JP2003162790A - 2線式発信器における補正演算方法及び2線式発信器 - Google Patents

2線式発信器における補正演算方法及び2線式発信器

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JP2003162790A
JP2003162790A JP2001362345A JP2001362345A JP2003162790A JP 2003162790 A JP2003162790 A JP 2003162790A JP 2001362345 A JP2001362345 A JP 2001362345A JP 2001362345 A JP2001362345 A JP 2001362345A JP 2003162790 A JP2003162790 A JP 2003162790A
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Tetsuya Shimakata
哲也 島方
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロプロセッサのクロック周波数を上げ
ることなく、高速応答を実現する。 【解決手段】 A/D変換器13は、センサ部27で検
出されるプロセス変量の計測誤差を補正する補正演算に
要する処理時間をT1としたとき、サンプリング周期T
s(Ts<T1)ごとにプロセス変量をデジタル値に変
換する。CPU10は、A/D変換器13のデジタル値
に基づいて補正演算を行ったデジタル値を求め、プロセ
ス変量をステップ入力と判断した場合には、補正演算の
代わりに、A/D変換器13のデジタル値から補正演算
後の値を推定する処理時間T2(T2<T1)の簡易演
算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度、圧力、流量
等のプロセス変量を4〜20mAの統一電流信号に変換
し、一対の伝送線を介して受信器に伝送する2線式発信
器に関する。特に本発明は、マイクロプロセッサを具備
する所謂スマート発信器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は一般的な2線式伝送系の構成を示
すブロック図で、1は2線式発信器、2はコントローラ
やレコーダ等の受信器、3はコンピュータ等の上位監視
装置、4はフィールドバス等の通信路、5と6は発信器
1と受信器2とを結ぶ一対の伝送線、7と8は発信器1
の一対の端子である。
【0003】2線式発信器1は、温度、圧力、流量等の
プロセス変量を検出するセンサ部と、このセンサ部の出
力信号に所定の信号処理を施す信号処理部と、この信号
処理部の出力電圧を4〜20mAの統一電流信号に変換
して発信する出力トランジスタを有する出力部とを具備
する。受信器2には直流電圧源が設置されており、一対
の伝送線5と6を介して発信器1に駆動電圧を供給して
いる。発信器1の負荷、例えば250Ωの固定抵抗も受
信器2に設置されており、発信器1と上記直流電圧源と
で作られたループに直列に挿入されている。従って、こ
れら一対の伝送線5と6は信号伝送線であると同時に電
力供給線としても機能する。
【0004】ところで、2線式発信器1の信号処理部で
は、センサ部で検出されたプロセス変量の計測誤差を補
正する補正演算が行われる。例えば2種類の被測定圧力
の差(差圧)を検出する場合、センサ部は差圧にのみ感
応するのではなく、静圧(大気圧)や温度の影響を受け
る。そこで、純粋な差圧を取り出すためには、静圧や温
度の影響を考慮した高次多項式を用いて計測値を補正す
る必要がある。図7はこのような2線式発信器1の演算
処理を示すフローチャート図である。
【0005】まず、センサ部の後段に設けられたA/D
変換器が、一定のサンプリングタイミングごとにセンサ
部の出力信号をA/D変換する(図7ステップ401,
402)。信号処理部は、A/D変換器の出力値を基に
補正演算を行う(ステップ403)。補正演算の終了後
(ステップ404においてYES)、信号処理部は、補
正演算値をD/A変換器に出力し、D/A変換器は、信
号処理部の出力値をアナログ信号に変換して出力部に与
える(ステップ405)。以上のような処理を行うた
め、2線式発信器1は、信号処理部にマイクロプロセッ
サを搭載したスマート型発信器となる。このスマート型
発信器により、旧来のアナログ発信器に比べ、精度およ
