JP2003155567A - 膜形成方法、膜、素子、アルキルシリコン化合物、及び膜形成装置 - Google Patents
膜形成方法、膜、素子、アルキルシリコン化合物、及び膜形成装置Info
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- JP2003155567A JP2003155567A JP2001350485A JP2001350485A JP2003155567A JP 2003155567 A JP2003155567 A JP 2003155567A JP 2001350485 A JP2001350485 A JP 2001350485A JP 2001350485 A JP2001350485 A JP 2001350485A JP 2003155567 A JP2003155567 A JP 2003155567A
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Abstract
iC化合物やアモルファスSiCいずれにも属さないS
iとCとを任意の割合で含む混合膜を安全に形成できる
技術を提供することである。 【解決手段】 SiとCとを含む組成の膜を設ける方法
であって、加熱された熱フィラメントを有する反応室内
にアルキルシリコン化合物の蒸気を存在させることによ
り、反応室内に配置された基体上にSiとCとを含む組
成の膜を設ける。
Description
組成の膜を形成する為の膜形成方法、膜形成装置、及び
これに用いられる材料、並びに得られた膜や素子に関す
る。
む膜はSiH4と炭化水素ガスとを用い、通常の化学気
相成長(CVD)方法により作成されて来た。尚、この
ようにして得られた膜は、SiC化合物であるか、若し
くはアモルファスSiCであった。これは、X線分析か
ら得られるピークが、前者は、結晶性のシャープなもの
であること、後者は、アモルファス特有のブロードなも
のであることから確認できる。
i−C系薄膜の作成は、配線間の層間絶縁膜に代表され
る如く、SiとCとの組成を如何に制御するかが大きな
鍵となっている。
ァスSiCいずれにも属さないSiとCとを任意の割合
で含む混合膜を得ようとすると、従来のSiH4と炭化
水素ガスとを用いた通常の化学気相成長方法では、殆ど
不可能であった。
っては爆発などの危険もある。
CVDにより、結晶性のSiC化合物やアモルファスS
iCいずれにも属さないSiとCとを任意の割合で含む
混合膜を得ようとすることが試みられているが、未だ、
成功したとの報告は知らない。
00℃以下の温度に保持したまま、結晶性のSiC化合
物やアモルファスSiCいずれにも属さないSiとCと
を任意の割合で含む混合膜を形成したとの報告は全く無
い。
温度に保持した基体上に、結晶性のSiC化合物やアモ
ルファスSiCいずれにも属さないSiとCとを任意の
割合で含む混合膜を形成することが重要なのは、基体が
ULSI等に用いられるものである場合、言うまでも無
いことである。
課題は、SiとCとを含む組成の膜、特に結晶性のSi
C化合物やアモルファスSiCいずれにも属さないSi
とCとを任意の割合で含む混合膜を安全に形成できる技
術を提供することである。
SiとCとを含む組成の膜、特に結晶性のSiC化合物
やアモルファスSiCいずれにも属さないSiとCとを
任意の割合で含む混合膜をCVDで安全に形成できる技
術を提供することである。
SiとCとを含む組成の膜、特に結晶性のSiC化合物
やアモルファスSiCいずれにも属さないSiとCとを
任意の割合で含む混合膜をCVDにより低廉なコストで
形成できる技術を提供することである。
SiとCとを含む組成の膜、特に結晶性のSiC化合物
やアモルファスSiCいずれにも属さないSiとCとを
任意の割合で含む狙い通りの混合膜を再現性良く形成で
きる技術を提供することである。
とを含む組成の膜を設ける方法であって、加熱された熱
フィラメントを有する反応室内にアルキルシリコン化合
物の蒸気を存在させることにより、反応室内に配置され
た基体上にSiとCとを含む組成の膜を設けることを特
徴とする膜形成方法によって解決される。
9.9999999〜99.9999999:0.00
00001の重量割合でSiとCとを含む膜を設ける方
法であって、800〜3000℃に加熱された熱フィラ
メントを有する反応室内にアルキルシリコン化合物の蒸
気を存在させることにより、反応室内に配置された基体
上にSi:C=0.0000001:99.99999
99〜99.9999999:0.0000001の重
量割合でSiとCとを含む膜を設けることを特徴とする
膜形成方法によって解決される。
の装置であって、反応室と、前記反応室内に設けられた
熱フィラメントと、前記反応室内にアルキルシリコン化
合物の蒸気を導入するアルキルシリコン化合物蒸気導入
機構とを具備することを特徴とするSiとCとを含む組
成の膜を設ける装置によって解決される。
の装置であって、反応室と、前記反応室内に設けられた
熱フィラメントと、前記熱フィラメントから1cm以上
