JP2003155881A - 折れ雨戸 - Google Patents

折れ雨戸

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JP2003155881A JP2001356415A JP2001356415A JP2003155881A JP 2003155881 A JP2003155881 A JP 2003155881A JP 2001356415 A JP2001356415 A JP 2001356415A JP 2001356415 A JP2001356415 A JP 2001356415A JP 2003155881 A JP2003155881 A JP 2003155881A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋外から覗き見られることなくプライバシー
保護を徹底することができ、また、防風、防雨、防音、
防犯性に優れ、また、日除け(断熱性)に優れ、さらに
スラットの開閉操作の快適性を図ることができる折れ雨
戸を提供すること 【解決手段】 折れ雨戸は、建物の開口Kに略沿うよう
に固定された固定枠1とこの固定枠1に配置された第1
〜第4雨戸1A〜1Dからなっていて、第1及び第2雨
戸1A,1B並びに第3及び第4雨戸1C,1Dがそれぞれ
屋外側に折畳まれるようになっている。各雨戸は、上下
框10,11、竪框12,13及び中框14から雨戸框
を形成し、上框10と中框14間、下框11と中框14
間に、それぞれ複数のスラット2A、2Bを水平方向に
配列し、前記中框14に前記スラット2A、2Bを揺動
される第1、第2揺動機構を操作する操作スライダー1
5を臨ませている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の開口に設
けられる建具としての折れ雨戸に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の窓等の開口には、日除けやプライ
バシー保護のため、ガラス戸等の室内側にカーテン類、
ブラインド類を吊るしている場合が多い。カーテン、ブ
ラインドのみの場合には、防犯上、不安があるため、ガ
ラス戸等の屋外側には外装装置として雨戸、ルーバー、
シャッター等が取付けられる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、雨戸及びシャ
ッターの場合には、就寝時に防犯などの機能を発揮させ
るもので、その用途は極めて限定されていた。また、ル
ーバの場合には、ルーバを開閉させる開閉機構の操作性
に難点があるものが多かった。
【0004】そこで本願発明は、屋外から覗き見られる
ことなくプライバシー保護を徹底することができ、ま
た、防風、防雨、防音、防犯性に優れ、また、日除け
(断熱性)に優れ、さらにスラットの開閉操作の快適性
を図ることができる折れ雨戸を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は少なくとも2枚の雨戸が室外側に折り畳
まれ、且つ、雨戸の雨戸框に配列された複数のスラット
を揺動させる揺動機構を備えた折れ雨戸において、該揺
動機構は、スライド力を回転力に変換させるねじりバー
と、該ねじりバーの一端側に取付けられ、且つ、その回
転力が伝達される第1の伝達部材と、該第1の伝達部材
に取付けられ、且つ、その回転力が伝達されるバー部材
と、前記複数のスラットに対応するように、前記バー部
材に所定間隔をおいて取付けられ、且つ、その回転力が
伝達される第2の伝達部材とからなることを特徴とする
折れ雨戸とした(請求項1に記載の発明)。この発明に
よれば、建物の開口を遮断することができるので、プラ
イバシー保護を徹底化することができ、且つ、防風、防
雨、防音、防犯性に優れている。また、スラットの揺動
角度を調整することにより太陽光線を弾いて断熱を図
り、同時に採光及び通風を図ることができる。さらに、
スライド力を付与する装置(例えば後述の操作スライダ
ー)を左右にスライドさせるというスライド運動によっ
て動作するので、スラットの揺動操作の容易性が向上
し、スラットの開閉操作の快適性を図ることができる。
【0006】上記発明において、建物の開口に対応させ
た前記雨戸のサイズに応じて、少なくとも1組の揺動機
構が取付けられていることを特徴とする(請求項2に記
載の発明)。建物の開口の大きさ、位置に対応させて、
