JP2003160650A - ポリエチレンテレフタレートの製造方法 - Google Patents
ポリエチレンテレフタレートの製造方法Info
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Abstract
トを用いて、諸物性に優れたポリエチレンテレフタレー
トを製造する方法を提供する。 【解決手段】 従来のジメチルテレフタレートとエチレ
ングリコールのエステル交換反応生成物またはテレフタ
ル酸とエチレングリコールのエステル化反応生成物に、
ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートのオリゴ
マーを混合して重縮合させる。これにより、高品質のポ
リエチレンテレフタレートが得られるとともに、例え
ば、使用済みのポリエチレンテレフタレートのケミカル
リサイクルにより得られるビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートを利用することによって、使用済み
のポリエチレンテレフタレートのリサイクルを進めるこ
とができる。
Description
キシエチル)テレフタレート単量体を出発物質とするポ
リエチレンテレフタレートの製造方法に関する。
方法としては、ジメチルテレフタレートまたはテレフタ
ル酸をエチレングリコールと反応させる方法が広く知ら
れている。ジメチルテレフタレートを原料とする方法
(エステル交換法)は、ジメチルテレフタレートとエチ
レングリコールに触媒を加えてエステル交換反応を行
い、次いで得られたビス(2−ヒドロキシエチル)テレ
フタレートおよび重合度が4程度以下のオリゴマーから
なる反応生成物を重縮合させてポリエチレンテレフタレ
ートを製造するものである。一方、テレフタル酸を原料
とする方法(直接重合法)は、テレフタル酸とエチレン
グリコールのエステル化反応を行い、次いで得られたビ
ス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを含む平均
重合度が9〜10のオリゴマーを重縮合させてポリエチ
レンテレフタレートを製造するものである。
ールからジエチレングリコールが生成する副反応も同時
に起こる。この副反応はテレフタル酸のカルボキシル基
によって促進される。ジエチレングリコールがポリエチ
レンテレフタレート中に多く含まれると、ポリエチレン
テレフタレートの耐加水分解性、耐熱性および耐光性な
どの物性が低下し、着色を起こすなどの問題も生じるこ
とから、ジエチレングリコール成分の含有量をできるだ
け低くすることが必要となる。
ス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートの生成にテ
レフタル酸1モルに対して理論上2モルのエチレングリ
コールを必要とするが、このビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートの縮合で発生するエチレングリコー
ルをテレフタル酸とのエステル化反応に用いることによ
り、前記割合をできるだけ小さくし、例えば1.02〜
1.1モル程度とし、ジエチレングリコールの生成を抑
制するような方法がとられている。
に記載されているように、使用済みポリエチレンテレフ
タレートの回収処理により得られた粗製ポリエチレンテ
レフタレート(チップまたはフレーク)を原料として、
高純度のビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート
を得、これを重合触媒の存在下で重縮合させてポリエチ
レンテレフタレートを製造する方法も知られている。こ
の方法によれば、使用済みポリエチレンテレフタレート
をエチレングリコールで解重合し、精製して高純度のビ
ス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートとし、これ
を再度重縮合させてポリエチレンテレフタレートとエチ
レングリコールにするので、副生成物が生じず、エチレ
ングリコールの補給も原則として不要であるという利点
がある。また、使用済みポリエチレンテレフタレート製
品のリサイクルを閉リサイクルシステムで行うことが可
能となる。しかしながら、得られるポリエチレンテレフ
タレート中のジエチレングリコールの含有量が直接重合
法により得られるポリエチレンテレフタレートの場合よ
りも多くなるために、前記物性の低下や着色(特にカラ
ーb値の増加)が見られるという問題があった。
(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを用いて、諸