離れた位置に膜が形成される基体を保持する基体保持機
構と、前記反応室内にアルキルシリコン化合物の蒸気を
導入するアルキルシリコン化合物蒸気導入機構とを具備
することを特徴とするSiとCとを含む組成の膜を設け
る装置によって解決される。
9.9999999〜99.9999999:0.00
00001の重量割合でSiとCとを含む膜を設ける為
の上記装置であって、熱フィラメントを800〜300
0℃に加熱する加熱機構を更に具備することを特徴とす
るSiとCとを含む組成の膜を設ける装置によって解決
される。
なることを特徴とするSiとCとを含む組成の膜によっ
て解決される。
て、X線回折により、28°付近にブロードなSi(1
11)のピークが観測され、全体にアモルファスでは無
く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピークは観
測されず、結晶性のSiCでも無いことを特徴とする膜
によって解決される。
9.9999999〜99.9999999:0.00
00001の重量割合でSiとCとを含む混合膜であっ
て、X線回折により、28°付近にブロードなSi(1
11)のピークが観測され、全体にアモルファスでは無
く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピークは観
測されず、結晶性のSiCでも無いことを特徴とする膜
によって解決される。
膜として用いられることを特徴とする膜によって解決さ
れる。
特徴とする素子によって解決される。
特徴とするアルキルシリコン化合物によって解決され
る。
合で含む混合膜、特にX線回折により、28°付近にブ
ロードなSi(111)のピークが観測され、全体にア
モルファスでは無く、かつ、SiC結晶で見られるシャ
ープなピークは観測されず、結晶性のSiCでも無い混
合膜を設けるものである。
り膜が形成される。
金属の群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の金属元
素、特に融点が1200℃以上のものからなることが望
ましい。特に、W,Ta,Ti,Zr,Hf,V,N
b,Cr,Mo,Mn,Tc,Re,Fe,Ru,O
s,Co,Rh,Ir,Ni,Pd,Ptの群の中から
選ばれる一つ又は二つ以上の金属元素、中でもW及び/
又はTa製のものが望ましい。
フィラメントから1cm以上離れて配置されていること
が好ましい。特に、2cm以上、更には10cm以上離
れて配置されていることが好ましい。尚、上限値は20
0cm、すなわち200cm以下であることが好まし
い。特に、100cm以下、更には30cm以下しか離
れていないことが好ましい。
00℃以下、特に650℃以下の温度で保持されること
が好ましい。下限値に格別な制約は無いが、必要以上に
低くする必要は無い。この点から、室温以上であれば良
い。
は、好ましくは800〜3000℃に加熱であるが、更
に好ましくは1500℃以上である。又、2500℃以
下であることが更に好ましい。この温度制御はフィラメ
ントに通電する電流(電力)を制御することで簡単に実
現できる。
物はSiHxR4−x(但し、Rはアルキル基、xは
0,1,2又は3)で表される化合物である。中でも、
ジメチルシラン、モノメチルシラン、トリメチルシラ
ン、テトラメチルシラン、モノエチルシラン、ジエチル
シラン、トリエチルシラン、及びテトラエチルシランの
群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の化合物である。
特に、ジメチルシランが好ましい。
化合物のみでも良い。しかし、好ましくは、アルキルシ
リコン化合物の蒸気以外にも水素ガスが用いられる。特
に、アルキルシリコン化合物の蒸気と水素ガスとが、加
熱された熱フィラメントを有する反応室内に同時に導入
されることが好ましい。
ィラメントに接触すると、図1に示される如く、先ず、
熱的に安定なアルキルシリコン化合物がクラッキングを
起こし、熱的に不安定な化学種に変化し、この不安定な
化学種、例えばSiH2,CH3が低温の基体上で分解
し、シリコン及びカーボン元素が所定の割合からなる混
合膜が堆積し、目的とする膜が簡単に得られるようにな
るのである。
とが併用された場合、アルキルシリコン化合物が熱フィ
ラメントに接触すると、先ず、熱的に安定なアルキルシ
リコン化合物がクラッキングを起こし、熱的に不安定な
化学種に変化し、この不安定な化学種、例えばSiH2
は、図1の場合と同様に、低温の基体上で分解する一
方、一部のCH3は水素ガスと反応して安定なCH4と
なり、残りのCH3が分解し、シリコン及びカーボン元
素が所定の割合からなる混合膜が堆積し、目的とする膜
が簡単に得られるようになるのである(図2参照)。
とCとを含む組成の膜を設ける方法であって、加熱され
た熱フィラメントを有する反応室内にアルキルシリコン
化合物の蒸気を存在させることにより、反応室内に配置
された基体上にSiとCとを含む組成の膜を設ける方法
である。特に、Si:C=0.0000001:99.
