JP2001197734A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2001197734A
JP2001197734A JP2000001768A JP2000001768A JP2001197734A JP 2001197734 A JP2001197734 A JP 2001197734A JP 2000001768 A JP2000001768 A JP 2000001768A JP 2000001768 A JP2000001768 A JP 2000001768A JP 2001197734 A JP2001197734 A JP 2001197734A
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Masato Sasaki
正人 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト化が可能であると共に、負荷検出に
伴う損失もなく軽負荷も検出できるスイッチング電源装
置を提供する。 【解決手段】 本発明のスイッチング電源装置は、出力
電流に応じてパルス幅が変化する出力パルスを出力する
主制御部3を備え、この出力パルスに応じて変化する電
圧を検出する検出部21と、上記検出部21によって検
出された電圧に基づいて、動作モードを切り替えるため
の信号を出力する副制御部22とを更に備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、AC−DCコンバ
ータなどとして好適に用いられるスイッチング電源装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、商用交流電源を整流平滑して得ら
れた直流電圧を例えば数百kHz程度の高周波でスイッ
チングし、小型の変圧器(スイッチング変圧器)で所望
の電圧に高効率に変換するようにしたスイッチング電源
装置が広く用いられている。このようなスイッチング電
源装置を用いて所要の機能を果たす機器は、通常、休止
状態においても再起動のスピードを上げるという利便性
を追求する関係上、機器の動作設定状態を維持したり、
リモートコントロール操作信号受信機能を維持したり、
機器設定状態を表示したりする等の機能を保持する用途
のための小量の電力を必要とする。
【0003】近年、省エネルギーに対する関心が高ま
り、以上のような機器の待機モード状態における低消費
電力化の要求が強くなり、「待機モード」と「通常モー
ド」で動作を切り替えるスイッチング電源装置が種々提
案されている。
【0004】動作モードの切り替えは、機器から信号を
受けて行われるか、或いは負荷電流(出力電流)を検出
して行われる。図9は、後者の場合に対応し負荷電流を
検出する回路を備えた従来のPWM方式のスイッチング
電源装置の概略構成を示す回路図である。
【0005】図9に示す負荷検出回路100を備えたス
イッチング電源装置は、1次巻線4a、2次巻線4b、
及び補助巻線4cからなるスイッチング変圧器4を備
え、このスイッチング変圧器4の所謂入力側である1次
巻線4aに、MOSFET等で構成された主スイッチン
グ素子2と直流電源1とが接続されて一つのループを形
成している。スイッチング変圧器4の補助巻線4cに
は、ダイオード14とコンデンサ15からなり、主制御
部3に電力を供給して動作させる整流平滑部(整流平滑
回路)と、主スイッチング素子2を制御する主制御部
(PWM部及び駆動回路)3とが接続されており、主制
御部3の出力が上記主スイッチング素子2のゲートに接
続されている。
【0006】また、直流電源1とコンデンサ15の間に
は起動抵抗13が設けられており、先ず、この起動抵抗
13を介して直流電源1はコンデンサ15を充電する。
これにより、電力が供給されて主制御部3は動作を開始
し、開始後はダイオード14を介して補助巻線4cから
主制御部3に電力が供給されるようになっている。
【0007】スイッチング変圧器4の所謂整流出力側で
ある2次巻線4bに、整流平滑回路6が設けられてお
り、この整流平滑回路6により2次巻線4bに誘起され
た電圧が整流及び平滑されて出力電圧Vo としてが出力
端子12a、12bから出力されるようになっている。
また、上記整流平滑回路6より出力側には、整流平滑回
路6の出力電圧Vo を検出する検出部11が設けられて
おり、この検出部11の出力が絶縁伝達部5を介して主
制御部3にフィードバックされるようになっている。
【0008】また、上記整流平滑回路6と出力端子12
bの間に抵抗7が設けられ、出力端子12aと12bの
間に抵抗9、抵抗10、及びコンパレータ8が設けられ
ている。
【0009】上記構成によれば、直流電源1が主スイッ
チング素子2によってスイッチングされると、このスイ
ッチングに応じて変化する電圧が2次巻線4bに誘起さ
れ、この誘起電圧は整流平滑回路6で整流平滑されて出
力電圧Vo (直流電圧)として出力端子12a、12b
から出力される。検出部11によって検出された出力電
圧Vo は、絶縁伝達部5を介して主制御部3にフィード
バックされる。一方、上記スイッチングに応じて変化す
る電圧が補助巻線4cに誘起され、この誘起電圧が上記
主制御部3に送られる。
