JP2003158693A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置

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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時間が短く、全世界共通の起動時間とな
る使い勝手のよいプラズマディスプレイ装置を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 スタンバイトランスT11を具備し1次
側のエネルギーを2次側に伝達するスタンバイ電源回路
6と、力率改善制御駆動部37を設けた力率改善回路1
6およびAC−DCコンバータ回路を具備したAC−D
C電源回路とを有し、スタンバイトランスT11の1次
側巻線に力率改善回路16の力率改善制御駆動部37に
電源を供給するPFC用補助巻線9−10を設け、前記
力率改善制御駆動部37への電源の供給をオン・オフさ
せるスイッチ手段36を設け、映像表示時に力率改善回
路16を駆動させるとともに、AC−DCコンバータ回
路を駆動させるように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、力率改善回路を具
備したプラズマディスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プラズマディスプレイ装置は、視
認性に優れた表示パネル(薄型表示デバイス)として注
目されており、高精細化および大画面化が進められてい
る。
【0003】このプラズマディスプレイ装置には、大別
して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では
面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大
画面化、消費電力および製造の簡便性から、現状では、
AC型で面放電型のプラズマディスプレイ装置が主流を
占めるようになってきている。
【0004】従来のプラズマディスプレイ装置を図5を
用いて説明する。プラズマディスプレイ装置1は主とし
て、プラズマディスプレイパネル(PDP)2、ノイズ
フィルタ3、AC−DC電源回路4、ダウンコンバータ
電源回路5、スタンバイ電源回路6、スタンバイマイコ
ン7、メインマイコン8、PDP駆動回路9、映像処理
回路10、映像音声入力回路11で構成されていた。加
えて、音声処理回路12、スピーカ13を設けて構成し
てもよい。このプラズマディスプレイ装置は商用AC電
源14に接続され、そしてAC−DC電源回路4は、整
流回路15、力率改善回路16、複数のAC−DCコン
バータ回路、例えば2個のAC−DCコンバータ回路1
7,18により構成し、おのおのの巻線電源出力はダウ
ンコンバータ電源回路5を構成するドロッパ電源回路1
9、チョッパ電源回路20に入力され、必要な電源電圧
を給電していた。
【0005】特に、欧州向けのプラズマディスプレイ装
置は、電源高調波規制のためPFC(パワー・ファクタ
ー・コントローラ)と呼ばれる力率改善回路16を具備
している。また、電源回路の日米欧共用化のため、欧州
と同じく日米向けに対しても力率改善回路16を具備し
ていた。この方式の具体的構成を図6に示す。
【0006】すなわち、ノイズフィルタ3を経由して、
AC入力はスタンバイ電源回路6、整流回路15へ供給
される。スタンバイ電源回路6は、ブリッジダイオード
D61および平滑コンデンサC61により整流し、スタ
ンバイトランスT61と電源制御スイッチング手段21
により2次側にエネルギーを供給する。スタンバイトラ
ンスT61の2次側巻線出力5−6は、ダイオードD6
2、平滑コンデンサC62により整流平滑され、例えば
+5Vの電圧をスタンバイマイコン7へ供給する。スタ
ンバイトランスT61の2次側巻線出力7−8は、ダイ
オードD63、平滑コンデンサC63により整流平滑さ
れ、例えば+12Vの電圧をリレー駆動手段22へ供給
する。電源制御スイッチング手段21は、スタンバイト
ランスT61の1次側巻線出力3−4をダイオードD6
4、平滑コンデンサC64により整流平滑し、電源とし
て用いている。
【0007】整流回路15は、リレー23、リレー駆動
