JP2003158926A - 人工浮き生態礁 - Google Patents

人工浮き生態礁

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JP2003158926A
JP2003158926A JP2001355830A JP2001355830A JP2003158926A JP 2003158926 A JP2003158926 A JP 2003158926A JP 2001355830 A JP2001355830 A JP 2001355830A JP 2001355830 A JP2001355830 A JP 2001355830A JP 2003158926 A JP2003158926 A JP 2003158926A
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ecological reef
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JP2001355830A
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Hideaki Otomo
英明 大友
Akihisa Sato
明久 佐藤
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ZENYA KAIYO SERVICE KK
Zeniya Ocean Service Engineering Ltd
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/60Fishing; Aquaculture; Aquafarming

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】植物を支持する平面的若しくは立体的な部
材である植物支持材と、植物が植生された植物支持材を
浮かべる適当な浮力をもち、植物支持材の端部に固定さ
れたフロートのみからなる人工浮き生態礁 【効果】簡単な構造で最小限の部材のみで人工的な浮き
生態礁を実施できる。従来のユニットタイプは構造的に
枠体、植生基盤材などの部材が必要であったためにコス
トが高いという難点があった。しかし、従来の植生基盤
材を省略して、植物支持材で植物を支持することで生産
コストを抑えることができ、低コストで水面での緑化を
行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は湖沼、河川、ダムな
どの自然水域において、自然環境を損なうことなく人工
的に水面を緑化し、野鳥の保護のための休息地又は魚
類、昆虫類といった水中生物の繁殖のための産卵場所を
備えることで、自然環境保護を図るための人工浮き生態
礁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人工的な浮き生態礁については特
開平9−154422などがある。これは、適当な浮力
をもつフロートを枠や下部に配置し、植物繊維からなる
天然繊維や合成繊維の絡合体からなる重層の植生基盤材
を配置する。フロート、植生基盤材をネットで覆い、係
留ロープで固定し、植生基盤材に植物が根を張るように
構成することが従来の主要なユニットタイプの浮き生態
礁の構造であった。
【0003】従来の人工浮き産卵礁は浮函基礎に土盛り
して植栽したタイプと図3に示すように植生基盤の周り
や下部に浮力体を付加し、小型のユニットとしたタイプ
例えば特開平9−154422号など、が存在してい
た。このユニットタイプは植物繊維や天然繊維、合成繊
維の絡合体からなる重層の植生基盤材を配置し、適当な
浮力をもつフロートを植生基盤材の下部に配置する。フ
ロート、植生基盤材をネットで覆い、係留ロープで固定
し、植生基盤材に植物が根を張るように構成することが
従来の主要なユニットタイプの浮き生態礁の構造であっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の浮函基礎タイプ
の浮き生態礁は本格的なものであるから、極めて高価と
ならざるを得なかった。それと比べて後者のユニットタ