【0010】主制御部3では、出力電流Io が大きいほ
どパルス幅が大きくなる出力パルスVg が生成され、主
スイッチング素子2のゲートに送られる。この主スイッ
チング素子2は、上記出力パルスVg に基づいてスイッ
チングされ、所望の出力電圧Vo が出力端子12a、1
2bから出力される。
【0011】ここで、上記構成を有するスイッチング電
源装置における負荷検出の動作について説明する。
【0012】抵抗9の抵抗値、抵抗10の抵抗値、及び
出力電流をそれぞれR9、R10、及びIo で表すと、
コンパレータ8の非反転入力端子8bには、出力電圧V
o が抵抗9と抵抗10によって分圧されたVb =Vo ×
R10/(R9+R10)が入力される。コンパレータ
8の反転入力端子8cにはVc =Io ×R7が入力され
ている。コンパレータ8は、入力された電圧Vb とVc
を比較し、Vb ≧Vcのときにハイレベルの信号(「待
機」モードに対応する。)を出力端子8aに出力する一
方、Vb <Vc のときにローレベルの信号(「通常」モ
ードに対応する。)を出力端子8aに出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスイッチング電源装置においては、負荷検出回路1
00をリモートコントロール機能を有する機器に用いた
場合、通常動作時の出力電流Io が大きいと、それに伴
って抵抗7における損失が大きくなり、抵抗7を小さく
すると、コンパレータ8のオフセット電圧に限界がある
ので小さい負荷を検出できなくなる。
【0014】加えて、動作モードを切り替える回路が1
次側にある場合、コンパレータ8の出力信号を絶縁伝達
部を介して伝達しなければならず、その分、部品点数が
増えコストアップを招来するという問題点を有してい
る。
【0015】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、その目的は、低コスト化が可能であると共に、負
荷検出に伴う損失もなく軽負荷も検出できるスイッチン
グ電源装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る発明のスイ
ッチング電源装置は、上記課題を解決するために、出力
電流に応じてパルス幅が変化する出力パルスを出力する
主制御部を備え、この出力パルスに基づいて変圧器の一
次巻線に流れる電流をスイッチングして二次巻線から所
定出力電圧を負荷に供給するスイッチング電源装置にお
いて、以下の措置を講じたことを特徴としている。
【0017】即ち、上記スイッチング電源装置は、上記
出力パルスに応じて変化する電圧を検出する検出部と、
上記検出部によって検出された電圧に基づいて動作モー
ドを切り替えるための信号を出力する副制御部とを備え
ている。
【0018】上記の発明によれば、変圧器の一次巻線に
流れる電流は、主制御部からの出力パルスに応じてスイ
ッチングされる。この出力パルスは出力電流に応じてパ
ルス幅が変化するので、上記スイッチングは出力電流に
応じたもの(負荷状態に応じたもの)となり、このスイ
ッチングに基づいて、変圧器の二次巻線から所定出力電
圧が負荷に対して供給される。
【0019】ところで、従来のスイッチング電源装置に
おいては、その出力側に、動作モードを切り替えるため
の回路が設けられ、負荷に実際に流れている出力電流を
検出用抵抗で検出し、検出した出力電流の大きさをコン
パレータで比較し、この比較結果に基づいて、動作モー
ドを切り替えるための信号が生成されていた。したがっ
て、重負荷の場合検出用抵抗における損失が大きくなる
一方、検出用抵抗を小さくすると、出力電流の大きさを
比較するコンパレータ等のオフセット電圧に限界がある
ので小さい負荷(軽負荷)を検出できないという不具合
があった。
【0020】これに対して、上記の発明によれば、負荷
に供給される出力電流は、検出部によって検出できる。
これは、出力パルスが出力電流に応じてパルス幅が変化
するので、検出部によって検出された電圧(出力パルス
に応じて変化する電圧)は負荷に供給される出力電流に
応じて変化するからである。このようにして検出された
電圧に基づいて、動作モード(例えば、通常モードや待
機モード等)を切り替えるための信号が副制御部によっ
て出力されるので、検出用抵抗等を用いた従来の上記構
成が不要となって低コスト化が可能であると共に、上記
検出用抵抗を用いることに起因する損失、及び軽負荷を
検出できないという上記従来の不具合を確実に解決でき
る。
【0021】しかも、動作モードを切り替えるための回
路が上記従来のように1次巻線側(入力側)にある場
合、動作モードを切り替えるための信号を絶縁伝達部等
を介して2次巻線側(出力側)から1次巻線側(入力
側)へ伝達しなければならず、その分、部品点数が増え
コストアップを招来していたが、上記の発明によれば、
負荷に供給される出力電流は検出部によって主制御部の
出力パルスに基づいて検出できるので、上記のような絶
縁伝達部等を介した伝達が不要となり、構成の簡素化及
び低コスト化が可能となる。
【0022】上記出力パルスは出力電流が大きいほどパ
ルス幅が大きくなるように変化し、上記検出部は、上記
出力パルスを積分する積分回路を備えていることが好ま
しい。この場合、出力電流が大きいほど出力パルスのパ
