JP2003153337A - 無線チャンネル設定装置及び方法、並びにプログラム、無線通信装置 - Google Patents

無線チャンネル設定装置及び方法、並びにプログラム、無線通信装置

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JP2003153337A JP2001349314A JP2001349314A JP2003153337A JP 2003153337 A JP2003153337 A JP 2003153337A JP 2001349314 A JP2001349314 A JP 2001349314A JP 2001349314 A JP2001349314 A JP 2001349314A JP 2003153337 A JP2003153337 A JP 2003153337A
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治 飯島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数チャンネルを簡単に最適な周波数チャ
ンネルに設定変更すると共に、通信中に周波数チャンネ
ルが変更するのを回避する。 【解決手段】 無線通信装置と無線通信端末との間で直
接拡散スペクトラム方式に従って無線データを送受信す
るときに使用する周波数チャンネルを設定するに際し
て、ユーザの操作入力部22の操作により周波数チャン
ネルの変更許可を認識し、調査処理部31により無線デ
ータの全周波数チャンネルについての電波状態に関する
パラメータ値を調査するようにアクセスポイント3を制
御し、調査したパラメータ値に基づいて周波数チャンネ
ルを選定し、選定した周波数チャンネルで通信をするよ
うにアクセスポイント3の周波数チャンネルを設定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの操作に従
って無線信号を伝送するのに使用する周波数チャンネル
を切り換える無線チャンネル設定装置及び方法、並びに
プログラム、無線通信装置に関し、特に、SS−DS
(spread spectrum-direct sequence:直接拡散スペク
トラム拡散)方式に従って無線信号を伝送するのに使用
する周波数チャンネルを切り換える無線チャンネル設定
装置及び方法、並びにプログラム、無線通信装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、無線LAN(Local Area Networ
k)システムに関するプロトコルとして、米国電気電子
技術者協会(IEEE(The Institute of Electrical
and Electronics Engineers))が制定した2.4GH
z帯を利用したIEEE802.11が普及している。
【0003】このIEEE802.11では、ネットワ
ーク形態としてアドホックネットワークとインフラスト
ラクチャネットワークの2種で利用される。アドホック
ネットワークは端末同士で通信をする形態であり、イン
フラストラクチャネットワークは図13に示すようにア
クセスポイント101を経由して複数の端末102と通
信をするように構成された形態である。このインフラス
トラクチャネットワークでは、アクセスポイント101
及び各端末102にSSID(Servese Set ID)を設定
し、同一のSSIDが設定されたアクセスポイント10
1と端末102との間で無線通信を行う。
【0004】また、このIEEE802.11では、物
理層における使用周波数設定方式として、直接拡散スペ
クトラム方式、周波数ホッピング方式等が規定されてい
る。直接拡散スペクトラム方式では、例えば2.4GH
z帯に14個の周波数チャンネルが設定されており、隣
接する各周波数チャンネル間においては、周波数帯域が
重複している。したがって、通常、隣接する周波数チャ
ンネルを同じネットワークでは使用しない。
【0005】インフラストラクチャネットワークにおい
て、アクセスポイント101は、ネットワーク内で使用
する周波数チャンネルを設定する機能を有し、1つの無
線ネットワークにおいて1つの周波数チャンネルを使用
する。また、端末102は、同じSSIDのアクセスポ
イント101の周波数チャンネルを検出し、同じ周波数
チャンネルとなるアクセスポイント101との間で通信
をする。この端末102は、アクセスポイント101に
制御されることにより、使用する周波数チャンネルが設
定される。
【0006】直接拡散スペクトラム方式を利用した無線
LANシステムにおいて、アクセスポイント101で使
用する周波数チャンネルが他のネットワークの周波数チ
ャンネルと重複したり、隣接する周波数チャンネルが他
の機器で使用されていると、周波数チャンネル間で電波
干渉が発生して通信スループットが低下する。これを避
けるためには、ネットワーク管理者によりチャンネル調
査ツールなどを使用して各周波数チャンネルの使用状況
を調査し、使用していない周波数チャンネルに再設定す
る必要がある。このとき、チャンネル調査ツールによ
り、通信品質や受信電界強度を調査するコマンド体系を
利用して各周波数チャンネルに関するパラメータ値を調
査する。このコマンド体系は、IEEE802.11に
て定義されている。このように、使用している全ての無
線LANのチャンネル管理をすることにより、電波干渉
の発生しない周波数チャンネルを再設定することができ
る。すなわち、無線LANでは、アクセスポイント10
1で使用する周波数チャンネルを、ネットワーク管理者
により設定する。
【0007】近年、IEEE802.11hという新し
い規格案として、使用する周波数チャンネルを動的に選
択する方式であるDFS(Dynamic Freaquency Selecti
on)が提案されている。これは、5GHz帯を使用した
無線LANシステムに使用され、アクセスポイント10
1と端末102との間で、チャンネル変更用の制御パケ
ットを使用して自動的に周波数チャンネルを電波状態が
良好なチャンネルに変更する技術である。
【0008】このような無線LAN規格を使用して、制
御システムの通信を部分的に無線化したシステムがあ
る。
【0009】例えば、従来の照明制御システムでは、図
14に示すように、照明機器111と操作卓112とが
電線113で接続されたものがある。この照明制御シス
テムでは、複数の照明機器111の動作を制御するスイ
ッチ等の入力部を有する操作卓112が、入力に応じた
制御信号を生成して全照明機器111に送信し、照明機
器111では受信した制御信号を解析して制御信号に応
じた動作をする。
【0010】このような照明制御システムを、無線LA
Nを使用して無線化した場合を図15に示す。この照明
制御システムでは、各操作卓112から出力した照明制
御用プロトコルの制御信号(第1制御信号)を各変換部
114により無線LAN形式の第2制御信号にプロトコ
ル変換をしてアクセスポイント101に出力する。そし
て、アクセスポイント101により無線信号を受信側の
各端末102に送信し、端末102で無線信号を受信す
ると、変換部115により照明制御用プロトコルに変換
して第1制御信号として照明機器111に出力する。
【0011】すなわち、図14に示す照明制御システム
に、操作卓112及び照明機器111に変換部114及
び変換部115を接続し、更にアクセスポイント101
と端末102とを追加するのみで、簡単に無線化をする
ことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示すように照明制御システムを2.4GHz帯を用い
て無線化した場合、他に無線LAN規格を利用した制御
システムが独立して存在するときに、各システムの周波
数チャンネルの変更ができない場合や、他のシステムの
