JP2003161007A - 谷樋用の軒先カバー部材 - Google Patents

谷樋用の軒先カバー部材

Info

Publication number
JP2003161007A
JP2003161007A JP2001361704A JP2001361704A JP2003161007A JP 2003161007 A JP2003161007 A JP 2003161007A JP 2001361704 A JP2001361704 A JP 2001361704A JP 2001361704 A JP2001361704 A JP 2001361704A JP 2003161007 A JP2003161007 A JP 2003161007A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eaves
trough
gutter
valley
cover member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001361704A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Fukuda
諭 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001361704A priority Critical patent/JP2003161007A/ja
Publication of JP2003161007A publication Critical patent/JP2003161007A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根の交差する谷部を勢い良く流下する雨
水の流速を下げて軒樋に導くとともに軒樋内部への落ち
葉の侵入を防止可能な谷樋用の軒先カバー部材を提供す
ることにより、雨水が軒樋から飛び越えるのを防止する
とともに雪による軒樋への衝撃による変形、破損を防止
し、落ち葉の溜まりを防止することである。 【解決手段】 屋根谷部に設ける谷樋用の軒先カバー部
材3であって、縦断面略くの字型の形状をした谷樋1を
被装するように板状の谷樋カバー部6を形成し、その谷
樋カバー部6の水下側に筒状の垂下部4を設けるととも
に、水上側に複数本のスリット5を設けた落ち葉避け部
7を設け、筒状の垂下部4は、軒先2のコーナーに横断
面略L字形状に沿って垂下するようにしたもので構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、谷樋用の軒先カバ
ー部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図6及び図7に示すように、一方
の屋根の傾斜面34と他方の屋根の傾斜面35とが交差
している谷部30には谷樋31が設けられ、この谷樋3
1の先端33は軒樋36の中に差し出されている。
【0003】また、軒先32に略直角に交差するように
設けられた軒樋36には、軒樋36を接続する曲りであ
る内曲り37が設けられている。
【0004】そして、両側の屋根の上に降った雨水は、
それぞれの傾斜面34、35を流れ、谷樋31に落下す
る。さらに谷樋31からこの内曲り37に導入されて軒
樋36を経て排水される。
【0005】従って、従来、谷樋31の水が落下する部
分の軒樋36の屋外側の側壁に水返し板38を設け、谷
樋31の先端33から先方に勢いよく流れる雨水を水返
し板38に衝突させ、この水返し板38に沿って軒樋3
6の中に導くようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに軒樋の屋外側の側壁に水返し板を設けても、谷樋を
流れている雨水の勢いが大きくなると、水返し板の上や
左右から雨水が溢れ出るという問題があった。又、雪が
降ると、水返し板を取り付けた軒樋の上には、水返し板
がない部分より多くの雪が積もり、軒樋が変形したり破
損するという問題もある。又、屋根の交差する谷部は、
落ち葉等の異物が溜まりやすいため、軒樋内部に落ち葉
がよく侵入し易くなることが想定される。
【0007】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、屋根の交差する谷部を勢い良く流下する雨水の流速
を下げて軒樋に導くとともに軒樋内部への落ち葉の侵入
を防止可能な谷樋用の軒先カバー部材を提供することに
より、雨水が軒樋から飛び越えるのを防止するとともに
雪による軒樋への衝撃による変形、破損を防止し、落ち
葉の溜まりを防止することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