ルス幅が大きくなる一方、小さいほどパルス幅が小さく
なる。つまり、出力電流が大きいほど検出部の積分回路
の電圧は大きくなる一方、小さいほど電圧は小さくな
る。このように、積分回路を設けるという簡単な構成で
負荷の状態が正確に検出できる。
【0023】上記積分回路は、コンデンサと抵抗とから
なるものでもよいし、インダクタとコンデンサとからな
るものでもよい。
【0024】また、上記副制御部は、上記検出部によっ
て検出された電圧が基準電圧よりも大きいときにオンし
て動作モードを切り替えるための信号をローレベルにす
る一方、上記所定電圧以下のときにオフしてハイレベル
にするスイッチング手段を備えていることが好ましい。
この場合、簡単な構成で、上記基準電圧(ツェナー電
圧)を負荷毎に負荷状態に応じて変化することによっ
て、負荷に最適な動作モードを切り替えるための信号を
出力することが可能となる。
【0025】上記スイッチング手段はトランジスタであ
り、上記トランジスタにバイアスを印加するバイアス印
加手段と、上記バイアス印加手段を制御し、上記二次巻
線から出力される出力電圧が所定以上になると、上記バ
イアスを上記トランジスタに印加させるバイアス制御手
段とを更に備えていることが好ましい。
【0026】この場合、上記変圧器の二次巻線から出力
される出力電圧が所定以上になると、バイアス印加手段
は、バイアス制御手段によって制御され、バイアスをト
ランジスタに印加する。トランジスタにバイアスが印加
された状態で該トランジスタがオフしている場合、動作
モードを切り替えるための信号はハイレベルになる一
方、該トランジスタがオンしている場合、動作モードを
切り替えるための信号はローレベルになる。これに対し
て、上記変圧器の二次巻線から出力される出力電圧が所
定未満の電圧の場合、バイアス印加手段からバイアスが
トランジスタに印加されなくなるので、トランジスタは
オフしたままであり、動作モードを切り替えるための信
号はローレベルになる。
【0027】上記の場合、例えば、ハイレベルを軽負荷
状態の待機モードに対応させると共に、ローレベルを重
負荷状態の通常モードに対応させると、スイッチング電
源装置が立ち上がりのときは、変圧器の二次巻線から出
力される出力電圧は上記所定未満の電圧であり、トラン
ジスタはオフしたままであるので、動作モードは通常モ
ードに設定されることになる。これにより、スイッチン
グ電源装置の立ち上げを高速且つスムーズに行うことが
可能となる。このことは、スイッチング電源装置の再起
動時も同様であり、高速且つスムーズに再起動が行われ
る。
【0028】上記変圧器は、補助巻線を有し、上記バイ
アス印加手段は、上記補助巻線に接続された整流平滑回
路であり、上記バイアス制御手段は、定電圧ダイオード
であることが好ましい。この場合、整流平滑回路の出力
は、二次巻線から出力される出力電圧に比例して変化す
る。この整流平滑回路の出力が、出力電圧の上記所定以
上に対応する電圧(定電圧ダイオードの定電圧に対応す
る)に達すると、上記定電圧ダイオードが導通し、バイ
アスがトランジスタに印加される。このように、簡単な
構成で、スイッチング電源装置の立ち上げ、及び/又は
再起動を高速且つスムーズに行うことが可能となる。
【0029】上記バイアス制御手段は、定電圧ダイオー
ドと光結合素子の入力側とが上記二次巻線間に直列に接
続されてなり、上記バイアス印加手段は、上記バイアス
を上記光結合素子の出力側を介して上記トランジスタに
印加する構成でもよい。
【0030】この場合、定電圧ダイオードに該定電圧以
上の電圧が出力電圧として印加されると、この定電圧ダ
イオードは導通すると共に光結合素子の入力側も導通す
るので、光結合素子の出力側も導通し、バイアスがトラ
ンジスタに印加されることになる。このように、簡単な
構成で、スイッチング電源装置の立ち上げ、及び/又は
再起動を高速且つスムーズに行うことが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
乃至図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
なお、図9に示した従来のスイッチング電源装置と同じ
機能を有する部材については同じ参照符号を付記し、詳
細な説明を省略する。
【0032】本実施の形態に係るスイッチング電源装置
は、図1に示すように、図9に示した従来のスイッチン
グ電源装置と次の点において異なっている。すなわち、
図1に示すスイッチング電源装置は、図9において設け
られていた2次巻線4bの側の負荷検出回路100が設
けられておらず、その代わりに、主制御部3の出力側に
検出部21と副制御部22とが設けられている点で異な
っている。
【0033】上記主制御部3は、出力電流Io が大きい
ほどパルス幅が大きくなる出力パルスVg をMOSFE
T等で構成された主スイッチング素子2のスイッチング
制御用信号として出力するようになっている。上記検出
部21は、負荷(負荷の状態)を検出するものであり、
主制御部3からの上記出力パルスVg に基づいて負荷を
検出する。この検出部21の出力は、上記出力パルスV
g に応じて変化し、上記副制御部22は負荷が小さいと
きにはハイレベル(「待機モード」に対応する。)の出
