JP2003160951A - 作業機の油圧配管構造 - Google Patents

作業機の油圧配管構造

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JP2003160951A JP2001363159A JP2001363159A JP2003160951A JP 2003160951 A JP2003160951 A JP 2003160951A JP 2001363159 A JP2001363159 A JP 2001363159A JP 2001363159 A JP2001363159 A JP 2001363159A JP 2003160951 A JP2003160951 A JP 2003160951A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブームに沿って配置した複数の油圧ホース
を、互いに干渉したり、障害物等に引っ掛かかったりす
るおそれなく安定に保持できるようにする。 【解決手段】 ブーム12に沿って第1油圧ホース60
と第2油圧ホース61とが配置された作業機の油圧配管
構造において、前記ブーム12の離間方向を第1配管部
69と第2配管部76とに仕切るように仕切ガイド63
が設けられ、第1配管部69に第1油圧ホース60が配
置され、第2配管部76に第2油圧ホース61が配置さ
れ、前記仕切ガイド63、第1油圧ホース60及び第2
油圧ホース61を覆う外カバー71が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフセット形バッ
クホー等の作業機の油圧配管構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、作業機であるオフセット形バッ
クホーにおいては、従来より、第1ブームの先端側に左
右方向にオフセット動作可能な第2ブームを設け、第2
ブームの先端側に左右方向に揺動可能な第3ブームを設
け、第3ブームに俯仰アームを上下揺動自在に設け、俯
仰アームの先端側にバケット(作業具)を設け、前記第
3ブームの上部側に俯仰アームを上下揺動させるアーム
シリンダを具備し、俯仰アームに作業具を動作させるバ
ケットシリンダ(作業具シリンダ)を具備し、第2ブー
ム上に沿って、2本のアームシリンダ用の油圧ホース
(供給用と排出用)と、2本のバケットシリンダ(作業
具シリンダ)用の油圧ホース(供給用と排出用)とを配
置したものがある。
【0003】従来のこの種の作業機の油圧配管構造は、
第2ブーム上に長手方向に配置した2本のアームシリン
ダ用の油圧ホースと、バケットシリンダ用の油圧ホース
とを、単に、第2ブーム上の複数箇所で係止具等により
間隔をおいて第2ブームに対して係止固定したものであ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アームシリン
ダは、第2ブームの上方側にあって、伸縮動作に伴って
上下揺動し、またアームシリンダを支持する第3ブーム
は第2ブームに対して左右揺動するため、2本のアーム
シリンダ用の油圧ホースは上下、左右及び前後の3次元
的な揺動動作をする。また、バケットシリンダは、俯仰
アームの中途部にあって、俯仰アームの上下揺動とバケ
ットシリンダの伸縮動作とによって、水平(主として左
右)方向に揺動動作する。従って、2本のアームシリン
ダ用の油圧ホースと、2本のバケットシリンダ用の油圧
ホースとは互いに異なった揺動動作等をする。
【0005】従って、第2ブーム上に配置されたアーム
シリンダ用の油圧ホースとバケットシリンダ用の油圧ホ
ースとは互いに干渉し合って、複雑な動きをし、障害物
等に引っ掛かたりするおそれがあった。本発明は上記問
題点に鑑み、ブームに沿って配置した複数の油圧ホース
を、互いに干渉したり、障害物等に引っ掛かかったりす
るおそれなく安定に保持できるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を解決す
る本発明の技術手段は、ブーム12に沿って第1油圧ホ
ース60と第2油圧ホース61とが配置された作業機の
油圧配管構造において、前記ブーム12の離間方向を第
1配管部69と第2配管部76とに仕切るように仕切ガ
イド63が設けられ、第1配管部69に第1油圧ホース
60が配置され、第2配管部76に第2油圧ホース61
が配置され、前記仕切ガイド63、第1油圧ホース60
及び第2油圧ホース61を覆う外カバー71が設けられ
ている点にある。
