JP6494293B2 - クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤を収容する構成に関するものであり、特に、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置に関するものである。
従来の複写機やプリンタなどの画像形成装置においては、静電記録方式や電子写真記録方式等が多く用いられている。一般的に、像担持体上に形成したトナー像を記録材に転写することで、記録材にトナー像を形成する方法が知られている。しかし、像担持体上のトナー像全てを記録材に転写できず、像担持体上に微量のトナーが残ることがある。また、非画像形成部に、かぶりトナーといわれる微量のトナーが像担持体上に現像されることがある。
帯電装置を像担持体に接触させて帯電する手法を用いた場合、像担持体上に残っているトナーが帯電装置に付着することで帯電不良が起こり、縦スジや画像濃度ムラが発生することがある。そこで像担持体に弾性体を当接させることで像担持体上のトナーを掻き取り回収するクリーニング方法が用いられているのが一般的である。
前述のような装置において、回収された像担持体上のトナーは、回収トナー収容室へ収容される。回収トナー収容室には、クリーニングブレードが像担持体に適切に当接するための剛性確保や、画像形成装置から取り出され傾けられた際の回収トナー偏り防止といった目的で、仕切り板が設けられていることがある(特許文献1)。
また、回収トナーの搬送には、スクリューや撹拌部材を回転することで搬送する方法がある(特許文献2)。
特開昭58−203479号公報 特開2004−133263号公報
しかしながら、回収される像担持体上のトナーは、ユーザーが使用する画像パターンや記録媒体の大きさによって、像担持体の軸方向で回収トナーの量が均一にならない場合がある。
そこで、本発明は、
像担持体と当接して該像担持体上の現像剤を回収するクリーニングブレードと、
前記クリーニングブレードによって前記像担持体から回収された前記現像剤を収容する収容室と、
前記収容室内に設けられ、回収された前記現像剤の移動を案内する案内部と、を有するクリーニング装置であって、
前記収容室の長手方向と直交する断面の断面積が、前記収容室の前記長手方向の端部よりも中央の方が大きく、
前記案内部は、前記収容室の底面に立設されて、対向する一対の案内面を有し、
前記一対の案内面は、前記クリーニングブレードから離れる方向に連れて、対向している間の距離が小さくなるように配置される第1の案内面および第2の案内面を含み、
前記第1の案内面によって前記クリーニングブレードの長手方向の一方の端部側から中央側へ向かう方向に前記現像剤が案内され、前記第2の案内面によって前記クリーニングブレードの前記長手方向の他方の端部側から中央側へ向かう方向に前記現像剤が案内されるクリーニング装置を提供するものである。
また、本発明は、プロセスカートリッジや画像形成装置を提供するものである。
本発明によれば、回収した現像剤を安定して収容できる。
本発明の第1実施例に係るクリーニング装置の概略図 本発明の第2実施例に係る画像形成装置の概略断面図 本発明の第1実施例に係るカートリッジの概略断面図 本発明の第1実施例に係る開閉扉を開いた画像形成装置本体とカートリッジの概略斜視図 本発明の第1実施例に係るカートリッジの構成を説明する概略斜視図 本発明の第1実施例に係る現像装置の構成を説明する概略斜視図 本発明の第1実施例に係るクリーニング装置の構成を説明する概略斜視図 本発明の第1実施例に係るクリーニング枠体の概略図 本発明の第1実施例に係る回収トナー収容室に回収トナーが収容される状態を示す概略断面図 本発明の第2実施例に係る、クリーニング装置の概略図 従来構成における回収トナー収容過程の概略図 本発明の第2実施例に係る、クリーニング装置の概略図 本発明の第3実施例に係る、クリーニング装置の概略図 本発明の第3実施例に係る、クリーニング装置の概略図 本発明の第4実施例に係る、画像形成装置の概略図 本発明の第4実施例に係る、クリーニング装置の概略図
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を例示する。但し、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨のものではない。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
なお、像担持体である電子写真感光体(以下、感光ドラム1と記載する)の回転軸線方向を長手方向K(図5矢印K方向)とする。
また、長手方向Kにおいて、画像形成装置の装置本体から感光ドラム1が駆動力を受ける側を駆動側(図5において駆動力受け部63a側)とし、その反対側を非駆動側とする。
図2および図3を用いて全体構成および画像形成プロセスについて説明する。
図2は、本発明の一実施の形態である電子写真画像形成装置の装置本体(以下、装置本体Aと記載する)及びカートリッジBの断面図である。図3は、本発明の第1実施例に係るカートリッジBの断面図である。
ここで、装置本体とは、画像形成装置の構成から少なくともカートリッジBを除いた装置構成部分のことである。なお、クリーニング装置が単独で装置本体に着脱可能な構成としても良く、その場合は、画像形成装置の構成から現像装置を除いた装置構成部分を装置本体とする。
(装置本体の全体構成)
図2において、装置本体Aは、カートリッジBを装置本体Aに着脱可能とした電子写真技術を利用したレーザビームプリンタである。カートリッジBが装置本体Aに装着されたとき、カートリッジBの上側に露光装置3(レーザスキャナユニット)が配置される。