手段22、ブリッジダイオードD65からなり、全波整
流出力が力率改善回路16へ供給される。力率改善回路
16は、起動抵抗R61、起動用の電解コンデンサC6
5、力率改善制御駆動部24からなり、力率改善制御駆
動部24で、例えばDC+380Vに昇圧し、AC−D
Cコンバータ回路17に供給している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなプ
ラズマディスプレイ装置においては、日米欧のAC電源
電圧範囲であるAC100VからAC240Vの範囲の
動作保証をするため、例えばAC80VからAC264
Vまで動作可能に設計をしている。このため、力率改善
回路16を起動させる場合、例えば、起動抵抗R61
を、66kΩ(33kΩ直列)とすると、AC80Vで
は、起動時間およそ3秒に対して、AC264Vでは、
起動時間およそ0.5秒となり、大きく起動時間が変化
する。したがって、日米のAC110V,120V圏で
は、起動時間が長いという課題を有していた。また、英
国のAC240V地域では、映像表示中に起動抵抗によ
る無効電力が3W程度と大きくなるという課題を有して
いた。
【0009】本発明はこのような課題を解決し、起動時
間が短く、全世界共通の起動時間となる使い勝手のよい
プラズマディスプレイ装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプラズマディスプレイ装置は、スタンバイト
ランスを具備し1次側のエネルギーを2次側に伝達する
スタンバイ電源回路と、力率改善制御駆動部を設けた力
率改善回路およびAC−DCコンバータ回路を具備した
AC−DC電源回路とを有し、前記スタンバイトランス
の1次側巻線に力率改善回路の力率改善制御駆動部に電
源を供給するPFC用補助巻線を設けるとともに、前記
力率改善制御駆動部への電源の供給をオン・オフさせる
スイッチ手段を設け、映像表示時に力率改善回路を駆動
させるとともに、AC−DCコンバータを駆動させるこ
とによりプラズマディスプレイ装置を動作させる構成と
したものである。
【0011】本発明によれば、力率改善回路の力率改善
制御駆動部への電源をスタンバイ電源回路に具備してい
るので、地域によって異なる入力AC電圧の変化にかか
わらず、短時間で力率改善回路を起動させることがで
き、しかも起動抵抗による無効電力を0.2W程度にま
で削減することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の請求項1記載
の発明は、スタンバイトランスを具備し1次側のエネル
ギーを2次側に伝達するスタンバイ電源回路と、力率改
善制御駆動部を設けた力率改善回路およびAC−DCコ
ンバータ回路を具備したAC−DC電源回路とを有し、
スタンバイトランスの1次側巻線に力率改善回路の力率
改善制御駆動部に電源を供給するPFC用補助巻線を設
けるとともに、前記力率改善制御駆動部への電源の供給
をオン・オフさせるスイッチ手段を設け、映像表示時に
力率改善回路を駆動させるとともに、AC−DCコンバ
ータ回路を駆動させるように構成したものであり、力率
改善回路の力率改善制御駆動部の電源をスタンバイ電源
回路に具備しているので、地域によって異なる入力AC
電圧の変化にかかわらず、短時間で力率改善回路を起動
させることができ、しかも起動抵抗による無効電力を
0.2W程度にまで削減できるという作用を有する。
【0013】また、本発明の請求項2記載の発明は、ス
タンバイトランスの1次側巻線として、電源制御スイッ
チング手段に接続されたメイン巻線と、前記電源制御ス
イッチング手段を駆動するための電源出力を供給する補
助巻線と、力率改善回路を駆動する力率改善制御駆動部
に電源出力を供給するPFC用補助巻線とを具備し、2
次側巻線として少なくともスタンバイマイコン用巻線を
具備し、前記PFC用補助巻線の一端を力率改善制御駆
動部への電源供給をオン・オフさせるスイッチ手段に接
続し、AC−DCコンバータ回路のオン時に前記スイッ
チ手段をオンさせて力率改善回路を駆動させるように構
成したものである。
【0014】また、本発明の請求項3記載の発明は、力
率改善制御駆動部への電源供給をオン・オフさせるスイ
ッチ手段に、プラズマディスプレイ装置の動作制御手段
であるスタンバイマイコンあるいはメインマイコンが出
