JP2003158583A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JP2003158583A
JP2003158583A JP2001357476A JP2001357476A JP2003158583A JP 2003158583 A JP2003158583 A JP 2003158583A JP 2001357476 A JP2001357476 A JP 2001357476A JP 2001357476 A JP2001357476 A JP 2001357476A JP 2003158583 A JP2003158583 A JP 2003158583A
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function
call
signal
mobile station
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JP2001357476A
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English (en)
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Kazuto Ota
和人 太田
Tomoaki Honda
知章 本田
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KYOKKO TSUSHIN SYSTEM KK
Original Assignee
KYOKKO TSUSHIN SYSTEM KK
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  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局と音声呼び出し電話間で、音声呼び出
しができ、しかも外部に漏れない状態での通話もできる
ようにした通信システムを提供すること。 【解決手段】 外部に対して音声を発するスピーカーを
備えた複数の音声呼び出し電話機1のうち受信側電話機
は、自身のスピーカーに対して音声を出力する呼び出し
機能および受話器を介して音声信号を送受信する通話機
能を備え、送信側電話機は、上記受信側電話機に対して
上記呼び出し機能を特定する呼び出し機能特定信号出力
手段を備え、上記移動局2は、受信側電話機の呼び出し
機能または通話機能のいずれかを特定する機能特定コー
ドを出力する機能特定コード出力手段を備え、受信側電
話機は、送信側電話機から出力された呼び出し機能特定
信号または上記移動局から出力された機能特定コードに
応じて自身の呼び出し機能または通話機能を動作させる
手段を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄道の駅やその
周辺で業務連絡などに用いることができる通信システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鉄道の駅やその周辺で業務連
絡などに用いられる通信システムとして、音声呼び出し
電話機と、移動局とを組み合わせたものがあった。この
システムは、一対の電話回線に複数の音声呼び出し電話
機を並列に接続し、さらにこの電話回線には、中継器を
接続している。この中継器は、複数の移動局と上記音声
呼び出し電話機間の音声レベルを調整して、互いの通信
を中継するためのものである。
【0003】そして、上記音声呼び出し電話機は、呼び
出し音の代わりに、音声による呼び出しができる機能を
備えている。つまり、呼び出しボタンを押しながら受話
器に呼びかけた音声が、呼び出し電話機のスピーカーか
ら外部に聞こえる。ただし、呼び出しボタンをはなす
と、受信側が、受話器を取った場合に、互いの受話器を
介してのみ通話ができるようにしている。さらに、どの
音声呼び出し電話機からも、上記電話回線に接続した全
ての電話機に対して同時に呼び出しをかけることができ
るようにしている。また、上記移動局は、携帯式の無線
通信装置であり、プレス・トーク方式のものである。つ
まり、通信ボタンを押しているときにだけ、その移動局
側の音声が、他の移動局や上記電話機に送信され、上記
通話ボタンを離したときには外部からの音声信号を受信
するという仕組みのものである。
【0004】このようなシステムは、次のように利用す
る。例えば、呼び出し電話機が設置されている周囲にい
る職員に対して、業務連絡を行う場合、ある電話機の音
声呼び出し機能を用いて他の電話機全てのスピーカー
と、全ての移動局のスピーカーとから、連絡内容を発す
ることができる。また、この連絡を聞いた職員が、近く