【0007】本発明の他の技術手段は、第1ブーム11
の先端側に左右方向にオフセット動作可能な第2ブーム
13が設けられ、第2ブーム13の先端側に左右方向に
揺動可能な第3ブーム14が設けられ、第3ブーム14
に俯仰アーム16が上下揺動自在に設けられ、俯仰アー
ム16の先端側に作業具19が設けられ、前記第3ブー
ム14の上部側に俯仰アーム16を上下揺動させるアー
ムシリンダ23が具備され、俯仰アーム16に作業具1
9を動作させる作業具シリンダ24が具備され、第2ブ
ーム13上に沿って、アームシリンダ23用の油圧ホー
ス60と、作業具シリンダ24用の油圧ホース61とが
配置された作業機の油圧配管構造において、第2ブーム
13上を、下側の第1配管部69と上側の第2配管部7
6とに上下に仕切るように仕切ガイド63が設けられ、
第1配管部69に、前記アームシリンダ23用の油圧ホ
ース60が配置され、第2配管部76に作業具シリンダ
24用の油圧ホース61が配置され、前記仕切ガイド6
3、アームシリンダ23用の油圧ホース60及び作業具
シリンダ24用の油圧ホース61を覆う外カバー71
が、第2ブーム13上に設けられている点にある。
【0008】本発明の他の技術手段は、仕切ガイド63
がブーム13から浮き上がった状態になってブーム13
と仕切ガイド63との間に第1配管部69を形成するよ
うに、ブーム13と仕切ガイド63との間にスペーサ6
8が介在されている点にある。本発明の他の技術手段
は、仕切ガイド63と外カバー71との間に、第2配管
部76を形成するように、仕切ガイド63と外カバー7
1との間にスペーサ75が介在されている点にある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
るオフセット形バックホー(旋回作業機)1の実施形態
について説明する。起立収納状態(姿勢)の側面を示し
ている図7および伸長状態(姿勢)の平面を示している
図8において、バックホー1は縦軸心0廻りに全旋回可
能な走行機体(旋回体)2とこれを支える走行体3を有
する。走行体3は左右一対のクローラ走行装置4を備
え、油圧モータMによってその履帯が正逆回走自在であ
り、履帯はトラックフレーム5に備えた輪体によって案
内される。
【0010】走行体3上には旋回軸受6を介して走行機
体2を縦軸廻りに旋回可能に支持しており、走行体3の
前方で左右の走行装置4間にはドーザ7が上下動自在に
備えられている。機体2の一側部に取付手段8を介して
掘削装置9が上下揺動自在でかつ左右方向にオフセット
可能として装着されており、該掘削装置9は基部が横軸
10を介して枢着された第1ブーム11とこの第1ブー
ム11の先端に左右方向にオフセット可能として連結枢
着部12を介して装着された第2ブーム13と、この第
2ブーム13の先端に左右方向にオフセット可能として
装着された第3ブーム14と、この第3ブーム14に横
軸15を介して起伏自在に枢着された俯仰アーム16と
このアーム16の先端にピン17とリンク18を介して
装着されたバケット(作業具)19を備えて主構成され
ている。
【0011】第1ブーム11はブームシリンダ20の伸
縮動作で横軸10を支点に上下揺動可能であり、第2ブ
ーム13および第3ブーム14はオフセットシリンダ2
1の伸縮動作とオフセットリンク22との平行リンクに
よって左右方向に平行姿勢でオフセット可能であり、ア
ーム16は、第3ブーム14の上側に具備したアームシ
リンダ23の伸縮動作で横軸15を介して上下動(起
伏)自在であり、バケット19はバケットシリンダ(作
業具シリンダ)24の伸縮動作で掻込み動作および放出
動作可能である。
【0012】走行機体2上の前部にはレバー25A,2
5Bを有する操縦台25とこの後部の運転席26とで主
構成される運転操縦部27が備えられており、この操縦
部27には、キャノピー(日除け)で例示する防護手段
28が操縦部27の一側方に立設されている。なお、防
護手段28は運転操縦部27を包囲する乗降口に開閉ド
アを有するキャビンであっても構わない。図7で示すよ
うに、掘削装置9を縮めて起立収納したとき、連結枢着
部12およびバケット19が防護手段28の天井部28
Aと干渉しない位置に設定されている。
【0013】これにより、掘削作業位置等を変更した
り、狭い路地を走行したいとき等に、掘削装置9を縮め
て起立(折畳む)させるとき又はさせたとき、連結枢着
部12およびバケット19が天井部28Aに干渉しない
ことから、起立動作は迅速かつ軽快にでき、次の作業
(走行を含む)への移行が円滑となって操縦性が向上し