谷樋用の軒先カバー部材は、屋根谷部に設ける谷樋用の
軒先カバー部材であって、縦断面略くの字型の形状をし
た谷樋を被装するように板状の谷樋カバー部を形成し、
該谷樋カバー部の水下側に筒状の垂下部を設けるととも
に、水上側に複数本のスリットを設けた落ち葉避け部を
設けたものである。
【0009】したがって、雨水が軒樋から飛び越えるの
を防止するとともに雪による軒樋への衝撃による変形、
破損を防止し、落ち葉の溜まりを防止することができ
る。
【0010】本発明の請求項2記載の谷樋用の軒先カバ
ー部材は、請求項1記載の筒状の垂下部が軒先のコーナ
ーに横断面略L字形状に沿って垂下するようにしたもの
である。
【0011】したがって、屋根の交差する谷部を勢い良
く流下する雨水を集めて、流速を下げて確実に軒樋に導
くことができ、軒樋の上や左右から雨水が溢れ出たりす
ることが防止できる。
【0012】本発明の請求項3記載の谷樋用の軒先カバ
ー部材は、請求項1又は請求項2記載の落ち葉避け部の
スリットの方向が谷樋を流れる雨水の流れ方向に対して
縦方向に設けてあるものである。
【0013】したがって、落ち葉避け部のスリットが雨
水と落ち葉や雪とを分別し、雨水のみ軒樋に流し、軒樋
に落ち葉や雪の侵入を防止することができる。
【0014】本発明の請求項4記載の谷樋用の軒先カバ
ー部材は、請求項1及至請求項3のいづれか1項に記載
の落ち葉避け部のスリットを設けた面が谷樋を流れる雨
水の流れ方向に対してスリットが上方から見えるように
傾斜するものである。
【0015】したがって、落ち葉避け部のスリットが雨
水と落ち葉や雪とを分別し、雨水のみ軒樋に流し、軒樋
に落ち葉や雪の侵入を防止することができ、落ち葉避け
部のスリットで侵入を防止した落ち葉や雪をスリットを
設けた落ち葉避け部から谷樋カバー部の上面に移動させ
ることができ、落ち葉や雪が軒樋に留まることなく軒樋
前方に放出するため、軒樋に落ち葉や雪が溜まり、落ち
葉や雪の自重による軒樋の変形、破損を防止することが
できる。
【0016】本発明の請求項5記載の谷樋用の軒先カバ
ー部材は、請求項1及至請求項4のいづれか1項に記載
の谷樋カバー部の上面に流れ方向に凹部を形成するもの
である。
【0017】したがって、スリットで軒樋への侵入を防
止した落ち葉や雪を谷樋カバー部の上面から左右に落と
すことなく、確実に軒樋上方に移動させ、さらに軒樋前
方に放出することができ、落ち葉や雪が軒樋に留まるこ
とがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を、図
1及至図5に従って詳述する。
【0019】(実施形態1)図1及至図4において、谷
樋用の軒先カバー部材3は、谷樋カバー部6と筒状の垂
下部4と落ち葉避け部7から構成されている。
【0020】屋根谷部に設ける谷樋用の軒先カバー部材
3であって、縦断面略くの字型の形状をした谷樋1を被
装するように板状の谷樋カバー部6を形成し、その谷樋
カバー部6の水下側に筒状の垂下部4を設けるととも
に、水上側に複数本のスリット5を設けた落ち葉避け部
7を設けている。
【0021】また、筒状の垂下部4は、軒先2のコーナ
ーに横断面略L字形状に沿って垂下するようにしたもの
である。筒状の垂下部4の軒先2側の上部には、谷樋1
から流れてきた雨水を、軒先2の下部で受けられるよう
に板状の受けを設けている。
【0022】屋根の交差する谷部を勢い良く流下する雨
水は、最初に落ち葉避け部7のスリット5で流速を下
げ、さらに筒状の垂下部4の外側の壁に当たり流速を下
げて確実に軒樋12に導くことができる。筒状の垂下部
4は、谷樋を流れる雨水を軒樋12に流す集水器の機能
を有する。
【0023】したがって、屋根の交差する谷部を勢い良
く流下する雨水を集めて、流速を下げて確実に軒樋12
に導くことができ、軒樋12の上や左右から雨水が溢れ
出たりすることが防止できる。
【0024】また、落ち葉避け部7は、屋根の交差する
谷部で流れてくる落ち葉8や雪9を雨水と分別し軒樋1
2に侵入しないように設ける。落ち葉避け部7のスリッ
ト5の方向が谷樋を流れる雨水の流れ方向10に対して
縦方向に設ける。また、落ち葉避け部7のスリット5を
設けた面が谷樋1を流れる雨水の流れ方向10に対して
スリット5が上方から見えるように傾斜させる。
【0025】図4に示すように、谷樋カバー部6は、谷
樋カバー部6の上面に流れ方向に凹部を形成する。
【0026】したがって、落ち葉避け部7のスリット5
が雨水と落ち葉8や雪9とを分別し、雨水のみ軒樋12
に流し、軒樋12に落ち葉8や雪9の侵入を防止するこ
とができ、落ち葉避け部7のスリット5で侵入を防止し
た落ち葉8や雪9をスリット5を設けた落ち葉避け部7
