JP2003161925A - 基板の貼り合せ方法および基板の貼り合せ装置 - Google Patents

基板の貼り合せ方法および基板の貼り合せ装置

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JP2003161925A JP2001401764A JP2001401764A JP2003161925A JP 2003161925 A JP2003161925 A JP 2003161925A JP 2001401764 A JP2001401764 A JP 2001401764A JP 2001401764 A JP2001401764 A JP 2001401764A JP 2003161925 A JP2003161925 A JP 2003161925A
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英樹 山崎
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真吾 玉井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貼り合わせる2枚の基板の相対的な位置合せ
を精度良く行なうこと。 【構成】 制御装置10は、ガラス基板4a上に塗布さ
れた液晶2の塗布高さがシール材6の塗布高さよりも低
くなるように、塗布ヘッド9のノズル9aから吐出され
る液晶2の塗布量を制御する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚の基板を、接
着剤を介して貼り合せる基板の貼り合せ方法および基板
の張り合わせ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶デイスプレイパネルに代表されるフ
ラットパネルディスプレイ等の製造工程では、対向する
2枚のガラス基板の間に接着剤としてのシール材を用い
て液晶(流体)を封入して貼り合せる基板の貼り合せ作
業が行なわれる。
【0003】このような貼り合せ作業は、下記の手順で
行なわれる。
【0004】まず、2枚のガラス基板のうち、いずれか
一方には予め無端枠状にシール材を塗布しておく。そし
て、シール材が塗布された基板、或いは塗布されていな
い基板のいずれか一方における、他方の基板との対向面
で、かつシール材で囲まれる領域内となる部位に、所定
量の液晶を滴下して塗布する。
【0005】次に、2枚の基板をシール材の塗布高さに
ほぼ等しい距離まで近接させ、この状態で、カメラを利
用した画像認識装置等による位置検出装置を用いて2枚
のガラスの対向面に沿う方での相対的な位置ずれを検出
する。そして、2枚のガラス基板の間に相対的な位置ず
れが検出された場合には、2枚のガラス基板をその対向
面に沿う方向で相対的に移動させ、位置ずれの補正を行
なう。
【0006】位置ずれの補正が完了したならば、2枚の
ガラス基板を相対的に近付け、所定の押圧力で貼り合せ
を行なう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶は、ガ
ラス基板上に均等に塗布されるように、ガラス基板上に
おいて複数の塗布箇所に塗布されるのであるが、各塗布
箇所での液晶の塗布量は、単純に、そのガラス基板上に
塗布が必要とされる液晶の総量を塗布箇所数で等分する
ことで決定していた。
【0008】そのため、一つの塗布箇所に塗布される液
晶の量や粘性によっては、塗布された液晶の塗布高さが
シール材の塗布高さよりも高くなってしまうことがあっ
た。
【0009】このような場合、位置合せを行なうため
に、2枚のガラス基板をシール材の塗布高さとほぼ等し
い距離まで近接させたときに、液晶が塗布されていない
方の基板が液晶に接触してしまうことがあった。そし
て、この液晶の表面張力や粘性等が2枚のガラス基板を
その対向面に沿う方向で相対移動させる上での抵抗とな
り、2枚のガラス基板の位置合せを精度良く行なうこと
ができず、ガラス基板の貼り合せ精度が低下するという
不具合が生じていた。
