JP2003156659A - 金属フェルール製造装置及び金属フェルールの製造方法 - Google Patents

金属フェルール製造装置及び金属フェルールの製造方法

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JP2003156659A JP2001357403A JP2001357403A JP2003156659A JP 2003156659 A JP2003156659 A JP 2003156659A JP 2001357403 A JP2001357403 A JP 2001357403A JP 2001357403 A JP2001357403 A JP 2001357403A JP 2003156659 A JP2003156659 A JP 2003156659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】量産性を維持しつつも同軸性の高いフェルール
を製造すること。 【解決手段】電解液11にニッケル粒23を浸漬させて
保持するチタンメッシュケース21と、このチタンメッ
シュケース21から所定の距離を保つように、電解液1
1に浸漬される芯材31を、実質的に水平に配置する芯
材保持手段3とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信コネクタ用
の金属フェルール製造装置及び金属フェルールの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の金属フェルール製造装置にあっ
ては、電着金属を入れるホルダと芯材を保持するホルダ
とを、電鋳層内に円周に沿って鉛直方向に配置した製造
装置が提案されている(特開2001−192883号
公報参照)。この複数の芯材を配置した製造装置によれ
ば、高い生産性をもってフェルールを製造することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この製
造装置により得られる金属フェルールは、その長さ方向
においてフェルールの外径に偏りが生じてしまうという
問題があった。フェルールは、光ファイバの軸整列を補
助し、軸ずれによる光学的な損失を防止するものである
ため、要求される同軸性は非常に高く、フェルールの外
径に生じる偏りは重大な問題ともなる。本発明は、この
ような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、
芯材の全長に渡る電着の条件を均等として、量産性を維
持しつつも同軸性の高いフェルールを製造する金属フェ
ルール製造装置及びその金属フェルールの製造方法を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の観点による発明によれば、電着源金属を電解
液に浸漬し、芯材に通電することにより、前記芯材の周
囲に金属を電着させてフェルールを製造する金属フェル
ール製造装置であって、電解液が満たされる電鋳槽と、
前記電解液に浸漬される前記電着源金属を保持する一又
は二以上の金属保持手段と、前記電解液に浸漬される前
記芯材を実質的に水平に支持する一又は二以上の支持手
段とを備えた金属フェルール製造装置が提供される。こ
の発明において、前記支持手段は前記金属保持手段から
所定の距離を保つように前記芯材を支持することが好ま
しく、また前記支持手段は前記前記芯材の延在方向を回
転軸として、当該芯材を回転させる回転部を有すること
が好ましい。この発明における「実質的に水平」の語
は、厳密な意味ではなく金属フェルール製造装置が置載
された面に対して実質的に平行であるように芯材が支持
される状態を含み、装置設計上又は装置配置上の都合に
応じて生じる多少の傾きがある場合を含む趣旨である。
また、「電着源金属」には金属単体のみならず、合金、
酸化物その他の化合物を含み、その形態は特に限定され
ず、板状、棒状、粒状のいかなる態様であってもよい。
加えて、「芯材」の材質も特に限定されることなく、金
属製、樹脂、ガラスその他の非金属材料性のものであっ
てもよい。
【0005】さらに、前記金属保持手段は、複数の粒状
の電着源金属を保持するとともに、当該金属保持手段を
実質的に水平方向に揺動させる揺動部を有することが好
ましい。これらの発明に関し、支持手段と金属保持手段
とが複数個設けられた場合にあっては、前記二以上の支