周波数チャンネル変更方法が不明であることがある。
【0013】また、照明制御システムを使用する管理者
に無線技術知識がない場合や、周波数チャンネルを変更
するツールを起動するのに特殊な手順を要する場合があ
り、周波数チャンネルを変更するのが容易でない場合が
ある。
【0014】更に、2.4GHz帯の無線LANにおい
ては、周波数チャンネルを自動変更するものが存在して
おらず、また、無線LANを利用した照明制御システム
において、例えば舞台公演中に自動的に周波数チャンネ
ルが変更されて、周波数チャンネルの変更中に一時的に
照明制御ができなくなる恐れがある。
【0015】そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて
提案されたものであり、周波数チャンネルを簡単に最適
な周波数チャンネルに設定変更すると共に、通信中に周
波数チャンネルが変更するのを回避することができる無
線チャンネル設定装置及び方法、並びにプログラム、無
線通信装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1に係る無線チャンネル設定装置では、無
線通信装置と無線通信端末との間で直接拡散スペクトラ
ム方式に従って無線データを送受信する無線通信システ
ムで使用する周波数チャンネルを設定する無線チャンネ
ル設定装置であって、ユーザに操作される操作入力手段
と、上記操作入力手段が操作されたことに応じて周波数
チャンネルの変更許可を認識して、無線データの全周波
数チャンネルについての電波状態に関するパラメータ値
を調査する調査手段と、上記調査手段で調査されたパラ
メータ値に基づいて、周波数チャンネルを選定する判断
手段と、上記判断手段で選定された周波数チャンネルで
通信をするように上記無線通信装置を制御する設定手段
とを備える。
【0017】請求項2に係る無線チャンネル設定装置で
は、請求項1に係る無線チャンネル設定装置であって、
上記無線通信装置と上記無線端末装置との無線通信中
に、使用している周波数チャンネルの上記パラメータ値
を調査し、調査したパラメータ値に基づいて周波数チャ
ンネルを変更するか否かを判定し、周波数チャンネルを
変更することを検出した場合にユーザに提示する検出手
段を更に備える。この無線チャンネル設定装置では、上
記検出手段により周波数チャンネルを変更することを検
出してユーザに提示したことで上記操作入力手段が操作
されたことに応じて上記調査手段により周波数チャンネ
ルの変更許可を認識することを特徴とする。
【0018】請求項3に係る無線チャンネル設定装置で
は、請求項1又は請求項2に係る無線チャンネル設定装
置であって、上記パラメータ値として、上記無線通信装
置から上記無線通信端末に送信したパケットに対する返
信パケットの有無に応じてパケットロス数又はパケット
再送回数を調査することを特徴とする。
【0019】請求項4に係る無線チャンネル設定装置で
は、請求項1又は請求項2に係る無線チャンネル設定装
置であって、上記パラメータ値として、上記無線通信端
末の受信電界強度を調査することを特徴とする。
【0020】請求項5に係る無線チャンネル設定装置で
は、請求項1又は請求項2に係る無線チャンネル設定装
置であって、上記パラメータ値として、上記無線通信端
末のノイズレベルを調査することを特徴とする。
【0021】請求項6に係る無線チャンネル設定装置で
は、請求項1に係る無線チャンネル設定装置であって、
上記調査手段は、他の周波数チャンネルと周波数帯が重
複しない複数の周波数チャンネルから、周波数チャンネ
ルを選定することを特徴とする。
【0022】請求項7に係る無線チャンネル設定装置で
は、請求項1又は請求項6に係る無線チャンネル設定装
置であって、上記調査手段は、他の周波数チャンネルと
周波数帯が重複しない複数の周波数チャンネルの上記パ
ラメータ値に基づいて選定する候補とする周波数チャン
ネルを検出し、検出した周波数チャンネルに隣接する周
波数チャンネルのパラメータ値に基づいて選定すること
を特徴とする。
【0023】上述の課題を解決するために、請求項8に
係る無線チャンネル設定方法では、無線通信装置と無線
通信端末との間で直接拡散スペクトラム方式に従って無
線データを送受信するときに使用する周波数チャンネル
を設定するに際して、ユーザの操作により周波数チャン
ネルの変更許可を認識し、無線データの全周波数チャン
ネルについての電波状態に関するパラメータ値を調査
し、調査したパラメータ値に基づいて周波数チャンネル
を選定し、選定した周波数チャンネルで通信をするよう
に上記無線通信装置の周波数チャンネルを設定する。
【0024】請求項9に係る無線チャンネル設定方法で
は、請求項8に係る無線チャンネル設定方法であって、
上記無線通信装置と上記無線端末装置との無線通信中
に、使用している周波数チャンネルの上記パラメータ値
を調査し、調査したパラメータ値に基づいて周波数チャ
ンネルを変更するか否かを判定し、周波数チャンネルを
変更することを検出したことをユーザに提示した後に、
ユーザの操作に応じて周波数チャンネルの変更許可を認
識することを特徴とする。
【0025】上述の課題を解決するために、請求項10
に係るプログラムは、コンピュータに読み込ませること
により、少なくとも、請求項8又は請求項9に係る無線
チャンネル設定方法を実行させる。
【0026】上述の課題を解決するために、請求項11
に係る無線通信装置では、無線通信端末との間で直接拡
散スペクトラム方式に従って無線データを送受信する無
線通信手段と、ユーザに操作される操作入力手段と、上
記操作入力手段が操作されたことに応じて周波数チャン
ネルの変更許可を認識して、無線データの全周波数チャ
ンネルについての電波状態に関するパラメータ値を調査
する調査手段と、上記調査手段で調査されたパラメータ
値に基づいて、周波数チャンネルを選定する判断手段
と、上記判断手段で選定された周波数チャンネルで無線
通信をするように周波数チャンネルを変更するように上
記無線通信手段を制御する変更手段とを備える。
【0027】請求項12に係る無線通信装置では、請求
項11に係る無線通信装置であって、上記無線端末装置
との無線通信中に、使用している周波数チャンネルの上
記パラメータ値を調査し、調査したパラメータ値に基づ
いて周波数チャンネルを変更するか否かを判定し、周波
数チャンネルを変更することを検出した場合にユーザに
提示する検出手段を更に備え、上記検出手段により周波
数チャンネルを変更することを検出してユーザに提示し
たことで上記操作入力手段が操作されたことに応じて上
記調査手段により周波数チャンネルの変更許可を認識す
ることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0029】[第1実施形態]本発明は、例えば図1に
示すような第1実施形態に係る照明制御システムに適用
される。本例において、照明制御システムは、例えば劇
場を照明する照明装置を複数備え、各照明装置の調光を
するものについて説明する。
【0030】「第1実施形態に係る照明制御システムの
構成(図1)」第1実施形態に係る照明制御システム
は、照明制御側として照明制御装置1及び無線チャンネ
ル設定装置2、アクセスポイント3を備えると共に、被
制御側としてアクセスポイント3と無線通信をする無線
通信端末4、照明装置5を備えて構成されている。この
照明制御システムは、アクセスポイント3と無線通信端
末4とが無線通信をすることにより、調光制御データを
照明装置5に送信すると共に、アクセスポイント3と無
線通信端末4との間で周波数チャンネルの設定をする。
【0031】この照明制御システムにおいて、アクセス
ポイント3と無線通信端末4とは共通したSSIDを保
有している。アクセスポイント3及び無線通信端末4
は、無線通信時において無線データにSSIDを格納