び安定性が飛躍的に向上した。このため、2線式発信器
においては、このスマート型が主流となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スマート型の2線式発信器では、プロセス変量の変化に
対する応答性の面については、サンプリング、演算時間
等の影響で、アナログ発信器の数十倍から数百倍の時間
を要するという問題点があった。特に、図8に示すよう
に、補正演算時間の影響が大きく、これを短くするには
マイクロプロセッサのクロック周波数を上げれば可能な
わけだが、それに伴い消費電流も増大してしまうため、
内部回路が4mA以下で動作しなくてはならない2線式
発信器においては、単にクロックを上げることは不可能
である。
【0007】このような理由から、ガスタービン発電の
燃料制御等、高速応答が必要なアプリケーションにおい
ては未だに従来のアナログ発信器を使用しているところ
が多いが、スマート型が主流となりつつある現状におい
ては、スマート型の高速応答発信器が求められている。
しかし、上述のとおり、クロック周波数を上げるには限
界があった。本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、マイクロプロセッサのクロック周波数を上
げることなく、高速応答を実現できるスマート型の2線
式発信器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、プロセス変量
を電流信号に変換し一対の伝送線を介して受信器に伝送
する2線式発信器においてプロセス変量の計測誤差を補
正する補正演算方法であって、前記計測誤差を補正する
補正演算に要する処理時間をT1としたとき、サンプリ
ング周期Ts(Ts≧T1)毎にサンプリングされたプ
ロセス変量に基づいて前記補正演算を行った値を求め、
このプロセス変量をステップ入力と判断した場合には、
前記補正演算の代わりに、前記サンプリングされたプロ
セス変量から前記補正演算後の値を推定する処理時間T
2(T2<T1)の簡易演算を行うようにしたものであ
る。また、本発明の2線式発信器における補正演算方法
は、前記計測誤差を補正する補正演算に要する処理時間
をT1としたとき、サンプリング周期Ts(Ts<T
1)毎にサンプリングされたプロセス変量に基づいて前
記補正演算を行った値を求め、このプロセス変量をステ
ップ入力と判断した場合には、前記補正演算の代わり
に、前記サンプリングされたプロセス変量から前記補正
演算後の値を推定する処理時間T2(T2<T1)の簡
易演算を行うようにしたものである。また、本発明の2
線式発信器における補正演算方法の1構成例は、前記プ
ロセス変量が前記ステップ入力の後に整定した場合に
は、前記補正演算の実行を再開するようにしたものであ
る。また、本発明の2線式発信器における補正演算方法
の1構成例は、現時刻のプロセス変量をI(k)、直前
の補正演算又は簡易演算で得られた値をO(k−τ)、
この演算値O(k−τ)の入力であるプロセス変量をI
(k−τ)としたとき、現時刻の簡易演算値O(k)
を、O(k)=O(k−τ)+O(k−τ)×(I
(k)−I(k−τ))/I(k−τ)によって算出す
るようにしたものである。また、本発明の2線式発信器
における補正演算方法の1構成例は、現時刻のプロセス
変量をI(k)、直前の補正演算又は簡易演算で得られ
た値をO(k−τ)、この演算値O(k−τ)の入力で
あるプロセス変量をI(k−τ)、前記プロセス変量I
(k),I(k−τ)のスパンをIspan、前記補正演算
後の値又は簡易演算後の値のスパンをOspanとしたと
き、現時刻の簡易演算値O(k)を、O(k)=O(k
−τ)+Ospan×(I(k)−I(k−τ))/Ispan
によって算出するようにしたものである。
【0009】また、本発明の2線式発信器は、プロセス
変量の計測誤差を補正する補正演算に要する処理時間を
T1としたとき、サンプリング周期Ts(Ts≧T1)
毎に前記プロセス変量をデジタル値に変換するA/D変
換器(13)と、このA/D変換器のデジタル値に基づ
いて前記補正演算を行ったデジタル値を求め、前記プロ
セス変量をステップ入力と判断した場合には、前記補正
演算の代わりに、前記A/D変換器のデジタル値から前
記補正演算後の値を推定する処理時間T2(T2<T
1)の簡易演算を行う信号処理手段(10)と、この信
