JP2003153917A - 手術用具及びハンドピース - Google Patents

手術用具及びハンドピース

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JP2003153917A JP2001357517A JP2001357517A JP2003153917A JP 2003153917 A JP2003153917 A JP 2003153917A JP 2001357517 A JP2001357517 A JP 2001357517A JP 2001357517 A JP2001357517 A JP 2001357517A JP 2003153917 A JP2003153917 A JP 2003153917A
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Eiji Mori
榮司 森
Hideyuki Torii
秀幸 鳥居
Toshiro Takahashi
敏郎 高橋
Asao Inagaki
旭男 稲垣
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Aisin Kiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の縦振動型の手術用具及びハンドピース
では対応困難であった部位の手術又は加工を容易に行う
ことが可能な手術用具及びハンドピースを提供する。 【解決手段】 本発明の手術用具10によれば、軸状の
ツール12に伝達する振動が、捻り振動であるから、ツ
ール12の側面は、軸方向と直交する方向で振動し、そ
のツール12の側面に患部を押し当てることで、摩擦熱
にて止血が図られる。このとき、ツール12の先端面
は、軸方向には振動せず、患部をつつかないから、従来
の縦振動型の手術用具に比べて、患部への刺激を抑える
ことができる。これにより、従来の縦振動型の手術用具
では対応困難であった患部の止血を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動したツール
を、被加工対象に宛って加工を行う手術用具及びハンド
ピースであって、特に、手術において止血を行うために
用いられる手術用具及びハンドピースに関する。
【0002】
【従来の技術】振動したツールを被加工対象に宛って加
工する器具は、多分野で開発されているが、そのような
器具の一例として、特開平11−192236号公報に
記載された手術用具がある。この手術用具は、図6に示
されており、超音波振動子2にホーン3を連結しかつこ
れらをハウジング4に収容してなるハンドピース1と、
そのハンドピース1のうち前記ホーン3の先端に連結さ
れる種々のツールとから構成されている。そして、超音
波素子2を駆動して振動させたツールを患部に宛い、止
血や切開等を行う。なお、上記公報以外に、同様の手術
用具が、特開平9−266912号公報にも記載されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の手術用具の超音波振動子2は、ホーン3及びツール
を、軸方向で伸縮させる、所謂、縦波の超音波振動を生
成していた。詳細には、超音波振動子2は、図7に示す
ように、圧電素子5と電極板6とを多層に重ねた、所
謂、Langevin積み重ね構造をなしており、電極
板6に電圧が印加されると、各圧電素子5が積み重ね方
向(図7の左右方向)で伸縮して縦振動が生成され、こ
れにより、ホーン3及びツールが軸方向に縦振動する。
【0004】ところが、上記した縦振動型の従来の手術
用具では、以下の問題が生じていた。即ち、従来の手術
用具を用いて止血を行う場合には、図8に示すように、
ツールTの側面T1を患部に宛い、摩擦熱にて止血を図
るが、このとき、ツールTの先端面T2が、軸方向に振
動し、患部をつついて刺激してしまう。特に、鼻腔内で
用いる先端径φ1mm程度のツールは、刺通能力が高い
ので、十分な注意を要し、作業性が悪かった。また、ツ
ールTの先端面T1が、軸方向で振動して患部に接離す
るので、キャビテーションが生じ得た。
【0005】さらに、図9に示すように、患部を切開し
てツールTを挿入し、その挿入方向と直交する方向(図
9の左右方向)で、切断作業を行う場合に、切開口S1
を拡げる方向にツールTを寝かす必要があったため作業
