JP2003162406A - データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
おいて、見開き可能な小冊子として利用できるようにす
る。 【解決手段】 ホスト側装置10は、生成したPDFフ
ァイルをそのままプリンタ20に送信する。プリンタ2
0においては、ページ配置制御部230は、PDFファ
イルの用紙レイアウトパターンとプリンタ20にて利用
可能な用紙サイズとの関係に基づいて、中綴じや片綴じ
の冊子を作成できるように、複数ページ分の画像を印刷
用紙Pの両面に形成させるべく、ページ配列をソートす
る。レンダリング部270は、ページ配置制御部230
により決定されたページ順に従うとともにインタプリタ
部240により解釈されたデータに基づいてラスタデー
タに展開する。印刷制御部290は、レンダリング部2
70により描画展開されたラスタデータに基づいて印刷
処理を制御する。
Description
ソフトや図面作成ソフトなどのドキュメント作成ツール
で作成された電子データに基づいて、画像を印刷用紙上
に形成するための印刷データを生成するデータ処理装置
に関する。
刷出力する際には、出力前に、文書データを出力単位
(たとえば1ページ分)に合わせてレンダリング(描画
展開、ラスタ化)しなければならない。
した電子写真方式のページプリンタ(データ処理装置の
一例)の開発に伴い、図形、文字などの拡大、回転、変
形などが自由に制御できるページ記述言語(PDL:Pa
ge Description Language )を印刷データとして用いる
データ処理装置が一般に普及している。ここでPDL形
式の印刷データは、ページ内の任意位置の画像、図形、
文字を表現する描画命令およびデータを任意の順で配置
した命令およびデータ列で構成されており、ページプリ
ンタで印字するために、印字前に出力単位ごと(1ペー
ジごと)に画像データをラスタデータにレンダリング
(描画展開)してから、プリンタエンジン部にそのラス
タデータを出力する。
トなどのドキュメント作成ツールでドキュメントを電子
的に作成する際、単純に同一サイズの単一用紙上にレイ
アウトするのではなく、実際の仕上がり形態に即するよ
うなレイアウトで作成することがある。
などの冊子がインターネットのWEB画面上で電子文書
として提供されることがある。この場合、その電子文書
のほとんどが、実際に(すなわち製版技術により作成さ
れた)紙媒体で配布されるものをそのまま見ているよう
な用紙のレイアウト(用紙サイズや総ページ数の任意の
組合せ)にすることがある。
な(たとえば中綴じの)カタログに対応するように、表
紙がA4縦サイズで、中の見開きが左右の各ページを表
すA3横サイズで奇数枚つづき、最後に裏表紙としてA
4縦サイズといった流れで構成される電子文書がある。
このような電子文書は、WEB画面上で閲覧する場合
に、製版技術により作成されたカタログを捲って閲覧し
ているのと同じように見える。
に基づいてプリンタなどで印刷する場合、製版技術によ
り作成された冊子(以下実際の冊子ともいう)と同じ見
開き形態の構成にすることが困難である。実際の冊子と
同じ見開き形態の構成にするためには、たとえば、各ペ
ージを指定の用紙サイズで片面に印刷し、白紙の面を糊
付けすることで可能な場合もあるが、印刷後の処理が非
常に煩雑であり現実的ではない。
されている、小冊子印刷といった機能を使用した場合に
は、A4とA3のように複数の用紙サイズが混在してい
るため、どちらかの用紙サイズに統一するように拡大も
しくは縮小されてしまい、結果として、実際の冊子の見
開き形態とは違ったものができてしまう。
ト作成ツールを用いて、利用者自身が電子文書を編集し
てページのレイアウトを変更する方法もある。しかしこ
の場合には、たとえばA3サイズの全てのページをA4
サイズに分割し、表紙などの元々A4サイズのものも含
めて、改めてページ番号を付与するといった、電子文書
の1ページを分割して別のページに割り付けるという処
理が必要になる。また、電子文書によっては、このよう
な編集処理ができない場合や、利用者の処理が非常に煩
雑になる場合もある。
的とした印刷技術として、たとえば特許第第26848
90号では、紙文書をスキャンする際、電子文書でのレ
イアウトを入力することで、そのレイアウトにそった電
子文書にする方法を提案している。この方法は、入力す
るレイアウトを印刷時の再配置したレイアウトにするこ
とで、印刷時に冊子状態にすることができる。しかし、
スキャンした電子文書のレイアウト自体が変化してしま
うため、電子文書をそのまま配布することができない。
サイズの異なる文書を印刷する場合に、1枚目の用紙サ
イズよりも2枚目の用紙サイズが大きいときには、2つ
の領域に分割して別の用紙に印刷する方法を提案してい
る。しかしこの方法では、文書全体の用紙サイズから判
定していない。また、分割した領域をそれぞれ別の用紙
に印刷するため、実際の冊子と同じ状態にすることはで
きない。
であり、電子文書を利用者が編集する必要なく、簡単
に、実際の冊子と同じ見開き状態を維持することができ
るデータ処理装置を提供することを目的とする。
データ処理装置は、電子的に生成された複数のページを
表す文書データに基づいて印刷用紙に出力するための印
刷データを生成するデータ処理装置であって、文書デー
タにより表される用紙レイアウトと、印刷用紙の形態と
に基づいて、印刷用紙上の印刷結果が見開き可能な冊子
となるように、印刷用紙に配置するページ順序を決定す
るページ配置制御部を備えた。
係るデータ処理装置のさらなる有利な具体例を規定す
る。
置制御部は、文書データにより表される用紙レイアウ
ト、たとえば各ページのサイズの組合せ関係、あるいは
総ページ数などと、印刷装置側に用意されている印刷用
紙のサイズや両面印刷可能かなど印刷用紙の形態に基づ
いて、印刷用紙上の印刷結果が見開き可能な冊子となる
ように、それぞれの印刷用紙に配置するべきページ順序
を決定する。
ージサイズおよび総ページ数であって、さらに見開き状
態で等倍且つ両面に印刷可能な印刷用紙が用意されてい
るときには、印刷用紙上の印刷結果が中綴じ可能な冊子
となるようにページ配列順を決定する。
施の形態について詳細に説明する。
た第1実施形態の印刷システムの一構成例を示すブロッ
ク図である。第1実施形態の印刷システム1は、ワープ
ロソフトなどのドキュメント作成ツールで作成したドキ
ュメントデータを、ぺージ記述言語(PDL:Page Des