操作し易い揺動機構を組込むことができる。
【0007】上記発明において、建物の開口に沿わせて
固定された固定枠に雨戸を取付けたことを特徴とする折
れ雨戸とした(請求項3に記載の雨戸)。本願発明の折
れ雨戸は、新設の建物に設置できるし、既設の建物の開
口に取付ける場合には、固定枠を介して取付けることも
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】実施形態に係る折れ雨戸につい
て、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は各スラッ
トが閉鎖状態の折れ雨戸の室外側正面図、図2は第1雨
戸及び第2雨戸を折畳んだ状態の同横断面図、図3は同
各雨戸の縦断面である。なお、上記各図及び後述の各図
において、略同一の構成は同一の符号を用い、詳細な説
明を省略する。
【0009】図1〜図3に示したように、折れ雨戸は、
建物の開口Kに略沿うように固定された固定枠1とこの
固定枠1に配置された第1〜第4雨戸1A〜1Dからな
っていて、第1及び第2雨戸1A,1B並びに第3及び第
4雨戸1C,1Dがそれぞれ屋外側に折畳まれるようにな
っている。
【0010】前記固定枠1は、各雨戸1A〜1Dと開口
K間の間隔を保たせてつつ折れ雨戸を取付けるもので、
サッシ枠等と折れ雨戸の位置調整に使用する。特に、既
設の開口に折れ雨戸を取付ける場合に有用である。前記
固定枠1には、枠本体100の室外側横枠101にレー
ル部102が設けられており、図4に示すように上下レ
ール部102の各両端(L1、L2、R1、R2)に
は、それぞれターンテーブル103が設けられている。
前記レール部102及び前記ターンテーブル103は、
第1及び第2雨戸1A,1B並びに第3及び第4雨戸1C,
1Dが折畳まれたり、折広げられる場合に、第2及び第
3雨戸1B、1Cに取付けられたガイド突起兼用ストッ
パ13bのロッド(後述、図11参照)が走行する部分
である。前記固定枠1は、上記のように構成され、前記
開口Kの周囲を沿って止着具を介して躯体側に固定され
ている。
【0011】前記第1雨戸1A及び第4の雨戸1Dは略
同一であり、また第2雨戸1B及び第3の雨戸1Cは略同
一であるので、第4雨戸1Dの構成例は、第1雨戸1A
によって説明し、第3雨戸1Cの構成例は、第2雨戸1
Bによって説明する。
【0012】前記第1雨戸1Aは、上下框10,11、
竪框12,13及び中框14から雨戸框を形成し、上框
10と中框14間、下框11と中框14間に、それぞれ
複数のスラット2A、2Bを水平方向に配列している。
【0013】図5(イ)に示した前記竪框12の上下端1
2U、12Dには、それぞれ同図(ロ)、(ハ)に示し
た回転軸12a(ピボット軸)が取付けられ、前記ター
ンテーブル103に設けられた各軸受部103a(図
4)に軸支され、第1雨戸1Aが前記固定枠1に回転可
能に取付けられている。他方の竪框13には、ヒンジ取
付枠130が形成され、前記第2雨戸1Bをヒンジ結合
している。なお、図5(イ)に示した前記竪框13の上
下端部13U、13Dには、同図(ニ)、(ホ)に示し
たストッパ13aが取付けられ、折れ雨戸を閉じた場合
の雨戸の「バタツキ」防止や防犯性を高めている。
【0014】前記中框14は、図3に示したように上下
2列に形成され、上下中框14A、14Bには、それぞ
れ前記スラット2A、2Bを揺動される第1、第2揺動
機構を操作する操作スライダー15を臨ませている。前
記中框14を上下中框14A、14Bに2列にすること
なく、一体型としてもよい。
【0015】前記第1及び第2揺動機構は、略同一構成
であるので、第1揺動機構を取上げて図6〜図10に基
づきその構成例を説明する。図6は同揺動機構の要部断
面図、図7は同分解斜視図、図8は同要部分解斜視図、
図9は同動作説明図、図10は同要部正面図である。
【0016】前記第1揺動機構は、図6及び図7に示し
たように、前記操作スライダー15のスライド力を回転
力に変換させるねじりバー3と、その回転力をバー部材
4に伝達する第1の伝達部材5と、そのバー部材4の回
転力を各スラット2に伝達する第2の伝達部材6からな
っている。
【0017】前記操作スライダー15は、摘み片150
とスライダー本体151からなり、そのスライダー本体
151が、前記上中框14Aに設けられたスライド枠1
42(図6)に沿って直線的に滑動できるように配置さ
れている。
【0018】前記スライダー本体151の構成例を、図