物性に優れたポリエチレンテレフタレートを製造する方
法を提供することにある。
ンテレフタレートのケミカルリサイクル(すなわち、ポ
リエチレンテレフタレートを解重合し、精製処理するこ
と)により得られる、ビス(2−ヒドロキシエチル)テ
レフタレートの含有量が97重量%以上であり、そして
(1)Na,Mg,Ca,Fe,Co,Zn,Ti,S
n,Sb,GeおよびPよりなるカチオンおよび(2)
ハロゲン,NO2,NO3,PO4およびSO4よりなるア
ニオンの合計含有量が15ppm以下であるビス(2−
ヒドロキシエチル)テレフタレートを利用することによ
り、使用済みポリエチレンテレフタレートのリサイクル
を考慮に入れた、ポリエチレンテレフタレートの製造方
法を提供することにある。
下の説明から明らかになろう。
の上記目的および利点は、ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートのオリゴマー化反応により生成した
オリゴマーと、ジメチルテレフタレートとエチレングリ
コールのエステル交換反応生成物またはテレフタル酸と
エチレングリコールのエステル化反応生成物を含む混合
物をプレポリマー化反応に付し、さらに重縮合反応に付
してポリエチレンテレフタレートを生成せしめることを
特徴とするポリエチレンテレフタレートの製造方法によ
って達成される。
ートの製造方法において、テレフタル酸から製造する方
法およびジメチルテレフタレートから製造する方法は、
いずれも中間生成物としてビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートを生成し、これを重縮合するもので
ある。したがって、本発明者は、このビス(2−ヒドロ
キシエチル)テレフタレートに、例えば使用済みポリエ
チレンテレフタレートの解重合、精製処理によって得ら
れる高純度の精製ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフ
タレートを混合させてもポリエチレンテレフタレートを
生成することができると考え、鋭意研究を重ねた結果、
本発明を完成するに至ったのである。
レフタレートの使用では、ジメチルテレフタレートまた
はテレフタル酸にエチレングリコールおよび精製ビス
(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを加えて反応
させ、ポリエチレンテレフタレートを得る方法と、ジメ
チルテレフタレートまたはテレフタル酸をエチレングリ
コールと反応させて生成したビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートを含むオリゴマーに精製ビス(2−
ヒドロキシエチル)テレフタレートのオリゴマー化生成
物を加えて重合し、ポリエチレンテレフタレートを得る
方法とがある。前者の方法では、従来のジメチルテレフ
タレートおよびエチレングリコールを供給したエステル
交換反応器、または、テレフタル酸およびエチレングリ
コールを供給したエステル化反応器の中に精製ビス(2
−ヒドロキシエチル)テレフタレートを添加すればよい
ことから、一見合理的な方法であるように思われる。し
かしながら、反応器内のエチレングリコールの量を厳密
に制御し、ジエチレングリコールの含有量を一定に維持
することによってポリエチレンテレフタレートの品質の
安定化を図ることは、前者の方法では反応が複雑になる
ため困難である。また、テレフタル酸を用いた場合、ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートやオリゴマ
ーの水酸基とテレフタル酸のカルボキシル基の比をうま
く制御することが必要となるため、商業生産規模で且つ
連続したプロセスを経て得るポリエチレンテレフタレー
トの品質の安定化や、原料となるテレフタル酸、エチレ
ングリコールおよびビス(2−ヒドロキシエチル)テレ
フタレートの比率の制御を考えると、この方法をとるこ
とは一層の困難さを伴う。
ドロキシエチル)テレフタレートを別途単独でオリゴマ
ー化し、これをジメチルテレフタレートまたはテレフタ
ル酸をエチレングリコールと反応させて生成したビス
(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートを含むオリゴ
マーと混合して重合する方法が有用であると考え、本発
明を完成するに至ったものである。本発明によれば、既
存の設備において、エステル交換反応器またはエステル
化反応器以降の重縮合工程の処理能力に十分な余裕があ
れば、従来条件の下で生成したビス(2−ヒドロキシエ
