JP2003162136A - 現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2003162136A
JP2003162136A JP2001360772A JP2001360772A JP2003162136A JP 2003162136 A JP2003162136 A JP 2003162136A JP 2001360772 A JP2001360772 A JP 2001360772A JP 2001360772 A JP2001360772 A JP 2001360772A JP 2003162136 A JP2003162136 A JP 2003162136A
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JP
Japan
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toner
developer
developing
image forming
container
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JP2001360772A
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Akiyoshi Yokoi
昭佳 横井
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はトナー循環の悪化及びトナー劣化す
ることなく、トナー容量の大容量化が可能な現像剤収納
容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画
像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明に係るトナー容器14、現像装置、
プロセスカートリッジB及び電子写真画像形成装置Aの
代表的な構成は、現像剤を収納可能なトナー容器14にお
いて、トナー容器14底部から鉛直方向上方に伸び、トナ
ー容器14をトナー収納部14aとトナー収納部14bに分割
して両収納部間の開口部30を形成する仕切り部材20と、
現像側に近い下流側のトナー収納部14a内に配置され現
像剤を現像手段10に向けて搬送する回動可能なトナー送
り部材15aとトナー収納部14b内に配置され開口部30を
通してトナー収納部14aに現像剤を搬送する回動可能な
トナー送り部材15bと、を備え、トナー送り部材15aが
トナー送り部材15bより相対的に鉛直方向下方に配置さ
れ、トナー送り部材15aの角速度ωaがトナー送り部材
15bの角速度ωbより大きいことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の画像
形成に用いられる、現像剤収納容器、現像装置、プロセ
スカートリッジ及び電子写真画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置において、電子写真感光体及び
電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカー
トリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成
装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が
採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユー
ザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上
させることができる。そこでこのプロセスカートリッジ
方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられて
いる。
【0003】また、このプロセスカートリッジは、現像
剤収納容器、現像手段及びクリーニング容器で構成され
ており、現像剤収納容器から現像手段へのトナー供給は
搬送部材の搬送及び撹拌によって行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
ロセスカートリッジは高寿命化を目的として現像剤収納
容器を大容量化した場合、トナーの自重により現像剤収
納容器内のトナーが固まり、循環が悪化して現像手段へ
のトナー供給が不足して画像不良(フェーディング)が
発生するという弊害が考えられる。
【0005】また、循環を良くするために搬送部材の搬
送力を必要以上に大きくすると撹拌されすぎてトナー自
体が劣化してしまうという問題があった。
【0006】そこで、本発明はトナー循環の悪化及びト
ナー劣化することなく、トナー容量の大容量化が可能な