イプの浮き生態礁は比較的安価ではあるが、植物繊維や
天然繊維、合成繊維からなる重層の絡合体を使用してい
るため、依然としてそのコストは高いものとなってい
た。また、河川、湖沼に効果的な規模の浮き生態礁を設
置するとなると、そのコストは相当のものとなり、いず
れにせよコストが普及の妨げとなっていた。
【0005】従来のユニット式の浮島は図1、図2に示
すように浮き島と沈み島とフロートから構成されてい
た。沈み島は植物を植栽する数センチメートルからなる
天然繊維若しくは合成繊維の絡合体を複数層とした植生
基盤材を図2でのA方向に沈めて構成していた。これは
「藻場」と称される魚類・昆虫類が繁殖に適した生産性
の高い環境を水域に造成することが目的であった。そし
て、ユニットタイプの浮き生態礁は体積が大きく、ある
程度の剛性を有するものであるため運搬に適したもので
はなく、予め、圃場で植物を植え込み活着させる「プレ
栽培」が困難であった。
【0006】ところが、植生基盤材を適当な水深で保持
するためには浮き島の部分が過大となり、その上、ユニ
ットタイプの人工浮き産卵礁を使用していると図3に示
すように植物が枯死して堆積物となり植生基盤材の上に
堆積する。これで植生基盤材に重量がかかり、浮き島は
図3のA方向に沈降する。これらの場合に従来のユニッ
トタイプの人工浮き島産卵礁では多数のフロートが必要
であり、その反面、フロートはユニットタイプの枠体、
下面に備え付けられているのでフロートの追加・交換は
構造上困難であった。
【0007】一方、従来のユニットタイプの人工浮き産
卵礁の植栽方法も労力を有するものであった。図4、図
5に示すように植生基盤材に複数の植栽孔を開孔し、植
物を入れ、植生基盤材と同質の物質で埋めて固定する方
法を採用していた。つまり、植物を植え付けるごとに植
栽孔を開孔し、埋め込みを行わなければならなかった。
そのため、簡単に植栽のできる人工浮き生態礁が望まれ
ていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】これらの技術的な課題を
解決するために本発明にかかる人工浮き生態礁は、植物
を支持する平面的若しくは立体的な部材である植物支持
材と、植物が植生された植物支持材を浮かべる適当な浮
力をもち、植物支持材の端部に固定されたフロートのみ
からなる構造である。これにより、従来のユニットタイ
プの浮き生態礁より、天然繊維・合成繊維から成る絡合
体の植生基盤材を省略するなど簡易な構成とされてい
る。植生基盤材は植物が根を張るためのものであり、支
持材に直接支持し、根を水中に出す構成をとることで植
生基盤材にかかる生産コストが大幅に抑えられる。
【0009】また、前記植物支持材とフロートのみから
なる人工浮き生態礁に植物支持材の端部に係合され、植
物支持材を水上の一定の範囲で係留する係留ロープが配
置されていることが好ましい。この係留ロープを錨、
岩、木などに固定すると本発明の人工浮き生態礁が水面
で一定の範囲で固定される。これにより、本発明にかか
る人工浮き生態礁が水面の一定の範囲で係留され、計画
的な水面の緑地化が可能になる。
【0010】また、本発明にかかる人工浮き生態礁の植
物支持材は植物を支持するのに適した目合いの網目状の
部材であって、植物をこの網目状の植物支持材で支持す
ることができることが好ましい。これにより、網目状の
植物支持材に直接植物を固定するので、植栽孔をあけた
り、埋めたりする労力を排除することができる。また、
植物支持材自体が軽い物質から形成されているため、一
定の浮力をもち、枯死した植物が堆積物となり浮き生態
礁に蓄積した場合であっても、一定の浮力をもち、垂下
しづらく安定して植物を支持することができる。
【0011】また、植物支持材は植物を支持するのに適
した目合いの網目状の部材であって、該網目状の部材が
立体的に組み合わさった形状であり、この立体的な網目
状の植物支持材をもって植物を支持することが望まし
い。これにより、立体形状の網目状の部材となっている
ことで、植物を高い位置から2点以上で支持し、平面状
の網目状部材よりも強固に固定することができる。
【0012】また、植物支持材は植物を支持するのに適
した目合いの部材であって、合成繊維若しくは天然繊維
