JP2003160448A - 曳糸性毛髪化粧料 - Google Patents

曳糸性毛髪化粧料

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JP2003160448A
JP2003160448A JP2001365165A JP2001365165A JP2003160448A JP 2003160448 A JP2003160448 A JP 2003160448A JP 2001365165 A JP2001365165 A JP 2001365165A JP 2001365165 A JP2001365165 A JP 2001365165A JP 2003160448 A JP2003160448 A JP 2003160448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 適度なセット力や良好なセット保持力及びの
びを有し、しかも毛髪にハリを与え、べたつき感やごわ
つき感を与えることがない曳糸性毛髪化粧料を提供する
こと。 【解決手段】 (a)高重合度ポリエチレングリコー
ル、(b)ジステアリン酸ポリエチレングリコール、
(c)ノニオン性界面活性剤、(d)流動性油分を含有
することを特徴とする曳糸性毛髪化粧料とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は曳糸性毛髪化粧料に
関し、その目的は、適度なセット力や良好なセット保持
力及びのびを有し、しかも毛髪にハリを与え、べたつき
感やごわつき感を与えることがない曳糸性毛髪化粧料を
提供することにある。
【0002】
【従来の技術】ヘアスタイルを整えることを目的とした
整髪料は、被膜形成性高分子によるセット力を利用した
整髪料と、油分によるセット力を利用した整髪料に大き
く分類することができる。前者の整髪料は、被膜形成性
高分子の作用により、毛髪を固定して整髪するために、
優れた整髪力を有している。しかしながら、毛髪を固定
して整髪するために十分な量の被膜形成性高分子を配合
すると、毛髪にごわつき感を生じさせることがあった。
また後者の整髪料は、油分の粘性によって整髪するため
に毛髪を固定することなく整髪することができる。しか
しながら、油分を使用しているために毛髪にべたつき感
が生じることがあった。また整髪力が劣り、長時間、整
えたヘアスタイルを維持することができなかった。近年
は、ごわつき感やべたつき感が生じる整髪料は敬遠され
自然な仕上がり感が好まれるようになり、べたつき感や
ごわつき感が少なく、より自然な仕上がり感が得られる
整髪料である乳化型ヘアワックスなどの乳化型の油性整
髪料が主流となっている。
【0003】乳化型の油性整髪料には、毛髪にハリを付
与するために、或いは適度なセット保持力を付与するた
めに、ロウ類が配合されている。しかしながら、十分な
効果が得られる量のロウ類を配合すると、毛髪のハリや
セット保持力には優れるものの、付着感が大きく重い仕
上がり感を与え、しかも、ドライ感が高く、整髪性に劣
るといった欠点を有していた。
【0004】また、乳化型の油性整髪料には、整髪性を
付与するために流動性油分が配合されている。しかしな
がら、十分な効果が得られる量の流動性油分を配合する
と、優れた整髪性が得られるものの、毛髪のハリがなく
なり、べたつき感が大きくなり、しかも、セット性にも
劣るといった欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】整髪を目的とした乳化
型の油性整髪料において、毛髪にハリを与え、適度なセ
ット力や良好なセット保持力及びのびを有し、しかもべ
たつき感やごわつき感を与えることがない整髪料の創出
が望まれていた。
【0006】かかる実情に鑑み、本発明者らが鋭意研究
を行った結果、高重合度ポリエチレングリコール、ジス
テアリン酸ポリエチレングリコール、ノニオン性界面活
性剤、および流動性油分を含有して曳糸性毛髪化粧料と
すると、適度なセット力や良好なセット保持力及びのび
を有し、しかも毛髪にハリを与え、べたつき感やごわつ
き感を与えることがない曳糸性毛髪化粧料が得られるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に係る発
明は、(a)高重合度ポリエチレングリコール、(b)
ジステアリン酸ポリエチレングリコール、(c)ノニオ
ン性界面活性剤、(d)流動性油分を含有することを特
徴とする曳糸性毛髪化粧料に関する。請求項2に係る発
明は、前記(a)高重合度ポリエチレングリコールの分
子量が、20万〜700万であることを特徴とする請求
項1に記載の曳糸性毛髪化粧料に関する。請求項3に係
る発明は、前記(b)ジステアリン酸ポリエチレングリ
コールのエチレングリコールの重合度が、50〜300
であることを特徴とする請求項1又は2に記載の曳糸性
毛髪化粧料に関する。請求項4に係る発明は、前記
(c)ノニオン性界面活性剤が、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油、モノステアリン酸グリセリン、モノステア
リン酸ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレ
ンソルビタン、ポリオキシエチレンセチルエーテルのう
ちから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれかに記載の曳糸性毛髪化粧料に関す
る。請求項5に係る発明は、前記(d)流動性油分が、
流動パラフィン、イソノナン酸イソノニル、トリ2−エ
チルヘキサン酸グリセリル、高重合メチルポリシロキサ
ンのうちから選ばれる1種以上であることを特徴とする
請求項1乃至4のいずれかに記載の曳糸性毛髪化粧料に
関する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る曳糸性毛髪化
