JP2003155215A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JP2003155215A JP2003155215A JP2002131200A JP2002131200A JP2003155215A JP 2003155215 A JP2003155215 A JP 2003155215A JP 2002131200 A JP2002131200 A JP 2002131200A JP 2002131200 A JP2002131200 A JP 2002131200A JP 2003155215 A JP2003155215 A JP 2003155215A
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Abstract
良く見えて、また塗布感が良い化粧料を提供する。 【解決手段】結晶構造と透明性を有する無機粉末を着色
剤で被覆処理した改質粉体を含有することを特徴とする
化粧料であり、好ましくは、結晶構造と透明性を有する
無機粉末が、石英、合成石英、水晶、アメジスト、エメ
ラルド、サファイア、ルビー、ガーネット、ルチルから
選ばれ、平均一次粒子径が3〜20μmの範囲にあるこ
とを特徴とする上記の化粧料によって達成される。
Description
を有する無機粉末を着色剤で被覆処理した改質粉体を配
合することで、彩度が向上した化粧料に関する。さらに
詳しくは、肌等の色が明るく血色良く見え、塗布感が良
いことを特徴とする化粧料に関する。
来、透明性無機粉末を化粧料で利用する試みとしては宝
石の微粉末を化粧料に配合することが行われている。例
えば特表昭63−501362号公報には宝石の純粋粉
末とキャリヤー材からなる装飾用の化粧用組成物が開示
されている。しかしながら、同公報では宝石として透明
性のあるエメラルドと不透明なトルコ石を同列に扱って
おり透明性に関心を払っていないこと、そして宝石自体
の宝飾性を以って製品の付加価値を得ているため、光学
的な特性については何も検討がされていないことが判
る。また、特開平10−120520号公報では鉱物入
りの化粧品が開示されているが、これも透明な石英と不
透明なトルコ石を同列に扱っていること、その効果がマ
イルド感といった感触についてであり、光学的な特性に
ついては記載がないことが判る。また、ダイヤモンド粉
末については従来多くの技術が開示されている。例えば
特開平6−157263号公報には赤外線をカットする
粉体としてダイヤモンド粉末やダイヤモンド被覆粉体の
利用法が記載されている。これらの公報の記載内容をま
とめると、結晶構造と透明性を有する無機粉末が可視光
領域で光学的に特に優れた特徴を有することは見出され
ていないことが判る。
は、薄片状体質顔料のコアと、これを被覆する有色顔料
含有二酸化チタンの被覆層と更にこれを被覆する光を拡
散反射する粉体の最外層を有するコアシェル構造を有す
る顔料が記載され、特開平8−188723号公報には
体質粉体上に有機赤色色素を含有する赤色粉体層を有し
更にその上部に半透明粉体を含む層を有する粉体が、ま
た、特開平9−30918号公報にはシリコーンエラス
トマーの表面に微粒子酸化鉄をコーティングした複合粉
体が記載されている。これらの粉体は、シミやソバカス
を隠蔽する作用を有しながら、生き生きとした自然な肌
色の仕上がりを示したり、化粧効果を持続させる効果を
持つことが知られている。このように複合粉体は種々の
機能が付与できる可能性を秘めているため、強く技術開
発が進められている分野である。
明人らは新しい機能性複合材料について検討を行ってい
たところ、結晶構造と透明性を有する無機粉末を着色剤
で被覆処理した改質粉体を配合した化粧料が彩度が高く
なり、肌等の色が明るく血色良く見えることを見出し、
本発明を完成した。
明性を有する無機粉末を着色剤で被覆処理した改質粉体
を含有することを特徴とする化粧料である。
る無機粉末が、主として珪素、アルミニウム、酸素、ク
ロムから選ばれる2種以上の元素を含むことを特徴とす
る上記の化粧料である。
る無機粉末が、石英、合成石英、水晶、アメジスト、エ
メラルド、サファイア、ルビー、ガーネット、ルチルか
ら選ばれる1種以上であることを特徴とする上記の化粧
料である。
る無機粉末の平均一次粒子径が3〜20μmの範囲にあ
ることを特徴とする上記の化粧料である。
る無機粉末の形状が不定形または球形であることを特徴
とする上記の化粧料である。
構造と透明性を有する無機粉末と着色剤をそれぞれの質
量比で、33:67〜99.99:0.01の範囲の範
囲にあることを特徴とする上記の化粧料である。
緑系であることを特徴とする上記の化粧料である。
を有する無機粉末とは、無機粉末であって、結晶性を有
しており、光学的に透明性の高いものを指す。本発明で
用いる結晶構造と透明性を有する無機粉末としては、主
として珪素、アルミニウム、チタン、酸素、クロム、
鉄、マグネシウム、ジルコニウム、ベリリウムから選ば
れる2種以上の元素を含むことが好ましく、特に主とし
て珪素、アルミニウム、酸素、クロムから選ばれる2種
以上の元素を含むことが好ましい。結晶は単結晶体であ
っても多結晶体であっても構わない。本発明で用いる透
明性無機粉末は、一般には一次粒子径として100μm
以上に成長、結晶化した無機素材を粉砕、磨砕または研
磨することで得られ、直接クラスターから粒子成長さ
せ、粉砕などの行為を経ないで得られた粉末は格子欠陥
等があり光学特性が劣り本発明の粉末には該当しない。
本発明で言う透明とは、未粉砕の段階の無機材料の外観
が透明〜半透明であることを指す。尚、本発明で透明性
を有する無機物とは、天然または合成の原石鉱物そのも
ので原石を透して文字等が判読できる程度の透明性を有
する物以外に原石が表面の傷等によって原石では透明性
がないが表面を研磨し傷等の表面部分を除くことによっ
て透明性が現われてくる物も本発明で言う透明性を有す
る物に相当する。特に、未粉砕の段階の無機材料に赤色
レーザー光をあてた時に、レーザー光が拡散する現象が
みられる素材が最も好ましい。本発明で用いる結晶構造
と透明性を有する無機粉末は上記の基準を満たしていれ
ば特に限定されず、合成または天然の宝石を機械的に粉
砕したものが好ましい。この際、合成または天然の宝石
の大きさ(長径)は0.1mm〜100cmの幅にある
ものを使用することが好ましい。これは0.1mm未満
の宝石は不純物が多かったり、結晶性が悪いなどの問題
を抱えていることが多く、また、100cmを超えると
粉砕するまでの手間がかかりすぎる問題がある。これら
の結晶構造と透明性を有する無機粉末の例としては、例
えば、ガーネット、スピネル、スカポライト、ルチル、
ジルコン、ベスビアナイト、エメラルド、アクアマリ
ン、ヘリオドール、ゴーシェナイト、モルガナイト、レ
ッドベリル、水晶、アメジスト、シトリン、ローズクォ
ーツ、ブラウンクォーツ、ミルキィクォーツ、カルセド
ニー、ルビー、サファイア、パパラッチャ、フェナカイ