の薄層の絡合体であって、該絡合体で植物を支持するも
のであっても良い。これで、薄層の絡合体を使用するこ
とで、根が一度は絡合体に固定し、水中に伸びることで
しっかりとした植栽が可能になる。また、薄層とするこ
とで、簡易的な実施が可能となり、従来のユニットタイ
プの実施より簡単に実施することができ、生産コストを
抑えることができる。
【0013】植物支持材である網目状の部材を2枚重ね
にし、2枚の植物支持材の外周部を係止して、重ねた植
物支持材間に植物を挟み込んで支持することが好まし
い。これにより、植物支持材の部材が2枚重ねになって
いることで、植物を強固に固定できる。なおかつ、挟み
込んでいるので、波のうねりや天候悪化に対しても有効
に植物を支持することが出来る。
【0014】また、2枚重ねである平面的な網目状の植
物支持材の中央を予め十字状に縫い合わせておき、十字
状に縫い合わされていない開放部分から植物を入れ、2
枚重ねの植物支持材間に挟み込んで支持してから前記開
放部分を係止することが好ましい。これにより、植物を
しっかりと固定できるだけでなく、植物の植栽が計画的
に植物支持材への植付けを行うことができる。
【0015】また、植物支持材は植物を支持するのに適
した目合いの網目状の部材であって、網目状の部材を立
方体の6面を形成するように組み合わせることが好まし
い。これにより、立方体の面が魚類の侵入を防ぐシェル
ターの役割を果たし、動物プランクトンが魚類から逃避
することができることで、植物プランクトンが大量発生
した場合に動物プランクトンが捕食する。これで、水中
の植物プランクトンを適切な数量に調整し、結果的に水
の透明度の改善がなされる。
【0016】また、組紐体からなる芯部と芯部の外周面
から多数ループ状に突出させている繊維群からなる垂下
ロープを植物支持材に取り付けておくことが好ましい。
垂下ロープを浮き生態礁の底面に垂下させることで、極
めて簡単な方法で浮遊物質を付着濾過し、動物プランク
トンを増植させることができる。
【0017】また、本発明にかかる人工浮き生態礁の1
個又は複数個のフロートには開孔部分があり、植物支持
材の外辺ロープ若しくは係留ロープを該開孔部分に通し
て固定されており、必要に応じて外辺ロープ、係留ロー
プをはずしてフロートを追加・交換・削除できるように
することが好ましい。これにより、フロートの追加・交
換・削除が従来のユニットタイプの浮き生態礁より簡単
に行うことができるため、本発明にかかる人工浮き生態
礁の浮力の調節が容易にできるようになった。その結
果、人工浮き生態礁の寿命を伸ばすことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明にかかる人工浮き生態礁の
実施の形態について図面にもとづいて説明する。そもそ
も人工浮き生態礁は湖沼、河川、ダムなどの自然水域に
おいて、自然環境を損なうことなく人工的に水面を緑化
し、野鳥の保護のための休息地又は魚類、昆虫類といっ
た水中生物の繁殖のための産卵場所を備えることで、自
然環境保護を図るためのものであって、その一例として
人工浮き生態礁を挙げることができる。
【0019】この人工浮き生態礁の基本的な形態は図6
に示すように植物を支持する平面的若しくは立体的な部
材である植物支持材と、植物が植生された植物支持材を
浮かべる適当な浮力をもち、植物支持材の端部に固定さ
れたフロートのみからなっている。図3に示す従来のユ
ニットタイプの人工浮き生態礁に比べると、より簡略的
に構成されており、製品コストを削減できる。また、簡
略化した構造であるため、フロート3の追加・交換を行
い易い。ここに示す人工浮き生態礁は植物6が根10を
張る植生基盤材5(図5)をなくして、植物6を水面付近
に支持する植物支持材9のみとして、植物支持材9から
直接根を出すように構成されている。これにより、図3
〜5に示す従来の植生基盤材5を省略することができ、
製品コストを削減できる。つまり、植物支持材9とフロ
ート3からなるものであり、場合によっては係留ロープ
11を加えて使用する。植物6を植物支持材9に固定
し、植物支持材9の端部にフロート3を固定して、係留
ロープ11で人工浮き生態礁全体を固定して使用する。
