JP2003155864A - フロアヒンジ - Google Patents

フロアヒンジ

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JP2003155864A
JP2003155864A JP2001355421A JP2001355421A JP2003155864A JP 2003155864 A JP2003155864 A JP 2003155864A JP 2001355421 A JP2001355421 A JP 2001355421A JP 2001355421 A JP2001355421 A JP 2001355421A JP 2003155864 A JP2003155864 A JP 2003155864A
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gear
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉扉速度とともに開扉速度を制御し得る制御
装置を簡単に設けることができるフロアヒンジを提供す
る。 【解決手段】 回転軸10に歯車20を設けるとともに
扇形部材21の扇形歯車部21aを歯車20に噛み合わ
せ、第1シリンダ室26a、第2シリンダ室26bにそ
れぞれ第1ピストン27a、第2ピストン27bを収容
し、扇形部材21と両ピストン27a、27bをレバー
23a、23bにて連結し、油圧制御するするために両
シリンダ室26a、26bにそれぞれ複数の流路を形成
するとともに、第1シリンダ室26aに形成された流路
に調整バルブ42a、48a、49a、53a及び39
aを設け、第2シリンダ室26bに形成された流路に調
整バルブ42b、48b、49b、53b及び39aを
設け、開扉速度と閉扉速度を油圧によって制御するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロアヒンジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、扉を取り付けるべき通路の床に埋
め込んで扉を支持するためのフロアヒンジとしては、例
えば図25に示すように、扉の下端を支持するための回
転軸101にハート形カム102をこれとともに回転す
るように設けるとともに、ガイド板103にハート形カ
ム102が周接する一対のローラ104を設け、かつ圧
縮ばね105を外装した2つの連結部材106に前記ガ
イド板103を連結するとともに連結部材106にそれ
ぞれピストン107を連結したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
フロアヒンジでは扉の閉扉速度を複数の回転角度区間で
制御しかつ扉を所定角度まで開いた後に開扉速度を遅い
速度に制御しようとすると、2つのピストン107が回
転軸101の回転に伴って同方向へ移動するため、閉扉
速度と開扉速度のいずれか一方しか制御することができ
なかった。したがって、通常は閉扉速度を制御するため
の装置のみが取り付けられていた。
【0004】そこで、本発明は前記問題点を解決しよう
とするものであって、閉扉速度とともに開扉速度を制御
し得る制御装置を簡単に設けることができるフロアヒン
ジを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明のフロアヒンジは、通路の床に埋設されて
扉の下端を回転可能に支持するためのフロアヒンジであ
って、ケースの幅方向中央部の一端側に扉と連結されて
扉の回転によって回転する回転軸を配置するとともにこ
の回転軸にこれと一体に回転するハート形カムを設け、
ケースの幅方向中央部の他端側に圧縮ばねを外装したロ
ッドを配置し、回転軸が扉を開く方向へ回転したときに
圧縮ばねが圧縮され回転軸が扉を閉じる方向に回転した
ときに圧縮ばねのばね力によって自閉されるように、前
記ロッドに連結するためのガイド板をそれに設けた一対
のローラにハート形カムを周接させることによってケー
スの長手方向へ往復移動するように取り付けるとともに
このガイド板を前記ロッドに連結し、前記回転軸にこれ
とともに回転する歯車を設け、この歯車と噛み合う扇状
歯車部を有する扇状部材を配置するとともに扇状歯車部
を前記歯車と噛み合わせ、前記ロッドの両側にそれぞれ
シリンダ室を形成するとともにそれぞれのシリンダ室に
一方向バルブを備えたピストンを収容し、それぞれのピ
ストンが前記回転軸の回転方向に応じて所定方向へ移動
するとともに回転軸の回転角度に応じて所定距離移動す
るように、両ピストンをレバーによって前記扇状部材の
両端部にそれぞれ連結し、扉の開閉速度を油圧によって
制御するための油をケース内に収納し、扉を所定角度以
上開いた後に扉を全開するまで回転させるときにピスト
ンが油圧によって制御されて前記所定角度までの速度よ
りも遅い速度で移動し得るように、前記シリンダ室のう
ちの一方のシリンダ室の側壁にピストンの移動方向の下
流側から上流側へ油を流がすための流路を形成するとと
もにこの流路に油の流量を調整するための調整バルブを