ト、トパーズ、クリソベリル、アレキサンドライト、ア
レキサンドライト、エンスタタイト、シリマナイト、ハ
イパーシン、ペリドート、リシア輝石、チタナイト、石
英、合成石英等が挙げられる。この内特に石英、合成石
英、水晶、アメジスト、エメラルド、サファイア、ルビ
ー、ガーネット、ルチルから選ばれる1種以上であるこ
とが好ましい。これらの無機粉末は人工的に供給できる
ため、鉛、ヒ素、放射線などの影響が少なく、化粧品的
に好ましい品質を与えることが可能で、かつ供給が安定
しているメリットがある。また、アメジスト、ガーネッ
トといった素材を使用することも可能である。特に水晶
(アメジスト)や石英は硬度が比較的小さく、粉砕が容
易であること、価格が安価であることから好まく、ガー
ネットは供給が豊富で安価であるメリットがある。但
し、ダイヤモンドは透明な結晶を持つ宝石として有名で
あるが、硬度が高すぎ、粉砕や研磨による粒子径のコン
トロールが効きにくく、光学特性に優れた領域の粉末が
得られにくいことから好ましくない。また宝石であって
結晶性を有する透明性無機粉末であってもアパタイト
(燐灰石)やカルサイト(方解石)のように表面処理を
しても湿度のある大気中では安定性に欠けるものや、ト
ルマリン(ホウ珪酸塩)やセルサイト(白鉛鉱)のよう
に化粧品の原料成分として適当でない元素から成ってい
るものは除外される。
ルミナといった本発明で訴求しているのと同じ元素でで
きた素材と本発明との違いについて以下に解説する。化
粧料では従来、シリカ、アルミナといった素材を多用し
てきた。これらの素材の元素構成は上記の透明性無機粉
末で訴求している珪素、アルミニウム、酸素から選ばれ
る2種以上の元素を含んでおり、内容が一致している部
分がある。しかしながら、こうした素材の多くは、粒子
を砕くのではなく成長させることで得られており、非結
晶状であり、内部に格子欠陥などを多く抱えているため
に半透明性〜不透明性である。これらの粉末は従来多用
されているだけでなく、光学的にも本発明の求める効果
を実効が得られる程度には有していないことから、本発
明では通常化粧料に使用されるシリカ(球状シリカを含
む)、アルミナ、ジルコニアといった粉末は含まれな
い。また、酸化チタンや酸化亜鉛も通常化粧料に使用さ
れるものには結晶構造を有しているものが多いが、粉末
の外観が非透明性であるため本発明の求める光学効果が
得られないことから除外される。従って、本発明で用い
ることができる酸化チタン(ルチル)という場合は、単
結晶体もしくはその粉砕物を示す。ガラスについても結
晶性を有する結晶化ガラスは本発明に該当するが、一般
の非晶質ガラスは該当しない。
無機粉末は、平均一次粒子径が3〜20μmの範囲にあ
ることが好ましく、さらに好ましくは5〜15μmの範
囲が挙げられる。平均一次粒子径が3μm未満では、粉
砕に必要なエネルギー量が大きくなり、コストが高くな
る他、結晶性が失われて(粉体は微粒子化していくと表
面がアモルファス化してしまう)光学的な特性が失われ
てしまう場合がある。また、平均一次粒子径が20μm
を超えると、化粧料に配合した際に感触にざらつき感が
でてくる場合がある。
無機粉末の製造方法としては、上記無機材料の単結晶、
多結晶体をジェットミルやハンマーミル、ボールミル、
カッターミル、ビーズミル、マイクロス(奈良機械製作
所製)などの乾式または湿式の粉砕機・磨砕機を用いて
微粉砕する方法や、これらを組み合わせて用いる方法な
どがある。また、ターボスクリーナー、吸引ふるい、振
動ふるい、超音波ふるいなどのメッシュを用いて分級す
ると製品の光学特性を向上させることができる。特に超
音波ふるいは本発明のような硬質の粉末の分離操作に適
している。本発明では粒子の形状に特に制限はないが、
粒子の形状が不定形または球形であると光学的な光拡散
特性が向上するため好ましい。また、粒度分布について
は、体積平均粒子径で見た時に、粒度分布はシャープで
あってもブロードであっても構わない。
る無機粉末は、次の工程としてその表面が着色剤で被覆
処理される。本発明で用いる着色剤としては、有色顔
料、天然色素など化粧料に一般的に使用される着色材料
が挙げられ、例えば、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の
無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化
鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラ
ック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバル
トバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化
クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色
顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素を
レーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及び
これらの粉体を複合化した合成樹脂粉体等;タール色素
としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤
色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205
号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色
228号、赤色230号、赤色401号、赤色505
号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203
号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2
号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色20
1号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙
色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207
号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、
カルサミン、ブラジリン、クロシン等、また蛍光材料と
して硫化亜鉛などが挙げられる。これらの素材の一次粒
子径としては、1nm〜50μmの範囲にあれば特に限
定されず、例えばベンガラであれば、一次粒子径が3n
mの超微粒子ベンガラを用いることも、一次粒子径が
0.5μmの顔料級ベンガラを用いることも可能であ
る。これらの着色剤の内、特に色調が赤系もしくは緑系
である、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色