性が悪かった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、従来の縦振動型の手術用具及びハンドピースでは対
応困難であった部位の手術又は加工を容易に行うことが
可能な手術用具及びハンドピースの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
なされた請求項1の発明に係る手術用具は、所定の周波
数で振動する振動生成手段から、軸状のツールに振動を
伝達し、そのツールを患部に宛い、摩擦熱にて止血を図
る手術用具において、振動生成手段は、捻り振動をツー
ルに伝達するように構成されたところに特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の手術用
具において、振動生成手段は、電力を受けて、超音波の
周波数で捻り振動する超音波捻り振動子を駆動源として
備えたところに特徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、請求項1記載の手術用
具において、振動生成手段は、電力を受けて、超音波の
周波数で捻り振動する超音波捻り振動子と、超音波捻り
振動子に連結されて、その超音波捻り振動子から受けた
捻り振動を基端側から先端側に向けて伝達する軸状のホ
ーンと、ホーン及び超音波捻り振動子を収容し、ホーン
のうち捻り振動波の節に当たる部分を保持したハウジン
グとを備えてなり、ツールは、ホーンの先端部に、着脱
可能に連結されたところに特徴を有する。
【0010】請求項4の発明に係るハンドピースは、電
力を受けて、超音波の周波数で捻り振動する超音波捻り
振動子と、超音波捻り振動子に連結されて、その超音波
捻り振動子から受けた捻り振動を基端側から先端側に伝
達する軸状のホーンとをハウジングに収容すると共に、
ホーンの先端に、軸状のツールを装着可能な構成とし、
装着されたツールに伝わる捻り振動により、被加工対象
を加工可能としたところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】請求項1の発明に係る手術用具
によれば、軸状のツールに伝達する振動が、捻り振動で
あるから、ツールの側面は、軸方向と直交する方向に振
動し、そのツールの側面を患部に宛うことで、ツールと
患部との間の摩擦熱にて止血が図られる。このとき、ツ
ールの先端面は、軸方向には振動せず、患部をつつかな
いから、従来の縦振動型の手術用具に比べて、患部への
刺激を抑えることができ、かつ、キャビテーションを防
ぐことができる。これにより、従来の縦振動型の手術用
具では対応困難であった患部の止血を図ることができ
る。
【0012】具体的には、電力を受けて、超音波の周波
数で捻り振動する超音波捻り振動子を、振動生成手段の
駆動源として備えればよい(請求項2の発明)。なお、
この超音波捻り振動子は、圧電素子と電極板とを積み重
ねたLangevin型振動子で構成することができ
る。
【0013】また、請求項3の発明のように、超音波捻
り振動子に連結したホーンのうち捻り振動波の節に当た
る部分を、ハウジングにて保持した構成にすれば、ハウ
ジングに捻り振動が伝達することが抑えられ、ハウジン
グを把持した作業者への負担が軽減される。
【0014】なお、本発明は、以下のように応用するこ
とができる。即ち、所定の周波数で振動する振動生成手
段から、軸状のツールに振動を伝達し、そのツールに備
えた振動刃を患部に宛って、前記患部の切開又は切断す
る手術用具において、前記振動生成手段は、捻り振動を
前記ツールに伝達するように構成され、前記振動刃は、
前記ツールの軸方向と直交する方向に突出したことを特
徴とする構成にすれば、狭所の奥部にツールを挿入し、
その挿入方向と直交する方向で、切開又は切断する作業
を容易に行うことができる。
【0015】請求項4の発明によれば、ハンドピースに
連結した軸状のツールに伝達する振動が、捻り振動であ
るから、従来の縦振動型のハンドピースでは実現できな
かったツール動作を実現することができる。即ち、本発
明に係るハンドピースに軸状のツールを連結すれば、軸
方向と直交する方向に振動するツールの側面を、患部を
宛って、摩擦熱にて止血を図ることができ、このとき、
ツールの先端面は、軸方向には振動せず、患部をつつか
ないから、患部への刺激を抑えることができ、かつ、キ
ャビテーションを防ぐことができる。また、本発明に係
