JP2975509B2 - バックホウのサービスポート配置構造 - Google Patents

バックホウのサービスポート配置構造

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JP2975509B2
JP2975509B2 JP5212041A JP21204193A JP2975509B2 JP 2975509 B2 JP2975509 B2 JP 2975509B2 JP 5212041 A JP5212041 A JP 5212041A JP 21204193 A JP21204193 A JP 21204193A JP 2975509 B2 JP2975509 B2 JP 2975509B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バックホウにおけるサ
ービスポートの配置に関する。
【0002】
【従来の技術】バックホウでは、その油圧回路を利用す
ることで掘削作業装置の他に、ハンドブレーカ等の作業
用油圧機器を駆動できるようサービスポートを備えてあ
る。そして、旋回台前部の左右中間部にブームを揺動昇
降可能に配置し、このブームの一側方にタンク部を、他
側方に操縦部を夫々配置したバックホウ(例えば、特開
平5‐25840号公報)では、操縦部の前方位置とい
った具合に、ブーム取付け部の横における旋回台前側壁
にサービスポートを配設してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記の構造では、サー
ビスポートにハンドブレーカを接続するといったサービ
ス作業のみを行う場合では特に問題がないのであるが、
効率良く作業するために掘削作業中においてもサービス
作業を行う同時作業では、旋回台から前方向きに取出さ
れるサービス用油圧ホースが掘削作業の邪魔になり易
く、油圧ホースの接触に対して神経を使いながらの作業
となる。特に、小型のバックホウではブームとサービス
ポートとが近接し、上記の特質が顕著になる。本発明の
目的は、サービスポートの配置工夫により、掘削作業装
置とサービス用油圧ホースとの干渉おそれを軽減させる
点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、旋回台前部の左右中間部にブームを揺動昇降可能に
配置し、このブームの一側方にタンク部を、他側方に操
縦部を夫々配置し、かつ、旋回台の操縦部側の横外側面
に形成された開口を開閉自在なカバーを設け、閉じ状態
におけるカバーの内側部分で、かつ、開口近くの位置
に、サービスポートと、このサービスポート用の制御弁
を切換操作自在な操作具とを配置してあることを特徴と
する。
【0005】請求項2にかかる発明は、請求項1にかか
る発明において、サービス用制御弁を中立位置に操作す
ると、閉じ状態のカバーの内側に操作具が位置し、サー
ビス用制御弁を作業位置に操作すると、操作具が開口か
ら外側にはみ出て位置するように、サービス用制御弁と
操作具とを連係する切換機構を備えたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】請求項1の構成によれば、旋回台の横側面に開
口を形成してその内側にサービスポートを配設したか
ら、ブーム取付け部との間に大なる間隔が形成され、掘
削作業とサービス作業との同時作業時における掘削作業
装置とサービス用油圧ホースとの干渉おそれが激減す
る。そのため、同時作業中に旋回台を多少旋回させるこ
とが容易になり、同時作業性も向上するようになる。
【0007】サービス用制御弁の切換操作具をサービス
ポートと共に開口近くに配置してあるから、サービスポ
ートへの油圧ホース接続操作と油圧供給操作とが同じ所
で行える。そして、使用しない場合にはカバーを閉じて
開口の内側に収納できるから、サービスポート等に塵や
泥が付着することがなく、かつ、外観を悪化させること
もない。
【0008】例えば、タンク側の横側面や旋回台後部の
後側面にサービスポートを設ける構造では、タンク部や
エンジンボンネットで遮られて操縦部からサービスポー
トが視認できないが、本願のものでは操縦部側の側面に
形成した開口に臨むようにサービスポートを設けたか
ら、カバーを開いて開口を開放すれば、サービスポート
でのホース着脱操作やその確認が行い易いものとなり、
サービス作業時の準備作業や点検・整備等において便利
である。
【0009】請求項2の構成では、切換機構の機能によ