力信号Vs を出力端子23に出力する一方、負荷が大き
いときにはローレベル(「通常モード」に対応する。)
の出力信号Vs を出力端子23に出力する。
【0034】ここで、図2を参照しながら、上記検出部
21及び上記副制御部22の構成例について説明する。
図2に示すスイッチング電源装置によれば、検出部21
は主制御部3の出力(出力パルスVg )を抵抗31とコ
ンデンサ30で積分するCR積分回路と、このコンデン
サ30の充電電圧を整流平滑するダイオード29及びコ
ンデンサ28とから構成されている。
【0035】副制御部22は、ツェナーダイオード2
7、抵抗26がコンデンサ28に直列に接続され、ツェ
ナーダイオード27のアノード側にNPNトランジスタ
25(スイッチング手段)が設けられ、コンデンサ15
の充電電圧が抵抗24を介してNPNトランジスタ25
のコレクタに供給される(コレクタにバイアスが印加さ
れる)。このNPNトランジスタ25のコレクタが上記
出力端子23として外部へ引き出されている。
【0036】上記ツェナーダイオード27は、負荷毎に
負荷状態に応じたものを選定すればよい。これにより、
負荷毎に負荷状態に応じて最適な動作モードを切り替え
るための出力信号Vs を出力することが可能となる。
【0037】ここで、図3を参照しながら、上記検出部
21及び副制御部22の動作について説明する。
【0038】図3(a)は主制御部3の出力パルスVg
の波形図であり、図3(b)はコンデンサ30の充電電
圧Vc30 の波形図であり、図3(c)はコンデンサ28
の充電電圧Vc28 の波形図であり、図3(d)はNPN
トランジスタ25のベース電圧Vb の波形図であり、図
3(e)は副制御部22の出力信号Vs の波形図であ
る。
【0039】主制御部3の出力パルスVg は、その周波
数が固定であり、出力電流Io が大きくなるのに伴っ
て、図3(a)に示すように、そのパルス幅が大きくな
り、これにより、スイッチング電源装置の出力電圧が所
定の電圧に保持される。出力パルスVg は、抵抗31お
よびコンデンサ30によって積分され、図3(b)に示
すように、抵抗31とコンデンサ30とで決まる時定数
に基づいてコンデンサ30を充放電する。
【0040】コンデンサ30の充電電圧Vc30 は、図3
(c)に示すように、ダイオード29及びコンデンサ2
8により整流平滑される。したがって、出力電流Io
大きくなるほどコンデンサ30の充電期間が長くなり、
コンデンサ28の充電電圧V c28 も大きくなる。
【0041】出力電流Io の増加に伴い、コンデンサ2
8の充電電圧Vc28 が上昇してツェナーダイオード27
のツェナー電圧VZD27に達すると、図3(d)に示すよ
うに、NPNトランジスタ25のベース電圧Vb がベー
ス−エミッタ間の電圧Vbeに達し(NPNトランジスタ
25のベース−エミッタ間に電流が流れ)、NPNトラ
ンジスタ25はオンする。これにより、図3(e)に示
すように、副制御部22の出力信号Vs はハイレベルか
らローレベルに変化する。
【0042】上述のように、副制御部22は負荷が小さ
い(出力電流Io が小さい)ときにハイレベル(「待機
モードに対応する。)の出力信号Vs を出力端子23に
出力する一方、負荷が大きい(出力電流Io が大きい)
ときにローレベル(「通常モードに対応する。)の出力
信号Vs を出力端子23に出力する。
【0043】ここで、図4及び図5を参照しながら、検
出部21及び副制御部22の他の構成例を示す。なお、
図2の部材と同じ機能を有する部材については同じ参照
符号を付記し、詳細な説明を省略する。
【0044】図4に示すスイッチング電源装置によれ
ば、検出部21は、主制御部3の出力パルスVg が、ダ
イオード34を介して、インダクタ33及びコンデンサ
32からなるLC平滑積分回路に入力される構成を有し
ている。このLC平滑積分回路と並列に且つカソードが
上記ダイオード34のカソードと接続されるようにダイ
オード35が設けられている。
【0045】図5を参照しながら、上記検出部21の動
作について説明する。図5(a)は主制御部3の出力パ
ルスVg の波形図であり、図5(b)はインダクタ33
に流れる電流IL33 の波形図であり、図5(c)はコン
デンサ32の充電電圧Vc32の波形図であり、図5
(d)はNPNトランジスタ25のベース電圧Vb の波
形図であり、図5(e)は副制御部22の出力信号Vs
の波形図である。
【0046】主制御部3の出力パルスVg のハイレベル
の期間tに、インダクタ33には電流IL33 =(V
gpeak −Vc32 )×t/LL33 が流れる。また、出力パ
ルスVgのローレベルの期間tにインダクタ33には電
流IL33 =IL33peak −(Vc32/LL33 )×tが流れ
る。ここで、Vgpeak は出力パルスVg のピーク値を表
し、IL33peak は電流IL33 のピーク値を表し、LL33
はインダクタンスを表すものとする。
【0047】この電流IL33 はコンデンサ32を充電す
る。すなわち、出力パルスVg のハイレベルの期間にイ
ンダクタ33に蓄えられたエネルギーが、出力パルスV
g のローレベルの期間にコンデンサ32に放出される。
したがって、出力電流Io が大きくなるほどインダクタ
33に蓄えられるエネルギーが大きくなり、コンデンサ