号処理手段から出力されたデジタル値をアナログ信号に
変換するD/A変換器(14)と、このD/A変換器か
ら出力されたアナログ信号を電流信号に変換する出力手
段(25)とを有するものである。また、本発明の2線
式発信器は、プロセス変量の計測誤差を補正する補正演
算に要する処理時間をT1としたとき、サンプリング周
期Ts(Ts<T1)毎に前記プロセス変量をデジタル
値に変換するA/D変換器(13)と、このA/D変換
器のデジタル値に基づいて前記補正演算を行ったデジタ
ル値を求め、前記プロセス変量をステップ入力と判断し
た場合には、前記補正演算の代わりに、前記A/D変換
器のデジタル値から前記補正演算後の値を推定する処理
時間T2(T2<T1)の簡易演算を行う信号処理手段
(10)と、この信号処理手段から出力されたデジタル
値をアナログ信号に変換するD/A変換器(14)と、
このD/A変換器から出力されたアナログ信号を電流信
号に変換する出力手段(25)とを有するものである。
また、本発明の2線式発信器の1構成例において、前記
信号処理手段は、前記プロセス変量が前記ステップ入力
の後に整定した場合には、前記補正演算の実行を再開す
るものである。また、本発明の2線式発信器の1構成例
において、前記信号処理手段は、現時刻のA/D変換器
のデジタル値をI(k)、直前の補正演算又は簡易演算
で得られた値をO(k−τ)、この演算値O(k−τ)
の入力であるA/D変換器のデジタル値をI(k−τ)
としたとき、現時刻の簡易演算値O(k)を、O(k)
=O(k−τ)+O(k−τ)×(I(k)−I(k−
τ))/I(k−τ)によって算出するものである。ま
た、本発明の2線式発信器の1構成例において、前記信
号処理手段は、現時刻のA/D変換器のデジタル値をI
(k)、直前の補正演算又は簡易演算で得られた値をO
(k−τ)、この演算値O(k−τ)の入力であるA/
D変換器のデジタル値をI(k−τ)、前記プロセス変
量I(k),I(k−τ)をA/D変換する際のA/D
変換値スパンをIspan、前記補正演算後の値又は簡易演
算後の値をD/A変換する際のD/A変換値スパンをO
spanとしたとき、現時刻の簡易演算値O(k)を、O
(k)=O(k−τ)+Ospan×(I(k)−I(k−
τ))/Ispanによって算出するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の第1の実施の形態となる2線式発信
器の構成を示すブロック図である。図1において、10
は信号処理手段であるマイクロプロセッサ(CPU)、
11はリードオンリーメモリ(ROM)、12はランダ
ムアクセスメモリ(RAM)、13はアナログ/デジタ
ル(A/D)変換器、14はデジタル/アナログ(D/
A)変換器、15はクロック発振器、25は出力部、2
6は電源部、27はセンサ部である。本実施の形態にお
いても、2線式伝送系の構成は従来と同様であるので、
図6の符号を用いて説明する。
【0011】クロック発振器15はCPU10にクロッ
ク信号を与える。センサ部27は、温度、圧力、流量等
のプロセス変量を検出して、検出したプロセス変量に対
応するアナログ信号を出力する。このアナログ信号はA
/D変換器13によってデジタル値に変換され、CPU
10を経てRAM12に記憶される。CPU10は、R
AM12に記憶されているデジタル値を読み出し、RO
M11に書き込まれているプログラムに従ってデジタル
値に所定の演算処理を施し、その結果のデジタル値をD
/A変換器14に与える。
【0012】D/A変換器14は、CPU10から出力
されたデジタル値をアナログ信号に変換して出力部25
に与える。出力部25は、このアナログ信号を対応する
電流信号、すなわち4〜20mAの範囲の対応するアナ
ログ伝送信号に変換して、一対の伝送線5と6を経て受
信器2に伝送する。電源部26は、出力部25の発信器
の出力電流、すなわち4〜20mAの一部の電流を利用
して定電圧を発生させる定電圧回路と、この定電圧回路
から2線式発信器の全ての構成要素に電力を供給する回
路とからなる。
【0013】次に、以上のような2線式発信器の詳細な
動作について図2、図3を用いて説明する。図2は図1
の2線式発信器の演算処理を示すフローチャート図、図
3は図1の2線式発信器の演算処理を示すタイミングチ
ャート図である。図2(a)は後述する補正演算又は簡
易演算のタイミングを制御するためのタイマコントロー
