JP2003159411A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003159411A
JP2003159411A JP2001360469A JP2001360469A JP2003159411A JP 2003159411 A JP2003159411 A JP 2003159411A JP 2001360469 A JP2001360469 A JP 2001360469A JP 2001360469 A JP2001360469 A JP 2001360469A JP 2003159411 A JP2003159411 A JP 2003159411A
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Japan
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pattern
variation
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JP2001360469A
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English (en)
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Akira Sasa
亮 佐々
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Heiwa Corp
Original Assignee
Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄間の変動中に変動後の図柄の予測がつき
にくく、図柄変動中の様子に興味を持たせ、かつ遊技者
の当りへの期待感を維持する。 【解決手段】 所定の条件成立、すなわち、リーチ状態
となり、かつ最終列の図柄が当り以外の図柄で仮停止し
た後に、ランダム変動によって図柄を変動させると共
に、このランダム変動中に必ず共通図柄を介在させるよ
うにしたため、遊技者にとっては、次に表示される図柄
の予測がつきにくくなり、この最終列の図柄が確定する
まで、当りへの期待感を持続することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、始動口に入賞する
ことで抽選が実行され、当該抽選の結果を、盤面上に設
けられた表示部を用いて遊技者に報知し、前記抽選の結
果が当たりの場合に、前記図柄変動後に所定の当り図柄
で停止させると共に、遊技者に有利な遊技状態とするこ
とが可能な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、遊技機、特にパチンコ機において、始動入賞口(特
別図柄始動入賞口)に入賞したパチンコ球を検出するこ
とで抽選がなされ、この抽選の結果、当たりとなると、
大入賞口が所定期間、所定回数開放され(1回の開閉を
1ラウンドとし、一般に10〜16ラウンド継続す
る。)、遊技球の入賞率を高める、遊技者に有利な状態
とする機能(大当り)を持つパチンコ機がある。
【0003】この種のパチンコ機では、抽選の結果を遊
技者に報知する演出として、パチンコ機のゲージ盤の中
央に表示部(通常は液晶表示画面)を設置している。こ
の表示部は、複数の列の図柄変動画面が構成され(背景
画面もある)、この変動する図柄が停止したときの並び
で当たり外れを報知するようになっている。遊技者は、
この図柄変動画面を見ることによって、当たりか外れか
に一喜一憂するため、期待感を持たせることができる。
【0004】ここで、従来の図柄変動画面では、複数の
図柄がそれぞれ独立しており、この独立した図柄を所定
の順番で帯状に配列しておき、これをスクロールさせる
ことで変動させている。このため、例えば、リーチ演出
時において、一列の図柄(他の2列の図柄については、
縮小して表示部の隅に表示)を既に確定している他の2
列の図柄と同一の図柄で停止することを期待させながら
低速で変動させるような場合、次にくる図柄が予測でき
てしまい、所望の図柄が出現するまでの時期が長いと、
遊技者の期待感を損ねることがある。
【0005】このため、前記帯状に配列された図柄を、
特別に組み替えてランダムに図柄を出現させることがな
されている。
【0006】例えば、図柄変動画像領域をドットパター
ンとし、現在の図柄から次の図柄への変動時に、ドット
の点灯/消灯制御によって光が流れるように演出するこ
とが提案されている(実開平4−11076号公報参照
(以下、先行技術という))。この先行技術では、数字
の8の形状したドットパターンを構成しており、図柄と
して0〜9までの数字を当該ドットパターンの各ドット
の点灯/消灯を制御することで表示している。ここで、
ある1つの数字から次の数字へ変形する場合、4個のド
ットを単位として、8の字のドットパターンに沿って移
動し、目的の数字になるときに当該5個のドットを基準
として点灯数を変更するようにしている。
【0007】これによれば、次の数字が何になるかが変
動中にわかりづらいため、遊技者は常に期待感を持って
表示状態を見ることができる。
【0008】しかしながら、上記先行技術では、変動中
の動きはドットパターンに沿った二次元的な動きに制限
されるため、その動きの途中で、次に表現される図柄が
予測され易く、変動の興味が薄れてしまい、最終停止図
柄まで当りへの期待感を持続することができない。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、図柄間の変動
中に変動後の図柄の予測がつきにくく、図柄変動中の様
子に興味を持たせ、かつ遊技者の当りへの期待感を維持
することができる遊技機を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
始動口に入賞することで抽選が実行され、当該抽選の結