【0020】植物支持材9は植物を支持する適当な目合
いの網目状の部材であり、具体的には合成繊維からなる
ネットや、木製で網目になるよういかだ状に組み合わせ
たもの、ポリエチレン等の合成樹脂からなる硬質網目状
板が該当する。ポリエチレン等の合成樹脂は軽く適度な
浮力を有する物質であり、適度な剛性をも有するもので
あることから植物支持材9として適している。また、図
7に示すように立体状に組み合わせたネット21も植物
を2箇所以上で固定できるために効果的であり、植物繊
維などの天然繊維やポリプロピレンなど合成繊維の薄層
の絡合体からなる場合も適している。薄層とすることで
低コストかつ簡易な方法で実施できるからである。植物
支持材9として、その他、立体的に編成されたマット状
のものや、スポンジ状のものがあげられる。
【0021】図8〜図10には、植物支持材9を合成繊
維からなる平面的なネット12とした場合の実施例を示
す。この場合において、植物支持材であるネット12に
植物6を植栽固定する方法としては図8に示すように、
ネット12の一方向の網目列に植物6のランナーや茎を
交互に通したり、図9に示すように、植物6のランナー
や茎をネット12の網目にインシュロックのような樹脂
製バンド13で固定する方法がある。植物支持材である
ネット12を変形させて、図10に示すように、一方向
の網目に網線が分岐して楕円状となるようにして、その
楕円の中16に植物6のランナーや茎を通して、植物6
を固定する方法もある。
【0022】また、図11のように、植物支持材である
ネット12を2枚重ねにすることによって、植物6のラ
ンナーや茎を固定する方法がある。ネット12を2枚重
ねし、インシュロックのような樹脂製バンド13でネッ
トの外周をロックして固定する。そこで2枚重ねたネッ
トの中に植物6のランナーや茎を通せば、強固に固定で
きる。また、図12に示すように、植物支持材であるネ
ット12を2枚重ね、符号14で示すように予め中央を
十字状に縫い合わせておき、十字状に縫い合わされてい
ない開放部分15から植物6を入れ、ネット12の外周
を樹脂製バンド13でロックすれば、ネット内部での植
物6の移動、偏りが生じずに効率よく人工浮き生態礁を
作り出すことができる。
【0023】これらの場合において、植物6はネット1
2に水平に固定され、ネット12と水平に生えている
が、成長するにつれて、日光を浴びてネット12に対し
て垂直方向に伸びていく。したがって、植物6はネット
12に水平に固定したとしても、成長すればネット12
に対して垂直になるので人工浮き生態礁としての機能は
失われない。
【0024】また、網目状の部材を立方体の6面を構成
するように組みあわせて、植物支持材9として使用する
実施例を図13に示している。これは、立方体の6面を
構成するように6枚の網目状の部材21を組み合わせて
植物支持材9を形成し、水面部水平網に植物を植栽し
て、水面部水平網がフロート3、係留ロープ11で係留
して、水面近くに位置させる。そして、側面網と底面網
の突き合わせ部分には重り22を装着するのが好まし
い。これで、水中で水の流れがあっても重り22で側面
網が下方へと引っ張られるために、水の流れにより立方
体の形状が大幅に崩れることはない。一方、網目状部材
が6面あり、重り22により立方体を形成した植物支持
材9が下方に引っ張られることから、フロート3は一般
の植物支持材9より多く設置されなければならない。図
13に示すように、実施例ではフロート3を係留ロープ
11と植物支持材9と間に設けるだけでなく、水面網の
網目の間にもフロート3を設けて、浮力を増加してい
る。
【0025】立方体の6面を構成する網目状部材21の
網目は動物プランクトンを食べる魚類が立方体の内部に
侵入できない程度の大きさであることが望ましい。6枚
の網目状部材からなる立方体は動物プランクトンを食べ
る魚類の侵入を防ぐシェルターの役割をはたすものであ
る。動物プランクトンは植物プランクトンを捕食するも
のであるから、植物プランクトンが大量発生した場合に
動物プランクトンの捕食により、適切な数量に調整する
ことで水の透明度の改善に効果をもつものである。よっ
て、動物プランクトンが立方体の6面を構成する網目状
部材で守られていることで、結果的に周辺水の透明度の