cription Language) に変換することなく、そのままプ
リンタに送り、プリンタ側にて、直接受け取た文書デー
タに基づいて冊子の見開き状態を維持できるように、ペ
ージ画像を再配列する形態のものである。
ータを生成するパソコンなどのホスト側装置10と、ホ
スト側装置10から出力された文書データに基づいて印
刷処理をするプリンタ20とを備えている。
を含む文書データを生成するデータ生成部110と、ホ
スト側装置10の各部の動作を制御する中央制御部12
0と、プリンタ20との間のインターフェース機能をな
すインターフェース部130とを有する。データ生成部
110には、たとえば、テキストや図形などを含む文書
データを生成するためのアプリケーションプログラムが
組み込まれる。また中央制御部120には、ホスト側装
置10の全体を制御するソフトウェアであるOS(オペ
レーティングシステム)やプリンタ20を制御するため
のソフトウェアであるプリンタドライバが組み込まれ
る。
ラムに基づいてソフトウェア的に機能するようになる。
すなわち、後述する各機能部を構成するためのプログラ
ムを格納したCD−ROMなどからプログラムを読み出
して図示しないハードディスク装置などにインストール
させておき、ハードディスク装置からプログラムを読み
出して図示しないCPUが後述する処理手順を実行する
ことにより、各機能をソフトウェア的に実現することが
できる。
とえば、インターネット経由で配信される電子文書の標
準的なファイル形式であるPDF(Portable Document
Format)形式の文書ファイルを生成できるものを使用す
る。ホスト側装置100は、文字や図形を含む文書デー
タを作成してプリンタ20に出力する。
間のインターフェース機能をなすインターフェース部2
00と、システムバスを介してプリンタ20の各部の動
作を制御するCPU(Central Processing Unit )21
0と、CPU210などが利用するRAM(random acce
ss memory)212と、ホスト側装置10から受け取った
文書データ(以下PDFファイルを例に説明する)に基
づいて、中綴じあるいは片綴じの、見開き可能な冊子を
形成可能なように、印刷用紙Pに配置すべきページ順を
電子的に並び替える(再配置する)電子ソート部(EP
C;ElectronicPage Control) 220とを備える。
から受け取ったPDFファイルを記憶する記憶媒体22
2と、中綴じあるいは片綴じの、見開き可能な冊子を形
成可能なように、印刷用紙Pに配置すべきページ順を決
定するページ配置制御部230と、インターフェース部
200を介して入力されたPDFファイルを解釈するイ
ンタプリタ部240と、ページ配置制御部230により
決定されたページ順に従うとともにインタプリタ部24
0により解釈されたデータに基づいてラスタデータに展
開する描画展開部の一例であるレンダリング部270
と、レンダリング部270により描画展開されたラスタ
データに基づいて印刷処理を制御する印刷制御部290
とを備える。
イルを記憶媒体222から読み出して、中綴じや片綴じ
の冊子を作成できるように、複数ページ分の画像を印刷
用紙Pの両面に形成させる機能を有している。この機能
により画像を形成する際には、後述するように、ホスト
側装置10側にて想定されている出力サイズ、縦方向か
横方向かを示す原稿画像の方向、縦書きか横書きかを示
す画像の内容、小冊子の綴じ方向、印刷用紙Pのサイズ
およびセット向きなどに基づいて、印刷用紙Pに形成す
る画像のページ順序を決定する。
0の印刷制御部290からの指令に従って印刷処理を実
行するプリンタエンジン部300を備える。プリンタエ
ンジン部300とシステムバスとの間にはプリンタエン
ジンインターフェース部302が設けられる。
御するCPU210が使用するメインメモリとしても利
用される。この場合、RAM212には、メインメモリ
用のワーク領域が割り当てられる。ワーク領域は、プロ
グラムが動作するために一時的に使われる領域である。
0における描画展開処理用のメモリとしても利用され
る。この場合、RAM212には、描画展開処理用のラ
スタ展開領域が設けられる。
プリンタエンジン部300を起動し、RAM212上で
展開したラスタデータ(ビットマップデータ)をプリン
タエンジン部300に供給する。プリンタエンジン部3
00は、プリンタエンジンインターフェース部302を
介して供給されるラスタデータに従って、用紙に画像を
形成して出力する。
成された見開き原稿Gの見開きサイズと略同一サイズの
印刷用紙Pの両面に所定の頁順で印刷する場合におけ
る、印刷用紙Pと原稿Gの頁番号との関係を示した図で
ある。ここで一般的に多く利用されるのは、縦方向(閉
じた状態)での原稿Gに横書きで記述されている場合に
は図2(A)に示すように左綴じが、縦方向の原稿に縦
書きで記述されている場合には図2(B)に示すように
右綴じが利用される。
図2(C)に示すように上綴じが利用される。ここで、
左(右/上)綴じといっているのは、1頁目が上になる
ように原稿Gを見たとき、綴じ代が左(右/上)となる
ことを意味する。なお、頁を捲る方向からの表現とし
て、左から昇順にページ配置する左綴じは左開き、右か
ら昇順にページ配置する右綴じは右開き、上綴じは上開
きともいう。
状態の頁順序と印刷用紙P上の該当頁の画像の配列順序
とはバラバラになる。たとえば図示するように、8頁の
見開き原稿の場合、左綴じのときには、2頁目が左側
に、3頁目が右側に現われるのに対して、2頁目の画像
bは1枚目の印刷用紙Pの表面左側に、3頁目の画像c
は2枚目の印刷用紙Pの裏面左側に、それぞれ印刷され
ている。また、右綴じのときには、2頁目が右側に、3
頁目が左側に現われるのに対して、2頁目の画像bは1
枚目の印刷用紙Pの表面右側に、3頁目の画像cは2枚
目の印刷用紙Pの裏面右側に、それぞれ印刷されてい
る。一方、各印刷用紙Pの表面あるいは裏面のそれぞれ
において対になる画像の頁番号は、たとえば“1と8”
や“4と5”などのように綴じ方向に関わらず同じであ
る。さらに、各印刷用紙Pの表裏で対になる画像の頁番
号は、たとえば“1と2”や“3と4”などのように綴
じ方向に関わらず同じである。
0を使用して、2頁分に亘る図や説明などの画像を有す
る、見開き可能な冊子を作成する場合についての、一連
の処理手順の概要例を示したフローチャートである。こ
こでは、ホスト側装置10にて作成されたPDFファイ