果を、盤面上に設けられた表示部を用いて遊技者に報知
し、前記抽選の結果が当たりの場合に、前記図柄変動後
に所定の当り図柄で停止させると共に、遊技者に有利な
遊技状態とすることが可能な遊技機であって、予め図柄
変動順序が定められて記憶された複数の図柄の各画像デ
ータを記憶する図柄画像データ記憶手段と、図柄間の変
動途中に表示可能とされる共通図柄の画像データを記憶
する共通図柄画像データ記憶手段と、図柄間を前記予め
定められた順序で変動させる連続性変動パターンモード
と、前記順序を逸脱して変動させるランダム変動パター
ンモードと、2種類の変動パターンモードを選択的に指
示するモード指示手段と、前記モード指示手段で指示さ
れたモードが連続性変動パターンモードの場合に、少な
くとも2種類の図柄を読み出して所定の変動パターンを
生成し、前記モード指示手段で指示されたモードがラン
ダム変動パターンモードの場合に、少なくとも2種類の
図柄と、共通図柄とを読み出して、変動パターンの途中
に前記共通図柄を介在させて所定の変動パターンを生成
する変動パターン生成手段と、前記変動パターン生成手
段で生成された変動パターンに基づいて、前記表示部へ
図柄の変動パターンを表示制御する表示制御手段と、を
有している。
【0011】請求項1記載の発明によれば、ランダム変
動パターンモードが指示されると、変動パターン生成手
段では、図柄変動中に共通図柄を表示するように制御す
る。このため、図柄間の変動中に次の図柄の予測がつき
にくくなり、期待感を持続することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記変動パターン生成手段で生成
される図柄間の変動が、棒状態体の二次元的な伸縮変形
及び平行移動により、連続的な動作で変形していくよう
に表現されることを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、図柄変動
を棒状体を伸縮させたり、平行移動させることで実行す
る。これにより、図柄感の変動に、所謂一筆書きのよう
な連続性を持たせることができ、変動中の趣向性を増加
することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は請求項2に記載の発明において、前記ランダム変動パ
ターンモードが、複数列の図柄が変動し、その内の最終
列以外の列の図柄が同一図柄で停止し、かつ最終列の停
止図柄が当たりとなる図柄で仮停止した後から本停止す
るまでの変動時を対象として指示されることを特徴とし
ている。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、所謂リー
チ状態となることで、遊技者は最終列の図柄が当り図柄
となることを期待しながら凝視するため、このときに共
通図柄を介在させ、次の図柄の予測をつきにくくするこ
とで、当りの期待感を最終停止まで持続することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には、第1の実施の形態に係
るパチンコ機110が示されている。このパチンコ機1
10は、矩形の枠体113でその外形が構成されてお
り、店側のベース面115に支持されている。また、枠
体113には、装飾版113A、スピーカ162、キー
シリンダ113B等が配設されている。
【0017】枠体113の内側正面には、透明ガラス板
110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設
されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内
側領域には、遊技盤111が配設されている。また、こ
の遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0018】図2に示される如く、ゲージ部114に
は、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール
112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116
に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内
路に案内されながら、落下していくようになっている。
また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左
右対称の位置には、風車118が取り付けられており、
パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようにな
っている。
【0019】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0020】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には電動役物ユニット1
22が配置され、その表示部124が露出されている。
この表示部124の下方には電動役物ユニット122を
始動するための特別図柄始動入賞口126が設けられて
いる。
【0021】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を
開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット12
2での所謂当りの表示状態で所定時間の開放が所定回数
繰り返され、大量のパチンコ球を入賞させることができ
る構成となっている。
【0022】また、前記電動役物ユニット122の上部
には、横1列に4個の保留ランプ200が配列されてい
る。この保留ランプ200は、特別図柄始動入賞口12
6に入賞したパチンコ球が最大4球分保留されているこ
とを点灯状態で報知するものであり、電動役物ユニット
122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留さ