8に基づいて説明する。スライダー本体151は、本体
部151aと、蓋体部151bと、本体部151aと蓋
体部151bを組立てるカシメ部151cからなってお
り、このカシメ部151cに前記摘み片150が固定さ
れている。前記本体部151aには、2列の孔151
d、151dが設けられており、各孔151dにスプリ
ング151e、ボール151fが嵌めこまれている。前
記本体部151aと蓋体部151bには、ねじり状の孔
152が設けられているが、この孔152に形成されて
いるクリアランスが、前記スプリング151eにより前
記蓋体部151bに向かって付勢されるボール151f
によって調整されることになり、前記スライダー本体1
51に「ガタツキ」が生じることなく、スムーズにスラ
イドさせることができる。
【0019】より詳細に「ガタツキ防止手段」を取付け
た理由及び作用を図9に基づいて説明する。前記ねじり
状の孔152をねじりバー3の「ねじれ」にそって忠実
に形成すると、操作スライダー15を操作する際に、
「ガタ」が生じる。また全てのねじりバー3に全く同一
の「ねじれ」を形成させることは困難である。よって、
前記ねじり状の孔152にはねじりバー3のためにクリ
アランス(遊び)が必要になる。この場合に、このクリ
アランスを調整し、快適なスライド操作を実現するもの
が、「ガタツキ防止手段」である。
【0020】図9に示したように、前記スプリング15
1eにより前記蓋体部151bに向かって付勢されるボ
ール151fがねじりバー3に当接すると共に、操作ス
ライダー15のスライドにより回転する。その結果、前
記ねじり状の孔152に挿入されてねじりバー3に作用
するクリアランスCが、適度に調整されることになり、
前記スライダー本体151に「ガタ」が生じることな
く、スムーズにスライドさせることができる。
【0021】なお、前記スライダー本体151は、スラ
イド枠142に沿って直線的に滑動できるような形状で
あればどのようなものでもよく、前記スイラダー15の
摘み片150の形状も同様に、どのようなものでもよ
い。
【0022】前記ねじりバー3は、薄板状の棒材を所定
のねじれ角によって変形させたもので、前記操作スライ
ダー15の滑動方向に応じて、正転或いは逆転するよう
になっている。前記ねじりバー3のねじれ角の大きさ、
即ち、そのねじれ角によって形成されるねじりバー3の
一端30に対する他端31の回転角度は、操作者が前記
操作スライダー15を軽くスライドできて、好みの開閉
角度を楽しむことができ、さらに各スラット2の開閉角
度の微調整が可能なように成形すればよい。
【0023】例えば、図10に示したように、前記ねじ
りバー3の一端30から他端31までの長さLに対し、
他端の回転角度は約210度のように成形してもよい。
同じ寸法Lにおいて、回転角度を大きく設定すればする
ほど、スラット2の開閉角度を大きくすることができる
が、大きなスライド力を付与しなければならず操作性は
重くなる。一方、回転角度を小さく設定すればするほ
ど、スラット2の開閉角度が小さくなり、操作性が軽く
なる。また、同じ回転角度において、ねじりバー3の取
付長さを調整することにより、スライドバー15のスラ
イド幅に応じてスラット2の開閉角度を調整することが
できる。
【0024】この実施形態では、前記ねじりバー3の取
付長さは、各スラット2を約90度の範囲で開閉できる
ように設定され、ねじりバー3の両端30、31が回転
軸32,32に固定されると共に、これらの回転軸3
2,32がそれぞれ前記スライド枠142に固定された
軸受33、33に取付けられている。
【0025】前記回転軸32は、図7に図示されている
ように、前記ねじりバー3の端部を固定する固定円柱部
320と、この固定円柱部320より縮径された回転部
321とからなる。この回転部321には、前記第1の
伝達部材5の一端を固定する4角孔322が形成されて
いる。これら固定円柱部320と回転部321間に形成
された段差323が前記軸受33の側面に当接すること
により、前記ねじりバー3が変位することなく空転し、
回転力のみが前記第1の伝達部材5に伝達されるように
なっている。
【0026】なお、前記ねじりバー3と第1の伝達部材
5間に前記回転軸32を介在させることにより、ねじり
バー3の円滑な回転を図ると共に、ねじれ角の異なるね
じりバー3の交換も容易となる。前記回転軸32の回転
部321は、前記竪框13に設けられた孔(図示せず)
から、その竪框13の中空部131(図2参照)に突出
され、前記第1の伝達部材5の一端50に連結されてい
