JP2003154748A - インクジェット記録用転写媒体 - Google Patents

インクジェット記録用転写媒体

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JP2003154748A
JP2003154748A JP2001357248A JP2001357248A JP2003154748A JP 2003154748 A JP2003154748 A JP 2003154748A JP 2001357248 A JP2001357248 A JP 2001357248A JP 2001357248 A JP2001357248 A JP 2001357248A JP 2003154748 A JP2003154748 A JP 2003154748A
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thermoplastic organic
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JP2001357248A
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English (en)
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Kenji Yabuta
健次 藪田
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】インクジェット方式により高精細な記録画像を
形成し、この記録画像を凹凸を有する被転写体へ熱転写
し、階調性に優れると共に耐傷性、耐水性等保存性の高
い転写画像を得る。 【解決手段】基材の少なくとも一方の面に、該基材上に
ハードコート層、クッション層及び少なくとも親水性重
合体と熱可塑性有機微粒子を含むインク受容層とが順次
形成され、該基材とハードコート層間で剥離可能なイン
クジェット記録用転写媒体。前記ハードコート層は特
に、少なくとも一つのアクリロイル基を有する紫外線硬
化樹脂からなる事が好ましく、クッション層は、柔軟な
樹脂、特にJIS K6301に規定される100%モ
ジュラスが100Kg/cm2以下である樹脂を主成分
としで構成でき、前記インク受容層は、親水性重合体
(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、セル
ロース誘導体又はこれらの変性体など)及び熱可塑性有
機微粒子で構成できる。さらに、インク受容層は、架橋
剤、染料定着剤等を含んでいてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は凹凸を有する面に、
強固に保護された高画質な階調情報の記録画像を転写す
るのに最適なインクジェット記録用転写媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレホンカード、定期乗車券、乗
車券購入カード、ハイウェイカード、プリペイドカー
ド、キャシュカード、クレジットカード、IDカード、
ICカード、会員証カード等の各種カードが情報記録媒
体として、広く利用されている。これらのカードは多く
の情報を安全に、信頼性高く記録、運用する目的で磁気
ストライプ等の磁気記録から光記録、ICメモリー記録
へと移行しており、用途の多様化もあいまって、これら
を組み合わせた複合カードも存在する。
【0003】ICカードは、磁気カードと比較して、格
段に記憶容量が大きいこと、高度なセキュリティー機能
を有していること、カード自体でデータ処理が可能であ
ることなどから、今後の有望な情報媒体として考えられ
ている。そのカードは、データの入出力はカードに設置
された端子の接触で行われる接触式ICカードと通信コ
イルを内蔵し、離れた場所からデータの入出力が可能な
非接触式ICカードに大別される。ところが、接触式I
Cカードは、静電気破壊に対する対策、端子電極の電気
的接続不良、リーダー/ライターの機構が複雑であるな
どの問題を有している。これに対し、非接触式ICカー
ドは、接点が不要で損傷や摩耗に強く、振動・ちり・遮
蔽物にかかわらず読みとれること、リーダー/ライター
に駆動部が不要でメンテナンスコストが安いこと等が上
げられる。このように非接触式ICカードは、利用者の
立場からみた場合、毎回カードを取り出してリーダー/
ライターに差し込まなくても、かざすあるいはただ通り
過ぎるだけで、読み取り書き込みが終了するので利便性
が高い。
【0004】そこで、近年では、非接触式ICカードが
開発され、このカードの特徴を利用した新しい適用が進