し、受信した無線データに共通のSSIDが格納されて
いることを認識することで、無線データの送受信を可能
とする。
【0032】また、この照明制御システムにおいて、ア
クセスポイント3と無線通信端末4とは、周波数帯域と
して2.4GHz帯を使用し、直接拡散スペクトラム方
式(SS−DS(spread spectrum-direct sequenc
e))に従って無線通信をする。すなわち、アクセスポ
イント3及び無線通信端末4では、入力した信号に所定
周波数の疑似雑音符号を掛けて送信し、無線データを設
定された周波数チャンネルの周波数帯域とし、無線デー
タを受信したときには所定周波数の疑似雑音符号を掛け
て受信する。アクセスポイント3は、無線チャンネル設
定装置2により1つの周波数チャンネルが設定される。
無線通信端末4は、アクセスポイント3に設定された周
波数チャンネルを検出する。
【0033】なお、図1では、単一のアクセスポイント
3と単一の無線通信端末4とが通信をする照明制御シス
テムを1つだけ示しているが、単一のアクセスポイント
3に対して複数の無線通信端末4が接続されていても良
く、他の照明制御システムが同じ劇場を照明するために
隣接して設置されていても良い。
【0034】照明制御装置1は、ユーザに操作される調
光卓11と、第1プロトコルの信号を第2プロトコルの
信号にプロトコル変換をする第1プロトコル変換部12
とを備える。
【0035】本例において、第1プロトコルは、照明制
御用標準通信方式であるDMX規格である。このDMX
規格は、EIA/TIAのシリアル伝送規格であり、一
又は複数の照明装置4をバスの形態で接続した一本のケ
ーブルに調光制御データを伝送するための規格である。
また、第2プロトコルは、汎用のLAN(Local AreaNe
twork)規格であって、例えばイーサネット(登録商
標)規格と呼ばれているものである。
【0036】以下の説明では、信号線11及び信号線1
2によりDMX規格に従った調光制御データを伝送し、
照明制御送信装置2と照明制御受信装置3との間でUD
P(User Datagram Protocol)/IP(Internet Proto
col)規格及びLAN規格に従った調光制御データを含
む制御パケットが伝送される一例について説明する。
【0037】操作卓11は、例えばスイッチやダイヤ
ル、フェーダ等のユーザが照明装置5を遠隔制御するた
めの操作部を備える。調光卓11は、操作部が操作され
ることにより、照明装置5の調光制御内容を示す調光制
御データを生成する。具体的には、操作卓11は、照明
装置5の点灯、消灯、明るさ等を制御する調光制御デー
タを生成する。調光卓11は、生成した調光制御データ
を第1プロトコル変換部12に出力するに際して、DM
X規格に従ったDMX信号にする。
【0038】第1プロトコル変換部12は、調光卓11
からの調光制御データを受信すると、例えば送信先のア
ドレス情報等を格納してLAN規格に従った制御パケッ
トを作成する。この第1プロトコル変換部12は、作成
した制御パケットをアクセスポイント3に出力する。
【0039】アクセスポイント3は、第1プロトコル変
換部12からの制御パケットを入力すると、制御パケッ
トを無線データに変換し、図示しない無線アンテナを介
して無線データを無線通信端末4に送出する。また、こ
のアクセスポイント3は、無線通信端末4からの無線デ
ータを無線アンテナで検出すると、検出した無線データ
を第1プロトコル変換部12で処理可能な信号形態にし
て出力する。このとき、アクセスポイント3は、無線通
信端末4と共通して保有するSSIDを格納して無線デ
ータを送信すると共に、無線アンテナで検出した無線デ
ータに含まれるSSIDを参照して無線データを受信す
る。
【0040】また、アクセスポイント3は、無線チャン
ネル設定装置2により、無線データを送信するときの周
波数チャンネルを変更する機能を有する。このアクセス
ポイント3は、無線チャンネル設定装置2からチャンネ
ル設定コマンドを入力すると、チャンネル設定コマンド
で指定された周波数チャンネルで無線データの送受信を
行うようにする。
【0041】更に、アクセスポイント3は、各周波数チ
ャンネルについて、無線信号の電波干渉により変化する
パラメータ値を調査する機能を備える。このアクセスポ
イント3は、パラメータ値として、例えば、無線通信端
末4の受信電界強度(RSSI(Received Signal Stre
ngth Indication))、ノイズレベル又はパケットロス
数(又はパケットロス率)を調査する。このとき、アク
セスポイント3は、使用する周波数チャンネルを指定し
て、パラメータ値を調査する調査コマンドを無線通信端
末4に発行する。アクセスポイント3は、パラメータ値
の調査結果を無線チャンネル設定装置2に出力する。
【0042】無線チャンネル設定装置2は、アクセスポ
イント3にチャンネル設定コマンドを出力する無線チャ
ンネル設定部21、ユーザに操作される操作入力部2
2、ユーザに各種情報を提示する情報提示部23を備え
る。
【0043】操作入力部22は、例えばユーザに押圧操
作されるスイッチ機構からなり、その操作が無線チャン
ネル設定部21に検出される。この操作入力部22は、
無線チャンネル設定部21によりチャンネル設定コマン
ドを発行する許可がされるときに操作される。すなわ
ち、この操作入力部22は、照明制御システムにおいて
使用する周波数チャンネルを変更許可するときに操作さ
れる。
【0044】無線チャンネル設定部21は、アクセスポ
イント3から調査結果を入力する調査処理部31、判断
処理部32、設定処理部33を備える。
【0045】調査処理部31は、操作入力部22が操作
されたことを検出すると、アクセスポイント3に調査コ
マンドを発行することにより、周波数チャンネルについ
ての調査結果を入力する。このとき、調査処理部31
は、現在使用されている周波数チャンネルとは異なる周
波数チャンネルについての調査結果を取得するようにア
クセスポイント3に調査コマンドを発行して、複数の周
波数チャンネルについての調査結果を取得する。
【0046】判断処理部32は、調査処理部31により
取得した各周波数チャンネルの調査結果を解析し、周波
数帯が重複しない所定の周波数チャンネルから、パラメ
ータ値が最も良好な周波数チャンネルを、次に設定する
候補チャンネルとして選定する。そして、判断処理部3
2は、候補チャンネルと隣接する周波数チャンネルの調
査結果を参照することで、隣接する各周波数チャンネル
のパラメータ値を確認し、候補チャンネルを新周波数チ
ャンネルに決定するか否かを判定する。
【0047】設定処理部33は、判断処理部32で新周
波数チャンネルを選定すると、現在使用している周波数
チャンネルから新周波数チャンネルに変更するチャンネ
ル設定コマンドを発行してアクセスポイント3に出力す
る。
【0048】無線通信端末4は、アクセスポイント3か
ら無線データを図示しない無線アンテナで受信すると、
無線データを制御パケットに信号変換して照明装置5に
出力する。また、無線通信端末4は、照明装置5から制
御パケットを入力すると、無線データに信号変換して無
線アンテナから送出させる。この無線通信端末4は、ア
クセスポイント3と共通したSSIDを保有し、無線デ
ータにSSIDを格納して送信すると共に、無線アンテ
ナで検出した無線データに含まれるSSIDを参照して
無線データを受信する。
【0049】無線通信端末4は、アクセスポイント3と
同じ周波数チャンネルを使用することで、アクセスポイ
ント3との間で無線データの送受信をする。無線通信端
末4は、初期設定時又は定期的に、周波数チャンネルを
順次変更しながら同じSSIDを有するアクセスポイン
ト3を探索することで、アクセスポイント3で設定され
た周波数チャンネルを検出し、新しい周波数チャンネル
を検出する。
【0050】また、この無線通信端末4は、パラメータ
