JP2003154791A - 手動鉛筆削り - Google Patents
手動鉛筆削りInfo
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Abstract
移動させることによって削る位置を変えて、芯の太さ及
び長さを調節可能とした手動鉛筆削りを提供する。 【解決手段】 鉛筆挿入用の開口の設けられたケース本
体の開口と対向する内部奥側に、鉛筆の芯と当接する芯
当接突起を突設するとともに、円錐形の鉛筆挿入孔と平
板状のカッタが設けられたカッタホルダを、開口と芯当
接突起との間に鉛筆の軸方向に移動可能に搭載した構成
である。
Description
し、特に切削する鉛筆の芯の太さ及び長さを調節する機
能を有する手動鉛筆削りに関する。
節することができる手動鉛筆削りとしては、例えば特開
平8−67097号公報及び特開平11−309994
号公報に開示されている手動鉛筆削りが知られている。
前記の2つの公報に開示されている手動鉛筆削りでは、
いずれもカッタがケース本体に固定されており、芯の長
さを調節する為に、カッタの長手方向に沿って移動可能
なコマ(芯当接部)が設けられている。コマは芯の先端と
当接し芯先の位置を規制するので、コマ(芯当接部)を鉛
筆の挿入口に向かって移動させれば、芯の先端が当接し
て鉛筆を奥まで差し込むことができなくなり、削られる
芯は太く短くなる。反対にコマを挿入口から遠ざけるよ
うに移動させれば、鉛筆を奥まで差し込むことができる
ので芯を細く長く削ることができる。
長さを調節するためにコマ(芯当接部)を移動可能に設置
することが条件となり、設計・製造上の制約となってい
た。製品のバリエーションを増やすために、移動可能な
コマ(芯当接部)を用いることなく芯の太さ及び長さを調
節することができる手動鉛筆削りが求められ、研究され
ていた。
点を解決するためになされたもので、芯先の位置を規制
するための移動可能なコマ(芯当接部)を用いず、移動す
るコマの代わりに芯先に当接する突起はケース本体に固
定して配置し、切削するカッタの取り付けられたカッタ
ホルダを移動させることによって削る位置を変えて芯の
太さ及び長さを調節可能とした手動鉛筆削りを提供する
ことを目的とする。
めに本発明に係る手動鉛筆削りは、鉛筆挿入用の開口の
設けられたケース本体の開口と対向する内部奥側に、鉛
筆の芯と当接する芯当接突起を突設するとともに、円錐
形の鉛筆挿入孔と平板状のカッタが設けられたカッタホ
ルダを、開口と芯当接突起との間に鉛筆の軸方向に移動
可能に搭載した構成である。
動自在に取り付け、回転ツマミとカッタホルダをシャフ
トで係合して、回転ツマミの回動によってカッタホルダ
を鉛筆の軸方向に移動可能にした構成である。さらに、
シャフトの回転ツマミと係合する一端を端面カムとし、
他端に突起を設けてカッタホルダの係合突起と係止させ
ることにより、回転ツマミの回動を直線運動に変換して
カッタホルダを鉛筆の軸方向に移動可能にした構成であ
る。
マミを回動させると、回転ツマミの回動運動が回転ツマ
ミと係合するシャフトの端面カムによって直線運動に変
換され、シャフトが前後方向に移動する。シャフトの他
端はカッタホルダに係合しているので、シャフトの前後
移動と連動してカッタホルダが鉛筆の軸方向に前後に移
動する。これにより、カッタホルダが鉛筆の軸方向に移
動して、カッタホルダに挿入できる鉛筆の長さが変化す
るので、削られる芯の長さ及び太さを変化させることが
できる。
により詳細に説明する。図1は本発明に係る手動鉛筆削
りの断面図である。手動鉛筆削り1は、ケース本体10
と、カッタ23と、カッタホルダ20と、回転ツマミ3
0と、シャフト40と、スプリング50と、シャッタ6
0と、底蓋70で構成されている。
筆が挿入される開口11が設けられている。開口11に
は不使用時に開口を塞ぐシャッタ60が設けられてお
り、該シャッタ60は、ケース本体の外縁に沿って設け
られた案内溝13に摺動自在に嵌め込まれている。シャ
ッタ60を案内溝13に沿って摺動させることにより、
シャッタが上がって開口11が現れ鉛筆の挿入が可能と
なる。ケース本体10の内部には、後述するカッタホル
ダ20が収容されており、また、鉛筆の芯の先端と当接
して芯先の位置を規制するストッパとなる芯当接突起1
5が、開口11と対向する奥の位置に固設されている。
ように鉛筆を削る切削具であるカッタ(刃)23を移動
可能に支持する保持具である。図1で示した実施例で
は、カッタホルダ10はカッタ23を下にして本体ケー
ス10内部に搭載される。したがって、図2はこの実施
例のカッタホルダ20を底面から見た状態の斜視図とな
る。カッタホルダ20は樹脂製であり、一端には円錐形
の鉛筆挿入孔21が設けられ、底面にはスチール製の平
板状の刃であるカッタ23が螺子等で固定されており、
また、後述するシャフト40の先端部41が嵌合する間
隙をあけて突起25a、25bが突設されている。
形成されている。切欠27によって、ケース本体10か
ら突設した芯当接突起15は、この切欠27に沿ってカ
ッタ23の間近まで達して、鉛筆の芯先に当接する構成
である。なお、切欠27の寸法は、カッタホルダ20が
前後に移動した場合でも、カッタホルダ20と芯当接突
起15とがぶつからないだけの大きさとする。
が収容される位置の上部には、鉛筆の軸方向と略平行な