ルフローを示し、図2(b)は補正演算を行うメインフ
ローを示し、図2(c)は簡易演算を行う割込処理ルー
チンを示す。また、図3において、「A/D」はA/D
変換のタイミングを示し、「CHK」はA/D変換器1
3の出力値に基づいてステップ入力かどうかを判定する
タイミングを示し、「D/A」はD/A変換のタイミン
グを示している。
【0014】最初に、CPU10は、内部の補正演算フ
ラグをオフにする(図2(a)ステップ101)。A/
D変換器13は、一定のサンプリングタイミングTs
(例えばTs=1msec)毎にセンサ部27の出力信
号をA/D変換して、A/D変換後のデジタル値をCP
U10に出力する(ステップ102,103)。このサ
ンプリングタイミングTsは、従来の補正演算に要する
時間をT1としたとき、Ts<T1となるように設定さ
れる。
【0015】次に、CPU10は、A/D変換器13か
らの入力に伴い、この入力がステップ入力かどうかを判
定する(ステップ104)。CPU10は、1サンプリ
ングタイミング前のA/D変換器13の出力値I(t−
1)と現サンプリングタイミングにおけるA/D変換器
13の出力値I(t)との差が例えばI(t−1)の±
10%以上であれば、ステップ入力と見なす。
【0016】CPU10は、ステップ104においてス
テップ入力ではないと判断した場合、補正演算フラグが
オフか否かを判定して(ステップ105)、補正演算フ
ラグがオフである場合、補正演算フラグをオンにして
(ステップ106)、ステップ102に戻る。CPU1
0は、補正演算フラグがオンになったとき(図2(b)
ステップ201においてYES)、A/D変換器13の
出力値I(t)を基に補正演算を行う(ステップ20
2)。
【0017】センサ部27は、例えば2種類の被測定圧
力の差(差圧)を検出するセンサである。このとき、セ
ンサ部27は、差圧にのみ感応するのではなく、静圧
(大気圧)や温度の影響を受ける。そこで、純粋な差圧
を取り出すためには、静圧や温度の影響を考慮した高次
多項式を用いてA/D変換器13の出力値(センサ部2
7の差圧信号)を補正する必要がある。ステップ202
では、このような高次多項式を用いた補正演算を行う。
【0018】ステップ202の補正演算の終了後、CP
U10は、補正演算値O(t)をD/A変換器14に出
力して、補正演算フラグをオフにする(ステップ20
3)。D/A変換器14は、CPU10の出力値O
(t)をアナログ信号に変換して出力部25に与える
(ステップ204)。
【0019】以上の処理は、図3における時刻tから時
刻t’のD/A変換までの処理に相当し、これによりD
/A変換器14からA/D出力値I(t)に基づく補正
演算出力が得られる。なお、A/D変換器13及びCP
U10は、補正演算と並行して、図2(a)の処理を実
行しているが、補正演算中は補正演算フラグがオン状態
のため、図3からも分かるようにステップ102〜10
5の処理が繰り返される。
【0020】次に、補正演算の終了により補正演算フラ
グがオフになった後、図3に示す時刻t+10において
ステップ105の処理が行われると、前述と同様にステ
ップ106,201,202が実行され、A/D出力値
I(t+10)に基づく補正演算が行われる。この補正
演算中に、図3に示す時刻t+14のようにセンサ部2
7の出力信号が変化すると、CPU10は、ステップ1
04においてステップ入力と判断して、簡易演算S/W
割込を発生させる(ステップ107)。
【0021】CPU10は、簡易演算S/W割込が発生
すると、図2(c)の処理に移り、実行中の補正演算を
打ち切って(ステップ301)、A/D出力値I(t+
14)を基に簡易演算を行う(ステップ302)。この
簡易演算は、前記高次多項式を用いた補正演算を行わず
に、現時刻のA/D出力値と、直前に得られた補正演算
値(または簡易演算値)の入力であるA/D出力値との
差から、現時刻に算出すべき演算値を推定するものであ
る。したがって、A/D出力値が+10%変化すれば、
D/A変換器14に与える演算値も+10%変化させる
といった処理となる。
【0022】現時刻のA/D出力値をI(k)、直前の
補正演算値(または簡易演算値)をO(k−τ)、この
演算値O(k−τ)の入力であるA/D出力値をI(k
−τ)としたとき、現時刻の簡易演算値O(k)は次式
のように得られる。 O(k)=O(k−τ)+O(k−τ)×(I(k)−I(k−τ)) /I(k−τ) ・・・(1)