チル)テレフタレートを含むオリゴマーに、精製ビス
(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートのオリゴマー
化反応生成物を混合し、ポリエチレンテレフタレートを
増産させることができる。一方、処理能力に余裕がない
場合には、例えば、混合物の量が処理能力に見合った量
となるように、エステル交換反応またはエステル化反応
による生成物の量とオリゴマー化反応による生成物の量
とのバランスをとればよい。
挙げつつ詳細に説明する。本発明において用いられるビ
ス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートは如何なる
方法で製造したものでもよいが、例えば、特開2001
−48835号公報に開示されている方法に従って、使
用済みのポリエチレンテレフタレートを公知の触媒の存
在下で過剰のエチレングリコールと反応させて解重合す
ることにより、粗製ビス(2−ヒドロキシエチル)テレ
フタレートと粗製エチレングリコールの混合溶液を準備
し、これを吸着・イオン交換処理して着色物と溶存イオ
ンを除去した後、冷却してビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートを晶析させ、エチレングリコールと
固液分離し、さらに得られた濃縮ビス(2−ヒドロキシ
エチル)テレフタレートを分子蒸留することにより調製
することができる。また、国際公開WO01/1081
2号、特開2000−53802号公報、特開2000
−169623号公報等に記載されている方法で調製す
ることが出来る。このようにして準備した精製ビス(2
−ヒドロキシエチル)テレフタレートは、ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)テレフタレートの含有量が97重量%
以上であり、そして(i)Na,Mg,Ca,Fe,C
o,Zn,Ti,Sn,Sb,GeおよびPよりなるカ
チオンおよび(ii)ハロゲン,NO2,NO3,PO4
およびSO4よりなるアニオンの合計含有量が15pp
m以下とすることができる。これらカチオン及びアニオ
ンは、主として使用済みのポリエチレンテレフタレート
に含まれているものや、該ポリエチレンテレフタレート
とともに解重合工程、精製工程等に混入した化合物に起
因するものである。
たビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートをオリ
ゴマー化反応器に入れ、重合触媒の存在下において、例
えば260℃で60分間オリゴマー化反応を行う。この
際、例えばオリゴマー化反応を常圧で行うと、反応生成
物の組成は、1つの例では、単量体19.9重量%,2
量体22.5重量%,3量体18.4重量%,4量体1
2.8重量%,5量体8.2重量%,6量体5.3重量
%,7量体7.9重量%,8量体2.0重量%,9量体
1.1重量%,10量体以上0.5重量%およびエチレ
ンージエチレングリコールテレフタレート5.9重量%
であった。一方、13.3kPaの減圧下で行うと、対
応する例で、反応生成物の組成は、単量体6.8重量
%,2量体9.9重量%,3量体11.8重量%,4量
体12.1重量%,5量体10.7重量%,6量体9.
3重量%,7量体7.9重量%,8量体6.5重量%,
9量体6.3重量%,10量体2.1重量%,11量体
以上15.1重量%およびエチレンージエチレングリコ
ールテレフタレート1.5重量%であった。重合触媒は
いずれの場合もSb2O3を用い、ビス(2−ヒドロキシ
エチル)テレフタレート1モルに対して0.0345モ
ル添加した。
コールが多量に存在するとジエチレングリコールが生成
し、ポリエチレンテレフタレートの物性に悪影響を与え
ることから、エチレングリコールを反応系から除去する
ことが必要である。ここで、エチレングリコールの沸点
は常圧で約198℃と高いことから、これを反応系から
除去するには常圧下で加熱するよりも減圧下で加熱する
方が有効である。実際、上記2つの実験結果を比較する
と、常圧で重合した場合エチレンージエチレングリコー
ルテレフタレートは5.9重量%含まれるのに対して、
減圧下では1.5重量%であり、減圧下での反応がジエ
チレングリコールの生成を抑制するのに効果的であるこ
とがわかる。また、減圧下で重合した方が比較的低分子
量成分が少ないという結果から、エチレングリコールを
除去することによりオリゴマー化が促進されていること
がわかる。
ゴマー化の反応は、好ましくは220〜270℃の温度
の下、圧力7〜70kPa、より好ましくは9〜50k
Paで、30〜90分間行うことが有利であることを見
