JP2003164036A - ロアカバー - Google Patents

ロアカバー

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JP2003164036A
JP2003164036A JP2001359792A JP2001359792A JP2003164036A JP 2003164036 A JP2003164036 A JP 2003164036A JP 2001359792 A JP2001359792 A JP 2001359792A JP 2001359792 A JP2001359792 A JP 2001359792A JP 2003164036 A JP2003164036 A JP 2003164036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線とワイヤハーネス取付部とを容易に巻付
部材で巻けるロアカバーを提供する。 【解決手段】 接続箱本体5に接続された電線4を外部
に引き出す電線挿通部24、25を同一の壁に2つ設け
る。各電線挿通部24、25を形成する縁部の一部に、
電線4、4と共に巻付部材28により巻き付けられて電
線4を固定する電線取付部27、31をそれぞれ設け
る。これら電線取付部27、31の少なくともどちらか
一方を、他方の電線挿通部に最も近い部分以外の電線挿
通部の縁部に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線の電線取付部
への巻付部材による固着を容易に行えるロアカバーに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車体には、ワイヤハーネスの
接続処理用の部品や、ヒューズ、リレー、電子制御ユニ
ット等の電気部品を収容するために、ジャンクションボ
ックス、ヒューズボックス、リレーボックス等の電気接
続箱が用いられている。電気接続箱としてはいろいろな
形、大きさのものがあり、その一つとして、電気接続箱
の下部をロアカバーを用いて構成する小型のものがあ
る。
【0003】この電気接続箱は、例えば、接続箱本体に
ロアカバーとアッパーカバーと装着するものがある。ロ
アカバーは、細長い矩形板状の底壁の各縁部に、底壁に
対して略垂直に延出する側壁をそれぞれ設けて、接続箱
本体の下部を覆うように形成され、接続箱本体の下部を
保護すると共に、導出する電線を保護するものである。
【0004】ロアカバーの底壁の長手方向の両端部に、
接続箱本体に搭載されている電気部品に接続された電線
例えばワイヤハーネスを電気接続箱の外部に導出させる
ワイヤハーネス導出口をそれぞれ設けることで、電気接
続箱に接続されるワイヤハーネスの引き回し部分を少な
くすることができる。すなわち、電気部品は、通常、例
えば給電側と受電側との2つのコネクタ(接続端子)が
あり、これらコネクタが接続本体に接続されている場
合、ワイヤハーネスの導出口が1箇所であると、どちら
か一方のコネクタに接続されているワイヤハーネスを導
出口から導出させるには、ワイヤハーネスを引き回す部
分が必要になる。このため、ワイヤハーネス導出口をそ
れぞれロアカバーの底壁の長手方向の両端部に2つ設け
ることで、電気接続箱内のワイヤハーネスの引き回し部
分を少なくでき、電気接続箱の小型化を図れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ロアカ
バーのワイヤハーネス導出口は、それぞれほぼ矩形状に
形成され、これら導出口の他の導出口に一番近い縁部
に、テープ等の巻付部材と共に巻き付けられてワイヤハ
ーネスを固定するワイヤハーネス取付部が設けられて、
それぞれワイヤハーネスが引っ張られることによりワイ
ヤハーネスが接続箱本体の電気部品から外れないように
なっている。ワイヤハーネス取付部は、底壁に対して側
壁とは反対方向に略垂直に延在する板状に形成され、こ
のワイヤハーネス取付部に、ワイヤハーネスを接触させ
て、ワイヤハーネスとワイヤハーネス取付部とを例えば
テープで一緒に巻き付けて結束し、ワイヤハーネスをワ
イヤハーネス取付部に固着させるものである。
【0006】しかし、1つのワイヤハーネス導出口から
導出したワイヤハーネスをそのワイヤハーネス導出口の