値を調査する調査コマンドがアクセスポイント3から送
信される。この無線通信端末4は、調査コマンドに従っ
た処理をする。具体的には、パラメータ値がノイズレベ
ルである場合には、受信電波のノイズを測定し、ノイズ
レベルを含む無線データを作成してアクセスポイント3
に送信する。また、パラメータ値がパケットロスである
場合には、調査コマンドに応じた返信パケットを作成し
て送信する。更に、パラメータ値がRSSIである場合
には受信電波のRSSIを測定し、RSSIを含む無線
データを作成して送信する。
【0051】照明装置5は、第2プロトコルの信号を第
1プロトコルの信号にプロトコル変換をする第2プロト
コル変換部41と、照明器具42とを備える。
【0052】第2プロトコル変換部41は、無線通信端
末4からLAN規格の制御パケットを入力すると、DM
X規格に従った調光制御データにプロトコル変換をして
照明器具42に出力する。照明器具42は、DMX規格
に従って調光制御データに従った動作をする。
【0053】このような照明制御システムにおいては、
2.4GHz帯において図2に示すように各周波数チャ
ンネルの帯域幅が設定され、いずれかの周波数チャンネ
ルを使用してアクセスポイント3と無線通信端末4との
間で無線通信をする。アクセスポイント3では、無線チ
ャンネル設定装置2から例えばRSSIの調査コマンド
を入力すると、図3に示すような調査結果を取得する。
【0054】図3を参照して説明する一例では、例えば
周波数チャンネル「14」が現在使用されている周波数
チャンネルであり、候補チャンネルになりうる所定の周
波数チャンネルとして「1」、「6」、「11」、「1
4」が設定されているとする。そして、アクセスポイン
ト3では、図3に示す全周波数チャンネルのRSSIを
調査処理部31に出力する。
【0055】調査処理部31では、各周波数チャンネル
のRSSIから、候補チャンネルになりうる所定の周波
数チャンネルのうち、最もRSSIが高い周波数チャン
ネルとして周波数チャンネル「6」を選択して候補チャ
ンネルとする。そして、周波数チャンネル「6」に隣接
する前後2つずつの周波数チャンネル「4」、「5」、
「7」、「8」についてのRSSIを参照して、平均値
を算出して平均値が所定値「90」以上であることを確
認して周波数チャンネルを新周波数チャンネルに設定す
る。なお、図3における周波数チャンネル「1」、「1
1」は他の無線LANで一致又は隣接する周波数チャン
ネルが使用可能と考えられ、RSSIが低くなっている
例を示す。
【0056】「第1実施形態に係る照明制御システムの
動作」つぎに、上述した第1実施形態に係る照明制御シ
ステムの動作手順について図4を参照して説明する。
【0057】照明制御システムでは、アクセスポイント
3と無線通信端末4とが通信中であって、ユーザがチャ
ンネル変更を許可する操作を操作入力部22にしたこと
により、調査処理部31によりチャンネル変更可能であ
ると判定して、ステップS2に処理を進める。
【0058】ステップS2において、調査処理部31に
より、ある周波数チャンネルについてパラメータ値を取
得する調査コマンドをアクセスポイント3に発行する。
これにより、アクセスポイント3では、調査コマンドで
指定された周波数チャンネルにおけるパラメータ値を取
得すると共に保存してステップS3に処理を進める。
【0059】ステップS3において、アクセスポイント
3により、ステップS2で調査した周波数チャンネルと
は異なる周波数チャンネルについてのパラメータ値を調
査するように周波数チャンネルを変更する。これに対
し、無線通信端末4では、変更された周波数チャンネル
を検出して、周波数チャンネルを変更する。
【0060】次のステップS4において、アクセスポイ
ント3により、全周波数チャンネルについてパラメータ
値を取得したか否かを判定し、取得したときには調査結
果を調査処理部31に出力し、調査処理部31により判
断処理部32に調査結果を出力してステップS5に処理
を進める。一方、アクセスポイント3では、全周波数チ
ャンネルについてパラメータ値を取得していないときに
はステップS3で設定した周波数チャンネルのパラメー
タ値を取得するようにステップS2に処理を戻す。
【0061】ステップS5において、判断処理部32に
より、ステップS4で取得した調査結果を解析し、周波
数帯が重複しない所定の周波数チャンネルから、パラメ
ータ値が最も良好な周波数チャンネルを、次に設定する
候補チャンネルとして選択して、ステップS6に処理を
進める。
【0062】ステップS6において、判断処理部32に
より、ステップS5で選択した候補チャンネルと隣接す
る周波数チャンネルの調査結果に応じて候補チャンネル
を新周波数チャンネルに決定して、ステップS7に処理
を進める。
【0063】ステップS7において、設定処理部33に
より、ステップS6で決定された新周波数チャンネルに
変更するチャンネル設定コマンドを発行してアクセスポ
イント3に出力して、ステップS8に処理を進める。
【0064】ステップS8において、アクセスポイント
3により、ステップS7で入力したチャンネル設定コマ
ンドに従って周波数チャンネルを変更して動作開始す
る。これにより、無線通信端末4では、周波数チャンネ
ルを順次変更することでアクセスポイント3の周波数チ
ャンネルを検出して、自身の周波数チャンネルを変更す
る。
【0065】つぎに、図4に示した照明制御システムの
動作において、各周波数チャンネルのパラメータ値をノ
イズレベルとしたときの処理手順について図5を参照し
て説明する。
【0066】各周波数チャンネルのパラメータ値をノイ
ズレベルとしたときには、ステップS1の次に、上述の
ステップS2〜ステップS4に相当する処理をアクセス
ポイント3により行うことにより、全周波数チャンネル
についてのノイズレベルを取得して調査結果を調査処理
部31により取得して保存する(ステップS11)。
【0067】このとき、調査処理部31では、調査コマ
ンドとしてノイズレベルを調査する旨を指定してアクセ
スポイント3に出力する。これに応じ、アクセスポイン
ト3により、無線通信端末4にノイズレベルを調査する
調査コマンドを発行し、無線通信端末4により、受信電
波のノイズレベルを測定してアクセスポイント3に返信
する。
【0068】次のステップS12において、判断処理部
32により、上述のステップS5に対応する処理をす
る。すなわち、判断処理部32により、ステップS11
で取得したノイズレベルについての調査結果から、周波
数帯が重複しない予め設定した候補チャンネルとなりう
る周波数チャンネル(例えば1,6,11,14ch)
のノイズレベルのうち、最もノイズレベルが低い周波数
チャンネルを選択して候補チャンネルにする。
【0069】次のステップS13〜ステップS15にお
いて、上述のステップS6に対応する処理をする。すな
わち、ステップS13において、判断処理部32によ
り、ステップS12で選択した候補チャンネルに隣接す
る2チャンネル以内のノイズレベルが所定しきい値以下
(例えば40以下)の周波数チャンネルが存在するか否
かを判定する(ステップS13)。なお、本例では、選
択した候補チャンネルに前後して隣接する2つのチャン
ネルのノイズレベルを調査する場合について説明する
が、これに限るものではない。
【0070】存在すると判定したときには、ステップS
6に対応する処理をすることにより、ステップS12で
選択した候補チャンネルを新周波数チャンネルに選定し
てステップS7に処理を進める。
【0071】一方、存在しないと判定したときには、ス
テップS14に処理を進め、ステップS12で選択した
周波数チャンネルとは異なる周波数チャンネルのうち、
次にノイズレベルが低い周波数チャンネルを候補チャン
ネルとして選択してステップS13に処理を戻す。
【0072】つぎに、図4に示した照明制御システムの