持手段は、当該支持手段がそれぞれ支持する芯材が略平
行となるように並列に配置され、前記二以上の金属保持
手段は、前記並列に配置された支持手段が支持する各芯
材とそれぞれ対向するように配置されることが好まし
い。
【0006】同じく第1の観点に基づく金属フェルール
製造方法は、前記電着源金属を電解液に浸漬し、前記芯
材を実質的に水平に電解液に浸漬し、前記芯材に通電
し、当該芯材の周囲に金属を電着させてフェルールを製
造する。この発明において、前記芯材に当該芯材の両端
から通電することが好ましい。
【0007】この第1の観点による発明は、高い精度の
同軸性を有する金属フェルールを得るべく構成されてい
る。電着の過程は、電着源金属から溶け出した金属イオ
ンが電解液を介して芯材へ移動し、芯材から電子を受け
取って還元され、この金属が芯材表面に結晶として析出
するというものである。ここでは特に、電着源金属から
芯材への金属イオンの移動の過程に着目し、この過程に
おける条件を積極的に制御することとした。具体的に
は、電着源金属から溶け出した金属イオンが芯材の全体
に渡って均等に到達するように、芯材を実質的に水平に
支持することとした。発明者は微小要因ともいえる重力
がフェルールに求められる高度な同軸性に影響を与える
ことを見出し、このような構成を提案するものである。
また、金属保持手段と所定の距離を保つように芯材を支
持することにより、電着源金属から溶け出した金属イオ
ンの芯材へ移動して到達するまでの条件を芯材全長に渡
って均等とする。また芯材を回転させることにより芯材
表面における金属の析出条件を芯材全周に渡って均等と
する。加えて、電着源金属を粒状とし、これを保持する
金属保持手段を実質的に水平方向に揺動させ、電着源金
属からの金属イオンの溶出条件を均等とするとともに、
芯材までの距離を一定に保つこととした。さらに、芯材
の両端から通電することで、芯材における電荷の分布を
略均等とし、金属イオンへの電子の受け渡しが芯材全長
に渡って均等に起きるようにした。このような構成によ
れば、金属イオンの移動、還元反応、芯材表面への金属
の析出それぞれの物理的な条件を均等とすることがで
き、芯材の全長に渡って芯材の表面に均等な厚さの電着
層を形成させることができる。
【0008】さて、このように芯材に均等な厚さの電着
層を形成させることができれば、この芯材の芯線抵抗は
有用な意義を有することとなる。すなわち、芯材全長に
渡って電着槽の厚さが均等であれば、芯線抵抗の値から
芯材に形成された電着層の厚さを正確に導くことができ
る。このため、本発明では芯線抵抗に基づいて芯材表面
の電着層の形成を制御して、外径が均等で同軸性の高い
金属フェルールを製造する。具体的には、前記芯材の両
端からの通電を制御する制御手段は、前記各芯材の芯線
抵抗を検知する抵抗検知部と、前記抵抗検知部により検
知された芯線抵抗から、前記電着層の厚さ及び前記芯材
の芯線抵抗を対応づけた情報に基づいて、前記芯材に形
成された電着層の厚さを算出し、この算出された電着層
の厚さに応じて、前記芯材への通電を制御する電流制御
部と、前記電流制御部の起動と前記抵抗検知部の起動と
の切り替えを行うスイッチング部とを有する。
【0009】この発明では、スイッチング部が抵抗検知
部を起動させ、芯材の芯線抵抗を検知し、スイッチング
部の切り替えにより起動された電流制御部が、抵抗検知
部にて検知された芯線抵抗に基づいて、芯材に形成され
た電着層の厚さを算出し、この厚さが設定された厚さと
なるまで芯材への通電を行い、設定された厚さとなった
場合には芯材への通電を中止し、所定の径を有する金属
フェルールを製造する。この電着層の厚さの算出に用い
られる「電着層の厚さ及び芯材の芯線抵抗を対応づけた
情報」は、制御手段中のメモリに予め記憶させてもよい
し、電流制御部の制御回路等のハードウェアに実装させ
てもよい。
【0010】以上のとおり、第1の観点による発明によ
れば、量産性を維持しつつも同軸性の高いフェルールを
製造する金属フェルール製造装置及びその金属フェルー
ルの製造方法を提供することができる。
【0011】続いて、第2の観点による発明について説
明をする。この第2の観点による発明によれば、芯材の
周囲に所定の厚さの電着源金属を電着させた後に、前記
芯材を除去して金属フェルールを製造する金属フェルー
ルの製造方法であって、電着される電着源金属を含む電
解液に前記芯材を浸漬し、電着開始後の所定時間の間、