ワイヤハーネス取付部にテープで巻き付けるとき、テー
プが巻き付けられたテープ体の巻付径が大きい、例えば
満巻きのテープ体であると、他のワイヤハーネス導出口
のワイヤハーネス取付部が邪魔になることがある。すな
わち、ロアカバーが小型であると、2つのワイヤハーネ
ス取付部の間隔は、満巻きされているテープ体の直径よ
り若干大きいものであり、この場合、テープ体をワイヤ
ハーネスとワイヤハーネス取付部との外周をその外周に
沿って移動させてテープを巻き付けるため、テープ体の
巻付径が大きいと、テープ体を2つのワイヤハーネス取
付部間の間に入れ難くなり、巻き付け作業が行い難いこ
とがある。
【0007】そこで、本発明は、このような実状に鑑み
なされたものであり、その目的は、電線とワイヤハーネ
ス取付部とを容易に巻付部材で巻くことができるロアカ
バーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のロアカバーは、接続箱本体に接続された電
線を外部に引き出す電線挿通部が底壁に2つ設けられた
ロアカバーにおいて、前記各電線挿通部の一部に、電線
と共に巻付部材により巻き付けられて電線を固定する電
線取付部をそれぞれ設け、これら電線取付部の少なくと
も一方が、他方の電線挿通部に最も近い部分以外の電線
挿通部に配置されているものである(請求項1)。
【0009】このように構成することで、電線取付部の
間隔が、各電線取付部を他方の電線挿通部の最も近い電
線挿通部に配置する場合に比して、広くなるので、電線
と電線取付部とを巻付部材で結束するときに巻付部材を
電線取付部材の間に入れ易くなり、電線と電線取付部と
を容易に巻付部材で巻くことができる。
【0010】前記2つの電線取付部がそれぞれ平板状に
形成され、これら電線取付部が互いにほぼ直交する方向
に沿って配設されていることが好ましい(請求項2)。
このように、電線取付部が互いにほぼ直交する方向に沿
って配設されていることで、これら電線取付部に電線を
固定した場合、電線に対して電線取付部の位置が異なる
ので、電線取付部が目印となって電線の識別を容易に行
える。
【0011】前記同一の壁の長手方向の両端部に、前記
電線挿通部がそれぞれ設けられ、これら電線挿通部の一
方が、他方の電線挿通部とは反対側が開口されている凹
状に形成され、この電線挿通部の他方の電線挿通部側の
縁部に電線取付部が配設されていることが好ましい(請
求項3)。
【0012】このように、電線挿通部の一方が、他方の
電線挿通部とは反対側が開口されている凹状に形成さ
れ、この電線挿通部の他方の電線挿通部側の縁部に電線
取付部が配設されていることで、一方の電線挿通部から
導出した電線をその電線取付部に巻付部材により巻き付
けるとき、電線を電線取付部に接触させ易くなり、巻付
部材による巻付を容易に行える。
【0013】前記同一の壁が、細長の矩形板状に形成さ
れた底壁であり、この底壁の各縁部に、前記電線取付部
とは反対側に立設する側壁がそれぞれ設けられ、これら
側壁のうち底壁の長手方向に沿って設けられた2つの側
壁の一方にに、車体等の固定体に装着させる装着部が設
けられ、前記他方の電線挿通部に最も近い部分以外の電
線挿通部の縁部に設けられる電線取付部が、前記装着部
が設けられた側壁に最も近い電線挿通部の縁部に配置さ
れていることが好ましい(請求項4)。
【0014】このように、装着部が設けられた側壁に最
も近い電線挿通部に電線取付部が配設されていること
で、装着部が設けられている側壁は、装着部が設けられ
ているため、他の何も設けていない側壁に比して強度的
に優れているので、電線取付部は折れ曲がり難く、破損
し難いものとなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。図1乃至図4は本発明のロア
カバーが示されている図である。図1乃至図4におい
て、1はロアカバーを示し、このロアカバー1は、電気
接続箱2を構成する一構成要素である。
【0016】この電気接続箱2は、ワイヤハーネスの接
続処理用の部品や、ヒューズ、リレー、電子制御ユニッ
ト等の電気部品を収容するジャンクションボックス、ヒ
ューズボックス、リレーボックス等であり、自動車など
の車体等に搭載される例えば長手方向の長さが約125