動作において、各周波数チャンネルのパラメータ値をR
SSIとしたときの処理手順について図6を参照して説
明する。なお、図6に示す一例では、アクセスポイント
3に複数の無線通信端末4が接続されている場合につい
て説明する。
【0073】各周波数チャンネルのパラメータ値をRS
SIとしたときには、ステップS1の次に、上述のステ
ップS2〜ステップS4に相当する処理をアクセスポイ
ント3により行うことにより、全周波数チャンネルにつ
いてのRSSIを取得して調査結果を調査処理部31に
より取得して保存する(ステップS21)。
【0074】このとき、調査処理部31では、調査コマ
ンドとしてRSSIを調査する旨を指定してアクセスポ
イント3に出力する。これに応じ、アクセスポイント3
により、各無線通信端末4にRSSIを調査する調査コ
マンドを発行し、各無線通信端末4により、受信電波の
RSSIを測定してアクセスポイント3に返信する。こ
れにより、アクセスポイント3では、接続されている全
無線通信端末4についてのRSSIを取得する。
【0075】次のステップS22において、判断処理部
32により、上述のステップS5に対応する処理をす
る。すなわち、判断処理部32により、ステップS21
で取得した全無線通信端末4のRSSIの調査結果か
ら、各周波数チャンネルごとにRSSIの最大値、最小
値、及び平均値を算出する。そして、判断処理部32に
より、予め設定した候補チャンネルとなりうる周波数チ
ャンネル(例えば1,6,11,14ch)のRSSI
のうち、最もRSSIの平均値が高い周波数チャンネル
を選択して候補チャンネルにする。すなわち、全無線通
信端末4に対してRSSIが高い周波数チャンネルを候
補チャンネルにする。
【0076】次のステップS23〜ステップS25にお
いて、上述のステップS6に対応する処理をする。すな
わち、ステップS23において、判断処理部32によ
り、ステップS22で選択した候補チャンネルに前後し
て隣接する2チャンネルについてのRSSIの平均値が
全て所定しきい値以上(例えば90)か否かを判定する
(ステップS23)。ここで、候補チャンネルとして周
波数チャンネル「6」を選択したときには、周波数チャ
ンネル「4」、「5」及び「7」、「8」を隣接チャン
ネルとする。なお、本例では、選択した候補チャンネル
に前後して隣接する2つのチャンネルのノイズレベルを
調査する場合について説明するが、これに限るものでは
ない。
【0077】隣接チャンネルのRSSIの平均値が全て
所定しきい値以上であると判定したときには、ステップ
S6に対応する処理をすることにより、ステップS22
で選択した候補チャンネルを新周波数チャンネルに決定
してステップS7に処理を進める。
【0078】一方、隣接チャンネルのRSSIの平均値
が全て所定しきい値以上でないと判定したときには、ス
テップS24に処理を進め、ステップS22で選択した
周波数チャンネルとは異なる周波数チャンネルのうち、
次にRSSIの平均値が高い周波数チャンネルを候補チ
ャンネルとして選択してステップS23に処理を戻す。
【0079】つぎに、図4に示した照明制御システムの
動作において、各周波数チャンネルのパラメータ値をパ
ケットロス数(又はパケットロス率)としたときの処理
手順について図7を参照して説明する。なお、図4に示
す一例では、アクセスポイント3に複数の無線通信端末
4が接続されている場合について説明する。
【0080】各周波数チャンネルのパラメータ値をパケ
ットロス数としたときには、ステップS1の次に、上述
のステップS2〜ステップS4に相当する処理をアクセ
スポイント3により行うことにより、全無線通信端末4
の全周波数チャンネルについてのパケットロス数を取得
して調査結果を調査処理部31により取得して保存する
(ステップS31)。
【0081】このとき、調査処理部31では、調査コマ
ンドとしてパケットロス数を調査する旨を指定してアク
セスポイント3に出力する。これに応じ、アクセスポイ
ント3により、全無線通信端末4に返信を要求するパケ
ットを調査コマンドとして無線通信端末4に送信し、送
信したパケットに対する全無線通信端末4からの返信パ
ケットの有無をアクセスポイント3が検出する。このと
き、アクセスポイント3では、所定数のパケットを各無
線通信端末4に送信して所定期間内に返信が無い数を計
数してパケットロス数を取得する。このような処理を、
全無線通信端末4について各周波数チャンネルごとに行
うことにより、全周波数チャンネルについてのパケット
ロス数の調査結果を取得する。
【0082】次のステップS32において、判断処理部
32により、上述のステップS5に対応する処理をす
る。すなわち、判断処理部32により、ステップS31
で取得したパケットロス数についての調査結果から、予
め設定した候補チャンネルとなりうる周波数チャンネル
(1,6,11,14ch)のパケットロス数のうち、
最もパケットロス数が少ない周波数チャンネルを選択し
て候補チャンネルにする。
【0083】次のステップS33〜ステップS35にお
いて、上述のステップS6に対応する処理をする。すな
わち、ステップS33において、判断処理部32によ
り、ステップS32で選択した候補チャンネルに隣接す
る2チャンネル以内のパケットロス数が所定しきい値以
下(例えば40)の周波数チャンネルが存在するか否か
を判定する。なお、本例では、選択した候補チャンネル
に前後して隣接する2つのチャンネルのパケットロス数
を調査する場合について説明するが、これに限るもので
はない。
【0084】また、このステップS33においては、こ
のような処理に限らず、候補チャンネルとした周波数チ
ャンネルのパケットロス数に対し、候補チャンネルに隣
接する前後2つのチャンネルのパケットロス数が2倍で
あるか否かを判定しても良い。
【0085】所定しきい値以下のパケットロス数の周波
数チャンネルが存在すると判定したときには、ステップ
S6に対応する処理をすることにより、ステップS32
で選択した候補チャンネルを新周波数チャンネルに選定
してステップS7に処理を進める。
【0086】一方、所定しきい値以下のパケットロス数
の周波数チャンネルが存在しないと判定したときには、
ステップS34に処理を進め、ステップS32で選択し
た周波数チャンネルとは異なる周波数チャンネルのう
ち、次にパケットロス数が少ない周波数チャンネルを候
補チャンネルとして選択してステップS33に処理を戻
す。
【0087】「第1実施形態の効果」以上、詳細に説明
したように、第1実施形態に係る照明制御システムによ
れば、ユーザが周波数チャンネルの変更を許可したとき
に、各周波数チャンネルについてのパラメータ値を取得
して新たな周波数チャンネルを設定することができ、調
光制御データを伝送している最中に周波数チャンネルを
変更することが無い。すなわち、この照明制御システム
によれば、例えば公演中にユーザが照明器具42の動作
状態を確認し、周波数チャンネルを変更する必要がある
と判定した後に、操作入力部22により周波数チャンネ
ルの変更を行うことができ、調光制御データの通信に影
響を与え、ユーザに不都合を与えることがなく、周波数
チャンネルを簡単に最適な周波数チャンネルに設定変更
すると共に、照明制御中に周波数チャンネルが変更する
のを回避することができる。
【0088】また、この照明制御システムによれば、周
波数帯が重複しないように候補チャンネルとなりうる周
波数チャンネルを予め設定し、この周波数チャンネルの
うち最適な周波数チャンネルに変更するようにしたの
で、全周波数チャンネルについて候補チャンネルを求め
る処理を行う必要が無く、新たな周波数チャンネルを設
定するときの処理を軽減することができる。
【0089】更に、この照明制御システムによれば、候
補チャンネルとなりうる周波数チャンネルに隣接する周
波数チャンネルのパラメータを参照して新周波数チャン