粧料について詳述する。本発明に係る曳糸性毛髪化粧料
は、必須成分として、(a)高重合度ポリエチレングリ
コール、(b)ジステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、(c)ノニオン性界面活性剤、(d)流動性油分を
含有する。
【0009】本発明の第一の必須成分は(a)高重合度
ポリエチレングリコールである。本発明で使用すること
ができる高重合度ポリエチレングリコールは、化粧料原
料として使用することができるものであれば、特に限定
はされない。また高重合度ポリエチレングリコールの分
子量は特に限定されないが、20万〜700万が好まし
く、30万〜400万がより好ましい。この理由は、分
子量が20万未満の場合、曳糸性を示さず、のびの良さ
の顕著な効果が得られず、また分子量が700万を超え
る場合、粘度が高くなりすぎるために、のびがよくべた
つき感の少ない化粧料が得られず、いずれの場合も好ま
しくないからである。高重合度ポリエチレングリコール
の含有量は特に限定されないが、化粧料全量中、0.0
1〜1.0重量%、より好ましくは0.05〜0.5重
量%とされる。この理由は、高重合度ポリエチレングリ
コールの含有量が0.01重量%未満の場合、曳糸性を
示さず、しかものびの良さの顕著な効果が得られず、ま
た1.0重量%を超えて含有したとしても、それ以上の
効果が得られないばかりか、粘度が高くなり、べたつき
感が生じ、しかも高い粘度のため調合が困難となるため
に、いずれの場合も好ましくないからである。
【0010】尚、本発明で用いられる高重合度ポリエチ
レングリコールとしては、平均分子量が約30万のPoly
ox WSR N-750(商品名、ユニオンカーバイド社製)、平
均分子量が約400万のPolyox WSR-301(商品名、ユニ
オンカーバイド社製)、平均分子量が約400〜500
万のアルコックスE-240(商品名、明成化学工業社製)
などを例示することができる。
【0011】本発明の第二の必須成分は、(b)ジステ
アリン酸ポリエチレングリコールである。ジステアリン
酸ポリエチレングリコールのエチレングリコールの重合
度は特に限定されないが、50〜300、好ましくは1
50〜250とされる。この理由は、重合度が50未満
の場合、増粘効果が得られず、毛髪塗布時に水っぽさを
与えてしまうために、また重合度が300を超えると、
市販原料の入手が困難となるために、いずれの場合も好
ましくないからである。ジステアリン酸ポリエチレング
リコールの含有量は特に限定されないが、0.05〜
2.0重量%、好ましくは0.1〜1.0重量%とされ
る。この理由は、ジステアリン酸ポリエチレングリコー
ルの含有量が0.05重量%未満の場合、充分な増粘効
果が得られず、毛髪塗布時に水っぽさを与えてしまうた
めに、また2.0重量%を超えて含有すると、増粘効果
が大きくなり、のびに悪影響を与えるために、いずれの
場合も好ましくないからである。
【0012】本発明の第三の必須成分は、(c)ノニオ
ン性界面活性剤である。本発明で用いることができるノ
ニオン性界面活性剤は、化粧料原料として使用すること
ができるものであれば特に限定されない。例えば、グリ
セリン、プロピレングリコール、ソルビトール、ショ糖
等の多価アルコールと脂肪酸のエステルとして、脂肪酸
モノグリセリド、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ポリグリセリン脂肪酸エステル等を例示することが
できる。また、高級アルコールや脂肪酸などの活性水素
を有する物質の酸化エチレン縮合物、即ち、ポリオキシ
エチレン型界面活性剤として、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物な
どを例示することができる。
【0013】より具体的には、モノステアリン酸グリセ
リン、モノオレイン酸グリセリン、モノラウリン酸グリ
セリン、モノミリスチン酸グリセリン、モノパルミチン
酸グリセリン、モノリノール酸グリセリン等の脂肪酸モ
ノグリセリド;モノステアリン酸プロピレングリコー
ル、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノオレイ
ン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂
肪酸エステル;トリオレイン酸ソルビタン、モノオレイ
ン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、モノパ
ルミチン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン等の
ソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンオクチ
ルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエー
テル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステア
リルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル;モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステ
アリン酸ポリエチレングリコール、モノラウリン酸ポリ
エチレングリコール等のポリエチレングリコール脂肪酸
エステル;モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタ
ン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、
モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、トリオ