位置に突起17a及び17bと、カッタホルダ20の底
面の傾斜と略平行な位置に突起18が突設されている。
カッタホルダ20はこれらの突起の間に鉛筆の軸方向に
前後移動可能に保持されている。カッタホルダ20を保
持する各突起とカッタホルダ20との間には、わずかな
ギャップが設定されており、これによってカッタホルダ
20は各突起に沿って移動しながら鉛筆の軸方向に移動
可能となっている。
外周が竜頭状に形成されており、内部には平板状のカム
係合部31が設けられている。カム係合部31には、後
述するシャフト40の端面カム43の凸凹部と係合する
ための対応する凸凹部が形成されている。回転ツマミ3
0は、ケース本体10の開口11の反対側に回動自在に
取り付けられている。
フト40は、回転ツマミの回動によりカッタホルダを前
後移動させる係合部材で、先端に突起41が突設され、
後端は端面カム43が形成されている。突起41はカッ
タホルダ20の係合突起25a、25bの隙間に係合
し、端面カム43は回転ツマミ30の内部に収容され
る。シャフト40はケース本体10内部の仕切り板19
に設けられた孔に嵌め込まれて支持されている。なお、
この孔の形状及び孔と嵌合する部分のシャフト40の断
面形状は、ともに四角形としている。これは、回転ツマ
ミ30の回転につられて回転しないように、シャフト4
0を回転止めして置くための形状であり、円形でなけれ
ば、三角形であっても良い。
の間にはスプリング50が介装され、シャフト40の端
面カム43を回転ツマミ30の方向に付勢している。こ
の付勢力により、シャフト40の端面カム43の凸凹と
回転ツマミ30のカム係合部31の凸凹とが係合する。
係合により回転ツマミ30の回動運動をシャフト40の
直線運動に変換することができる。すなわち、回転ツマ
ミ30を回動させることによりシャフト40を前後に移
動させることが可能となる。
下の通りである。まず、所望する芯の太さ及び長さに応
じて回転ツマミ30を指示の位置に回動させる。芯を細
長く削る場合には、図1に示すように、回転ツマミ30
を回してシャフト40を前方(開口11の方向)に移動
させる。シャフト40の突起41がカッタホルダ20の
突起25bを押すので、カッタホルダ20は開口11付
近まで移動する。カッタホルダ20がこの位置に移動す
ると、カッタホルダ20の鉛筆挿入孔21と芯当接突起
15との距離が長くなり、鉛筆の芯先がカッタホルダ2
0の奥まで達することができるようになる。すなわち、
鉛筆とカッタ23とが接触する長さが長くなるので、芯
を細長く削ることができる。
うに、回転ツマミ30を回してシャフト40を後方(回
転ツマミ30の方向)に移動させる。シャフト40の突
起41がカッタホルダ20の突起25aを引っ張るの
で、カッタホルダ20は開口11から遠ざかる方向に移
動する。カッタホルダ20の鉛筆挿入孔21と芯当接突
起15との距離が短くなるので、鉛筆の芯先がカッタホ
ルダ20の奥に達することなく芯当接突起15に当接す
ることになり、削られる芯は太く短くなる。
り外すことにより本体10から排出する。また、回転ツ
マミ30の円筒部分の外周に沿って、例えば1〜5の数
字を等間隔で刻印し、ケース本体10に数字一つ分の大
きさの窓を開設しておけば、窓から表示される数字を削
られる芯の太さの目安とすることができる。なお、数字
の代わりに芯の太さや長さを図案化した図形等を刻印し
てもよい。
によれば、 1、従来用いられている鉛筆の芯の位置を規制する移動
可能なコマ(芯当接部)を用いず、代わりにカッタの装
着されたカッタホルダを移動させて芯の長さ及び太さを
調節するので、製品のバリエーションを増やすことが可
能となった。 2、本体ケース外側に取り付けられた回転ツマミを回動
させることにより、容易に芯の長さ及び太さを調節する
ことが可能となった。 3、回転ツマミの回転運動を端面カムによって直線運動
に変換することにより、容易かつ確実にカッタホルダを
移動させて、芯の長さ及び太さを調節することが可能と
なった。
Claims (3)
- 【請求項1】 鉛筆挿入用の開口の設けられたケース本
体の開口と対向する内部奥側に、鉛筆の芯と当接する芯
当接突起を突設するとともに、円錐形の鉛筆挿入孔と平
板状のカッタが設けられたカッタホルダを、開口と芯当
接突起との間に鉛筆の軸方向に移動可能に搭載したこと
を特徴とする手動鉛筆削り。 - 【請求項2】 前記ケース本体の外側に、回転ツマミを
回動自在に取り付け、回転ツマミとカッタホルダをシャ
フトで係合して、回転ツマミの回動によってカッタホル
ダを鉛筆の軸方向に移動可能にしたことを特徴とする請
求項1記載の手動鉛筆削り。 - 【請求項3】 前記シャフトは、回転ツマミと係合する
一端を端面カムとし、他端に突起を設けてカッタホルダ
の係合突起と係止させることにより、回転ツマミの回動
を直線運動に変換してカッタホルダを鉛筆の軸方向に移
動可能としたことを特徴とする請求項2記載の手動鉛筆
削り。
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- 2001-11-22 JP JP2001358083A patent/JP3673493B2/ja not_active Expired - Fee Related
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