る。
【0027】前記第1の伝達部材5は、竪框13の中空
部131に収容され、図7等に示したように、その一端
50がねじりバー3及び回転軸32と略同一軸上に配置
され、前記回転軸32の四角孔322に固定されてい
る。そして前記一端50を中心にして、他端51が前記
ねじりバー3の回転に応じて回転する。この第1の伝達
部材5は、略小判状に形成されているが、前記一端50
に相当する回転中心部と前記他端51に相当する回転部
を備えていれば、どのような形状でもよい。
【0028】前記第1の伝達部材5の他端51は、前記
竪框13の中空部131に沿って配置されているバー部
材4の孔40に空転可能に取付けられている。
【0029】前記バー部材4は、前記第1の伝達部材5
からの回転に同調させて各スラット2を回転させるもの
で、各スラット2の配置間隔に応じた孔41が設けられ
ている(図7参照)。
【0030】一方、前記バー部材4の孔41に対応する
ように、前記第1の伝達部材5と略同一の形状に成形さ
れた第2の伝達部材6の一端60が、後述のスラットホ
ルダ7を介して前記竪枠13内に回転可能に配置されて
いる(図7等参照)。この第2の伝達部材6の他端61
は、前記バー部材4の前記各孔41に空転可能に配置さ
れており、第2の伝達部材6は、その一端60を中心に
して前記第1の伝達部材5と同調して回転する。
【0031】前記スラットホルダ7は、図7等に示した
ように、前記竪框13の中空部131内に臨む回転軸7
0と、この回転軸70に同軸的に固定され、且つ、竪框
13の外側面に当接する鍔部71と、前記スラット2の
側面に埋込まれる楔部72からなっている。
【0032】なお、前記スラット2の他端を回転可能に
保持するスラットホルダ7A(図6参照)は、前記竪框
12に取付けられており、前記スラットホルダ7と同様
に構成され、その楔部72が前記スラット2の側面に埋
込まれている。
【0033】次に、前記スラット2の構成例を説明す
る。スラット2は、図7等に示したように、前記スラッ
トホルダ7の楔部72を取付ける取付部20を設けた中
空部21と、この中空部21の下部から下方に延出され
た板状部22からなり、例えばアルミニウム等の金属材
料の押出成形によって形成されている。このスラット2
の主な特徴的な点は、スラット2を略水平位置まで回動
させた場合、その上部が竪框12、13の遮光片12
2、132(図2参照)と干渉しないような寸法に形成
されていること、前記スラットホルダ7の回転軸70の
位置とスラット2の重心が略一致するように、その形状
に工夫を加えたこと、及び前記中空部21の上部室外側
に消音部材23を取付けたことである。
【0034】前記竪框12、13に開閉可能なスラット
2を取付ける場合、スラット両端に僅かな間隙が形成さ
れてしまい、外部からの光、室内側からの光が漏れるこ
とになる。このことは、プライバシー保護上好ましくな
いことから、前記竪框12、13には遮光片122、1
32が形成されている。この遮光片122、132と前
記スラット上部との干渉を避けるため、スラット2の中
空部21の寸法が、スラット2の回転中心(前記第2の
伝達部材6の一端60、スラットホルダ7の回転軸7
0)から遮光片122、132までの距離に比べ、短く
なるように形成した。
【0035】この場合に、スラット2の重心が前記板状
部22側に偏ると、スラット2の回転が重くなり、快適
な操作性を害するおそれがある。そこで、前記スラット
2の中空部21の内、前記回転中心から遮光片寄りの部
分を肉厚、且つ、若干傾斜状に成型し、その重心が前記
板状部22側に偏らないようにしている。その結果、前
記スラットホルダ7の回転軸70の位置とスラット2の
重心が略一致し、操作性が向上している。
【0036】前記消音部材23は、例えば塩化ビニール
からなるもので、各スラット2を閉じた際に、上下のス
ラットが当たるときに発生する音を消音すると共に、雨
仕舞の機能も発揮する。
【0037】次に、前記第2の雨戸1Bの構成例を図1
〜図3及び図11に基づいて説明する。第2雨戸1B
は、前記第1雨戸1Aと、略同一に形成されており、前
記第1の雨戸1Aの竪框13に設けられたヒンジ取付枠
130に対応するヒンジ取付枠130が竪框13に形成
され、ピース状或いは長尺状のヒンジ130aを介して
前記第1雨戸1Aとヒンジ結合されている。他方の竪枠
12には、図11(イ)に示した上下端12U,12D
に、同図(ロ)(ハ)に示したガイド突起兼用ストッパ