mmの小型のものである。この電気接続箱2は、例え
ば、下部にロアカバー1が、上部にアッパーカバー3が
それぞれ接続箱本体5に装着されて、接続箱本体5に搭
載された電線例えばワイヤハーネス4の接続処理用の部
品やヒューズ、リレー、電子制御ユニット等の電気部品
が保護される。
【0017】ロアカバー1は、接続箱本体5に装着され
るロアカバー本体6と、固定体例えば車体に装着させる
ための装着部7とからなり、合成樹脂により一体的に射
出成形により成形されている。ロアカバー本体6は、細
長の矩形板状の底壁8と、その底壁8の4つの縁部に、
底壁8に対して略垂直に立設した4つの側壁9、10、
11、12とから接続箱本体5の下部を収容する断面凹
状に形成されている。長辺の側壁の一方の側壁(第1側
壁)9に装着部7が設けられている。
【0018】装着部7は、第1側壁9とほぼ平行に延在
し、第1側壁9より高さ及び長さが若干大きい矩形板状
に形成されている。この装着部7の長辺の一縁部と第1
側壁9の上端部近傍の外表面とが第1側壁9及び装着部
7の面とほぼ直交する方向に沿って延在する連結片13
によって一体的に連結されている。連結片13の下部に
は、第1側壁9の外表面に接続される複数の補強片14
が一体的に設けられて、連結片13等の変形が防止され
る。
【0019】装着部7には、車体等に設けられた係合部
(図示せず)と係合する突部(図示せず)を有する係合
片15が2つ可撓自在に設けられていると共に、車体等
に設けられた突片(図示せず)が挿入嵌合されて、装着
する際の位置決め機能を有する矩形状の嵌合部16が設
けられ、かつ、車体等に設けられた係合片(図示せず)
と係合する係合突部17を有する係合溝18が2つ設け
られ、車体等に着脱自在に確実に装着されるようになっ
ている。
【0020】装着部7と第1側壁9とを連結する連結片
13は、アッパーカバー3の先端部が当接する当接片で
もあり、この当接片7は第1側壁9以外のロアカバー本
体6の3つの側壁10、11、12の外表面に一体的に
連設されている。すなわち、ロアカバー本体6の4つの
側壁9、10、11、12の上端部近傍の外周面には、
側壁9、10、11、12の外面とほぼ直交する方向に
沿って延在する当接片19が設けられ、接続箱本体5の
下端部がこの当接片19に当接すると共に、ロアカバー
本体6の当接片19より上部の側壁9、10、11、1
2が接続箱本体5の下端部内に位置されて接続箱本体5
とロアカバー本体6とが嵌合されるようになっている。
【0021】ロアカバー本体6の第1側壁9と対向する
側壁(第2側壁)10の一端部の外表面には、その第2
側壁10の先端部より上方に突出する門型の第1係合部
20が設けられている。第1係合部20は、第2側壁1
0からその面に沿って上方に延出し、所定の間隔を隔て
た2つの支柱20a、20bと、それら支柱20a、2
0bの先端部を連結すると共に、接続箱本体5の側面に
設けられた係合突部(図示せず)と係合するロック片2
0cとからなる。
【0022】また、ロアカバー本体6の残りの側壁1
1、12のうち第1係合部20から遠い方の側壁(第3
側壁)11のほぼ中央部には、第1係合部20とほぼ同
じ形状の第3側壁の先端部より上方に突出する門型の第
2係合部21が設けられている。第2係合部21は、第
3側壁11からその面に沿って上方に延出し、所定の間
隔を隔てた2つの支柱21a、21bと、それら支柱2
1a、21bの先端部を連結すると共に、接続箱本体5
の側面に設けられた係合突部22と係合するロック片2
1cとからなる。
【0023】ロアカバー本体6の底壁8のほぼ中央部に
は、水抜き孔23が穿設され、電気接続箱2内に浸入し
た水が排出されるようになっている。底壁8の長手方向
の両端部には、接続箱本体5に接続された複数の電線例
えばワイヤハーネス4を外部に引き出す電線挿通部2
4、25がそれぞれ設けられている。
【0024】第3側壁11側の電線挿通部(第1電線挿
通部)24は、電線例えばワイヤハーネス4が挿通する
電線挿通孔として形成されている。この電線挿通孔24
に挿通されるワイヤハーネス4は、電線挿通孔24の近
傍では屈曲等されることなく電線挿通孔24に挿通され
るものであるため、ロアカバー1と接続箱本体5とを嵌
合させたとき、これらの間にワイヤハーネス4の外表面