出した。圧力が7kPaよりも小さいと反応器内の内容
物の突沸が起こり、70kPaよりも大きいとオリゴマ
ー化に長時間を要してジエチレングリコール増加の原因
となる。安定した状態で反応を行い且つ反応後の低分子
量成分を少なくするには、9〜50kPaで行うのが好
ましい。10〜30kPaの圧力下で重縮合のオリゴマ
ー化反応を行うことにより、重合度6〜10のオリゴマ
ーが生成する。
を製造する場合には、例えばビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートのオリゴマー化反応器に共重合成分
を加えてビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート
との共重合オリゴマーを生成し、これをジメチルテレフ
タレートまたはテレフタル酸とエチレングリコールの反
応生成物と混合して重縮合すればよい。共重合成分とし
ては例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ア
ジピン酸のようなジカルボン酸やシクロヘキサンジメタ
ノールのようなジオールを用いることができる。かかる
共重合成分の共重合割合は全酸成分に対して10モル%
以下が好ましい。また、オリゴマー化反応器への供給
は、例えばビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレー
トと共重合成分を、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレ
フタレートの融点以上の温度で混合し、適当な溶媒また
は分散媒を用いて溶液または分散液とした状態で行うこ
とができる。溶融ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフ
タレートは低粘度であり、取り扱いは容易である。例え
ば、共重合成分としてイソフタル酸を用いた場合、ビス
(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートとの重量比
1:1の混合物の粘度は120℃で0.03Pa・s程
度である。また、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフ
タレートは両末端が水酸基であることから他のジオール
成分と相溶性がある。したがって、適当なジオールを共
重合成分として混合すると混合液の融点が低下し、一層
取り扱い性は良好になる。
ールのエステル交換反応またはテレフタル酸とエチレン
グリコールのエステル化反応については、公知の方法に
より行うことができる。例えば、エステル交換反応はジ
メチルテレフタレートに対するエチレングリコールの量
を2.01〜3.0モル倍とし、最終温度190〜25
0℃、常圧で行うことができる。また、エステル化反応
はテレフタル酸に対するエチレングリコールの量を1.
02〜1.1モル倍とし、最終温度260〜265℃、
圧力100〜150kPaで行うことができる。この
際、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートのオ
リゴマー化反応器から留出したエチレングリコールを凝
縮させ、前記エステル交換反応またはエステル化反応の
原料の一部として使用してもよい。
応の生成物を前記オリゴマー化反応生成物と混合し、該
混合物をプレポリマー化反応器に供給して重合度25〜
30のプレポリマーを生成する。次に、最終重合器に供
給して重縮合反応を行い、目的物であるポリエチレンテ
レフタレートを得る。前記エステル交換反応またはエス
テル化反応の生成物と前記オリゴマー化反応生成物の混
合割合は任意であるが、重量比で、1:9〜9:1、さ
らには2:8〜8:2であることが好ましい。前記プレ
ポリマー化の反応は温度270〜290℃、圧力0.5
〜30kPaで行うことが好ましい。また、前記重縮合
反応は、最終温度280〜300℃(好ましくは280
〜290℃)、最終圧力5〜100Paで行うことが好
ましい。
ートのオリゴマー化反応器には、他に重合触媒、安定剤
または他の添加剤を添加することができる。重合触媒と
しては、例えば、三酸化アンチモン、酢酸アンチモンな
どのアンチモン化合物や二酸化ゲルマニウムなどのゲル
マニウム化合物が挙げられる。また、安定剤としては、
例えばリン酸、亜リン酸、これらのジ(またはトリ)メ
チルエステル、ジ(またはトリ)フェニルエステルなど
のリン化合物が挙げられる。これらは、例えば、エチレ
ングリコールに溶かし溶液の状態で添加してもよいし、
エチレングリコールに分散させ分散液の状態で添加して