の音声呼び出し電話機の受話器を取れば、今度は、先に
呼び出しを行った電話機との間で受話器を介して通常の
通話もできる。
【0005】したがって、通話したい相手がどの音声呼
び出し電話機の近くにいるのかがわからないときにも、
音声呼び出しで相手を指定すれば、指定された相手は、
自分の近くにある音声呼び出し電話機の受話器を取って
必要な通話をすることができるのである。一方、移動局
は、上記電話回線から離れたところにいる人が、連絡を
送ったり、受けたりするときに利用する。そして、上記
移動局から通話ボタンを押して発信された音声は、呼び
出し電話機と移動局の全てのスピーカーから発せられ
る。ただし、移動局のスピーカーから発せられる音声
は、ユーザーが調整可能なので、その移動局を携帯して
いる人以外には、ほとんど聞こえない程度の大きさにす
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、音声呼
び出し電話機間では、スピーカーを介して音声呼び出し
を行った後、特定の相手と受話器を介して通話をするこ
とができるし、相手を特定する必要がない場合には、音
声呼び出し機能を使って、不特定多数に対して必要な連
絡をすることができる。つまり、電話機能と、放送機能
とを備えたようなシステムである。ところが、移動局か
ら音声を発信した場合には、常に、全てのスピーカーか
らその内容が外部に発信される。特に、呼び出し電話機
のスピーカーからは、大きな音声が流れるので、不特定
多数の人、例えば、乗客などには聞かせる必要がない内
容や、聞かせたくない内容までが、上記呼び出し電話機
のスピーカーを介して外部に流れてしまう。
【0007】そのため、移動局からは、部外者に聞かれ
たくない内容は送信できなかった。つまり、移動局を携
帯していても、内容によっては、電話回線に接続された
電話機のところまで行かなければならなかった。この発
明の目的は、移動局と音声呼び出し電話間で、音声呼び
出しができ、しかも外部に漏れない状態での通話もでき
るようにした通信システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、外部に対
して音声を発するスピーカーを備えた複数の音声呼び出
し電話機と、上記音声呼び出し電話機と電話回線を介し
て接続した中継器と、この中継器を介して上記音声呼び
出し電話機との間で信号を送受信する送受信手段を備え
た複数の移動局とからなる通信システムである。そし
て、上記音声呼び出し電話機のうち受信側電話機は、自
身のスピーカーに対して音声を出力する呼び出し機能お
よび受話器を介して音声信号を送受信する通話機能を備
え、上記音声呼び出し電話機のうち送信側電話機は、上
記受信側電話機に対して上記呼び出し機能を特定する呼
び出し機能特定信号出力手段を備え、上記移動局は、受
信側電話機の呼び出し機能または通話機能のいずれかを
特定する機能特定コードを出力する機能特定コード出力
手段を備え、上記受信側電話機は、上記送信側電話機か
ら出力された呼び出し機能特定信号または上記移動局か
ら出力された機能特定コードに応じて自身の呼び出し機
能または通話機能を動作させる手段を備えた点に特徴を
有する。
【0009】第2の発明は、移動局の送受信手段が中継
器に対して送信する送信信号と、中継器から受信する受
信信号の周波数を異なる周波数に設定するとともに、上
記中継器は、上記移動局からの送信信号に載っている音
声信号を受信信号に載せて移動局に送信する機能を備え
た点に特徴を有する。第3の発明は、中継器にスピーカ
ーを備え、中継器は、送信側電話機または移動局から、
呼び出し機能を特定する機能特定信号または機能特定コ
ードが入力された場合に、上記スピーカーから音声を出
力する点に特徴を有する。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施例を説明す
る。この実施例は、図1に示すように、電話回線L1に
複数の音声呼び出し電話機1と、中継器3とを接続して
いる。上記音声呼び出し電話機1は、従来例の呼び出し
電話機と同様の機能を備えたものである。また、中継器
3の周囲には、移動局2を備えている。この移動局2
は、携帯式の無線通信装置であり、その構成は後で説明
するが、従来例のシステムで使用している移動局とは異
なる。この移動局2は、上記中継器3と無線で交信し、
この中継器3を介して上記音声呼び出し電話機1とも交
信できるようにしている
【0011】なお、図2では、後の説明をわかりやすく
するため、上記音声呼び出し電話機1のうち、2台の音
声呼び出し電話機に、それぞれ符号1Aと1Bとを付け
て他の電話機と区別している。そして、図2では、上記
電話機1A,1B以外は、その構成を省略しているが、