前記芯材に第1電流値の電流を通電し、この芯材に、前
記第1の電流値よりも高い第2の電流値の電流を通電
し、所定の厚さの金属を電着させる金属フェルールの製
造方法が提供される。また、この発明において、前記電
着開始後の所定時間は、1分から2時間であることが好
ましく、前記芯材に当該芯材の両端から通電することが
好ましい。さらに、この発明における第1の電流値は、
必ずしも所定の電流値に限られることなく所定の幅を有
する電流値群であってもよい。また、第2の電流値は第
1の電流値よりも高ければよく、所定の電流値に限られ
ず、所定の幅を有する電流値群を含み、さらに電流値を
所定の電流値まで上昇させる場合に所定の電流値へ至る
までの、ステップ状に変化する電流値や、波状に変化す
る電流値や直線状に変化する電流値をも含む。
【0012】この発明では電着開始後の所定時間中は、
芯材に第1の電流値の電流を通電して、その後第1の電
流値よりも高い第2の電流値を通電する。この第2の電
流値と第2の電流値による通電時間は、形成すべき電着
層の径、芯材の太さ、電着源金属の材質、芯材の材質、
電解液の種類に応じて経験的に又は理論的に適宜決定さ
れる。具体的に、第2の電流値は2A/cm〜5A/
cmとすることが好ましく、第1の電流値の通電後、
第1の電流値から+1%〜+10%の増加率をもって第
2の電流値に至るまで上昇させる。また、第2の電流値
による通電時間は2時間〜6時間程度が好ましい。
【0013】これに対し、第1の電流値の絶対値と第1
の電流値による通電時間は、この第1の電流値による通
電に引き続いて印加される第2の電流値により、芯材の
周囲に均一状態の電着膜が形成されるように決定され
る。この第1の電流値と第2の電流値とを関係づける
と、第1の電流値が第2の電流値に対して1%〜60%
程度であることが好ましい。また、第1の電流値におけ
る通電は、電着開始後1分から10時間、より好ましく
は40分〜80分であるが、これを第2の電流値による
通電時間とを関係づけると、第1の電流値による通電時
間が第2の電流値による通電時間の1%〜160%程度
であることが好ましい。こうして、開始後の所定時間中
に比較的低い第1の電流値において電着を行うことによ
り、芯材の周りに電着源金属に由来する均一な金属膜を
規則的に成長させることができ、その後、第2の電流値
において形成される電着層も均一な状態とすることがで
き、その結果、芯材の全長及び全周に渡り均等に電着層
を形成させることができる。
【0014】これにより、同じ電流値で電着処理をした
金属フェルールよりも、外径が均等で同軸性の高い金属
フェルールを製造する金属フェルールの製造方法を提供
することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本実施形態に係る金属フェル
ール製造装置の平面方向からの説明図、図2は図1に示
した金属フェルール製造装置の正面方向からの説明図、
図3は図1に示した金属フェルール製造装置の部分の分
解射視図である。
【0016】まず、図1を参照しつつ金属フェルール製
造装置100の全体構成を説明する。この金属フェルー
ル製造装置100は、主な構成として、電解液11が満
たされる電鋳槽1と、芯材31の表面に電着される電着
源金属23を保持する金属保持手段2と、芯材31を保
持する芯材保持手段3と、装置の動作を制御する制御手
段4とを有している。芯材31を保持する芯材保持手段
3と金属保持手段2とが一対となってワークホルダ12
に収められ、ワークホルダ12は電鋳槽1に実質的に水
平に並列(平行)配置されている。このため、ワークホ
ルダ12内の芯材保持手段3に保持される芯材31も実
質的に水平に並列(平行)配置されている。このように
区切られたワークホルダ12は制御手段4における制御
単位となり、芯材31への通電は芯材31の1本ごとに
それぞれ制御される。
【0017】ワークホルダ12とともに並列配置された
金属保持手段2は、揺動枠231によって連結されてお
り、この揺動枠231に連なる揺動部23が起こす揺動
運動が伝達されて、金属保持手段2は図1中に矢印aで
示す方向に沿って前後に揺動する。揺動部23はクラン
クを含む揺動機構等の通常用いられる往復運動伝達機構
を用いることができる。また、ワークホルダ12内の芯
材31の片側端部又は両端部は回転部32に接続し、こ
の芯材31はこの回転部32により芯材31の延在方向
を回転軸として回転させられる。本実施形態の回転部3
