JP2003154192A - 脱水兼用洗濯機の防振装置 - Google Patents

脱水兼用洗濯機の防振装置

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JP2003154192A
JP2003154192A JP2001358796A JP2001358796A JP2003154192A JP 2003154192 A JP2003154192 A JP 2003154192A JP 2001358796 A JP2001358796 A JP 2001358796A JP 2001358796 A JP2001358796 A JP 2001358796A JP 2003154192 A JP2003154192 A JP 2003154192A
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JP
Japan
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washing machine
outer tub
hanging rod
hanging
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JP2001358796A
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English (en)
Inventor
Satoru Okanishi
悟 岡西
Ryuta Yazawa
龍太 矢澤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脱水時の水を受ける外槽を弾性支持する脱水
兼用洗濯機の防振装置において、摺動部材のスリット部
をはさんで左右の摺接面に段差が生じないようにし、異
音や偏摩耗が発生しにくくし、また、段差によるスリッ
ト部の不規則なたわみも生じないようにして、安定した
摩擦抵抗力を得るようにする。 【解決手段】 脱水時の水を受ける外槽12を弾性支持
する吊り下げ部17は、吊り棒18の上端部を洗濯機本
体16の上部に保持し、吊り棒18の底部にばね支持板
20を取り付け、吊り棒18を挿通し外槽12との摺接
面19aを有する摺動部材19に略鉛直方向に下方部を
分割するスリット部22を設ける。ばね支持板20と摺
動部材19の下方部との間にスパイラル状のばね部材2
1を設け、このばね部材21は2巻き以上の密着部21
aを有し、摺動部材19のスリット部22の開口部22
aを密着部21aで挟持するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、脱水時の水を受け
る外槽を弾性支持する脱水兼用洗濯機の防振装置に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種の脱水兼用洗濯機の防振装
置は、図4から図6に示すように構成していた。以下、
その構成について説明する。 【0003】図4に示すように、外槽1は、洗濯兼脱水
槽2の外側に位置して脱水時の水を受けるものである。
外槽1の下部にはモータ3とベルトで連結した減速機4
を固着しており、また、外槽1は、洗濯機本体5の四隅
から吊り下げ部6を介して防振支持している。 【0004】吊り下げ部6は、図5に示すように構成し
ており、吊り棒7は、洗濯機本体5から外槽1に設けた
支持片1aを摺動部材8を介して支持するもので、この
吊り棒7の底部で支持片1aの下部に、支持片1aと摺
接する摺動部材8を設けている。また、吊り棒7の下部
にばね支持板9を設け、このばね支持板9と摺動部材8
との間に、圧縮コイルばねで形成したばね部材10を設
けている。 【0005】摺動部材8は、図6に示すように、支持片
1aと摺動する摺接面8aを設けており、略鉛直方向に
吊り棒7の挿通穴を含み下方部を分割するスリット部1
1を設け、このスリット部11の上端部は、支持片1a
と摺動する摺接面8aより上方に位置するようにしてい
る。 【0006】摺動部材8は、ばね部材10による初期締
め付け力と、ばね部材10の圧縮に対する反発力、およ
び支持片1aからの荷重Fによって、スリット部11が
内側にたわみ、吊り棒7と摩擦摺動する。 【0007】ここで、摺動部材8のスリット部11は、
十分なたわみによる大きな摩擦抵抗を得ること、および
スリット部11の上端部の応力集中を軽減するために、
スリット部11の上端部は、比較的剛性の低い摺接面8
aの上方に位置している。 【0008】このような構成で、給水、洗濯、排水、脱
水行程を自動的に行うものである。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、脱水行程の起動時および定常時に
おいて、摺動部材8の摺接面8aに荷重が加わると、ス
リット部11をはさんで左右の摺接面8aに段差(位相
差)が生じ、異常音(コトコト音)が発生するという問
題を有していた。 【0010】また、この段差(位相差)により、摺動部
材8の摺接面8aに偏摩耗が発生し、耐久性が落ちるだ
けでなく、異常音をさらに加速させるという問題を有し