設けて開扉速度を制御するようになし、かつ、扉を閉じ
る方向へ回転させるときに複数の回転角度区間でピスト
ンが油圧によって制御されてシリンダ室内を異なる速度
で移動し得るように、前記シリンダ室のうちの他方のシ
リンダ室の側壁にピストンの移動方向の下流側から上流
側へ油を流すための複数の流路を形成するとともにそれ
ぞれの流路に油の流量を調整するための調整バルブを設
けて閉扉速度を制御するようになしたことを特徴とす
る。
【0006】前記構成によれば、扉と連結されて扉の回
転によって回転する回転軸をケースの幅方向中央部の一
端側に配置するとともに、ケースの他端側の両側にそれ
ぞれシリンダ室を形成し、回転軸とともに回転する歯車
に扇形部材の扇形歯車部を噛み合わせるとともに扇形部
材の両端部にそれぞれ設けたレバーと両シリンダ室に収
容した両ピストンとを連結するようにしたので、開扉速
度と閉扉速度とを油圧によって制御する装置を簡単に取
り付けることができ、また、回転軸の回転を歯車を介し
てピストンに伝達するようにしたので、開扉速度と閉扉
速度を確実に制御することができる。
【0007】また、ケースの幅方向中央部の一端側に扉
と連結されて扉の回転によって回転する回転軸を配置す
るとともにこの回転軸にこれとともに回転する歯車を設
けたので、この歯車を介して回転軸の回転を前記のよう
にピストンに伝達することができる他、回転軸の上端を
扉の下端と連結させるべくケースの上方に突出させれば
通路の両側へ開閉する扉いわゆる自由開き扉用のフロア
ヒンジを形成することができるとともに、前記歯車に連
結歯車を介してケースの幅方向の一方の側に配置した扉
の下端と連結する支持軸と連結することによって通路の
一方側へ開閉する扉いわゆる一方向開き扉用のフロアヒ
ンジを形成することができる。そのため、フロアヒンジ
を構成する部品を自由開き扉用のフロアヒンジと一方向
開き扉用のフロアヒンジとで共用することができ、ひい
てはコストダウンを図ることができる。
【0008】また、請求項2に記載のフロアヒンジは、
通路の両側へ開閉する扉を支持するためのフロアヒンジ
であって、前記回転軸の上端を扉の下端と連結させるべ
くケースの上方に突出させ、扉を一方側へ所定角度以上
開いた後に扉を全開するまで回転させるときに前記開扉
速度を制御し得るように、シリンダ室のうちの一方のシ
リンダ室の側壁に流路を形成するとともにこの流路に調
整バルブを設け、前記一方側へ開いた扉を閉じる方向へ
回転させるときに複数の回転角度区間で前記閉扉速度を
制御し得るように、前記シリンダ室のうちの他方のシリ
ンダ室の側壁に複数の流路を形成するとともにそれぞれ
の流路に調整バルブを設け、かつ、扉を他方側へ所定角
度以上開いた後に扉を全開するまで回転させるときに前
記開扉速度を制御し得るように、シリンダ室のうちの他
方のシリンダ室の側壁に流路を形成するとともにこの流
路に調整バルブを設け、前記他方側へ開いた扉を閉じる
方向へ回転させるときに複数の回転角度区間で前記閉扉
速度を制御し得るように、シリンダ室のうちの一方のシ
リンダ室の側壁に複数の流路を形成するとともにそれぞ
れの流路に調整バルブを設けたことを特徴とする。
【0009】前記構成によれば、自由開き扉用のフロア
ヒンジにおいて、開扉速度と閉扉速度とを油圧によって
制御する装置を簡単に設けることができ、しかも、開扉
速度と閉扉速度とを確実に制御することができる。
【0010】さらに、請求項3に記載のフロアヒンジ
は、通路の一方側へ開閉する扉を支持するためのフロア
ヒンジであって、前記回転軸の一方側に扉の下端と連結
する支持軸をケースの上方に突出するように設けるとと
もにこの支持軸にこれとともに回転する歯車部材を設
け、この歯車部材と噛み合う連結歯車を配置し、前記連
結歯車を歯車部材と噛み合わせるとともに連結歯車を前
記回転軸に設けた歯車と噛み合わせ、扉を一方側へ所定
角度以上開いた後に扉を全開するまで回転させるときに
前記開扉速度を制御し得るように、前記シリンダ室のう
ちの一方のシリンダ室の側壁に流路を形成するとともに
この流路に調整バルブを設け、前記一方側へ開いた扉を
閉じる方向へ回転させるときに複数の回転角度区間で前
記閉扉速度を制御し得るように、シリンダ室のうちの他
方のシリンダ室の側壁に複数の流路を形成するとともに
それぞれの流路に調整バルブを設けたことを特徴とす
る。
【0011】前記構成によれば、一方向開き扉用のフロ
アヒンジにおいて、開扉速度と閉扉速度とを油圧によっ
て制御する装置を簡単に設けることができ、しかも、開
扉速度と閉扉速度とを確実に制御することができる。
【0012】本発明において、ピストンの移動方向の下
流側とはピストンの移動方向側を意味し、上流側とはそ
の反対側を意味する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態におけ
るフロアヒンジを図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1〜図4は通路の内外両側へ開閉し得る
いわゆる自由開き扉用のフロアヒンジを示すものであっ