2は駆動モータに連なるチェーン状の部材であり並列配
置された芯材31を同じ速度で回転させる。なお、金属
フェルール製造装置100に併設された電鋳浴管理装置
5は電鋳浴1の温度や電解液11の濃度等を管理し、不
純物除去装置6は電鋳浴1に含まれる金属残さや微細な
塵芥を除去する。この不純物除去装置6はメッシュフィ
ルタ手段61と除塵手段62とを備えている。
【0018】この図1で示した金属フェルール製造装置
100のII−II断面説明図を図2に示した。図2に示し
たように、電解液11が満たされた電鋳槽1は天蓋16
によって閉じられている。この天蓋16は外部からの塵
等の不純物の混入を遮断するとともに、電解液11の蒸
発等を防止して電解液11の濃度を一定に保つ。さら
に、この電鋳槽1内には、金属保持手段2と、芯材保持
手段3により保持された芯材31と、攪拌用配管13
と、受け皿15と、循環用配管14とが設けられてい
る。電鋳槽1の中の電解液11は常に攪拌され、部分的
な濃度の不均等を防止している。ここでは循環用配管1
4による攪拌を説明したが、電鋳槽1内に設けられた羽
根等により電解液11を攪拌してもよいし、超音波発生
器により電解液11を攪拌してもよい。また、電解液1
1は循環用配管14により電鋳浴管理装置5及び不純物
除去装置6を循環させられ、電鋳浴1内の電解液11の
状態(温度、濃度)を管理するとともに、金属残さ等の
不純物を除去している。具体的には設定された電解液の
温度は誤差5℃、好ましくは誤差2℃の範囲で維持さ
れ、メッシュフィルタ手段61は0.051〜2μm程
度のフィルタにより高速ろ過を行う。この循環用配管1
4に電解液11を取りこむ吸い込み口と、循環用配管1
4から電解液11を排出する吐き出し口とは、電鋳槽1
内に1又は2以上設けられている。また、攪拌用配管1
3は循環用配管14から送り込まれた電解液11を噴出
し、水流を形成させて電解液11を攪拌する。ちなみに
攪拌用配管13の下方にある受け皿15は、電解液11
中に含まれていた不純物の沈殿物を受ける。
【0019】この構成中、金属保持手段2は制御手段4
を介して電力供給部40の陽極に接続され、芯材31は
芯材保持手段3と制御手段4とを介して電力供給部40
の陰極の通電用電極40bに接続される。この芯材31
の他の端部も同様に陰極の通電用電極40aに接続され
る。こうして、芯材31は両端から通電される。
【0020】金属保持手段2と芯材保持手段3とは、実
質的に水平に配置されており両者の間の距離dは芯材3
1の全長に渡って実質的に一定である。この位置関係を
説明するために図3には金属保持手段2と制御手段4と
を中心とした分解斜視図を示した。ここに示した金属保
持手段2はチタンメッシュケース21であり電着源金属
23となるニッケルの粒23を保持する。電着源金属2
3はニッケルに限定されることなくフェルールの電着に
適した他の金属であってもよい。本実施形態におけるニ
ッケル粒23はコバルト等を含む電解ニッケルに属する
ものであってもよいし、硫黄を含有するニッケルであっ
てもよい。このニッケル粒23は使用電気容量を考慮し
たチタンメッシュケース21に入れられるが、スライム
(電着源金属の不溶解の残さ)が漏れないようにアノー
ドバックを被せることが好ましい。チタンメッシュケー
ス21は揺動部23(図1参照)により矢印aの方向に
沿った往復の揺動運動をさせられる。ここでは水平面に
沿ってチタンメッシュケース21を約10mm〜約20
mmの往復運動をさせることとした。このチタンメッシ
ュケース21の揺動により、ニッケル粒23同士の接触
点が固定されることを防止し、チタンメッシュケース2
1の全長に渡ってニッケル粒23を平坦とさせることが
でき、その結果ニッケルイオンの溶出位置を一定にする
ことができる。特に、電着の進行に伴ってニッケル粒2
3は減少することから、このニッケル粒23の減少に伴
うイオン泳動の開始点の変動、芯材31へのニッケルイ
オン到達の条件の変動を防止することができる。このよ
うにニッケルイオンの溶出位置を一定とすることができ
れば、ニッケルイオンが芯材31に到達するまでの泳動
条件を芯材全長に渡って均等とすることができ、芯材3
1へ到着したニッケルイオンの還元も芯材31の全長に
渡って均等とすることができる。その結果、芯材31の
全長に渡って電着条件を均等とすることができる。
【0021】このチタンメッシュケース21と平行とな
るように芯材31を保持するのが芯材保持手段3であ