ルの原稿Gの状態(サイズおよび向き)を自動検知し
て、原稿Gの表と裏の表紙および見開き頁をともに等倍
で、さらに画像の配置位置および向きも元原稿と同じく
なるように、両面印刷で元原稿と同じような冊子を作成
することを可能にする場合について説明する。
ファイルの印刷物を出力するようプリンタ20に指令す
る。このとき中央制御部120は、プリンタドライバに
より出力サイズや出力部数など、従来のシステムと同様
の印刷指示を出す。また、見開き可能な冊子を作成する
モードであるカタログ印刷モードかそれ以外のモードで
あるのかの指示も出す。なお、従来のシステムと異な
り。プリンタドライバは、PDFファイルをPDLに変
換することなく、そのPDFファイルを直接にプリンタ
20に送る(S100)。
0を介してPDFファイルを全て受信し、記憶媒体22
2に保持する(S102)。ページ配置制御部230
は、ホスト側装置10により指示された印刷モードがカ
タログ印刷モードか否かを判定する(S104)。カタ
ログ印刷モードでない場合(S104−NO)、プリン
タ20は、従来のプリンタと同様の処理をする。すなわ
ち、レンダリング部270は1ページ分をラスタデータ
に描画展開し(S130)、印刷制御部290は、この
1ページ分のラスタデータをプリンタエンジン部300
に送り印刷出力させる(S132)。プリンタ20は、
ステップS130〜S132の処理を全ページ分繰り返
す(S134)。
04−YES)、ページ配置制御部230は、受信した
PDFファイルに含まれる全てのページのページサイズ
を判定し(S106)、さらに特定の用紙レイアウトの
パターン(規定パターン)かどうかを判定する(S10
8)。特定の用紙レイアウトのパターンでない場合には
(S110−NO)、従来のプリンタと同様の処理をす
る(S130〜S134)。
ある場合には(S110−YES)、ページ配置制御部
230は、ホスト側装置10から指示された出力サイズ
として使用したい用紙(第1の用紙)が利用可能かどう
かを判定する(S112)。第1の用紙が利用可能な場
合には(S112−YES)、ページ配置制御部230
は、用紙レイアウトのパターンと照らし合わせ、出力す
る新しいレイアウト(ページ順の再配列を含む)を決定
する(S116)。
力サイズとして使用したい用紙(第1の用紙)が利用不
可能な場合には(S112−NO)、ページ配置制御部
230は、別のサイズの用紙(第2の用紙)でカタログ
印刷が可能であるか否かを判定する(S114)。そし
て、第2の用紙が利用不可能な場合には(S114−N
O)、従来のプリンタと同様の処理をする(S130〜
S134)。一方、第2の用紙が利用可能な場合には
(S114−YES)、ページ配置制御部230は、そ
の第2の用紙に適合する出力レイアウト(ページ順の再
配列を含む)を決定する(S116)。
制御部230により決定された出力のための新しい用紙
レイアウト(出力レイアウト)に従って、出力に必要な
PDFファイルのページ情報を取得する(S118)。
この際、印刷用紙Pの1ページ分の出力に必要な情報が
PDFファイルでは2ページ分の場合がある。次に、レ
ンダリング部270は、PDFファイルのページ情報を
解析し、印刷用紙Pの1ページ分をラスタデータに描画
展開する(S120)。
スタデータをプリンタエンジン部300に送り印刷出力
させる(S122)。プリンタ20は、ステップS11
8〜S122の処理を全ページ分繰り返す(S12
4)。このときプリンタエンジン部300は、印刷制御
部290から送られたラスタデータのページ順に従っ
て、印刷用紙P上に両面印刷する。
刷用紙Pの積層体を、堆積した状態でそのまま中央で半
分に谷折りし、折り目に沿って綴じる、もしくは積層体
の一辺をを綴じることによって、ホスト側装置10が想
定している冊子と同じ見開き可能な冊子の形態にするこ
とができる。
わち見開き可能なように両面印刷する場合の各印刷用紙
P上のページ画像の配列順の決定方法を説明する図であ
る。ここで、図4(A)は、見開き原稿の左右の各ペー
ジの画像と、見開きサイズと略同じ大きさの印刷用紙P
に元のページ順と同じくかつ中綴じ可能なように両面印
刷する場合の、各印刷用紙P上のページ画像の配列順の
決定方法を説明する図である。また図4(B)は、見開
き原稿の左右の各ページの画像と、見開きサイズの半分
の大きさの印刷用紙Pに元のページ順と同じくかつ見開
き可能なように両面印刷する場合の、各印刷用紙P上の
ページ画像の配列順の決定方法を説明する図である。
面印刷する場合、基本的には、印刷用紙Pの表裏両面
で、4ページ分の画像が印刷される。したがって、中綴
じ原稿Gの表紙および裏表紙を含む総ページ数をNとし
たとき、必要な印刷用紙Pの枚数QはN/4となる。
対となるページは、原稿Gの開きの方向に関わらず、ペ
ージ番号nとページ番号4Q−(n−1)=N−(n−
1)となる。たとえば、総ページ数N=12のとき、n
=3ページと対になるのは、12−(3−1)=10ペ
ージとなる。
紙Pの裏面上に、次に印刷が完了した印刷用紙Pを排出
する場合、原稿Gの開きの方向に関わらず、前半のペー
ジは、奇数ページが表面に、偶数ページが裏面に印刷さ
れる。後半のページについては、対となる前半のページ
と同じ面に配されるのはいうまでもない。
て、各ページの画像を右側に配するのか左側に配するの
かは、原稿Gの開きの方向によって異なり、左綴じの場
合は奇数ページが右側に、偶数ページが左側に印刷さ
れ、右綴じの場合は奇数ページが左側に、偶数ページが
右側に印刷される。上綴じの場合は、左綴じを時計回り
に90度回転、または右綴じを反時計回りに90度回転
させた形態となるので、ここでは説明を割愛する。
と略同じ大きさの印刷用紙Pがある場合には、図4に示
したルールに従って、中綴じ可能なように、頁順並びに
配置位置および向きを決定する。そしてレンダリング部
270は、ページ配置制御部230において決定された
頁順並びに配置位置および向きに従って各ページの画像
を並べ替えプリンタエンジン部300に入力する。
用紙Pがない場合には、見開きサイズの半分の大きさの
印刷用紙Pに見開き可能に両面印刷する。この場合、ペ
ージ配置制御部230は、図4(B)に示すルールに従
って、見開き可能なように、頁順並びに配置位置および
向きを決定する。そしてレンダリング部270は、ペー
ジ配置制御部230において決定された頁順並びに配置
位置および向きに従って各ページの画像を並べ替えプリ