が挟み込むおそれがないものである。電線挿通孔24
は、ワイヤハーネス4が挿通できるならばどのような形
状、大きさに形成してもよく、例えば矩形状に形成され
ている。電線挿通孔24を形成する縁部は、底壁8に対
してほぼ直交する方向に延出されて延出片26として形
成され、ワイヤハーネス4が接触しても破損し難くなっ
ている。
【0025】この矩形状に形成されている延出片26の
第1側壁側の第1延出片26aのほぼ中央部には、第1
延出片26aから延出する第1電線取付部27が設けら
れている。第1電線取付部27は、底壁8に対してほぼ
直交する方向に延出された細長の矩形板状に形成され、
ワイヤハーネス4と共に巻付部材28により巻き付けら
れてワイヤハーネス4を固定するものである。第1電線
取付部27の両根元側端部は、三角形状に一体的に延出
されて補強され、第1電線取付部27が折れ曲り難くな
っている。第1電線取付部27の長さは、巻付部材例え
ばテープ28の幅より長く、例えばテープ28の幅が約
19mmの場合には20mm以上に形成することが好ま
しい。第1電線取付部27の先端部の電線挿通孔24と
は反対側の面には、第1電線取付部27に対してほぼ直
交する方向に沿って延出するテープずれ止め用の突条2
9が設けられている。
【0026】巻付部材としては例えばテープ28が用い
られ、このテープ28は片面(又は両面)に粘着剤が塗
布されているものが好ましく、このテープ28は例えば
円筒状の芯の外周に何周にも巻き付けられたもの(テー
プ体)から漸次剥がされて用いられるものである。
【0027】他方の電線挿通部(第2電線挿通部)25
は、第1電線挿通部24とほぼ同じ矩形状に形成される
が、第4側壁12がその第2電線挿通部24の第1、2
側壁9、10側の縁部に沿って切り欠いて開口された凹
状に形成されている。この第2電線挿通部25に挿通さ
れるワイヤハーネス4は、第2電線挿通部25の近傍で
屈曲等されて、第2電線挿通部25が第1電線挿通部2
4とほぼ同じように孔状に形成されていると、挿通した
ワイヤハーネス4の外表面がロアカバー1と接続箱本体
5とを嵌合させたとき、これらの間に挟み込むおそれが
あるものである。このため、第4側壁12を第2電線挿
通部25の第1、2側壁9、10側の縁部に沿って切り
欠くことにより、ワイヤハーネス4の外表面がロアカバ
ー1と接続箱本体5との間に挟み込まれることがない。
【0028】第2電線挿通部25は、矩形状に限らずワ
イヤハーネス4が挿通できるならばどのような形状、大
きさに形成してもよい。第2電線挿通部25及び第4側
壁12の開口部を形成する縁部は、底壁8及び第4側壁
12に対してほぼ直交する方向に延出されて延出片30
として形成され、ワイヤハーネス4が接触しても破損し
難くなっている。
【0029】第2電線挿通部25を形成する3つの延出
片30a、30b、30cのうちの第4側壁12とは反
対側の延出片(第3延出片)30cのほぼ中央部には、
第3延出片30cから延出する第2電線取付部31が設
けられている。第2電線取付部31は、第1電線取付部
27とほぼ同じ形状に形成されている。すなわち、第2
電線取付部31は、底壁8に対してほぼ直交する方向に
延出された細長の矩形板状に形成され、ワイヤハーネス
4と共に巻付部材28により巻き付けられてワイヤハー
ネス4を固定するものである。第2電線取付部31の両
根元側壁部は、三角形状に一体的に延出されて補強さ
れ、第2電線取付部31が折れ曲り難くなっている。第
2電線取付部31の長さは、巻付部材例えばテープ28
の幅より長く、例えばテープ28の幅が約19mmの場
合には20mm以上に形成されている。第2電線取付部
31の先端部の電線挿通孔25とは反対側の面には、第
2電線取付部31に対してほぼ直交する方向に沿って延
出するテープずれ止め用の突条32が設けられている。
【0030】第2電線取付部31の設け位置は、第2電
線挿通部25を形成する3つの延出片30a、30b、
30cのどれでもよいが、好ましくは図示するように第
3延出片30cである。このように第2電線取付部31
を第3延出片30cに設けた場合には、第1電線取付部
27は、第3側壁とは反対側の第4延出片26d以外の
3つの延出片26a、26b、26cに設けるように
し、好ましくは図示するように第1延出片26aであ