全ての音声呼び出し電話機1は、同じ構成である。ここ
では音声呼び出し電話機1Aについて説明する。ただ
し、この電話機1Aの構成要素には数字の後に「a」を
付けた符号を用い、電話機1Bの構成要素には数字の後
に「b」を付けた符号を用いている。そして、同一数字
の符号を付けた構成要素は、同一機能を備えたものであ
る。同様に、移動局2も、多数設けることができるが、
図2では、移動局2A、2B以外を省略している。
【0012】音声呼び出し電話機1Aは、呼び出し機能
選択信号を出力する呼び出しスイッチ4aと、受話器5
aと、これに接続した通話制御回路6aと、この通話制
御回路6aと電話回線L1との間をオン・オフするスイ
ッチ7aとを備えている。上記呼び出しスイッチ4a
は、例えば、電話機本体や受話器に設けられたボタンに
連携し、このボタンを押すことによって入るスイッチで
ある。呼び出しスイッチ4aが入れば、呼び出し機能特
定信号が出力されるというものである。つまり、呼び出
しスイッチ4aがこの発明の機能特定信号出力手段であ
る。また、上記電話機1Aは、呼び出し音声を発するス
ピーカー8aと、アンプ9aと、呼び出し検出回路10
aとを備えている。上記呼び出し検出回路10aは、呼
び出し機能特定信号が入力した場合に特定の信号を出力
し、この出力信号によって、上記アンプ9aが作動し、
音声が外部に向かって発せられるようにしている。
【0013】上記中継器3は、移動局2Aや2Bとの間
で信号を送受信する機能を備えた無線機11と、呼び出
し信号出力回路12と、送話音声レベル調整回路13
と、この送話音声レベル調整回路13および上記呼び出
し信号出力回路12と電話回線L1間に設けたスイッチ
15と、受話音声レベル調整回路14、スピーカー1
6、アンプ17、呼び出し検出回路18とを備えてい
る。上記呼び出し信号出力回路12は、無線機11から
後で説明する呼び出しコードが入力された場合に、電話
回線L1に対して呼び出し機能特定信号を出力する回路
である。
【0014】上記送話音声レベル調整回路13と、受話
音声レベル調整回路14は、移動局2Aまたは2Bと、
音声呼び出し電話機1側との音声レベルを合わせるため
の回路である。通常は、無線式の移動局から発信される
音声信号のレベルは、有線の電話機の音声レベルより低
いので、そのままでは、移動局から発信された音声が、
上記音声呼び出し電話機1側では聞きとれないことがあ
る。つまり、上記送話音声レベル調整回路13は、無線
のレベルを有線のレベルに調整する回路であり、受話音
声レベル調整回路14は、有線のレベルと無線のレベル
に調整する回路である。
【0015】また、スピーカー16、アンプ17、呼び
出し検出回路18の関係は、音声呼び出し電話機1Aの
スピーカー8a、アンプ9a、呼び出し検出回路10a
と同様である。すなわち、上記呼び出し検出回路18
が、呼び出し機能特定信号を検出した場合に、アンプ1
7と、スピーカー16とを機能させるのである。さら
に、上記呼び出し検出回路18は、上記呼び出し機能検
出信号を検出したら、無線機11に対して、無線機能を
オンにする信号も出力する。ただし、上記無線機11
は、上記受話音声レベル調整回路13や、移動局2A、
2Bから、音声信号や機能特定コードが入力されても作
動するようにしている。
【0016】一方、移動局2Aは、呼び出しボタン19
と通話ボタン20とを備えている。これらのボタン1
9、20は、図示しない回路に連携していて、上記呼び
出しボタン19を押すと呼び出しコードが発信され、通
話ボタン20を押すと通話コードが発信されるようにし
ている。上記呼び出しコードおよび通話コードがこの発
明の機能特定コードである。そして、このとき発信され
る信号は、この発明の送信信号周波数である。
【0017】上記呼び出しボタン19または通話ボタン
20を押しながら話をすると、その音声信号が上記機能
特定コードとともに上記送信信号に載って中継器3に対
して発信される。上記音声信号は、上記機能特定コード
の後に続いて発信される。なお、この移動局2Aは、上
記呼び出しボタン19や通話ボタン20が押されていな
いときには、常に、受信信号を受信できる状態になって
いる。また、上記移動局2Bやその他の移動局2も、上
記移動局2Aと同様の機能を備えている。
【0018】次に、このシステムの作用を説明する。初
めに、呼び出し電話機1Aからスピーカーを介して呼び
出しを行う場合について説明する。例えば、ある駅員x
が、受話器5aを取ってから、呼び出し電話機1Aの呼
び出しスイッチ4aをオンにした状態で、この受話器5
aに向かって連絡事項を話したとする。上記スイッチ4
aがオンになると、このスイッチ4aからは呼び出し機
能特定信号が出力される。また、受話器5を取ることに