9999999〜99.9999999:0.0000
001の重量割合でSiとCとを含む膜を設ける方法で
あって、800〜3000℃に加熱された熱フィラメン
トを有する反応室内にアルキルシリコン化合物の蒸気を
存在させることにより、反応室内に配置された基体上に
Si:C=0.0000001:99.9999999
〜99.9999999:0.0000001の重量割
合でSiとCとを含む膜を設ける方法である。特に、本
発明の膜形成方法は、SiとCとを任意の割合で含む混
合膜を設ける方法である。又、化学気相成長方法により
膜が形成される方法である。又、アルキルシリコン化合
物の蒸気以外にも水素ガスが、加熱された熱フィラメン
トを有する反応室内に導入される方法である。特に、ア
ルキルシリコン化合物の蒸気と水素ガスとが、加熱され
た熱フィラメントを有する反応室内に同時に導入される
方法である。
って形成されてなるSiとCとを含む組成の膜である。
この膜は、特に、結晶性のSiC化合物やアモルファス
SiCいずれにも属さないSiとCとを任意の割合で含
む混合膜である。更には、X線回折により、28°付近
にブロードなSi(111)のピークが観測され、全体
にアモルファスでは無く、かつ、SiC結晶で見られる
シャープなピークは観測されず、結晶性のSiCでも無
い混合膜である。
体素子は、上記のSiとCとを含む組成の膜が設けられ
てなる素子である。
上記の膜形成方法に用いられるアルキルシリコン化合物
である。
含む組成の膜を設ける為の装置であって、反応室と、前
記反応室内に設けられた熱フィラメントと、前記反応室
内にアルキルシリコン化合物の蒸気を導入するアルキル
シリコン化合物蒸気導入機構とを具備する。又、Siと
Cとを含む組成の膜を設ける為の装置であって、反応室
と、前記反応室内に設けられた熱フィラメントと、前記
熱フィラメントから1cm以上離れた位置に膜が形成さ
れる基体を保持する基体保持機構と、前記反応室内にア
ルキルシリコン化合物の蒸気を導入するアルキルシリコ
ン化合物蒸気導入機構とを具備する。特に、Si:C=
0.0000001:99.9999999〜99.9
999999:0.0000001の重量割合でSiと
Cとを含む膜を設ける為の上記装置であって、熱フィラ
メントを800〜3000℃に加熱する加熱機構を更に
具備する。
に、遷移金属の群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の
金属元素からなる。中でも、W,Ta,Ti,Zr,H
f,V,Nb,Cr,Mo,Mn,Tc,Re,Fe,
Ru,Os,Co,Rh,Ir,Ni,Pd,Ptの群
の中から選ばれる一つ又は二つ以上の金属元素、特に融
点が1200℃以上の金属、これらの中でもW及び/又
はTa製のものである。又、膜が形成される基体は熱フ
ィラメントから1cm以上離れて配置されている。特
に、2cm以上、更には10cm以上離れて配置されて
いることが好ましい。尚、上限値は200cm、すなわ
ち200cm以下であることが好ましい。特に、100
cm以下、更には30cm以下しか離れていないことが
好ましい。膜が形成される基体は800℃以下、特に6
50℃以下の温度で保持されることが好ましい。下限値
に格別な制約は無いが、必要以上に低くする必要は無
い。この点から、室温以上であれば良い。加熱される熱
フィラメントは、好ましくは800〜3000℃に加熱
であるが、更に好ましくは1500℃以上である。又、
2500℃以下であることが更に好ましい。この温度制
御はフィラメントに通電する電流(電力)を制御するこ
とで簡単に実現できる。
はSiHxR4−x(但し、Rはアルキル基、xは0,
1,2又は3)で表される化合物である。中でも、ジメ
チルシラン、モノメチルシラン、トリメチルシラン、テ
トラメチルシラン、モノエチルシラン、ジエチルシラ
ン、トリエチルシラン、及びテトラエチルシランの群の
中から選ばれる一つ又は二つ以上の化合物である。特