32の充電電圧Vc32 も大きくなる。
【0048】出力電流Io の増加に伴い、コンデンサ3
2の充電電圧Vc32 が上昇してツェナーダイオード27
のツェナー電圧VZD27に達すると(図5(c)参照)、
NPNトランジスタ25のベース電圧Vb がベース−エ
ミッタ間の電圧Vbeに達し(NPNトランジスタ25の
ベース−エミッタ間に電流が流れ)、NPNトランジス
タ25はオンする(図5(d)参照)。これにより、図
5(e)に示すように、副制御部22の出力信号Vs
ハイレベルからローレベルに変化する。
【0049】上述のように、副制御部22は負荷が小さ
い(出力電流Io が小さい)ときにハイレベル(「待機
モードに対応する。)の出力信号Vs を出力端子23に
出力する一方、負荷が大きい(出力電流Io が大きい)
ときにローレベル(「通常モードに対応する。)の出力
信号Vs を出力端子23に出力する。
【0050】ここで、図6及び図7を参照しながら、検
出部21及び副制御部22の更に他の構成例を示す。な
お、図2の部材と同じ機能を有する部材については同じ
参照符号を付記し、詳細な説明を省略する。
【0051】図6に示すスイッチング電源装置は、図2
のものと比較すると、副制御部22でNPNトランジス
タ25のコレクタへのバイアスが、コンデンサ15から
供給される代わりに、スイッチング変圧器4の補助巻線
4cの誘起電圧をダイオード38とコンデンサ37で整
流平滑し、ツェナーダイオード36と抵抗24を介して
供給される点において異なっている。
【0052】図7を参照しながら、上記検出部21及び
上記副制御部22の動作について説明する。図7(a)
はコンデンサ15の充電電圧Vc15 の波形図であり、図
7(b)はコンデンサ37の充電電圧Vc37 の波形図で
あり、図7(c)はツェナーダイオード36のアノード
側電圧VZD36A の波形図である。
【0053】図6に示すように、直流電源1とコンデン
サ15の間に起動抵抗13が設けられており、先ず、図
7(a)に示すように、直流電源1は起動抵抗13を介
してコンデンサ15を充電する。これにより、時刻t1
に主制御部3が動作を開始し、その後はダイオード14
を介して補助巻線4cから電力が供給され、図7(b)
に示すようにコンデンサ37の充電が開始される。ここ
までの期間、ツェナーダイオード36は導通しておら
ず、NPNトランジスタ25のコレクタがバイアスされ
ていないので、副制御部22の出力信号Vs はローレベ
ル(NPNトランジスタ25のコレクタ電圧はローレベ
ル)であり、この状態においてスイッチング電源装置は
「通常モード」にある。
【0054】それから、コンデンサ37の充電電圧V
c37 が上昇し、時刻t2 でツェナーダイオード36のツ
ェナー電圧VZD36に達すると、図7(c)に示すよう
に、ツェナーダイオード36のアノード側にアノード側
電圧VZD36A が発生してNPNトランジスタ25のコレ
クタがバイアスされるので、副制御部22はハイレベル
(「待機モード」に対応する。)の出力信号Vs を出力
する。
【0055】すなわち、副制御部22は主制御部3の動
作開始後、出力電圧Vo が所定の電圧に達するまで(コ
ンデンサ37の充電電圧Vc37 がツェナーダイオード3
6のツェナー電圧VZD36に達する(図7(b)参照)ま
で)は、ローレベル(「通常モード」に対応する。)の
出力信号Vs を出力するので、スイッチング電源装置は
「通常モード」で高速且つスムーズに立ち上がることに
なる。このことは、スイッチング電源装置の再起動時
(例えば、待機状態からの再起動時等)にも同様であ
り、詳細な説明は省略するが、「通常モード」で高速且
つスムーズに再起動が行われる。
【0056】このようにスイッチング電源装置が「通常
モード」で立ち上がって以降は、図2の場合と同様の動
作をするので、ここでは、詳細な説明を省略する。
【0057】図6のスイッチング電源装置の場合でも、
副制御部22は、出力電圧Vo が所定の電圧(上記ツェ
ナー電圧VZD36)に達するまで、負荷が小さいときにハ
イレベル(「待機モード」に対応する。)の出力信号V
s を出力端子23に出力する一方、負荷が大きいときに
ローレベル(「通常モード」に対応する。)の出力信号
s を出力端子23に出力する。
【0058】ここで、図8を参照しながら、検出部21
及び副制御部22の更に他の構成例を示す。なお、図2
の部材と同じ機能を有する部材については同じ参照符号
を付記し、詳細な説明を省略する。
【0059】図8に示すスイッチング電源装置は、図2
のものと比較すると、抵抗24とコンデンサ15の間に
フォトカプラ39の出力側(トランジスタ側)が接続さ
れ、出力端子12aと12bの間に抵抗40、ツェナー
ダイオード41、フォトカプラ39の入力側(ダイオー
ド側)が接続されている点で異なっている。
【0060】図8に示すように、直流電源1とコンデン
サ15の間に起動抵抗13が設けられており、先ず、直
流電源1は起動抵抗13を介してコンデンサ15を充電
する。これにより、主制御部3が動作を開始し、その後
はダイオード14を介して補助巻線4cから電力が供給
されるが、出力電圧Vo が低い間は、ツェナーダイオー
ド41は導通しておらず、フォトカプラ39はオフして