改善が進むものである。
【0026】また、人工浮き生態礁の植物支持材9に接
触濾材である垂下ロープ23を取り付け、植物支持材9
の底面部に垂下させることが好ましい。かかる垂下ロー
プ23を植物支持材9に取り付けた状態の一例を図15
に示している。この垂下ロープ23は主に芯部24と繊
維群25からなるものである。組紐体からなる芯部24
は垂下ロープの中心の軸となるものであり、繊維群25
は芯部の外周面にループ状に取り付けてあるものであ
る。垂下ロープ23の一例を図14に示している。繊維
群25はポリ塩化ビリニデン、ビニロン、ポリプロピレ
ン、ナイロン、シザロンなどから成型されるものであ
る。この垂下ロープ23を水中に垂下させることで、浮
遊物質を付着濾過し、動物プランクトンを増殖させる効
果をもつものである。かかる垂下ロープ23を取り付け
ることで、水中の浮遊物質を付着濾過し、動物プランク
トンを増殖させて、周辺水の透明度を向上させることが
できる。
【0027】この垂下ロープ23と立方体の6面を構成
する網目状部材21とを併用して使用することが好まし
い。立方体の6面を構成する網目状部材21の内部で垂
下ロープ23を使用すると、立方体の6面を構成する網
目状部材21のシェルターの中で垂下ロープ23を使用
することになり、より、動物プランクトンの増殖を図る
ことができ、さらなる周辺水の水質浄化を図ることがで
きる。この垂下ロープ22と立体状のネット21を併用
している状態の一例を図16に示す。
【0028】また、植物支持材9は軽い性質のものであ
り、かつ、ある程度の浮力を有することが望ましい。そ
の物質自体で水に浮く程度の浮力がその物質に備わって
いればよく、前述したネットもこのようにある程度の浮
力を有しているため、植物支持材9として適している。
【0029】このように、ここに例示する人工浮き生態
礁は簡略化された構造であり、フロート3の追加・交換
が簡単にできるという特徴がある。図19,図20に
は、太鼓形のフロート3の一方向にロープを通す孔19
が開けられており、その孔19にネット12の一辺20
を通して固定する場合が例示されている。フロート3が
移動しないように固定したければフロート3の前後の辺
に結び目をつけておけばフロート3は移動せずに固定す
ることができる。従来の浮き産卵礁では複雑な構造から
フロートの追加・交換が難しかったが、このようにフロ
ート3の固定がとても簡単であることから、ここに例示
する人工浮き生態礁では簡単にフロート3の追加・交換
ができるようになった。
【0030】フロート3を追加する状況については、図
17,図18に示す通りである。前述したように人工浮
き生態礁を使用していると、枯死した植物が植物支持材
9の上に堆積する。それに植物の根10が発達すること
の他微生物の死骸など、多くの堆積物7によって、植物
支持材9には使用当初よりも多くの付加がかかり、フロ
ート3と植物支持材9自体の浮力では支えきれず、人工
浮き生態礁が図17のA方向に沈降することがある。し
かし、フロート3が簡単な構造で固定されているため、
図18に示すように、フロート3の追加も簡単に行うこ
とができる。したがって、植物支持材9に堆積物7が堆
積して人工浮き産卵礁が沈降したとしても、フロート3
を追加することで浮力が増し図18のB方向に浮上す
る。これにより、適切な状態で人工浮き生態礁を使用し
続けることができる。
【0031】また、ここに示す人工浮き生態礁はプレ栽
培においても効果的である。従来のユニットタイプの浮
き島は体積が大きく、ある程度の剛性を有することか
ら、輸送の際に折りたたんだり丸めたりすることが不可
能であった。そのため、圃場17にて植物6を植え込み
活着させておく「プレ栽培」が困難であった。しかし、
ここに示す人工浮き生態礁は植物支持材9をネット12
などのものとすることで、プレ栽培にも適した構造とな
っている。すなわち、図21に示すように、圃場17に
おいてはネット12で構成する植物支持材9を圃場17
に敷き、植物6を固定して圃場17で植物を育成する。
植物支持材9は平面的なネット12で構成されているの
で、根を土壌から抜き、植物支持材9を植物が固定され
たまま図22に示すようにロール状に丸めたり、たたん
