JP2003154788A - 筆記具のレフィール出没機構 - Google Patents

筆記具のレフィール出没機構

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JP2003154788A
JP2003154788A JP2001358683A JP2001358683A JP2003154788A JP 2003154788 A JP2003154788 A JP 2003154788A JP 2001358683 A JP2001358683 A JP 2001358683A JP 2001358683 A JP2001358683 A JP 2001358683A JP 2003154788 A JP2003154788 A JP 2003154788A
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JP
Japan
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rotor
refill
tip
cam
writing
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Pending
Application number
JP2001358683A
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English (en)
Inventor
Akira Matsukawa
亮 松川
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Sailor Pen Co Ltd
Original Assignee
Sailor Pen Co Ltd
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Publication date
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 、ペン体部の軸筒先端開口からの突出長さに
ばらつきが生じることのない筆記具のレフィール出没機
構を提供する。 【解決手段】尾端側に弾発されたレフィール20の後端
に当接する回転子30が回転力を付与された状態でカム
筒40の縦溝に沿って前進し、カム筒を抜け出すと、回
転子が回転方向に僅かに回転し、回転子の前方カム歯3
2の傾斜面に沿って摺動するカム筒の突部先端が回転子
の係止部に係止して筆記可能になる筆記具のレフィール
出没機構において、回転子の係止部33隅部に切り欠き
部35を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転子を使用する
ダブルノック式のレフィール出没機構に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】ノック式筆記具、例えばノック式ボール
ペンのボールペンレフィール出没機構は回転子を使用す
るダブルノック式出没機構が多用されている。この出没
機構は、レフィール先端の軸筒先端開口からのペン体部
の突出操作および没入操作とも、軸筒の尾端から突出す
るノック棒を押圧する同じノック操作により行うことが
できる利点を有する。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】かかる出没機構は、ス
プリングにより尾端側に弾発されたレフィールの後端が
回転子に当接しており、軸筒の尾端から突出したノック
棒を押圧するノック操作を行うと、ノック棒前端のカム
歯が回転子に形成された尾端カム歯に歯合して回転子に
回転力を付与するとともに、回転子をカム筒の縦溝に沿
って前進させる。回転子がカム筒を抜け出すと、レフィ
ール先端のペン体部が軸筒の先端開口から突出し、回転
子はフリー状態になるので回転方向に僅かに回転する。
このとき、カム筒の突部先端が回転子の前方カム歯の傾
斜面に沿って相対的に摺動し、回転子は僅かに後退する
が、カム筒の突部先端が回転子の前方カム歯に形成され
た係止部に係止すると筆記可能になる。 【0004】ここで、回転子は合成樹脂で射出成形され
るが、図4に示すように、係止部33は、その隅部には
どうしても0.2R〜0.3R程度のR部が形成され
る。従って、突部41の先端42隅部は、係止部33に
係止する際にR部に乗り上げたり、R部の下端に係止し
たりする。その結果、ペン体部の軸筒先端開口からの突
出長さがX=0.3〜0.5mm程度の範囲でばらつき
が生じる不具合がある。 【0005】そこで本発明は、ペン体部の軸筒先端開口
からの突出長さにばらつきが生じることのない筆記具の
レフィール出没機構を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、ノック操作により、尾端側に弾発され
たレフィールの後端に当接する回転子が回転力を付与さ
れた状態でカム筒の縦溝に沿って前進し、カム筒を抜け
出すと、レフィール先端のペン体部が軸筒の先端開口か
ら突出するとともに回転子が回転方向に僅かに回転し、
回転子の前方カム歯の傾斜面に沿って摺動するカム筒の
突部先端が回転子の係止部に係止して筆記可能になる筆
記具のレフィール出没機構において、回転子の係止部の
隅部に切り欠き部を設ける。 【0007】 【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1において、軸筒1
0は、合成樹脂で成形された後軸11および前軸12か
らなり、前軸12の先端には、先端開口15を有する先
口13が螺着されている。また、前軸12の外周には軟
質の合成樹脂からなるグリップ14が配置されている。
後軸11の尾端部には、クリップ16の円筒固定部17
が固定されている。つまり、先口13と円筒固定部17
は軸筒10の一部を構成している。かかる軸筒10内
に、ボールペンレフィール20がコイルスプリング26
で尾端側に弾発された状態で収容されている。 【0008】ボールペンレフィール20のインキ収容管
21の先端開口に継手22が嵌着され、継手22の中心
孔にボールペンチップであるペン体部23が嵌着されて
いる。インキ収容管21内にはインキIが充填され、イ
ンキIの後端にはグリース状の逆流防止体25が配置さ
れている。 【0009】インキIは、着色剤である顔料または染
料、樹脂、増粘剤、水溶性溶剤を含み、必要に応じて分
散剤、防腐剤などを含有し、静的には高い粘性を有し、
筆記時のボールの回転により粘性が低下するゲルインキ