展している。この非接触式ICカードの製造方法として
は、ラミネート方式又は射出成形方式で行われている。
ラミネート方式は、センターコアーシートにICモジュ
ールを入れ、その両面にオーバーシートを積層して熱プ
レス又は、接着剤をオーバーシートに塗布して圧着する
方法である。また、射出成形方式は、ICモジュールが
固定されたシートを金型内に挿入し、もう一方の金型面
にシートをセットして、その金型の隙間に樹脂を射出注
入する方法である。
【0005】ところで、これらのICカードは各種情報
を人間が目視で把握、確認できない不可視情報として記
録されており、専用の読み書き装置にかけないと記録情
報を取り出すことができない。人間が目視で確認できる
記録情報は人名、会員番号、口座番号などの一部の固定
情報などをエンボス加工、熱転写印字などの表示方法に
より、カード表面に設ける可視表示部に表記することで
成されてきた。特に顔画像の様な階調性を要求される情
報には高精細で濃度階調表現が可能な昇華熱転写法等で
表記されてきた。
【0006】しかし、従来の熱転写記録法では、熱転写
記録した画像にムラやドット抜けなどが生じる不良品が
しばしば発生するという問題があった。
【0007】この問題は、昇華型熱転写記録によってカ
ード上に顔画像等の階調性の画像を記録する際に特に顕
著であり、問題が大きなものとなっている。
【0008】この不良品の発生する原因が、熱転写記録
法で画像を記録する受像面の平面性にあり、受像面に凹
凸が存在し、平面性が損なわれていると、熱転写記録を
行う際に、画像にムラやドット抜けが発生してしまう。
【0009】従って、ICカードのように複数の層の間
にICチップのような異物を挿入して形成されるカード
は、カードの湾曲による平面性の劣化、断裁によって生
じたゴミが層間に混入されたり、表面に付着したりする
ことによる平面性の劣化、またはICチップのような異
物を層間に混入することに伴う平面性の劣化が起こりや
すいため、特に画像の不良が発生する確率が大きく、不
良品の記録カードが発生する確率が大きかった。
【0010】また、熱転写記録法では情報記録に寄与し
ない非画像部の染料は廃棄物として処理される為に、コ
スト面、環境面からの課題も兼ねてから指摘されてお
り、かかる課題に関しては特開平8−207450号公
報で親水性バインダ樹脂、熱可塑性高分子樹脂及び多孔
性無機粒子よりなる転写層にインクジェット記録で必要
な情報を記録した後に熱転写する方法が開示されてい
る。かかる方法によって情報記録に必要な染料だけが画
像形成に使用され、無駄な染料の使用と云う問題は解決
するがICカードのように凹凸を有する面に画像保存性
に優れて、しかも高精細な画像を形成する事は困難であ
った。
【0011】また、かかる凹凸を有する面に熱転写時の
密着性を向上させる方法として特開平10−29712
2号公報には100%モジュラスが80Kg/cm2
下の軟質樹脂層を設ける技術が開示されているが、かか
る軟質樹脂を保護層として設けると凹凸面への密着性は
改良されるものの、ICカード等の繰り返して使用され
る用途に要求される画像の耐傷性には難点があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況に鑑み成されたものである。
【0013】本発明は、平面性が多少損なわれている面
であっても、良好な高精細画像を記録することを可能に
し、常に高品質の画像を提供するインクジェット記録用
媒体に関するものである。特に平面性の劣化が湾曲や、
内部にICチップ等が挿入されることによって生じる緩
やかで大きな凹凸であっても、高品質の画像を得ること
を可能にするインクジェット記録用転写媒体を提供する
ことを目的とするものである。
【0014】また、転写面が繰り返し使用される事を目
的とするものであり、特に画像の耐傷性や耐水性等の保
存性を要求される用途に最適なインクジェット記録用転
写媒体の提供を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ICカード
のように凹凸を有する面への画像転写について、上記の
問題に関して鋭意検討を重ねた結果、基材の少なくとも
一方の面に、前記基材から剥離可能なハードコート層、
クッション層及び少なくとも親水性重合体と熱可塑性有
機微粒子を含むインク受容層とが順次形成されたインク
ジェット記録用転写媒体である。
【0016】ハードコート層が少なくとも一つのアクリ
ロイル基を有する紫外線硬化樹脂である事が好ましい。
特に、アクリロイル基を有するウレタンアクリレート系
の紫外線硬化樹脂が耐傷性及びクッション層との接着性
に優れていて好ましい。光硬化開始剤としては、従来の