だりすることができる。これによりプレ栽培後の輸送が
容易となり、人工浮き生態礁を施行した場合にすぐに密
生した植生が成立する。
【0032】ここに示す人工浮き生態礁は波浪や波の影
響に対して、耐久性を有しているものである。図23
(a)に示す従来のユニットタイプの浮き生態礁は、フロ
ート、植生基盤材5などで構成され、その厚さは総じて
数センチメートルにおよび必然的に圧力が大きくなり波
浪や流れの影響を受けやすいものであった。しかし、こ
こに示す人工浮き生態礁は図23(b)に示すようにフロ
ート3とネットからなる植物支持材9とで構成されてお
り、波があたる側面の投影面積は極力小さなものとな
る。このように人工浮き生態礁の構成を簡単にすること
で波浪や波の影響を少なくすることができ、係留資材な
どの構成部分の耐久性が向上する。
【0033】一方、図24、図25に示すように植物支
持材9を連結することにより、個々の人工浮き生態礁を
連結して使用することができる。すなわち、植物支持材
9であるネット12の端部をフロート3で連結し、ネッ
トの外側ロープをインシュロックなどの樹脂製バンド1
3で固定すれば複数の人工浮き産卵礁を連結して使用す
ることができ、これで植生面積の広い浮き生態礁を形
成、設置することができる。この場合においては、図2
5に示すように、浮き生態礁の外辺に係留ロープ11を
設け、各係留ロープ11に描18などを固定すれば人工
浮き産卵礁は流されることなく、使用できる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、簡単な構
造で最小限の部材のみで人工的な浮き生態礁を実施でき
る。従来のユニットタイプは構造的に枠体、植生基盤材
などの部材が必要であったためにコストが高いという難
点があった。しかし、請求項1記載の発明によれば、従
来の植生基盤材を省略することで生産コストを抑えるこ
とができ、低コストで水面での緑化を行うことができ
る。
【0035】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明である人工浮き生態礁を水上の一定の範囲で係
止させることができる。請求項1の発明は簡単で浮き生
態礁として最小限の部材から成るものであるが、請求項
1記載の人工浮き生態礁に係留ロープを付加し、その係
留ロープを錨、木などに固定すれば請求項1記載の人工
浮き生態礁を水上の一定の範囲で係留できる。
【0036】請求項3記載の発明によれば、植物支持材
を網目状の部材として植物を固定しやすくなる。従来は
植物の枯死した堆積物が植物支持材に蓄積して、植物支
持材が沈降することがあったが、本発明のような、ある
程度の浮力をもつ物質からなる植物支持材ならば植物支
持材の沈降を防ぐことができる。また、網目状の軽い部
材なら植物が一定の大きさに育つまで圃場で植物支持材
に支持させながら育て、植物支持材を圃場から抜き取り
搬送するプレ栽培をすることができる。従来のユニット
タイプでは重厚で剛性があったために運搬に適していな
かった。しかし、本発明は簡易な部材からなっており、
運搬に適した形態になっているため従来は実質上不可能
であった、プレ栽培が可能になった。
【0037】請求項4記載の発明によれば、網目状の部
材が立体的に組み合わさった状態であるため、植物を2
点以上で支持することが出来る。これで、簡単な支持方
法の場合に懸念される植物の支持不足が解消され、強固
に植物を固定することができる。
【0038】請求項5記載の発明によれば、合成繊維若
しくは天然繊維の薄層の絡合体である植物支持材とした
ことで、根が生え易いという絡合体の特徴を生かしつ
つ、従来の重層の絡合体に比べて簡単な構造かつ低コス
トで実施することができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、網目状の部
材を2枚重ねにしてその間に植物を挟み込んで支持する
ことによって、一定の浮力がある網目状の部材で植物を
支持することができるうえ、2枚重ねの上下から植物を
挟持することができるから、安定して植物を支持するこ
とが出来る。
【0040】請求項7記載の発明によれば、2枚重ねの
網目状の部材を十字状に縫い合わせることで、ネット内