【0023】現時刻がt+14の場合で式(1)を説明
すると、CPU10は、A/D出力値I(t+14)と
直前の演算値O(t)の入力であるA/D出力値I
(t)との差を求め、I(t)に対するI(t+14)
の変化率(I(t+14)−I(t))/I(t)を求
める。続いて、CPU10は、算出した変化率を直前の
演算値O(t)にかけることにより、現時刻に算出すべ
き補正演算の推定値(簡易演算値)と演算値O(t)と
の差を求め、この差を演算値O(t)に加算すること
で、簡易演算値O(t+14)を求める。
【0024】ステップ302の簡易演算の終了後、CP
U10は、簡易演算値O(t+14)をD/A変換器1
4に出力して、ステップ203に戻り、補正演算フラグ
をオフにする。D/A変換器14は、CPU10の出力
値O(t+14)をアナログ信号に変換して出力する
(ステップ204)。こうして、D/A変換器14から
A/D出力値I(t+14)−I(t)に基づく簡易演
算出力が得られる。
【0025】次に、CPU10は、図3に示す時刻t+
15においてもステップ入力と判断して、簡易演算S/
W割込を発生させる(ステップ107)。CPU10
は、簡易演算S/W割込が発生すると、A/D出力値I
(t+15)を基に式(1)を用いて簡易演算を行う
(ステップ302)。ここでは、CPU10は、現時刻
のA/D出力値I(t+15)と直前の演算値O(t+
14)の入力であるA/D出力値I(t+14)との差
を求め、変化率(I(t+15)−I(t+14))/
I(t+14)を求める。続いて、CPU10は、算出
した変化率を直前の演算値O(t+14)にかけること
により、現時刻に算出すべき簡易演算値と演算値O(t
+14)との差を求め、この差を演算値O(t+14)
に加算することで、簡易演算値O(t+15)を求め
る。
【0026】ステップ302の簡易演算の終了後、CP
U10は、簡易演算値O(t+15)をD/A変換器1
4に出力して、ステップ203に戻り、補正演算フラグ
をオフにする。D/A変換器14は、CPU10の出力
値O(t+15)をアナログ信号に変換して出力する。
こうして、D/A変換器14からA/D出力値I(t+
15)−I(t+14)に基づく簡易演算出力が得られ
る。
【0027】同様に、図3に示す時刻t+16では、A
/D出力値I(t+16)−I(t+15)に基づく簡
易演算出力が得られ、時刻t+17では、A/D出力値
I(t+17)−I(t+16)に基づく簡易演算出力
が得られる。
【0028】次に、時刻t+18では、センサ部27の
出力信号が整定して、時刻t+17との間に出力信号の
変化がなく、A/D出力値I(t+18)とI(t+1
7)との間に差がないので、CPU10は、ステップ1
04においてステップ入力ではないと判断する。これに
より、CPU10は、ステップ105,106,201
を実行して、A/D出力値I(t+18)に基づく補正
演算を行う(ステップ202)。これにより、D/A変
換器14からA/D出力値I(t+18)に基づく補正
演算出力が得られる。
【0029】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。本実施の形態において
も2線式発信器の構成は第1の実施の形態と同様であ
る。第1の実施の形態では、補正演算に要する処理時間
T1とサンプリング周期Tsとの関係がTs<T1であ
る高速サンプリングの場合について述べたが、応答性の
要求度合いがさほど高くない場合には、Ts≧T1とし
てもよい。この場合のタイミングチャートを図4に示
す。
【0030】このようにサンプリングタイミングが従来
と同じA/D変換器13を用いて、ステップ入力と判断
したときに第1の実施の形態で説明した簡易演算を行う
ようにすれば、単純な演算シーケンスである程度の高速
応答化が可能である。
【0031】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
の実施の形態について説明する。第1、第2の実施の形
態では、簡易演算値O(k)の算出を式(1)のように
行ったが、次式のように行ってもよい。 O(k)=O(k−τ)+Ospan×(I(k)−I(k−τ))/Ispan ・・・(2) 式(2)において、Ispanは測定スパンに対するA/D
変換値スパン、OspanはD/A変換値スパンである。
【0032】以下、本実施の形態の2線式発信器の動作