るハンドピースに連結したツールから側方に振動刃を突
出させれば、狭所の奥部にツールを挿入し、その挿入方
向と直交する方向で、切開又は切断する作業を容易に行
うことができる。このように、本発明のハンドピースに
よれば、従来の縦振動型のハンドピースでは、対応困難
であった部位の手術又は加工を容易に行うことが可能に
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
〜図5に基づいて説明する。本実施形態の手術用具10
は、図1に示すように、ペン型のハンドピース11の一
端に、軸状のツール12を連結した構造をなす。ハンド
ピース11は、例えば、外形が概円柱状をなすハウジン
グ13内に、超音波捻り振動子14と、ホーン15とを
収容して備える。
【0017】超音波捻り振動子14は、所謂、Lang
evin型振動素子であって、圧電素子20と電極板2
1とを積み重ねて固定したアセンブリ構造をなす。より
具体的には、圧電素子20は、図3に示すように円環状
の強誘電結晶体で構成されており、その円環の軸方向
(図3の上下方向)に電圧が印加されたときに、圧電素
子20が円環の周方向(図3の矢印の方向)に歪むよう
に結晶が配向されている。
【0018】一方、電極板21(図2参照)は、圧電素
子20の形状に整合した円環体から側方にリード部を突
出させた構造をなす。そして、図2に示すように、これ
ら電極板21と圧電素子20とを、交互に配して多層に
積層すると共に、中心に貫通させたセットボルトB1
(ヘッド部が無いボルト)の両端部に、前側ナット22
と裏打ナット23とを螺合してある。これにより、圧電
素子20、電極板21、前側ナット22及び裏打ナット
23が一体的に固定されて、超音波捻り振動子14にな
っている。
【0019】各電極板21の前記リード部には、電線が
接続されており、これら電線は、図1に示すように、ハ
ウジング13の後端部に設けた貫通孔13Aを介して外
側に延ばされ、図示しない電源装置に接続されている。
そして、電源装置に備えた図示しないスイッチをオンす
ると、超音波の周波数で交番する電圧が、各圧電素子2
0に印加され、隣合う圧電素子20が逆向きの周方向に
歪む。これにより、超音波捻り振動子14全体が、超音
波の周波数で捻れ振動する。
【0020】図2に示すように、ホーン15は、大径部
16と中径部17と小径部18とを長手方向に連ねて備
え、全体として先細りの円柱形状をなしている。また、
ホーン15の基端面(大径部16の端面)には、前記超
音波捻り振動子14の前側ナット22のねじ孔22Aと
同径同ピッチのねじ孔15Aが形成されている。そし
て、これらホーン15及び前側ナット22の両ねじ孔1
5A,22Aに跨って、セットボルトB2を螺合し、ホ
ーン15及び前側ナット22の端面同士を密着させて連
結してある。これにより、超音波捻り振動子14で生成
された捻り振動がホーン15の基端側から先端側に伝達
される。
【0021】ここで、図1の下側には、手術用具10に
伝達する捻り振動が、横波にして概念的に示されてい
る。同図に示すように、捻り振動は、ホーン15の基端
側から先細りの先端側に向かうに従って振幅が増す。即
ち、ホーン15は、超音波捻り振動子14で生成された
捻り振動を拡幅(又は、増幅)する役割を果たす。
【0022】また、ホーン15は、同図に示すように、
捻り振動波の節(node)が、丁度、大径部16と中
径部17との境界部と、中径部17と小径部18との境
界部に位置し、かつ、捻り振動波の腹(loop)が、
ホーン15の先端面15Dに位置するように、各部位1
6,17,18の長さ及び径(剛性)等が設定されてい
る。
【0023】図2に示すように、ハウジング13は、例
えば、中空の概円柱体を縦割りにした1対のハウジング
構成体13W,13Wからなる。そして、これらハウジ
ング構成体13W,13Wの間に、前述した超音波捻り
振動子14及びホーン15を配して、ハウジング構成体
13W,13W同士の接合面が、例えば震動溶着されて
いる。ここで、各ハウジング構成体13Wの内面には、
ホーン15のうち超音波捻り振動子14から受けた捻り
振動波の節(node)に当たる部分、即ち、前記大径
部16と中径部17との境界部と、中径部17と小径部
18との境界部とに対応した部分に、保持突部13Vが
設けられている。そして、前記した各境界部に、それぞ
れ図示しないシリコーンゴム製のリングを嵌着し、その
リングの外面から保持突部13Vを押さえ付けて、ハウ