もよい。また、原料であるビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートを分散媒として用いてもよい。重合
触媒の使用量は、例えばゲルマ二ウム元素として80〜
200ppm、さらには100〜150ppmであることが好
ましく、またアンチモン元素として150〜300pp
m、さらには170〜250ppmであることが好ましい。
また、リン化合物の使用量はリン元素として20〜50
ppm、さらに25〜40ppmであることが好ましい。
よび顔料などの着色剤またはシリカ、アルミナ、硫酸バ
リウムおよびセラミックなどの他の機能性付与剤を前記
オリゴマー化反応器に添加してもよい。添加は、例え
ば、シリカ、アルミナ、硫酸バリウムまたはセラミック
をビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートと該ビ
ス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレートの融点以上
の温度で混練し、粗大粒子を除去した混練物とした状態
で行うことができる。また、これらの添加剤は、前記オ
リゴマー化反応器以外に、ジメチルテレフタレートのエ
ステル交換反応器やテレフタル酸のエステル化反応器、
プレポリマー化反応器へ移送するための配管およびプレ
ポリマー化反応器のいずれにおいても添加可能である。
添加剤の性質に応じて適当な添加場所を選択すればよ
い。添加剤の量は従来から知られている量であり、例え
ば、酸化チタンは0.05〜5.0重量%の範囲から、
シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、及びセラミックはそ
れぞれ0.1〜5.0重量%の範囲から目的に応じて選
択するとよい。
るために、以下に具体例を挙げる。本発明がこれのみに
限定されるものでないことはいうまでもない。また、例
中の特性は下記の方法で測定した。 (1)オリゴマーの重合度及び量 1)オリゴマー成分の分離 試料5mgをクロロフォルムに溶解して約1000ppm
の溶液を調製し、島津製作所製のHPLC LC−6型
にて、4.6mmID×250mlのシリカ−60のカラ
ムによって温度40℃、流速1.0ml/分、注入量5
μl、移動相としてジクロロメタン/ジオキサンを用
い、測定波長240nmで紫外線吸光度計の検出器を用
いて測定した。 2)LC/MSによる同定 HPLCのピークを同定するために、LC/MS測定を
行った。日本電子製SX−102A型を用い、上記と同
じ条件で測定同定した。 (2)ポリマーの固有粘度 試料250mgをフェノール/テトラクロロエタン(1
/1)の混合液25mlに溶解し、30℃で測定した。 (3)カルボキシル基の濃度 試料0.3gを30mlのベンジルアルコールに加熱溶
解したのち冷却し、20mlのクロロフォルムを加え、
0.01N−KOHにより滴定して測定した。 (4)ジエチレングリコールの量 試料1gと30mlのメタノール及び酢酸亜鉛2mgを
100mlのカリウス管中200℃でメタノリシスした
液を用いてクロマトグラフで測定した。 (5)エステル化率 試料の酸価を測定し、カルボキシル基の残存量を求め
て、エステル化率を算出した。 (6)ポリマーの色調(カラー) 試料ポリマーを135℃で1時間乾燥結晶化したのち、
日本電色工業製 色差計ZE−2000にて、ハンター
値L、a、bを測定した。
のスラリーを、流量300kg/時で連続してエステル
化反応器に仕込み、圧力150kPa、温度262℃、
滞留時間3.6時間でエステル化反応を行った。次に、
生成物をプレポリマー化反応器に供給するため、配管を
通じて流速258kg/時で連続して抜き出した。この
際、抜き出し液を分析したところ、カルボキシル基87
2.3μeq/g,エチレングリコール0.16重量
%,ジエチレングリコール0.67重量%,エステル化
率91.3%であった。
フタレート165kgおよび2重量%の三酸化アンチモ
ンのエチレングリコール溶液5kgを、前記エステル化
反応器とは別に設けた250リットルのオリゴマー化反
応器に仕込み、圧力13kPa、温度265℃でエチレ
ングリコールを留去しながら、バッチ方式でオリゴマー
化を60分間行った。窒素を導入して反応器内の圧力を
常圧に戻した後、生成物をプレポリマー化反応器に供給
される前の前記エステル化反応生成物と混合するため
に、1時間かけて前記エステル化反応器の抜き出し配管
中に供給した。この際、オリゴマー化生成物を分析した
ところ、カルボキシル基82.8μeq/g,エチレン
グリコール0.16重量%,ジエチレングリコール0.