【0010】本発明は、貼り合わせる2枚の基板の相対
的な位置合せを精度良く行なうことができる基板の貼り
合せ方法および基板の貼り合せ装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、無端状に接着
剤が塗布された基板と他の基板とを前記接着剤を介して
貼り合せるに先立ち、前記2枚の基板の少なくともいず
れか一方の基板における他方の基板との対向面であっ
て、前記2枚の基板を貼り合せたときに前記接着剤にて
囲まれる領域内となる部位に流体を塗布するものであっ
て、前記基板に対して前記流体を、その塗布高さが前記
接着剤の塗布高さよりも低くなるように塗布することを
特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、貼り合される基板に塗布され
る流体は、その高さが、基板に塗布された接着剤の塗布
高さよりも低くなるように塗布される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。
【0014】図1は、本発明に係る基板の貼り合せ装置
の構成を示す正面図、図2は、液晶が塗布されたガラス
基板の正面断面図である。
【0015】図において、基板の貼り合せ装置1は、液
晶(流体)2の塗布ユニット3と、ガラス基板4a、4
bの貼り合せユニット5とを有する。
【0016】塗布ユニット3は、接着剤としてのシール
材6が塗布されたガラス基板4aを支持し、不図示のX
Y移動装置にてX、Y方向に移動自在な基板ステージ
7、門型フレーム8に上下動自在に支持された液晶を滴
下するための塗布ヘッド9、塗布ヘッド9による液晶2
の吐出量(吐出状態)を制御する制御装置10、を有す
る。
【0017】塗布ヘッド9は、液晶2を収容するシリン
ジ9a、液晶2を吐出するノズル9bを有し、制御装置
10による制御により所定量の液晶2をノズル9bから
吐出する。
【0018】また、制御装置10には、記憶部11およ
び入力部12が接続される。記憶部11には、液晶2の
粘性率に応じた液晶2の塗布量と塗布高さとの関係を表
わすデータが記憶される。入力部12は、1枚のガラス
基板4aに塗布する液晶2の総量、液晶2の粘性率、シ
ール材6の塗布高さなどの条件を入力、設定するもの
で、例えば、タッチパネルやキーボード等が用いられ
る。
【0019】なお、粘性率に応じた液晶2の塗布量と塗
布高さとの関係を表わすデータとは、具体的にはたとえ
ば、液晶2の塗布量が同じであれば、粘性率が高いほど
塗布高さが高くなり、粘性率が同じであれば、塗布量が
多くなるにしたがって塗布高さが高くなる傾向があると
いった規則性にしたがって、実験等による測定結果や幾
何学的な計算に基づいて作成したデータである。
【0020】これにより、制御装置10は、入力部12
にて入力された液晶2の総量、液晶2の粘性率、シール
材6の塗布高さなどの条件に基づいて、記憶部11に記
憶されたデータ中から条件に適した液晶2の塗布量を選
択するとともにガラス基板4a上における液晶2の塗布
箇所数を算出して決定する。具体的にはたとえば、入力
された粘性率に対応するデータから、入力されたシール
材6の塗布高さよりも塗布高さが小さくなる液晶2の塗
布量、すなわち、1つの塗布箇所に塗布する液晶2の塗
布量を選択して決定する。また、求めた塗布量とガラス
基板4aに塗布すべき液晶2の総量とに基づいてガラス
基板4a上における液晶2の塗布箇所数を算出する。ま
た、制御装置10は、ガラス基板4a上のシール材6で
囲まれた領域内に算出された数の塗布箇所をほぼ均等に
配置するように塗布箇所それぞれの位置を算出して設定
する。
【0021】貼り合せユニット5は、下側のガラス基板
4aを保持する下基板ステージ13、上側のガラス基板
4bを保持する上基板ステージ14、を有する。この下
基板ステージ13と上基板ステージ14とは、ガラス基
板4a、4bの保持面を対向させ配置されており、不図
示の移動装置により、互いに接離する方向(上下方
向)、および保持面に沿う方向(XY方向)において相
対的に移動自在とされる。
【0022】次に、作動について説明する。