また、カートリッジBの下側に画像形成の対象となる記録材(以下、シート材Pと記載する)を収容したシートトレイ12が配置されている。
更に、装置本体Aには、シート材Pの搬送方向Vに沿って、ピックアップローラ8a、給送ローラ対8b、搬送ローラ対8c、転写ガイド13、転写ローラ5、搬送ガイド14、定着装置6、排出ローラ対10、排出トレイ11等が順次配置されている。なお、定着装置6は、加熱ローラ6a及び加圧ローラ6bにより構成されている。
(画像形成プロセス)
次に、画像形成プロセスの概略を説明する。プリントスタート信号に基づいて、感光ドラム1は矢印R方向に所定の周速度(プロセススピード)をもって回転駆動される。
バイアス電圧が印加された帯電手段である帯電ローラ2は、感光ドラム1の外周面に接触し、感光ドラム1の外周面を一様均一に帯電する。
露光装置3は、画像情報に応じたレーザ光Fを出力する。そのレーザ光FはカートリッジBの上面の露光窓部84を通り、感光ドラム1の外周面を走査露光する。
これにより、感光ドラム1の外周面には画像情報に対応した静電潜像(又は静電像)が形成される。
一方、図3に示すように、現像装置4において、現像剤(以下、トナー)室45内のトナー90は、搬送部材44の回転によって撹拌、搬送され、トナー供給室28に送り出される。トナー90は、マグネットローラ34(固定磁石)の磁力により、現像剤担持体である現像スリーブ42の表面に担持される。トナー90は、現像ブレード43によって、摩擦帯電されつつ現像スリーブ42周面の層厚が規制される。そのトナー90は、静電潜像(又は静電像)に応じて像担持体上である感光ドラム1へ転移され、トナー像として可視像化される。
また、図2に示すように、レーザ光Fの出力タイミングとあわせて、ピックアップローラ8a、給送ローラ対8b、搬送ローラ対8cによって、装置本体Aの下部に収納されたシート材Pがシートトレイ12から矢印V方向へ給送される。そして、そのシート材Pが転写ガイド13を経由して、感光ドラム1と転写ローラ5との間の転写位置へ供給される。この転写位置において、トナー像は感光ドラム1からシート材Pに順次転写されていく。
トナー像が転写されたシート材Pは、感光ドラム1から分離されて搬送ガイド14に沿って定着装置6に搬送される。そしてシート材Pは、定着装置6を構成する加熱ローラ6aと加圧ローラ6bとのニップ部を通過する。このニップ部で加圧・加熱定着処理が行われてトナー像はシート材Pに定着される。トナー像の定着処理を受けたシート材Pは、排出ローラ対10まで搬送され、排出トレイ11に排出される。
一方、図3に示すように、転写後の感光ドラム1は、クリーニングブレード72により外周面上の残留トナーが除去される。感光ドラム1から除去されたトナーはクリーニング装置7の回収トナー収容室71に貯蔵される。
ここで、帯電ローラ2、現像スリーブ42、クリーニングブレード72は、本実施例における感光ドラム1に作用するプロセス手段になる。プロセス手段は、像担持体である感光ドラムに作用すればよいため、上述の構成に限定されず、少なくとも帯電手段、現像手段、クリーニング手段の1つを備えればよい。
(カートリッジの着脱)
次に、装置本体Aに対するカートリッジBの着脱について、図3、図4を用いて説明する。
図4は、カートリッジBを着脱するために開閉扉15を開いた装置本体AとカートリッジBの斜視図である。
装置本体Aには開閉扉15が回動可能に取り付けられている。この開閉扉15を開くとガイドレール16が備えてあり、カートリッジBはガイドレール16に沿って装置本体A内に装着される。そして、装置本体Aのモータ(不図示)により駆動される駆動軸17が、カートリッジBに設けられた駆動力受け部63a(図5)と係合する。これにより、駆動力受け部63aと結合している感光ドラム1が装置本体Aから駆動力を受けて回転する。さらに、帯電ローラ2及び現像スリーブ42は、装置本体Aの給電部(不図示)より給電される。
(カートリッジ全体の構成)
次にカートリッジBの全体構成について図3、図5を用いて説明する。図5は、カートリッジBの構成を説明する斜視図である。
カートリッジBはクリーニング装置7と現像装置4を合体してプロセスカートリッジを構成している。しかし、これに限定されず、クリーニング装置や現像装置が単独で装置本体に着脱可能である構成でもよい。
クリーニング装置7とは、クリーニング部材であるクリーニングブレード72と現像剤を収容する収容室を少なくとも有する装置をいう。収容室はクリーニング枠体79から構成される。本実施例のクリーニング装置は、さらに回転体である感光ドラム1、帯電ローラ2などからなる。
一方、現像装置4は、底部材22、現像容器23、第1サイド部材26L、第2サイド部材26R、現像ブレード43、現像スリーブ42、マグネットローラ34、搬送部材44、トナー90、付勢部材46等からなる。
これらクリーニング装置7と現像装置4を、結合部材77によって互いに回動可能に結合することによってカートリッジBを構成する。
具体的には、現像装置4の長手方向(現像スリーブ42の軸線方向)両端部にある第1サイド部材26L及び第2サイド部材26Rに形成したアーム部26aL、26aRがある。このアーム部の先端に、現像スリーブ42の軸線方向と平行な回動穴26bL、26bRが設けられている。
そして、現像装置4をクリーニング枠体79の所定の位置に合わせて、回動穴26bL、26bRと嵌入穴79aを同軸に合わせる。そして、結合部材77を回動穴26bL、26bRと嵌入穴79aに挿入する。これにより、クリーニング装置7と現像装置4が結合部材77を結んだ軸線Hを中心に回動可能に係合される。