って、サービス用制御弁を中立位置に操作すると、閉じ
状態のカバーの内側に操作具が位置し、サービス用制御
弁を作業位置に操作すると、操作具が開口から外部には
み出て位置するから、サービス用制御弁を作業位置に操
作したままではカバーを閉じることができないようにな
る。故に、カバーを閉じるときには、サービス用制御弁
は必ず中立操作された状態になり、作業位置に操作した
まま忘れてカバーを閉じてしまうことが生じないように
牽制される。
【0010】
【発明の効果】請求項1及び2に記載のバックホウで
は、操縦部側の横側面の開口を開閉するカバー内にサー
ビスポートを配置するという、サービス作業形態を熟知
して得られる構造により、旋回台の外観を良好に維持し
ながら掘削作業とサービス作業及びこれの準備作業のい
ずれの作業性も向上し得る有用なサービスポート配置構
造を提供できた。
【0011】請求項2に記載のサービスポート配置構造
では、サービス用制御弁が作業位置にあるときには弁操
作具を開口からはみ出させる工夫により、サービスポー
トを使用しないカバーの閉じ状態のきには、必ず制御弁
が中立操作されるようになり、サービス用制御弁を作業
位置としたままカバーを閉じる不都合を回避できる利点
がある。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に超小旋回型バックホウが示され、Aは掘
削作業装置、4は旋回台、5は走行機台、6はクローラ
走行装置である。掘削作業装置Aは、ブーム1、アーム
2、バケット3を備えて構成され、ブーム1は横側方に
腰折れ変位自在であって、バケット3がブーム1の右側
方に位置した格納姿勢が現出できる。
【0013】図2に示すように、旋回台4の前部には、
左から操縦部7、掘削作業装置Aの連結部8、タンク部
9が配設され、旋回台4の後部には左右に亘る原動部B
が配設されている。図1〜図3に示すように、タンク部
9には作動油タンク10と燃料タンク11が配備される
とともに、原動部BにはエンジンE、ラジエータ12、
油圧ポンプ群13等が配置されている。
【0014】ボンネット構造は、操縦席14を備えた後
部ボンネット15と、原動部Bにおけるタンク部9の後
方部分とタンク部9とを一体に覆う側部ボンネット16
とから構成されている。側部ボンネット16は滑らか湾
曲面で構成され、タンク部9部分では土砂が滑り落ちる
ように比較的急な前方傾斜が付けられている。材質とし
ては、板金の他、樹脂材、あるいは、ガラスや炭素繊維
を含有したFRP等の複合材料でも良い。又、騒音の原
因となる側部ボンネット16の共振を防ぐべく、内面に
ゴムを貼着するとかリブを一体に形成して剛性アップさ
せるといった構造でも良い。
【0015】図3に示すように、操縦部7のフロア17
下に配置される掘削作業装置用の作業用制御弁V群、エ
ンジンEに付設される油圧ポンプP1 〜P3 (油圧ポン
プ群13)、作動油タンク10とは4本の油圧ホース1
8〜21で配管されている。すなわち、第1,第2ポン
プP1,P2 及び第1,第2供給ホース18,19は作業
用制御弁V用であり、第3ポンプP3 と第3ホース20
はパイロット操作用の図示しないパイロット弁用である
とともに、作業用制御弁Vとパイロット弁のドレン路を
合流させる単一のリターンホース21を備えている。
【0016】そして、制御弁Vのうちのサービス用制御
弁Svからの圧油給排を外部に取出すサービスポート2
2は、サービス用制御弁Svのすぐ横に位置する旋回台
4の左横外側面に臨む状態で配設してあるとともに、ス
プールに連動して弁位置を切換操作する手動レバー(操
作具に相当)23をサービスポート22の後に配置して
ある。従って、ハンドブレーカ等のサービス用油圧ホー
ス24は左の真横に向かって取出され、掘削作業装置A
とサービスホース24との干渉おそれが先ず生じないも
のとなっている。
【0017】次に、サービスポート22と手動レバー2
3の配置構造について、さらに詳しく説明する。図4〜
図7に示すように、旋回台4の左側面に上部の前後方向
支点Xで開閉自在なカバー25を設け、閉じ状態におけ
るカバー25の内側部分に、サービスポート22と、こ
のサービス用制御弁Svを切換操作自在な手動レバー2
3とを配置してある。サービスポート22は、一対のデ
リバリポート22a,22bとを若干の前後差を付けて
上下に配置してあり、上ポート取付金具26と下ポート
取付金具27とを旋回フレーム29にボルト止めされた
ブラケット28に取付けてある。