ネルを決定するので、候補チャンネルに隣接する周波数
チャンネルのパラメータ値が優良範囲であることを確認
した上で新周波数チャンネルを設定することができる。
すなわち、この照明制御システムによれば、選択した候
補チャンネルに干渉する周波数チャンネルのパラメータ
値が良好でない場合に発生する電波干渉を回避すること
ができる。
【0090】[第2実施形態]本発明は、例えば図8に
示すような第1実施形態に係る照明制御システムに適用
される。本例において、照明制御システムは、例えば劇
場を照明する照明装置を複数備え、各照明装置の調光を
するものについて説明する。なお、以下の説明では、第
1実施形態と同じ部分については同一符号を付すること
によりその詳細な説明を省略する。
【0091】「第2実施形態に係る照明制御システムの
構成」第2実施形態に係る照明制御システムは、図8に
示すように、無線チャンネル設定部21に検出処理部5
1を設けた点で、第1実施形態に係る照明制御システム
とは異なる。
【0092】検出処理部51は、例えば所定時間毎に、
アクセスポイント3で現在使用している周波数チャンネ
ルのパラメータ値を取得して、現在使用している周波数
チャンネルを変更する必要があるか否かを検出する検出
処理をする。このとき、検出処理部51は、所定期間毎
にアクセスポイント3に調査コマンドを発行する。
【0093】なお、第2実施形態において、検出処理部
51による処理を「検出処理」、上述の調査処理部31
による処理を「本調査処理」、上述の判断処理部32に
よる処理を「本判断処理」と呼ぶ。
【0094】この検出処理部51は、アクセスポイント
3で現在使用している周波数チャンネルのパラメータ値
を調査する調査コマンドをアクセスポイント3に出力す
る。これに応じて、検出処理部51は、アクセスポイン
ト3から現在使用している周波数チャンネルのパラメー
タ値を取得して保存する。そして、検出処理部51は、
保存したパラメータ値に基づいて、現在使用している周
波数チャンネルから新周波数チャンネルに変更するか否
かを判定する。検出処理部51は、変更すると判定した
ときには情報提示部23により、その旨をユーザに通知
させ、ユーザに周波数チャンネルの変更を促す。
【0095】このような検出処理部51を備えた照明制
御システムでは、アクセスポイント3により現在使用し
ている周波数チャンネルから新周波数チャンネルに変更
する旨を通知した後に、操作入力部22が操作されるこ
とにより、調査処理部31、判断処理部32に及び設定
処理部33により上述の処理を開始する。
【0096】「第2実施形態に係る照明制御システムの
動作」つぎに、上述した第1実施形態に係る照明制御シ
ステムの動作手順について図9を参照して説明する。
【0097】検出処理部51は、例えば前の検出処理又
は周波数チャンネルの変更から所定期間が経過したとき
にステップS41の処理を開始し、アクセスポイント3
が現在使用している周波数チャンネルについてのパラメ
ータ値をチェックするために、調査コマンドをアクセス
ポイント3に出力して、ステップS42に処理を進め
る。
【0098】ステップS42において、検出処理部51
は、ステップS41で出力した調査コマンドに応じたパ
ラメータ値を調査結果として入力して保存すると、ステ
ップS43に処理を進める。
【0099】ステップS43において、ステップS42
にて保存した調査結果を調査処理部31に通知し、調査
処理部31によりパラメータ値と所定のしきいとを比較
して周波数チャンネルを変更する必要があるか否かの調
査結果を検出処理部51により受け取る。検出処理部5
1は、調査結果により周波数チャンネルを変更する必要
があるときにはステップS44に処理を進めて情報提示
部23によりその旨を提示し、周波数チャンネルを変更
する必要がないときには処理を終了する。
【0100】ステップS44にて現在の周波数チャンネ
ルから変更する必要があることを提示した後に、操作入
力部22がユーザに操作されると、調査処理部31によ
りステップS2以降の本調査処理を開始する。ステップ
S2〜ステップS8の処理をすることにより、ステップ
S41の時点で使用していた周波数チャンネルから新周
波数チャンネルに変更する。
【0101】図10〜図12に、検出処理の処理手順の
フローチャートを示す。
【0102】周波数チャンネルのパラメータ値をRSS
Iとしたとき、先ず、ステップS41に対応するステッ
プS51において、検出処理部51からアクセスポイン
ト3に現在使用している周波数チャンネルのRSSIを
調査する調査コマンドを発行する。これに応じ、アクセ
スポイント3により無線通信端末4のRSSIを取得し
て検出処理部51に出力する。このステップS51で
は、検出処理部51により繰り返し、又は複数回に亘っ
てRSSIを調査するようにアクセスポイント3を制御
しても良い。
【0103】検出処理部51により調査結果を取得する
と、調査結果を調査処理部31に通知し(ステップS5
2)、調査処理部31からの調査結果を検出処理部51
により取得して分析することにより、RSSIが所定の
しきい値以下の無線通信端末4が存在するか否かを判定
し(ステップS53)、存在する場合には周波数チャン
ネルを変更する必要があると判定して情報提示部23に
よりその旨を通知する(ステップS44)。
【0104】周波数チャンネルのパラメータ値をパケッ
トロス数(パケットロス率)としたとき、先ず、ステッ
プS41に対応するステップS61において、検出処理
部51からアクセスポイント3に現在使用している周波
数チャンネルのパケットロス数を調査する調査コマンド
を発行する。これに応じ、アクセスポイント3により無
線通信端末4に返信を要求するパケットを送信し、パケ
ットロス数を検出して検出処理部51に出力する。
【0105】検出処理部51により調査結果を取得する
と、調査結果を調査処理部31に通知し(ステップS6
2)、調査処理部31からの調査結果を検出処理部51
により取得して分析することにより、パケットロス数が
所定のしきい値を超えているか否かを判定し(ステップ
S63)、超えている場合には周波数チャンネルを変更
する必要があると判定して情報提示部23によりその旨
を通知する(ステップS44)。このとき、情報提示部
23では、LED等を点滅させるなどの動作をする。
【0106】周波数チャンネルのパラメータ値をノイズ
レベルとしたとき、先ず、ステップS41に対応するス
テップS71において、検出処理部51からアクセスポ
イント3に現在使用している周波数チャンネルのノイズ
レベルを調査する調査コマンドを発行する。これに応
じ、アクセスポイント3から全無線通信端末4にノイズ
レベルを測定する調査コマンドを発行し、無線通信端末
4のノイズレベルを取得して検出処理部51に出力す
る。
【0107】検出処理部51により調査結果を取得する
と、調査結果を調査処理部31に通知し(ステップS7
2)、調査処理部31からの調査結果を検出処理部51
により取得して分析することにより、ノイズレベルが所
定のしきい値を超えているか否かを判定し(ステップS
73)、超えている場合には周波数チャンネルを変更す
る必要があると判定して情報提示部23によりその旨を
通知する(ステップS44)。
【0108】このように、図10乃至図12を行い、操
作入力部22が操作されることにより、本調査処理とし
て調査処理部31によりステップS2〜ステップS4を
行い、本判断処理として判断処理部32によりステップ
S5、ステップS6を行い、設定処理部33によりステ
ップS7の処理を行ことで、ステップS8において新周
波数チャンネルを設定して動作する。
【0109】「第2実施形態の効果」以上、詳細に説明
したように、第2実施形態に係る照明制御システムによ
れば、検出処理部51により検査処理を行った結果をユ
ーザに通知することで、電波状態が良くないことを通知
し、周波数チャンネルの変更をする操作がされた後に本