れた分が消化されて消灯するようになっている。
【0023】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130が設けられており、普通図柄始動入賞口1
30にパチンコ球が入賞すると、普通図柄表示部132
(図3参照)の表示が変動し、所定当り数字になると、
前記特別図柄始動入賞口126に設けられた可動部とし
ての電動チューリップ134が所定時間開放するように
なっている。この電動チューリップ134の開放によ
り、特別図柄始動入賞口126への入賞の確率が物理的
に高まることになる。
【0024】図1に示される如く、上記ゲージ部114
の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パ
ネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿
141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置
の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落
下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられてい
る。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設け
られている。
【0025】ハンドル136は、前記パネル140の内
部から突出された回転軸に取付けられており、この回転
軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者が
このハンドル136を把持して回転することで、発射装
置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度
が設定されるようになっている。なお、この回転には、
復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動
的に元の回転位置に戻る構造となっている。
【0026】図3には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されてい
る(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板15
1という)。
【0027】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0028】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0029】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162からの効果
音等の出力を制御する。また、ランプ制御基板156
は、パチンコ機110に取り付けられた電飾部材(遊技
盤側表示灯)164の点灯・消灯を制御し、発射制御基
板158は、遊技者によるパチンコ球の発射を制御す
る。
【0030】図柄表示制御基板160は、前記表示部1
24と表示ドライバ166を介して接続されており、主
制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演出
効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示制
御基板160は、普通図柄表示部132も制御する。
【0031】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ
172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を
検出する大入賞口センサ173が接続されている。な
お、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続す
るためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにも
Vゾーンセンサ171が設けられており、主制御基板1
50に接続されている。
【0032】また、この主制御基板150には、電動チ
ューリップ134を開閉させるためのソレノイド17
4、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるため
のソレノイド175、保留ランプ200が接続されてい
る。
【0033】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160
へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板1
60には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容の
データが予め記憶されており、命令信号に基づいてデー
タが選択されて、起動するようになっている。
【0034】ここで、本実施の形態では、図柄変動パタ
ーンにおける特別図柄のデザインとして、流動性のある
金属製の棒状体250(図4参照)を基本画像として適
用している。この棒状体250は、仮想の透明の円管の
中への流動体の充填量によってその長さが変化するよう
に表現され、二次元的に伸縮変形可能となっている(図
4の矢印A方向及びその反対方向)。また、この棒状体
250は、表示部124内において、平行移動も可能と
なっている(図4の矢印B方向及びその反対方向)。
【0035】さらに、流動性のある金属としてデザイン
された棒状体250の表面には、背景画面(図4に示す
鎖251等)が写り込むように設計されている。
【0036】図5に示される如く、本実施の形態に係る
特別図柄252は、0〜9までの数字で構成されてい
る。例えば、数字の「5」から「6」に変形するとき
は、図6(A)の状態から、まず「6」に不要な部分が