たのである。なお、図7および図8において、旋回軸受
6上にはベース板29を介して旋回台30が装着されて
いるとともに後部ウェイト(プロテクタ)31が装着さ
れている。また、ベース板29上には、バッテリ32、
燃料タンク33、オイルクーラ34、ファン35Aを有
するラジエータ35、エンジン36、油圧ポンプ37、
作動油タンク38等が配置されており、これらは左右の
ボンネット39A,39B、後部ボンネット39C等か
らなる機体カバー39によって被覆され、更に、バルブ
ユニット40等が内装されている。機体カバー39は、
必要部位が開閉自在又は着脱自在とされていて内装部品
のメンテナンスを可能としている。
【0014】図3及び図4に示すように、第1ブーム1
1のトップ部には第2ブーム13の基部を縦ピン41に
て枢着するためのボス部42が一体形成されているとと
もに、オフセットシリンダ21およびオフセットリンク
22を枢着するためのブラケット43が一側方(内方
側)に向って張出されて一体形成され、このブラケット
43の端部には取付ボスが鉛直(縦方向)に連結ピン4
4を挿通可能として形成されている。ブラケット43
は、図3に示すように、上下に間隔をおいて3枚が側方
に張出しており、上ブラケットと中間ブラケットとの取
付ボスによってオフセットシリンダ21のボトムが、
又、中間ブラケットと下ブラケットとの取付ボスにオフ
セットリンク22のボトムが、それぞれ共通の連結ピン
44によって回動自在に枢着されている。
【0015】オフセットシリンダ21のトップは第2ブ
ーム13の長手方向中間でその内側立面に形成したブラ
ケット13Aにピン21Bによって枢着され、オフセッ
トリンク22のトップは、第3ブーム14の張出ブラケ
ット14Aにピン22Bによって枢着されている。従っ
て、図4に示すように、縦ピン41によって左右揺動自
在な第2ブーム13はその先端に第3ブーム14を縦ピ
ン47によって枢着されていることから、オフセットシ
リンダ21を伸長すると第3ブーム14は外方張出し状
にオフセット(平行移動)され、一方、オフセットシリ
ンダ21を縮小すると第3ブーム14は内方張出し状に
オフセットされ、オフセットシリンダ21とオフセット
リンク22を介して平行リンクを構成して図4の直線
(中立)位置Nから左右N1,N2の各位置に平行運動
してオフセット可能となるのである。
【0016】図3及び図4に示すように、第2ブーム1
3は、そのボトム部とトップ部にそれぞれ枢着孔を有
し、第1ブーム11のトップ部と第2ブーム13のボト
ム部のそれぞれの枢着孔が合致されてこれに縦ピン41
を挿通することで、両ブーム11,13が、連結枢着部
12によって第2ブーム13を左右方向に揺動可能に連
結されている。図5及び図6に示すように、第3ブーム
14の側板14B間に第2ブーム13のトップ部を嵌入
して縦ピン47によって左右方向に揺動可能に連結する
接手孔(枢着孔)14Cが上下方向に形成されていると
共に、左右側板14Bの上部にはアームシリンダ23の
装着孔を有するボス部14Dが形成され、左右側板14
Bの下部には俯仰アーム16のボトム部を、図3及び図
7に示す横軸15によって上下揺動可能に連結するため
の枢着孔を有するボス部14Eが左右方向に開設され、
更に、左右側板14Bの一方下部には、オフセットリン
ク22のトップ部(先端又は前端)を枢着する張出アー
ム14Aが一体形成されている。
【0017】図3及び図4に示すように、第1ブーム1
1の上面には鋼管等よりなる2本ずつの油圧配管55,
56の計4本が、互いに平行としてブーム長手方向に配
置され、2本の油圧配管55はアームシリンダ23を伸
縮するための作動油の給排用であり、2本の油圧配管5
6はバケットシリンダ24を伸縮するための作動油の給
排用である。これら油圧配管55,56のそれぞれには
ワンタッチ式のカプラー57を介して可撓性を有する2
本ずつの油圧ホース60,61が接続されている。これ
ら2本のアームシリンダ23用の油圧ホース60と、2
本のバケットシリンダ24用の油圧ホース61とは、連
結枢着部12の上面を通り第2ブーム13の上面で並列
されてブーム長手方向に延伸され、各シリンダ23,2
4に接続されている。
【0018】これら油圧ホース60、61は、第2ブー
ム13が左右方向に揺動して、第3ブーム14が左右方
向にオフセット動作し、アーム16が上下揺動し、アー
ムシリンダ23が揺動することから、これらの運動に追
従しその運動に支障がないようにするため、可撓性を有
するとともに運動を許容するに充分余裕をもった長さを
