JP2004364204A - 無線lan装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】全ての端末装置において、通信状態を良好にすることを可能にする。
【解決手段】エリア取得手段1aは、複数の端末装置2a〜2nの存在するエリアを取得する。チャネル検出手段1bは、複数の端末装置2a〜2nの各々において、最も通信状態のよいチャネルを検出する。通信手段1cは、検出したチャネルで最も数の多い最多チャネルで複数の端末装置2a〜2nと通信する。移動距離方向算出手段1dは、最多チャネルと異なるチャネルを最も通信状態のよいチャネルとする端末装置2bのエリアと、その端末装置2bに近隣する最多チャネルを最も通信状態のよいチャネルとする端末装置2aのエリアとを取得して、端末装置2bを端末装置2aのエリアへ移動させるための距離と方向とを算出する。移動先通知手段1eは、距離と方向とを端末装置2bに通知する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線LAN装置に関し、複数の端末装置と無線LAN通信を行う無線LAN装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、LAN環境では、一般に有線が使用されているが、設備投資が少なく、ケーブル敷設などがない無線が導入されてきた。無線は、有線と違いシールドに囲まれた媒体がないので、常に他からの干渉を考慮しなければならない。
【0003】
無線LAN装置は、アクセスポイントに設置され、複数の端末装置と無線LAN通信を行う。無線LAN装置は、他の電子機器等との干渉を防ぐために、複数のチャネルを持っている。無線LAN装置は、干渉の少ないチャネルを使用することによって、安定した通信を行うことができる。無線LAN規格のIEEE802.11bでは、14チャネルを持つようになっている。
【0004】
従来、無線LAN装置を導入するとき、周りの電波環境を把握し、干渉しないよう手動もしくは自動でチャネルを設定する必要がある。また、導入後、無線状態が変化した場合は、再度、電波測定を行い、通信状態のよいチャネルを設定する必要がある。
【0005】
また、パワーオン時に、最もノイズの少ないチャネルをアクセスポイントチャネルとすることによって、安定したデータ通信を実施する通信制御方法がある(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−9664号公報(第2頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通信状態のよいチャネルを選定しても、複数の端末装置の中には、存在するエリアによっては、他のチャネルの方が、通信状態がよいという端末装置がある。そのため、選定したチャネルで、全ての端末装置との通信が安定しているというわけではないという問題点があった。
【0008】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、多くの端末装置が、通信状態を良好とする最多チャネルで通信をし、その最多チャネルと異なるチャネルを通信状態のよいチャネルとする端末装置を、最多チャネルで安定した通信が可能となるエリアへ移動できるよう、距離、方向を通知することにより、全ての端末装置において、通信状態を良好にすることが可能となる無線LAN装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、複数の端末装置2a〜2nと無線LAN通信を行う無線LAN装置1において、複数の端末装置2a〜2nの各エリアを取得するエリア取得手段1aと、複数の端末装置2a〜2nの各々において、最も通信状態のよいチャネルを検出するチャネル検出手段1bと、チャネルの最多チャネルで複数の端末装置2a〜2nと通信する通信手段1cと、最多チャネルと異なるチャネルを有する異チャネル端末装置を、近隣の最多チャネルを有する最多チャネル端末装置のエリアへ移動させるための距離と方向とを算出する移動距離方向算出手段1dと、距離と方向とを異チャネル端末装置に通知する移動先通知手段1eと、を有することを特徴とする無線LAN装置が提供される。
【0010】
このような無線LAN装置1によれば、複数の端末装置2a〜2nの各々において、最も通信状態のよいチャネルを検出し、検出したチャネルの最多チャネルで無線LAN通信を行う。そして、最多チャネルと異なる異チャネルを有する異チャネル端末装置に、近隣の最多チャネル端末装置のエリアへ移動させるための移動距離と移動方向とを算出して通知する。これにより、全ての端末装置2a〜2nにおいて、通信状態を良好にすることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明の無線LAN装置の原理を説明する原理図である。図に示すように、無線LAN装置1は、複数の端末装置2a〜2nと無線LAN通信を行う。無線LAN装置1は、エリア取得手段1a、チャネル検出手段1b、通信手段1c、移動距離方向算出手段1d、及び移動先通知手段1eを有している。
【0012】