ンタエンジン部300に入力する。なお、見開きサイズ
の半分の大きさの印刷用紙Pに両面印刷する場合、出来
上がった印刷用紙Pの積層体の右側もしくは左側の一辺
を綴じることで、右綴じ/左綴じを切り替えることがで
きる。
のパターンが、A4が1枚(表紙)、見開きA3が奇数
枚、A4が1枚(裏表紙)の場合であって、出力にA3
用紙が利用できる場合における、プリンタ20の処理の
一例を示す図である。先ずページ配置制御部230は、
受信したPDFファイルの各ページのページサイズを判
定する。そして、用紙レイアウトのパターンが、A4が
1枚、A3が奇数枚、A4が1枚といったパターンであ
ることを判別し、A3両面印刷によって冊子となる印刷
結果が得られることを判断する。次に、ページ配置制御
部230は、出力にA3用紙が利用できるかどうかを判
定し、利用できる場合には、図5(B)に示すようなレ
イアウトにして出力することを決定する。
枚目表面の描画として、PDFファイルにおけるA4の
1ページ目と、最終ページ(5ページ目)のA4のペー
ジを1枚のA3用紙に対応するように描画する。次にレ
ンダリング部270は、出力の1枚目裏面の描画とし
て、PDFファイルにおける2ページ目(A3)の左側
のA4に相当する半分と、後ろから2ページ目、すなわ
ち4ページ目(A3)の右側のA4に相当する半分を、
1枚のA3用紙に対して描画する。すなわちレンダリン
グ部270は、ラスタデータに展開する過程で左右のペ
ージに対応するラスタデータを組み替えて、ページ配列
をソートする。プリンタエンジン部300は、この1枚
目用の表裏の各ラスタデータに基づいて、A3短辺綴じ
の両面として1枚目のA3用紙に印刷する。
ージ目(A3)および4ページ目(A3)をそれぞれA
3サイズでラスタデータ(ビットマップデータ)に展開
し、それぞれを左右のページ画像に分割してから必要な
ページ画像を用いてA3サイズに再配列するのではな
く、PDFファイルから直接に1枚のA3用紙に対応す
るようにラスタデータに展開する。後述する出力の2枚
目についても同様である。なお、PDFファイルのA3
サイズのページから直接に1枚のA3用紙に対応するよ
うにラスタデータに展開する具体的方法については、説
明を割愛する。
目表面の描画として、PDFファイルにおける2ページ
目(A3)の右側のA4に相当する半分と、後ろから2
ページ目、すなわち4ページ目(A3)の左側のA4に
相当する半分を、1枚のA3用紙に対応するように描画
する。さらにレンダリング部270は、出力の2枚目裏
面として、PDFファイルの中心のページ、すなわち3
ページ目(A3)を描画する。プリンタエンジン部30
0は、この2枚目用の表裏の各ラスタデータに基づい
て、A3短辺綴じの両面として2枚目のA3用紙に印刷
する。
タ20にA3サイズおよびA4サイズの2種類の用紙が
用意されていたときには、ページ配置制御部230は、
PDFファイルにより表される用紙の最大サイズである
A3サイズの用紙を使って、中綴じ可能なレイアウトに
ページ画像を割り付ける。これにより、利用者は、出力
結果の2枚の両面印刷されたA3用紙を中心で折り曲
げ、開いた状態でこの折り目を綴じることによって、図
5(C)に示すように、中綴じ可能な冊子状態の出力結
果を得ることができる。中綴じ可能であれば見開き可能
であるのはいうまでもない。
のパターンが、A4が1枚(表紙)、見開きA3が奇数
枚、A4が1枚(裏表紙)の場合であって、出力にA3
用紙が利用できない代わりにA3の半分であるA4用紙
が利用できる場合における、プリンタ20の処理の一例
を示す図である。ページ配置制御部230は、出力にA
3用紙が利用できるかどうかを判定した際に、A3用紙
が利用できないもののA4用紙が利用できる場合には、
図6(A)に示すようなレイアウトにして出力すること
を決定する。
出力の1枚目表面の描画として、PDFファイルにおけ
る ページ目(A4)をそのまま描画する。次にレンダ
リング部270は、出力の1枚目裏面の描画として、P
DFファイルの2ページ目(A3)の左側のA4に相当
する半分をA4用紙として描画する。プリンタエンジン
部300は、この1枚目用の表裏の各ラスタデータに基
づいて、A4長辺綴じの両面として1枚目のA4用紙に
印刷する。
ージ目(A3)をA3サイズでラスタデータ(ビットマ
ップデータ)に展開し、左右のページ画像に分割してか
ら必要な左側のページ画像を用いてA4サイズに再配列
するのではなく、PDFファイルから直接に1枚のA4
用紙に対応するようにラスタデータに展開する。すなわ
ちレンダリング部270は、ラスタデータに展開する過
程で、左右のページに対応するラスタデータを組み替え
て、ページ配列をソートする。後述する出力の2〜4枚
目についても同様である。なお、このPDFファイルの
A3サイズのページから直接に1枚のA4用紙に対応す
るようにラスタデータに展開する具体的方法について
は、説明を割愛する。
目表面の描画として、PDFファイルの2ページ目(A
3)の右側のA4に相当する半分をA4用紙として描画
する。さらにレンダリング部270は、出力の2枚目裏
面として、PDFファイルの3ページ目(A3)の左側
のA4に相当する半分をA4用紙として描画する。プリ
ンタエンジン部300は、この2枚目用の表裏の各ラス
タデータに基づいて、A4長辺綴じの両面として2枚目
のA4用紙に印刷する。
と略同様な処理を繰り返し、全てA4長辺綴じの両面と
して印刷し、出力結果の4枚を重ねて、用紙長辺(左は
じ)を綴じることで、図6(B)に示すように、中綴じ
は不可能であるが片綴じ可能な冊子状態の出力結果を得
ることができる。
1によれば、文書データを全ページ分保存しておく領域
(実施形態では記憶媒体222)が必要になりコストが
かかるものの、PDFファイルの用紙レイアウトとプリ
ンタ20にて利用可能な印刷用紙Pのサイズに基づい
て、見開き可能な冊子状態とするためのレイアウトを自
動的に決定し、PDFファイルの1ページを分割、ペー
ジの入れ替え、再配置してから印刷することで、製版技
術により作成された実際の冊子と同じように、容易に見
開き可能な冊子状態の出力結果を得ることができる。
ファイルのA3サイズから直接に1枚のA3用紙もしく
はA4用紙に対応するようにラスタデータ(ビットマッ
プデータ)に展開することとして説明していたが、これ
に限らず、A3サイズのページをA3サイズでラスタデ
ータに展開し、左右のページ画像に分割してから、必要