有している。連結枢着部12の上面、具体的には第1ブ
ーム11のトップ部の上面に樋形のカバー59を装着す
ることにより、油圧ホース60,61が浮上曲成(上方
および左右の弯曲膨出)するのを押さえるように構成し
ている。これは、第1ブーム11が上下動し、第2ブー
ム13等が左右方向に揺動運動するものであることか
ら、連結枢着部12の上面において、油圧ホース60,
61が上方又は左右外方に湾曲などして他物と接触して
の損傷、視界性劣化の要因となっていたのを、防止でき
るようにしたものである。
【0019】図1〜図4に示すように、第2ブーム13
上に仕切ガイド63が設けられ、この仕切ガイド63は
S字状に屈曲した棒材により構成され、仕切ガイド63
の両端部にリング状に巻回された環状部64が形成され
ている。仕切ガイド63の両端部の環状部64は、第1
スペーサ68を介して後述するボルト等により第2ブー
ム13に固定されており、仕切ガイド63が第2ブーム
13から浮き上がった状態になって第3ブーム13と仕
切ガイド63との間に第1配管部69が形成されてい
る。
【0020】第2ブーム13上に仕切ガイド63を覆う
ように外カバー71が設けられている。外カバー71
は、天壁72と天壁72の左右両端から下方突出した左
右一対の側壁73とを有すコの字状に形成されている。
仕切ガイド63と外カバー71との間に第2スペーサ7
5が介在され、仕切ガイド63と外カバー71との間
に、第2配管部76が形成されている。前記第1スペー
サ68及び第2スペーサ75は、外カバー71の前後両
側及び仕切ガイド63の両端部の環状部64に対応して
一対ずつ設けられていて、各上スペーサ68及び下スペ
ーサ75は円筒状に形成され、上スペーサ8と下スペー
サ75との間に仕切ガイド63の環状部64が介在され
ている。ボルト(締結具)77が、上側から、外カバー
71の取付孔78を介して、第2スペーサ75、仕切ガ
イド63の環状部64及び第1スペーサ68に挿通さ
れ、該ボルト77を第2ブーム13に螺合して締め付け
ることにより、外カバー71、第2スペーサ75、仕切
ガイド63、第1スペーサ68が、ボルト77によっ
て、第2ブーム13に締め付け固定されている。
【0021】従って、仕切ガイド63は、第2ブーム1
3の上方を、下側の第1配管部69と上側の第2配管部
76とに上下に仕切っており、上側の第2配管部76
に、2本のアームシリンダ23用の油圧ホース60が配
置され、下側の第1配管部69にバケットシリンダ24
用の油圧ホース61が配置されている。外カバー71
は、仕切ガイド63、アームシリンダ23用の油圧ホー
ス60及びバケットシリンダ61用の油圧ホース61を
上側から覆っている。図6に示すように、縦ピン47は
頭部47aと軸部47bとを有し、第3ブーム14の枢
着孔14Cと第2ブーム13のトップ部に形成した枢着
孔13Cとに、上側から着脱自在に挿通され、これによ
り、第2ブーム13の先端側に第3ブーム14が左右方
向に揺動可能に支持されている。
【0022】図3〜図6に示すように、縦ピン47の上
方に位置して、第3ブーム14の左右側板14B間に、
油圧ホース61を上方に浮き上がらないようにガイドす
るためのガイドピン65が設けられ、ガイドピン65の
両端部がそれぞれ左右側板14Bに挿通保持されてい
る。ガイドピン65の左右両側にβピン66が着脱自在
に挿通保持され、この一対のβピン66により、ガイド
ピン65の両端部が、左右側板14Bから不測に抜脱し
ないように抜け止めしている。従って、ガイドピン65
の抜け止めをβピン66によりなすことができると共
に、縦ピン47の上方への抜け止めをガイドピン65に
よってなすことができるようになっている。従って、縦
ピン47を第2ブーム13及び第3ブーム14から着脱
する際には、まず、一対のβピン66をガイドピン65
から外して、ガイドピン65を左右側板14Bから抜き
取ことが必要であり、ガイドピン65を左右側板14B
から抜き取った後は、縦ピン47を第2ブーム13及び
第3ブーム14に対して上側に持ち上げることにより、
縦ピン47を第2ブーム13及び第3ブーム14から着
脱可能になっている。また、ガイドピン65の左右の抜
け止めは、第3ブーム14の左右側板14Bの壁際でβ
ピン66によりなすため、外観上の体裁を損ねることも
なくなる。
【0023】また、従来では、縦ピン47を第3ブーム
14及び第2ブーム13に対して下側から挿入するよう
に構成されており、不測に縦ピン47が第3ブーム14
及び第2ブーム13から抜け脱して、縦ピン47が落下