から谷樋カバー部6の上面に移動させることができ、落
ち葉8や雪9が軒樋12に留まることなく軒樋12前方
に放出するため、軒樋12に落ち葉8や雪9が溜まり、
落ち葉8や雪9の自重による軒樋12の変形、破損を防
止することができる。
【0027】また、この谷樋用の軒先カバー部材3の材
質は、硬質塩化ビニル樹脂などの合成樹脂製に限らず、
ステンレスなどの他の金属製であっても良いものであ
る。
【0028】以上のように、本発明の谷樋用の軒先カバ
ー部材3は、雨水が軒樋12から飛び越えるのを防止す
るとともに雪9による軒樋12への衝撃による変形、破
損を防止し、落ち葉8の溜まりを防止することができ
る。
【0029】本発明の谷樋用の軒先カバー部材3は、谷
樋1の軒先2のコーナーに筒状の垂下部4が谷樋に流れ
る雨水を集めるように、さらに筒状の垂下部4が軒樋1
2に納まるように設置し、谷樋カバー部6の両側面に設
けた取付用孔を有する取付部を谷樋に固定する。
【0030】(実施形態2)実施形態2における基本構
成は、実施形態1において、谷樋カバー部及び落ち葉避
け部に柔軟性を持たせることにより、いろいろな谷樋の
傾斜に対応できるようにしたものである。よって、共通
する部分については説明を省略し、実施形態2の特徴と
なる部分のみ説明するものである。
【0031】図5において、(a)は谷樋に谷樋用の軒
先カバー部材の谷樋カバー部及び落ち葉避け部を取付し
たもので、落ち葉避け部側から見た姿図で、(b)は
(a)のB−B線断面図で、(c)は取付前の状態を示
す姿図である。
【0032】谷樋カバー部及び落ち葉避け部に柔軟性を
持たせることにより、谷樋カバー部の上面は谷樋の傾斜
に合わせて曲面状と成り、スリット5は傾斜が大きくな
れば(b)のように傾斜に合わせてスリット5を曲げ
る。
【0033】この谷樋用の軒先カバー部材の材質は、硬
質塩化ビニル樹脂などの合成樹脂の場合は柔軟性を持た
せる合成樹脂を添加する。また、他の金属製の場合は材
料にバネ性を持たせる。
【0034】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、屋根の
交差する谷部を勢い良く流下する雨水の流速を下げて軒
樋に導くことにより、雨水が軒樋から飛び越えるのを防
止するとともに雪による軒樋への衝撃による変形、破損
を防止し、落ち葉の溜まりを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1での谷樋用の軒先カバー部
材を示す斜視図である。
【図2】本発明の谷樋用の軒先カバー部材を上部から見
た状態を示す上面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】本発明の谷樋用の軒先カバー部材を水上側から
見た状態を示す説明図である。
【図5】本発明の実施形態2での谷樋用の軒先カバー部
材を示す説明図である。
【図6】従来の屋根が交差する谷部を示す建家の斜視図
である。
【図7】従来の谷樋用の水返し板の斜視図である。
【符号の説明】 1 谷樋 2 軒先 3 谷樋用の軒先カバー部材 4 筒状の垂下部 5 スリット 6 谷樋カバー部 7 落ち葉避け部 8 落ち葉 9 雪 10 雨水の流れ方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根谷部に設ける谷樋用の軒先カバー
    部材であって、縦断面略くの字型の形状をした谷樋を被
    装するように板状の谷樋カバー部を形成し、該谷樋カバ
    ー部の水下側に筒状の垂下部を設けるとともに、水上側
    に複数本のスリットを設けた落ち葉避け部を設けたこと
    を特徴とする谷樋用の軒先カバー部材。
  2. 【請求項2】 筒状の垂下部が軒先のコーナーに横断
    面略L字形状に沿って垂下するようにしたことを特徴と
    する請求項1記載の谷樋用の軒先カバー部材。
  3. 【請求項3】 落ち葉避け部のスリットの方向が谷樋
    を流れる雨水の流れ方向に対して縦方向に設けてあるこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の谷樋用の軒
    先カバー部材。
  4. 【請求項4】 落ち葉避け部のスリットを設けた面が
    谷樋を流れる雨水の流れ方向に対してスリットが上方か
    ら見えるように傾斜することを特徴とする請求項1及至
    請求項3のいづれか1項に記載の谷樋用の軒先カバー部
    材。
  5. 【請求項5】 谷樋カバー部の上面に流れ方向に凹部
    を形成することを特徴とする請求項1及至請求項4のい
    づれか1項に記載の谷樋用の軒先カバー部材。