201号、赤色202号、赤色204号、赤色205
号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色
228号、赤色230号、赤色401号、赤色505
号、赤色201号、緑色3号、緑色201号、緑色20
4号、緑色205号などの着色剤は、改質粉体を作製し
化粧料に配合した際に、肌の色が明るく血色良く見える
効果が高いことから好ましい。
機粉末に着色剤を被覆処理するが、その被覆処理の方法
としては、湿式または乾式で混合・被覆する方法が好ま
しいが、結晶構造と透明性を有する無機粉末がメカノケ
ミカル的な力を強く受ける処理、例えばボールミルを用
いた乾式被覆処理は透明性無機粉末の結晶性を失わせ、
かつ本発明の光学特性を失わせる原因になるため好まし
くない。本発明では、メカノケミカル的な力が加わる場
合でも、透明性無機粉末の結晶性が維持される範囲内で
の処理が好ましい。被覆処理方法の例としては、例えば
結晶構造と透明性を有する無機粉末と着色剤を水などの
媒体中で機械的に(場合によっては活性剤や粘剤、樹脂
などの存在下に)分散させ、乾燥させる方法や、着色剤
を媒体中で機械的に粉砕・強分散(メカノケミカル的な
力が加わっても良い)させ、これを結晶構造と透明性を
有する無機粉末と混合し、溶媒を除去する方法、またス
プレードライヤーや流動層造粒機などの造粒装置を用い
て結晶構造と透明性を有する無機粉末と着色剤からなる
造粒粉体を得る方法、さらに結晶性を有する透明性無機
粉末と着色剤を(場合によっては添加剤の存在下に)機
械的に乾式混合する方法等が挙げられる。
機粉末に着色剤をそれぞれの質量比で好ましくは33:
67〜99.99:0.01の範囲、より好ましくは5
0:50〜99.9:0.1の範囲で被覆処理すること
が好ましい。着色剤の割合が2/3を超えると、結晶構
造と透明性を有する無機粉末の光学効果が弱くなる場合
があるため好ましくない。
質粉体をさらに化粧料で一般的に用いられる各種の表面
処理方法にて被覆処理することも可能である。例えば、
フッ素化合物処理、シリコーン樹脂処理、シリコーン処
理、ペンダント処理、シランカップリング剤処理、チタ
ンカップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン
処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、プラズマ処理、粘
剤処理、無機酸化物処理などを単独もしくは複数組み合
わせたものが挙げられる。尚、粘剤の例としては、寒
天、アルギン酸およびその塩、ヒアルロン酸およびその
塩、デオキシリボ核酸およびその塩、プルラン、ガーガ
ム、ジェランガム、ポリアクリル酸およびその塩等が挙
げられる。
0.1〜99質量%配合することが好ましく、特に好ま
しくは0.1〜80質量%の範囲が挙げられる。配合量
が0.1質量 %未満であると本発明の光学効果が得ら
れない場合がある。
する無機粉末以外に、通常化粧料に配合される各種の顔
料、紫外線吸収剤、油剤、フッ素化合物、樹脂、粘剤、
防菌防腐剤、香料、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、
キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活
性成分等の成分を使用することができる。
料が使用可能であり、その形状(球状、棒状、針状、板
状、不定形状、鱗片状、紡錘状等)や粒子径(煙霧状、
微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を
問わず、いずれのものも使用することができ、例えば無
機粉体、有機粉体、界面活性剤金属塩粉体、有色顔料、
金属粉末顔料、天然色素等があげられる。具体的には、
無機粉体としては、顔料級酸化チタン、酸化ジルコニウ
ム、顔料級酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウ
ム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、マイ
カ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲
母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ
酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸
アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸
バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属
塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジ
ライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライ
ト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カ
ルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ
素、窒化ボロン、シリカ、微粒子酸化チタン、微粒子酸
化亜鉛、微粒子酸化セリウム等;有機粉体としては、ポ
リアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレ
ンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパ
ウダー、ポリウレタンパウダー、ベンゾグアナミンパウ
ダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、ポリテト
ラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレー
トパウダー、セルロース、シルクパウダー、12ナイロ
ン、6ナイロン等のナイロンパウダー、ポリメルシルセ
スキオキサン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニ
ルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹
脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリ
ル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイ
ト樹脂、微結晶繊維粉体、デンプン末、ラウロイルリジ
ン等;界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)としては、ス
テアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリ
ン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチ
ン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜
鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリ
ウム等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン
酸鉄の無機赤色顔料、γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料、
黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボ
ンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、
コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロ
ム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の
無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、雲母チ
タン、オキシ塩化ビスマス、板状酸化鉄等の光輝性顔
料、硫化亜鉛などの蛍光顔料、タール系色素をレーキ化
したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの
粉体を複合化した合成樹脂粉体等;タール色素として
は、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色20
1号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤
色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228
号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色
4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色2
04号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色20
1号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色2
04号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、
橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色
素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、
ブラジリン、クロシン等から選ばれる粉体等が挙げられ
る。これらの顔料も前記同様に各種の表面処理が行われ
ていてもいなくても構わない。
シ皮酸オクチル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾ
フェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノ
ン−5−硫酸、2,2'−ジヒドロキシ−4−メトキシ
ベンゾフェノン、p−メトキシハイドロケイ皮酸ジエタ
ノールアミン塩、パラアミノ安息香酸(以後、PABA
と略す)、エチルジヒドロキシプロピルPABA、グリ
セリルPABA、サリチル酸ホモメンチル、メチル−O
−アミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−2−シア
ノ−3,3−ジフェニルアクリレート、オクチルジメチ
ルPABA、サリチル酸オクチル、2−フェニル−ベン
ズイミダゾール−5−硫酸、サリチル酸トリエタノール
アミン、3−(4−メチルベンジリデン)カンフル、
2,4−ジヒドロキシベンゾフェニン、2,2',4,
4'−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2'−ジヒ
ドロキシ−4,4'−ジメトキシベンゾフェノン、2−
ヒドロキシ−4−N−オクトキシベンゾフェノン、4−
イソプロピル ジベンゾイルメタン、ブチルメトキシジ
ベンゾイルメタン、4−(3,4−ジメトキシフェニル
メチレン)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジンプ
ロピオン酸2−エチルヘキシル、オクチルトリアゾン、
ジメトキシケイ皮酸イソオクタン酸グリセリドや、これ
らの高分子誘導体、シラン誘導体等が挙げられる。
中に封止されたものを用いることも可能である。ポリマ
ー粉末は中空であってもなくても良く、平均一次粒子径
としては0.1〜50μmの範囲にあれば良く、粒度分
布はブロードであってもシャープであっても構わない。
ポリマーの種類としてはアクリル樹脂、メタクリル樹
脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、シリコーン
樹脂、ナイロン、アクリルアミド樹脂等が挙げられる。
有機系紫外線吸収剤は微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜
鉛、微粒子酸化セリウムなどの無機系の紫外線散乱剤と
併用して用いるとその紫外線防御効果をより高めること
ができる。また、本発明で有機系紫外線吸収剤を使用す
る場合には、結晶性を有する透明性無機粉末を一度焼成
処理したものを用いることが好ましい場合がある。この
処理が必要なものとしては、特に珪素を骨格中に有する
ものが該当する。石英末などはこの処理を実施しないで
紫外線吸収剤と接触させると紫外線吸収剤の変色に起因
すると考えられる黄色〜紫色の発色が生じる場合があ
る。尚、用いた透明性無機粉末の種類によっては焼成に
より無機粉末自体の発色が強くなる場合もある。焼成の
条件としては、300〜1000℃、好ましくは500
〜800℃の温度範囲で、0.1〜24時間焼成する条
件が挙げられる。焼成はガス式、電気式などの焼成炉を
用いることが可能である。
アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソ
ルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール
等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、
ソルビン酸、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、パ
ラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベ
ンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカ
ルバニリド、トリクロサン、感光素、フェノキシエタノ
ール等がある。
キシケイ酸、フッ素化シリコーン樹脂、カチオン化シリ
コーン樹脂などのシリコーン化合物、アラビアゴム、ト
ラガカント、アラビノガラクタン、ローカストビーンガ
ム(キャロブガム)、グアーガム、カラヤガム、カラギ
ーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメ
ロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コ
ムギ)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビ
ーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム、デキスト
ラン、サクシノグルカン、プルラン、シリコーン化プル
ラン等の微生物系高分子、カルボキシメチルデンプン、
メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分
子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒド
ロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリ
ウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セ
ルロース、セルロース末のセルロース系高分子、アルギ
ン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエス
テル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテ
ル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポ
リオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオ
キシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナト
リウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリル酸アミ
ド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオ
ンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネ
シウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無
機系水溶性高分子やポリエチレングリコール、ポリビニ
ルピロリドンなどが挙げられる。
を配合してあることが好ましい。本発明で用いる生理活
性成分とは、皮膚に塗布した場合に皮膚に何らかの生理
活性を与える物質が挙げられる。例えば、美白成分、抗
炎症剤、老化防止剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸
化剤(ラジカル捕捉剤)、保湿剤、血行促進剤、抗菌
剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、ア
ミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦
活剤、皮膚着色剤、酵素成分等が挙げられる。その中で
も、天然系の植物抽出成分、海藻抽出成分、生薬成分が
特に好ましい。本発明では、これらの生理活性成分を1
種または2種以上配合することが好ましい。
バエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテア
エキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキ
ス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキ
ス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキ
ス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキ
ス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエ
キス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オ
レンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラ
スチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラ
エキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エ
キス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキ
ス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、
クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クル
ミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキ
ス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、
紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵
エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、
コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイ
タイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササ
エキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケ
エキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シ
ナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキ
ス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキ
ス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、
セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキ
ス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイ
エキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエ
キス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョ
ウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキ
ス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエ
キス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニ
ンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビ
スカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂
蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコ
シエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエ
キス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャ
ーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマ
エキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイ
ジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキ
ス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエ
キス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキ
ス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、
ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、
リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソ
ウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマ
カミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げること
ができる。
アルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水
分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、ザルコシン、
N−メチル−L−セリン等のアミノ酸誘導体、乳酸ナト
リウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタ
イン、ホエイ、ラフィノースなどの保湿成分、スフィン
ゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘
導体、リン脂質などの油性成分、ε−アミノカプロン
酸、グリチルリチン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リ
ゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎
症剤、ビタミンA,B2,B6,C,D,E,パントテ
ン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミ
ンCエステル等のビタミン類、アラントイン、ジイソプ
ロピルアミンジクロロ酢酸、4−アミノメチルシクロヘ
キサンカルボン酸等の活性成分、トコフェロール、カロ
チノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニ
ン等の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸
などの細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導
体などの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体等
の創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキ
ス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、
グルタチオン等の美白剤、セファランチン、カンゾウ抽
出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニン
ニクエキス、塩酸ピリドキシン、dl−α−トコフェロ
ール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸、ニ
オチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パント
テニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテ
ル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェ
ノール、エストラジオール、エチニルエステラジオー
ル、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジ
フェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル
酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミ
ド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、
l−メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシ
ン、γ−アミノ酪酸などが挙げられる。
合は、その活性成分の効果発現濃度によるが、一般的に
は化粧料の総量に対して0.05〜20質量%が好まし
く、さらに好ましくは0.1〜15質量%が好ましい。
尚、生理活性成分は1種または2種以上を組み合わせて
配合することが好ましい。
マニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ
油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロ
ウ、肝油、キャンデリラロウ、キョウニン油、硬化油、
小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウ
キビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シ
ナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロ
ウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草
油、トウモロコシ油、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロ
ウ、胚芽油、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒ
マシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステ
ル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ
油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実
油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、
ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、
落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラ
ノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノ
リン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、POE
ラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコー
ルアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコー
ル、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄
油等;炭化水素油として、オゾケライト、スクワラン、
スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワック
ス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、
マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪
酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイ
ン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコ
サペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DH
A)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン
酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、
ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステア
リルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルア
ルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコ
ール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、
セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノー
ル、コレステロール、フィトステロール、POEコレス
テロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル
(バチルアルコール)、モノオレイルグリセリルエーテ
ル(セラキルアルコール)等;エステル油としては、ア
ジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシ
ル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソ
ステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン
酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプ
ロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコー
ル、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘ
キサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチル
ヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、
オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、
オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカ
プリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチ
ル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エ
チル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリ
ン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ
−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、
パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘ
キシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン
酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリ
ル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エス
テル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチ
ルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリス
チン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウ
ロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエス
テル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油と
しては、アセトグリセリル、トリイソオクタン酸グリセ
リル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリイソパル
ミチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、ジ
−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリミリスチ
ン酸グリセリル、ミリスチン酸イソステアリン酸ジグリ
セリル等が挙げられる。
リコール、プロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、
ソルビトール、マルビトール、トレハロース、ラフィノ
ース、キシリトール、マンニトール、ヒアルロン酸およ
びその塩、ポリエチレングリコール、ポリグリセリン等
のグリコール類、多価アルコール類および多糖類等が挙
げられる。
スキンケア製品、頭髪製品、制汗剤製品、メイクアップ
製品、紫外線防御製品等が好ましいものとして挙げら
れ、特にメイクアップ製品が好ましい。例えば、乳液、
クリーム、ローション、サンスクリーン剤、サンタン
剤、アクネ対策化粧料、エッセンスなどの基礎化粧料、
ファンデーション、白粉、アイシャドウ、アイライナ
ー、アイブロー、マスカラ、チーク、ネイルカラー、口
紅などのメイクアップ化粧料、リンス、コンディショナ
ー、ヘアカラー、セット剤、育毛剤、デオドラント、香
水などがあげられる。また、製品の形態についても特に
限定は無いが液状、乳液状、クリーム状、固形状、ペース
ト状、ゲル状、粉末状、多層状、ムース状、スプレー状
等に適用が可能である。
に詳細に説明する。また、実施例及び比較例で得られた
化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
ごとに10名ずつ用意し(但し、品目によりパネラーが
重複する場合もある)、表1に示す評価基準に従って評
価を行い、全パネラーの合計点数を以て評価結果とし
た。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が
高いことを示す(満点:50点)。尚、評価としては、
肌の色が明るく血色良く見えるか、感触(塗布感が良い
か)について実施した。
料用石英末を、ジェットミルを使用して微粉砕し、平均
一次粒子径が10μmの不定形の形状を持つパウダーを
得た。一方、寒天5質量部を90℃のお湯500質量部
に溶解させ、ここに赤色201号0.3質量部をホモジ
ナイザーを用いて良く分散させた。ここに前記の石英パ
ウダー100質量部を加え、機械的に混合した。外観色
が均一になるまで加熱下に混合を続けた後、スプレード
ライヤーを用いて噴霧乾燥し、寒天処理赤色着色石英パ
ウダーを製造した。
の製造) 寒天5部を90℃のお湯500質量部に溶解させ、ここ
に赤色201号0.3質量部をホモジナイザーを用いて
良く分散させた。ここに板状硫酸バリウム100質量部
を加え、機械的に混合した。外観色が均一になるまで加
熱下に混合を続けた後、スプレードライヤーを用いて噴
霧乾燥し、寒天処理赤色着色板状硫酸バリウムを製造し
た。
ンを製造した。尚、各寒天処理顔料は製造例1の方法に
準じて寒天のみでの被覆処理品を作製し用いた。また、
ポリメチルシルセスキオキサンはGE東芝シリコーン製
トスパール145Aを使用した。表中の配合の単位は質
量%である。
に混合した粉体成分の上からゆっくりと加え、さらに攪
拌した後、60メッシュを通し、金型を用いて金皿に打
型して製品を得た。
例1)の代わりに、製造例1で作製した石英パウダーを
寒天のみにて処理してものを用いた他は全て実施例1と
同様にして製品を得た。(着色していない結晶性を有す
る透明性無機粉末を用いた場合の例)
例1)の代わりに、寒天処理板状硫酸バリウムを用いた
他は全て実施例1と同様にして製品を得た。(本発明の
改質粉体を用いない場合の例)
例1)の代わりに、比較例1で作製した寒天処理赤色着
色板状硫酸バリウムを用いた他は全て実施例1と同様に
して製品を得た。(結晶性を有する透明性無機粉末の代
わりに、非透明性無機粉末に着色した粉末を用いた場合
の例)
て評価を行った結果を以下に示す。
比べて肌の色が明るく血色良く見え、塗布感に優れるこ
とが判る。これに対して比較例1は着色していない結晶
構造と透明性を有する無機粉末を用いた場合の例である
が、評価結果は良いものの実施例と比べて血色が良く見
えるかどうかという点で劣っていることが判る。また、
比較例2は本発明の改質粉体を用いない場合の例である
が、全体的に評価が悪いことが判る。比較例3は結晶構
造と透明性を有する無機粉末の代わりに、非透明性無機
粉末に着色した粉末を用いた場合の例であるが、比較例
2と比べて評価は良くなっているものの、母材として結
晶構造と透明性を有する無機粉末を用いた場合と比べる
と評価が低くなっていることが判る。
透明性を有する無機粉末を着色剤で被覆処理した改質粉
体を配合することで、彩度が向上し、肌の色が明るく血
色良く見え、塗布感が良い化粧料が得られることは明ら
かである。
Claims (7)
- 【請求項1】 結晶構造と透明性を有する無機粉末を着
色剤で被覆処理した改質粉体を含有することを特徴とす
る化粧料。 - 【請求項2】 結晶構造と透明性を有する無機粉末が、
主として珪素、アルミニウム、酸素、クロムから選ばれ
る2種以上の元素を含むことを特徴とする請求項1記載
の化粧料。 - 【請求項3】 結晶構造と透明性を有する無機粉末が、
石英、合成石英、水晶、アメジスト、エメラルド、サフ
ァイア、ルビー、ガーネット、ルチルから選ばれる1種
以上であることを特徴とする請求項1記載の化粧料。 - 【請求項4】 結晶構造と透明性を有する無機粉末の平
均一次粒子径が3〜20μmの範囲にあることを特徴と
する請求項1〜3のいずれか1項記載の化粧料。 - 【請求項5】 結晶構造と透明性を有する無機粉末の形
状が不定形または球形であることを特徴とする請求項1
〜4のいずれか1項記載の化粧料。 - 【請求項6】 着色剤の被覆量が、結晶構造と透明性を
有する無機粉末と着色剤をそれぞれの質量比で、33:
67〜99.99:0.01の範囲にあることを特徴と
する請求項1〜5のいずれか1項記載の化粧料。 - 【請求項7】 改質粉体の色調が赤系、緑系であること
を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の化粧
料。
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2002
- 2002-05-07 JP JP2002131200A patent/JP3782033B2/ja not_active Expired - Fee Related
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