る。この芯材31は実質的に水平の状態を保つために所
定の張力が与えられている。具体的には芯材31の両端
と通電用電極40a、40bとの接触部分は巻き付けに
よって固定され、片端はスプリング、ゴム等の弾性体を
配置し、芯材31に約2kgの張力がかかるようにして
いる。これにより芯材31は弛むことなく水平の状態を
維持し、芯材31の接触抵抗も低減させている。ちなみ
に、この接触部分の接触抵抗値は0.01Ω以下とする
ことが好ましい。また、この芯材31は回転部32の駆
動を受けてその延在方向を軸として回転する。この回転
により芯材31の周囲に形成される金属フェルールの真
円度を高め、芯材31の周囲360度にわたって外径及
び面租度が均等な電着層を形成させることができる。
【0022】芯材保持手段3の下方には複数の噴出口を
有する攪拌用配管13が配置されている。この噴出口か
らは電解液11が噴出されており、電鋳槽1内の電解液
11を攪拌する。さらにその下方には受け皿15が配置
され、電解液11から沈降してくる残さ等の不純物や偶
発的に落下した部品を受ける。
【0023】次に、電着される芯材31について説明を
する。この芯材31は、導電性を有し、フェルールにお
ける光ファイバが挿入される孔に応じた太さの線状のも
のを用いることができる。具体的には、ニッケル又はそ
の合金、鉄又はその合金、銅又はその合金、コバルト又
はその合金、タングステン又はその合金を用いることが
できる。芯材31の電鋳母材としての長さは200mm
〜300mmとし、その線径は0.125mm〜0.1
28mmであることが好ましい。本実施形態では、ステ
ンレス性のワイヤを用いることとし、高精度SUSワイ
ヤーであるSUS304(有限会社ニック社製)を使用
した。この芯材31の線径は0.1260mmであっ
た。もちろん、この芯材31の線径は、用途に応じて適
宜決定することができ、電着後に行われる研磨等の仕上
げ処理を考慮して目的の径に応じて適宜決定することも
できる。
【0024】この芯材31が浸漬される電解液11は、
電着源金属の種類に応じて適宜決定されることが好まし
く、スルファミン酸ニッケル、塩化ニッケル、硫酸ニッ
ケル、スルファミン酸第一鉄、ホウフッ化第一鉄、ピロ
リン酸銅、硫酸銅、ホウフッ化銅、ケイフッ化銅、チタ
ンフッ化銅、アルカノ−ルスルフォン酸銅、硫酸コバル
ト、タングステン酸ナトリウム、その他の芯材31を組
成する金属に応じた電解液を利用することができる。例
えば、ニッケルの電着に用いることができる電解液を用
いることができ、ニッケルイオン源と、アノード溶解剤
と、pH緩衝剤とを含むものを利用することができる。
具体的には本実施形態では高純度60%スルファミン酸
ニッケル溶液(日本化学産業株式会社製)を使用した。
【0025】このように構成された金属フェルール製造
装置100の動作を説明する。電解液11に浸漬された
ニッケル粒23からは、ニッケルを含むイオンが溶出
し、電解液11にはニッケルを含むイオン(以下ニッケ
ルイオンと称する)が含まれている。制御手段4により
負極に接続された芯材31に通電が開始されると、ニッ
ケルイオンが芯材31へ向かって泳動を開始する。この
ときチタンメッシュケース21は芯材31と平行であ
り、またチタンメッシュケース21と芯材31とは実質
的に水平方向に配置されている。よって、チタンメッシ
ュケース21と芯材31との距離は芯材31の全長に渡
って実質的に同じとなる。しかもチタンメッシュケース
21は水平方向に揺動しているため、ニッケルイオンの
泳動開始点は一定に保たれる。よって、チタンメッシュ
ケース21内のニッケル粒23から新たに溶け出したニ
ッケルイオンは、同じ条件の下で芯材31の表面に至
る。他方芯材31は回転しているため、芯材31におけ
るニッケルイオンの結晶化は芯材31の周囲全体におい
て均等な確率で生じ、電着層の形成は芯材31の周囲全
体において均等に進行する。こうして形成された電着物
は、全長に渡って同じ径を有し、しかも中心となる芯材
31の位置は一定である。この電着物から芯材31を抜
き取ると、線径が0.126mm、さらに好ましくは
0.0125mmの高い同軸性を有する金属フェルール
が得られることとなる。本実施形態の金属フェルール製
造装置100により得られる金属フェルールは1mm〜
3mmの外径を有し、同軸度は0.5μm以下の誤差に
留められている。
【0026】続いて、本実施形態に係る金属フェルール