13bが取付けられ、このストッパ13bのロッドが前
記レール部102及びターンテーブル103のレール部
103bに沿って移動できるようになっている。そして
第1、第2雨戸1A、1Bが押し開かれた場合(図2に
示した位置)に、前記ストッパ13bのロッドをさらに
突出させることにより、前記ターンテーブル103の孔
103cに出没し、雨戸の「バタツキ」を防いでいる。
なお前記竪框12には、重ね部123が形成されてい
る。
【0038】次に、上記のように構成された雨戸の使用
例を図12(イ)〜(ハ)及び図13(a)〜(d)に
基づいて説明する。図13(イ)に示したように、折れ
雨戸により建物の開口Kが閉じられている場合で、且
つ、各スラット2A、2Bも閉じている場合の使用例は
次のとおりである。
【0039】前記スラット2が閉鎖状態にあるときは、
前記操作スライダー15は図13(a)に示した右端の
位置にある。この位置から前記操作スライダー15を図
面上、左方向にスライドさせると、そのスライド力は、
ねじりバー3、回転軸32、第1の伝達部材5、バー部
材4、第2の伝達部材6、スラットホルダ7を介してス
ラット2に伝達され、各スラット2が前記操作スライダ
ー15のスライド幅に応じた角度で開放される。
【0040】図14(c)のように、前記操作スライダ
ー15を中間位置まで移動させると、前記スラット2が
半開され、同図(d)のように、さらに左端まで前記操
作スライダー15をスライドさせると、スラット2が全
開となる。
【0041】各スラット2を閉じるときには、前記操作
スライダー15を右側にスライドさせればよい。
【0042】上述のように、上記各動作において、前記
操作スライダー15を左右にスライドさせることで、各
スラット2の開閉を行うので、開閉操作が極めて容易で
ある。また、前記ねじりバー3のねじれ角を小さくする
ことにより、小さな力でスライドさせることができ、ま
た、各スラット2を略90度の範囲で、好きな角度で固
定することができる。この場合、各スラット2の開閉角
度を大きくしたいときには、より大きなねじれ角のねじ
りバーに交換すれば良い。また、ねじりバー3にはねじ
れ角が存在するので、スラット2を動かしても、操作ス
ライダー15はスライドし難く、防犯性に優れている。
前記ねじりバー3は、その製造コストを安価に押さえる
ことができる。また、ねじりバー3のねじれ方向を逆転
させて(反時計回り)成形することにより、前記操作ス
ライダー15が図13(a)及び(b)に示した位置に
あるときには、前記スラット2を開放状態にすることが
できる。さらに、前記竪框12,13に遮光片122,
132が形成されているので、この点からもプライバシ
ーの保護に優れているし、図3等に示したように見込み
方向の幅内に前記操作スライダー15が納められ、コン
パクト化が図られている。
【0043】建物の開口Kを開けたい場合には、前記ス
トッパ13aを解除し、第1雨戸1A及び第2雨戸1
B、第3雨戸1C及び第4雨戸1Dを屋外側に押出すよ
うにすればよい(図12(ロ))。建物開口Kの両側に
余裕があれば、図13(ハ)のように、押し広げること
ができる。この場合前記第2、第3雨戸1B,1Cに設け
たストッパ13aによりガタツキを防ぐことができる。
さらに、図12(ハ)に示した位置にホルダーHを取付け
てもよい。
【0044】前記実施形態に係る揺動機構の操作スライ
ダー15を室内側に臨ませるように取付けてもよい(図
14)。前記実施形態においては、前記操作スライダー
15、前記ねじりバー3、前記回転軸32及び前記第1
の伝達部材5は、中框14に取付けられているが、上框
10、下框11に取付けてもよい。この場合には中框1
4に代えてスラット2を配置してもよい。また、前記回
転軸32の回転方向を直交させる部材を、その回転軸3
2と第1の伝達部材5間に介在させることにより、前記
操作スライダー15、前記ねじりバー3及び前記回転軸
32を竪框側に配置することもできる。また、前記実施
形態においては、前記雨戸框内の略全面にスラットを配
置していたが、雨戸框内の上部、中部或いは下部など、
所定の領域に限定し、これらのスラットを揺動させる揺
動機構を設けてもよい。
【0045】前記折れ雨戸はテラスタイプのものであっ
たが、図15に示したように窓用タイプのものでもよ
い。また、図16に示したように、第1と第2雨戸1
A、1Bの1組と第4の雨戸1Dで折れ雨戸にしてもよ
い。さらに、図17に示したように、第1と第2雨戸1
A´、1B´のように1組でもよい。その他の構成は、