な分のページ画像を用いてA3サイズもしくは4サイズ
に再配列するようにしてもい。すなわちレンダリング部
270は、一旦A3サイズでラスタデータに展開してか
らページ配列をソートする。
てから左右のページに対応するA4サイズに分割する分
割部が設けられる。この分割部は、レンダリング部27
0と兼用されてもよい。ラスタデータとしてから左右の
画像に分割する具体的手法は、ラスタデータの分割、接
合、順序の入替え、という公知の技術を用いることがで
きるので、その説明は割愛する。
タ20にて利用可能な印刷用紙Pのサイズを自動的に判
断し、PDFファイルにより表される用紙の最大サイズ
に対応する印刷用紙(前例ではA3サイズの用紙)を使
って、できるだけ中綴じ可能な形態を選択するようにし
ていたが、必ずしもこのような形態に限らない。たとえ
ばPDFファイルが中綴じ可能な用紙レイアウトであっ
て、プリンタ20にて利用可能な印刷用紙PとしてA4
サイズおよびA3サイズが用意されていた場合であって
も、出力に使用する用紙サイズとして利用者からA4サ
イズが指定された場合には、図6に示したように、A4
サイズの印刷用紙Pを用いて見開き可能な片綴じの冊子
にしてもよい。
のパターンが、A4が1枚(表紙)、見開きA3が偶数
枚、A4が1枚(裏表紙)の場合における、プリンタ2
0の処理の一例を示す図である。この場合、総ページ数
Nは、4の倍数とならないので、そのままでは中綴じに
することはできない。そこでページ配置制御部230
は、たとえばA3の半分であるA4用紙が利用できる場
合には、図7(B)に示すように、中綴じは不可能であ
るが片綴じ可能な冊子とすることができるレイアウトに
して出力することを決定する。
およびA4用紙が利用できる場合には、図7(C)に示
すように、A3用紙の折り畳んだ内側にA4用紙を挟み
込むことで、中綴じは不可能であるが片綴じ可能な冊子
とすることができるレイアウトにして出力することを決
定する。
が利用できない代わりにA3用紙が利用できる場合に
は、図7(D)に示すように、A3用紙の折り畳んだ内
側にA3用紙を2つ折りし袋綴じにして(白紙ページが
内側になるように)挟み込むことで、中綴じは不可能で
あるが片綴じ可能な冊子とすることができるレイアウト
にして出力することを決定する。
のパターンが、A4が1枚(表紙)、中身もA4(偶数
枚)、A4が1枚(裏表紙)であって、さらに全体の総
ページ数が偶数で、4の倍数でない場合における、プリ
ンタ20の処理の一例を示す図である。この場合、全体
の総ページ数は図7に示した形態と同じになるので、ペ
ージ配置制御部230は、利用可能な印刷用紙Pのサイ
ズに応じて、図7(B)〜図7(D)の何れかのレイア
ウトにして出力することを決定する。何れの出力レイア
ウトの場合にも、中綴じは不可能であるが片綴じ可能な
冊子とすることができる。
のパターンが、A4が1枚(表紙)、中身もA4(偶数
枚)、A4が1枚(裏表紙)であって、さらに全体の総
ページ数が4の倍数である場合における、プリンタ20
の処理の一例を示す図である。この場合、印刷用紙Pと
してA4の倍のA3サイズが利用できる場合、中綴じ可
能にすることもできる。
にA3用紙が利用できるかどうかを判定した際に、A3
用紙が利用できる場合には、図9(B)に示すように、
中綴じ可能な冊子とすることができるレイアウトにして
出力することを決定する。一方、A3用紙が利用できな
いもののA4用紙が利用できる場合には、図9(C)に
示すように、中綴じは不可能であるが片綴じ可能な冊子
とすることができるレイアウトにして出力することを決
定する。
トのパターンが、全体の総ページが奇数である場合にお
ける、プリンタ20の処理の一例を示す図である。この
場合の例としては、A4が1枚(表紙)、中身もA4
(偶数枚)、裏表紙がない形態、あるいは、A4が1枚
(表紙)、中身もA4(奇数枚)、A4が1枚(裏表
紙)の形態が考えられる。
ず、白紙の1ページ分を追加して全体の総ページが偶数
になるようにする。そして全体の総ページが4の倍数で
ないときには、基本的には図8に示したと同じように、
中綴じは不可能であるが片綴じ可能な冊子とすることが
できるレイアウトにして出力することを決定する。
するかは、裏表紙があるかどうかで判断する。すなわ
ち、裏表紙がない形態では最終ページを白紙とする一
方、裏表紙がある形態では裏表紙の前のページを白紙と
する。
を追加して全体の総ページが偶数になるようにしたとき
に、全体の総ページが4の倍数となる場合には、ページ
配置制御部230は、基本的には図9に示したと同じよ
うに、出力にA3用紙が利用できる場合には中綴じ可能
な冊子とすることができるレイアウト、A3用紙が利用
できないもののA4用紙が利用できる場合には、中綴じ
は不可能であるが片綴じ可能な冊子とすることができる
レイアウトにして出力することを決定する。これらの場
合にも、裏表紙がない形態では最終ページを白紙とする
一方、裏表紙がある形態では裏表紙の前のページを白紙
とする。
トのパターンが、A3が1枚(表紙および裏表紙)、見
開きのA3(偶数枚)、すなわち全てA3サイズで総枚
数が奇数の場合における、プリンタ20の処理の一例を
示す図である。この場合、総ページ数Nは、4の倍数と
ならないので、そのままでは中綴じにすることはできな
い。そこでページ配置制御部230は、図11(B)〜
図11(D)に示すように、利用できる印刷用紙Pに応
じて、中綴じは不可能であるが片綴じ可能な冊子とする
ことができるレイアウトにして出力することを決定す
る。図7(B)〜図7(D)に示したのと比べると、表
紙および裏表紙として割り当てられているページ番号が
異なるだけで、基本的なページ配列の決定方法は同じで
ある。
トのパターンが、A3が1枚(表紙および裏表紙)、見
開きのA3(奇数枚)、すなわち全てA3サイズで総枚
数が遇数の場合における、プリンタ20の処理の一例を
示す図である。この場合、総ページ数Nは4の倍数とな
るので、ページ配置制御部230は、出力にA3用紙が
利用できる場合には図12(B)に示すように中綴じ可
能な冊子とすることができるレイアウト、A3用紙が利
用できないもののA4用紙が利用できる場合には、図1
2(C)に示すように中綴じは不可能であるが片綴じ可
能な冊子とすることができるレイアウトにして出力する
ことを決定する。図5や図9に示したのと比べると、表
紙および裏表紙として割り当てられているページ番号が