製造装置100の動作の制御について説明をする。この
金属フェルール製造装置100の芯材への通電を制御す
るのは図4に示した制御手段4である。この制御手段4
は、スイッチング部41を介して芯材31の両端の通電
用電極40aと40bとに働きかける。この2つの通電
用電極40a、40bはともに陰極に接続されており、
芯材31の両端から電子が流れ込む。このように芯材3
1の両端を陰極に接続させることにより、芯材31の全
長に渡って電流密度cをより均等とすることができる。
ちなみに、もし芯材31の一端を陰極に接続させた場合
には、芯材31の抵抗等の種々の要因により、芯材31
を流れる電子と電着原金属の金属イオン23の分布密度
を芯材31の全長に渡って厳密に均等とすることはでき
ない。このため、本実施形態では芯材31の両端に陰極
に接続された通電用電極40a、40bとを設けること
とした。
【0027】上述した制御手段4は、芯材31の芯線抵
抗を検知する芯線抵抗検知部42と、この芯線抵抗検知
部42が検知した芯線抵抗に基づいて芯材31の周囲に
形成された電着層の厚さを算出する電着層算出部43
と、この電着層算出部43が算出した電着層の厚さに基
づいて、芯材31への通電を制御する電流制御部44と
を有している。上述した芯線抵抗検知部42は芯材31
の抵抗を測定する抵抗測定器42aに接続し、電源制御
部44は芯材31への電力供給を行う電力供給手段40
に接続する。芯材31の芯線抵抗を測定する芯線抵抗検
知部42を起動させるか、芯材31へ電着のための通電
を行う電流制御部44を起動させるか、を切り替えるの
がスイッチング部41である。本実施形態におけるスイ
ッチング部41は、予めプログラムされた所定のタイミ
ングに切り替えを行い芯線抵抗検知部42を起動させて
芯材31に形成された電着層の厚みを検知する。具体的
には、開始直後は長い時間間隔で芯線抵抗を検知し、電
着層が所定の厚さに近づくにつれて短い時間間隔で芯線
抵抗を検知することとした。このスイッチング部41に
よる切り替えは、本実施形態のように異なる時間間隔を
設定してもよいし、一定の時間間隔を設定してもよい。
【0028】これらの各構成を有する制御手段4の動作
を図5のフローチャートに基づき説明する。この実施形
態では、芯材31に形成される電着層の厚みを芯材31
の全長に渡って均等とするために、ニッケルイオンの結
晶化をより規則的に行うべく、芯材31へ通電される電
流の電流値を2段階に制御する。ここでは、芯材は0.
126mmのSUS304ステンレスワイヤーを用い、
電着源金属はニッケルである。また、目的の金属フェル
ールの外径は1mmで、処理される芯材の長さは200
mm〜300mmである。
【0029】まず、外部から受け付けた開始命令ととも
に制御手段は起動され(ステップ10)、電流制御部4
4の指令により電力供給手段4が第1の電流値において
芯材31への通電を開始する(ステップ11)。本実施
形態では第1の電流値を1A/cmに設定し、通電開
始後約1時間通電を行った。制御手段4のタイマーがこ
の所定時間である1時間の経過を検知すると(ステップ
12)第1の電流値における電着は終了する。
【0030】次は、第2の電流値による通電が所定の厚
さの電着層を得るまで行われる。ここでは、スイッチン
グ部41の切り替えに従い、芯線抵抗検知部42の起動
と電流制御部44の起動とが繰り返されることとなる。
ここで、図6を参照しつつ第1の電流値と第2の電流値
とを説明する。図6は本実施形態に係る通電履歴を示し
たものであり、時間の経過に対する電流値を示す。ここ
に示すように通電開始後1時間は第1の電流値で通電
し、その後第2の電流値で通電する。比較した結果、芯
材全長に渡って均等な電着層を得るには、第1の電流値
として1A/cm の電流を1時間通電し、その後、第
2の電流値とした3A/cmまで電流を上昇させ、上
昇中の通電を含めて3A/cmで約4時間、すなわち
通算して約5時間通電することが好ましい。実際の通電
履歴を図6に示した。なお、この第1の電流値と第2の
電流値とは絶対的な1つの数値ではなく、所定の幅を有
する電流値群として設定することもできる。また、設定
された開始から第1の電流値に至るまでの電流値、及び
第1の電流値から第2の電流値に至るまでの過程におい
て、ステップ状に又は波状に変化する電流値もこれらに
含まれる。
【0031】さて、ステップ13以降の動作の説明に戻