【0023】まず、不図示の搬送装置にて、外周に沿っ
てシール材が無端枠状に塗布されたガラス基板4aが基
板ステージ7上に供給される。
【0024】基板ステージ7上にガラス基板4aが供給
されると、基板ステージ7は、制御装置10にて設定さ
れた塗布箇所が塗布ヘッド9のノズル9bの下方に順次
位置するように移動される。一方、塗布ヘッド9は、制
御装置10の制御に基づいて、各塗布箇所がノズル9b
の下方に位置づけられる毎に、ノズル9bから設定され
た量の液晶2が吐出され、ガラス基板4a上に滴下され
る。
【0025】このとき各塗布箇所に塗布された液晶2
は、液晶2の粘性率とシール材6の塗布高さに基づいて
塗布量が設定されているので、図2に示すように、塗布
された液晶2の高さhは、シール材6の塗布高さHより
も低く形成される。
【0026】すべての塗布箇所に対する液晶2の塗布が
完了すると、不図示の搬送装置により基板ステージ7上
から下基板ステージ13に液晶2が塗布されたガラス基
板4aが移送される。下基板ステージ13上に移送され
たガラス基板4aは、不図示の吸着保持手段により下基
板ステージ13上で保持される。
【0027】なおこのとき、図1に示すように、上基板
ステージ14には、既に、ガラス基板4aと貼り合わさ
れるガラス基板4bが供給されて、不図示の吸着保持手
段にて上基板ステージ14に吸着保持されているものと
する。
【0028】次に、下基板ステージ13と上基板ステー
ジ14とが相対的に近接する方向(上下方向)に移動さ
れ、ガラス基板4aとガラス基板4bとが、シール材6
の塗布高さとほぼ等しい間隔で配置される。
【0029】そして、この状態で、不図示のカメラを利
用した画像認識装置による位置検出装置を用いて、ガラ
ス基板4aとガラス基板4bとの対向する面に沿う方向
(水平方向)での相対的な位置ずれが検出される。
【0030】位置検出装置による検出の結果、2枚のガ
ラス基板4a、4bの間に位置ずれが生じていた場合に
は、この位置ずれを無くすように、下基板ステージ13
と上基板ステージ14とをXY方向で相対的に移動させ
る。
【0031】位置ずれを修正した後、下基板ステージ1
3と上基板ステージ14とを相対的に近接させて、2枚
のガラス基板4a、4bを所定の押圧力で貼り合せる。
【0032】2枚のガラス基板4a、4bの貼り合せが
完了した後、上基板ステージ14によるガラス基板4b
の保持を解除するとともに、下基板ステージ13と上基
板ステージ14とを離隔させる。その後、下基板ステー
ジ13によるガラス基板4aの保持を解除して、下基板
ステージ13上から貼り合わされたガラス基板4a、4
bを排出して貼り合わせ作業の一連の工程が完了する。
【0033】なお上記のガラス基板4a、4bの位置あ
わせの際に、2枚のガラス基板4a、4bをシール材6
の塗布高さとほぼ等しい間隔で配置するのは、下記の
、の理由による。
【0034】ガラス基板4a、4bの貼り合せには高
い精度が要求されており、位置検出装置に用いられるカ
メラも高倍率のものが用いられ、そのためカメラの焦点
深度は比較的浅いものとなっている。したがって、2枚
のガラス基板4a、4bを同時にカメラの焦点深度内に
位置づけるためには、2枚のガラス基板4a、4bを極
力近づける必要がある。
【0035】2枚のガラス基板4a、4bを精度良く
貼り合せるためには、位置合わせ完了後の下基板ステー
ジ13と上基板ステージ14の移動量、すなわち上下方
向の移動量を極力少なくする必要があり、このためには
2枚のガラス基板4a、4bを極力近づけた状態で位置
合せを行なう必要がある。
【0036】上記実施の形態によれば、ガラス基板4a
上に塗布される液晶2の塗布高さhをガラス基板4aに
塗布されたシール材6の塗布高さHよりも低く形成した
ので、2枚のガラス基板4a、4bを位置合わせのため
に、シール材6の塗布高さとほぼ等しい間隔に近づけた
としても、ガラス基板4aに塗布された液晶2が、他方
のガラス基板4bに接触することが防止できる。これに
より、2枚のガラス基板4a、4bの位置ずれを補正す
るときに、液晶2の表面張力や粘性が、2枚のガラス基
板4a、4b、すなわち下基板ステージ13と上基板ス