上記実施形態と略同様であるので、同一の作用効果を奏
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、建物の
開口を遮断することができるので、プライバシー保護を
徹底化することができ、且つ、防風、防雨、防音、防犯
性に優れている。また、スラットの揺動角度を調整する
ことにより太陽光線を弾いて断熱を図り、同時に採光及
び通風を図ることができる。さらに、スライド力を付与
する装置(例えば後述の操作スライダー)を左右にスラ
イドさせるというスライド運動によって動作するので、
スラットの揺動操作の容易性が向上し、スラットの開閉
操作の快適性を図ることができる。
【0047】請求項2に記載の発明によれば、建物の開
口の大きさ、位置に対応させて、操作し易い揺動機構を
組込むことができる。
【0048】請求項3に記載の発明によれば、新設の建
物に設置できるし、既設の建物の開口に取付ける場合に
は、固定枠を介して取付けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る折れ雨戸の室外側正面
図、
【図2】 同雨戸の横断面図、
【図3】 同雨戸の縦断面図、
【図4】 (イ)〜(ハ)同雨戸のターンテーブル配置
図、
【図5】 (イ)〜(ホ)同雨戸の回転軸、ストッパ配
置図、
【図6】 同雨戸の揺動機構の要部断面図、
【図7】 同揺動機構の分解斜視図、
【図8】 同揺動機構のスライダー本体の分解斜視図、
【図9】 同スライダー本体の説明図、
【図10】 同揺動機構のねじりバーの正面図、
【図11】 (イ)〜(ハ)同雨戸のガイド突起兼用ス
トッパ配置図、
【図12】 (イ)〜(ハ)同雨戸の動作例図、
【図13】 (a)〜(d)スラット開閉状態説明図、
【図14】 別例の揺動機構の要部斜視図、
【図15】 第2実施形態に係る折れ雨戸の室外側正面
図、
【図16】 第3実施形態に係る折れ雨戸の室外側正面
図、
【図17】 第4実施形態に係る折れ雨戸の室外側正面
図。
【符号の説明】
1 固定枠 1A
〜1D 雨戸 10,11 上下框 1
2,13 竪框 12a 回転軸 13
a 13b ストッパ 100 枠本体 10
1 室外側横枠 102 103b レール部 10
3 ターンテーブル 103a 軸受 130 ヒンジ取付枠 13
0a ヒンジ 131 中空部 12
2 132 遮光片 14 中框 14
A 14B 上下中框 141 スライド枠 15 操作スライダー 150 摘み片 15
1 スライダー本体 151a 本体部 15
1b 蓋体部 151c カシメ部 15
1d 孔 151e 15
1f ボール 152 孔 2A 2B スラット 20 取付部 21
中空部 22 板状部 23
消音部材 3 ねじりバー 30 一端 31
他端 32 回転軸 33
軸受 320 固定円柱部 32
1 回転部 322 4角孔 32
3 段差 4 バー部材 40 41 孔 5 第1の伝達部材 6
第2の伝達部材 50 第1の伝達部材の一端 51
他端 60 第2の伝達部材の一端 61
他端 7 7A スラットホルダ 70
回転軸 71 鍔部 72
楔部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2枚の雨戸が室外側に折り畳
    まれ、且つ、雨戸の雨戸框に配列された複数のスラット
    を揺動させる揺動機構を備えた折れ雨戸において、 該揺動機構は、スライド力を回転力に変換させるねじり
    バーと、 該ねじりバーの一端側に取付けられ、且つ、その回転力
    が伝達される第1の伝達部材と、 該第1の伝達部材に取付けられ、且つ、その回転力が伝
    達されるバー部材と、 前記複数のスラットに対応するように、前記バー部材に
    所定間隔をおいて取付けられ、且つ、その回転力が伝達
    される第2の伝達部材とからなることを特徴とする折れ
    雨戸。
  2. 【請求項2】 建物の開口に対応させた前記雨戸のサイ
    ズに応じて、少なくとも1組の揺動機構が取付けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の折れ雨戸。
  3. 【請求項3】 建物の開口に沿って固定された固定枠に
    前記雨戸を取付けたことを特徴とする請求項1又は2に
    記載の折れ雨戸。
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