を図5を用いて説明する。本実施の形態においても2線
式発信器の構成とその動作は式(1)の代わりに式
(2)を用いる点を除いて第1、第2の実施の形態と同
じである。本実施の形態では、0〜100kPaの差圧
を4〜20mAに変換することを前提とする。
【0033】図5(a)にセンサ部27が検出するプロ
セス変量、すなわち0〜100kPaの差圧を示す。セ
ンサ部27は、入力圧力を検出して、検出した圧力に対
応する図5(b)のような電圧を出力する。ここでは、
圧力が0kPaのとき0V、100kPaのとき1Vが
出力される。
【0034】A/D変換器13は、センサ部27から出
力された電圧を図5(c)のようなデジタル値に変換す
る。A/D変換器13は、入力電圧0Vのとき0cnt
(カウント)、1Vのとき10000cntを出力す
る。したがって、演算前のA/D変換器13の出力レベ
ル範囲であるA/D変換値スパンIspan=10000c
ntとなる。
【0035】CPU10は、補正演算又は式(2)の簡
易演算を行って、図5(d)のような補正演算値又は簡
易演算値をD/A変換器14に出力する。このとき、補
正演算値又は簡易演算値の最小値は500cnt、最大
値は5500cntである。したがって、D/A変換器
14への入力レベル範囲であるD/A変換値スパンOsp
an=5000cntとなる。
【0036】D/A変換器14は、CPU10から出力
されたデジタル値を図5(e)のような電圧に変換す
る。D/A変換器14は、入力デジタル値が500cn
tのとき0.4V、5500cntのとき2Vを出力す
る。出力部25は、D/A変換器14から出力された電
圧を図5(f)のような電流信号に変換する。出力部2
5は、入力電圧が0.4Vのとき4mA、2Vのとき2
0mAを出力する。
【0037】以上のように、A/D変換値スパンIspan
=10000cnt、D/A変換値スパンOspan=50
00cntとなる。ステップ入力が入ったとき、簡易演
算を実行と判断するしきい値は、変化率でA/D変換値
スパンIspanの5%とする。すなわち、A/D出力値の
今回値と前回値のカウント値の差で500cntとな
る。
【0038】直前の補正演算値(または簡易演算値)O
(k−τ)が3000cnt、この演算値O(k−τ)
の入力であるA/D出力値I(k−τ)が5000cn
tであったとする。現時刻のA/D出力値I(k)が5
800cntであったとき、A/D出力値の今回値と前
回値の差I(k)−I(k−τ)=5800cnt−5
000cnt=800cnt>500cnt(しきい
値)。変化率で表すと、8%>5%(しきい値)とな
る。
【0039】これにより、ステップ入力と判断し、式
(2)の簡易演算を実行する。式(2)に具体的数値を
代入すると、O(k)=3000+5000×(580
0−5000)/10000=3000+400=34
00cntとなり、D/A入力値の今回値が簡易演算式
(2)により、A/D入力変化率と同等の8%(400
cnt)加算した値として計算される。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、補正演算に要する処理
時間をT1としたとき、サンプリング周期Ts(Ts≧
T1)毎にサンプリングされたプロセス変量に基づいて
補正演算を行った値を求め、このプロセス変量をステッ
プ入力と判断した場合には、補正演算の代わりに、サン
プリングされたプロセス変量から補正演算後の値を推定
する処理時間T2(T2<T1)の簡易演算を行うよう
にしたことにより、応答性の要求度合いがさほど高くな
い場合には、従来のマイクロプロセッサのプログラムに
単純な演算シーケンスを加えるだけで、マイクロプロセ
ッサのクロック周波数を上げることなく(すなわち、消
費電流を増加させることなく)、プロセス変量の変化に
対する応答性を向上させることができる。
【0041】また、サンプリング周期Ts(Ts<T
1)毎にサンプリングされたプロセス変量に基づいて補
正演算を行った値を求め、このプロセス変量をステップ
入力と判断した場合には、補正演算の代わりに簡易演算
を行うようにしたことにより、マイクロプロセッサのク
ロック周波数を上げることなく(すなわち、消費電流を
増加させることなく)、プロセス変量の変化に対する応
答性を向上させることができ、スマート型の安定性と高
速応答性とを兼ね備えた発信器を実現できる。
【0042】また、プロセス変量がステップ入力の後に