レイン酸ポリオキシエチレンソルビタン等のソルビタン
脂肪酸エステルの酸化エチレン縮合物;ポリオキシエチ
レン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリ
オキシエチレンラノリン、テトラオレイン酸ポリオキシ
エチレンソルビット、モノラノリン酸ポリオキシエチレ
ンソルビット等を例示することができる。
【0014】本発明では、上記したようなノニオン性界
面活性剤の一種を単独で使用することもでき、また二種
以上を混合して使用することもできる。特に本発明にお
いては、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステア
リン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、モノ
ステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキ
シエチレンセチルエーテルを使用することが好ましい。
【0015】ノニオン性界面活性剤の含有量は特に限定
されないが、0.5〜20.0重量%とすることが好ま
しく、1.0〜18.0重量%とすることがより好まし
い。この理由は、0.5重量%未満の含有量では、油分
を十分乳化することができず、また20.0重量%を超
えて含有したとしても、それ以上の効果が得られないば
かりか、防腐性に悪影響を与えることとなり、いずれの
場合も好ましくないからである。
【0016】本発明の第四の必須成分は、(d)流動性
油分である。流動性油分とは、常温で液状を呈する油分
のことであり、化粧料原料として使用することができる
流動性油分であれば、特に限定されることなく使用する
ことができる。例えば、液体油脂、炭化水素、高級脂肪
酸、高級アルコール、エステル油、シリコーン油などを
例示することができる。
【0017】より具体的には、液体油脂として、アボガ
ド油、アーモンド油、オリーブ油、ゴマ油、小麦胚芽
油、サフラワー油、ツバキ油、パーシック油、ヒマシ
油、ブドウ種子油、マカデミアナッツ油、卵黄油、ロー
ズヒップ油、ホホバ油、大豆油、綿実油などを例示する
ことができる。炭化水素として、流動パラフィン、流動
イソパラフィン、スクワラン、ポリブテンなどを例示す
ることができる。高級脂肪酸として、オレイン酸、リノ
ール酸、イソステアリン酸などを例示することができ
る。高級アルコールとして、オレイルアルコール、イソ
ステアリルアルコールなどを例示することができる。
【0018】エステル油として、オクタン酸セチル、ジ
メチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、
ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリ
スチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸オクチルド
デシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−
エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、ス
テアリン酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、イソステ
アリン酸イソセチル、オレイン酸デシル、オレイン酸オ
レイル、イソノナン酸イソノニル、乳酸ミリスチル、リ
ンゴ酸ジイソステアリル、ヒマシ油脂肪酸メチル、コハ
ク酸2−エチルヘキシル、アジピン酸ジイソブチル、ア
ジピン酸ジオクチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバ
シン酸ジ−2−エチルヘキシル、ジオクタン酸エチレン
グリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ
オクタン酸ネオペンチルグリコール、トリ2−エチルヘ
キサン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリ
ン、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパ
ン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テ
トラオクタン酸ペンタエリスリトールなどを例示するこ
とができる。
【0019】シリコーン油として、ジメチルポリシロキ
サン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリ
シロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デ
カメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロ
ヘキサンシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリ
エーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキ
サン、フッ素変性ポリシロキサン、メチルハイドロジエ
ンポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサンなどを
例示することができる。
【0020】本発明では、上述した流動性油分のうちの
一種を単独で使用してもよく、また二種以上を混合して
使用しても構わない。特に本発明では、上述した流動性
油分のうち、炭化水素、エステル油、シリコーン油を使
用することが好ましく、流動パラフィン、イソノナン酸
イソノニル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、高
重合メチルポリシロキサンを使用することがより好まし
い。流動性油分の含有量は、特に限定されないが、2.