よって、スイッチ7aがオンになり、通話制御回路6が
機能し、受話器5から入力された音声信号が、上記呼び
出し機能特定信号とともに、電話回線L1へ出力され
る。
【0019】上記音声呼び出し電話機1Aからの音声信
号と呼び出し機能特定信号とを合わせた出力信号は、全
ての音声呼び出し電話機1と、中継器3に入力する。次
に、受信側の音声呼び出し電話機として、電話機1Bに
ついて説明する。この電話機1Bへ入力した信号は、呼
び出し検出回路10bへ入力し、呼び出し検出回路10
bは、上記信号から呼び出し機能特定信号を検出する。
上記呼び出し機能特定信号を検出した呼び出し検出回路
10bは、アンプ9bを機能させ、音声をスピーカー8
bに出力する。他の音声呼び出し電話機1も、上記電話
機1Bと同様に機能する。従って、送信側電話機である
電話機1A以外の、全ての音声呼び出し電話機のスピー
カーから、音声が流される。
【0020】このようにスピーカーから流れる連絡の中
で、特定の相手を指定し、指定された相手が、自分の近
くの電話機、例えば、電話機1Bの受話器5bを取る
と、この電話機1Bのスイッチ7bがオンになり、音声
が通話制御回路6bを介して受話器5bからも流れる。
このとき、送信側の電話機である電話機1Aの呼び出し
スイッチ4aを切れば、この電話機1Aから呼び出し機
能特定信号の出力がなくなる。従って、電話機1Bの呼
び出し検出回路10bは、呼び出し機能特定信号を検出
しない。呼び出し機能特定信号の検出がなければ、呼び
出し検出回路10bがアンプ9bとスピーカー8bとを
作動させることがないので、音声がスピーカー8bから
流れることがない。すなわち、受話器5bと受話器5a
とを介して通常の通話ができる。
【0021】なお、上記呼び出し検出回路10b、アン
プ9b、スピーカー8bが、この発明の呼び出し機能を
動作させる手段にあたり、受話器5bと通話制御回路6
bとが、この発明の通話機能を動作させる手段である。
また、この実施例では、呼び出しスイッチ4aをオフに
して、呼び出し機能特定信号が出力されなくなった状態
で、受話器5aを取って音声信号だけが出力されたと
き、通話機能だけが特定されたと見なしている。ただ
し、スイッチ4aをオフにしたときに、通話機能を特定
する特別の信号が出力されるようにしても良い。
【0022】一方、中継器3では、入力した信号から呼
び出し検出回路18が、呼び出し機能特定信号を検出し
たら、アンプ17を作動させ、スピーカー16から音声
が流れる。同時に、受話音声レベル調整回路14に入力
した音声信号は、そのレベルを無線用に調整され、無線
機11から移動局2Aや2Bに向けて発信される。この
とき、音声信号は、受信信号周波数の信号に載せて発信
される。これにより、送信側の電話機1Aからの呼び出
し音声は、全ての移動局2に向けて発信される。ここま
では、従来のシステムでも同様にできたことである。
【0023】一方、上記電話機1Aから呼び出しを行っ
た駅員xが、移動局2Bを携帯している駅員yと通話し
たい場合には、以下のようにする。駅員xは、その旨
を、電話機1Aの呼び出し機能を利用して発信する。す
なわち、駅員xは、受話器5aを取ってから、電話機1
Aの呼び出しスイッチ4aをオンにし、駅員yを呼び出
す。呼び出しが済んで、上記呼び出しスイッチ4aをオ
フにすれば、音声が、電話機や中継器のスピーカーから
流れることはない。呼び出しを受けた駅員yは、移動局
2Bの通話ボタン20を押しながら話をする。通話ボタ
ン20を押すと、移動局2Bからは、通話コードと音声
信号が発信される。
【0024】この通話コードと音声信号とは、移動局の
送信信号周波数で送信される。この信号を、中継器3の
無線機11が受信する。無線機11は、通話コードと音
声信号を受信したら、その信号を送話音声レベル調整回
路13に入力する。送話音声レベル調整回路13では、
音声信号を有線のレベルに調整して出力する。また、上
記無線機11は、上記移動局2Bから機能特定コードや
音声信号が入力されると、スイッチ15をオンにして、
上記送話音声レベル調整回路13と電話回線L1とを接
続する。
【0025】このとき、中継器3は、呼び出し機能特定
信号が出力されないので、電話回線L1に接続された電
話機1の各アンプおよびスピーカーは、動作しないの
で、スピーカーから音声が流れることはない。そして、
受話器5aを取っている電話機1Aとの間で通話ができ
る。ただし、上記移動局2Bは、プレス・トーク方式の
移動局なので、移動局2B側から音声を発信するときに
は、通話ボタン20を押していなければならない。
【0026】以上のようにして移動局2Bと電話機1A
との間でも、外部に通話内容が漏れないようにした通話
ができる。ただし、上記無線局11から発信される音声