部での植物の移動、偏りが生じることがない。また、2
枚重ねにより、安定して植物を支持することができるか
ら、計画的な植栽が可能となる。
【0041】請求項8記載の発明によれば、立方体の6
面を構成する網目状部材が、動物プランクトンを魚類か
ら逃避させるシェルターの役割を果たす。これで、6枚
の網目状部材からなる立方体の内部は動物性プランクト
ンが魚類から守られる。この動物性プランクトンが植物
プランクトンを捕食することにより、植物プランクトン
が大量発生した場合に、水中の植物プランクトンを適切
な数量に調整し、結果的に周辺水の透明度が改善され
る。
【0042】請求項9記載の発明によれば、植物支持材
に垂下ロープを取り付けるだけの簡単な構造で、垂下ロ
ープへの浮遊物質の付着濾過、動物プランクトンの増殖
を簡単な構造で図ることができる。また、従来のユニッ
ト型の生態礁と違い、植物支持材としてネット状の部材
を使用すれば、垂下ロープの取り付けが容易になる。
【0043】請求項10記載の発明により、フロートの
追加・交換・削除が容易にできるようになり、フロート
が老朽化しても交換等ができるため、結果的に人工浮き
生態礁の寿命も伸びることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の浮き島、沈み島をもつ浮き生態礁の一例
を示す平面図である。
【図2】従来の浮き島、沈み島をもつ浮き生態礁の使用
状態を示す側面図である。
【図3】従来のユニットタイプの浮き生態礁に一例であ
って、植物の堆積物が積もった場合にユニットタイプの
浮き生態礁が沈降する場合を示す側面図である。
【図4】従来の植生基盤材に植物を植栽する場合におい
て、植栽孔を開けた状態を示す平面図である。
【図5】従来の植生基盤材を用いた植栽孔による植栽状
況を示す側面図である。
【図6】本発明にかかる人工浮き生態礁の一例であっ
て、その使用状態を示す側面図である。
【図7】植物支持材を立体的な網目状の部材とした場合
の一例を示す斜視図である。
【図8】植物支持材にネットを使用した場合において植
物の茎・ランナーを網目に交互に通して植物を支持する
状態を例示する平面図である。
【図9】植物支持材にネットを使用した場合において、
植物の茎・ランナーを網目にインシュロックなどの樹脂
製バンドで固定した状態を例示する平面図である。
【図10】植物支持材として、一方向の網目に網線が分
岐して楕円状となるネットを使用した場合において、そ
の楕円の中に植物の茎・ランナーを通して、植物を固定
した状態を例示する平面図である。
【図11】植物支持材に2枚重ねのネットを用いた場合
の使用状態を例示する斜視図である。
【図12】植物支持材に2枚重ねのネットを用い、十字
状に縫い合わせて使用する状態を例示する斜視図であ
る。
【図13】網目状部材を立方体の6面を構成するように
組み合わせて形成された植物支持材を用いた場合の使用
状態を例示する斜視図である。
【図14】垂下ロープの一例を示す斜視図である。
【図15】垂下ロープを植物支持材に取り付けた場合の
使用状態の一例を示す側面図である。
【図16】垂下ロープと立方体の6面を構成する網目状
部材を併用した状態を示す側面図である。
【図17】堆積物により人工浮き生態礁が沈降している
状態を示す側面図である。
【図18】フロートを追加して沈降した浮き生態礁が浮
き上がる状態を示す側面図である。
【図19】本発明にかかる人工浮き生態礁におけるフロ
ートの一例を示す斜視図である。
【図20】本発明にかかる人工浮き生態礁におけるフロ
ートの植物支持材への固定状態を例示する斜視図であ
る。
【図21】植物支持材に植物を固定し、圃場でプレ栽培
をしている状態を示す側面図である。
【図22】プレ栽培を終え、ネット状の植物支持材を運
搬するためにロール状に丸めている状態を示す斜視図で
ある。
【図23】従来のユニットタイプの浮き生態礁と本発明
にかかる浮き生態礁とが波を受けた場合の圧力差を比較
して示す側面図である。
【図24】本発明の浮き生態礁を複数連結して使用する
場合の一例を示す平面図である。
【図25】本発明の浮き生態礁を複数連結して使用する
場合の一例を示す平面図である。
【符号の説明】
1…浮き島、2…沈み島、3…フロート、4…水面、5