ジング13内にホーン15が保持されている。このよう
に、ホーン15が捻り振動しても変位しない節を、ハウ
ジング13にて保持したから、ホーン15からハウジン
グ13への振動の伝達が抑えられる。
【0024】図1に示すように、ホーン15の先端部
は、ハウジング13の先端面に形成した貫通孔13Bか
ら外側に突出している。そして、そのホーン15の先端
面に形成したねじ孔15BにセットボルトB3の一端側
を螺合する一方、そのセットボルトB3の他端を、ツー
ル12の基端部に形成したねじ孔12Aに螺合し、ホー
ン15及びツール12の端面同士を密着させて連結して
ある。これにより、超音波捻り振動子14で生成された
捻り振動が、ホーン15を介してツール12に伝達され
る。
【0025】ツール12には、種々の構造のものが揃え
られており、その一例として図1に示したツール12
は、軸方向の途中から先端に向かうに従って、テーパー
状に先細りになっている。この構造により、図1下側の
概念波形で示すように、ホーン15からツール12の基
端側に伝達した捻り振動波は、ツール12の先端側に向
かうに従って拡幅される。また、ツール12の長さは、
捻り振動波の腹(loop)が、ツール12の先端面に
位置するように設定されている。これにより、ツール1
2の先端部が宛われた部分に、効率良く振動エネルギー
を与えることができる。なお、このツール12の先端の
直径は、例えばφ1mmになっている。
【0026】上記ツール12以外に、例えば、図5に示
したツール30がハンドピース11に連結可能となって
いる。このツール30は、例えば、ツール12と同形状
の軸体31の先端に円板状の振動刃32を備える。な
お、振動刃32は、円板状以外に、例えば、扇状や長円
状をなして、軸体31から側方に片持ち梁状に突出した
構造にしてもよい。
【0027】次に、上記構成からなる本実施形態の手術
用具10の作用効果について説明する。この手術用具1
0を用いて、例えば、鼻炎患者の鼻腔内の止血を行うに
は、図1に示した先端先細りのツール12を、ハンドピ
ース11に装着し、手術用具10が連なる図示しない電
源装置のスイッチをオンする。すると、超音波捻り振動
子14が捻り振動し、この振動がホーン15で拡幅され
て、ツール12に伝達される。ここで、本実施形態のハ
ンドピース11では、ホーン15のうち捻り振動波の節
に当たる部分を、ハウジング13にて保持したから、ホ
ーン15からハウジング13への振動の伝達が抑えら
れ、ハウジング13を把持した作業者への負担が軽減さ
れる。
【0028】さて、ツール12が捻り振動すると、ツー
ル12の側面が、軸方向と直交する方向に振動する。そ
して、図4に示すように、ツール12を鼻腔(図4の符
合50参照)に挿入して、ツール12の側面を、出血し
た患部に宛う。すると、ツール12の側面と患部との間
に摩擦熱が発生して止血が図られる。このとき、ツール
12の先端面12B(図4参照)は、軸方向には振動せ
ず、患部をつつかないから、従来の縦振動型の手術用具
に比べて、患部への刺激を抑えることができ、かつ、キ
ャビテーションも防ぐことができる。これにより、従来
の縦振動型の手術用具では対応困難であった患部の止血
を図ることができる。なお、ツール12の先端面12B
を平坦にすれば、その先端面12Bと患部との間で、摩
擦熱を発生させることも期待できる。
【0029】一方、上記した止血用のツール12に代え
て、図5に示した切開切断用のツール30をハンドピー
ス11に取り付ければ、狭所の奥部にツール30を挿入
して、その挿入方向と直交する方向で、患部の切開又は
切断する作業を容易に行うことができる。
【0030】このように、本発明の手術用具10によれ
ば、ツール12,30に伝達する振動が、捻り振動であ
るから、従来の縦振動型の手術用具では対応困難であっ
た患部の手術を容易に行うことが可能になった。なお、
先端径φ1mmのツール12を、従来の縦振動型の手術
用具に取り付けたものと、本実施形態の手術用具10と
で、同条件の下、刺通能力を比較実験してみた。する
と、所定の被験物を刺通する際の抵抗力(刺通抵抗)
が、縦振動型の従来の手術用具に比べて、本実施形態の
手術用具10では、約10倍となり、刺通能力を極めて
低く抑えることができるという実験結果を得た。
【0031】<他の実施形態>本発明は、前記実施形態
に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するよ