調査処理、本判断処理をして新たな周波数チャンネルを
設定することができる。
【0110】したがって、この照明制御システムによれ
ば、アクセスポイント3の周波数チャンネルを変更する
処理にある程度の時間を要するために、調光制御データ
の通信がとぎれる場合があるが、自動的に電波状態を検
出して通知し、ユーザにより通信がとぎれても良いと判
定したときに本調査処理、本判断処理をして新周波数チ
ャンネルに変更することができる。したがって、この照
明制御システムによれば、周波数チャンネルの変更を通
知してユーザの許可を得た場合にのみ周波数チャンネル
の変更を開始するので、周波数チャンネルを簡単に最適
な周波数チャンネルに設定変更すると共に、通信中に周
波数チャンネルが変更するのを回避することができ、更
にユーザの利便性を高めることができる。
【0111】なお、上述の実施の形態は本発明の一例で
ある。このため、本発明は、上述の実施形態に限定され
ることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明
に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に
応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0112】すなわち、上述した実施の形態では、照明
制御装置1とは別に設けた無線チャンネル設定装置2に
より周波数チャンネルを変更する判定をする場合につい
て説明したが、アクセスポイント3又は第1プロトコル
変換部12内に無線チャンネル設定装置2の機能を持た
せ、照明制御装置1を操作するユーザの操作に応じて周
波数チャンネルを変更しても良い。
【0113】また、上述した一例では、周波数チャンネ
ルのパラメータ値を電波干渉が発生したことに応じて変
化するRSSI、パケットロス、ノイズレベルとした
が、電波干渉に比例して変化する他のパラメータであれ
ば他のパラメータであっても本発明を適用することがで
きる。
【0114】更に、上述した無線チャンネル設定装置2
の機能を、コンピュータ読み取り可能なプログラムをコ
ンピュータに実行させることで、上述した処理を行わせ
ることにより、上述した第1実施形態及び第2実施形態
での効果を発揮させることができる。
【0115】
【発明の効果】請求項1に係る無線チャンネル設定装置
によれば、ユーザに操作入力手段が操作されと、周波数
チャンネルの変更許可を認識して、全周波数チャンネル
についてのパラメータ値を調査して、新たな周波数チャ
ンネルを選定するので、ユーザが周波数チャンネルを変
更する必要があると判定し、ユーザが周波数チャンネル
の変更を許可した後に、周波数チャンネルの変更を行う
ことができる。したがって、この無線チャンネル設定装
置によれば、無線チャンネルの変更が通信に影響を与え
て、ユーザに不都合を与えることがなく、周波数チャン
ネルを簡単に最適な周波数チャンネルに設定変更すると
共に、制御中に周波数チャンネルが変更するのを回避す
ることができる。
【0116】請求項2に係る無線チャンネル設定装置に
よれば、無線通信中に、検出手段により、周波数チャン
ネルを変更することを検出した場合にユーザに提示した
後に、ユーザの操作に応じて調査手段により周波数チャ
ンネルの変更許可を認識するので、例えば電波状態が良
くないことを通知して、新周波数チャンネルに変更する
ことができる。
【0117】請求項3乃至請求項5に係る無線チャンネ
ル設定装置によれば、パラメータ値として、パケットロ
ス数又はパケット再送回数、無線通信端末の受信電界強
度、無線通信端末のノイズレベルを調査するので、無線
通信装置と無線端末装置との電波干渉に応じて変化する
パラメータを用いて周波数チャンネルを変更することが
できる。
【0118】請求項6に係る無線チャンネル設定装置に
よれば、調査手段により他の周波数チャンネルと周波数
帯が重複しない複数の周波数チャンネルから、周波数チ
ャンネルを選定するので、全周波数チャンネルから選定
する処理を行う必要が無く、新たな周波数チャンネルを
設定するときの処理を軽減することができる。
【0119】請求項7に係る無線チャンネル設定装置に
よれば、周波数チャンネルに隣接する周波数チャンネル
のパラメータ値に基づいて選定するので、候補となる周
波数チャンネルに隣接する周波数チャンネルのパラメー
タ値が優良範囲であることを確認した上で新周波数チャ
ンネルを設定することができる。
【0120】請求項8に係る無線チャンネル設定方法に
よれば、ユーザの操作により周波数チャンネルの変更許
可を認識した後に、全周波数チャンネルについてのパラ
メータ値を調査し、調査したパラメータ値に基づいて周
波数チャンネルを選定するので、ユーザが周波数チャン
ネルを変更する必要があると判定し、ユーザが周波数チ
ャンネルの変更を許可した後に、周波数チャンネルの変
更を行うことができる。
【0121】請求項9に係る無線チャンネル設定方法に
よれば、周波数チャンネルを変更することを検出したこ
とをユーザに提示した後に、ユーザの操作に応じて周波
数チャンネルの変更許可を認識するので、例えば電波状
態が良くないことを通知して、新周波数チャンネルに変
更することができる。
【0122】請求項10に係るプログラムによれば、コ
ンピュータに読み込ませることにより、少なくとも、請
求項8又は請求項9に係る無線チャンネル設定方法を実
行させて、請求項8又は請求項9に係る効果と同様の効
果を発揮させることができる。
【0123】請求項11に係る無線通信装置によれば、
操作入力手段が操作されたことに応じて周波数チャンネ
ルの変更許可を認識して、全周波数チャンネルのパラメ
ータ値を調査し、周波数チャンネルを選定して無線通信
手段を制御するので、ユーザが周波数チャンネルを変更
する必要があると判定し、ユーザが周波数チャンネルの
変更を許可した後に、周波数チャンネルの変更を行うこ
とができる。
【0124】請求項12に係る無線通信装置によれば、
周波数チャンネルを変更することを検出した場合にユー
ザに提示した後に、操作入力手段が操作されたことに応
じて調査手段により周波数チャンネルの変更許可を認識
するので、例えば電波状態が良くないことを通知して、
新周波数チャンネルに変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る照明制御システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】2.4GHz帯に設定されている各周波数チャ
ンネルの帯域幅を示す図である。
【図3】各周波数チャンネルにおけるRSSIの値の一
例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る照明制御システム
において、新たな周波数チャンネルを設定するときの処
理手順を示すフローチャートである。
【図5】パラメータ値をノイズレベルとしたときの調査
処理部の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】パラメータ値をRSSIとしたときの調査処理
部の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】パラメータ値をパケットロスとしたときの調査
処理部の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態に係る照明制御システム
の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る照明制御システム
において、新たな周波数チャンネルを設定するときの処
理手順を示すフローチャートである。
【図10】パラメータ値をRSSIとしたときの検出処
