JP2003163114A - ソレノイド及びそれに対するリード線接続方法 - Google Patents

ソレノイド及びそれに対するリード線接続方法

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JP2003163114A
JP2003163114A JP2001359441A JP2001359441A JP2003163114A JP 2003163114 A JP2003163114 A JP 2003163114A JP 2001359441 A JP2001359441 A JP 2001359441A JP 2001359441 A JP2001359441 A JP 2001359441A JP 2003163114 A JP2003163114 A JP 2003163114A
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JP
Japan
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terminal
solenoid
lead wire
wire
notch
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JP2001359441A
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English (en)
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Hideyuki Ogiwara
英之 荻原
Kiichi Asama
紀一 浅間
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Sanyo Electric Co Ltd
Nidec Seimitsu Corp
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子台の端子にリード線を接続する場合にお
いてコイル捲線からの引き出し線の端子に対する絡げ部
分での半田付けを溶融させずに、通電不良がなくリード
線接続を確実に達成できると共に、端子台の厚さを厚く
せずにソレノイド高さを抑制できるソレノイドの提供。 【解決手段】 ソレノイドは、コイル捲線1が巻回され
て成るボビン2の片端面に固定された鍔状端子台20
と、鍔状端子台20の側面20aに植設した管状端子3
0とを有し、コイル捲線1からの引き出し線1aを管状
端子30のうち側面20a寄りで巻き付けて成る絡げ部
分(結線部分)21に半田付けして成る。リード線10
の線端で外皮12を除去した芯線部分14を管状端子3
0の管内に挿入し、管状端子30のうち絡げ部分21の
半田付け部分から先端側を加締めて芯線部分14を圧着
してリード線10を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイド・プラ
ンジャーなどに使用されるソレノイドに関し、特に、ソ
レノイドの端子台構造及びそれに対するリード線接続方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ソレノイド・プランジャーなどに使用さ
れるソレノイドは、例えば図4に示すように、コイル捲
線1が巻回されて成るボビン2の片端面に固定された鍔
状端子台3と、この端子台3の側面3aに植設したピン
端子4とを有している。コイル捲線からの引き出し線1
aをピン端子4のうち側面3a寄りで巻き付けて絡げ部
分(結線部分)5とし、この絡げ部分5に半田付けして
コイル捲線1とピン端子4との接続を行っている。例え
ばユーザー側では、基板等に接続されたリード線10の
線端で外皮12を除去した芯線部分14をピン端子4の
先端部分に当てて半田付けを行い、基板等とソレノイド
との接続を達成している。
【0003】また、別のソレノイドとしては、図5に示
すように、コイル捲線1が巻回されて成るボビン2の片
端面に固定された鍔状端子台6と、この端子台6に沿っ
て差し込まれた長めのピン端子7とを有し、コイルから
の引き出し線1aを一方の側面6a側の凹部8内の端子
部分7aに巻き付けて絡げ部分(結線部分)8とし、こ
の絡げ部分8に半田付けしてコイル捲線1とピン端子7
との接続を行っている。例えばユーザー側では、基板等
に接続されたリード線10の線端の雌型コネクター16
を端子台6の他方の側面に形成された雄型コネクター部
としての凹部9に挿入して、基板等とソレノイドとの接