製品が使用されるが、特に樹脂が硬化後黄変の少ないも
のが好ましい。また、熱変形温度が150℃以上に高架
橋された樹脂は十分硬く、ハードコートとして、インク
ジェット記録画像への耐傷性付与機能を十分に有してい
る。
【0017】クッション層が、JIS K6301に規
定される100%モジュラスが100Kg/cm2以下
である樹脂を主成分とした層であるが好ましい。
【0018】親水性重合体が、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、セルロース誘導体およびこれら
の変性体から選択された少なくとも一種を使用する事が
好ましい。
【0019】熱可塑性有機微粒子が平均粒子径300n
m以下の熱可塑性有機微粒子であることが好ましい。
【0020】熱可塑性有機微粒子がアニオン性又はカチ
オン性の熱可塑性有機樹脂粒子であることが好ましい。
【0021】親水性重合体(A)と熱可塑性有機微粒子
(B)との割合が、固形分換算で、A/B=10/90
〜50/50(質量%)であることが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に記す。本発
明のインクジェット記録用転写媒体は、基材の少なくと
も一方の面に、該基材上にハードコート層、クッション
層及び少なくとも親水性重合体と熱可塑性有機微粒子を
含むインク受容層とが順次形成され、該基材とハードコ
ート層間で剥離可能なインクジェット記録用転写媒体で
ある。このようなインクジェット記録用転写媒体は、飛
翔するインク小滴により記録し、記録画像を被転写体に
熱転写して転写画像を形成するインクジェット記録用転
写媒体として有用である。特に凹凸を有する面に高精細
で保存性に優れた画像を得るのに有用なインクジェット
記録用転写媒体である。
【0023】[基材]基材としては、クッション層に対
して剥離可能である限り、不透明、半透明や透明な基材
が使用できる。基材としては、通常、離型性基材、例え
ば、離型処理紙、離型処理していてもよいプラスチック
フィルムなどが挙げられる。プラスチックフィルムを構
成するポリマーとしては、例えば、ポリプロピレンなど
のポリオレフィン、酢酸セルロースなどのセルロース誘
導体、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレートなどのポリアルキレンテレフ
タレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナ
フタレートなどのポリアルキレンナフタレートなど)、
ポリアミド(ポリアミド6、ポリアミド6/6など)な
どが挙げられる。これらのフィルムのうち、通常、ポリ
プロピレン、ポリエステル、ポリアミドなどが使用さ
れ、特に、機械的強度、耐熱性、作業性などの点からポ
リエステル(特にポリエチレンテレフタレートなど)が
好ましい。
【0024】基材の厚みは、用途に応じて選択でき、通
常、10〜250μm、好ましくは15〜200μm程
度である。離型性は、慣用の方法、例えば、離型剤(ワ
ックス、高級脂肪酸塩、高級脂肪酸エステル、高級脂肪
酸アミド、シリコーンオイルなど)で基材を処理するこ
とにより付与できる。プラスチックフィルムには、必要
に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、滑
剤、顔料などの慣用の添加剤を添加してもよい。
【0025】[ハードコート層]ハードコート層用の樹
脂としては、特に、アクリロイル基を有するウレタンア
クリレート系の紫外線硬化樹脂が耐傷性及びクッション
層との接着性に優れていて好ましい。光硬化開始剤とし
ては、従来の製品が使用されるが、特に樹脂が硬化後黄
変の少ないものが好ましい。また、熱変形温度が150
℃以上に高架橋された樹脂は十分硬く、ハードコートと
して、インクジェット記録画像への耐傷性付与機能を十
分に有している。
【0026】また、前記ハードコート層を形成する樹脂
には、他の成分として、例えばレベリング剤、スベリ性
を向上させるシリコーン等の添加剤を添加することがで
きる。これらの添加剤の添加量は紫外線硬化樹脂100
重量部に対して1重量部以下が好ましい。
【0027】[クッション層]クッション層は、転写時
に密着性を良好にするための層であり、これには公知の
弾性体材料が使用でき、例えば、スチレン−ブタジエン
系ラテックス、酢酸ビニル系ラテックス等が好ましい。
特に望ましいクッション層としてはJIS−K−630
1に規定される100%モジュラスが100kg/cm
2以下である樹脂、例えば、SBR、MBR、ポリウレ
タン樹脂、ポリブタジエン樹脂、ポリアクリル酸エステ