て、図1はその平面図、図2は図1のA−A線断面図、
図3は図1のA−B線断面図、図4は図1のC−A線断
面図である。
【0015】図1〜図4において、フロアヒンジ1は、
扉を回転させるための駆動装置2と、扉の開閉速度を油
圧によって制御するための制御装置3と、扉を所定角度
に開いた状態で停止させておくためのストップ装置4と
から構成され、これらがケース5内に収納されている。
【0016】まず、駆動装置2は次のように構成され
る。前記ケース5の幅方向の中央部の一端側に回転軸1
0が配置され、この回転軸10の上端は扉の下端と連結
させるべくケース5の上方に突出している。回転軸10
にはこれとともに回転するハート形カム12が回転軸1
0と同軸になるように設けられている。そして、ケース
5の幅方向中央部の他端側には扉に自閉力を与えるため
の圧縮ばね13を外装したロッド14が配置されてい
る。前記回転軸10とロッド14とはガイド板15を介
して連結されている。
【0017】このガイド板15は、図2に示すように、
2つの板状体15a、15bから形成されていて、一端
側で板状体15a、15bが離間してその間に一対のロ
ーラ16、16が設けられ、ハート形カム12が一対の
ローラ16、16に周接している。そして、前記板状体
15a、15bは他端側でも離間していてその間に前記
ロッド14の先端部が挿入され、板状体15a、15b
とロッド14とがピン17によって連結されている。そ
して、ガイド板15の一端側には長孔15cが形成さ
れ、これに前記回転軸10が挿入されるとともに、ガイ
ド板15の長手方向中央部にも同様の長孔15dが形成
されてこれに後述の扇形部材21を支持するための軸2
2が挿入されており、それによってガイド板15がケー
ス5の長手方向に移動可能になっている。なお、ロッド
14に外装した圧縮ばね13の端部はロッド14に設け
たピン19に当接している。
【0018】これによって、回転軸10が扉を開く方向
へ回転したときに、ハート形カム12が一対のローラ1
6、16に周接してガイド板15がケース4の一端側へ
移動し、それに伴ってロッド14が回転軸10側へ移動
してそれに外装された圧縮ばね13が圧縮されて扉に自
閉力が与えられる。一方、回転軸10が扉を閉じる方向
へ回転したときには、前記ガイド板15とともにロッド
14が前記と反対側へ移動して圧縮ばね13のばね力に
よって自閉する。
【0019】以下の説明では扉が両側へそれぞれ120
°まで開くものとする。次に、制御装置3は以下のよう
に構成される。この制御装置3は、開扉速度と閉扉速度
を油圧によって制御するするものであって、ここでは、
図5(a)に示すように、扉Dが所定角度まで開いた後
に全開するまでの開扉速度の遅い区間(バックチェック
速度区間)を90°から120°までとする。このバッ
クチェック(以下、BCという)速度区間では竪枠F
1、壁などに急激に当ることなどが防止され安全性が確
保される。
【0020】また、図5(b)に示すように、扉Dが閉
じる始めるときの閉扉速度が極めて遅い区間(ディレー
ドアクション区間)を120°から75°、それに続く
閉扉速度がやや速い区間(第1速度区間)を75°から
30°、それに続く閉扉速度が速い区間(第2速度区
間)を30°から0°(全閉時)までとし、さらに第2
速度区間のうちの閉扉速度がさらに速い区間(ラッチン
グアクション区間)を5°から0°とする。ディレード
アクション(以下、DAという)区間においては身体障
害者などが車椅子などで移動する時間が十分に確保さ
れ、第1速度区間においては歩行者が通過後に扉が当る
ことがないようにされ、第2速度区間においては扉が静
かに締められ、さらに、ラッチングアクション(以下、
LAという)区間においては扉が錠前に確実にロックさ
れる。
【0021】前記のような開扉速度及び閉扉速度を油圧
によって制御するために、前記回転軸10の下端にこれ
とともに回転する歯車20が取り付けられており、扇形
部材21を軸22にて支持するとともに扇形部材21の
扇形歯車部21aが前記歯車20と噛み合わされてい
る。そして、扇形部材21の両端部にはレバー23a、
23bがそれぞれピン24によって連結されている。
【0022】そして、ケース5の他端側の幅方向両側に
はそれぞれ第1シリンダ室26a、第2シリンダ室26
bが形成され、これらシリンダ室26a、26bにはそ
れぞれ第1ピストン27a、第2ピストン27bが収容
されている。そして、第1ピストン27a、第2ピスト
ン27bはそれぞれ前記レバー23a、23bに連結さ
れている。なお、前記第1ピストン27a、第2ピスト
ン27bはそれぞれボール28を有する一方向弁を備え
ていて、ピストンの移動方向と反対側にボール28が移
動してこの弁内を油が流れるようになっている。
【0023】そして、第1シリンダ室26aの側壁に
は、図6に示すように、ガイド板15寄りの端面から他
端側へ所定長さのBC用の流路31a、DA用の流路3
2a、第1速度及び第2速度共用の流路33a並びにL
A用の流路34aがそれぞれ形成され、前記制御区間に
応じたピストンの移動区間内でピストンの移動方向下流