る。まず、スイッチング部41が起動し(ステップ1
3)、電力制御部44を介した通電を停止させ、芯線抵
抗検知部42を起動させる。芯線抵抗検知部42は抵抗
測定器42aを介して芯材31の芯線抵抗を検知する
(ステップ14)。続いて、電着層算出部43は芯線抵
抗検知部42が検知した芯線抵抗に基づいて、電着層の
厚さを算出する。ちなみにこの電着層の厚さの算出は、
予め算出回路に実装された芯線抵抗値と電着層の厚さを
対応づけた情報に基づき行われる(ステップ15)。さ
らに電着層算出部43は、算出した電着層の厚さが、設
定された厚さとなったかを判断し(ステップ16)、設
定された厚さになっていない場合には、スイッチング部
41が起動し、その切り替え指令に従い(ステップ2
1)、電流制御部44が第2の電流値における通電を開
始する(ステップ22)。一方、設定された厚さの電着
層が得られたのであれば、芯材31への通電を終了する
(ステップ19)。このステップ13におけるスイッチ
ング部41は予め設定された、異なる(開始から序々に
短くなる)時間間隔で起動させることとしたが、等しい
時間間隔で起動させてもよい。なお、ステップ12にお
いて、第1の電流値による電着は所定の時間行うことと
したが、第2の電流値による電着のように芯線抵抗検知
部42の検知する芯線抵抗に基づいて電着層の厚さに応
じて通電を行うことも可能である。すなわち、ステップ
12に代えて、ステップ13からステップ16の処理を
行ってもよい。
【0032】このように、本実施形態によれば、芯材の
全長に渡る電着の条件を均等として、量産性を維持しつ
つも同軸性の高いフェルールを製造することができる。
【0033】次に、図7に示した他の実施形態について
説明をする。図7に示した例は図1で示した金属フェル
ール製造装置100を横に5列並べ(100−1〜10
0−5)、量産性を向上させた金属フェルール製造装置
200である。この金属フェルール製造装置200に
は、5つの電鋳槽1(1−1〜1−5)の電鋳浴を集中
的に管理する電鋳浴管理装置5と、これらの電鋳浴1
(1−1〜1−5)の電鋳浴の不純物を除去する不純物
除去装置6とが併設されている。この電鋳浴管理装置5
はヒータや濃度分析機器を備え、電解液11の温度状態
や濃度状態を一定に保つ。また、不純物除去装置6はメ
ッシュフィルタ手段61や除塵手段62を備え、電着過
程において生じる微細な不純物を除去する。この金属フ
ェルール製造装置200に含まれる金属フェルール製造
装置(100−1〜100−5)は、先に説明した金属
フェルール製造装置100と構造において共通する。図
7(b)に示すように、図外の芯材支持手段3が通電用
電極40a、40bを介して芯材31を水平に保持し、
また、この芯材31に対向する位置に金属保持手段2が
水平に配置されている。この金属保持手段2はワークホ
ルダ12に保持されて電鋳槽1に水平面に沿って並列に
並べられている。揺動部23はこの揺動枠231を揺動
させ、金属保持手段2を揺動する。これにより、同軸性
の高い金属フェルールをさらに大量に生産することがで
きる。
【0034】以上説明した実施例は、本発明の理解を容
易にするために記載されたものであって、本発明を限定
するために記載されたものではない。したがって、上記
の実施例に開示された各要素および各数値は、本発明の
技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣
旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る金属フェルール製造装置の平
面方向からの説明図である。
【図2】図1に示した金属フェルール製造装置の正面方
向からの説明図である。
【図3】図1に示した金属フェルール製造装置の部分の
分解射視図である。
【図4】本実施形態の制御に関する構成のブロック図で
ある。
【図5】本実施形態の制御手段の制御手順を説明するた
めのフローチャート図である。
【図6】第1の電流値と第2の電流値とを説明するため
の図である。
【図7】本実施形態の他の例を示す図であり、図7
(a)は平面図を示し、図7(b)は正面図を示す。
【符号の説明】