続を達成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ソレノイドにあっては、次のような問題点があった。
【0005】図4に示すソレノイドの端子台構造では、
リード線10の半田接続においては過加熱により熱が端
子ピン3から端子台3に伝熱し、絡げ部分5の半田盛り
が溶融してトンネル半田等が生じ、通電不良を招くばか
りか、ピン端子4が端子台3から緩む不具合を生じる。
【0006】他方、図5に示すソレノイドの端子台構造
では、雌型コネクター16を端子台6の厚みH2内に挿
入するため、どうしても、図4に示すソレノイドの厚み
H1よりも厚くなり、ソレノイドの高さを抑えることが
できない。また、振動下では雌型コネクター16の緩み
や抜けを生じる虞れがあり、接触不良等となり、信頼性
に欠ける。
【0007】そこで、上記問題点に鑑み、本発明の第1
の課題は、端子台の端子にリード線を接続する場合にお
いてコイル捲線からの引き出し線の端子に対する絡げ部
分での半田付けを溶融させずに、通電不良がなくリード
線接続を確実に達成できると共に、端子台の厚さを厚く
せずにソレノイド高さを抑制できるソレノイドを提供す
ることにある。また、本発明の第2の課題は、そのソレ
ノイドに対するリード線接続方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、コイル捲線が巻回されて成るボビンの片端面に鍔状
端子台を有するソレノイドにおいて、本発明の第1の端
子台構造は、鍔状端子台の側面に植設した管状端子を有
し、コイル捲線からの引き出し線を管状端子のうち上記
側面寄りで巻き付けて成る絡げ部分に半田付けして成る
ことを特徴とする。斯かる構成では、リード線の線端で
外皮を除去した芯線部分を管状端子の管内に挿入し、管
状端子のうち半田付け部分から先端側を加締めて芯線部
分を圧着することにより、ソレノイドに対するリード線
接続を達成することができる。このため、半田付け法を
用いずに済み、絡げ部分での半田付けが溶融せず、従っ
て通電不良がなくリード線接続を確実に達成できる。ま
た、端子台の厚みには管状端子が嵌る穴を設けるだけで
済むため、端子台の厚さを厚くせずにソレノイド高さを
抑制できる。
【0009】管状端子には絡げ部分よりその先端側に切
欠きを設けることが望ましい。半田付け部分から先端側
を加締める際には、管状端子の圧潰の波及が切欠きで断
たれるため、絡げ部分の半田盛りが変形せず、通電不良
を確実に防止できる。
【0010】しかしながら、リード線接続後、振動下で
は管状端子自身が端子台から緩む虞れがある。そこで、
本発明の第2の端子台構造は、鍔状端子台の一方の側面
から他方の側面に貫通した管状端子を有し、コイル捲線
からの引き出し線を一方の側面側で露出した第1の端子
部分に巻き付けて成る絡げ部分に半田付けして成ること
を特徴とする。斯かる構成では、リード線の線端で外皮
を除去した芯線部分を他方の側面側に露出した第2の端
子部分の管内に挿入し、第2の端子部分を加締めて芯線
部分を圧着することにより、ソレノイドに対するリード
線接続を達成することができる。管状端子が端子台の一
方の側面から他方の側面に貫通し、一方の側面側で露出
した第1の端子部分に巻き付けて成る絡げ部分に半田付
けして成り、他方の側面側で露出した第2の端子部分に
リード線が圧着されることになるので、振動下において
は絡げ部分の半田盛り自体が管状端子の抜け止めストッ
パーと機能する。
【0011】この第2の端子台構造でも、管状端子は他
方の側面側で露出した第2の端子部分のうち当該他方の
側面寄りに第1の切欠きを有することが望ましい。容易
に加締めることができるからである。
【0012】また、管状端子は第1の切欠きより先端側
に間をあけて第2の切欠きを有することが望ましい。斯
かる構成では、リード線の線端で外皮を除去した芯線部
分及び外皮の先端側を第2の端子部分の管内に挿入し、
第2の端子部分のうち第1の切欠きと第2の切欠きとの
間を加締めて芯線部分を圧着すると共に第2の端子部分
のうち第2の切欠きから先端側を加締めて外皮の先端側
を圧着することにより、ソレノイドに対するリード線接
続を達成することができる。第1の切欠きと第2の切欠
きは、この間に芯線部分を位置決めする際の覗き窓の機
能も有し、また外皮の先端側も圧着できるため、リード
線の強固な接続を実現できる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。
【0014】
【実施例1】図1は本発明の実施例1に係るソレノイド