側から上流側へ油を流して油圧制御するようになってい
る。
【0024】そのために、BC用の流路31aには、第
1シリンダ室26aに開口する導孔36a、37aが所
定間隔で形成されるとともに流路31aの他端側に導孔
36a、37aの間で流路31aに連通する導孔38a
が形成され、この導孔38aに図7、図8に示すように
BC用の調整バルブ39aが挿入されている。なお、図
7、図8において矢印はピストンの移動方向を示す(以
下同様)。
【0025】また、DA用の流路32aには、第1シリ
ンダ室26aに開口する導孔41aが形成されるととも
に流路32aに図9に示すようにDA用の調整バルブ4
2aが挿入され、さらに、調整バルブ42aは流路43
aに連通しており、流路43aは第1シリンダ室26a
の端面側で開口している。
【0026】さらに、第1速度及び第2速度共用の流路
33aには、第1シリンダ室26aに開口する導孔45
a、46a、47aが形成され、導孔46a、47aに
は、図11に示すように、第1速度用の調整バルブ48
a、第2速度用の調整バルブ49aがそれぞれ挿入され
ている。
【0027】さらにまた、LA用の流路34aには、第
1シリンダ室26aに開口する導孔51a、52aが形
成され、導孔52aには、図15(a)に示すように、
LA用の調整バルブ53aが挿入されている。
【0028】そして、第2シリンダ室26bには、前記
第1シリンダ室26aと同様のBC用の流路31b、D
A用の流路32b、第1速度及び第2速度共用の流路3
3b並びにLA用の流路34bがそれぞれ形成されてい
る。そして、BC用の流路31bには、前記と同様の導
孔36b、37b及び導孔38bが形成され、導孔38
aにはBC用の調整バルブ39bが挿入されている。ま
た、DA用の流路32aには導孔41bが形成され、流
路32bにDA用の調整バルブ42bが挿入され、さら
に、調整バルブ42aは流路43bに連通している。さ
らに、第1速度及び第2速度共用の流路33bには、導
孔45b、46b、47bが形成され、導孔46b、4
7bには、それぞれ第1速度用の調整バルブ48b、第
2速度用の調整バルブ49bが挿入されている。さらに
また、LA用の流路34bには、導孔51b、52bが
形成され、導孔52bにはLA用の調整バルブ53bが
挿入されている。
【0029】前記制御装置3において、扉をA1方向へ
開くときには、第2シリンダ室26bに形成したBC用
の調整バルブ39bによって油圧制御され、A1方向へ
開いた扉を反対方向へ閉じるときには、第1シリンダ室
26aに形成したDA用の調整バルブ42a、第1速度
用の調整バルブ48a、第2速度用の調整バルブ49a
及びLA用の調整バルブ53aによってそれぞれ油圧制
御されるように構成されている。
【0030】一方、扉がA1方向と反対方向へ開くとき
には、第1シリンダ室26aに形成したBC用の調整バ
ルブ39aによって油圧制御され、扉をA1方向へ閉じ
るときには、第2シリンダ室26bに形成したDA用の
調整バルブ42b、第1速度用の調整バルブ48b、第
2速度用の調整バルブ49b及びLA用の調整バルブ5
3bによってそれぞれ油圧制御されるように構成されて
いる。
【0031】したがって、各調整バルブは図1に示すよ
うにピストンの移動位置に応じた位置に配列される。ま
た、ケース5内には油圧制御用の油が収納されている。
前記回転軸10をA1方向(時計方向)へ回転させて扉
を開くと、回転軸10とともに歯車20が回転し、これ
が扇形部材21の扇形歯車部21aとが噛み合って扇形
歯車部21aが反時計方向へ回転する。それに伴ってレ
バー23aを介して第1ピストン27aが第1シリンダ
室26a内をケース5の一端側(回転軸10側)へ移動
するとともに、レバー23bを介して第2ピストン27
bが第2シリンダ室26b内をケース5の他端側へ移動
する。
【0032】前記扉が閉鎖時から90°に開くまでは、
図7に示すように、第2ピストン27bは第2シリンダ
室26bを導孔36b、37b間で移動することにな
り、油は第2シリンダ室26bの第2ピストン27bの
移動方向下流側から導孔37b、流路31b、導孔36
bを経て上流側へ移動するので、第2ピストン27bに
油圧は作用しない。なお、第1シリンダ室26aにおい
ては、第1ピストン27a内のボール28が第1ピスト
ン27aの移動方向と反対に移動して油がそれと同方向
へ流れるのみである。
【0033】次いで、扉が90°から120°まで開く
間は、図8に示すように、導孔37bが第2ピストン2
7bによって塞がれるため、油は第2シリンダ室26b
の第2ピストン27bの移動方向下流側から導孔38b
を経由し、BC用の調整バルブ39bで流量が調整さ
れ、流路31b、導孔36bを経て下流側へ流れるの
で、第2ピストン27bに油圧が作用する。なお、第1
シリンダ室26aにおいては、油は第1ピストン27a
内を第1ピストン27aの移動方向と反対方向へ流れる
のみである。
【0034】次に、120°まで開いた扉を75°まで
閉じる間は、図9に示すように、第1ピストン27aは
第1シリンダ室26aを実線で示した位置から破線で示