である。このインキIの粘度は20mPa・s以上であ
る。また、逆流防止体25は、ポリブデン、シリコーン
オイル、鉱物油などを主成分とし、シリカゲル、金属石
鹸などで適度に増粘させたものである。 【0010】ペン体部23はステンレスにて砲弾型に成
形されたものであり、ペン体部23先端のボールハウス
内に、例えば外径が0.5mmであり、超硬合金からな
るボール24が回転自由に抱持されている。ペン体部2
3内には小さなスプリング(図示せず)が配置されてお
り、ボール24はこのスプリングで弾発され、非筆記時
においてペン体部23先端の内向き突起に圧接してい
る。つまり、ボール24とペン体部23先端の内向き突
起により弁機構を構成しており、非筆記時は弁が閉じて
インキがペン体部23先端から流出せず、また、上向き
にしたときも弁が閉じているのでペン体部23先端から
空気が内部に侵入しないようになっている。そして、筆
記時においては、筆圧によりボール24が後退して弁が
開き、インキが流出するようになっている。 【0011】インキ収容管21の尾端部は回転子30内
に差し込まれており、コイルスプリング26の弾発力に
よりインキ収容管21は回転子30に当接している。回
転子30は、図2に示すように、合成樹脂で円筒状に成
形されたものであり、尾端縁に鋸刃状をした尾端カム歯
31が形成され、中腹部には傾斜面が鋸刃状に連続した
前方カム歯32が形成されている。つまり、前方カム歯
32は複数の傾斜面からなり、傾斜面の端部が係止部3
3である。そして、係止部33の隅部には切り欠き部3
5が形成されている。また、前方カム歯32の傾斜面は
不連続であり、前方カム歯32の傾斜面と傾斜面の間に
複数本の縦溝34が形成されている。 【0012】後軸11内には、図1に示すように、内周
面に複数本の縦リブ状の突部41が形成されたカム筒4
0が固定されており、この突部41が回転子30の縦溝
34に嵌め込まれている。つまり、回転子30は回転不
自由な状態で前後動可能に配置されており、突部41が
縦溝34から相対的に抜け出すとフリーになって回転子
30は回転可能になる。 【0013】ノック棒50は軸筒10の尾端から突出し
た状態で配置されており、外周面に形成された突起52
により、ノック棒50は軸筒10から抜け落ちないよう
になっている。ノック棒50の先端には鋸刃状をしたカ
ム歯51が形成されており、ノック操作を行うと、カム
歯51が回転子30の尾端カム31と歯合して回転子3
0に回転力を付与するようになっている。 【0014】しかして、ノック棒50を指先で押圧する
ノック操作を行うと、前述のとおり、カム歯51が回転
子30の尾端カム31と歯合して回転子30に回転力を
付与するとともに回転子30を前進させるが、突部41
が縦溝34に嵌め込まれているので回転子30は回転し
ない。そして、突部41が縦溝34から抜け出すと、ペ
ン体部23が先口13の先端開口15から突出するとと
もに、回転子30はフリーになるので回転力方向に僅か
に回転する。このとき、図3(A)、(B)に示すよう
に、突部41の先端42は前方カム歯32の傾斜面に沿
って摺動し、係止部33に係止して筆記可能になるが、
係止部33の隅部に切り欠き部35が形成されているの
で、つまり、係止部33の隅部に図4に示すようなR部
が形成されないので、突部41先端の隅部が、図4に示
すように、R部に乗り上げることがない。従って、突部
41の回転子30に対する相対的なレベルが一定にな
り、ペン体部23の先口13先端開口15からの突出長
さにばらつきが生じない。 【0015】 【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ノック
操作により、尾端側に弾発されたレフィールの後端に当
接する回転子が回転力を付与された状態でカム筒の縦溝
に沿って前進し、カム筒を抜け出すと、レフィール先端
のペン体部が軸筒の先端開口から突出するとともに回転
子が回転方向に僅かに回転し、回転子の前方カム歯の傾
斜面に沿って摺動するカム筒の突部先端が回転子の係止
部に係止して筆記可能になる筆記具のレフィール出没機
構において、回転子の係止部に切り欠き部を設けたの
で、ペン体部の軸筒先端開口からの突出長さ一定になっ
てばらつきの生じない筆記具のレフィール出没機構とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明実施例の断面図である。 【図2】(A)は回転子の平面図、(B)は正面図であ
る。 【図3】ノック操作の展開説明図である。 【図4】従来例の説明図である。 【符号の説明】 10 軸筒 11 後軸 12 前軸 13 先口 14 グリップ 15 先口の先端開口 16 グリップ 17 固定筒部 20 ボールペンレフィール 21 インキ収容管 22 継手 23 ペン体部 24 ボール 25 逆流防止体 30 回転子 31 尾端カム歯 32 前方カム歯 33 係止部 34 縦溝 35 切り欠き部 40 カム筒 41 突部 42 突部先端 50 ノック棒 51 カム歯

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ノック操作により、尾端側に弾発された
    レフィールの後端に当接する回転子が回転力を付与され
    た状態でカム筒の縦溝に沿って前進し、カム筒を抜け出
    すと、レフィール先端のペン体部が軸筒の先端開口から
    突出するとともに回転子が回転方向に僅かに回転し、回
    転子の前方カム歯の傾斜面に沿って摺動するカム筒の突
    部先端が回転子の係止部に係止して筆記可能になる筆記
    具のレフィール出没機構において、 前記回転子の係止部の隅部に切り欠き部が形成されたこ
    とを特徴とする筆記具のレフィール出没機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006132880A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Daiken Plastics Kk プッシュ式レジスター
CN108621641A (zh) * 2017-03-15 2018-10-09 斑马株式会社 按动式书写工具

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP4547576B2 (ja) * 2004-11-09 2010-09-22 大建プラスチックス株式会社 プッシュ式レジスター
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