テージ14とをXY方向に相対移動させる際の移動抵抗
となり、2枚のガラス基板4a、4bの位置合わせの妨
げとなることが防止できる。したがって、精度の良いガ
ラス基板4a、4bの位置合わせを行なうことができ
る。
【0037】また、2枚のガラス基板4a、4bを位置
合わせのために、シール材6の塗布高さとほぼ等しい間
隔に近づけたとき、仮に上側のガラス基板4bが下側の
ガラス基板4aに塗布されたシール材6に接触したとし
ても、ガラス基板4a上に塗布された液晶2の塗布高さ
hはシール材6の塗布高さHよりも低くなるように形成
されていることから、上側のガラス基板4bが液晶2に
まで接触することが防止できる。このような場合でも、
従来生じるおそれがあった、上側のガラス基板4bがシ
ール材6と液晶2の双方に接触するような場合に比べ
て、位置ずれを補正するために下基板ステージ13と上
基板ステージ14とをXY方向に相対移動させる際に生
じる移動抵抗を少なくすることができるので、精度の良
いガラス基板4a、4bの位置合わせを行なうことがで
きる。また、液晶2の塗布量を、液晶2の粘性およびシ
ール材6の塗布高さに基づいて決定し、決定した塗布量
からガラス基板4a上における塗布箇所の数を決定して
いるので、用いられる液晶2の粘性が比較的高く、押圧
によって比較的広がり難いときには、1つの塗布箇所に
対する塗布量が少量で、塗布箇所の数が多く設定される
こととなるので、塗布箇所同士の間隔を狭くすることが
でき、この結果、各塗布箇所に塗布された液晶2に要求
される広がりの範囲を小さくすることができることか
ら、粘性が高く比較的広がり難い液晶2であっても、2
枚のガラス基板4a、4bの間にムラなく封入すること
ができる。
【0038】次に第2の実施の形態について、図3を用
いて説明する。
【0039】第2の実施の形態は、図1に示す基板の貼
り合わせ装置1の塗布ユニット3に液晶2の塗布状態検
査装置15を設けたものである。
【0040】この塗布状態検査装置15は、カメラ1
6、および画像処理装置17を有し、カメラ16は塗布
ヘッド9に併設されている。
【0041】カメラ16は、塗布ヘッド9のノズル9b
から吐出されてガラス基板4a上に塗布された液晶2の
画像を撮像する。画像処理装置17は、カメラ16の撮
像データに基づいて液晶2の塗布状態の良否を判定す
る。
【0042】すなわち、画像処理装置17は、カメラ1
6の撮像データから液晶2の塗布面積を検出し、この塗
布面積が予め設定された基準面積以上であるか否かに基
づいて、1つの塗布箇所に対する液晶2の塗布状態の良
否を判定する。つまり、所定量の液晶2を塗布している
にもかかわらず基準面積以上の塗布面積が得られない場
合、温度等の外的要因などの影響で液晶2の粘性が高く
なった結果、塗布高さがシール材6の塗布高さよりも高
くなっていることが考えられるので不良とする。
【0043】なおここで、基準面積とは、たとえば、入
力部12にて入力された液晶2の粘性率、シール材6の
塗布高さに基づいて制御装置10にて決定された1つの
塗布箇所に対する液晶2の塗布量と塗布高さから幾何学
的に算出することができる。
【0044】また、塗布状態検査装置15は、塗布箇所
毎に塗布された液晶2の塗布状態の良否を判定し、塗布
箇所毎の判定結果を制御装置10に送信する。制御装置
10は、すべての塗布箇所における判定結果に基づい
て、ガラス基板4aに対する液晶2の塗布状態の良否を
判定する。すなわち、すべての塗布箇所の数に対して塗
布状態が良と判定された塗布箇所の割合が予め設定され
た割合(設定比率)以上であれば、ガラス基板4aに対
する液晶2の塗布状態は良であると判定する。一方、す
べての塗布箇所の数に対して塗布状態が良と判定された
塗布箇所の割合が予め設定された割合に満たなければ、
ガラス基板4aに対する液晶2の塗布状態は不良である
判定する。
【0045】そして、塗布状態が良と判定されると、ガ
ラス基板4aは貼り合せユニット5(図1)へと移送さ
れ、不良と判定されると、ガラス基板4aは不図示の排
出ユニットへと移送される。
【0046】またここで、上述の設定比率は、下記を考