このとき、アーム部26aL、26aRの根元に取り付けられた付勢部材46がクリーニング枠体79に当たり、結合部材77を回動中心として現像装置4をクリーニング装置7へ付勢している。これにより、現像スリーブ42は感光ドラム1の方向へ確実に押し付けられる。そして、現像スリーブ42の両端部に取り付けられた間隔保持部材38(図6)によって、現像スリーブ42は感光ドラム1から所定の間隔をもって保持される。
(現像装置)
次に現像装置4の構成について、図6を用いて説明する。図6は現像装置4の構成を説明する分解斜視図である。
現像容器23と底部材22からなる現像枠体29(図3)は、トナー90を収容するトナー室45やトナー供給室28(図3)を形成する。底部材22および現像容器23は、超音波溶着等の手段により、一体に結合されている。
搬送部材44は、非駆動側を現像容器23に支持され、駆動側を現像容器23に取り付けられた搬送ギア50によって支持される。これにより、搬送部材44はトナー室45内で搬送ギア50に従い回転を行う。
トナーシール部材60は現像容器23に熱溶着されており、トナー室45とトナー供給室28を仕切っている。これにより、カートリッジBの輸送中にトナー室45からトナー90が漏出するのを防止する。使用前にトナーシール部材60を開封することによって、トナー90がトナー供給室28へ供給される。
第1シール部材55、第2シール部材56、および第3シール部材57は、現像容器23の所定の位置に設けられている。第4シール部材58は、現像容器23と底部材22が結合された後に、底部材22の所定の位置に設けられている。
第1シール部材55は、現像ブレード43の弾性部材43bの長手両端からトナー90が漏出するのを防ぐ。第2シール部材56は、現像スリーブ42の長手両端からトナー90が漏出するのを防ぐ。第3シール部材57は、長手方向に渡って設けられ、現像ブレード43の支持部材43aと現像容器23の間からトナー90が漏出するのを防ぐ。第4シール部材58は、長手方向に渡って現像スリーブ42に接して設けられ、現像スリーブ42下側からトナー90が漏出するのを防ぐ。
現像ブレード43は、板金からなる支持部材43aとウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材43bで構成され、清掃部材47と共に支持部材43aの両端をビス93で現像容器23に対して所定の位置に固定される。弾性部材43bは現像スリーブ42と当接し、現像スリーブ42の周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与する。
清掃部材47は、現像スリーブ42の端部表面と当接して、トナー等の付着物を清掃する。
現像スリーブユニット41は、現像スリーブ42、マグネットローラ34、フランジ35、間隔保持部材38、軸受部材37、40および現像スリーブギア39等によって構成される。
現像スリーブ42の非駆動側端部からマグネットローラ34が挿入され、端部にはフランジ35が圧入固定されている。フランジ35には導電性の電極部材(不図示)が組み込まれており、電極部材(不図示)は現像スリーブ42および電極部材27に当接している。導電性の電極部材27は、軸受部材40に固定される。電極部材27は、装置本体Aの給電部(不図示)に接触しており、電極部材27、フランジ35の電極部材(不図示)を給電経路として現像スリーブ42に給電する。
間隔保持部材38は、現像スリーブ42の長手両端部に取り付けられる。駆動側においては、その外側に軸受部材37が配置され、さらに外側に現像スリーブギア39が組み込まれる。現像スリーブ42は、両端に配置された軸受部材37、40によって回転可能に支持される。
駆動伝達部材である第1ギア48と第2ギア49は、現像枠体29に回転可能に取り付けられている。これにより、装置本体Aから受けた駆動力は、フランジギア部63b(図7)、現像スリーブギア39、第1ギア48、第2ギア49および、搬送ギア50が順次噛み合い、回転することにより、現像スリーブ42、搬送部材44へ伝達される。
軸受部材40、第2サイド部材26Rは、長手方向の両端にビス92を用いて現像枠体に固定される。その際、現像スリーブユニット41の第1サイド部材26Lは、軸受部材40によって回動可能に取り付けられる。
(クリーニング装置の構成)
次に、クリーニング装置7の構成について図7を用いて説明する。図7は、クリーニング装置7の構成を説明する分解斜視図である。
クリーニングブレード72は、板金からなる支持部材72aとウレタンゴム等の弾性材料からなる弾性部材72bからなり、支持部材72aの両端をビス91で固定することで、クリーニング枠体79に対して所定の位置に配置される。弾性部材72bが感光ドラム1と当接し、感光ドラム1の外周面上から残留トナーを除去する。除去されたトナーはクリーニング装置7の回収トナー収容室71(図3)に貯蔵される。
第1シール部材82、第2シール部材83、端部シール部材86、可撓性シート部材85は、クリーニング枠体79の所定の位置に設けられている。
第1シール部材82は、長手方向Kに渡って設けられ、クリーニングブレード72の支持部材72aとクリーニング枠体79の間から回収された現像剤(トナー)95が漏出するのを防ぐ。第2シール部材83は、クリーニングブレード72の弾性部材72b長手両端から回収トナー95が漏出するのを防ぐ。端部シール部材86は、クリーニングブレード72の弾性部材72b長手両端からの回収トナー95が漏出するのを防止しつつ、感光ドラム1上のトナー90等の付着物を拭き取る。