うな実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、
下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実
施することができる。 (1)前記実施形態では、超音波捻り振動子14に、ホ
ーン15とツール12とを連結した構成であったが、超
音波捻り振動子にツールを直接連結してもよい。具体的
には、例えば、前記実施形態におけるホーン15とツー
ル12とを一体形成したツールを設けて、超音波捻り振
動子に直接連結してもよい。
【0032】(2)前記実施形態では、ハンドピース1
1に止血用のツール12又は切開切断用のツール30を
連結したものを例示したが、ツールは、これらに限定さ
れるものではなく、どのようなツールを連結してもよ
い。また、手術以外の用途に用いるツールを装着しても
よく、具体的には、例えば、合成樹脂を摩擦熱溶着した
り、切断するためのツールを本発明に係るハンドピース
に装着してもよい。
【0033】(3)前記実施形態の超音波捻り振動子1
4は、超音波の周波数の捻り振動を生成していたが、音
波の周波数以下の捻り振動を生成してツールに伝達する
構成にしてもよい。
【0034】(4)前記実施形態のハンドピース11は
ペン型であったが、ハンドピースの形状はペン型に限定
されるものではなく、例えばピストル型であってもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る手術用具の側断面図
【図2】その手術用具を分解した状態の側断面図
【図3】超音波捻り振動子を備えた圧電素子の斜視図
【図4】手術用具で止血作業を行った状態の概念図
【図5】手術用具で切断作業を行った状態の概念図
【図6】従来の手術用具の側断面図
【図7】縦波振動を生成する超音波振動子の側断面図
【図8】従来の手術用具で止血作業を行った状態の概念
【図9】従来の手術用具で切断作業を行った状態の概念
【符号の説明】
10…手術用具 11…ハンドピース 12,30…ツール 13…ハウジング 14…超音波捻り振動子 15…ホーン 20…圧電素子 21…電極板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 敏郎 愛知県幡豆郡吉良町大字友国字池上70番地 6 アイシン機工株式会社内 (72)発明者 稲垣 旭男 愛知県幡豆郡吉良町大字友国字池上70番地 6 アイシン機工株式会社内 Fターム(参考) 4C060 FF32 JJ23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数で振動する振動生成手段か
    ら、軸状のツールに前記振動を伝達し、そのツールを患
    部に宛い、摩擦熱にて止血を図る手術用具において、 前記振動生成手段は、捻り振動を前記ツールに伝達する
    ように構成されたことを特徴とする手術用具。
  2. 【請求項2】 前記振動生成手段は、電力を受けて、超
    音波の周波数で捻り振動する超音波捻り振動子を駆動源
    として備えたことを特徴とする請求項1記載の手術用
    具。
  3. 【請求項3】 前記振動生成手段は、 電力を受けて、超音波の周波数で捻り振動する超音波捻
    り振動子と、 前記超音波捻り振動子に連結されて、その超音波捻り振
    動子から受けた捻り振動を基端側から先端側に向けて伝
    達する軸状のホーンと、 前記ホーン及び前記超音波捻り振動子を収容し、前記ホ
    ーンのうち捻り振動波の節に当たる部分を保持したハウ
    ジングとを備えてなり、 前記ツールは、前記ホーンの先端部に、着脱可能に連結
    されたことを特徴とする請求項1記載の手術用具。
  4. 【請求項4】 電力を受けて、超音波の周波数で捻り振
    動する超音波捻り振動子と、前記超音波捻り振動子に連
    結されて、その超音波捻り振動子から受けた捻り振動を
    基端側から先端側に伝達する軸状のホーンとをハウジン
    グに収容すると共に、前記ホーンの先端に、軸状のツー
    ルを装着可能な構成とし、 装着された前記ツールに伝わる捻り振動により、被加工
    対象を加工可能としたことを特徴とするハンドピース。
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