異なるだけで、基本的なページ配列の決定方法は同じで
ある。
した第2実施形態の印刷システムの一構成例を示すブロ
ック図である。ここで、図13(A)は、印刷システム
1の全体の構成例、図13(B)は、ソート処理に関わ
る部分、具体的にはプリンタドライバが組み込まれた中
央制御部120の機能ブロック図である。
側装置10において、ワープロソフトなどのドキュメン
ト作成ツールで作成したドキュメントデータに基づい
て、冊子の見開き状態を維持できるようにした新レイア
ウトのPDLデータ(プリントジョブ)にしてから、こ
の新しいレイアウトのPDLデータをプリンタ20に送
信する形態のものである。
120(特にプリンタドライバ機能部分;以下同様)
は、アプリケーションプログラムから入力された文書デ
ータを記憶する文書データ記憶部122と、中綴じある
いは片綴じの、見開き可能な冊子を形成可能なように、
印刷用紙Pに配置すべきページ順を決定するページ配置
制御部124と、ページ配置制御部124により決定さ
れたページ順に従うとともに文書データ記憶部122に
保持してあるPDFファイルを解釈してPDLデータを
生成する印刷データ生成部の一例であるPDLデータ生
成部126とを備える。
ョンプログラムが利用する記憶媒体としても利用され
る。一方、プリンタ20は、従来のプリンタと同じもの
を使用することができる。
のページ配置制御部230と同様の機能を有する。たと
えばページ配置制御部124は、アプリケーションプロ
グラムが想定している出力サイズ、縦方向か横方向かを
示す原稿画像の方向、縦書きか横書きかを示す画像の内
容、小冊子の綴じ方向、印刷用紙Pのサイズおよびセッ
ト向きなどに基づいて、印刷用紙Pに形成する画像のペ
ージ順序を決定する。
制御部124により決定されたページ配列に従って新し
いレイアウトのPDLデータを生成する。すなわち、第
1実施形態のレンダリング部270と略同様の機能を有
する。たとえばPDLデータ生成部126は、A3用紙
を利用して中綴じ可能な冊子状態とするように印刷させ
る場合には、PDFファイルにおける2ページ目(A
3)の左側のA4に相当する半分と、後ろから2ページ
目すなわち4ページ目(A3)の右側のA4に相当する
半分とに基づいて、1枚のA3用紙に対応するPDLデ
ータを生成する。
DLデータに展開する過程で、左右のページに対応する
PDLデータを組み替えて、ページ配列をソートする。
このとき、PDLデータ生成部126は、2ページ目
(A3)および4ページ目(A3)をそれぞれA3サイ
ズでPDLデータに展開し、それぞれを左右のPDLデ
ータに分割してから必要な分のPDLデータを用いてA
3サイズに再配列するのではなく、PDFファイルから
直接に1枚のA3用紙に対応するようにPDLデータに
展開する。他の印刷用紙P用のPDLデータについても
同様である。なお、PDFファイルのA3サイズのペー
ジから直接に1枚のA3用紙に対応するようにPDLデ
ータに展開する具体的方法については、説明を割愛す
る。
ものの見開き可能な冊子状態とするように印刷させる場
合には、PDLデータ生成部126は、2ページ目(A
3)をA3サイズでPDLデータに展開し、左右のPD
Lデータに分割してから必要な左側のPDLデータを用
いてA4サイズに再配列するのではなく、PDFファイ
ルから直接に1枚のA4用紙に対応するようにPDLデ
ータに展開する。
DLデータに展開する過程で、左右のページに対応する
PDLデータを組み替えて、ページ配列をソートする。
他の印刷用紙P用のPDLデータについても同様であ
る。なお、このPDFファイルのA3サイズのページか
ら直接に1枚のA4用紙に対応するようにPDLデータ
に展開する具体的方法については、説明を割愛する。
紙Pのサイズに関する情報は利用者がホスト側装置10
に入力する形態であってもよいし、プリンタ20からそ
の情報を自動的に取得する形態としてもよい。
FファイルのA3サイズから直接に1枚のA3用紙もし
くはA4用紙に対応するようにPDLデータに展開する
こととして説明していたが、これに限らず、A3サイズ
のページをA3サイズでPDLに展開し、左右のPDL
データに分割してから、必要な分のPDLデータを用い
てA3サイズもしくは4サイズに再配列するようにして
もい。
旦A3サイズでPDLデータに展開してからページ配列
をソートする。この場合、A3サイズでPDLデータに
してから左右のページに対応するA4サイズに分割する
分割部が設けられる。この分割部は、PDLデータ生成
部126と兼用されてもよい。A3サイズのPDLデー
タとしてから左右のPDLデータに分割する具体的手法
については、その説明を割愛する。
した第3実施形態の印刷システムの一構成例を示すブロ
ック図である。第3実施形態の印刷システム1は、ホス
ト側装置10において、ワープロソフトなどのドキュメ
ント作成ツールで作成した文書データに基づいて、冊子
の見開き状態を維持できるようにした新レイアウトの文
書データに変換(編集)してから、この新しいレイアウ
トの文書データに基づいてプリンタドライバにてPDL
データを生成し、このPDLデータをプリンタ20に送
信する形態のものである。ページ配置制御部124は、
第2実施形態と同様の機能を有する。
124により決定されたページ配列に従って新しいレイ
アウトの文書データを生成する。すなわち、第2実施形
態のPDLデータ生成部126と略同様の機能を有す
る。たとえばA3用紙を利用して中綴じ可能な冊子状態
とするように印刷させる場合には、データ生成部110
は、自身が生成したPDFファイルにおける2ページ目
(A3)の左側のA4に相当する半分と、後ろから2ペ
ージ目、すなわち4ページ目(A3)の右側のA4に相
当する半分とに基づいて、1枚のA3用紙に対応する新
しいページのPDFデータを生成する。
ージのPDFデータを生成する過程でページ配列をソー
トする。他の印刷用紙P用のPDFデータについても同
様である。なお、このPDFファイルのA3サイズのペ
ージから新しい1枚のA3用紙に対応するようなPDF
データに変換する具体的方法については、説明を割愛す
る。
ものの見開き可能な冊子状態とするように印刷させる場
合には、データ生成部110は、1枚のA4用紙に対応
するように新しいページのPDFデータを生成する。す
なわちデータ生成部110は、新しいページのPDFデ
ータを生成する過程でページ配列をソートする。他の印
刷用紙P用のPDFデータについても同様である。な