JP2001361704A 2001-11-27 2001-11-27 谷樋用の軒先カバー部材 Pending JP2003161007A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001361704A JP2003161007A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 谷樋用の軒先カバー部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001361704A JP2003161007A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 谷樋用の軒先カバー部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003161007A true JP2003161007A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19172315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001361704A Pending JP2003161007A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 谷樋用の軒先カバー部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003161007A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6457608B1 (ja) * 2017-10-03 2019-01-23 日新製鋼株式会社 屋根の谷部の構造
CN110453639A (zh) * 2019-08-16 2019-11-15 徐州工程学院 一种生态坡落叶收集装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6457608B1 (ja) * 2017-10-03 2019-01-23 日新製鋼株式会社 屋根の谷部の構造
WO2019069677A1 (ja) * 2017-10-03 2019-04-11 日新製鋼株式会社 屋根の谷部の構造
TWI759547B (zh) * 2017-10-03 2022-04-01 日商日新製鋼股份有限公司 屋頂的凹部構造
CN110453639A (zh) * 2019-08-16 2019-11-15 徐州工程学院 一种生态坡落叶收集装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4956948A (en) Clog resistant gutter-downspout connection unit
US9783988B2 (en) Debris repelling filtering device for roof gutters
US20080127575A1 (en) Perforated gutter protection system having canals
EP1435418A1 (en) Gutter shield for eaves through
CA2783834C (en) Eavestrough cover
JP5144158B2 (ja) 軒先構成体
JP2024009180A (ja) カバー部材、及び樋材
CA2477463C (en) Rain gutter protection panel
JP2003161007A (ja) 谷樋用の軒先カバー部材
US5332332A (en) Rain gutter
JP5102651B2 (ja) ガラリ
US6708453B1 (en) Gutter protection system
AU2016216700B2 (en) Gutter Spacer Clip
JP2005023537A (ja) 軒先の納め構造
JP2006083581A (ja) 軒樋の雪除けカバー
JP4589655B2 (ja) 雨樋装置
JP5830334B2 (ja) 落ち葉除けネット及びサイホン式高排水システム
JP3712715B2 (ja) ガラリ用羽板並びにガラリ
JP2010229675A (ja) 軒樋用内飾り板構造
JP3188529B2 (ja) 屋根の谷部における水飛散防止装置
JP2005290911A (ja) 防雪柵
JP6002944B2 (ja) 雨樋構造
JPH02240358A (ja) 軒先構造
JP3017355U (ja) 雨 樋
JP3366112B2 (ja) 軒先構造