を示す縦断面図である。このソレノイドは、コイル捲線
1が巻回されて成るボビン2の片端面に固定された鍔状
端子台20と、鍔状端子台20の側面20aに植設した
管状端子30とを有する。本例の管状端子30は低コス
ト化を図るためにカーリングで成形したシーム管であ
る。なお、鍔状端子台20には管状端子30を差し込む
ための穴が形成されている。そして、コイル捲線1から
の引き出し線1aを管状端子30のうち側面20a寄り
で巻き付けて成る絡げ部分(結線部分)21に半田付け
して成る。
【0015】斯かるソレノイドに対するリード線接続方
法は、リード線10の線端で外皮12を除去した芯線部
分14を管状端30子の管内に挿入し、管状端子30の
うち絡げ部分21の半田付け部分から先端側を加締めて
芯線部分14を圧着するものである。このため、半田付
け法を用いていないことから、絡げ部分21での半田付
けが溶融せず、従って通電不良がなくリード線接続を確
実に達成できる。また、端子台20の厚みには管状端子
30が嵌る穴を設けるだけで済むため、端子台20の厚
さH1は図1に示す端子台の厚さとほぼ同等となり、ソ
レノイド高さを抑制できる。
【0016】なお、管状端子30の絡げ部分21より先
端側に切欠きを形成しても良い。半田付け部分から先端
側を加締める際には、管状端子30の圧潰の波及が切欠
きに止まるため、絡げ部分21の半田盛りが変形せず、
通電不良を確実に防止できる。
【0017】
【実施例2】図2は本発明の実施例2に係るソレノイド
を示す縦断面図である。このレノイドは、コイル捲線1
が巻回されて成るボビン2の片端面に固定された鍔状端
子台40と、鍔状端子台40の一方の側面40aから他
方の側面40bに貫通した管状端子50とを有する。本
例の管状端子50は低コスト化を図るためにカーリング
で成形したシーム管である。なお、鍔状端子台40には
管状端子50を差し込むための穴が形成されている。そ
して、コイル捲線1からの引き出し線1aを一方の側面
40a側で露出した第1の端子部分50aに巻き付けて
成る絡げ部分(結線部分)41に半田付けして成る。
【0018】斯かるソレノイドに対するリード線接続方
法は、リード線10の線端で外皮12を除去した芯線部
分14を他方の側面40b側に露出した第2の端子部分
50bの管内に挿入し、第2の端子部分50bを加締め
て芯線部分14を圧着するものである。本例において
も、実施例1と同様な効果を奏するものであるが、特
に、絡げ部分41の半田盛り自体が管状端子50の抜け
止めストッパーと機能するため、振動下におけ管状端子
50の緩みや抜けを防止できる。
【0019】
【実施例3】図3は本発明の実施例3に係るソレノイド
を示す一部破断斜視図である。なお、図3において図2
に示す部分と同一部分には同一参照符号を付し、その説
明は省略する。
【0020】このソレノイドの端子台構造は実施例2の
それとほぼ同じであるが、異なる点は、第2の端子部分
50bのうち他方の側面40b寄りに第1の切欠きC1
を有し、また第1の切欠きC1より先端側に間をあけて
第2の切欠きC2を有しているところにある。
【0021】斯かるソレノイドに対するリード線接続方
法は、リード線10の線端で外皮12を除去した芯線部
分14及び外皮12の先端側12aを第2の端子部分5
0bの管内に挿入した後、第2の端子部分50bのうち
第1の切欠きC1と第2の切欠きC2との間を加締めて
芯線部分14を圧着すると共に第2の端子部分50bの
うち第2の切欠きC2から先端側を加締めて外皮12の
先端側12aも圧着するものである。第1の切欠きC1
と第2の切欠きC2は、この間に芯線部分14を位置決
めする際の覗き窓の機能も有し、また外皮12の先端側
12aも圧着できるため、リード線10の強固な接続を
実現できる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ソレノ
イドの端子台構造として管状端子を用いたことを特徴と
しているため、端子台の端子にリード線を接続する場合
においてコイル捲線からの引き出し線の端子に対する絡
げ部分での半田付けを溶融させずに、通電不良がなくリ
ード線接続を確実に達成できると共に、端子台の厚さを
厚くせずにソレノイド高さを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るソレノイドを示す縦断
面図である。
【図2】本発明の実施例2に係るソレノイドを示す縦断
面図である。
【図3】本発明の実施例3に係るソレノイドを示す一部
破断斜視図である。
【図4】ソレノイドの従来例を示す縦断面図である。
