼
汁分離により、食材及び串を焦がすことなく、煙の発生
を防ぎ、かつ食材を中心部まで均等に焼き上げることを
目的とした無煙焼成方法及びロースターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、串刺し食材にも使用できるロース
ターは知られていたが、串刺し食材を焼網に載せて焼く
ときは、串が焦げて煙を出すので、一般には排煙のため
のダクト工事または煙吸着フィルターを必要としてい
た。
【0003】また、セラミックス板を用いたガスバーナ
ーも知られていたが、温度調節はガス量の調節が普通で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のロースター
は、排煙ダクトまたは煙処理装置を必要とするので、ロ
ースター以外の工事を必要とし、高価になり、かつ使用
及び取り扱いが面倒になる問題点があった。
【0005】またセラミックスバーナーにおいても、温
度調節はガス量の調節であり、かつ串を焦がさないよう
にするのも難しいなどの問題点があった。
【0006】従って、焼く温度の自動調節は至難であっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、遠赤外線で
加温し、かつ温度を自動制御できる水パイプの網で焼く
と共に、前記の水の供給と排出及び温度調節により前記
従来の問題点を解決し、串を焦がさないロースターを完
成したのである。
【0008】即ち、方法の発明は、遠赤外線で加温でき
るようにした水パイプよりなる焼網上へ食材を載せて焼
くに際し、前記水パイプ内の流動水の温度を自動制御す
ることを特徴とした無煙焼成方法であり、遠赤外線で加
温し、温度制御できるようにした水パイプよりなる焼網
上へ食材を載せて焼くと共に、焼汁は分離して捕集する
ことを特徴としたものであり、水温の自動制御は、水パ
イプに流動させる水量及び水温制御とすることを特徴と
したものである。
【0009】また、装置の発明は、上方を開口にした匣
体の内側に、通風間隙を介して内壁を放置して内構を構
成し、前記開口部へ水パイプにより構成した焼網をその
自重により着脱自在に設置し、前記内構内に焼網を照射
できるセラミックスバーナーのガス管を対向して横架す
ると共に、前記内構下部へ焼汁受けを前または後ろから
挿脱自在に設置し、水パイプには、水を循環させる手段
と、水温調節手段を接続させたことを特徴とするロース
ターである。また、水を循環させる手段は、水の供給パ
イプと排出パイプにポンプと水タンクを介装させたこと
を特徴としたものであり、水温調節手段は、水の排出パ
イプと水タンクとの間に介装したラジエーターと、水の
排出パイプに設けた水温計によって流動水の水量を調節
したことを特徴とするものである。
【0010】前記発明は、水パイプ内の流動水の温度を
調節して焼くので、串が焦げないことは勿論、均一低温
(例えば100℃前後)に保つことができる。必要に応
じ200℃にすることもできる。この場合に水パイプ内
の流動水はラジエーターによって適宜冷却されるので、
ポンプから送り出す水温と流速を一定にして、ガスバー
ナーからの発生熱量を一定に保てば、容易に恒熱焼網と
することができる。
【0011】前記焼網は、水パイプを並列しているが、
1本(または2本)の水パイプを屈曲して形成している
ので、水パイプの供給側と排出側は1本につながってお
り、全体の流速と流量を容易に制御することができる。
またラジエーターは、水パイプを屈曲し、その間に放熱
ファンを並設してあるが、ファンによる送風冷却方式を
とっているので、風量と風速の調節により冷却効率を調
節し、流動水の温度を所定の温度にすることができる。
【0012】前記における水パイプよりなる焼網は、取
り外し自在となっており、取り扱いを容易にしてある。
【0013】前記におけるセラミックスバーナーは、突
出縁により覆われているので、食材から焼汁がたれても
汚損するおそれがなく、従って焼臭などの発生は極力防
止される。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明は、上方を開口した直方
体状の匣体の内側に、通風間隙を介して内壁を縦設する
ことにより内構を構成し、前記開口部へ数本の水パイプ
を2組屈曲して並列し、各組の水パイプの一方に給水パ
イプを連結すると共に、水パイプの他方に排出パイプを
夫々連結する。
【0015】前記水パイプと、給水パイプ及び排出パイ
プとは、焼網の自重で夫々嵌装してあって、上下方向の
嵌装により、両パイプは水密に連結される。
【0016】前記給水パイプはポンプの吐き出し側に夫
々接続し、前記排出パイプは、夫々ラジエーターを介し
て、夫々水タンクに接続してある。
【0017】前記内壁の段部の下には、夫々ガス管が水
パイプと平行して架設され、前記ガス管は断面U字状で
あって、その開口部にセラミックス板が設置されガスバ
ーナーを構成している。
【0018】前記匣体の外槽の外壁には通気孔が設けら
れ、外槽下部内には食材の汁受けが前後から出し入れ自
在に設置されている。
【0019】前記ラジエーターは一般の蒸発器であっ
て、例えばファン付きの放熱器であって、水パイプの外
壁に放熱板を設け、放熱板にファンによる通風ができる
ようになっている。
【0020】前記において、ガスバーナーに点火して、
水パイプを加熱すると、水パイプ内の流動水は加熱され
る。そこでポンプを始動し、給水パイプ、排出パイプ、
水パイプに水を流動させると、流動水はガスバーナーに
よって加熱される。そこで温度センサーにより水パイプ
内の流動水温を測定し、ラジエーターのファン速度を制
御して放熱量を調節すれば、水パイプによる焼網の温度
を一定に保つことができる。
【0021】焼網の温度を例えば100℃〜200℃に
保てば、串は焦げるおそれはない。そこで食材の品質に
より、水パイプの温度を調節し、程良く焼き上げること
ができる。
【0022】
【実施例】この発明の実施例を図面について説明する。
金属板よりなる直方体状の匣体1の上方を開口し、内側
に通風間隙Sを介して内壁2を縦設することにより内構
を構成し、前記開口部へ数本1組で2組の水パイプ3、
3aの両端部を支持枠4、4に固定して焼網5を構成し
てある。
【0023】前記水パイプ3、3aは、1本の長いパイ