整定した場合には、補正演算の実行を再開するようにし
たことにより、プロセス変量が整定した場合に速やかに
補正演算出力に復帰することができ、より速く正確な出
力が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる2線式発信
器の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の2線式発信器の演算処理を示すフロー
チャート図である。
【図3】 図1の2線式発信器の演算処理を示すタイミ
ングチャート図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態となる2線式発信
器の演算処理を示すタイミングチャート図である。
【図5】 本発明の第3の実施の形態となる2線式発信
器の動作を示す信号波形図である。
【図6】 従来の2線式伝送系の構成を示すブロック図
である。
【図7】 従来の2線式発信器の演算処理を示すフロー
チャート図である。
【図8】 従来の2線式発信器の問題点を説明するため
のタイミングチャート図である。
【符号の説明】
10…マイクロプロセッサ、11…リードオンリーメモ
リ、12…ランダムアクセスメモリ、13…アナログ/
デジタル変換器、14…デジタル/アナログ変換器、1
5…クロック発振器、25…出力部、26…電源部、2
7…センサ部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス変量を電流信号に変換し一対の
    伝送線を介して受信器に伝送する2線式発信器において
    プロセス変量の計測誤差を補正する補正演算方法であっ
    て、 前記計測誤差を補正する補正演算に要する処理時間をT
    1としたとき、サンプリング周期Ts(Ts≧T1)毎
    にサンプリングされたプロセス変量に基づいて前記補正
    演算を行った値を求め、このプロセス変量をステップ入
    力と判断した場合には、前記補正演算の代わりに、前記
    サンプリングされたプロセス変量から前記補正演算後の
    値を推定する処理時間T2(T2<T1)の簡易演算を
    行うことを特徴とする2線式発信器における補正演算方
    法。
  2. 【請求項2】 プロセス変量を電流信号に変換し一対の
    伝送線を介して受信器に伝送する2線式発信器において
    プロセス変量の計測誤差を補正する補正演算方法であっ
    て、 前記計測誤差を補正する補正演算に要する処理時間をT
    1としたとき、サンプリング周期Ts(Ts<T1)毎
    にサンプリングされたプロセス変量に基づいて前記補正
    演算を行った値を求め、このプロセス変量をステップ入
    力と判断した場合には、前記補正演算の代わりに、前記
    サンプリングされたプロセス変量から前記補正演算後の
    値を推定する処理時間T2(T2<T1)の簡易演算を
    行うことを特徴とする2線式発信器における補正演算方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の2線式発信器における
    補正演算方法において、 前記プロセス変量が前記ステップ入力の後に整定した場
    合には、前記補正演算の実行を再開することを特徴とす
    る2線式発信器における補正演算方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の2線式発信器に
    おける補正演算方法において、 現時刻のプロセス変量をI(k)、直前の補正演算又は
    簡易演算で得られた値をO(k−τ)、この演算値O
    (k−τ)の入力であるプロセス変量をI(k−τ)と
    したとき、現時刻の簡易演算値O(k)を、O(k)=
    O(k−τ)+O(k−τ)×(I(k)−I(k−
    τ))/I(k−τ)によって算出することを特徴とす
    る2線式発信器における補正演算方法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の2線式発信器に
    おける補正演算方法において、 現時刻のプロセス変量をI(k)、直前の補正演算又は
    簡易演算で得られた値をO(k−τ)、この演算値O
    (k−τ)の入力であるプロセス変量をI(k−τ)、
    前記プロセス変量I(k),I(k−τ)のスパンをI