信号は、移動局の受信信号として発信されるが、特定の
移動局を選択することはできない。従って、上記受信信
号周波数を受信できる全ての移動局が、同一の音声信号
を受信することになる。
【0027】なお、上記無線機11から送信される音声
信号は、受信信号周波数であり、上記移動局2Bから発
信される音声信号は送信信号周波数である。このよう
に、移動局2Bにとって、送信信号周波数と受信信号周
波数とが異なるので、移動局2Bが発信した信号をその
まま受信してしまうことがない。送信信号を受信してし
まうと、自己共振、いわゆるハウリングを起こしてしま
うが、上記のように、受信信号と、送信信号の周波数を
異ならせておけば、そのようなこともない。
【0028】次に、移動局側から呼び出しを行う手順を
説明する。移動局2Aから呼び出しボタン19を押しな
がら呼び出しを行う。このとき、電話機1Aと1Bは、
どちらも、受信側の電話機となる。上記移動局2Aから
は、呼び出しコードと音声信号とが、上記送信信号とし
て発信される。中継器3の無線機11は、上記呼び出し
コードと音声信号を受信し、上記音声信号を、上記受信
信号として発信する。この受信信号を受信した移動局2
Bは、上記移動局2Aから発信された音声信号を受信す
ることができる。すなわち、移動局2Aからの呼び出し
を聞くことができる。
【0029】さらに、無線機11は、上記呼び出しコー
ドと音声信号を受信し、上記スイッチ15をオンにする
とともに、上記信号を呼び出し信号出力回路12と、送
話音声レベル調整回路13に入力する。上記呼び出し信
号出力回路12では、無線機11から入力された呼び出
しコードを検出して、呼び出し機能特定信号を電話回線
L1へ出力する。また、送話音声レベル調整回路13で
は、音声レベルを有線のレベルに調整した音声信号を出
力する。そして、この音声信号は、上記呼び出し機能特
定信号とを一緒に出力される。この出力信号は、電話回
線L1に対して出力されると同時に、中継器3内のアン
プ17、呼び出し検出回路18に対しても出力される。
従って、上記呼び出し検出回路18が、上記出力信号か
ら呼び出し機能特定信号を検出して、上記アンプ17と
スピーカー16を作動させて、上記呼び出し音声をスピ
ーカー16から流す。
【0030】一方、電話回線L1に出力された信号は、
この電話回線L1に接続された全ての音声呼び出し電話
機1に入力するが、ここでは、受信側の電話機として、
電話機1Aについて説明する。電話機1Aに入力した信
号から、呼び出し検出回路10aは、上記移動局2Aか
らの呼び出しコードに対応した上記呼び出し機能選択信
号を検出して、アンプ9aとスピーカー8aとを作動さ
せ、スピーカー8aから呼び出し音声を流す。同様に、
全ての電話機1のスピーカーから呼び出し音声が流れ
る。
【0031】この状態で、電話機1Aの受話器5aが取
られると、スイッチ7aがオンになり音声信号が受話器
5aにも入力する。さらに、移動局2A側では、呼び出
しボタン20を離せば、上記呼び出しコードの発信がな
くなり、中継器3を介して出力された上記呼び出し機能
特定信号と音声信号の出力もなくなる。従って、各電話
機1のスピーカーから音声が流れなくなる。このように
移動局2A側で、呼び出しボタン20を離せば、移動局
2Aからの音声信号の出力はなくなる。さらに、上記移
動局2Aの通話ボタン19を押しながら話をすると、移
動局2Aからは、通話コードとともに音声信号が発信さ
れ、先に説明したのと同様にして、電話機1Aとの間で
通話ができる。
【0032】以上のように、このシステムでは、音声呼
び出し電話機と、移動局との間でも、必要に応じて、音
声呼び出し機能と、通話機能とを選択して利用すること
ができるようになった。例えば、駅構内で用いる場合
に、乗客には聞かせたくないような内容の通話も、移動
局を用いて行うことができる。このように、スピーカー
ら外部へ流れると都合の悪い内容の通話をするときに
も、移動局を利用することができるので、電話回線L1
から離れた場所にいる者にとって非常に便利である。な
お、この実施例では、上記中継器3にも、スピーカー1
6とアンプ17、呼び出し検出回路18とを設けて、呼
び出し機能が選択されたときには、中継器3のスピーカ
ー16からも音声が流れるようにしているが、このよう
な機能は必須ではない。ただし、このようにすれば、他
の電話機1から離れた場所に中継器3を設置して、より
広範囲に呼び出し音声を流すことができる。
【0033】また、ここでは、中継器3のアンプ17と
スピーカー16とを、呼び出し機能特定信号によって作
動させるようにしているが、呼び出し機能特定信号がな
くても、外部スイッチを設けて、手動でアンプ17やス
ピーカー16をオン・オフさせるようにしてもよい。こ