ていた。 【0011】また、この段差(位相差)により、スリッ
ト部11のたわみが不規則になるとともに、吊り棒7と
の摩擦摺動が不安定となり、洗濯機本体5の振動性能が
悪化するという問題を有していた。 【0012】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、摺動部材のスリット部をはさんで左右の摺接面に段
差が生じないようにし、異音や偏摩耗が発生しにくく
し、また、段差によるスリット部の不規則なたわみも生
じないようにして、安定した摩擦抵抗力を得るようにす
ることを目的としている。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗濯兼脱水槽の外側に位置して脱水時の水
を受ける外槽を洗濯機本体の四隅から吊り下げ手段によ
り弾性支持し、吊り下げ手段は、吊り棒の上端部を洗濯
機本体の上部に保持し、この吊り棒の底部にばね支持板
を取り付け、吊り棒を挿通し外槽との摺接面を有する摺
動部材に吊り棒を挿通する挿通穴を含み略鉛直方向に下
方部を分割するスリット部を設け、ばね支持板と摺動部
材の下方部との間にスパイラル状のばね部材を設け、ば
ね部材は2巻き以上の密着部を有し、摺動部材の下方部
を分割するスリット部の開口部を密着部で挟持するよう
に構成したものである。 【0014】これにより、摺動部材は2巻き以上の密着
部でばね部材による初期締め付け力が安定するようにな
り、摺動部材のスリット部をはさんで左右の摺接面に段
差が生じないようにできて、異音や偏摩耗が発生しにく
くでき、また、段差によるスリット部の不規則なたわみ
も生じることがなく、安定した摩擦抵抗力を得ることが
できる。 【0015】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯兼脱水槽の外側に位置して脱水時の水を受ける
外槽と、この外槽を洗濯機本体の四隅から弾性支持する
吊り下げ手段とを備え、前記吊り下げ手段は、その上端
部を洗濯機本体の上部に保持する吊り棒と、この吊り棒
の底部に取り付けたばね支持板と、前記吊り棒を挿通し
前記外槽との摺接面を有し前記吊り棒を挿通する挿通穴
を含み略鉛直方向に下方部を分割するスリット部を有す
る摺動部材と、前記ばね支持板と摺動部材の下方部との
間に設けたスパイラル状のばね部材とを具備し、前記ば
ね部材は2巻き以上の密着部を有し、前記摺動部材の下
方部を分割するスリット部の開口部を前記密着部で挟持
するように構成したものであり、摺動部材は2巻き以上
の密着部でばね部材による初期締め付け力が安定するよ
うになり、摺動部材のスリット部をはさんで左右の摺接
面に段差が生じないようにできて、異音や偏摩耗が発生
しにくくでき、また、段差によるスリット部の不規則な
たわみも生じることがなく、安定した摩擦抵抗力を得る
ことができる。また、摺動部材の外槽との摺接面にスリ
ット部が位置しないため、摺接面に段差が生じないよう
にできて、異音や偏摩耗が発生しにくくすることがで
き、また、この段差によるスリット部の不規則なたわみ
も生じることがなく、安定した摩擦抵抗力を得ることが
できる。 【0016】 【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。 【0017】図2に示すように、外槽12は、洗濯兼脱
水槽13の外側に位置して脱水時の水を受けるものであ
る。外槽12の下部にはモータ14とベルトで連結した
減速機15を固着している。外槽12は、洗濯機本体1
6の四隅から吊り下げ部(吊り下げ手段)17を介して
防振支持されている。 【0018】吊り下げ部17は、図1に示すように構成
しており、吊り棒18は、洗濯機本体16から外槽12
に設けた支持片12aを摺動部材19を介して支持する
もので、この吊り棒18の底部で支持片12aの下部
に、支持片12aと摺接する摺接面19aを有する摺動
部材19を設けている。ばね支持板20は吊り棒18の
底部に設け、このばね支持板20と摺動部材19との間
にスパイラル状のばね部材21を設けている。 【0019】摺動部材19は、図3に示すように、略鉛
直方向に吊り棒18の挿通穴19bを含み下方部を分割
するスリット部22を有し、支持片12aとの摺接面1
9aがスリット部22の上端部よりも上方に位置してい
る。また、摺動部材19の略鉛直方向に吊り棒18の挿
通穴19bを含み下方部を分割するスリット部22の開
口部22aの周囲には、一端を2巻き以上の密着部21
aを有するばね部材21を挟持するように装着してい
る。 【0020】上記構成において動作を説明する。洗濯行
程が終了し、脱水行程が始まると、洗濯物である衣類の
片寄りによるアンバランスによって、洗濯兼脱水槽13
および外槽12に大きな振動が発生する。この振動は、
特に起動時に、外槽12などの振動体の共振点を通過す
るときに最大となる。 【0021】この振動を抑えるために、摺動部材19は
ばね部材21の一端を2巻き以上の密着部21aを有す
るばね部材21により挟持するように装着することで初
期締め付け力と、外槽12からの負荷によるばね部材2
1の圧縮に対する反発力により、スリット部22が内側
にたわみ、吊り棒18と摩擦摺動して振動を減衰させ