可撓性シート部材85は、プラスチックフィルム、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド等から成り、本実施例では厚さは38μm程度である。可撓性シート部材85は、長手方向Kに渡って感光ドラム1に接して設けられ、クリーニングブレード72に対して感光ドラム1回転方向上流側から回収トナー95が漏出するのを防ぐ。
電極部材81、付勢部材68、帯電ローラ軸受67L、67Rは、クリーニング枠体79に取り付けられる。帯電ローラ2の軸部2aは、帯電ローラ軸受67L、67Rにはめ込まれる。帯電ローラ2は付勢部材68によって、感光ドラム1に対して付勢されるとともに、帯電ローラ軸受67L、67Rによって回転可能に支持される。そして、感光ドラム1の回転に伴って従動回転を行う。
なお、電極部材81、付勢部材68、帯電ローラ軸受67L、軸部2aは導電性を有する。電極部材81は、装置本体Aの給電部(不図示)に接触している。これらを給電経路として帯電ローラ2に給電する。
感光ドラム1はフランジ64、フランジ63と一体的に結合され、電子写真感光体ドラムユニット61(以下、ドラムユニットと記載する)となる。この結合方法は、カシメ、接着、溶着等を用いる。フランジ64には、アース接点等(不図示)が結合されている。また、フランジ63には、装置本体Aから駆動力を受ける駆動力受け部63aと現像スリーブ42に駆動を伝えるフランジギア部63bを有している。軸受部材69がビス94によりクリーニング枠体79の駆動側に一体的に固定され、ドラム軸78がクリーニング枠体79の非駆動側に圧入固定される。そして、軸受部材69は、フランジ63と嵌合し、ドラム軸78は、非駆動側に設けた圧入部76に挿入され、フランジ64の穴64aと嵌合する。これにより、ドラムユニット61はクリーニング枠体79に回転可能に支持される。尚、軸受部材69のクリーニング枠体79への固定はビス94に限定されるものではない。
(クリーニング容器と回収トナー収容室の構成)
クリーニング枠体79と回収トナー収容室71の構成を、図1(a)〜(c)、図8(a)と(b)、図9(a)〜(c)を用いて説明する。また、感光ドラム1から収容室71側へ回収トナーが搬送される方向を搬送方向Dとする。
図1(a)は、クリーニング装置7の概略斜視図である。図1(b)は、回収トナー収容室71の長手方向中央における概略断面図である(図1(a)中G−G断面)。図1(c)は、回収トナー収容室71の長手方向端部における概略断面図である(図1(a)中J−J断面)。なお、図1(a)中のJ−J断面とQ−Q断面は同形状のため、J−J断面(図1(c))を用いて説明する。図8(a)は、クリーニング枠体79の構成を示す分解斜視図である。図8(b)は、クリーニング蓋79dの回収トナー収容室71側から見た概略斜視図である。図9は、クリーニング枠体79を搬送方向Dに対して垂直方向(図1(b)や図1(c)中の矢印C)側から見た概略断面図である。図9(b)は、回収トナー収容室71に回収トナー95が収容される状態を示す概略断面図である。図9(c)は、回収トナー95が搬送下流まで溜まった状態を示す概略断面図である。
クリーニング枠体79の構成を図1、図8(a)を用いて説明する。クリーニング枠体79は、ドラムユニット61、クリーニングブレード72を保持し、案内部であるリブ75を有するクリーニング容器79cとクリーニング蓋79dとで構成される。クリーニング蓋79dは、クリーニング容器79cに超音波溶着等の手段により、一体に結合される(図1(a))。
収容室71は、回収トナー95が収容される空間であり、クリーニング容器79cとクリーニング蓋79dとクリーニングブレード72で囲まれた空間である。収容室内には、クリーニングブレード72で回収されたトナーの移動を案内するための案内部であるリブが設けられている。
本実施例のクリーニング容器79cは、長手方向Kの中央部に、回収トナー95の搬送方向D(図1(b))の下流部の面79c2より下流側に出張った第一凸部79c1が設けられている(図1(a)、図8(a))。つまり、長手方向Kに直交する断面積で見た場合、長手方向の中央の収容室内の断面積と端部の収容室内の断面積とを比べると、中央の断面積の方が大きくなる。このため、長手方向の中央を含む中央部に回収したトナーをより多く収容することが可能である。また、クリーニング蓋79dは、クリーニング容器79cの第一凸部79c1に対向する位置に、面79d2より搬送方向Dの下流側に出張った第二凸部79d1が設けられている。さらにクリーニング蓋79dには、長手方向Kの中央部、回収トナー95の搬送方向Dの垂直上方向N(図1(b)矢印N方向)に、面79d4より上側(N方向)に出張った第三凸部79d3が設けられている(図1(b)、図8(b))。そして、図1(b)に示すように、第一凸部79c1と第二凸部79d1で、第一空間S(図1(b)ハッチング領域)を形成する。また、第三凸部79d3が第二空間U(図1(b)ハッチング領域)を形成する。したがって、図1(b)、図1(c)に示すように、搬送方向Dにおいて、回収トナー収容室71の長手中央の搬送方向Dの最下流部の回収トナー収容容積は、長手両端部に比べて第一空間Sの分だけ大きくなる。つまり、長手方向Kに直交する断面積で考えた場合も空間S分だけ大きくなる。また、垂直上方向Nの回収トナー収容容積は、長手両端部に比べて第二空間Uの分だけ大きくなる。よって、回収トナー収容室71は、回収トナー収容容積(又は断面積)が長手中央>長手端部となり、収容室の長手方向Kにおいて回収トナー収容容積が異なる構成となっている。