おり、NPNトランジスタ25のコレクタがバイアスさ
れていないので(NPNトランジスタ25はオフしてい
る。)、副制御部22の出力信号Vs はローレベル(N
PNトランジスタ25のコレクタがローレベル)であ
る。この状態においてスイッチング電源装置は「通常モ
ード」にある。
【0061】その後、出力電圧Vo が上昇し、ツェナー
ダイオード41のツェナー電圧VZD 41に達すると、フォ
トカプラ39の入力側(ダイオード側)がオンするので
出力側(トランジスタ側)もオンし、上記NPNトラン
ジスタ25のコレクタがバイアスされ、副制御部22の
出力信号Vs はハイレベル(「待機モード」に対応す
る。)になる。すなわち、副制御部22は、主制御部3
の動作開始後、出力電圧が所定の電圧に達するまではロ
ーレベル(「通常モード」に対応する。)の信号を出力
するので、スイッチング電源装置は「通常モード」で高
速且つスムーズに立ち上がる。
【0062】図8のスイッチング電源装置の場合でも、
副制御部22は、出力電圧Vo が所定の電圧(上記ツェ
ナー電圧VZD41)に達するまで、負荷が小さいときにハ
イレベル(「待機モード」に対応する。)の出力信号V
s を出力端子23に出力する一方、負荷が大きいときに
ローレベル(「通常モード」に対応する。)の出力信号
s を出力端子23に出力する。
【0063】以上のように、主制御部3の出力パルスV
g のパルス幅の変動により負荷を検出することによっ
て、ローコストで低損失の負荷検出回路を備えたスイッ
チング電源装置を確実に提供できる。また、出力電圧V
o を検出する検出部11と、NPNトランジスタ25と
を追加することによって、スイッチング電源装置の立ち
上がり時、および再起動時は「通常モード」に設定され
ることによって高速且つスムーズな立ち上げ、および高
速且つスムーズな再起動が可能なスイッチング電源装置
を提供することができる。
【0064】以上のように、本発明に係るスイッチング
電源装置は、入力直流電圧を主スイッチング素子によっ
て高周波交流電圧に変換し、少なくとも一次巻線、二次
巻線、補助巻線を備えたスイッチング変圧器の一次巻線
に入力し、上記二次巻線から出力される高周波交流電圧
を整流平滑して負荷へ規定の出力直流電圧を供給する構
成であって、周波数固定にパルス電圧を発生させ、上記
直流出力電圧を安定させるべくそのパルス幅を制御して
出力し、主スイッチング素子のオン、オフ駆動を行う機
能を有する主制御部を備えたPWM方式のスイッチング
電源装置であって、上記主制御部に検出部と副制御部が
接続され、この副制御部は上記検出部の出力電圧によっ
てオン、オフする切替素子を有し、該副制御部は負荷が
小さいときは切替素子はオフする一方負荷が大きいとき
はオンするように制御する構成を有している。
【0065】上記検出部は、抵抗とコンデンサからなる
CR積分回路、又はインダクタとコンデンサからなるL
C平滑積分回路で構成され、負荷が小さいほどコンデン
サに蓄えられる電圧が小さいことが好ましい。
【0066】上記副制御部は、切替素子がNPNトラン
ジスタであり、そのベースにツェナーダイオードのアノ
ード側が接続され、ツェナーダイオードのカソード側が
上記検出部に接続され、上記主制御部の電源電圧が抵抗
を介して上記NPNトランジスタのコレクタに接続さ
れ、上記検出部の電圧が所定の電圧以上になると上記N
PNトランジスタがオンする構成が好ましい。
【0067】上記NPNトランジスタのコレクタに出力
電圧検出部の出力によってオン又はオフする第2の切替
素子が接続され、上記直流出力電圧が所定の電圧以上に
なるまで、上記NPNトランジスタのコレクタにバイア
スが印加されない構成が好ましい。
【0068】上記出力電圧検出部は、補助巻線に接続さ
れたダイオードとコンデンサからなる整流平滑回路で、
上記コンデンサと上記副制御部の上記NPNトランジス
タのコレクタ間にツェナーダイオードと抵抗が接続さ
れ、補助巻線の整流平滑電圧が所定の電圧以上になると
ツェナーダイオードが導通して上記バイアスが上記副制
御部の上記NPNトランジスタのコレクタに供給される
構成が好ましい。
【0069】上記出力電圧検出部は、二次側出力端子間
に接続され、その出力が絶縁伝達部を介して上記主制御
部の電源電圧と上記NPNトランジスタの間に接続され
た上記第2の切替素子に伝達され、直流出力電圧が所定
の電圧以上になるまで、上記NPNトランジスタのコレ
クタにバイアスが印加されない構成が好ましい。
【0070】上記検出部がツェナーダイオード、抵抗、
フォトカプラ(ダイオード側)の直列回路、上記第2の
切替素子が上記フォトカプラ(トランジスタ側)で構成
されている構成が好ましい。
【0071】以上のように、主制御部の出力パルスのパ
ルス幅の変動により負荷を検出することによって、ロー
コストで低損失の負荷検出回路を備えたスイッチング電
源装置を確実に提供できる。また、出力検出部と第2の
切替素子を追加することによって、スイッチング電源の
立ち上がり時または再起動時に「通常モード」にする
と、スイッチング電源装置は高速且つスムーズな立ち上
がりまたは再起動が可能となる。
【0072】
【発明の効果】本発明に係る発明のスイッチング電源装
置は、以上のように、出力電流に応じてパルス幅が変化
する出力パルスを出力する主制御部を備え、この出力パ