お、このPDFファイルのA3サイズのページから新し
い1枚のA4用紙に対応するようなPDFデータに変換
する具体的方法については、説明を割愛する。
紙Pのサイズに関する情報は利用者がホスト側装置10
に入力する形態であってもよいし、プリンタ20からそ
の情報を自動的に取得する形態としてもよい。
印刷システム1によれば、プリンタ20側に特別な処理
機構がなくても、PDFファイルの用紙レイアウトと、
プリンタ20にて利用可能な印刷用紙Pのサイズに基づ
いて、見開き可能な冊子状態とするためのレイアウトを
自動的に決定し、PDFファイルの1ページを分割、ペ
ージの入れ替え、再配置してから印刷することで、容易
に見開き可能な冊子状態の出力結果を得ることができ
る。
てレイアウトを自動生成するようにする場合には、プリ
ンタ20にて利用可能な印刷用紙Pのサイズ情報を取得
するための通信などの機構が必要になる。
ート部220や第3実施形態のページ配置制御部124
の機能要素をハードウェアで構成する例を示したが、こ
れに限らず、CPU、ROM(read only memory)、R
AM、通信I/F(インターフェース)、ハードディス
ク装置、FD(flexible disk)ドライブ、およびCD
−ROM(compact disk ROM) ドライブなどを備えた
電子計算機で構成することもできる。
ート部220やページ配置制御部124は、上記に示し
た各実施形態の基本的な構成および動作と同様とするこ
とができる。たとえば、上記実施形態の処理手順をコン
ピュータに実行させるプログラムは、CD−ROMなど
の記録媒体を通じて配布される。あるいは、前記プログ
ラムは、CD−ROMではなくFDに格納されてもよ
い。
ログラムを格納してもよく、またフラッシュメモリなど
の不揮発性の半導体メモリカードなどのその他の記録媒
体に前記プログラムを格納してもよい。またサーバなど
からインターネットなどの通信網を経由して前記プログ
ラムをダウンロードして取得したり、あるいは更新して
もよい。
ィスクやCD−ROMなどの他にも、DVDなどの光学
記録媒体、MDなどの磁気記録媒体、PDなどの光磁気
記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、ICカードやミ
ニチュアーカードなどの半導体メモリーを用いることが
できる。
スクやCD−ROMなどには、上記実施形態で説明した
電子ソート部220などの一部または全ての機能を格納
することができる。したがって、以下のプログラムや当
該プログラムを格納した記憶媒体を提供することができ
る。
ム、すなわちRAMなどにインストールされるソフトウ
ェアは、上記第1実施形態に示された電子ソート部22
0と同様に、ページ配置制御部230、インタプリタ部
240、レンダリング部270、あるいは印刷制御部2
90などの各機能部をソフトウェアとして備える。
ける各機能部を構成するためのプログラムを格納したC
D−ROMなどからプログラムを読み出してハードディ
スク装置などにインストールさせておき、ハードディス
ク装置からプログラムを読み出してCPUが上記の処理
手順を実行することにより、上記機能をソフトウェア的
に実現することができる。
ROMからデータまたはプログラムを読み取ってCPU
に渡す。そしてソフトウエアはCD−ROMからハード
ディスク装置にインストールされる。ハードディスク装
置は、FDドライブまたはCD−ROMドライブによっ
て読み出されたデータまたはプログラムや、CPUがプ
ログラムを実行することにより作成されたデータを記憶
するとともに、記憶したデータまたはプログラムを読み
取ってCPUに渡す。
ウエアは、RAMに読み出された後にCPUにより実行
される。たとえばCPUは、記録媒体の一例であるRO
MおよびRAMに格納されたプログラムに基づいて上記
各実施形態と同様に処理する。
たが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲
には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更また
は改良を加えることができ、そのような変更または改良
を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、
上記の実施形態は、クレームにかかる発明を限定するも
のではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の
組合せの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らな
い。
の冊子となるように両面印刷する場合について説明した
が、右綴じや上綴じの冊子となるように両面印刷するも
のであってもよい。これらの場合、既に図2について説
明したように、それぞれの綴じ方に応じて、見開き可能
なように両面印刷する際のページ画像の配列位置(順番
も)を決定すればよい。
タ20にて利用可能な印刷用紙Pのサイズを自動的に判
断し、PDFファイルにより表される用紙の最大サイズ
に対応する印刷用紙(前例ではA3サイズの用紙)を使
って、中綴じ可能なレイアウト形態を選択するようにし
ていたが、たとえばサイズは適用可能であっても両面印
刷には適用できない場合もある。たとえば片面に他のフ
ァイルの画像が印刷された使用済みの印刷用紙(いわゆ
る裏紙)が用意されていることがある。このような場合
には、このA3サイズの用紙に代えて、A4サイズの両
面印刷可能な印刷用紙を使用できるときには、このA4
サイズの用紙を用いて、見開き可能な片綴じの冊子形態
としてもよい。あるいは、見開き状態を維持できる限
り、たとえばA3サイズの裏紙を用いて、いわゆる袋綴
じの形態で冊子形態としてもよい。
ァイルにより表される全てのページを用いて見開き可能
な冊子形態となるようにしていたが、たとえば、必要な
ページの必要な部分だけを抜き出して、それらの各ペー
ジを用いて見開き可能な冊子形態となるようにしてもよ
い。
書を構成する全ページの用紙サイズとその順番を判定
し、さらに印刷装置側で利用可能な用紙サイズを判定
し、これらの結果から電子文書を電子化する前の状態に
戻るように印刷用紙を変更し、さらには電子文書の1ペ
ージを分割して別々の用紙に配置するといった、出力レ
イアウトの再配置処理をするようにしたので、製版技術
により作成された実際の冊子と同じ状態の見開き可能な
冊子として利用できるように印刷することができる。