した位置まで移動する。このとき、油は第1ピストン2
7aの移動方向の下流側から導孔41a、流路32a、
DA用の調整バルブ42a、流路43aを経由して上流
側へ流れるので、DA用の調整バルブ42aによって流
量が調整され、第1ピストン27aに油圧が作用する。
なお、第2シリンダ室26bにおいては、油は第2ピス
トン27b内を第2ピストン27bの移動方向と反対に
流れるのみである。
【0035】前記DA用の調整バルブ42aで油圧が作
用しているときの第1速度用の調整バルブとピストンの
位置関係を図10(a)、LA用の調整バルブとピスト
ンの位置関係を図10(b)、BC用の調整バルブとピ
ストンの位置関係を図10(c)に示すが、各調整バル
ブとピストンの位置からこれらの調整バルブには油が流
れることはなく、これらのピストンには油圧が作用して
いない。
【0036】次に、扉を75°から30°まで閉じる間
は、図11に示すように、第1ピストン27aは第1シ
リンダ室26aを実線で示した位置から破線で示した位
置まで移動する。このとき、油は第1ピストン27aの
移動方向の下流側から導孔46a、第1速度用の調整バ
ルブ46aを経て流路33aに流れるとともに、導孔4
7a、第2速度用の調整バルブ46aを経て流路33a
に流れ、さらに流路33aから導孔45aを経て下流側
へ流れる。ここでは、第1速度用の調整バルブ46aに
よる流量調整が優先し、第1速度用の調整バルブ46a
によって油圧が作用する。なお、第2シリンダ室26b
においては、油は第2ピストン27b内を第2ピストン
27bの移動方向と反対に流れるのみである。
【0037】前記第1速度用の調整バルブ46aで油圧
が作用しているときのLA用の調整バルブとピストンの
位置関係を図12(a)、BC用の調整バルブとピスト
ンの位置関係を図12(b)に示すが、各調整バルブと
ピストンの位置関係から、これらの調整バルブには油が
流れることはなく、これらのピストンには油圧が作用し
ていない。
【0038】さらに、扉を30°から5°まで閉じる間
は、図13に示すように、第1ピストン27aは第1シ
リンダ室26aを実線で示した位置から破線で示した位
置まで移動する。このとき、導孔46aが第1ピストン
27aによって閉鎖されているので、油は第1ピストン
27aの移動方向の下流側から導孔47a、第2速度用
の調整バルブ49a、流路33a、導孔45aを経て上
流側へ流れる。ここでは、第2速度用の調整バルブ49
aによって油圧が作用する。なお、第2シリンダ室26
bにおいては、油は第2ピストン27b内を第2ピスト
ン27bの移動方向と反対に流れるのみである。
【0039】前記第2速度用の調整バルブ49aで油圧
が作用しているときのLA用の調整バルブとピストンの
位置関係を図14(a)、BC用の調整バルブとピスト
ンの位置関係を図14(b)に示すが、各調整バルブと
ピストンの位置関係から、これらの調整バルブには油が
流れることはなく、これらのピストンには油圧が作用し
ていない。
【0040】さらに、扉を5°から0°まで閉じる間
は、図15(a)に示すように、第1ピストン27aは
導孔51a、52a間を移動するので、油は第1ピスト
ン27aの移動方向の下流側から導孔52a、LA用の
調整バルブ53a、流路34a、導孔51aを経て上流
側へ流れる。ここでは、LA用の調整バルブ53aによ
って油圧が作用する。なお、第2シリンダ室26bにお
いては、油は第2ピストン27b内を第2ピストン27
bの移動方向と反対に流れるのみである。
【0041】前記LA用の調整バルブ53aで油圧が作
用しているときのBC用の調整バルブとピストンの位置
関係を図15(b)に示すが、図15(b)における調
整バルブとピストンの位置関係から、BC用の調整バル
ブには油が流れることはなく、これらのピストンには油
圧が作用していない。
【0042】次に、ストップ装置4は以下のように構成
される。ストップ装置4は、前記駆動装置2の両側にそ
れぞれ配置される。このストップ装置4は、前記ハート
形カム12に形成した凹部12aにストップロール61
を嵌合させて扉を所定角度に開いた状態で停止させるも
のである。それぞれのストップロール61はレバー62
に挟持されるとともにピン64にてリンク63に連結さ
れ、レバー62の先端部に形成した係合部62aをスト
ップ軸65に係合させて扉を停止させるように構成され
ている。そして、ケース5の長手方向略中央部に馬蹄形
金具71が配置され、馬蹄形金具71の基部71aの幅
方向中央部に前記圧縮ばね13を当接させるとともに馬
蹄形金具71の基部71aから延出した翼部71bにピ
ン72で前記リンク63を連結し、それによってリンク
63を介して前記圧縮ばね13のばね力がストップロー
ル61に作用するようになっている。なお、馬蹄形金具
71の基部71aはストッパ73に当接してケース5の
一端側へ移動しないようになっている。
【0043】図16〜図18において、ストップロール
61の取り付け状態とストップ軸65を組み込んだスト
ップ操作軸66の構成を詳細に説明する。図16に示す