に、ジメチルシランが好ましい。
VDチャンバー)概略図、図4は図3の反応装置が組み
込まれたCVD装置の概略図である。
けられた遷移金属製の渦巻状のフィラメントである。こ
のフィラメント2には所定の電流が通電され、所定の温
度に加熱されるよう構成されている。3は基板ホルダで
あり、この基板ホルダ3によって基板4を保持するよう
構成されている。尚、この基板ホルダ3の設置位置は、
保持された基板4とフィラメント2との最近接間距離が
2〜100cm、特に10〜30cmとなるような位置
である。5は基板4を所定の温度に加熱する為のヒータ
ーである。6は原料(アルキルシリコン化合物)ガス導
入機構である。すなわち、原料ガス導入機構6で導入さ
れた原料ガスはフィラメント2の中央部を通って基板4
側に到達できるように構成されている。
元素の混合膜を作成したので、その具体例を以下に示
す。
iH2を10sccmの流量で、又、H2を10scc
mの流量で反応室1内に送り込んだ。
℃となるように通電されている。又、Si製の基板4は
440℃となるようヒーター5で加熱されている。そし
て、フイラメント2と基板4との最短距離は20cmに
設定されている。
にCVDにより膜が形成された。
なり、その重量割合はSi:C=80.3:19.7で
あった。
示される。これによれば、28°付近にブロードなSi
(111)のピークが観測され、全体にアモルファスで
は無いことが判る。かつ、SiC結晶で見られるシャー
プなピークは観測されず、結晶性のSiCでも無いこと
も判る。尚、このことは、本発明の膜がCをかなり含む
為に、Si母相の格子が歪んだことに起因すると考えら
れる。
℃にした以外は実施例1に準じて行った。
重量割合はSi:C=52.9:47.1であり、又、
X線回折により調べた処、28°付近にブロードなSi
(111)のピークが観測され、全体にアモルファスで
は無く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピーク
は観測されず、結晶性のSiCでも無かった。
℃にした以外は実施例1に準じて行った。
重量割合はSi:C=81.8:18.2であり、又、
X線回折により調べた処、28°付近にブロードなSi
(111)のピークが観測され、全体にアモルファスで
は無く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピーク
は観測されず、結晶性のSiCでも無かった。
℃にした以外は実施例1に準じて行った。
重量割合はSi:C=94.6:5.4であり、又、X
線回折により調べた処、28°付近にブロードなSi
(111)のピークが観測され、全体にアモルファスで
は無く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピーク
は観測されず、結晶性のSiCでも無かった。
℃にした以外は実施例1に準じて行った。
重量割合はSi:C=49.2:50.8であり、又、
X線回折により調べた処、28°付近にブロードなSi
(111)のピークが観測され、全体にアモルファスで
は無く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピーク
は観測されず、結晶性のSiCでも無かった。
2に電流を流さなかった以外は実施例1〜5に準じて行
った。
た。しかも、本発明が目的とする全体にアモルファスで
は無く、かつ、X線におけるSiC結晶で見られるシャ
ープなピークが有って、結晶性のSiCでも無いと言う
特徴は見られないものであった。
より、10sccmの流量で(CH 3)2SiH2を、
又、20sccmの流量でH2を反応室1内に送り込ん
だ以外は実施例1に準じて行い、基板4の(100)面
上にCVDにより膜を形成した。
重量割合はSi:C=85.4:14.6であり、又、
X線回折により調べた処、28°付近にブロードなSi
(111)のピークが観測され、全体にアモルファスで