ルスに基づいて変圧器の一次巻線に流れる電流をスイッ
チングして二次巻線から所定出力電圧を負荷に供給する
スイッチング電源装置において、上記出力パルスに応じ
て変化する電圧を検出する検出部と、上記検出部によっ
て検出された電圧に基づいて動作モードを切り替えるた
めの信号を出力する副制御部とを備えていることを特徴
としている。
【0073】上記の発明によれば、負荷に供給される出
力電流は、検出部によって検出できる。これは、出力パ
ルスが出力電流に応じてパルス幅が変化するので、検出
部によって検出された電圧(出力パルスに応じて変化す
る電圧)は負荷に供給される出力電流に応じて変化する
からである。このようにして検出された電圧に基づい
て、動作モード(例えば、通常モードや待機モード等)
を切り替えるための信号が副制御部によって出力される
ので、検出用抵抗等を用いた従来の上記構成が不要とな
って低コスト化が可能であると共に、上記検出用抵抗を
用いることに起因する損失、及び軽負荷を検出できない
という上記従来の不具合を確実に解決できる。
【0074】しかも、動作モードを切り替えるための回
路が上記従来のように1次巻線側(入力側)にある場
合、動作モードを切り替えるための信号を絶縁伝達部等
を介して2次巻線側(出力側)から1次巻線側(入力
側)へ伝達しなければならず、その分、部品点数が増え
コストアップを招来していたが、上記の発明によれば、
負荷に供給される出力電流は検出部によって主制御部の
出力パルスに基づいて検出できるので、上記のような絶
縁伝達部等を介した伝達が不要となり、構成の簡素化及
び低コスト化が可能となるという効果を併せて奏する。
【0075】上記出力パルスは出力電流が大きいほどパ
ルス幅が大きくなるように変化し、上記検出部は、上記
出力パルスを積分する積分回路を備えていることが好ま
しい。この場合、出力電流が大きいほど検出部の積分回
路の電圧は大きくなる一方、小さいほど電圧は小さくな
る。それゆえ、積分回路を設けるという簡単な構成で負
荷の状態が正確に検出できるという効果を併せて奏す
る。
【0076】上記積分回路は、コンデンサと抵抗とから
なるものが好ましい。インダクタとコンデンサとからな
るものも好ましい。このように、上記積分回路は簡単に
構成できるという効果を併せて奏する。
【0077】また、上記副制御部は、上記検出部によっ
て検出された電圧が基準電圧よりも大きいときにオンし
て動作モードを切り替えるための信号をローレベルにす
る一方、上記所定電圧以下のときにオフしてハイレベル
にするスイッチング手段を備えていることが好ましい。
この場合、簡単な構成で、上記基準電圧(ツェナー電
圧)を負荷毎に負荷状態に応じて変化することによっ
て、負荷に最適な動作モードを切り替えるための信号を
出力することが可能となるという効果を併せて奏する。
【0078】上記スイッチング手段はトランジスタであ
り、上記トランジスタにバイアスを印加するバイアス印
加手段と、上記バイアス印加手段を制御し、上記二次巻
線から出力される出力電圧が所定以上になると、上記バ
イアスを上記トランジスタに印加させるバイアス制御手
段とを更に備えていることが好ましい。
【0079】この場合、上記変圧器の二次巻線から出力
される出力電圧が所定以上になると、バイアス印加手段
は、バイアス制御手段によって制御され、バイアスをト
ランジスタに印加する。これに対して、上記変圧器の二
次巻線から出力される出力電圧が所定未満の電圧の場
合、バイアス印加手段からバイアスがトランジスタに印
加されなくなるので、トランジスタはオフしたままであ
り、動作モードを切り替えるための信号はローレベルに
なる。
【0080】上記の場合、例えば、ハイレベルを軽負荷
状態の待機モードに対応させると共に、ローレベルを重
負荷状態の通常モードに対応させると、スイッチング電
源装置が立ち上がりのときは、変圧器の二次巻線から出
力される出力電圧は上記所定未満の電圧であり、トラン
ジスタはオフしたままであるので、動作モードは通常モ
ードに設定されることになる。それゆえ、スイッチング
電源装置の立ち上げを高速且つスムーズに行うことが可
能となるという効果を併せて奏する。このことは、スイ
ッチング電源装置の再起動時も同様であり、高速且つス
ムーズに再起動を行うことが可能となる。
【0081】上記変圧器は、補助巻線を有し、上記バイ
アス印加手段は、上記補助巻線に接続された整流平滑回
路であり、上記バイアス制御手段は、定電圧ダイオード
であることが好ましい。この場合、整流平滑回路の出力
は、二次巻線から出力される出力電圧に比例して変化す
る。この整流平滑回路の出力が、出力電圧の上記所定以
上に対応する電圧に達すると、上記定電圧ダイオードが
導通し、バイアスがトランジスタに印加される。このよ
うに、簡単な構成で、スイッチング電源装置の立ち上
げ、及び/又は再起動を高速且つスムーズに行うことが
可能となるという効果を奏する。
【0082】上記バイアス制御手段は、定電圧ダイオー
ドと光結合素子の入力側とが上記二次巻線間に直列に接
続されてなり、上記バイアス印加手段は、上記バイアス
を上記光結合素子の出力側を介して上記トランジスタに
印加する構成でもよい。
【0083】この場合、定電圧ダイオードに該定電圧以
上の電圧が出力電圧として印加されると、この定電圧ダ