ように、前記ストップ軸65はストップ操作軸66にそ
の軸と偏心して一体に形成され、ストップ操作軸66は
取付け金具70に回転自在に取り付けられている。
【0044】そして、ストップ操作軸66はそれを回転
させるための溝66aが形成されるとともにストップ操
作軸66の基軸66bに当り部66cが形成され、ま
た、取り付け金具70には前記当り部66cが当接する
当り部70aが形成されている。そして、それによっ
て、扉の停止機能の付与と停止機能の解除が切り替え可
能になっている。
【0045】図16(a)はストップ操作軸66をF方
向へ回転させて当り部66cが基軸66bの裏側へ回転
して当り部70aに当接するとともにストップ軸65が
レバー62の係合部62a(図17参照)側へ回転し、
扉を停止させ得る状態になっている。一方、図16
(b)はストップ操作軸66をG方向へ回転させて当り
部66cが前面側へ回転して当り部70aに当接すると
ともにストップ軸65がレバー62の係合部62aと離
間する側へ回転し、扉の停止機能が解除された状態にな
っている。
【0046】そして、図4に示すように、ストップ操作
軸66には蓋69が設けられ、蓋69をはずしてフロア
ヒンジ1を床に埋設した状態でストップ操作軸66を操
作し得るようになっている。
【0047】図16(a)に示すように扉の停止機能が
付与されているときは、図17(a)に示すように、ス
トップ軸65がレバー62の係合部62aに係合した状
態でハート形カム12がストップロール61側へ回転
し、図17(b)に示すようにハート形カム12の凹部
12aにストップロール61が嵌合し、扉が停止され
る。
【0048】一方、図16(b)に示すように扉の停止
機能が解除されているときは、図18(a)、図18
(b)に示すように、ストップ軸65がレバー62の係
合部62aから離間しているので、ハート形カム12が
ストップロール61側へ回転しても、ハート形カム12
の凹部12aにストップロール61が嵌合することはな
く、扉は停止されない。
【0049】そして、このフロアヒンジ1は図19に示
すように床Yに埋設され、扉Dの厚み方向中心部の下端
を回転軸10で支持するとともに上端を通常の中心吊り
ヒンジ75で上枠F2に支持し、扉Dを通路に設けた竪
枠F1に対して両側に開閉するように取り付けられる。
【0050】本実施の形態におけるフロアヒンジ1によ
れば、扉の下端と連結させるべき回転軸10をケース5
の幅方向中央部の一端側に配置するとともにケース5の
他端側の両側に第1シリンダ室26a、第2シリンダ室
26bを形成し、回転軸10と同軸で回転する歯車20
に扇形部材21の扇形歯車部21aを噛み合わせるとと
もに扇形部材21の両端部に設けたレバー23a、23
bと両シリンダ室26a、26bに収容した両ピストン
27a、27bとを連結するようにしたので、両ピスト
ン27a、27bを反対方向へ移動させることができ
る。また、両ピストン27a、27bの側壁にピストン
の移動方向下流側から上流側へ油を流すための流路を形
成するとともにこれらの流路に調整バルブを設けたの
で、開扉速度及び閉扉速度を確実に制御することができ
る。しかも、ケース5の両側にストップ装置4をそれぞ
れ設けたので、扉を両側に所定角度例えば90°に開い
たときに、扉の回転を停止しておくことができる。
【0051】次に、本発明の他実施の形態におけるフロ
アヒンジを図20〜図23に基づいて説明する。このフ
ロアヒンジは通路の一方側へ開閉する扉すなわち一方向
開きの扉を支持するためのフロアヒンジであって、図2
0はその平面図、図21は図20のA−A線断面図、図
22は図20のA−B線断面図、図23は図20のC−
A線断面図である。図20〜図23において、図1〜図
4に示した実施の形態と同じ機能を有するものについて
は、符号のみを付してその説明は省略する。
【0052】図20〜図23に示すフロアヒンジ80
は、図1〜図4におけるフロアヒンジ1において、前記
回転軸10の一方側に扉の下端と連結する支持軸83が
ケース5の上方に突出するように設けられ、この支持軸
83にはこれとともに回転する歯車部材82が設けられ
ている。そして、この歯車部材82と噛み合う連結歯車
81が配置され、この連結歯車81は歯車部材82と噛
み合うとともに前記歯車20と噛み合っている。そし
て、扉を開くと回転軸10がA2方向(反時計方向)へ
回転して扉が120°まで開き、これと反対方向へ回転
して扉が閉じるようになっている。したがって、扉を開
くときには連結歯車81が時計方向へ回転し、歯車部材
82が支持軸83とともに反時計方向へ回転するように
なっている。
【0053】そして、第1シリンダ室26aの側壁には
前記と同様のBC用の流路が形成され、第2シリンダ室
26bの側壁には前記と同様のDA用の流路、第1速度
及び第2速度共用の流路並びにLA用の流路がそれぞれ
形成されている。そして、BC用の流路には前記と同様
にBC用の調整バルブ39a、DA用の流路には前記と
同様のDA用の調整バルブ42b、第1速度及び第2速
度共用の流路には前記と同様の第1速度用の調整バルブ
48b及び第2速度用の調整バルブ49b、LA用の流