【図5】ソレノイドの別の従来例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…コイル捲線 2…ボビン 10…リード線 12…外皮 14…芯線部分 20,40…鍔状端子台 20a…端子台の側面 21…絡げ部分(結線部分) 30,50…管状端子 40a…端子台の一方の側面 40b…端子台の他方の側面 50a…第1の端子部分 50b…第2の端子部分 C1…第1の切欠き C2…第2の切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅間 紀一 長野県小県郡丸子町大字中丸子1771番地 三洋精密株式会社内 Fターム(参考) 5E048 AC01 CB02 CB03 CB05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル捲線が巻回されて成るボビンの片
    端面に鍔状端子台を有するソレノイドにおいて、前記鍔
    状端子台の側面に植設した管状端子を有し、前記コイル
    捲線からの引き出し線を前記管状端子のうち前記側面寄
    りで巻き付けて成る絡げ部分に半田付けして成ることを
    特徴とするソレノイド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記管状端子は前記
    絡げ部分よりその先端側に切欠きを有することを特徴と
    するソレノイド。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に規定するソレノ
    イドに対するリード線接続方法であって、リード線の線
    端で外皮を除去した芯線部分を前記管状端子の管内に挿
    入する工程と、前記管状端子のうち前記半田付け部分か
    ら先端側を加締めて前記芯線部分を圧着する工程とを有
    することを特徴とするソレノイドに対するリード線接続
    方法。
  4. 【請求項4】 コイル捲線が巻回されて成るボビンの片
    端面に鍔状端子台を有するソレノイドにおいて、前記鍔
    状端子台の一方の側面から他方の側面に貫通した管状端
    子を有し、前記コイル捲線からの引き出し線を前記一方
    の側面側で露出した第1の端子部分に巻き付けて成る絡
    げ部分に半田付けして成ることを特徴とするソレノイ
    ド。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記管状端子は前記
    他方の側面側で露出した第2の端子部分のうち当該他方
    の側面寄りに第1の切欠きを有することを特徴とするソ
    レノイド。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記管状端子は前記
    第1の切欠きより先端側に間をあけて第2の切欠きを有
    することを特徴とするソレノイド。
  7. 【請求項7】 請求項4又は請求項5に規定するソレノ
    イドに対するリード線接続方法であって、リード線の線
    端で外皮を除去した芯線部分を他方の側面側に露出した
    第2の端子部分の管内に挿入する工程と、前記第2の端
    子部分を加締めて前記芯線部分を圧着する工程とを有す
    ることを特徴とするソレノイドに対するリード線接続方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項6に規定するソレノイドに対する
    リード線接続方法であって、リード線の線端で外皮を除
    去した芯線部分及び外皮の先端側を前記第2の端子部分
    の管内に挿入する工程と、前記第2の端子部分のうち前
    記第1の切欠きと前記第2の切欠きとの間を加締めて前
    記芯線部分を圧着すると共に前記第2の端子部分のうち
    前記第2の切欠きから先端側を加締めて前記外皮の先端
    側を圧着する工程とを有することを特徴とするソレノイ
    ドに対するリード線接続方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022176944A1 (ja) * 2021-02-22 2022-08-25 川崎重工業株式会社 コイル装置、及びそれを備える電磁弁
WO2022254971A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 ミネベアミツミ株式会社 ロードセル

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