る。 【0022】ここで、摺動部材19は、スリット部22
の開口部22aの周囲を2巻き以上の密着部21aを有
するばね部材21により挟持することで、ばね部材21
による初期締め付け力が安定するようになり、また、摺
動部材19の外槽12との摺接面19aにスリット部2
2が位置しないため、摺接面19aに左右の段差(位相
差)が生じることがなく、異音や偏摩耗が発生しにくく
なる。また、この段差(位相差)によるスリット部22
の不規則なたわみも生じることなく、安定した摩擦抵抗
力を得ることができる。 【0023】 【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯兼脱水槽の外側に位置して脱水時の
水を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四隅から弾
性支持する吊り下げ手段とを備え、前記吊り下げ手段
は、その上端部を洗濯機本体の上部に保持する吊り棒
と、この吊り棒の底部に取り付けたばね支持板と、前記
吊り棒を挿通し前記外槽との摺接面を有し前記吊り棒を
挿通する挿通穴を含み略鉛直方向に下方部を分割するス
リット部を有する摺動部材と、前記ばね支持板と摺動部
材の下方部との間に設けたスパイラル状のばね部材とを
具備し、前記ばね部材は2巻き以上の密着部を有し、前
記摺動部材の下方部を分割するスリット部の開口部を前
記密着部で挟持するように構成したから、摺動部材は、
スリット部の開口部の周囲を2巻き以上の密着部を有す
るばね部材により挟持することで、ばね部材による初期
締め付け力が安定するようになり、また、摺動部材の外
槽との摺接面にスリット部が位置しないため、摺接面に
段差(位相差)が生じないようにできて、異音や偏摩耗
が発生しにくくすることができ、また、この段差(位相
差)によるスリット部の不規則なたわみも生じることが
なく、安定した摩擦抵抗力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の脱水兼用洗濯機の防振装置
の一部切欠した断面図 【図2】同脱水兼用洗濯機の防振装置を備えた脱水兼用
洗濯機の断面図 【図3】(a)同脱水兼用洗濯機の防振装置の摺動部材
の側面図 (b)同脱水兼用洗濯機の防振装置の摺動部材の下面図 【図4】従来の脱水兼用洗濯機の防振装置を備えた脱水
兼用洗濯機の断面図 【図5】同脱水兼用洗濯機の防振装置の一部切欠した断
面図 【図6】同脱水兼用洗濯機の防振装置の摺動部材の側面
図 【符号の説明】 12 外槽 13 洗濯兼脱水槽 16 洗濯機本体 17 吊り下げ部(吊り下げ手段) 18 吊り棒 19 摺動部材 19a 摺接面 19b 挿通穴 20 ばね支持板 21 ばね部材 21a 密着部 22 スリット部 22a 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA06 BA04 BA18 CB06 DD02 DD04 MA02 3J048 AA01 AD05 BC03 BF09 DA07 EA08

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 洗濯兼脱水槽の外側に位置して脱水時の
    水を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四隅から弾
    性支持する吊り下げ手段とを備え、前記吊り下げ手段
    は、その上端部を洗濯機本体の上部に保持する吊り棒
    と、この吊り棒の底部に取り付けたばね支持板と、前記
    吊り棒を挿通し前記外槽との摺接面を有し前記吊り棒を
    挿通する挿通穴を含み略鉛直方向に下方部を分割するス
    リット部を有する摺動部材と、前記ばね支持板と摺動部
    材の下方部との間に設けたスパイラル状のばね部材とを
    具備し、前記ばね部材は2巻き以上の密着部を有し、前
    記摺動部材の下方部を分割するスリット部の開口部を前
    記密着部で挟持するように構成した脱水兼用洗濯機の防
    振装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102251374A (zh) * 2011-03-21 2011-11-23 海尔集团公司 一种洗衣机的减震吊杆
JP2017077542A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 株式会社シンキー 遠心機、及び制振機構
CN107780138A (zh) * 2017-11-13 2018-03-09 繁昌县清新水洗有限责任公司 一种便于安装的新型洗衣机减震吊杆

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102251374A (zh) * 2011-03-21 2011-11-23 海尔集团公司 一种洗衣机的减震吊杆
JP2017077542A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 株式会社シンキー 遠心機、及び制振機構
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