…植生基盤材、6…植物、7…堆積物、8…植栽孔、9
…植物支持材、10…根、11…係留ロープ、12…ネ
ット、13…樹脂製バンド、14…縫い合わせ、15…
ネットの開放部分、16…楕円状の通過孔、17…圃
場、18…錨、19…フロート孔、20…ネットの端
部、21…立方体の6面を構成する網目状部材、22…
重り、23…垂下ロープ、24…芯部、25…繊維群

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】植物を支持する平面的若しくは立体的な部
    材である植物支持材と、植物が植生された植物支持材を
    浮かべる適当な浮力をもち、植物支持材の端部に固定さ
    れたフロートのみからなる人工浮き生態礁。
  2. 【請求項2】植物支持材の端部に係合され、植物支持材
    を水上の一定の範囲で係留する係留ロープが配置された
    請求項1記載の人工浮き生態礁。
  3. 【請求項3】植物支持材は植物を支持するのに適した目
    合いの網目状の部材であって、植物をこの網目状の植物
    支持材で支持することを特徴とする請求項1又は2記載
    の人工浮き生態礁。
  4. 【請求項4】植物支持材は植物を支持するのに適した目
    合いの網目状の部材であって、該網目状の部材が立体的
    に組み合わさった形状であり、この立体的な網目状の植
    物支持材で植物を支持することを特徴とする請求項1又
    は2記載の人工浮き生態礁。
  5. 【請求項5】植物支持材は植物を支持するのに適した目
    合いの部材であって、合成繊維若しくは天然繊維の薄層
    の絡合体であって、該絡合体で植物を支持することを特
    徴とする請求項1又は2記載の人工浮き生態礁。
  6. 【請求項6】植物支持材である網目状の部材を2枚重ね
    にし、2枚の植物支持材の外周部を係止して、重ねた植
    物支持材間に植物を挟み込んで支持することを特徴とす
    る請求項1、2,3,4又は5記載の人工浮き生態礁。
  7. 【請求項7】2枚重ねである平面的な網目状の植物支持
    材の中央を予め十字状に縫い合わせておき、十字状に縫
    い合わされていない開放部分から植物を入れ、2枚重ね
    の植物支持材間に挟み込んで支持してから前記開放部分
    を係止することを特徴とする請求項6記載の人工浮き生
    態礁。
  8. 【請求項8】植物支持材は植物を支持するのに適した目
    合いの網目状の部材であって、網目状の部材を立方体の
    6面を構成するように組み合わせたことを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5,6又は7記載の人工浮き生態
    礁。
  9. 【請求項9】組紐体からなる芯部と芯部の外周面から多
    数ループ状に突出させている繊維群からなる垂下ロープ
    を植物支持材に取り付けたことを特徴とする請求項1、
    2,3,4,5,6,7又は8記載の人工浮き生態礁。
  10. 【請求項10】1個又は複数個のフロートには開孔部分
    があり、植物支持材の外辺ロープ若しくは係留ロープを
    該開孔部分に通して固定されており、必要に応じて外辺
    ロープ、係留ロープをはずしてフロートを追加・交換・
    削除できるようにしたことを特徴とする請求項1、2,
    3,4,5,6、7、8又は9記載の人工浮き生態礁。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113149225A (zh) * 2021-03-31 2021-07-23 东北师范大学 一种适于湿地的暗礁式潜水型生态浮岛装置及方法
CN113678720A (zh) * 2021-08-23 2021-11-23 中国水产科学研究院黄海水产研究所 适用于河口的抗风浪耐盐挺水植物生态浮床及种植方法
CN115136923A (zh) * 2022-06-16 2022-10-04 王湛江 一种立体养殖种植三位一体结构

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