慮して決定することが考えられる。
【0047】すなわち、2枚のガラス基板4a、4bを
位置合わせするために、2枚のガラス基板4a、4bを
近接させたときに、ガラス基板4a上の塗布箇所に塗布
された液晶2のうちのいくつかが上側のガラス基板4b
に接触したとしても、それによって生じるガラス基板4
a、4bの対向面に沿う方向の移動抵抗が、下基板ステ
ージ13と上基板ステージ14との相対移動に支障を来
たさない程度であればよいわけである。そして、上述し
た移動抵抗は、液晶2の粘性が高くなるほど大きくな
り、低くなるほど小さくなると考えられる。したがっ
て、液晶2の粘性が高い場合には、設定比率を高く設定
し、液晶2の粘性が低い場合には、粘性が高い場合に比
べて設定比率を低く設定することができることとなる。
なお、これらの設定比率は、実験等により容易に決定す
ることが可能である。
【0048】上記第2の実施の形態によれば、上述の第
1の実施の形態による効果に加えて下記の効果を有す
る。
【0049】すなわち、ガラス基板4aの個々の塗布箇
所に塗布された液晶2の塗布状態の良否をそれぞれ判別
するとともに、各塗布箇所での判別結果に基づいてガラ
ス基板4aに対する液晶2の塗布状態の良否を判別し、
塗布状態が不良と判別されたガラス基板4aは排出する
ようにしているので、液晶2の塗布状態が不良となった
ガラス基板4aが貼り合せユニット5に移送されること
が防止できる。したがって、貼り合せユニット5には液
晶2の塗布状態が良と判定されたガラス基板4aのみが
移送されるので、より精度良く2枚のガラス基板4a、
4bを貼り合せることができる。
【0050】なお、本発明は、上記実施の形態に限られ
るものではなく発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の
変形が可能であることは言うまでもない。
【0051】たとえば、上記実施の形態において、液晶
2の塗布装置としてノズル9aから液晶2を吐出する塗
布ヘッド9を用いて説明したが、これに限られるもので
はなく、たとえば、インクジェットノズルを用いた塗布
装置を用いてもよい。
【0052】また、下基板ステージ13と上基板ステー
ジ14とは、ガラス基板4a、4bの保持面が互いに接
離する方向、および保持面に沿う方向において相対的に
移動可能であればよい。したがって、下基板ステージ1
3と上基板ステージ14のいずれか一方のみが移動する
ものであっても、双方が移動するものであってもよく、
また、それぞれの移動方向での移動を下基板ステージ1
3と上基板ステージ14とで分担するようにしてもよ
い。また、保持面に沿う方向の移動に加え、保持面に沿
う方向での回転移動を可能としてもよい。
【0053】また、制御装置10が、入力部12から入
力された条件に基づいて記憶部11に記憶されたデータ
の中から液晶2の塗布量等を選択して決定する例で説明
したが、制御装置10が自動設定するものに限らず、塗
布量等のデータを作業者が入力して設定するようにして
もよい。
【0054】また、1つの塗布箇所に塗布する液晶2の
量を、主に液晶2の粘性に基づいて決定する例で説明し
たが、これに限られるものではなく、例えば、ガラス基
板表面の液晶2のはじき度合いに応じて塗布量を決定す
るようにしてもよい。すなわり、ガラス基板が液晶2を
はじく(広がりにくい)傾向が強い表面状態である場合
と、液晶2がなじみ易い(広がり易い)場合とでは、広
がり易いガラス基板に対する液晶2の塗布量を多く設定
することができると考えられる。
【0055】また、シール材6が塗布されたガラス基板
4a上に液晶2を塗布する例で説明したが、これに限ら
れるものではなく、シール材6が塗布されていない方の
ガラス基板4bに液晶2を塗布し、シール材6bが塗布
されたガラス基板4aを上基板ステージ14に、シール
材6が塗布された面が下を向くように保持させるように
してもよい。
【0056】なお、上述の実施の形態では、特段の説明
はしなかったが、ガラス基板4a上に予め液晶2を塗布
した後にガラス基板4a、4bの貼り合せを行なうこと
を一般に、滴下方式と称しているが、このような滴下方