力するオン・オフ信号をフォトカップラを介して伝達
し、前記スイッチ手段をオン・オフさせる構成としたも
のであり、スタンバイトランスの1次−2次間の絶縁を
確保し、スタンバイマイコンあるいはメインマイコンの
リレーオン信号に同期して力率改善回路を起動させるこ
とができるという作用を有する。
【0015】本発明の請求項4記載の発明は、スタンバ
イトランスのPFC用補助巻線の巻回方向をメイン巻線
に対して同方向巻としたものであり、1次−2次間の絶
縁を確保し、スタンバイマイコンあるいはメインマイコ
ンのリレーオン信号に同期して力率改善回路を起動させ
ることができるだけでなく、AC240V圏において力
率改善制御駆動部への電源出力電圧の低下を軽減するこ
とができ、安定して力率改善回路を駆動できるという作
用を有する。
【0016】以下、本発明の一実施の形態によるプラズ
マディスプレイ装置について、図1、図2を用いて説明
する。
【0017】なお、図1、図2において、図5、図6に
示す部分と同一部分については同一番号を付している。
【0018】図1に本発明の一実施の形態によるプラズ
マディスプレイ装置における要部回路構成を示してい
る。すなわち、整流回路15、力率改善回路16、スタ
ンバイ電源回路6、スタンバイマイコン7を示してい
る。整流回路15、スタンバイ電源回路6はノイズフィ
ルタ3に接続され、AC電源が入力される。力率改善回
路16の出力はAC−DCコンバータ回路17,18に
接続され、PDP2を映像表示させている。
【0019】図に示すように、整流回路15は、少なく
ともリレー駆動手段31、リレー32、整流ダイオード
D16を具備している。スタンバイマイコン7のリレー
・オン信号により、リレー駆動手段31が動作し、リレ
ー32の接点を短絡させ、整流ダイオードD16を通し
たAC電源の全波整流出力を力率改善回路16へ供給す
る。
【0020】スタンバイ電源回路6は、AC電源を全波
整流するブリッジダイオードD11、平滑コンデンサC
11と、スタンバイトランスT11と電源制御スイッチ
ング手段33と構成されている。スタンバイトランスT
11は、1次側巻線として、電源制御スイッチング手段
33に接続されたメイン巻線1−2と、電源制御スイッ
チング手段33を駆動する電源制御回路用電源34に出
力を供給する補助巻線3−4と、力率改善回路16を駆
動する力率改善制御駆動部用電源35に出力を供給する
PFC用補助巻線9−10とを具備している。電源制御
回路用電源34は、補助巻線3−4の出力を整流ダイオ
ードD14、平滑コンデンサC14により整流平滑し、
例えばDC+12Vを出力する。
【0021】力率改善制御駆動部用電源35は、PFC
用補助巻線9−10の一端を整流ダイオードD15のア
ノードに、他端をコモンにそれぞれ接続し、そして整流
ダイオードD15のカソードと平滑コンデンサC15を
接続するとともに、平滑コンデンサC15の他端をコモ
ンに接続した構成であり、例えばDC+18Vを出力す
る。力率改善制御駆動部用電源35の出力は、スイッチ
手段36に接続されている。スイッチ手段36は、力率
改善制御駆動部37に接続されており、力率改善制御駆
動部用電源35の出力をオン・オフさせる機能を有し、
前記AC−DCコンバータ回路17,18のオン時にス
イッチ手段36をオンさせ、力率改善回路16を駆動さ
せるものである。
【0022】スイッチ手段36をオン・オフさせるた
め、スタンバイマイコン7のPFCオン・オフ信号は絶
縁信号伝送手段38により、2次側から1次側に伝送さ
れる。伝送タイミングは、リレー・オン信号に同期され
ている。
【0023】また、スタンバイトランスT11は、2次
側巻線として、少なくともスタンバイマイコン用巻線5
−6と、リレー駆動用巻線7−8とを具備している。ス
タンバイマイコン用巻線5−6の出力は、整流ダイオー
ドD12、平滑コンデンサC12により、例えばDC+
5Vに整流平滑され、スタンバイマイコン7に供給され
る。リレー駆動用巻線7−8の出力は、整流ダイオード
D13、平滑コンデンサC13により、例えばDC+1
2Vに整流平滑され、リレー駆動手段31に供給され、
リレー32を駆動させている。
【0024】スイッチ手段36、絶縁信号伝送手段38
の具体的構成を図2を用いて説明する。すなわち、スイ
ッチ手段36は、例えばPNP型トランジスタQ21を