ル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、ロジン変性フ
ェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂、エチレン−酢
酸ビニル共重合体樹脂等などが挙げられる。
【0028】このようなクッション層を形成すると、ク
ッション性が大幅に改善され、転写時の凹凸を有する受
像面との密着性が改良されるために高精細な画像を平面
性の劣る面に形成出来る。
【0029】クッション層の厚みは、例えば、1〜90
μm程度、好ましくは3〜70μm程度であり、通常、
5〜50μm程度(特に5〜30μm程度)である。
【0030】[インク受容層]本発明のインクジェット
記録用転写媒体において、インク受容層は、親水性重合
体と熱可塑性有機微粒子で主に構成できる。
【0031】親水性重合体としては、例えば、親水性天
然高分子又はその誘導体(アルギン酸ナトリウム、アラ
ビアゴム、ゼラチン、カゼイン、デキストリンなど)、
セルロース誘導体(メチルセルロース、エチルセルロー
ス、メチルエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、カルボキシエチルセルロース、シアノエ
チルセルロースなどのセルロースエーテル類、セルロー
ススルフェート、アセチルメチルセルロースなどのセル
ロースエステル類)、ビニルアルコール系重合体(ポリ
ビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合
体、変性ポリビニルアルコールなど)、エチレン系重合
体(エチレン−無水マレイン酸共重合体など)、酢酸ビ
ニル系共重合体(酢酸ビニル−アクリル酸メチル共重合
体、変性酢酸ビニル系重合体など)、ポリアルキレンオ
キサイド(ポリエチレンオキサイド,エチレンオキサイ
ド−プロピレンオキサイドブロック共重合体など)、カ
ルボキシル基又はスルホン酸基を有する重合体又はその
塩[アクリル系重合体(ポリ(メタ)アクリル酸又はそ
の塩(アンモニウム、ナトリウムなどのアルカリ金属
塩)、メタクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸共重合
体、アクリル酸−ポリビニルアルコール共重合体な
ど)、ビニルエーテル系重合体(ポリビニルメチルエー
テル,ポリビニルイソブチルエーテルなどのポリビニル
アルキルエーテル、メチルビニルエーテル−無水マレイ
ン酸共重合体などの変性ポリビニルエーテルなど)、ス
チレン系重合体(スチレン−無水マレイン酸共重合体、
スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリスチレン
スルホン酸ナトリウムなど)、ポリビニルスルホン酸ナ
トリウムなど]、窒素含有重合体(又はカチオン性ポリ
マー)又はその塩(ポリビニルベンジルトリメチルアン
モニウムクロライド、ポリジアリルジメチルアンモニウ
ムクロライドなどの4級アンモニウム塩、ポリジメチル
アミノエチル(メタ)アクリレート塩酸塩、ポリビニル
ピリジン、ポリビニルイミダゾール、ポリエチレンイミ
ン、ポリアミドポリアミン、ポリアクリルアミド、ポリ
ビニルピロリドン、変性ポリビニルピロリドンなど)な
どが挙げられる。これらの親水性重合体は単独で又は二
種以上組み合わせて使用できる。
【0032】これらの親水性重合体のうち、酢酸ビニル
系共重合体、ビニルアルコール系重合体(ポリビニルア
ルコール又は変性ポリビニルアルコールなど)、セルロ
ース誘導体(カルボキシメチルセルロースなどのセルロ
ースエーテル類など)、窒素含有重合体(ポリビニルピ
ロリドン又は変性ポリビニルピロリドンなどのビニルピ
ロリドン系重合体)などが好ましい。特に、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、セルロース誘導体
およびこれらの変性体から選択された少なくとも一種の
親水性重合体が好ましい。
【0033】熱可塑性有機微粒子としては、特に平均粒
子径が300nm以下と極めて小さいものは可視光の低
波長領域(400nm程度)の光を散乱させることがほ
とんどないことから、得られる画像の透明性も向上して
おりハードコート層やクッション層を通して観察される
画像の鮮明性に優れる。しかもインク吸収性にもすぐ
れ、更に通常インクジェット記録分野でインク吸収性を
改良する得る為に使用される気相法シリカやアルミナ微
粒子等の無機微粒子に比べてクッション性にも優れる為
に転写時の密着性が改良される利点もある。また上記無
機微粒子と異なり、熱可塑性である為に凹凸を有する面
との接着性にも優れている。
【0034】上記熱可塑性有機微粒子は更にアニオン性