【0018】サービス用制御弁Svは3位置切換弁であ
るが、ここでは中立位置Nと作業位置Uとの2位置の切
換弁として使用するとともに、その2位置を切換える切
換機構30が設けてある。すなわち、スプール31に手
動レバー23の板部分23aを枢支し、この板部分23
aとブラケット28に横支点Yで枢着されたアーム32
の先端部とを枢支連結してあり、かつ、スプール31が
その突出した作業位置Uから退入した中立位置Nに復帰
付勢される構造により、スプール31が中立位置Nでは
レバー部23bがカバ−25の内側で上方に位置した退
入姿勢と、スプール31が作業位置Uではレバー部23
bが下方に下がるとともに閉じ状態でのカバー25から
はみ出る位置となる操作姿勢とに、手動レバー23を付
勢維持するデッドポイント構造の切換機構30を構成し
てある。
【0019】カバー25は第1リンク33と第2リンク
34とで成る腰折れリンク機構35によって上方に開い
た位置に位置保持可能であるとともに、バネ片36によ
って閉じ位置にも保持可能である。前述したように、操
作姿勢にある手動レバー23は、その先端が閉じ状態の
カバー25よりも外側に飛び出すように設定してあり、
サービス用制御弁Svが切換えられたままカバー25を
閉じることができないようにしてある。
【0020】図1,図2に示すように、キャノピー37
は、旋回フレーム29に固定される支持フレーム38に
側壁39と天板40とを取付けて構成されている。丸パ
イプ製の支持フレーム38は、図8に示すように、前後
一対の縦パイプ部38a,38aとU字形状の天井パイ
プ部38bとを連結一体化して構成されている。図9に
縦パイプ部38aと天井パイプ部38bとの連結部の断
面図が示され、薄肉の天井パイプ部38bに予め溶着さ
れた連結用の円筒部材41に、厚肉で同外径の縦パイプ
部38aを全周溶接することで、強度十分にして軽量な
支持フレーム38を構成してある。
【0021】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】超小旋回型バックホウの側面図
【図2】旋回台部分の正面図
【図3】旋回台の構造を示す一部切欠き平面図
【図4】サービスポート部分の構造を示す背面図
【図5】カバーの開閉構造を示す背面図
【図6】サービスポート部分の構造を示す平面図
【図7】サービスポート部分の構造を示す側面図
【図8】キャノピーのフレームを示す斜視図
【図9】ノピーフレームの接続構造を示す断面図
【符号の説明】
1 ブーム 4 旋回台 7 操縦部 9 タンク部 22 サービスポート 23 操作具 25 カバー 30 切換機構 42 開口 Sv サービス用制御弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−18698(JP,A) 特開 平5−295759(JP,A) 実開 昭63−36564(JP,U) 実開 平4−33757(JP,U) 実開 平3−127028(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/08 E02F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 旋回台(4)前部の左右中間部にブーム
    (1)を揺動昇降可能に配置し、このブーム(1)の一
    側方にタンク部(9)を、他側方に操縦部(7)を夫々
    配置し、かつ、前記旋回台(4)の操縦部側の横外側面
    に形成された開口(42)を開閉自在なカバー(25)
    を設け、 閉じ状態における前記カバー(25)の内側部分で、か
    つ、前記開口(42)近くの位置に、 サービスポート
    (22)と、このサービスポート(22)用の制御弁
    (Sv)を切換操作自在な操作具(23)とを配置して
    あるバックホウのサービスポート配置構造。
  2. 【請求項2】 制御弁(Sv)を中立位置に操作する
    と、閉じ状態のカバー(25)の内側に操作具(23)
    が位置し、前記制御弁(Sv)を作業位置に操作する
    と、前記操作具(23)が開口(42)から外部にはみ
    出て位置するように、前記制御弁(Sv)と前記操作具
    (23)とを連係する切換機構(30)を備えてある
    求項1に記載のバックホウのサービスポート配置構造。
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