路には前記と同様のLA用の調整バルブ53bがそれぞ
れ挿入されている。
【0054】そして、ケース5の幅方向の他方側に前記
と同様のストップ装置4が配置されている。そして、こ
のフロアヒンジ80は図24に示すように床Yに埋設さ
れ、扉Dの厚み方向一端側の下端を支持軸83で支持す
るとともに上端を通常の持ち出し吊りヒンジ85で上枠
F2に支持し、扉Dを通路に設けた竪枠F1に対して一
方向に開くように取り付ける。
【0055】前記構成によれば、一方向開き扉におい
て、前記実施の形態と同様の効果を奏する。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のフロアヒン
ジによれば、開扉速度と閉扉速度とを油圧によって制御
する装置を簡単に取り付けることができ、また、開扉速
度と閉扉速度を確実に制御することができる。しかも、
フロアヒンジを構成する部品を自由開き扉用のフロアヒ
ンジと一方向開き扉用のフロアヒンジとで共用すること
ができ、ひいてはコストダウンを図ることができる。
【0057】また、請求項2に記載のフロアヒンジによ
れば、自由開き扉用のフロアヒンジにおいて、開扉速度
と閉扉速度とを油圧によって制御する装置を簡単に設け
ることができ、しかも、開扉速度と閉扉速度とを確実に
制御することができる。
【0058】さらに、請求項3に記載のフロアヒンジに
よれば、一方向開き扉用のフロアヒンジにおいて、開扉
速度と閉扉速度とを油圧によって制御する装置を簡単に
設けることができ、しかも、開扉速度と閉扉速度とを確
実に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態におけるフロアヒンジ
の平面図である。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のA−B線断面図である。
【図4】 図1のC−A線断面図である。
【図5】 扉の開扉又は閉扉速度制御区間を示す説明図
であって、(a)は開扉速度の制御区間を示し、(b)
は閉扉速度の制御区間を示す。
【図6】 シリンダ室に形成する流路などの位置関係を
示す模式図である。
【図7】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図8】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図9】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図10】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図11】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図12】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図13】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図14】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図15】 油圧の作用状況を示す模式図である。
【図16】 ストップ装置を示す斜視図である。
【図17】 ストップ装置の作動状況を示す平面図であ
る。
【図18】 ストップ装置の作動状況を示す平面図であ
る。
【図19】 フロアヒンジの取付け状態を示す概略図で
ある。
【図20】 本発明の他実施の形態におけるフロアヒン
ジの平面図である。
【図21】 図20のA−A線断面図である。
【図22】 図20のA−B線断面図である。
【図23】 図20のC−A線断面図である。
【図24】 フロアヒンジの取付け状態を示す概略図で
ある。
【図25】 従来のフロアヒンジの一例を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
1 フロアヒンジ 2 駆動装置 3 制御装置 4 ストップ装置 5 ケース 10 回転軸 12 ハート形カム 12a ハート形カムの凹部 13 圧縮ばね 14 ロッド 15 ガイド板 16 ローラ 20 歯車 21 扇形部材 21a 扇形歯車部 23a、23b レバー 26a 第1シリンダ室 26b 第2シリンダ室 27a 第1ピストン 27b 第2ピストン 31a、32a、33a、34a 流路 31b、32b、33b、34b 流路 39a、42a、48a、49a、53a 調整バルブ 39b、42b、48b、49b、53b 調整バルブ 61 ストップロール 62 レバー 62a 係合部 63 リンク 65 ストップ軸 66 ストップ操作軸 66a 溝 66b 基軸 66c 当り部 69 蓋 70 取り付け金具 70a 当り部 71 馬蹄形金具 71a 馬蹄形金具の基部 80 フロアヒンジ 81 連結歯車 82 歯車部材 83 支持軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通路の床に埋設されて扉の下端を回転可能