プをに屈曲して並列して構成し、一端を夫々給水パイプ
6、6aに連接し、他端を夫々排出パイプ7、7aに連
接してある。
【0024】前記給水パイプ6、6aの他端は夫々ポン
プ8、8aの吐出パイプに接続し、前記排出パイプ7、
7aの他端は、ラジエーター10、10aを介し、水タ
ンク9に接続している。前記ラジエーター10、10a
内は、水パイプ11、11aの外側に放熱フィン12、
12aを固着し、放熱フィン12、12aはファン1
3、13aにより冷却空気を吹き付けられている。
【0025】前記匣体1の外槽14には、通気口15、
15が設けられている。前記外槽14の下部内側には、
食材の焼汁の受け皿16、16が前後から出し入れ自在
に設置されている。受け皿は1つでも良いが、2つのほ
うが取り扱い容易の場合が多い。
【0026】前記内壁の上部に突出縁17(段部)が設
けられてあり、前記突出縁17は、前記水パイプと平行
しており、前記突出縁の下方に断面U字状のガス管1
8、18が水パイプに平行して架設され、前記ガス管1
8、18の開口部にセラミックス板19が嵌着固定して
ガスバーナー20を構成してある。図中24はガス点火
摘み、25は水温調節摘み、26は水タンクの蓋、27
は把手である。
【0027】前記実施例において、水パイプよりなる焼
網上に食事を載せ、ガスバーナーに20に点火すれば、
ガスバーナー20より発生する遠赤外線により水パイプ
を加熱する。この場合に水パイプの供給側に温度センサ
ー21が設置してあって、排出水温を測定し、排出水温
を調節して焼網の温度を調節する。
【0028】例えば排出水温が110℃になっている場
合に、これを100℃にするためには、ファンを早く廻
してラジエーターの効果を上げ、供給水温を低く保つよ
うにするか、流速を速くして水量を多くする。
【0029】前記に反し、排出水温が95℃の場合に
は、ファンの回転を緩め、またはポンプの送水量を少な
くして(従って流速を低下させて)水温の上昇を図るの
である。
【0030】前記において、水パイプ3は、ガスバーナ
ー20aの輻射熱で矢示22のように加熱され、水パイ
プ3aはガスバーナー20の輻射熱で矢示23のように
加熱されるので、各ガスバーナー20、20aは斜めに
なっており、かつ突出縁で覆われていても支障はない。
前記突出縁は、ガスバーナーを焼汁から保護する効果が
ある。前記における水温は水パイプの外壁温度を調節
し、食材の品質に応じ適温に保つことができる。また串
が水パイプに接触しても焼けて煙を発生するおそれはな
い。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、焼網を水パイプで構
成し、その流動水の温度を自動調節し得るので、食材の
串が焦げないことは勿論、食材の焼汁が焦げるおそれも
なく、煙及び臭気を著しく少なくしてしかも確実に焼き
上げ得るなどの諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の斜視図。
【図2】同じく断面図。
【図3】同じく焼網を持ち上げた状態の斜視図。
【図4】同じく循環水の温度を調節する装置の概念図。
【符号の説明】
1 匣体 2 内壁 3、3a 水パイプ 4 支持枠 5 焼網 6、6a 給水パイプ 7、7a 排出パイプ 8、8a ポンプ 9 水タンク 10、10a ラジエーター 11、11a 水パイプ 12、12a 放熱フィン 13、13a ファン 14 外槽 15 通気孔 16 受け皿 17 突出縁 20、20a ガスバーナー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠赤外線で加温できるようにした水パイ
    プよりなる焼網上へ食材を載せて焼くに際し、前記水パ
    イプ内の流動水の温度を自動制御することを特徴とした
    無煙焼成方法。
  2. 【請求項2】 水温の自動制御は、水パイプに流動させ
    る水量及び水温制御とすることを特徴とした請求項1記
    載の無煙焼成方法。
  3. 【請求項3】 上方を開口にした匣体の内側に、通風間
    隙を介して内壁を放置して内構を構成し、前記開口部へ
    水パイプにより構成した焼網を着脱自在に設置し、前記
    内構内に焼網を照射できるセラミックスバーナーのガス
    管を対向して横架すると共に、前記内構下部へ焼汁受け
    を設置し、前記水パイプには、水を循環させる手段と、
    水温調節手段を接続させたことを特徴とするロースタ
    ー。
  4. 【請求項4】 水を循環させる手段は、給水パイプと排
    出パイプにポンプと水タンクを介装させたことを特徴と
    する請求項3記載のロースター。
  5. 【請求項5】 水温調節手段は、水の排出パイプと水タ
    ンクとの間に介装したラジエーターと、水の排出パイプ
    に設けた水温計としたことを特徴とする請求項3記載の
    ロースター。
JP2001367310A 2001-11-30 2001-11-30 無煙焼成方法及びロースター Pending JP2003164380A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004047600A1 (en) * 2002-11-25 2004-06-10 Suk-Young Park Grill for toasting
EP1514502A1 (en) * 2003-09-09 2005-03-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Grill cooker and multipurpose cooking apparatus having the same
KR100800193B1 (ko) 2007-06-20 2008-02-01 박관철 고기구이기

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WO2004047600A1 (en) * 2002-11-25 2004-06-10 Suk-Young Park Grill for toasting
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Effective date: 20061205