縮小していき(図6(B)、(C)参照)、次いで
「5」には不要で「6」には必要な部分が伸長していき
(図6(D)、(E)参照)、最終的に「6」に変形し
終える(図6(F)参照)。
【0037】通常は、特別図柄252は、上記のような
変形モーションを経て、「0」、「1」、「2」・・・
「9」、「0」・・・の順にループしながら変動するが
(以下、連続性変動という)、所定の条件が成立した場
合は、特別図柄の変形中において、図5に示される如
く、共通図柄254を経た後に次の特別図柄に変形する
ように制御されるようになっている(以下、ランダム変
動という)。
【0038】例えば、数字の「5」から共通図柄254
を経て「9」に変形する場合、図7(A)の状態から共
通図柄254に不要な部分が縮小していき(図7
(B)、(C)、(D)参照)、共通図柄254に必要
な部分が伸長していき(図7(E)参照)、まず共通図
柄254に変形する。
【0039】その後、図8(A)の共通図柄254の状
態から、図8(B)乃至(E)の伸縮状態を経て、
「9」に変形する(図8(F)参照)。
【0040】なお、変形データとしては、「0」〜
「9」→共通図柄254のみであり、その逆(共通図柄
254→「0」〜「9」)は、データを逆から読み出す
ようにしている。
【0041】ここで、前記所定の条件とは、3列の特別
図柄の内の2列の特別図柄が同一の特別図柄で停止して
リーチ状態となり、かつ、この2列の特別図柄及び仮停
止した最終列図柄が縮小されて表示部124の隅へ移動
すると共に、残りの変動中の特別図柄252を表示部1
24の中央へ移動し、前記停止している特別図柄(リー
チ図柄)となるまで前記連続性変動した時点を言う。
【0042】このリーチ図柄後は、ランダムに特別図柄
が変動するようになるが、そのときに、前記共通図柄を
途中に介在させることで、次に表示される特別図柄を予
測させないようにしている。
【0043】上記のような図柄の変動をリーチ状態後の
演出に当てはめて詳細に説明すると、まず、始動開始時
は3列の図柄変動パターン演出が実行され(従来と同
様)、その内の2列が同一図柄となった時点でリーチと
なり、図4に示される如く、この2列の図柄を表示部1
24の隅に設けられた小型の表示枠256、258、2
60に、縮小表示(この実施の形態では、仮停止した最
終列図柄も縮小表示している)すると共に、変動中の最
終列の図柄を表示部124の中央の固定された矩形枠2
62内に表示するようにしている。
【0044】ここで、固定された矩形枠262内に特別
図柄252を表示する場合、例えば、棒状体250の伸
縮のみで特別図柄の変形モーションを生成した場合、例
えば、図5に示すように、特別図柄252の「7」、
「8」、「9」等の縦向きの棒状体252の位置と、
「1」や「4」等の縦向きの棒状体252の位置とで横
方向にオフセットしなければならない。そこで、本実施
の形態では、棒状体252の伸縮と共に、平行移動を可
能としている。
【0045】図9は、上記特別図柄変動制御のための図
柄表示制御基板160における機能ブロック図が示され
ている。
【0046】主制御基板150から図柄表示制御基板1
60へ送出される命令信号は、命令信号解析部264へ
入力されている。この命令信号解析部264では、命令
信号の内容を解析する。命令信号には、図柄変動パター
ンの指定、図柄変動開始、終了の時期の指示等が含まれ
る。
【0047】命令信号解析部264は、図柄変動パター
ン認識部266に接続されており、図柄変動パターンの
指定信号が送出される。図柄変動パターン認識部266
では、図柄変動パターンを認識し、認識した図柄変動パ
ターンを図柄読出部268によって必要な図柄を読み出
す。すなわち、図柄読出部268には、図柄メモリ27
0と、共通図柄メモリ272とが接続され、設定された
図柄変動パターンに準じて素材である特別図柄が読み出
され、変動パターン生成部274へ送出される。
【0048】変動パターン生成部274には、編集ツー
ルメモリ276が接続されている。編集ツールメモリ2
76には、平行移動ツール278、伸縮ツール280、
キャラクタツール282等が記憶されている。これらの
ツールを用いて、変動パターン生成部274では、素材
として読み出された図柄間の変形モーションを生成し、
出力制御部284へ送出される。変動パターン生成部2
74では、一連の図柄変動パターンが生成される。な
お、上記編集ツールメモリ276では、必要な変形モー
ションデータを予め記憶しておいてもよいし、その都度
生成するようにしてもよい。
【0049】この出力制御部284には、前記命令信号
解析部264から図柄変動開始、終了の時期を指示する
信号が入力されており、前記図柄変動パターン生成部2
74で生成され、出力制御部284へ送られた図柄変動
パターンは、遊技状態に応じた適正な時期に、表示ドラ
イバ166を介して表示部124で表示される。
【0050】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0051】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落
下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め
定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。ま
た、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通
図柄入賞センサ170で検出する。
【0052】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が
抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図
柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ13