0〜30.0重量%、好ましくは5.0〜25.0重量
%とされる。この理由は、流動性油分の含有量が2.0
重量%未満の場合、適度な整髪性を付与することができ
ず、しかも塗布時に毛髪が水っぽくなり良好なセット性
が得られず、また30.0重量%を超えて含有すると、
べたつき感の原因となり、しかも油っぽいギラギラした
艶を付与することとなるために、いずれの場合も好まし
くないからである。
【0021】さらに、本発明では、以上詳述した各必須
成分に加えて、精製水、上記以外の一価アルコール、保
湿剤、上記以外の界面活性剤、育毛剤、香料、色素、防
腐剤、殺菌剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、動植物抽出
物、有機粉体、無機粉体などを含有することができる。
【0022】以上詳述した本発明に係る曳糸性毛髪化粧
料の形態は特に限定されないが、ヘアクリーム、ヘアワ
ックス、ヘアジェル、ジェルウォーターなどを例示する
ことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるもので
はない。尚、含有量は重量%である。 (試料の調製)後記表1及び表2に記した組成に従い、
実施例1〜9及び比較例1〜7の各試料を調製した。
【0024】(試験例1;毛髪のハリの評価)10cm、1g
の毛束に上記調製した各試料0.1gを塗布し棒状に整え、
23℃、60%RHで1時間放置した。専門パネラー10名により
毛髪のハリを、5点:非常にハリがある、4点:ややハリ
がある、3点:普通、2点:あまりハリがない、1点:ハ
リがない、を基準として評価した。各人の評点を合計し
て、以下の評価基準により各試料のハリを評価した。結
果を表1及び表2に記載する。 <評価基準> ◎ :総得点45点以上 ○ :総得点35点から44点 △ :総得点25点から34点 × :総得点15点から24点 ××:総得点10点から14点
【0025】(試験例2;毛髪のべたつき感の評価)10
cm、1gの毛束に上記調製した各試料0.1gを塗布して平ら
に整え、23℃、60%RHで1時間放置した。専門パネラー10
名により毛髪のべたつき感を、5点:非常にべたつきが
ない、4点:あまりべたつきがない、3点:普通、2点:
ややべたつく、1点:非常にべたつく、を基準として評
価した。各人の評点を合計して、以下の評価基準により
各試料のべたつき感を評価した。結果を表1及び表2に
記載する。 <評価基準> ◎ :総得点45点以上 ○ :総得点35点から44点 △ :総得点25点から34点 × :総得点15点から24点 ××:総得点10点から14点
【0026】(試験例3;毛髪のごわつき感の評価)10
cm、2gの毛束に上記調製した各試料0.2gを塗布して平ら
に整え、23℃、60%RHで1時間放置した。専門パネラー10
名により毛髪のごわつき感を、5点:ごわつきがない、4
点:あまりごわつきがない、3点:普通、2点:ややごわ
つく、1点:非常にごわつく、を基準として評価した。
各人の評点を合計して、以下の評価基準により各試料の
ごわつき感を評価した。結果を表1及び表2に記載す
る。 <評価基準> ◎ :総得点45点以上 ○ :総得点35点から44点 △ :総得点25点から34点 × :総得点15点から24点 ××:総得点10点から14点
【0027】(試験例4;セット力の評価)10cm、2gの
毛束に上記調製した各試料0.2gを塗布して棒状に整えた
ものの一端を固定してぶら下げ、毛先から5cm部の毛束の
太さ(周囲の長さ)を測定した。サンプルは各3本作成
し、それらの結果を平均し、以下の評価基準に従い、セ
ット力を評価した。結果を表1及び表2に記載する。 <評価基準> ◎ :毛束の周囲長が2.0cm以下 ○ :毛束の周囲長が2.0cm超〜2.5cm以下 △ :毛束の周囲長が2.5cm超〜3.0cm以下 × :毛束の周囲長が3.0cm超〜3.5cm以下 ××:毛束の周囲長が3.5cm超
【0028】(試験例5;セット保持力の評価)10cm、
2gの毛束に上記調製した各試料0.2gを塗布し棒状に整え
たものの一端を固定してぶら下げて、23℃、60%RHに1
時間放置後、くしを2回通した後の毛先から5cm部の毛束
の太さ(周囲の長さ)を測定した。サンプルは各3本作
成し、それらの結果を平均し、以下の評価基準に従い、
セット保持力を評価した。結果を表1及び表2に記載す
る。 <評価基準> ◎ :毛束の周囲長が2.0cm以下 ○ :毛束の周囲長が2.0cm超〜2.5cm以下 △ :毛束の周囲長が2.5cm超〜3.0cm以下 × :毛束の周囲長が3.0cm超〜3.5cm以下 ××:毛束の周囲長が3.5cm超
【0029】(試験例6;のびの評価)上記調製した各
試料0.1gを指先にとり、これを10cm、1gの毛束にのばし
た際ののびについて、専門パネラー10名により、5点:
のびがよい、4点:ややのびがよい、3点:普通、2点:
ややのびが悪い、1点:のびが悪い、を基準として評価
した。各人の評点を合計して、以下の評価基準により各
試料ののびを評価した。結果を表1及び表2に記載す
る。 <評価基準> ◎ :総得点45点以上 ○ :総得点35点から44点 △ :総得点25点から34点 × :総得点15点から24点 ××:総得点10点から14点