イアウトの電子文書は、通常の印刷や既存の小冊子印刷
機能を用いても見開き可能な冊子形態にすることができ
なかったが、本発明の構成によれば、容易に見開き可能
な冊子にすることができる。
ら出力するレイアウトを自動的に判別するようにすれ
ば、利用者が特にレイアウトの再配置を意識することな
く、非常に簡単に、見開き可能な冊子形態の出力を得ら
れる。
形態の印刷システムの一構成例を示すブロック図であ
る。
ズと略同一サイズの印刷用紙の両面に所定の頁順で印刷
する場合における、印刷用紙と原稿の頁番号との関係を
示した図である。
見開き可能な冊子を作成する場合についての処理手順の
概要例を示したフローチャートである。
刷用紙上のページ画像の配列順の決定方法を説明する図
である。
プリンタにて利用可能な用紙サイズとの関係における、
プリンタの処理の一例を示す図である。
プリンタにて利用可能な用紙サイズとの関係における、
プリンタの処理の他の例を示す図である。
プリンタにて利用可能な用紙サイズとの関係における、
プリンタの処理の他の例を示す図である。
プリンタにて利用可能な用紙サイズとの関係における、
プリンタの処理の他の例を示す図である。
プリンタにて利用可能な用紙サイズとの関係における、
プリンタの処理の他の例を示す図である。
とプリンタにて利用可能な用紙サイズとの関係におけ
る、プリンタの処理の他の例を示す図である。
とプリンタにて利用可能な用紙サイズとの関係におけ
る、プリンタの処理の他の例を示す図である。
とプリンタにて利用可能な用紙サイズとの関係におけ
る、プリンタの処理の他の例を示す図である。
施形態の印刷システムの一構成例を示すブロック図であ
る。
施形態の印刷システムの一構成例を示すブロック図であ
る。
タ生成部、120…中央制御部、122…文書データ記
憶部、124…ページ配置制御部、126…PDLデー
タ生成部、130…インターフェース部、20…プリン
タ、200…インターフェース部、210…CPU、2
12…RAM、220…電子ソート部、222…記憶媒
体、230…ページ配置制御部、240…インタプリタ
部、270…レンダリング部、290…印刷制御部、3
00…プリンタエンジン部、302…プリンタエンジン
インターフェース部
Claims (7)
- 【請求項1】 電子的に生成された複数のページを表す
文書データに基づいて印刷用紙に出力するための印刷デ
ータを生成するデータ処理装置であって、 前記文書データにより表される用紙レイアウトと、前記
印刷用紙の形態とに基づいて、当該印刷用紙上の印刷結
果が見開き可能な冊子となるように、当該印刷用紙に配
置するページ順序を決定するページ配置制御部を備えた
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項2】 前記文書データは、左右のページを見開
いた状態で表す見開きページを含み、 前記ページ配置制御部により決定されたページ順序に従
って、前記見開きページのデータから、直接に、前記見
開きページと同じ大きさの印刷用紙に対応するようにラ
スタデータに展開する描画展開部を備えたことを特徴と
する請求項1に記載のデータ処理装置。 - 【請求項3】 前記文書データは、左右のページを見開
いた状態で表す見開きページを含み、 前記見開きページのデータをラスタデータに展開し、こ
のラスタデータを前記左右のページのそれぞれに対応す
るラスタデータに分割する分割部と、 前記ページ配置制御部により決定されたページ順序に従
って、前記分割部により分割された左右のページに対応
するラスタデータを組み替えて、前記見開きページと同
じ大きさの印刷用紙に対応するようにラスタデータを生
成する描画展開部とを備えたことを特徴とする請求項1
に記載のデータ処理装置。 - 【請求項4】 前記文書データは、左右のページを見開
いた状態で表す見開きページを含み、 前記ページ配置制御部により決定されたページ順序に従
って、前記見開きページのデータから、直接に、前記見
開きページと同じ大きさの印刷用紙に対応するように印
刷データを生成する印刷データ生成部を備えたことを特
徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 【請求項5】 前記文書データは、左右のページを見開
いた状態で表す見開きページを含み、 前記見開きページのデータを印刷データに展開し、この
印刷データを前記左右のページのそれぞれに対応する印
刷データに分割する分割部と、 前記ページ配置制御部により決定されたページ順序に従
って、前記分割部により分割された左右のページに対応
する印刷データを組み替えて、前記見開きページと同じ
大きさの印刷用紙に対応するような印刷データを生成す
る印刷データ生成部とを備えたことを特徴とする請求項
1に記載のデータ処理装置。 - 【請求項6】 前記文書データは、左右のページを見開
いた状態で表す見開きページを含み、 前記見開きページのデータを前記左右のページのそれぞ
れに対応する新しい文書データに分割する分割部と、 前記ページ配置制御部により決定されたページ順序に従
って、前記分割部により分割された左右のページに対応
する前記新しい文書データを組み替えて、前記見開きペ
ージと同じ大きさの印刷用紙に対応するような新しい文
書データを生成する文書データ生成部とを備えたことを
特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。 - 【請求項7】 前記ページ配置制御部は、前記文書デー
タにより表される用紙レイアウトが中綴じ可能なレイア
ウトであるか否かを判定するとともに、前記印刷用紙の
サイズが左右のページを見開いた状態で前記用紙レイア
ウトに対して等倍印刷可能であるか否かを判定し、前記
中綴じ可能であって且つ前記等倍印刷可能であることを
条件として、前記印刷用紙上の印刷結果が中綴じ可能な
冊子となるように、当該印刷用紙に配置するページ順序
を決定することを特徴とする請求項1から6のうちの何
れか1項に記載のデータ処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2001362857A JP2003162406A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | データ処理装置 |
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