4を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電す
る。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入
り易い、高確率状態とすることができる。
【0053】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この
大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれ
において、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動
パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)
し、図柄表示制御基板160を含む演出に関連する制御
基板へコマンド信号を送出する。
【0054】図柄表示制御基板160では、受信したコ
マンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表
示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変
動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリ
ーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、
遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0055】すなわち、当り時の図柄変動制御が終了す
ると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウン
ド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中
は、大入賞口128がほとんど開放状態であるため、遊
技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウ
ンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0056】本実施の形態では、前記表示部124に表
示される特別図柄を棒状体250で構成し、図柄間の変
動パターンを棒状体250の伸縮変形、平行移動によっ
ておこなっている。
【0057】また、変動パターンは、特別図柄である
「0」〜「9」までの数字を昇順に変動させる連続性変
動と、図柄間の変動中に共通図柄を経て移行するランダ
ム変動とを組み合わせて演出を行っている。
【0058】以下に図10のフローチャートに従い、図
柄変動表示制御基板160における、変動パターンの生
成から表示部124への表示までの手順を説明する。
【0059】ステップ300では、命令信号が入力され
たか否か判断され、肯定判定されるとステップ302へ
移行して入力された命令信号の解析が実行される。すな
わち、命令信号には、図柄変動パターンを指定する信号
と、表示部124へ表示を開始する時期及び終了する時
期の信号が含まれており、これらを解析する。
【0060】次のステップ304では、命令信号に含ま
れる図柄変動パターンを指定する信号に基づいて変動パ
ターンを認識し、次いでステップ306で認識した変動
パターンに必要な素材を図柄メモリ270及び共通図柄
メモリ272から読み出す。
【0061】すなわち、連続性変動の場合は、素材とな
る「0」から「9」までの各特別図柄が選択され、ラン
ダム変動の場合には、変動前後の特別図柄252と共通
図柄254とが選択される。
【0062】次のステップ308では、図柄間変形モー
ションを生成する。すなわち、編集ツールメモリに記憶
されている平行移動ツール278、伸縮ツール280を
用いて、図柄間の変形モーションを生成し、各図柄間を
画像として連続性を持たせる。この場合、キャラクタツ
ール282からキャラクタを登場させるようにしてもよ
い。
【0063】例えば、連続性変動の場合、数字の「5」
から「6」に変形するときは、図6(A)の状態から、
まず「6」に不要な部分が縮小していき(図6(B)、
(C)参照)、次いで「5」には不要で「6」には必要
な部分が伸長していき(図6(D)、(E)参照)、最
終的に「6」に変形し終える(図6(F)参照)ような
変形モーションを生成する。
【0064】ランダム変動の場合は、数字の「5」→共
通図柄254→「9」と変形するときは、図7(A)の
状態から、共通図柄254に不要な部分が縮小していき
(図7(B)、(C)、(D)参照)、共通図柄254
に必要な部分が伸長させ(図7(E)参照)、一旦共通
図柄254とする(図7(F)参照)。次いで、図8
(A)に示される如く、共通図柄254から目的の図柄
である「9」とするべく、必要な部分の伸縮を実行し
(図8(B)乃至(E)参照)、「9」に変形する(図
8(F)参照)。
【0065】上記では、「5」→「9」への変形モーシ
ョンについて説明したが、このような共通図柄254を
介した1つの図柄から他の1つの図柄へ変形するモーシ
ョンは、図5に示される如く、上段の全ての特別図柄2
52から、中段の共通図柄254を経て、下段の全ての
特別図柄252の間で可能である。
【0066】また、この変形する2つの図柄間におい
て、伸縮変形のみで行うと、特別図柄の中心線がずれる
ことがある。このため、従来は、7セグメント表示のよ
うに、通常の字体にそぐわない状態で表示することで対
処していた。これに対して本実施の形態では、表示部1
24の固定された同一矩形枠262内で全ての特別図柄
254を表示するべく、平行移動ツール278を用いて
棒状体250を平行移動させる。これにより、既成の字
体に近い状態で特別図柄252を表示することができ
る。
【0067】ステップ308で図柄間変形モーションの
生成が終了すると、ステップ310へ移行する。このス
テップ310では、図柄間の変形モーションの生成が全
体の変動パターンに適用される図柄間で終了し、一連の