力率改善制御駆動部用電源35に対するスイッチ素子と
し、NPN型トランジスタQ22を前記PNP型トラン
ジスタQ21の駆動用として具備している。トランジス
タQ21のエミッタは力率改善制御駆動部用電源35に
接続され、コレクタは力率改善制御駆動部37に接続さ
れている。トランジスタQ21,Q22を駆動させるた
め、トランジスタQ21のエミッタ−ベース間に、例え
ば、2.2kΩの抵抗R21、トランジスタQ21のベ
ース−トランジスタQ22のコレクタ間に、例えば、
6.8kΩの抵抗R22、トランジスタQ22のエミッ
タ−ベース間に、例えば、6.8kΩの抵抗R23をそ
れぞれ設けている。トランジスタQ22のベースには、
絶縁信号伝送手段38の出力が接続され、スイッチ手段
36のオン信号、すなわちトランジスタQ22のベース
に所定の電圧、例えば0.6Vが印加されると、トラン
ジスタQ21のコレクタ−エミッタ間がオンし、力率改
善制御駆動部37に力率改善制御駆動部用電源35の電
源電圧が出力されるものである。
【0025】絶縁信号伝送手段38は、フォトカップラ
D21と、例えば1kΩの抵抗R24と、例えば22k
Ωの抵抗R25とから構成されている。すなわち、スタ
ンバイマイコン7から出力されるスイッチ手段36のオ
ン信号は、電流制限用の抵抗R24を通じてフォトカッ
プラD21の発光部に出力され、フォトカップラD21
の受光部のフォトトランジスタをオンさせる。この結
果、力率改善制御駆動部用電源35の電源電圧は抵抗R
25を通じてトランジスタQ22のベースに印加され、
トランジスタQ22をオンさせる。トランジスタQ22
がオンすることにより、トランジスタQ21はオンする
ので、力率改善制御駆動部37に力率改善制御駆動部用
電源35の電源電圧が出力されるものである。
【0026】なお、上記実施の形態では、スタンバイマ
イコン7からスイッチ手段36のオン・オフ信号を出力
したが、勿論メインマイコン8から出力するように構成
してもよい。
【0027】図3に本発明の他の実施の形態によるプラ
ズマディスプレイ装置における要部回路構成を示してい
る。この図3に示す回路においては、上記実施の形態と
力率改善制御駆動部用電源35として、スタンバイトラ
ンスT31を用いる点のみが相違している。すなわち、
スタンバイトランスT31のPFC用補助巻線9−10
の巻方向をメイン巻線1−2と同方向巻としたものであ
る。
【0028】スタンバイトランスT31の巻線構造を図
4に示している。通常のフライバック方式のコンバータ
の場合、ボビン41に巻回されるメイン巻線1−2は、
P1巻線、P2巻線の2層構造となっており、スタンバ
イマイコン用巻線5−6、すなわちS1巻線、リレー駆
動用巻線7−8、すなわちS2巻線を挟持している。言
い換えると、サンドイッチする構造とし、各々の巻線間
の結合を良好にして、AC電圧の変動に対して、2次側
出力の電圧安定性(レギュレーション)を持たせてい
る。
【0029】一方、1次側巻線出力である補助巻線3−
4、すなわちV1巻線と、PFC用補助巻線9−10、
すなわちV2巻線は、トランス中心のコア42に対し
て、最外周に配置し、しかも巻線の巻回方向は、通常の
場合、メイン巻線1−2はP1巻線、P2巻線の逆方向
巻とし、フライバック方式での出力とさせている。この
場合、PFC用補助巻線9−10、すなわちV2巻線の
結合は弱くなり、電圧安定性(レギュレーション)が劣
化している。AC80VからAC264Vに変化させた
場合、例えばDC+18VからDC+30Vまで変化す
るため、力率改善回路16として使用しにくいという点
がある。
【0030】本実施の形態の場合、PFC用補助巻線9
−10、すなわちV2巻線の巻方向は、メイン巻線1−
2と同方向巻としているので、電圧安定性(レギュレー
ション)の劣化が防止できるものである。例えばAC8
0VからAC264Vに変化させた場合、例えばDC+
18VからDC+20Vまでの変化に改善することがで
きる。この構成による動作は、フォワード方式コンバー
タとなっており、PFC用補助巻線9−10へのエネル
ギー伝達は電圧制御スイッチング手段33のオン期間に
行われるので、AC80V時にはPFC用補助巻線9−
10へ出力電圧は低いが、出力時間が長く、逆にAC2
64V時には出力電圧は高いが、出力時間が短くなるた
め、AC80V〜264Vまでの出力エネルギーの安定