また、図9(a)、図9(b)、図9(c)に示すようにクリーニング容器79cには、回収トナー95を案内する案内部であるリブ75が設けられている。ここで、リブ75は駆動側からリブ75a〜eとする。また、リブ75a、75b、75d、75eは同じ構成のため、リブ75aを用いて説明する。
リブ75aは、搬送方向Dと平行な上流案内部75a1、回収トナー95の搬送方向Dの下流部において、下流案内部75a2が設けられている。下流案内部75a2は、搬送方向D方向対して回収トナー収容室71の中央へ向かう形状になっている。これにより、回収トナー95は、搬送方向Dの下流部の搬送方向が下流案内部75a2によって、下流案内部75a2方向(図9矢印E方向)に導かれ、回収トナー収容容積が大きい中央に向かうようになる。尚、リブ75の詳細な形状、角度、配置等は後述する。
また、搬送方向Dの下流部においてリブ75a、75eは、下流案内部75a2、75e2の端面75a3、75e3と搬送下流部の面79c2が繋がっていない構成としている。さらに、リブ75b、75dの下流案内部75b2、75d2は、搬送下流部の面79c3と繋がる構成としている。リブ75a、75dにより、回収トナー収容容積が小さい長手方向Kの両端部の回収トナー95が、搬送下流部の面79c2で留まらず、回収トナー収容容積が大きい中央部へ移動する。また、リブ75b、75dにより、ユーザーがジャム処理等でカートリッジBの操作時に、カートリッジBを傾けたりした場合、回収トナー95の長手方向Kの偏りをリブ75b、75cにより低減させている。
次に、回収トナー95の収容工程について図9(a)、図9(b)、図9(c)を用いて説明する。
転写されずに感光ドラム1上に残っている回収トナー95は、感光ドラム1の回転に伴い、クリーニングブレード72により掻き取り、回収トナー収容室71へ回収する。そして、クリーニングブレード72による掻き取りが繰り返されることで、回収トナー95は、回収トナー収容室71内に溜まっていく(図9(a))。回収トナー95が回収トナー収容室71内を移動する力は、新たに回収される回収トナー95による押し込みによる。そしてさらに、繰り返し掻き取りを行うことで、すでに回収していた回収トナー95を新たな回収トナー95が回収トナー収容室71の搬送方向Dの下流側へ押しこみ、回収トナー95が回収トナー収容室71の奥部へと徐々に収容していく(図9(b))。この時、ユーザーが使用する画像パターンやシート材Pの大きさによって、回収トナー95が回収トナー収容室71の長手方向Kの両端部に多く溜まってしまう場合がある。このような場合であっても、回収トナー収容容積が大きい中央へ回収トナー95を案内させることで、長手方向Kの両端部の回収トナー収容室71が満杯にならず感光ドラム1上の回収トナー95のクリーニングを継続して行うことができる。そして、クリーニング装置7の寿命到達時には、回収トナー95は、回収トナー収容室71の長手方向Kの全域に収容される(図9(c))。
以上説明したように、クリーニング容器79cの長手中央に第一凸部79c1、クリーニング蓋79dの長手中央部に第二凸部79d1、第三凸部79d3を設けた。そして、クリーニング容器79cとクリーニング蓋79dが合わさり、第一凸部79c1と第二凸部79d1とでできる第一空間S、第三凸部が形成する第二空間U分、回収トナー収容容積を大きくした。また、クリーニング容器79cに回収トナー95を回収トナー収容容積の大きい中央に案内するリブ75を設けた。これによりユーザーが使用する画像パターンやシート材Pによって、回収トナー95が回収トナー収容室71の両端部に多く溜まってしまう場合であっても、クリーニングブレード72による感光ドラム1上のトナーを安定して回収することができる。したがって、回収トナー収容室71を大きくすることなく、回収トナー95を安定して収容できるクリーニング装置を提供することができる。
尚、本実施例では、回収トナー収容室71の長手中央の回収トナー収容容積が大きくなるようにしたが、これに限らない。例えば回収トナー95を回収トナー収容室71の両端側に案内する場合は、両端部に第一凸部、第二凸部、第三凸部を設け、リブ75の案内部75eを両端側に向けるように配置すればよい。
また、第一空間Sをクリーニング容器79cの第一凸部79c1とクリーニング蓋79dの第二凸部79d1から、第二空間Uを第三凸部から成る構成としたがこの限りではない。クリーニング枠体79を1枠体で形成し、第一空間Sと第二空間Uを形成してもよい。
さらに、リブ75b、75dの下流案内部75b2、75d2は、搬送下流部の面79c3と繋がる構成としたがこの限りではない。ジャム処理時にユーザーがカートリッジBを操作する必要がない場合は、リブ75a、75eと同様、下流案内部75b2、75d2は、搬送下流部の面79c3と繋がっていなくてもよい。
本実施例においては、外部から目視した場合に凸部になっているが、内部から見た場合は、凹部となり、その凹部の空間がさらに回収トナーを収容可能なものにしている。
本発明の回収トナー収容室71について図10(a)、図10(b)、図10(c)、図11(a)、図11(b)を用いて詳細に説明する。図10(a)は、クリーニング装置7の断面図を示す。図10(b)は、図10(a)で示すA方向からの回収トナー収容室71の斜視図を示す。図10(c)は、図10(a)で示す点線Bの部分で切断した場合のC方向から見た図を示す。