理部による検出処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】パラメータ値をパケットロスとしたときの検
出処理部による検出処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図12】パラメータ値をノイズレベルとしたときの検
出処理部による検出処理の手順を示すフローチャートで
ある。
【図13】従来のインフラストラクチャネットワークに
ついて説明するためのブロック図である。
【図14】従来の照明制御システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】従来の照明制御システムにおいて、一部を無
線化した構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 照明制御装置 2 無線チャンネル設定装置 3 アクセスポイント 4 無線通信端末 5 照明装置 11 調光卓 12 第1プロトコル変換部 21 無線チャンネル設定部 22 操作入力部 23 情報提示部 31 調査処理部 32 判断処理部 33 設定処理部 41 第2プロトコル変換部 42 照明器具 51 検出処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小泉 豪章 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE11 EE21 EE31 5K067 BB21 DD27 GG01 GG11 JJ11 JJ21 JJ31

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信装置と無線通信端末との間で直
    接拡散スペクトラム方式に従って無線データを送受信す
    る無線通信システムで使用する周波数チャンネルを設定
    する無線チャンネル設定装置であって、 ユーザに操作される操作入力手段と、 上記操作入力手段が操作されたことに応じて周波数チャ
    ンネルの変更許可を認識して、無線データの全周波数チ
    ャンネルについての電波状態に関するパラメータ値を調
    査する調査手段と、 上記調査手段で調査されたパラメータ値に基づいて、周
    波数チャンネルを選定する判断手段と、 上記判断手段で選定された周波数チャンネルで通信をす
    るように上記無線通信装置を制御する設定手段とを備え
    ることを特徴とする無線チャンネル設定装置。
  2. 【請求項2】 上記無線通信装置と上記無線端末装置と
    の無線通信中に、使用している周波数チャンネルの上記
    パラメータ値を調査し、調査したパラメータ値に基づい
    て周波数チャンネルを変更するか否かを判定し、周波数
    チャンネルを変更することを検出した場合にユーザに提
    示する検出手段を更に備え、 上記検出手段により周波数チャンネルを変更することを
    検出してユーザに提示したことで上記操作入力手段が操
    作されたことに応じて上記調査手段により周波数チャン
    ネルの変更許可を認識することを特徴とする請求項1に
    記載の無線チャンネル設定装置。
  3. 【請求項3】 上記パラメータ値として、上記無線通信
    装置から上記無線通信端末に送信したパケットに対する
    返信パケットの有無に応じてパケットロス数又はパケッ
    ト再送回数を調査することを特徴とする請求項1又は請
    求項2に記載の無線チャンネル設定装置。
  4. 【請求項4】 上記パラメータ値として、上記無線通信
    端末の受信電界強度を調査することを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の無線チャンネル設定装置。
  5. 【請求項5】 上記パラメータ値として、上記無線通信
    端末のノイズレベルを調査することを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の無線チャンネル設定装置。
  6. 【請求項6】 上記調査手段は、他の周波数チャンネル
    と周波数帯が重複しない複数の周波数チャンネルから、
    周波数チャンネルを選定することを特徴とする請求項1
    に記載の無線チャンネル設定装置。
  7. 【請求項7】 上記調査手段は、他の周波数チャンネル
    と周波数帯が重複しない複数の周波数チャンネルの上記
    パラメータ値に基づいて選定する候補とする周波数チャ
    ンネルを検出し、検出した周波数チャンネルに隣接する
    周波数チャンネルのパラメータ値に基づいて選定するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項6に記載の無線チャ
    ンネル設定装置。
  8. 【請求項8】 無線通信装置と無線通信端末との間で直
    接拡散スペクトラム方式に従って無線データを送受信す
    るときに使用する周波数チャンネルを設定するに際し
    て、 ユーザの操作により周波数チャンネルの変更許可を認識
    し、 無線データの全周波数チャンネルについての電波状態に
    関するパラメータ値を調査し、 調査したパラメータ値に基づいて周波数チャンネルを選
    定し、 選定した周波数チャンネルで通信をするように上記無線
    通信装置の周波数チャンネルを設定することを特徴とす
    る無線チャンネル設定方法。
  9. 【請求項9】 上記無線通信装置と上記無線端末装置と
    の無線通信中に、使用している周波数チャンネルの上記
    パラメータ値を調査し、 調査したパラメータ値に基づいて周波数チャンネルを変
    更するか否かを判定し、周波数チャンネルを変更するこ
    とを検出したことをユーザに提示した後に、 ユーザの操作に応じて周波数チャンネルの変更許可を認
    識することを特徴とする請求項8に記載の無線チャンネ
    ル設定方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータに、少なくとも、請求項
    8又は請求項9に記載の無線チャンネル設定方法を実行
    させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。
  11. 【請求項11】 無線通信端末との間で直接拡散スペク
    トラム方式に従って無線データを送受信する無線通信手
    段と、 ユーザに操作される操作入力手段と、 上記操作入力手段が操作されたことに応じて周波数チャ
    ンネルの変更許可を認識して、無線データの全周波数チ
    ャンネルについての電波状態に関するパラメータ値を調
    査する調査手段と、 上記調査手段で調査されたパラメータ値に基づいて、周
    波数チャンネルを選定する判断手段と、 上記判断手段で選定された周波数チャンネルで無線通信
    をするように周波数チャンネルを変更するように上記無
    線通信手段を制御する変更手段とを備えることを特徴と
    する無線通信装置。
  12. 【請求項12】 上記無線端末装置との無線通信中に、
    使用している周波数チャンネルの上記パラメータ値を調
    査し、調査したパラメータ値に基づいて周波数チャンネ
    ルを変更するか否かを判定し、周波数チャンネルを変更
    することを検出した場合にユーザに提示する検出手段を
    更に備え、 上記検出手段により周波数チャンネルを変更することを
    検出してユーザに提示したことで上記操作入力手段が操
    作されたことに応じて上記調査手段により周波数チャン
    ネルの変更許可を認識することを特徴とする請求項11
    に記載の無線通信装置。
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