又はカチオン性の熱可塑性有機微粒子であることが好ま
しい。このような熱可塑性有機微粒子は、通常アクリル
酸アルキルエステル、メタクリル酸アルキルエステル、
スチレン及びスチレン誘導体からなる群より選ばれる少
なくとも一種のモノマーを、分子中に炭素−炭素二重結
合を1個又は2個以上(好ましくは2個以上)有する乳
化剤を用いて乳化重合することにより得ることができ
る。このような熱可塑性有機微粒子としては、特開平5
−254251号公報に記載されているミクロゲルを好
適に使用することができる。なお、この公報には、ミク
ロゲルを感熱記録紙に使用することで耐スティッキング
性や耐湿性が改良される旨の記載がされているが、感熱
記録は、本発明のようにインクを記録シートに噴射する
ことにより印字するのではなく、加熱により印字するも
のであり、異なる技術分野に属する。
【0035】熱可塑性有機微粒子の軟化点は、通常、5
0〜250℃、好ましくは60〜200℃程度の範囲か
ら適宜選択できる。
【0036】親水性重合体(A)と熱可塑性有機微粒子
(B)との割合は、固形分換算で、A/B=10/90
〜50/50(質量%)、好ましくは15/85〜40
/60(質量%)程度の範囲から選択できる。熱可塑性
有機微粒子の割合が上記の範囲より大きいとインク吸収
性は良くなるもののインク受容層の被膜強度が低下して
却って高画質性が損なわれる。一方、熱可塑性有機微粒
子の割合が上記の範囲より小さいとインク吸収性が低下
して高画質性が損なわれるのみでなく記録画像の熱転写
の際に凹凸を有する面への接着性が低下して画像保存性
の点でも好ましくない。
【0037】前記ハードコート層、クッション層及び前
記親水性重合体と熱可塑性有機微粒子で構成されたイン
ク受容層とを順次形成すると、インクジェット記録にお
いては高いインク吸収性を示し鮮明な階調記録画像を形
成できる。また、インク受容層は、高い熱転写性を示す
とともに、ハードコート層及びクッション層が存在する
ため、凹凸受像面への転写画像は耐傷性、耐水性等の画
像保存性にも優れる。
【0038】インク受容層に架橋剤を添加すると、イン
ク受容層中の親水性重合体と反応して耐水性を大きく向
上できる。架橋剤としては、例えば、アルデヒド類
(例、ホルムアルデヒド、グリオキザール及びグルタル
アルデヒド)、N−メチロール化合物(例、ジメチロー
ル尿素及びメチロールジメチルヒダントイン)、ジオキ
サン誘導体(例、2,3−ジヒドロキシジオキサン)、
カルボキシル基を活性化することにより作用する化合物
(例、カルベニウム、2−ナフタレンスルホナート、
1,1−ビスピロリジノ−1−クロロピリジニウム及び
1−モルホリノカルボニル−3−(スルホナトアミノメ
チル))、活性ビニル化合物(例、1、3、5−トリア
クロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビス(ビニ
ルスルホン)メタン及びN,N´−メチレンビス−[β
ー(ビニルスルホニル)プロピオンアミド])、活性ハ
ロゲン化合物(例、2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ
−S−トリアジン)、エポキシ基を有する化合物(例、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂、バーサティック酸グ
リシジルエステル、フェニルグリシジルエーテル)、イ
ソオキサゾール類、メラミン樹脂、イソシアネート化合
物及びジアルデヒド澱粉、などを挙げることができる。
これらは、単独または組み合せて用いることができる。
生産性を考慮した場合、反応活性の高いグルタルアルデ
ヒド等のアルデヒド類またはメラミン樹脂の使用が好ま
しい。架橋剤の添加量は、親水性重合体に対して、0.
1〜20重量%が好ましく、特に0.5〜15重量%が
好ましい。
【0039】さらに、インク受容層は、着色剤(染料)
の定着性を向上させるため、染料定着剤を含有していて
もよい。なお、高分子染料定着剤は、前記親水性重合体
として機能させることもできる。
【0040】染料定着剤としては、例えば、ジシアン系
化合物(ジシアンジアミド−ホルマリン重縮合物,ジシ
アンジアミド−ジエチレントリアミン重縮合物など)、
ポリアミン系化合物(ジエチレントリアミン、トリエチ
レンテトラミン、ジプロピレントリアミン、ポリアリル
アミンなどの脂肪族ポリアミン、フェニレンジアミンな
どの芳香族ポリアミンなど)、ポリカチオン系化合物
(エピクロルヒドリン−ジメチルアミン付加重合物、ジ
アリルジメチルアンモニウム塩−二酸化イオウ共重合
物,ジアリルジメチルアンモニウム塩−ジアリルアミン
塩酸塩誘導体共重合物、ジアリルアミン塩−二酸化イオ