は無く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピーク
は観測されず、結晶性のSiCでも無かった。
された膜は、その重量割合がSi:C=72.5:2
7.5であった。
ってC量を少なく制御できる。
より、10sccmの流量で(CH 3)2SiH2を、
又、20sccmの流量でH2を反応室1内に送り込む
と共に、フィラメント2の温度を1900℃、基板4の
温度を410℃にした以外は実施例1に準じて行い、基
板4の(100)面上にCVDにより膜を形成した。
重量割合はSi:C=75.3:24.7であり、又、
X線回折により調べた処、28°付近にブロードなSi
(111)のピークが観測され、全体にアモルファスで
は無く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピーク
は観測されず、結晶性のSiCでも無かった。
された膜は、その重量割合がSi:C=73.6:2
6.4であった。
ってC量を少なく制御できる。
より、10sccmの流量で(CH 3)2SiH2を、
又、20sccmの流量でH2を反応室1内に送り込ん
だ以外は実施例1に準じて膜を形成した。
重量割合はSi:C=89.8:10.2であり、又、
X線回折により調べた処、28°付近にブロードなSi
(111)のピークが観測され、全体にアモルファスで
は無く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピーク
は観測されず、結晶性のSiCでも無かった。
ってC量を少なく制御できる。
トをTa製のものとした以外は同様に行った。
i,Zr,Hf,V,Nb,Cr,Mo,Mn,Tc,
Re,Fe,Ru,Os,Co,Rh,Ir,Ni,P
d,Pt製のものとし、そして各々のフィラメントの融
点に応じて制御された電流を流した以外は同様に行っ
た。
ント2と基板4との最短距離を10cmに設定した以外
は同様に行った。
ント2と基板4との最短距離を30cmに設定した以外
は同様に行った。
板4との最短距離を5cmに設定した以外は同様に行っ
た。
施例1の膜と比べると、実施例1の方が膜厚の面内均一
性、及び組成均一性において優れていた。
板4との最短距離を100cmに設定した以外は同様に
行った。
施例1と比べると、実施例1の方が高速成膜性において
優れていた。
ント2の温度を1500℃に設定した以外は同様に行っ
た。
ント2の温度を2500℃に設定した以外は同様に行っ
た。
度を800℃に設定した以外は同様に行った。
施例1と比べると、実施例1の方が高速成膜性において
優れていた。
度を3000℃に設定した以外は同様に行った。
施例1の膜と比べると、実施例1の方が表面平坦性にお
いて優れていた。
わりに、モノメチルシラン、トリメチルシラン、テトラ
メチルシラン、モノエチルシラン、ジエチルシラン、ト
リエチルシラン、テトラエチルシランを用いた以外は同
様に行った。
施例1の膜と比べると、実施例1の方が組成再現性にお
いて優れていた。
iCいずれにも属さないSiとCとを任意の割合で含む
混合膜をCVDで安全に、かつ、低廉なコストで、しか
も再現性良く形成できる。
Claims (21)
- 【請求項1】 SiとCとを含む組成の膜を設ける方法
であって、 加熱された熱フィラメントを有する反応室内にアルキル
シリコン化合物の蒸気を存在させることにより、反応室
内に配置された基体上にSiとCとを含む組成の膜を設
けることを特徴とする膜形成方法。 - 【請求項2】 Si:C=0.0000001:99.
9999999〜99.9999999:0.0000
001の重量割合でSiとCとを含む膜を設ける方法で
あって、 800〜3000℃に加熱された熱フィラメントを有す
る反応室内にアルキルシリコン化合物の蒸気を存在させ
ることにより、反応室内に配置された基体上にSi:C
=0.0000001:99.9999999〜99.