イオードは導通すると共に光結合素子の入力側も導通す
るので、光結合素子の出力側も導通し、バイアスがトラ
ンジスタに印加されることになる。このように、簡単な
構成で、スイッチング電源装置の立ち上げ、及び/又は
再起動を高速且つスムーズに行うことが可能となるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチング電源装置の概略構成を示
す回路図である。
【図2】上記スイッチング電源装置の構成例を示す回路
図である。
【図3】(a)乃至(e)は図2のスイッチング電源装
置の動作波形を示す波形図である。
【図4】図1のスイッチング電源装置の他の構成例を示
す回路図である。
【図5】(a)乃至(e)は図4のスイッチング電源装
置の動作波形を示す波形図である。
【図6】図1のスイッチング電源装置の更に他の構成例
を示す回路図である。
【図7】(a)乃至(c)は図6のスイッチング電源装
置の動作波形を示す波形図である。
【図8】図1のスイッチング電源装置の更に他の構成例
を示す回路図である。
【図9】従来のスイッチング電源装置の概略構成を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 直流電源 2 主スイッチング素子 3 主制御部 4 スイッチング変圧器(変圧器) 6 整流平滑回路 21 検出部 22 副制御部 25 NPNトランジスタ(スイッチング手段) 27 ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力電流に応じてパルス幅が変化する出力
    パルスを出力する主制御部を備え、この出力パルスに基
    づいて変圧器の一次巻線に流れる電流をスイッチングし
    て二次巻線から所定出力電圧を負荷に供給するスイッチ
    ング電源装置において、 上記出力パルスに応じて変化する電圧を検出する検出部
    と、 上記検出部によって検出された電圧に基づいて、動作モ
    ードを切り替えるための信号を出力する副制御部とを備
    えていることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】上記出力パルスは出力電流が大きいほどパ
    ルス幅が大きくなるように変化し、上記検出部は、上記
    出力パルスを積分する積分回路を備えていることを特徴
    とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】上記積分回路は、コンデンサと抵抗とから
    なることを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電
    源装置。
  4. 【請求項4】上記積分回路は、インダクタとコンデンサ
    とからなることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ
    ング電源装置。
  5. 【請求項5】上記副制御部は、上記検出部によって検出
    された電圧が基準電圧よりも大きいときにオンして動作
    モードを切り替えるための信号をローレベルにする一
    方、上記基準電圧以下のときにオフしてハイレベルにす
    るスイッチング手段を備えたことを特徴とする請求項
    1、2、3、又は4に記載のスイッチング電源装置。
  6. 【請求項6】上記スイッチング手段はトランジスタであ
    り、 上記トランジスタにバイアスを印加するバイアス印加手
    段と、 上記バイアス印加手段を制御し、上記二次巻線から出力
    される出力電圧が所定以上になると、上記バイアスを上
    記トランジスタに印加させるバイアス制御手段とを更に
    備えたことを特徴とする請求項5に記載のスイッチング
    電源装置。
  7. 【請求項7】上記変圧器は、補助巻線を有し、 上記バイアス印加手段は、上記補助巻線に接続された整
    流平滑回路であり、 上記バイアス制御手段は、定電圧ダイオードであること
    を特徴とする請求項6に記載のスイッチング電源装置。
  8. 【請求項8】上記バイアス制御手段は、定電圧ダイオー
    ドと光結合素子の入力側とが上記二次巻線間に直列に接
    続されてなり、 上記バイアス印加手段は、上記バイアスを上記光結合素
    子の出力側を介して上記トランジスタに印加することを
    特徴とする請求項6に記載のスイッチング電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112114206A (zh) * 2019-06-21 2020-12-22 台达电子工业股份有限公司 充电负载检测电路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112114206A (zh) * 2019-06-21 2020-12-22 台达电子工业股份有限公司 充电负载检测电路
CN112114206B (zh) * 2019-06-21 2023-08-18 台达电子工业股份有限公司 充电负载检测电路

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