のようにした中継器3を、例えば、乗客のいるところか
ら離れた場所に設置して、その周囲で作業している人の
ために、常にスピーカー16を作動させておくようにす
ることもできる。これにより、上記作業員などは、受話
器や移動局を手に取らなくても、情報を聞くことができ
る。
【0034】
【発明の効果】第1〜第3の発明によれば、音声呼び出
し電話機と移動局との間で、スピーカーから外部に対し
て音声を発する音声呼び出しと、受話器を介してのみの
通話との両方をそれぞれ選択することができるようにな
る。これにより、電話回線から離れたところにいる者
が、つまり、スピーカーから外の話が流れることを嫌っ
た場合にも、自分が携帯している移動局で通話ができ
る。わざわざ、電話機の受話器を取りに行く必要がな
い。第2の発明によれば、音声信号を発信した移動局
が、自身の発信した信号を受信してハウリングを起こす
ことを防止でき、他の移動局へ信号を送信できる。第3
の発明によれば、中継器の周囲の人に情報を流すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のシステムの全体構成を表した図であ
る。
【図2】実施例の構成図で、電話機と中継器の構成を詳
細に示したものである。
【符号の説明】
1、1A、1B 電話機 2、2A、2B 移動局 3 中継器 8a、8b、16 スピーカー 10a、10b、18 呼び出し検出回路 13 送話音声レベル調整回路 14 受話音声レベル調整回路 L1 電話回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K038 CC04 CC05 DD01 EE02 EE05 EE08 FF01 FF05 GG01 5K067 AA34 DD02 DD13 EE02 EE06 FF13 FF25 FF34 HH05 HH24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部に対して音声を発するスピーカーを
    備えた複数の音声呼び出し電話機と、上記音声呼び出し
    電話機と電話回線を介して接続した中継器と、この中継
    器を介して上記音声呼び出し電話機との間で信号を送受
    信する送受信手段を備えた複数の移動局とからなり、上
    記音声呼び出し電話機のうち受信側電話機は、自身のス
    ピーカーに対して音声を出力する呼び出し機能および受
    話器を介して音声信号を送受信する通話機能を備え、上
    記音声呼び出し電話機のうち送信側電話機は、上記受信
    側電話機に対して上記呼び出し機能を特定する呼び出し
    機能特定信号出力手段を備え、上記移動局は、受信側電
    話機の呼び出し機能または通話機能のいずれかを特定す
    る機能特定コードを出力する機能特定コード出力手段を
    備え、上記受信側電話機は、上記送信側電話機から出力
    された呼び出し機能特定信号または上記移動局から出力
    された機能特定コードに応じて自身の呼び出し機能また
    は通話機能を動作させる手段を備えた通信システム。
  2. 【請求項2】 移動局の送受信手段が中継器に対して送
    信する送信信号と、中継器から受信する受信信号の周波
    数を異なる周波数に設定するとともに、上記中継器は、
    上記移動局からの送信信号に載っている音声信号を受信
    信号に載せて移動局に送信する機能を備えた請求項1に
    記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 中継器にスピーカーを備え、中継器は、
    送信側電話機または移動局から、呼び出し機能を特定す
    る機能特定信号または機能特定コードが入力された場合
    に、上記スピーカーから音声を出力する請求項1または
    2に記載の通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010051027A (ja) * 2009-11-30 2010-03-04 Sharp Corp 受信端末装置、送信端末装置、通信システム、情報受信方法、情報送信方法、情報受信プログラム、情報送信プログラムおよび記録媒体

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JP2010051027A (ja) * 2009-11-30 2010-03-04 Sharp Corp 受信端末装置、送信端末装置、通信システム、情報受信方法、情報送信方法、情報受信プログラム、情報送信プログラムおよび記録媒体

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