ウ共重合物、ジアリルメチルアミン塩重合物、ジアリル
ジメチルアンモニウム塩重合物,アリルアミン塩の重合
物、ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級
塩重合物、ジアリルジメチルアンモニウム塩−アクリル
アミド共重合物など)などが例示できる。
【0041】染料定着剤の使用量は、定着性を向上でき
る範囲、例えば、固形分換算で、インク受容層を構成す
る重合体および樹脂成分の総量100質量部に対して
0.1〜50質量部、好ましくは1〜30質量部、さら
に好ましくは2〜20質量部程度の範囲から選択でき
る。
【0042】インク受容層の厚みは、例えば、5〜90
μm、好ましくは10〜70μm程度であり、通常、5
〜60μm(特に5〜50μm)程度である。
【0043】クッション層(C)とインク受容層(D)
との厚さの比は、C/D=1/1〜1/10程度、好ま
しくは1/2〜1/8程度、さらに好ましくは1/2〜
1/7程度であり、通常、1/3〜1/6程度である。
【0044】なお、インク受容層の上には、必要によ
り、接着層、多孔質層、ブロッキング防止層、滑性層、
帯電防止層などを形成してもよい。
【0045】本発明のインクジェット記録用転写媒体
は、離型性基材の少なくとも一方の面に、基材から剥離
可能なハードコート層、クッション層及び少なくとも親
水性重合体と熱可塑性有機微粒子を含むインク受容層と
を順次形成することにより製造できる。前記ハードコー
ト層、クッション層及びインク受容層は、基材の離型性
面に、先ずハードコート層用塗布剤を塗布し、必要によ
り乾燥或いは紫外線照射で架橋させて、ハードコート層
を形成し、その上にクッション層を塗布後、親水性重合
体と熱可塑性有機微粒子を主体とする塗布剤をさらに重
ねて塗布することによりインク受容層を形成できる。ク
ッション層用塗布剤は、ポリマーの種類に応じて、有機
溶媒や水性溶媒を用いて調製でき、溶液又はエマルジョ
ンの形態であってもよい。親水性重合体は、通常、水性
溶液又はエマルジョンの形態で使用でき、熱可塑性有機
微粒子は粉粒体の形態で使用できる。そのため、親水性
重合体を含む水性溶液又はエマルジョンと、熱可塑性有
機微粒子の粉粒体と、必要により他の成分とを混合する
ことにより、インク受容層用塗布剤を調製できる。水性
溶液又は水性エマルジョンの溶媒は、水単独であっても
よく、必要によりアルコール類などの親水性有機溶媒を
含んでいてもよい。
【0046】塗布は、慣用の方法、例えば、ロールコー
ター、エヤナイフコーター、ブレードコーター、ロッド
コーター、バーコーター、コンマコーター、グラビアコ
ーターなどにより基材の少なくとも一方の面に塗布でき
る。塗膜を、40〜150℃(好ましくは50〜120
℃)程度の温度で乾燥させることによりクッション層及
びインク受容層を形成できる。又、ハードコート層は紫
外線照射で架橋される。
【0047】このようにして形成されたインクジェット
記録用転写媒体は、インク(特に水性インク)の小滴を
飛翔させて記録するインクジェット方式により画像を形
成するのに適している。インクジェット記録用転写媒体
の記録画像面を凹凸を有する例えばICカード等と接触
させた状態で、適当な温度(例えば、130〜250
℃、好ましくは140〜200℃程度)および圧力(5
〜500g/cm2程度)で適当時間(例えば、5秒〜
1分程度)加熱圧着し、基材とハードコート層間で剥離
させることにより、凹凸を有する面に円滑に転写又は転
移できる。
【0048】転写に用いられるICカードの外形寸法及
び厚さは、JISX6301に準拠している。外形寸法
は、次の大小二つの長方形に囲まれ領域にそのすべての
縁部が入るように仕上げられる。大きい長方形の長辺8
5.72mm、短辺54.03mm、小さい長方形の長
辺85.47mm 、短辺53.92mm。また、厚さ
は、最大0.80mm、最小0.68mmの範囲に入る
ように仕上げられる。
【0049】
【実施例】以下に実施例に基づいて本発明をより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもの
ではない。なお、実施例中、「部」は質量部を示す。実
施例1離型処理をしたポリエチレンテレフタレートフィ
ルムに、ハードコート層として厚さ5μmの下記組成の
未硬化紫外線硬化樹脂層を形成した。70℃で3分間溶
媒を除去した後、ランプパワー80W/cmのUVラン
プを用い、ランプ照度100mW/cm2、照射時間3
0secで紫外線硬化樹脂を硬化してハードコート層を