9999999:0.0000001の重量割合でSi
とCとを含む膜を設けることを特徴とする膜形成方法。 - 【請求項3】 SiとCとを任意の割合で含む混合膜を
設ける方法であることを特徴とする請求項1又は請求項
2の膜形成方法。 - 【請求項4】 化学気相成長方法により膜が形成される
ことを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかの膜形成
方法。 - 【請求項5】 熱フィラメントは融点が1200℃以上
の遷移金属の群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の金
属元素からなることを特徴とする請求項1〜請求項4い
ずれかの膜形成方法。 - 【請求項6】 熱フィラメントがW,Ta,Ti,Z
r,Hf,V,Nb,Cr,Mo,Mn,Tc,Re,
Fe,Ru,Os,Co,Rh,Ir,Ni,Pd,P
tの群の中から選ばれる一つ又は二つ以上の金属元素か
らなることを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかの
膜形成方法。 - 【請求項7】 膜が形成される基体は熱フィラメントか
ら1cm以上離れて配置されることを特徴とする請求項
1〜請求項6いずれかの膜形成方法。 - 【請求項8】 膜が形成される基体は800℃以下の温
度で保持されることを特徴とする請求項1〜請求項7い
ずれかの膜形成方法。 - 【請求項9】 アルキルシリコン化合物はSiHxR
4−x(但し、Rはアルキル基、xは0,1,2又は
3)で表される化合物であることを特徴とする請求項1
〜請求項8いずれかの膜形成方法。 - 【請求項10】 アルキルシリコン化合物がジメチルシ
ラン、モノメチルシラン、トリメチルシラン、テトラメ
チルシラン、モノエチルシラン、ジエチルシラン、トリ
エチルシラン、及びテトラエチルシランの群の中から選
ばれる一つ又は二つ以上の化合物であることを特徴とす
る請求項1〜請求項9いずれかの膜形成方法。 - 【請求項11】 アルキルシリコン化合物の蒸気以外に
も水素ガスが、加熱された熱フィラメントを有する反応
室内に導入されることを特徴とする請求項1〜請求項1
0いずれかの膜形成方法。 - 【請求項12】 請求項1〜請求項11いずれかの膜形
成方法によって形成されてなることを特徴とするSiと
Cとを含む組成の膜。 - 【請求項13】 SiとCとを含む組成の混合膜であっ
て、 X線回折により、28°付近にブロードなSi(11
1)のピークが観測され、全体にアモルファスでは無
く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピークは観
測されず、結晶性のSiCでも無いことを特徴とする
膜。 - 【請求項14】 Si:C=0.0000001:9
9.9999999〜99.9999999:0.00
00001の重量割合でSiとCとを含む混合膜であっ
て、 X線回折により、28°付近にブロードなSi(11
1)のピークが観測され、全体にアモルファスでは無
く、かつ、SiC結晶で見られるシャープなピークは観
測されず、結晶性のSiCでも無いことを特徴とする
膜。 - 【請求項15】 請求項12〜請求項14いずれかの膜
であって、絶縁膜として用いられることを特徴とする
膜。 - 【請求項16】 請求項12〜請求項15いずれかの膜
が設けられてなることを特徴とする素子。 - 【請求項17】 請求項1〜請求項11いずれかの膜形
成方法に用いられることを特徴とするアルキルシリコン
化合物。 - 【請求項18】 SiとCとを含む組成の膜を設ける為
の装置であって、 反応室と、 前記反応室内に設けられた熱フィラメントと、 前記反応室内にアルキルシリコン化合物の蒸気を導入す
るアルキルシリコン化合物蒸気導入機構とを具備するこ
とを特徴とするSiとCとを含む組成の膜を設ける装
置。 - 【請求項19】 SiとCとを含む組成の膜を設ける為
の装置であって、 反応室と、 前記反応室内に設けられた熱フィラメントと、 前記熱フィラメントから1cm以上離れた位置に膜が形
成される基体を保持する基体保持機構と、 前記反応室内にアルキルシリコン化合物の蒸気を導入す
るアルキルシリコン化合物蒸気導入機構とを具備するこ
とを特徴とするSiとCとを含む組成の膜を設ける装
置。 - 【請求項20】 Si:C=0.0000001:9
9.9999999〜99.9999999:0.00
00001の重量割合でSiとCとを含む膜を設ける為
の装置であって、 熱フィラメントを800〜3000℃に加熱する加熱機
構を具備することを特徴とする請求項18又は請求項1
9のSiとCとを含む組成の膜を設ける装置。 - 【請求項21】 化学気相成長方法によりSiとCとを
含む組成の膜を設ける為の装置であることを特徴とする
請求項18〜請求項20いずれかのSiとCとを含む組
成の膜を設ける装置。
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JP2012121114A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Hitachi Metals Ltd | 耐摩耗性と摺動特性に優れた被覆部材およびその製造方法 |
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-
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