回収トナー収容室71は、長手に延びる240mmの開口73と、開口73の両端にクリーニングブレード72を固定する為の幅20mm、高さ10mmの座面を有している。収容室の奥行きは、50mmであり、収容部の奥部71aの高さは、30mmである。また、案内経路としての複数の案内部75は、開口73から5mm離れた位置から収容室の奥部71aの壁まで延びた状態で設けられている。そして、開口73に近い側の案内部の端部間の位置関係は、開口73の中央の案内部端部から40mmの間隔を設けて、各案内部の端部が設けられている。また、中央の案内部から両端へ向けて2枚ずつ案内部が設けられている。図10では複数の案内部75があり、案内部は、現像剤の移動を案内する面(案内面)を有する。図10では、クリーニングブレード72(クリーニング部材)から離れる方向で、クリーニング部材の長手端部から長手中央に現像剤を案内する案内面を有する。案内面同士の間隔も開口側が広く、開口側と反対側の間隔が狭くなっている。図10の長手端部から2つ目の案内部75bは、2つの案内面(第1の案内面)75ba、75bbを有し、回収トナーが少ないときは主に75baの案内面が現像剤を案内し、回収トナーが多くなると75bbの案内面も現像剤の案内に寄与する。また、開口73付近の案内部75の位置は、回収トナー収容室71の剛性を保つため補強板(仕切り板)にも使われている。そのため、開口73に対して出来るだけ均等に配置している必要があり、中央に寄せた位置に案内部75を配置することは本実施例では難しい。また、回収トナー収容室71の奥部71aでは、奥部の長手中央から30mm、40mmの間隔をあけて案内部がそれぞれ配置されている。クリーニング部材の長手方向端部の案内部とその次(隣)の案内部では、開口(又はクリーニング部材)側の案内部の端部間の距離と、奥部側の端部間の距離が同じである。つまり案内部間の距離が一定である。これに対して、中央の案内部(第2の案内面75caを有する)とその隣の案内部(第1の案内面75baを有する)を比べる。すると、案内部(案内面)の端部間の距離は、クリーニング部材から離れるに方向に向かって狭くなっている。具体的には、クリーニング部材側71bでは、案内部端部間の距離は、40mmである。一方、収容室の奥部側(クリーニング部材の反対側)での案内部端部間の距離は30mmである。
また、中央案内部75cを除く計4枚の案内部と感光ドラム1の軸方向と垂直な方向とのなす角度は、およそ10°としている。また、本実施例では、回収トナー収容室71の剛性を保つため、5枚のリブを設置するが、回収トナー収容室71の剛性が保たれる場合は、これより少ない枚数でもよく、また、剛性を確保する為に、多い枚数でもよい。
図11に示すように、従来構成のリブ形状は、感光ドラム1の軸方向に対し垂直方向であり、回収されたトナーは、回収された位置と対応する収容室へ収納されていく。その結果、端部で回収されたトナーは、端部の収容室へ収納され、回収されるトナー量が多い場合には、端部の収容室が中央の収容室よりも早く満杯となってしまう(図11(b))。
それに対し、本実施例のリブ形状の案内部は、感光ドラム1の軸方向と垂直方向に対し角度を持った方向に設置されている。例えば、クリーニング部材から離れる方向かつクリーニング部材の長手端部から長手中央に向かう方向である。後述するが、クリーニング部材の長手中央から端部に向かう方向に設ける場合もある。このように案内部を設けることにより、押し込まれ直進してきた回収トナーは、案内部75の案内面75baに突き当たり、案内面75baと平行な方向へ現像剤の移動方向(進行方向)が変更される。その結果、端部で回収されたトナーの一部を中央寄りの回収トナー収容室71へ収容することが出来る。これにより、端部で回収されるトナー量が多い場合であっても、一様な状態で現像剤を収容していくことを可能になり、クリーニングブレード72のクリーニング可能時間を延ばすことができる。
本実施例では、感光ドラム1の軸方向と垂直な方向となす角度を10°としている。ただし、角度はこれに限定されるものではない。図12(a)に示すように、トナーの押し込みの力を奥部へスムーズに伝えるために、開口に近い部分は感光ドラム1軸方向と垂直な方向であっても良い。つまり、案内部は、複数の案内面(図12(a)は2面)75ba1、75ba2有し、一方の面が軸線に対して垂直な案内面(第3の案内面)75ba1になっている。そして、もう一方の案内面(第4の案内面)75ba2は、クリーニング部材から離れる方向かつクリーニング部材の長手端部から長手中央に向かう方向に、現像剤を案内する面である。この場合、案内面で現像剤を案内する角度を少なくとも1回変えていることになる。案内面の角度は、トナーの性質や収容室へトナーを押し込む力、さらに、収容室の材質や構成などにより決定されるものであり、45°以下が望ましい。そのため、現像剤を収容する方向を大きく変えるには、図12(b)に示すように数回に分けて角度をつけること(案内面を複数作ること)が必要である。同様にして、図12(c)に示すように案内面を曲面にすることで、つまり案内部の少なくとも1部を曲面とすることで、より端部のトナーを中央へ収容することが出来る。
また、本実施例では、小さい記録材が、感光ドラム1の中央に位置を合わせる場合について述べたが、片側に寄せた位置に合わせる場合もある。その場合は、図12(d)に示すように、記録材と当接せずに、回収トナーが多くなる左側端部から、他方(右側)の端部へ回収トナーを送る角度へ案内部の角度を設定する。回収トナーを送る角度は、回収トナーの量によって決まるものであり、中央部や端部など限定されるものではない。