式による基板の貼り合せは、通常真空中で行なわれる。
したがって、本発明は、このような真空中で2枚のガラ
ス基板4a、4bの貼り合せを行なう貼り合せ装置にも
適用可能である。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、貼り合わせる2枚の基
板の相対的な位置合せを精度良く行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る基板の貼り合せ装置の構
成を示す正面図である。
【図2】図2は、液晶が塗布されたガラス基板の正面断
面図である。
【図3】図3は、塗布状態検査装置を備えた塗布ユニッ
トの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 貼り合せ装置 2 液晶(流体) 3 塗布ユニット 4a、4b ガラス基板 5 貼り合せユニット 6 シール材(接着剤) 7 基板ステージ 9 塗布ヘッド 10 制御装置 11 記憶部 12 入力部 13 下基板ステージ 14 上基板ステージ 15 塗布状態検査装置 16 カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 7/00 B05D 7/00 E G02F 1/1333 500 G02F 1/1333 500 Fターム(参考) 2H088 FA01 FA03 FA08 FA09 FA11 FA30 HA01 MA20 2H090 JA15 JB02 JB11 JC11 JC12 JC14 JC15 LA03 4D075 AC07 AC93 BB91Z DA06 DB13 DC24 EA05 4F041 AA02 AA05 AB01 4F042 AA02 AA06 AB00 BA08 CB11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状に接着剤が塗布された基板と他の
    基板とを前記接着剤を介して貼り合せるに先立ち、前記
    2枚の基板の少なくともいずれか一方の基板における他
    方の基板との対向面であって、前記2枚の基板を貼り合
    せたときに前記接着剤にて囲まれる領域内となる部位に
    流体を塗布する基板の貼り合せ方法において、 前記流体を、その塗布高さが前記接着剤の塗布高さより
    も低くなるように塗布することを特徴とする基板の貼り
    合せ方法。
  2. 【請求項2】 無端状に接着剤が塗布された基板と他の
    基板とを前記接着剤を介して貼り合せるに先立ち、前記
    2枚の基板の少なくともいずれか一方の基板における他
    方の基板との対向面であって、前記2枚の基板を貼り合
    せたときに前記接着剤にて囲まれる領域内となる部位に
    流体を塗布する基板の貼り合せ装置において、 前記流体を塗布する塗布装置と、 この塗布装置による前記流体の吐出状態を制御する制御
    装置と、を有し、 前記制御装置は、前記塗布装置によって塗布された前記
    流体の塗布高さが前記接着剤の塗布高さよりも低くなる
    ように前記流体の吐出状態を制御することを特徴とする
    基板の貼り合せ装置。
  3. 【請求項3】 前記流体の粘性率に応じた前記流体の塗
    布量と塗布高さの関係を表わすデータを記憶する記憶部
    と、 前記流体の粘性率を設定する設定部と、を有し、 前記制御装置は、前記記憶部に記憶された前記データか
    ら、前記設定部に設定された前記粘性率に応じた前記流
    体の吐出量を選択して決定することを特徴とする請求項
    2記載の基板の貼り合せ装置。
  4. 【請求項4】 前記塗布装置にて前記基板上に塗布され
    た流体を撮像する撮像装置と、 この撮像装置による画像データに基づいて前記流体の塗
    布状態を検出し、前記流体の塗布状態の良否を判別する
    制御装置と、を有することを特徴とする請求項2記載の
    基板の貼り合せ装置。
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