    に支持するためのフロアヒンジであって、 ケースの幅方向中央部の一端側に扉と連結されて扉の回
    転によって回転する回転軸を配置するとともにこの回転
    軸にこれと一体に回転するハート形カムを設け、 ケースの幅方向中央部の他端側に圧縮ばねを外装したロ
    ッドを配置し、 回転軸が扉を開く方向へ回転したときに圧縮ばねが圧縮
    され回転軸が扉を閉じる方向に回転したときに圧縮ばね
    のばね力によって自閉されるように、前記ロッドに連結
    するためのガイド板をそれに設けた一対のローラにハー
    ト形カムを周接させることによってケースの長手方向へ
    往復移動するように取り付けるとともにこのガイド板を
    前記ロッドに連結し、 前記回転軸にこれとともに回転する歯車を設け、この歯
    車と噛み合う扇状歯車部を有する扇状部材を配置すると
    ともに扇状歯車部を前記歯車と噛み合わせ、 前記ロッドの両側にそれぞれシリンダ室を形成するとと
    もにそれぞれのシリンダ室に一方向バルブを備えたピス
    トンを収容し、それぞれのピストンが前記回転軸の回転
    方向に応じて所定方向へ移動するとともに回転軸の回転
    角度に応じて所定距離移動するように、両ピストンをレ
    バーによって前記扇状部材の両端部にそれぞれ連結し、 扉の開閉速度を油圧によって制御するための油をケース
    内に収納し、 扉を所定角度以上開いた後に扉を全開するまで回転させ
    るときにピストンが油圧によって制御されて前記所定角
    度までの速度よりも遅い速度で移動し得るように、前記
    シリンダ室のうちの一方のシリンダ室の側壁にピストン
    の移動方向の下流側から上流側へ油を流がすための流路
    を形成するとともにこの流路に油の流量を調整するため
    の調整バルブを設けて開扉速度を制御するようになし、 かつ、扉を閉じる方向へ回転させるときに複数の回転角
    度区間でピストンが油圧によって制御されてシリンダ室
    内を異なる速度で移動し得るように、前記シリンダ室の
    うちの他方のシリンダ室の側壁にピストンの移動方向の
    下流側から上流側する側へ油を流すための複数の流路を
    形成するとともにそれぞれの流路に油の流量を調整する
    ための調整バルブを設けて閉扉速度を制御するようにな
    したことを特徴とするフロアヒンジ。
  2. 【請求項2】通路の両側へ開閉する扉を支持するための
    フロアヒンジであって、 前記回転軸の上端を扉の下端と連結させるべくケースの
    上方に突出させ、 扉を一方側へ所定角度以上開いた後に扉を全開するまで
    回転させるときに前記開扉速度を制御し得るように、シ
    リンダ室のうちの一方のシリンダ室の側壁に流路を形成
    するとともにこの流路に調整バルブを設け、 前記一方側へ開いた扉を閉じる方向へ回転させるときに
    複数の回転角度区間で前記閉扉速度を制御し得るよう
    に、前記シリンダ室のうちの他方のシリンダ室の側壁に
    複数の流路を形成するとともにそれぞれの流路に調整バ
    ルブを設け、 かつ、扉を他方側へ所定角度以上開いた後に扉を全開す
    るまで回転させるときに前記開扉速度を制御し得るよう
    に、シリンダ室のうちの他方のシリンダ室の側壁に流路
    を形成するとともにこの流路に調整バルブを設け、 前記他方側へ開いた扉を閉じる方向へ回転させるときに
    複数の回転角度区間で前記閉扉速度を制御し得るよう
    に、シリンダ室のうちの一方のシリンダ室の側壁に複数
    の流路を形成するとともにそれぞれの流路に調整バルブ
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のフロアヒン
    ジ。
  3. 【請求項3】通路の一方側へ開閉する扉を支持するため
    のフロアヒンジであって、 前記回転軸の一方側に扉の下端と連結する支持軸をケー
    スの上方に突出するように設けるとともにこの支持軸に
    これとともに回転する歯車部材を設け、 この歯車部材と噛み合う連結歯車を配置し、 前記連結歯車を歯車部材と噛み合わせるとともに連結歯
    車を前記回転軸に設けた歯車と噛み合わせ、 扉を一方側へ所定角度以上開いた後に扉を全開するまで
    回転させるときに前記開扉速度を制御し得るように、前
    記シリンダ室のうちの一方のシリンダ室の側壁に流路を
    形成するとともにこの流路に調整バルブを設け、 前記一方側へ開いた扉を閉じる方向へ回転させるときに
    複数の回転角度区間で前記閉扉速度を制御し得るよう
    に、シリンダ室のうちの他方のシリンダ室の側壁に複数
    の流路を形成するとともにそれぞれの流路に調整バルブ
    を設けたことを特徴とする請求項1記載のフロアヒン
    ジ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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