現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジ及び
電子写真画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る現像剤収納容器、現像装置、プロセスカ
ートリッジ及び電子写真画像形成装置の代表的な構成
は、現像剤を収納可能な現像剤収納容器において、前記
現像剤収納容器底部から鉛直方向上方に伸び、前記現像
剤収納容器を第一収納部と第二収納部に分割して両収納
部間の開口部を形成する仕切り部材と、現像側に近い下
流側の第一収納部内に配置され現像剤を現像手段に向け
て搬送する回動可能な第一搬送部材と前記第二収納部内
に配置され前記開口部を通して前記第一収納部に現像剤
を搬送する回動可能な第二搬送部材と、を備え、前記第
一搬送部材が前記第二搬送部材より相対的に鉛直方向下
方に配置され、前記第一搬送部材の角速度が前記第二搬
送部材の角速度より大きいことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係る現像剤収納容器、現
像装置、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装
置の第一実施形態について、図を用いて説明する。図1
は本実施形態に係る電子写真画像形成装置の構成を示す
縦断面図、図2はプロセスカートリッジを示す縦断面
図、図3は現像剤収納容器を示す縦断面図、図4、図
5、図6は搬送部材を示す図である。
【0009】(電子写真画像形成装置)まず本発明にし
たがって構成されるプロセスカートリッジを装着可能な
電子写真画像形成装置について説明する。
【0010】図1に示すように、電子写真画像形成装置
Aは、ドラム形状の電子写真感光体、すなわち、感光体
ドラム7を有する。感光体ドラム7は、帯電手段である
帯電ローラ8によって帯電され、ついで、レーザーダイ
オード、ポリゴンミラー、レンズ、反射ミラーを有した
光学手段1から画像情報に応じたレーザ光を照射するこ
とによって感光体ドラム7に画像情報に応じた潜像が形
成される。この潜像は、現像手段10によって現像され、
可視像、すなわち、トナー像とされる。
【0011】現像手段10は、現像剤担持体である現像ス
リーブ12を保持する現像枠体13と、現像剤であるトナー
を収容する現像剤収納容器であるトナー容器14を結合し
ている。
【0012】現像枠体13は現像室13aを有し、現像室13
aに隣接するトナー容器14内のトナーは第一搬送部材、
第二搬送部材であるトナー送り部材15a、15bの回転に
よって、現像室13aの現像スリーブ12へと送り出され
る。
【0013】現像枠体13は、現像スリーブ12の近傍にト
ナー攪拌部材16を備えており、現像室13aのトナーを循
環させる。また、現像スリーブ12はマグネットローラ17
を内蔵しており、現像スリーブ12を回転することによっ
てトナーは搬送され、現像ブレード18にて摩擦帯電電荷
が付与されるとともに所定厚のトナー層とされ、感光体
ドラム7の現像領域へと搬送される。この現像領域へと
供給されたトナーは、感光体7上の潜像へと転移され、
トナー像を形成する。現像スリーブ12は、現像バイアス
回路に接続されており、通常、交流電圧に直流電圧が重
畳された現像バイアス電圧が印加される。
【0014】一方、トナー像の形成と同期して給送カセ
ット3aにセットした記録媒体2をピックアップローラ
3b、搬送ローラ対3c、3d、3eで転写位置へと搬
送する。転写位置には、転写手段としての転写ローラ4
が配置されており、電圧を印加することによって、感光
体ドラム7上のトナー像を記録媒体に転写する。
【0015】トナー像の転写を受けた記録媒体2は、搬
送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。定着手段5
は、駆動ローラ5cおよびヒータ5aを内蔵した定着ロ
ーラ5bを備え、通過する記録媒体2に熱および圧力を
印加して転写されたトナー像を記録媒体2上に定着す
る。
【0016】定着手段5により画像を定着された記録媒
体2は、排出ローラ対3g、3hにより搬送され、反転
経路3jを経由して排出トレイ6へと排出される。この
排出トレイ6は、電子写真画像形成装置Aの上面に設け
られている。なお、揺動可能なフラッパ3kを動作さ
せ、反転経路3jを介することなく記録媒体2を排出す
ることもできる。本実施形態では、上記ピックアップロ
ーラ3b、搬送ローラ対3c、3d、3e、搬送ガイド
3f、排出ローラ対3g、3hによって搬送手段を構成
している。
【0017】転写ローラ4によってトナー像を記録媒体
2に転写した後の感光体ドラム7は、クリーニング手段
9によって感光体ドラム7上に残留したトナーを除去し
た後、次の画像形成プロセスに供される。クリーニング
手段9は感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリ
ーニングブレード9aによって感光体ドラム7上の残留
トナーを掻き落として廃トナー溜め9bへと集める。
【0018】一方、図2に示すように、プロセスカート
リッジBは、トナーを収納し、トナー送り部材15a、15
bを有するトナー容器14に、現像スリーブ12および現像
ブレード18などの現像手段10を保持する現像枠体13を溶
着して一体として現像装置を形成し、さらにこの現像装
置に、感光体ドラム7、クリーニングブレード9a等の
クリーニング手段9および帯電ローラ8を取り付けたク
リーニングユニット19を一体に結合することによってカ
ートリッジ化されている。
【0019】(トナー容器構成)次にトナー容器14の構
成について図3及び図4を用いて詳細に説明する。
【0020】図3に示すように、トナー容器14はトナー
収納部14a、14bの底面が交わる個所に収納部14bから
トナーの汲み上げる高さを規制するため底部より上方向
に伸びた仕切り部材20により第一収納部、第二収納部で
あるトナー収納部14a、14bの2つの収納部に分割され
る。
【0021】そして収納部14bから14aへのトナーの供
給は仕切り部材20によって形成された開口部30を通して
行われる。
【0022】仕切り部材20の高さhは収納部14bからの
過剰なトナー送り込みによる収納部14a内のトナーのフ
ェーディングを抑えるために、設計条件に合わせて適切
な高さに設定されている(本実施形態ではh=6mm程
度である)。
【0023】そして、トナー収納部14a、14bの内部に
はそれぞれトナー送り部材15a、15bが配設されてい
る。現像スリーブ12に近い下流側のトナー送り部材15a
はトナー送り部材15bより相対的に下方向に配置されて
おり、これによりトナーの自重による落下を利用して開
口を通り抜けた後のトナーの搬送をスムーズに行える構
成になっている。
【0024】図4の斜視図に示すように、トナー送り部
材15a、15bは、支持部材である回転棒部材21a、21b
と、PPS(ポリフェニレンサルファイド)を材質とす
る弾性シート22a、22b、押さえ部材23a、23bによっ
て構成されている。回転棒部材21a、21bと弾性シート
22a、22bはそれぞれが、ビス止め、接着、溶着、熱カ
シメなどの手段で固定され、回転棒部材21a、21bが弾
性シート22a、22bを支持するよう構成されている。
【0025】トナー送り部材15aは現像枠体13にトナー
を送り込む方向に回転し、トナー送り部材15bはトナー
収納部14aに開口部30を通してトナーを送り込む方向に
回転している。それぞれの回転角スピードをωa、ωb
とした場合に、ωa>ωbが成り立つように現像枠体13
に近い下流側のトナー送り部材15aの回転角スピードω
aを速く設定することにより現像スリーブ12へのトナー
供給をし易くし、逆に現像枠体13から遠い上流側のトナ
ー送り部材15bの回転角スピードωbは、トナー収納部
14aにトナーが供給可能な範囲で遅く設定している。
【0026】これにより、現像スリーブ12から遠い位置
での過度な撹拌によるトナーの劣化を防止することがで
きる。また、本実施形態ではωaはωbの2倍に近い
が、初期の送り部材の位相合せを行わない場合はそれぞ
れのトナー送り部材15a、15bの位相が常時合わないよ
うに整数倍は避けるのが好適である。
【0027】尚、回転棒部材21a、21bに材質がPPS
製の弾性シート22a、22bを取り付けた撹拌構成につい
て説明したが、弾性シート22a、22bはこれに限らずP
ET等の弾性のあるシートであればよい。
【0028】また、トナー送り部材15a、15bは、回転
棒部材21a、21bにシートを取り付けたものに限らず、
図5に示すステンレスの棒材をクランク形状に曲げたト
ナー送り部材51a、51bや、図6に示す梯子形状のトナ
ー送り部材52a、52bであってもよい。
【0029】上述の如く、一つのトナー容器を仕切り部
材20によって分割して、それぞれのトナー収納部14a、
14bにトナー送り部材15a、15bを設けた構成にするこ
とにより、トナー重量が分散されるのでトナーの自重に
よるフェーディングや物流時のトナーのタッピングによ
るトルクの増加を防止することができる。
【0030】また、前述のように下流側のトナー送り部
材15aの位置を上流側のトナー送り部材15bより相対的
に鉛直方向下方にして、仕切り部材20の高さhにより下
流側のトナー収納部14aへのトナー送り量を規制するト
ナー収納容器構成にして、下流側トナー送り部材15aの
回転角スピードを速くする(ωa>ωb)ことにより現
像スリーブ12から遠い上流側のトナー収納部14bでは過
度の撹拌を防止してトナーの劣化及び過剰供給を防ぐ貯
蔵の役割を、下流側のトナー収納部14aではトナー循環
を良くして現像スリーブ12へのトナーの安定供給の役割
をもたせることができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、一つのトナー容器
を仕切り部材によって分割して、それぞれの第一収納部
と第二収納部に第一搬送部材、第二搬送部材を設けた構
成において、下流側の第一搬送部材の角速度を上流側の
第二搬送部材より速くすることにより、トナー循環の悪
化及びトナー劣化することなく、トナー容量の大容量化
が可能な現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリ
ッジ及び電子写真画像形成装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電子写真画像形成装置の構成を
示す縦断面図である。
【図2】プロセスカートリッジを示す縦断面図である。
【図3】現像剤収納容器を示す縦断面図である。
【図4】搬送部材を示す図である。
【図5】搬送部材を示す図である。
【図6】搬送部材を示す図である。
【符号の説明】
A …電子写真画像形成装置 B …プロセスカートリッジ ωa、ωb …回転角スピード h …高さ 1 …光学手段 2 …記録媒体 3a …給送カセット 3b …ピックアップローラ 3c、3d、3e …搬送ローラ対 3f …搬送ガイド 3g、3h …排出ローラ対 3j …反転経路 3k …フラッパ 4 …転写ローラ 5 …定着手段 5a …ヒータ 5b …定着ローラ 5c …駆動ローラ 6 …排出トレイ 7 …感光体ドラム 8 …帯電ローラ 9 …クリーニング手段 9a …弾性クリーニングブレード 9b …廃トナー溜め 10 …現像手段 12 …現像スリーブ 13 …現像枠体 13a …現像室 14 …トナー容器 14a、14b …トナー収納部 15a、15b、51a、51b、52a、52b …トナー送り部
材 16 …トナー攪拌部材 17 …マグネットローラ 18 …現像ブレード 19 …クリーニングユニット 20 …仕切り部材 21a、21b …回転棒部材 22a、22b …弾性シート 23a、23b …押さえ部材 30 …開口部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤を収納可能な現像剤収納容器にお
    いて、 前記現像剤収納容器底部から鉛直方向上方に伸び、前記
    現像剤収納容器を第一収納部と第二収納部に分割して両
    収納部間の開口部を形成する仕切り部材と、 現像側に近い下流側の第一収納部内に配置され現像剤を
    現像手段に向けて搬送する回動可能な第一搬送部材と前
    記第二収納部内に配置され前記開口部を通して前記第一
    収納部に現像剤を搬送する回動可能な第二搬送部材と、
    を備え、 前記第一搬送部材が前記第二搬送部材より相対的に鉛直
    方向下方に配置され、前記第一搬送部材の角速度が前記
    第二搬送部材の角速度より大きいことを特徴とする現像
    剤収納容器。
  2. 【請求項2】 前記第一搬送部材、第二搬送部材は弾性
    シートと弾性シートを支持する支持部材で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の現像剤収納容器。
  3. 【請求項3】 電子写真画像形成装置本体に装着される
    現像装置において、 請求項1または2に記載の現像剤収納容器と、 該現像剤収納容器から供給された現像剤を表面に担持し
    て現像位置に搬送する現像剤担持体を有する現像手段
    と、を有することを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロ
    セスカートリッジにおいて、 少なくとも請求項1または2に記載の現像剤収納容器を
    有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のプロセスカートリッジ
    を着脱可能な電子写真画像形成装置において、 プロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための
    装着手段を有することを特徴とする電子写真画像形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208433A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Ricoh Co Ltd 現像剤収納容器、現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2007108506A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Canon Inc 画像形成装置およびプロセスカートリッジ

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