る。また、第2電線取付部31を第3延出片30c以外
の他の第1、第2延出片30a、30bに設けた場合に
は、第1電線取付部27は、4つの延出片26a、26
b、26c、26dのいずれもでもよい。例えば、第
1、第2電線取付部27、31をそれぞれ第1壁側のそ
れぞれの第1延出片26a、30aに設けるようにして
もよい、すなわち、第1、第2電線取付部27、31を
同一面上に設けるようにしてもよい。また、第1電線取
付部27を第4延出片26dに、第2電線取付部31を
第1延出片30aに設けるようにしてもよい。
【0031】さて、このロアカバー1を用いるには、ま
ず接続箱本体5にヒューズ、リレー、電子制御ユニット
等の電気部品を搭載した後、これら電気部品にワイヤハ
ーネス4の複数端子をそれぞれ所定の部品に接続する。
この接続箱本体5にアッパーカバー3を装着すると共
に、ロアカバー1を装着する。ロアカバー1の装着は、
第1電線挿通部24には第1電線挿通部24の近傍で屈
曲等されることがないワイヤハーネス4が挿通され、第
2電線挿通部25には第2電線挿通部25の近傍で屈曲
等されるワイヤハーネス4が挿通されたロアカバー1を
接続箱本体5の下部に嵌合させて、接続箱本体5の係合
突部(図示せず)とロック片20cとを及び係合突部2
2とロック片21cとを係合して行う。
【0032】そして、第1電線挿通部24から導出して
いるワイヤハーネス4を第1電線取付部27に接触させ
て、ワイヤハーネス4と第1電線取付部27とを巻付部
材例えばテープ28で一緒に巻き付けて結束し、ワイヤ
ハーネス4を第1電線取付部27に固着する。第2電線
挿通部25から導出しているワイヤハーネス4も第1電
線取付部31に接触させて、ワイヤハーネス4と第2電
線取付部31とをテープ28で一緒に巻き付けて結束
し、ワイヤハーネス4を第2電線取付部31に固着す
る。これらワイヤハーネス4の固着はどちらから行って
もよい。
【0033】ワイヤハーネス4と第1、第2電線取付部
27、31とをテープ28で一緒に巻き付けるには、テ
ープ体(図示せず)からテープ28の先端部を剥がし、
このテープ28の先端部をワイヤハーネス4と第1、第
2電線取付部27、31との外周にくっつけて、テープ
体をその外周に沿って移動させて行う。このため、第
1、第2電線取付部27、31の間隔が、第1、第2電
線取付部27、31を他方の電線挿通部の最も近い電線
挿通部に配置する場合(第1、第2電線取付部27、3
1を第4延出片26d、第3延出片30cに設ける場
合)に比して広いと、テープ体を第1、第2電線取付部
27、31の間に入れ易くなり、ワイヤハーネス4と第
1、第2電線取付部27、31とをテープ28で巻き易
くなる。
【0034】したがって、本発明のロアカバー1は、第
1、第2電線取付部27、31の少なくとも一方を、他
方の電線挿通部に最も近い部分以外の延出片に設けるよ
うにしたので、ワイヤハーネス4の第1、第2電線取付
部27、31へのテープ28による固着を容易に行うこ
とができる。
【0035】また、第1、第2電線取付部27、31を
例えば図示するように互いにほぼ直交する方向に沿って
配設することで、これら第1、第2電線取付部27、3
1にワイヤハーネス4、4を固着した場合、ワイヤハー
ネス4、4に対して第1、第2電線取付部27、31の
位置が異なるので、第1、第2電線取付部27、31が
目印となってワイヤハーネス4、4の識別を容易に行え
ることになる。
【0036】また、第2電線挿通部25が、第1電線挿
通部24とは反対側が開口されている凹状に形成され、
第2電線取付部31が第3延出片30cに配設されてい
ることで、ワイヤハーネス4のテープ28による固着を
容易に行える。すなわち、第2電線挿通部25から導出
されているワイヤハーネス4は、ロアカバー1を装着し
たとき、ロアカバー1内等で第2電線挿通部25の近傍
で屈曲等されているので、第2電線挿通部25内では直
線の状態ではなく曲った状態である。このため、第2電
線取付部31が例えば第1延出片30aのほぼ中央部に
設けられている場合には、ワイヤハーネス4の位置合わ
せがし難いが、第2電線取付部31が第3延出片30c
に配設されていると、第2電線挿通部25が凹状に形成
されているため、ワイヤハーネス4を第3延出片30c
に押しつけやすいので、ワイヤハーネス4の第2電線取