形成した。紫外線硬化樹脂の組成は ユニディク 17−824−9 50重量部 ユニディク C7−157 30重量部 ユニディクシンナー #13−80 80重量部 (トルエン、酢酸ブチル混合溶剤) ((注)硬化剤は17−824−9に含まれる)であ
る。上記の各成分はいずれも大日本インキ社製の商品名
である。更に、クッション層としてウレタン系樹脂塗料
を乾燥後の厚み10μmとなるように塗布した。その上
に以下の配合のインク受容層形成用塗布液を乾燥後の厚
み30μmとなるように塗布し、乾燥することによりイ
ンク受容層を形成してインクジェット記録用転写媒体を
得た。 (インク受容層形成用塗布液) ヒドロキシプロピルメチルセルロース10重量%水溶液 10重量部 カチオン性の熱可塑性有機微粒子10重量%水分散液 35重量部 (平均粒子径:52nm、炭素−炭素二重結合を2個と4級アンモニウム塩基を 有する乳化剤により架橋されたポリスチレン微粒子) メラミン樹脂 0.5重量部 アミン塩酸塩 0.10重量部
【0050】実施例2 ウレタン系樹脂塗料に代えてスチレン−ブタジエンゴム
を使用する以外、実施例1と同様にしてインクジェット
記録用転写媒体を得た。
【0051】実施例3 離型処理をしたポリエチレンテレフタレートフィルム
に、実施例1と同様の紫外線硬化樹脂及びウレタン系樹
脂塗料を乾燥後の厚みを共に5μmとなるように塗布し
た。その上に以下の配合のインク受容層形成用塗布液を
乾燥後の厚み30μmとなるように塗布し、乾燥するこ
とによりインクジェット記録用転写媒体を得た。 (インク受容層形成用塗布液) ポリビニルアルコール10重量%水溶液 10重量部 カチオン性の熱可塑性有機微粒子10重量%水分散液 35重量部 (平均粒子径:73nm、炭素−炭素二重結合を2個と4級アンモニウム塩基を 有する乳化剤により架橋されたポリスチレン微粒子) メラミン樹脂 0.5重量部 アミン塩酸塩 0.10重量部
【0052】実施例4 離型処理をしたポリエチレンテレフタレートフィルム
に、実施例1と同様の紫外線硬化樹脂及びウレタン系樹
脂塗料を乾燥後の厚みを共に5μmとなるように塗布し
た。その上に以下の配合のインク受容層形成用塗布液を
乾燥後の厚み30μmとなるように塗布し、乾燥するこ
とによりインクジェット記録用転写媒体を得た。 (インク受容層形成用塗布液) ポリビニルピロリドン10重量%水溶液 10重量部 熱可塑性有機微粒子10重量%水分散液 35重量部 (平均粒子径:6.0μ、低分子量ポリオレフィン) メラミン樹脂 0.5重量部 アミン塩酸塩 0.10重量部
【0053】比較例1 実施例1においてハードコート層を設けない以外は実施
例1と同様にして比較例1のインクジェット記録用転写
媒体を得た。
【0054】比較例2 実施例1においてクッション層を設けない以外は実施例
1と同様にして比較例2のインクジェット記録用転写媒
体を得た。
【0055】比較例3 実施例1においてインク受容層形成用塗布液の組成を以
下のように代えた以外は実施例1と同様にして比較例3
のインクジェット記録用転写媒体を得た。 (インク受容層形成用塗布液) ヒドロキシプロピルメチルセルロース10重量%水溶液 20重量部 気相法シリカ10重量%水溶液 70重量部 メラミン樹脂 1.0重量部 アミン塩酸塩 0.1重量部
【0056】実施例及び比較例で得られたインクジェッ
ト記録用転写媒体の各種特性の評価法は次の通りであ
る。
【0057】インクジェットプリンター(キヤノン
(株)製、BJC−420J)を使用し、実施例及び比
較例で得られたインクジェット記録用転写媒体に、シア
ン、イエロー、マゼンタ、ブラックインクを用い、所定
の絵柄を印字し、記録画像を形成した。記録画像を転写
するICカードはシートの他面にアンテナコイルを印刷
法により作成し、ICチップを接続してICモジュール
を得た。次に、別の、厚み125μmの白色PETフィ
ルムを用意し、インクジェット記録転写側を金型の面に
真空吸着固定し、別の白色PETフィルムとの間にポリ
ブチレンテレフタレート樹脂を射出し、その後金型を圧
縮させて、厚さ760μmとし、冷却後金型から取り出
し、外形寸法が、長辺85.6mm、短辺54.0mm
のICカードにした。前記インクジェットプリンターで
得られた記録画像を有する実施例及び比較例で得られた
インクジェット記録用転写媒体をICカードに重ね合わ
せ、温度150℃、圧力250g/cm2で10秒間加
熱圧着し、基材とハードコート層間で剥離させることに
より、凹凸を有する面に転写した。下記評価法のインク
吸収性はインクジェット記録用転写媒体上の記録像に関
する評価であり、また、ドット抜けと印字部の耐傷性、
耐水性は凹凸を有するICカードへの印字像の転写後の
画像に対する評価である。
【0058】(インク吸収性)印字から30秒後に、イ
ンクジェット記録用転写媒体上にPPCコピー用紙を載