    span、前記補正演算後の値又は簡易演算後の値のスパン
    をOspanとしたとき、現時刻の簡易演算値O(k)を、
    O(k)=O(k−τ)+Ospan×(I(k)−I(k
    −τ))/Ispanによって算出することを特徴とする2
    線式発信器における補正演算方法。
  6. 【請求項6】 プロセス変量を電流信号に変換し一対の
    伝送線を介して受信器に伝送する2線式発信器におい
    て、 プロセス変量の計測誤差を補正する補正演算に要する処
    理時間をT1としたとき、サンプリング周期Ts(Ts
    ≧T1)毎に前記プロセス変量をデジタル値に変換する
    A/D変換器と、 このA/D変換器のデジタル値に基づいて前記補正演算
    を行ったデジタル値を求め、前記プロセス変量をステッ
    プ入力と判断した場合には、前記補正演算の代わりに、
    前記A/D変換器のデジタル値から前記補正演算後の値
    を推定する処理時間T2(T2<T1)の簡易演算を行
    う信号処理手段と、 この信号処理手段から出力されたデジタル値をアナログ
    信号に変換するD/A変換器と、 このD/A変換器から出力されたアナログ信号を電流信
    号に変換する出力手段とを有することを特徴とする2線
    式発信器。
  7. 【請求項7】 プロセス変量を電流信号に変換し一対の
    伝送線を介して受信器に伝送する2線式発信器におい
    て、 プロセス変量の計測誤差を補正する補正演算に要する処
    理時間をT1としたとき、サンプリング周期Ts(Ts
    <T1)毎に前記プロセス変量をデジタル値に変換する
    A/D変換器と、 このA/D変換器のデジタル値に基づいて前記補正演算
    を行ったデジタル値を求め、前記プロセス変量をステッ
    プ入力と判断した場合には、前記補正演算の代わりに、
    前記A/D変換器のデジタル値から前記補正演算後の値
    を推定する処理時間T2(T2<T1)の簡易演算を行
    う信号処理手段と、 この信号処理手段から出力されたデジタル値をアナログ
    信号に変換するD/A変換器と、 このD/A変換器から出力されたアナログ信号を電流信
    号に変換する出力手段とを有することを特徴とする2線
    式発信器。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の2線式発信器におい
    て、 前記信号処理手段は、前記プロセス変量が前記ステップ
    入力の後に整定した場合には、前記補正演算の実行を再
    開することを特徴とする2線式発信器。
  9. 【請求項9】 請求項6又は7に記載の2線式発信器に
    おいて、 前記信号処理手段は、現時刻のA/D変換器のデジタル
    値をI(k)、直前の補正演算又は簡易演算で得られた
    値をO(k−τ)、この演算値O(k−τ)の入力であ
    るA/D変換器のデジタル値をI(k−τ)としたと
    き、現時刻の簡易演算値O(k)を、O(k)=O(k
    −τ)+O(k−τ)×(I(k)−I(k−τ))/
    I(k−τ)によって算出することを特徴とする2線式
    発信器。
  10. 【請求項10】 請求項6又は7に記載の2線式発信器
    において、 前記信号処理手段は、現時刻のA/D変換器のデジタル
    値をI(k)、直前の補正演算又は簡易演算で得られた
    値をO(k−τ)、この演算値O(k−τ)の入力であ
    るA/D変換器のデジタル値をI(k−τ)、前記プロ
    セス変量I(k),I(k−τ)をA/D変換する際の
    A/D変換値スパンをIspan、前記補正演算後の値又は
    簡易演算後の値をD/A変換する際のD/A変換値スパ
    ンをOspanとしたとき、現時刻の簡易演算値O(k)
    を、O(k)=O(k−τ)+Ospan×(I(k)−I
    (k−τ))/Ispanによって算出することを特徴とす
    る2線式発信器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101066509B1 (ko) 2008-01-31 2011-09-21 가부시키가이샤 야마다케 차압 발신기
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