付部31への位置合わせを容易に行え、その結果として
ワイヤハーネス4のテープ28による固着を容易に行え
ることになる。
【0037】また、電線取付部27、31を第1延出片
26a、30aに配設することで、折れ曲がり難く、例
えば破損し難い。すなわち、第1延出片26a、30a
は、第1側壁9の近傍に設けられ、この第1側壁9は電
気接続箱2を支える装着部7が連結されているため、第
1側壁9は他の側壁10、11、12に比して強度が強
く、他の延出片に比して強度的に優れている。このた
め、第1延出片26a、30aに電線取付部27、31
を配設することで、電線取付部27、31は折れ曲がり
難く、破損し難いものとなる。
【0038】
【発明の効果】以上要するに請求項1に記載の発明によ
れば、電線の電線取付部への巻付部材による固着を容易
に行うことができる。
【0039】請求項2に記載の発明によれば、電線取付
部に電線を固定した場合、電線に対して電線取付部の位
置が異なるので、電線取付部が目印となって電線の識別
を容易に行える。
【0040】請求項3に記載の発明によれば、電線を電
線取付部に接触させ易くなり、巻付部材による巻付を容
易に行える。
【0041】請求項4に記載の発明によれば、電線取付
部は折れ曲がり難く、破損し難いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロアカバーを有する電気接続箱の一例
を示す図である。
【図2】本発明のロアカバーの一例を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明のロアカバーの正面の状態を示す図であ
る。
【図4】本発明のロアカバーの底面の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ロアカバー 2 電気接続箱 4 ワイヤハーネス(電線) 5 接続箱本体 7 装着部 8 底壁 9 第1側壁 24 第1電線挿通部 25 第2電線挿通部 28 巻付部材 27 第1電線取付部 31 第2電線取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 7/00 H05K 7/00 L H02G 3/28 F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続箱本体に接続された電線を外部に引
    き出す電線挿通部が同一の壁に2つ設けられたロアカバ
    ーにおいて、前記各電線挿通部を形成する縁部の一部
    に、電線と共に巻付部材により巻き付けられて電線を固
    定する電線取付部をそれぞれ設け、これら電線取付部の
    少なくとも一方が、他方の電線挿通部に最も近い部分以
    外の電線挿通部の縁部に配置されていることを特徴とす
    るロアカバー。
  2. 【請求項2】 前記2つの電線取付部がそれぞれ平板状
    に形成され、これら電線取付部が互いにほぼ直交する方
    向に沿って配設されている請求項1に記載のロアカバ
    ー。
  3. 【請求項3】 前記同一の壁の長手方向の両端部に、前
    記電線挿通部がそれぞれ設けられ、これら電線挿通部の
    一方が、他方の電線挿通部とは反対側が開口されている
    凹状に形成され、この電線挿通部の他方の電線挿通部側
    の縁部に電線取付部が配設されている請求項1又は2に
    記載のロアカバー。
  4. 【請求項4】 前記同一の壁が、細長の矩形板状に形成
    された底壁であり、この底壁の各縁部に、前記電線取付
    部とは反対側に立設する側壁がそれぞれ設けられ、これ
    ら側壁のうち底壁の長手方向に沿って設けられた2つの
    側壁の一方にに、車体等の固定体に装着させる装着部が
    設けられ、前記他方の電線挿通部に最も近い部分以外の
    電線挿通部の縁部に設けられる電線取付部が、前記装着
    部が設けられた側壁に最も近い電線挿通部の縁部に配置
    されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロア
    カバー。
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