せ、コピー用紙の上から指で5回擦り、コピー用紙を剥
し、インクの転写状態を観察し、下記の基準で評価し
た。△以上が実用的に使用出来る。 ○ インクの転写が殆どない △ 若干インクの転写がある × インクの転写が多い
【0059】(ドット抜け)得られた画像のドット抜け
の状態を目視で評価した。△以上が実用的に使用でき
る。 ○ ドット抜けなし △ ドット抜け少ない × ドット抜け多い
【0060】(印字部の耐傷性)転写画像の記録された
各ICカードサンプルを、20℃、65%RHの環境下
にて24時間の調湿した後、カード表面を、ポリプロピ
レン製タイル目地ブラシで約1kgの荷重で往復30回
擦った後、表面の傷について目視により観察した。△以
上が実用的に使用できる。 ○:全く傷が付かず、光沢面は良好である。 △:傷が極わずか見られたが、画質には影響しない。 ×:傷が著しく、画質に大きな影響を与えた。
【0061】(印字部の耐水性)転写画像の記録された
各ICカードサンプルを室温で水に30分間浸析させ画
像のニジミ、水への溶け出しによる濃度低下を目視判定
した。評価基準は以下の通りである。△以上が実用的に
使用出来る。 ○:ニジミ、濃度低下は全く無く画像の変化は認められ
ない。 △:わずかに濃度が低下したが画像は保たれている。 ×:インクが溶け出し画像が崩れた。
【0062】実施例および比較例で得られたインクジェ
ット記録用転写媒体の評価結果を表に示す。
【0063】
【表1】 表から明らかなように、基材上にハードコート層、クッ
ション層及び親水性重合体と熱可塑性有機微粒子を主体
とするインク受容層を設けた実施例1〜4はいずれもイ
ンク吸収性、ドット抜け、耐傷性、耐水性が良好であっ
たが、ハードコート層を設けない比較例1は耐傷性が悪
く、クッション層を設けない比較例2は凹凸面への転写
で密着性に劣るためにドット抜けが見られた。またイン
ク受容層に熱可塑性有機微粒子に代わり気相法シリカを
用いた比較例3は転写面への接着性が悪い為に、ドット
抜け、耐傷性、耐水性が悪かった。
【0064】
【発明の効果】本発明では、基材上に、該基材から熱に
より剥離可能なハードコート層、クッション層及び親水
性重合体と熱可塑性有機微粒子を含有するインク受容層
とを形成しているため、熱転写性を有するとともに、高
精細で画像耐傷性、耐水性に優れた記録画像を形成する
事が出来る。特にクッション層が、JIS K6301
に規定される100%モジュラスが100Kg/cm2
以下である樹脂を主成分とした層であることで凹凸を有
するICカードのような面にも高精細で画像保存性に優
れた記録画像を形成できるインクジェット記録用転写媒
体を提供出来る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材の少なくとも一方の面に、該基材上
    にハードコート層、クッション層及び少なくとも親水性
    重合体と熱可塑性有機微粒子を含むインク受容層とが順
    次形成され、該基材とハードコート層間で剥離可能なイ
    ンクジェット記録用転写媒体。
  2. 【請求項2】 ハードコート層が少なくとも一つのアク
    リロイル基を有する紫外線硬化樹脂からなる請求項1に
    記載のインクジェット記録用転写媒体。
  3. 【請求項3】 クッション層が、JIS K6301に
    規定される100%モジュラスが100Kg/cm2
    下である樹脂を主成分とした層である請求項1又は2記
    載のインクジェット記録用転写媒体。
  4. 【請求項4】 親水性重合体が、ポリビニルアルコー
    ル、ポリビニルピロリドン、セルロース誘導体およびこ
    れらの変性体から選択された少なくとも一種である請求
    項1〜3のいずれか記載のインクジェット記録用転写媒
    体。
  5. 【請求項5】 熱可塑性有機微粒子が平均粒子径300
    nm以下の熱可塑性有機微粒子であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれか記載のインクジェット記録用転
    写媒体。
  6. 【請求項6】 熱可塑性有機微粒子がアニオン性又はカ
    チオン性の熱可塑性有機微粒子である請求項1〜5のい
    ずれか記載のインクジェット記録用転写媒体。
  7. 【請求項7】 親水性重合体(A)と熱可塑性有機微粒
    子(B)との割合が、固形分換算で、A/B=10/9
    0〜50/50(質量%)である請求項1〜6のいずれ
    かに記載するインクジェット記録用転写媒体。
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