図柄変動パターンの生成が終了したか否かが判断され、
否定判定の場合には、ステップ306へ戻り、特別図柄
等の素材の読出しから変形モーションの生成を繰り返
す。
【0068】ステップ310で肯定判定されると、一連
の変動パターンが生成し終えたと判断し、ステップ31
2へ移行して表示開始時期か否かが判断される。
【0069】ステップ312で肯定判定されると、ステ
ップ314へ移行して、生成された変動パターンを表示
部124へ表示する。
【0070】次のステップ316では、表示終了時期か
否かが判断され、肯定判定されるとステップ318へ移
行して表示部124での表示を終了する。
【0071】以上説明したように本実施の形態では、所
定の条件成立、すなわち、リーチ状態となり、かつ最終
列の図柄が当り以外の図柄で仮停止した後に、ランダム
変動によって図柄を変動させると共に、このランダム変
動中に必ず共通図柄を介在させるようにしたため、遊技
者にとっては、次に表示される図柄の予測がつきにくく
なり、この最終列の図柄が確定するまで、当りへの期待
感を持続することができる。
【0072】なお、本発明の図柄は数字の形状に限ら
ず、アルファベット等の文字、記号や単純な絵柄といっ
たものを用いて図柄を形成してもよい。
【0073】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、図柄間の
変動中に変動後の図柄の予測がつきにくく、図柄変動中
の様子に興味を持たせ、かつ遊技者の当りへの期待感を
維持することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】本実施の形態に係るゲージ部の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示す
ブロック図である。
【図4】本実施の形態に係る特別図柄の基本画像を含む
表示部の正面図である。
【図5】本実施の形態に適用する特別図柄の一覧であ
り、上段が変形前、中段が共通図柄、下段が変形後の表
示状態を示す表示部の正面図である。
【図6】連続性変動の場合の変形の流れ(「5」→
「6」)を示す表示部の正面図である。
【図7】ランダム変動の場合の変形の流れ(「5」→共
通図柄)を示す表示部の正面図である。
【図8】ランダム変動の場合の変形の流れ(共通図柄→
「9」)を示す表示部の正面図である。
【図9】本実施の形態の基本画像として設定した棒状体
を用いた特別図柄及び変形モーションを生成するための
図柄変動表示制御基板における機能ブロック図である。
【図10】特別図柄の変動パターン制御を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 114 ゲージ部 122 電動役物ユニット 124 表示部 126 特別図柄始動入賞口 128 大入賞口 129 蓋部材 150 主制御基板 154 音声制御基板 156 ランプ制御基板 160 図柄表示制御基板 166 表示ドライバ 168 特定図柄入賞センサ 250 棒状体(基本画像) 252 特別図柄 254 共通図柄 262 矩形枠 264 命令信号解析部 266 図柄変動パターン認識部 268 図柄読出部(モード指示手段) 270 図柄メモリ(図柄画像データ記憶手段) 272 共通図柄メモリ(共通図柄画像データ記憶手
段) 274 変動パターン生成部(変動パターン生成手
段) 276 編集ツールメモリ(変動パターン生成手段) 278 平行移動ツール 280 伸縮ツール 282 キャラクタツール 284 出力制御部(表示制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 始動口に入賞することで抽選が実行さ
    れ、当該抽選の結果を、盤面上に設けられた表示部を用
    いて遊技者に報知し、前記抽選の結果が当たりの場合
    に、前記図柄変動後に所定の当り図柄で停止させると共
    に、遊技者に有利な遊技状態とすることが可能な遊技機
    であって、 予め図柄変動順序が定められて記憶された複数の図柄の
    各画像データを記憶する図柄画像データ記憶手段と、 図柄間の変動途中に表示可能とされる共通図柄の画像デ
    ータを記憶する共通図柄画像データ記憶手段と、 図柄間を前記予め定められた順序で変動させる連続性変
    動パターンモードと、前記順序を逸脱して変動させるラ
    ンダム変動パターンモードと、2種類の変動パターンモ
    ードを選択的に指示するモード指示手段と、 前記モード指示手段で指示されたモードが連続性変動パ
    ターンモードの場合に、少なくとも2種類の図柄を読み
    出して所定の変動パターンを生成し、前記モード指示手
    段で指示されたモードがランダム変動パターンモードの
    場合に、少なくとも2種類の図柄と、共通図柄とを読み
    出して、変動パターンの途中に前記共通図柄を介在させ
    て所定の変動パターンを生成する変動パターン生成手段
    と、 前記変動パターン生成手段で生成された変動パターンに
    基づいて、前記表示部へ図柄の変動パターンを表示制御
    する表示制御手段と、を有する遊技機。
  2. 【請求項2】 前記変動パターン生成手段で生成される
    図柄間の変動が、棒状態体の二次元的な伸縮変形及び平
    行移動により、連続的な動作で変形していくように表現
    されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記ランダム変動パターンモードが、複
    数列の図柄が変動し、その内の最終列以外の列の図柄が
    同一図柄で停止し、かつ最終列の停止図柄が当たりとな
    る図柄で仮停止した後から本停止するまでの変動時を対
    象として指示されることを特徴とする請求項1又は請求
    項2記載の遊技機。
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