100、200…金属フェルール製造装置 1…電鋳槽 11…電解液 12…ワークホルダ 13…攪拌用配管 14…循環用配管 15…受け皿 16…天蓋 2…金属保持手段 21…チタンメッシュケース 23…電着源金属、ニッケル粒 23…揺動部 231…揺動枠 3…芯材保持手段 31…芯材 32…回転部 4…制御手段 40…電力供給部 40a、40b…通電用電極 41…スイッチング部 42…芯線抵抗検知部 42a…抵抗測定器 43…電着層算出部 44…電流制御部 5…電鋳浴管理装置 6…不純物除去装置 61…メッシュフィルタ手段 62…除塵手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電着源金属を電解液に浸漬し、芯材に通電
    することにより、前記芯材の周囲に金属を電着させてフ
    ェルールを製造する金属フェルール製造装置であって、 前記電解液が満たされる電鋳槽と、 前記電解液に浸漬される前記電着源金属を保持する一又
    は二以上の金属保持手段と、 前記電解液に浸漬される前記芯材を実質的に水平に支持
    する一又は二以上の支持手段とを備えた金属フェルール
    製造装置。
  2. 【請求項2】前記支持手段は、前記金属保持手段から所
    定の距離を保つように前記芯材を支持する請求項1記載
    の金属フェルール製造装置。
  3. 【請求項3】前記支持手段は、前記前記芯材の延在方向
    を回転軸として、当該芯材を回転させる回転部を有する
    請求項1又は2記載の金属フェルール製造装置。
  4. 【請求項4】前記金属保持手段は、複数の粒状の電着源
    金属を保持するとともに、当該金属保持手段を実質的に
    水平方向に揺動させる揺動部を有する請求項1〜3記載
    の金属フェルール製造装置。
  5. 【請求項5】前記二以上の支持手段は、当該支持手段が
    それぞれ支持する芯材が略平行となるように並列に配置
    され、 前記二以上の金属保持手段は、前記並列に配置された支
    持手段が支持する各芯材とそれぞれ対向するように配置
    された請求項1〜4記載の金属フェルール製造装置。
  6. 【請求項6】前記芯材の両端から通電させ、当該通電を
    制御する制御手段を有する請求項1〜5記載の金属フェ
    ルール製造装置。
  7. 【請求項7】前記制御手段は、 前記各芯材の芯線抵抗を検知する抵抗検知部と、 前記抵抗検知部により検知された芯線抵抗から、前記電
    着層の厚さ及び前記芯材の芯線抵抗を対応づけた情報に
    基づいて、前記芯材に形成された電着層の厚さを算出
    し、この算出された電着層の厚さに応じて、前記芯材へ
    の通電を制御する電流制御部と、 前記電流制御部の起動と前記抵抗検知部の起動との切り
    替えを行うスイッチング部とを有する請求項6記載の金
    属フェルール製造装置。
  8. 【請求項8】前記電着源金属を電解液に浸漬し、 前記芯材を実質的に水平に電解液に浸漬し、 前記芯材に通電し、当該芯材の周囲に金属を電着させて
    フェルールを製造する金属フェルール製造方法。
  9. 【請求項9】前記芯材に、当該芯材の両端から通電する
    請求項8記載の金属フェルールの製造方法。
  10. 【請求項10】芯材の周囲に所定の厚さの電着源金属を
    電着させた後に、前記芯材を除去して金属フェルールを
    製造する金属フェルールの製造方法であって、 電着される電着源金属を含む電解液に前記芯材を浸漬
    し、 電着開始後の所定時間の間、前記芯材に第1電流値の電
    流を通電し、 この芯材に、前記第1の電流値よりも高い第2電流値の
    電流を通電し、所定の厚さの金属を電着させる金属フェ
    ルールの製造方法。
  11. 【請求項11】前記電着開始後の所定時間は、1分から
    2時間である請求項10記載の金属フェルールの製造方
    法。
  12. 【請求項12】前記芯材に、当該芯材の両端から通電す
    る請求項10又は11記載の金属フェルールの製造方
    法。
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WO2004101858A1 (ja) * 2003-05-16 2004-11-25 Croster Industry Co., Ltd. 金属フェルール製造装置及び金属フェルールの製造方法
CN116575099A (zh) * 2023-07-13 2023-08-11 深圳市华富五金制品有限公司 一种五金电镀装置及其电镀方法

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