するおそれがあった。また、掘削装置9乃至第2ブーム
13及び第3ブーム14が大きくなると、縦ピン47の
重量も大きくなって、メンテの際等に、縦ピン47を下
側に抜いたり、下側から挿入する必要があり、非常に不
便であった。しかし、上記実施の形態の場合、メンテ等
の際に縦ピン47を上側から挿脱すればよく、不測に縦
ピン47が第3ブーム14及び第2ブーム13から抜脱
して縦ピン47が落下するのを効果的に防止できるし、
また縦ピン47が重くても、縦ピン47の挿脱を非常に
簡単になし得るようになる。
【0024】上記実施の形態によれば、アームシリンダ
23は、第2ブーム13の上方側にあって、伸縮動作に
伴って上下揺動し、またアームシリンダ23を支持する
第3ブーム14は第2ブーム13に対して左右揺動する
ため、2本のアームシリンダ23用の油圧ホース60は
上下、左右及び前後の3次元的な揺動動作をする。ま
た、バケットシリンダ24は、俯仰アーム16の中途部
にあって、俯仰アーム16の上下揺動とバケットシリン
ダ24の伸縮動作とによって、水平(主として左右)方
向に揺動動作する。従って、2本のアームシリンダ23
用の油圧ホース60と、2本のバケットシリンダ24用
の油圧ホース61とは互いに異なった揺動動作等をす
る。
【0025】しかし、3次元的に動きかつ移動量の大き
い2本のアームシリンダ23用の油圧ホース60が、上
側の第2配管部76に配置され、二次元的にしか動かず
移動量の少ない2本のバケットシリンダ24用の油圧ホ
ース61が、下側の第1配管部69に配置されていて、
バケットシリンダ24用の油圧ホース61が配置され
て、アームシリンダ23用の油圧ホース60とバケット
シリンダ24用の油圧ホース61とが階段状に分けて配
置されているため、第2ブーム13の上のスペースを有
効に利用することができて、アームシリンダ23用の油
圧ホース60とバケットシリンダ24用の油圧ホース6
1とが、第2ブーム13上で互いに干渉することがなく
なり、両者は互いに別個に比較的単純な動きをするよう
になり、油圧ホース60,61が障害物等に引っ掛かっ
たりするおそれも防止できる。
【0026】また、アームシリンダ23用の油圧ホース
60の動きに対し、スペース的に余裕を持たせて、キン
ク等を有効に防ぐことができる。また、外カバー71に
より、仕切ガイド63、アームシリンダ23用の油圧ホ
ース60及びバケットシリンダ61用の油圧ホース60
等の総てを隠すことができるため、掘削装置9の外観形
状に違和感がなくて、外観上の体裁をよいものになし得
る。前記実施の形態では、本発明をオフセット形バック
ホー(旋回作業機)に適用実施しているが、本発明が適
用される油圧配管構造は、バックホーに限定されず、ブ
ームを有する作業機であれば、クレーン、ローダその他
の作業機であってもよい。ブームに沿って互いに異なる
動きをする油圧ホースが配置されているものであれば、
本発明を適用することができる。
【0027】また、前記実施の形態では、ブーム12の
上面に沿うように油圧ホース60,61が配置されてい
るが、これに代え、ブーム12の側面又は下面に沿うよ
うに異なる油圧ホース60,61を配置するようにした
ものであっても本発明を適用実施することができ、この
場合、ブーム12の側面又は下面に、ブーム12の離間
方向を第1配管部69と第2配管部76とに仕切るよう
に仕切ガイド63を設け、さらに、ブーム12の側面又
は下面に、仕切ガイド63を覆うように外カバー71を
設ければよい。
【0028】また、前記実施の形態では、ブーム12の
上面に沿うように油圧ホース60,61が配置されてい
るが、これに代え、ブーム12の側面又は下面に沿うよ
うに異なる油圧ホース60,61を配置するようにした
ものであっても本発明を適用実施することができ、この
場合、ブーム12の側面又は下面に、ブーム12の離間
方向を第1配管部69と第2配管部76とに仕切るよう
に仕切ガイド63を設け、さらに、ブーム12の側面又
は下面に、仕切ガイド63を覆うように外カバー71を
設ければよい。
【0029】また、前記実施の形態では、仕切ガイド6
3はS字状に屈曲した棒材により構成されているが、仕
切ガイド63はこのような形状のものに限定されず、例
えば格子状、板状、網状その他の形状のものであっても
よいことは、勿論である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、ブーム12に沿って配
置した複数の油圧ホース60、61を、互いに干渉した
り、障害物等に引っ掛かかったりするおそれなく安定に