79重量%であった。
ー化反応生成物を、配管内に設けた10エレメントのス
タティックミキサーで混合した後、第1のプレポリマー
化反応器に供給した。次いで、第2のプレポリマー化反
応器を経て最終重合器に供給し、生成したポリエチレン
テレフタレートをペレット化した。 ・第1プレポリマー化反応の条件:圧力6.6kPa、
温度273℃、滞留時間0.5時間。 ・第2プレポリマー化反応の条件:圧力1.5kPa、
温度278℃、滞留時間0.7時間。 ・最終重合の反応条件:圧力53Pa、温度285℃。 第2のプレポリマー化反応器の抜き出し液を分析したと
ころ、固有粘度0.239dl/g,カルボキシル基8
2.8μeq/g,ジエチレングリコール0.811重
量%,エステル化反応率99.20%であった。また、
得られたポリエチレンテレフタレートは、固有粘度0.
642dl/g,カルボキシル基22.6μeq/g,
ジエチレングリコール0.865重量%,融点260.
9℃,色度はハンター法でL(明るさ)=90.2,a
(赤色度)=−2.1,b(黄色度)=−4.7であっ
た。
ートのオリゴマー化生成物を添加しないで生成したポリ
エチレンテレフタレートを分析したところ、固有粘度
0.644dl/g,カルボキシル基21.8μeq/
g,ジエチレングリコール0.858重量%,融点26
0.8℃,色度はハンター法でL(明るさ)=90.
2,a(赤色度)=−2.2,b(黄色度)=−4.7
であり、上記分析結果との差は認められなかった。
フタレートのオリゴマー化によって留出したエチレング
リコールを分析したところ、水0.49重量%,ジエチ
レングリコール0.23重量%,オリゴマー0.17重
量%であり、前記テレフタル酸のスラリーに十分使用可
能な値を示した。
外は、実施例1と同じ条件で行った。酸化チタンはクロ
ノス社製の繊維用酸化チタンを80℃で減圧乾燥させた
ものを用い、この酸化チタン3kgを125℃に保持し
た溶融ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート
7.0kgに加え、ラボ用のジャケット付ニーダーで混
練した。次に、この混練物を1μmのジャケット付のス
テンレス製焼却メタルカートリッジ式フィルターで濾過
し、得られたペースト状の混練物をギヤポンプによって
流速4kg/時でプレポリマー化反応器に供給した。重
合により得られたポリエチレンテレフタレートを分析し
たところ、酸化チタンの濃度は0.032重量%であっ
た。また、酸化チタンの分散状態を顕微鏡観察した結果
は、ジメチルテレフタレートとエチレングリコールのエ
ステル交換反応により得られるポリエチレンテレフタレ
ート中の酸化チタンの分散状態に近く、極めて良好なも
のであった。
レンテレフタレートの製造方法によれば、従来のジメチ
ルテレフタレートとエチレングリコールのエステル交換
反応生成物またはテレフタル酸とエチレングリコールの
エステル化反応生成物に、ビス(2−ヒドロキシエチ
ル)テレフタレートのオリゴマーを混合して重縮合させ
ることにより、諸物性に優れたポリエチレンテレフタレ
ートを製造することができる。また、例えば、使用済み
のポリエチレンテレフタレートのケミカルリサイクルに
より得られるビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレ
ートを利用することによって、使用済みのポリエチレン
テレフタレートのリサイクルを進めることができる。
14)
るために、以下に具体例を挙げる。本発明がこれのみに
限定されるものでないことはいうまでもない。また、例
中の特性は下記の方法で測定した。 (1)オリゴマーの重合度及び量 1)オリゴマー成分の分離 試料5mgをクロロフォルムに溶解して約1000ppm
の溶液を調整し、島津製作所製のHPLC LC−6型
にて、4.6mmID×250mmL のシリカ−60のカ
ラムによって温度40℃、流速1.0ml/分、注入量
5μl、移動相としてジクロロメタン/ジオキサンを用
い、測定波長240nmで紫外線吸光度計の検出器を用
いて測定した。 2)LC/MSによる同定 HPLCのピークを同定するために、LC/MS測定を
行った。日本電子製SX−102A型を用い、上記と同
じ条件で測定同定した。 (2)ポリマーの固有粘度 試料250mgをフェノール/テトラクロロエタン(1
/1)の混合液25mlに溶解し、30℃で測定した。 (3)カルボキシル基の濃度 試料0.3gを30mlのベンジルアルコールに加熱溶
解したのち冷却し、20mlのクロロフォルムを加え、
0.01N−KOHにより滴定して測定した。 (4)ジエチレングリコールの量 試料1gと30mlのメタノール及び酢酸亜鉛2mgを
100mlのカリウス管中200℃でメタノリシスした
液を用いてクロマトグラフで測定した。 (5)エステル化率 試料の酸価を測定し、カルボキシル基の残存量を求め
て、エステル化率を算出した。 (6)ポリマーの色調(カラー) 試料ポリマーを135℃で1時間乾燥結晶化したのち、