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】 処方例1:ヘアワックス メチルパラベン 0.3 プロピルパラベン 0.1 フェノキシエタノール 0.5 1,3−ブチレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 4.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(20E.O.) 11.0 ジステアリン酸ポリエチレングリコール(250E.O.) 0.6 流動パラフィン 12.0 セタノール 1.5 ポリビニルピロリドン 2.5 カルボキシビニルポリマー 0.2 トリエタノールアミン 0.2 高重合度ポリエチレングリコール(分子量400万) 0.1 エタノール 5.0 精製水 残 部 合計 100.0
【0033】 処方例2:ヘアワックス メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.1 フェノキシエタノール 0.5 プロピレングリコール 5.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 3.0 親油型モノステアリン酸グリセリン 8.0 ジステアリン酸ポリエチレングリコール(250E.O.) 0.2 流動パラフィン 6.0 セタノール 1.0 ビニルピロリドンN,N−ジメチルアミノエチル メタクリル酸共重合体ジエチル硫酸塩液 2.0 高重合度ポリエチレングリコール(分子量30万) 0.5 精製水 残 部 合計 100.0
【0034】 処方例3:スタイリングクリーム メチルパラベン 0.2 プロピルパラベン 0.1 グリセリン 10.0 マルチトール 2.0 ポリオキシエチレンセチルエーテル(3E.O.) 0.5 ポリオキシエチレンセチルエーテル(40E.O.) 0.5 親油型モノステアリン酸グリセリン 1.0 塩化ステアリルトリメチルアンモニウム 1.0 ジステアリン酸ポリエチレングリコール(150E.O.) 0.2 流動パラフィン 8.0 セタノール 2.0 トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 1.0 メチルポリシロキサン 2.0 高重合度ポリエチレングリコール(分子量400万) 0.2 精製水 残 部 合計 100.0
【0035】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明に係る曳糸性
毛髪化粧料は、必須成分として、高重合度ポリエチレン
グリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、
ノニオン性界面活性剤、流動性油分を含有するから、適
度なセット力や良好なセット保持力及びのびを有し、し
かも毛髪にハリを与え、べたつき感やごわつき感を与え
ることがない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC021 AC022 AC072 AC092 AC122 AC132 AC152 AC181 AC182 AC341 AC342 AC391 AC392 AC401 AC402 AC431 AC432 AC441 AC482 AC542 AC692 AD041 AD042 AD072 AD151 BB04 BB11 CC32 EE06 EE27

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)高重合度ポリエチレングリコー
    ル、(b)ジステアリン酸ポリエチレングリコール、
    (c)ノニオン性界面活性剤、(d)流動性油分を含有
    することを特徴とする曳糸性毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 前記(a)高重合度ポリエチレングリコ
    ールの分子量が、20万〜700万であることを特徴と
    する請求項1に記載の曳糸性毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 前記(b)ジステアリン酸ポリエチレン
    グリコールのエチレングリコールの重合度が、50〜3
    00であることを特徴とする請求項1又は2に記載の曳
    糸性毛髪化粧料。
  4. 【請求項4】 前記(c)ノニオン性界面活性剤が、ポ
    リオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸グリ
    セリン、モノステアリン酸ソルビタン、モノステアリン
    酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレン
    セチルエーテルのうちから選ばれる1種以上であること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の曳糸性
    毛髪化粧料。
  5. 【請求項5】 前記(d)流動性油分が、流動パラフィ
    ン、イソノナン酸イソノニル、トリ2−エチルヘキサン
    酸グリセリル、高重合メチルポリシロキサンのうちから
    選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載の曳糸性毛髪化粧料。
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