化が図られる。したがって、電圧安定性(レギュレーシ
ョン)の劣化が防止できるものである。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるプラズマディスプレイ装置によれば、スタンバイ
電源回路に力率改善回路駆動用電源を有し、かつスイッ
チ手段にて力率改善回路駆動用電源の出力を制御できる
ので、地域によって異なる入力AC電圧の変化にかかわ
らず、短時間で力率改善回路を起動させることができ、
しかも起動抵抗による無効電力を0.2W程度まで削減
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプ
レイ装置の要部構成を示す回路図
【図2】図1に示したスイッチ手段および絶縁信号伝達
手段の回路図
【図3】本発明の他の実施の形態によるプラズマディス
プレイ装置の要部構成を示す回路図
【図4】スタンバイトランスの巻線構造を示す概略断面
【図5】プラズマディスプレイ装置の回路ブロック図
【図6】従来のプラズマディスプレイ装置の要部構成を
示す回路図
【符号の説明】
1 プラズマディスプレイ装置 2 プラズマディスプレイパネル(PDP) 4 AC−DC電源回路 6 スタンバイ電源回路 7 スタンバイマイコン 16 力率改善回路 17,18 AC−DCコンバータ回路 33 電源制御スイッチング手段 34 電源制御回路用電源 35 力率改善制御駆動部用電源 36 スイッチ手段 37 力率改善制御駆動部 38 絶縁信号伝送手段 T11,T31 スタンバイマイコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C026 EA02 EA06 EA07 EA10 5C058 AA11 BA26 5H006 AA03 CA01 CA07 CB01 CC01 CC02 CC08 DA04 DB01 GA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンバイトランスを具備し1次側のエ
    ネルギーを2次側に伝達するスタンバイ電源回路と、力
    率改善制御駆動部を設けた力率改善回路およびAC−D
    Cコンバータ回路を具備したAC−DC電源回路とを有
    し、スタンバイトランスの1次側巻線に力率改善回路の
    力率改善制御駆動部に電源を供給するPFC用補助巻線
    を設けるとともに前記力率改善制御駆動部への電源の供
    給をオン・オフさせるスイッチ手段を設け、映像表示時
    に力率改善回路を駆動させるとともに、AC−DCコン
    バータ回路を駆動させるように構成したことを特徴とす
    るプラズマディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 スタンバイトランスの1次側巻線とし
    て、電源制御スイッチング手段に接続されたメイン巻線
    と、前記電源制御スイッチング手段を駆動するための電
    源出力を供給する補助巻線と、力率改善回路を駆動する
    力率改善制御駆動部に電源出力を供給するPFC用補助
    巻線とを具備し、2次側巻線として少なくともスタンバ
    イマイコン用巻線を具備し、前記PFC用補助巻線の一
    端を力率改善制御駆動部への電源供給をオン・オフさせ
    るスイッチ手段に接続し、AC−DCコンバータ回路の
    オン時に前記スイッチ手段をオンさせて力率改善回路を
    駆動させるように構成したことを特徴とする請求項1記
    載のプラズマディスプレイ装置。
  3. 【請求項3】 力率改善制御駆動部への電源供給をオン
    ・オフさせるスイッチ手段に、装置の動作制御手段が出
    力するオン・オフ信号をフォトカップラを介して伝達
    し、前記スイッチ手段をオン・オフさせることを特徴と
    する請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
  4. 【請求項4】 スタンバイトランスのPFC用補助巻線
    の巻回方向をメイン巻線に対して同方向巻としたことを
    特徴とする請求項1記載のプラズマディスプレイ装置。
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