図13、図14に本実施例の概略図を示す。実施例2との相違は、感光ドラム1の軸方向において回収されるトナー量が一定であるが、回収トナー収容室71の容積が異なる点である。装置の基本構成は変わらないため、実施例2と同一符号を付与して重複する説明を省略し、異なるところのみを説明する。
本実施例で特徴となる、回収トナー収容室71について説明する。
図13に示す回収トナー収容室71は、クリーニング装置7を画像形成装置へ挿入する際のユーザビリティ向上のために、開口73の幅(L1)に対し奥部71aの幅(L2)が小さい。また、クリーニングブレード72と収容室の隙間を簡易なシールで封止するには、クリーニングブレード72より内側にシールの座面を設置することが必要である。これらの機能の為に、回収トナー収容室71の幅は、開口の幅(L1)に対し、狭くなる。そのような場合、従来構成のリブ形状では、回収されるトナー量が均一であっても、端部の収容室の容積が小さくなるため、一様に収容できない。つまり、端部の収容室だけが満杯となりクリーニングブレード72によるトナーの回収できなくなる。本実施例では、収容室の奥部の幅(L2)は、220mmとし、クリーニングブレード端部と容器の隙間を埋めるシールの座面を5mmとしている。案内経路としての案内部75は、中央に1枚設置し、両端へ向けて2枚ずつ設けている。開口73に近い案内部75の位置(開口側の案内部端部)は、40mm毎の間隔を設けて配置されている。収容室の奥部の案内部75端部の位置は、30mm毎の間隔を設けて配置されている。中央の案内部75(案内面)は、感光ドラム1の軸方向に垂直な方向(垂直な面)に設けられている。中央の案内部の隣の案内部の角度は、10°の角度であり、その隣の両端の案内部の角度は、20°としている。これにより、回収トナー収容室71が開口幅に対し、およそ同じ容積とすることができる。そのため、回収トナー収容室71へ一様な状態で回収トナーを収容することができ、クリーニングブレード72による感光ドラム1上のトナーの回収を継続していくことが出来る。
また、大容量なカートリッジや、現像剤を補給し繰り返しクリーニング装置7が使用される場合には、多量のトナーを回収し収容しなければならない。このような場合、図14に示すように、開口73の幅(L1)に対し、回収トナー収容室71の幅(L3)が大きくなる場合がある。従来構成のリブ形状では、開口幅より外側の収容室端部には回収トナーがほとんど収容されず、回収トナー収容室71を大容量化していても、回収トナーの収容量はほとんど変わらない。本実施例では、収容室の奥部71aの幅(L3)を270mmとしている。案内経路としての案内部75は、中央に1枚設置し、両端へ向けて2枚ずつ設けている。開口に近い案内部75の端部の位置は、中央と、中央から40mm毎の間隔をあけて設けられている。収容室の奥部の案内部75端部の位置は、中央と、中央から50mm毎の間隔を開けて設けられている。中央寄りの案内部の角度は10°であり、両端の案内部の角度は、20°である。
つまり、案内部は、クリーニング部材から離れる方向かつクリーニング部材の長手中央から長手端部に向かう方向に現像剤を案内する案内面を有することになる。これにより、前述した実施例と同様に、回収トナー収容室71へ一様な状態で回収したトナーを収容することができ、クリーニングブレード72による感光ドラム1上のトナーの回収を継続していくことが出来る。
図15に本実施例の概略図を示す。実施例2との相違は、トナー収容室と回収トナー収容室71を備えている点である。装置の基本構成は変わらないため、実施例2と同一符号を付与して重複する説明を省略し、異なるところのみを説明する。
本実施例の特徴となる、トナー収容室45と回収トナー収容室71について説明する。
図15に示すように、トナー収容室45は、現像装置4につながれているトナー収容室である。ただし、トナー収容室45はこれに限定されるのもではなく、画像形成装置本体に備え付けられた回収トナーを収容する収容室であってもよい。トナーを収容している収容室であればよく、特定のトナーの収容室として限定するものではない。
図16(a)に示すように、本実施例では、回収トナー収容室71の奥部両端に直径15mmの排出口を備えており、トナー収容室45と伸縮可能なPET製の筒でつながれている。排出口から排出されたトナーは、トナー収容室の送入口46から送入される。案内経路としての案内部75は、回収したトナーが排出口71cへ搬送されるように設置する。本実施例の案内部75は、全部で6枚設けており、左右対称に設置している。案内部と感光ドラム1の軸方向と垂直な方向となす角度は、端部からそれぞれ、0°、10°、20°である。これにより、クリーニングブレード72で回収したトナーの進行方向を排出口71cへと変更することができ、クリーニングブレード72による感光ドラム1上のトナーの回収を継続していくことが出来る。
また、本実施例では、排出口71cを両端部に設置しているが、図16(b)に示すように、中央に1つでもよい。排出口の形や数に限定されるものではない。
図15は、クリーニング装置と収容室とが1対1の関係であるが、フルカラー機などでは、複数のクリーニング装置から回収されたトナーを1つの収容室に接続し集める構成もある。このような場合、収容室は画像形成装置本体に設けられている場合が多いが、プロセスカートリッジや現像装置が収容室を有する構成でもよい。
(その他の構成)
これまでは、クリーニング装置の収容室に案内部を設ける構成を説明したが、現像剤を案内できる案内部がある容器であれば、他の装置にも応用が可能である。
本実施例では、現像装置の収容室にも案内部を設けてもよい。この場合は、現像をする装置のため現像剤担持体に向かう方向かつ前記現像剤担持体の長手端部から長手中央に向かう方向に、現像剤を案内する案内部を設ける。