保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す第2ブーム部分の
正面断面図である。
【図2】同外カバー及び仕切ガイドの分解斜視図であ
る。
【図3】同第1ブーム〜第3ブーム部分の側面図であ
る。
【図4】同第1ブーム〜第3ブーム部分の平面図であ
る。
【図5】同第3ブームの平面図である。
【図6】同図5のA−A線断面図である。
【図7】同バックホーの全体側面図である。
【図8】同バックホーの全体平面図である。
【符号の説明】
1 バックホー 2 走行機体 9 掘削装置 11 第1ブーム 13 第2ブーム 14 第3ブーム 16 俯仰アーム 19 バケット(作業具) 23 アームシリンダ 24 バケットシリンダ(作業具シリンダ) 60 アームシリンダ用の油圧ホース 61 作業具シリンダ用油圧ホース 63 仕切ガイド 69 第1配管部 71 外カバー 76 第2配管部 68 第1スペーサ 75 第2スペーサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜田 晏志 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2D012 AA02 EA02 2D015 BA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム(12)に沿って第1油圧ホース
    (60)と第2油圧ホース(61)とが配置された作業
    機の油圧配管構造において、 前記ブーム(12)の離間方向を第1配管部(69)と
    第2配管部(76)とに仕切るように仕切ガイド(6
    3)が設けられ、第1配管部(69)に第1油圧ホース
    (60)が配置され、第2配管部(76)に第2油圧ホ
    ース(61)が配置され、前記仕切ガイド(63)、第
    1油圧ホース(60)及び第2油圧ホース(61)を覆
    う外カバー(71)が設けられていることを特徴とする
    作業機の油圧配管構造。
  2. 【請求項2】 第1ブーム(11)の先端側に左右方向
    にオフセット動作可能な第2ブーム(13)が設けら
    れ、第2ブーム(13)の先端側に左右方向に揺動可能
    な第3ブーム(14)が設けられ、第3ブーム(14)
    に俯仰アーム(16)が上下揺動自在に設けられ、俯仰
    アーム(16)の先端側に作業具(19)が設けられ、
    前記第3ブーム(14)の上部側に俯仰アーム(16)
    を上下揺動させるアームシリンダ(23)が具備され、
    俯仰アーム(16)に作業具(19)を動作させる作業
    具シリンダ(24)が具備され、第2ブーム(13)上
    に沿って、アームシリンダ(23)用の油圧ホース(6
    0)と、作業具シリンダ(24)用の油圧ホース(6
    1)とが配置された作業機の油圧配管構造において、 第2ブーム(13)上を、下側の第1配管部(69)と
    上側の第2配管部(76)とに上下に仕切るように仕切
    ガイド(63)が設けられ、第1配管部(69)に、前
    記アームシリンダ(23)用の油圧ホース(60)が配
    置され、第2配管部(76)に作業具シリンダ(24)
    用の油圧ホース(61)が配置され、前記仕切ガイド
    (63)、アームシリンダ(23)用の油圧ホース(6
    0)及び作業具シリンダ(24)用の油圧ホース(6
    1)を覆う外カバー(71)が、第2ブーム(13)上
    に設けられていることを特徴とする作業機の油圧配管構
    造。
  3. 【請求項3】 仕切ガイド(63)がブーム(13)か
    ら浮き上がった状態になってブーム(13)と仕切ガイ
    ド(63)との間に第1配管部(69)を形成するよう
    に、ブーム(13)と仕切ガイド(63)との間にスペ
    ーサ(68)が介在されていることを特徴とする請求項
    1又は2に記載の作業機の油圧配管構造。
  4. 【請求項4】 仕切ガイド(63)と外カバー(71)
    との間に、第2配管部(76)を形成するように、仕切
    ガイド(63)と外カバー(71)との間にスペーサ
    (75)が介在されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の作業機の油圧配管構造。
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