日本電色工業製 色差計ZE−2000にて、ハンター
値L、a、bを測定した。
Claims (5)
- 【請求項1】 ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタ
レートのオリゴマー化反応により生成したオリゴマー
と、ジメチルテレフタレートとエチレングリコールのエ
ステル交換反応生成物またはテレフタル酸とエチレング
リコールのエステル化反応生成物を含む混合物をプレポ
リマー化反応に付し、さらに重縮合反応に付してポリエ
チレンテレフタレートを生成せしめることを特徴とする
ポリエチレンテレフタレートの製造方法。 - 【請求項2】 前記ビス(2−ヒドロキシエチル)テレ
フタレートが97重量%以上のビス(2−ヒドロキシエ
チル)テレフタレートを含有し、そして(1)Na,M
g,Ca,Fe,Co,Zn,Ti,Sn,Sb,Ge
およびPよりなるカチオンおよび(2)ハロゲン,NO
2,NO3,PO4およびSO4よりなるアニオンの合計含
有量が15ppm以下である請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタ
レートのオリゴマー化のための反応器に、ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)テレフタレートとともに、重合触媒、
安定剤および共重合成分よりなる群から選択される少な
くとも1種の添加剤を、ビス(2−ヒドロキシエチル)
テレフタレートまたはエチレングリコールに混合して添
加する請求項1または2に記載の方法。 - 【請求項4】 ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタ
レートのオリゴマー化のための反応器に、ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)テレフタレートとともに、酸化チタ
ン、染料、顔料、シリカ、アルミナ、硫酸バリウムおよ
びセラミックよりなる群から選択される少なくとも1種
の添加剤を、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレ
ートに混合して添加する請求項1〜3のいずれかに記載
の方法。 - 【請求項5】 ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタ
レートのオリゴマー化反応によって留出するエチレング
リコールを、上記プレポリマー化反応に使用されるエス
テル交換反応生成物またはエステル化反応生成物の製造
のために使用する請求項1〜4のいずれかに記載の方
法。
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JP2001362669A JP3684348B2 (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | ポリエチレンテレフタレートの製造方法 |
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JP2003160650A5 JP2003160650A5 (ja) | 2005-06-09 |
JP3684348B2 JP3684348B2 (ja) | 2005-08-17 |
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JP2005314643A (ja) * | 2003-11-27 | 2005-11-10 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | ポリエステル樹脂の製造方法 |
WO2021245576A1 (en) * | 2020-06-05 | 2021-12-09 | Koch Technology Solutions, Llc | A method for manufacturing an oligomeric polyethylene terephthalate (pet) substrate |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001362669A patent/JP3684348B2/ja not_active Expired - Lifetime
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WO2021245576A1 (en) * | 2020-06-05 | 2021-12-09 | Koch Technology Solutions, Llc | A method for manufacturing an oligomeric polyethylene terephthalate (pet) substrate |
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