また、装置構成によっては、現像剤担持体に向かう方向かつ前記現像剤担持体の長手中央から長手端部に向かう方向に、現像剤を案内する案内部を設けてもよい。特に、現像剤容器が別容器で現像装置に装着して現像剤を供給する構成においては、現像剤容器から供給された現像剤が一か所に固まらず、現像剤担持体に均一に供給できる。
1 感光ドラム(像担持体)
7 クリーニング装置
71 回収トナー収容室
72 クリーニングブレード
72a 支持部材
72b 弾性部材
73 開口
75(75a75b75c75d75e) 仕切り板(案内部)
75ba、75bb 案内面
75a1(75b1、75d1、75e1) 上流案内部
75a2(75b2、75d2、75e2) 下流案内部
78 ドラム軸
79 クリーニング枠体
79c クリーニング容器
95 回収トナー
A 画像形成装置本体(装置本体)
B プロセスカートリッジ(カートリッジ)
D 回収トナー搬送方向(上流側)
E 回収トナー搬送方向(下流側)
F レーザ光
H 軸線
K 長手方向
N 搬送方向に垂直方向
R 回転方向
S 第一空間
U 第二空間
V 搬送方向

Claims (12)

  1. 像担持体と当接して該像担持体上の現像剤を回収するクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードによって前記像担持体から回収された前記現像剤を収容する収容室と、
    前記収容室内に設けられ、回収された前記現像剤の移動を案内する案内部と、を有するクリーニング装置であって、
    前記収容室の長手方向と直交する断面の断面積が、前記収容室の前記長手方向の端部よりも中央の方が大きく、
    前記案内部は、前記収容室の底面に立設されて、対向する一対の案内面を有し、
    前記一対の案内面は、前記クリーニングブレードから離れる方向に連れて、対向している間の距離が小さくなるように配置される第1の案内面および第2の案内面を含み、
    前記第1の案内面によって前記クリーニングブレードの長手方向の一方の端部側から中央側へ向かう方向に前記現像剤が案内され、前記第2の案内面によって前記クリーニングブレードの前記長手方向の他方の端部側から中央側へ向かう方向に前記現像剤が案内される、ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記案内部は、
    前記第1の案内面に平行して配置され、前記クリーニングブレードの長手方向の前記一方の端部側から中央側へ向かう方向に前記現像剤を案内する第3の案内面と、
    前記第2の案内面に平行して配置され、前記クリーニングブレードの前記長手方向の前記他方の端部側から中央側へ向かう方向に前記現像剤を案内する第4の案内面と、
    を備えており、
    前記クリーニングブレード側における、前記第3の案内面の端部と前記第4の案内面の端部の間の距離は、前記クリーニングブレードと反対側における、前記第3の案内面の端部と前記第4の案内面の端部の間の距離よりも長い、ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記第1の案内面と前記第3の案内面の間の距離、および、前記第2の案内面と前記第4の案内面の間の距離は、一定であることを特徴とする請求項に記載のクリーニング装置。
  4. 前記案内部は、現像剤の移動を案内する角度を少なくとも1回変えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  5. 前記案内部の少なくとも1部が、曲面であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  6. 前記収容室は、開口を有し、
    前記クリーニングブレードの長手方向であって、前記開口の長さが、前記開口と反対側の前記収容室の奥部の長さよりも長いことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  7. 像担持体を有する請求項1から6のいずれか1項に記載のクリーニング装置。
  8. 像担持体と、
    請求項1から7のいずれか1項に記載のクリーニング装置と、を有するプロセスカートリッジ。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載のクリーニング装置、請求項8に記載のプロセスカートリッジのうちの少なくとも1つを有し、記録材に前記現像剤で画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記収容室は、現像剤を排出するための排出口を有する第1の収容室とする場合に、前記画像形成装置は、前記排出口から排出された現像剤を送入する送入口を有し、現像剤を収容する第2の収容室をさらに備えることを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体の静電像を現像する現像装置を有し、
    前記現像装置が、前記第2の収容室を有することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記第2の収容室は、複数の前記クリーニング装置に接続していることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
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