エリア取得手段1aは、端末装置2a〜2nの各々の存在しているエリアを取得する。
チャネル検出手段1bは、チャネルを順次切替え、端末装置2a〜2nの各々において、最も通信状態のよいチャネルを検出する。なお、端末装置2a〜2nは、無線LAN装置1のチャネルが切替わると、自らチャネルを走査し、無線LAN装置と通信できるチャネルを選定する。
【0013】
通信手段1cは、チャネル検出手段1bが検出したチャネルの、最も数の多い最多チャネルで端末装置2a〜2nと通信する。端末装置2a〜2nは、通信手段1cが設定した最多チャネルで通信するため、自らチャネルを走査して最多チャネルを選定する。
【0014】
ここで、端末装置2a〜2nの中には、存在しているエリアによっては、ノイズや障害物により、最多チャネルと異なるチャネルを、最も通信状態のよいチャネルとする場合がある。以下では、端末装置2bは、最多チャネルと異なるチャネルを最も通信状態のよいチャネルとする。また、端末装置2aは、最多チャネルと同じチャネルを最も通信状態のよいチャネルとする。端末装置2bは、端末装置2aに最も近隣しているとする。
【0015】
移動距離方向算出手段1dは、最多チャネルと異なるチャネルを最も通信状態のよいチャネルとする端末装置2bのエリアと、その端末装置2bに近隣する最多チャネルを最も通信状態のよいチャネルとする端末装置2aのエリアとを取得して、端末装置2bを端末装置2aのエリアへ移動させるための距離と方向とを算出する。
【0016】
移動先通知手段1eは、移動距離方向算出手段1dが算出した距離と方向とを、最多チャネルと異なるチャネルを通信状態のよいチャネルとする端末装置2bに通知する。
【0017】
通信手段1cは、多くの端末装置2a〜2nが良好な通信を可能とする最多チャネルで端末装置2a〜2nと通信を行う。しかし、端末装置2bは、存在しているエリアの影響によって、最多チャネルと異なるチャネルを、最も通信状態のよいチャネルとしている。そこで、端末装置2bに、近隣の最多チャネルで良好な通信を行っている端末装置2aのエリアへ移動するための距離、方向を通知する。端末装置2bは、通知された距離、方向に従って、そのエリアに移動すれば、通信手段1cが通信している最多チャネルで、良好な通信を行うことができる。
【0018】
このように、複数の端末装置の各々において、最も通信状態のよいチャネルを検出し、検出したチャネルで最も数の多い最多チャネルで無線LAN通信を行う。そして、最多チャネルと異なる異チャネルを有する異チャネル端末装置に、近隣の最多チャネル端末装置のエリアへ移動させるための移動距離と移動方向とを算出して通知するようにした。これにより、全ての端末装置において、通信状態を良好にすることが可能となる。
【0019】
次に、無線LAN装置が適用される構成例について説明する。図2は、無線LAN装置が適用される構成例を示した図である。図に示すように、無線LAN装置は、複数の端末装置50a〜50nと無線LAN通信を行う。無線LAN装置は、無線LAN通信を行うことができるチャネルを、例えば14チャネル有し、通信状況のよいチャネルを選択して、端末装置50a〜50nと通信を行う。端末装置50a〜50nは、無線LAN装置のチャネルが切替わると、自らチャネルを走査して無線LAN装置と通信できるチャネルを選定する。
【0020】
無線LAN装置は、端末装置50a〜50nとデータ通信を行う通常モードと、端末装置50a〜50nの存在している位置、電波状況等を測定する測定モードを有する。
【0021】
無線LAN装置は、周囲をエリア分割し(図2に示す点線)、端末装置50a〜50nと通信することにより、端末装置50a〜50nの存在するエリアを検出する。無線LAN装置は、測定モード時において、各端末装置50a〜50nのエリアを取得する。
【0022】
また、無線LAN装置は、測定モード時において、チャネルを1から14まで順に切替え、端末装置50a〜50nの各々における、最もSNR(Signal power ratio)のよいチャネルを取得する。さらに、無線LAN装置は、取得した端末装置50a〜50nの各々における最もSNRのよいチャネルで、最も数の多かったチャネル(最多チャネル)を取得する。
【0023】
また、無線LAN装置は、測定モード時において、最多チャネルと異なるチャネルを最もSNRのよいチャネルとする端末装置を、最多チャネルを最もSNRのよいチャネルとする最も近隣にある端末装置のエリアへ移動させるための距離、方向を算出する。
【0024】
無線LAN装置は、測定モードから通常モードに切替わると、最多チャネルで端末装置50a〜50nと通信する。そして、無線LAN装置は、算出した距離、方向を、最多チャネルと異なるチャネルを最もSNRのよいチャネルとする端末装置に通知する。
【0025】
例えば、端末装置50aの最もSNRのよいチャネルを6、端末装置50bの最もSNRのよいチャネルを2とする。端末装置50aは、端末装置50bに最も近隣しているとする。また、最多チャネルを6とする。この場合、無線LAN装置は、測定モードから通常モードに切替わったとき、最多チャネル6で通信を行う。そして、無線LAN装置は、端末装置50bに、近隣の端末装置50aのエリアへ移動するための距離、方向を通知する。
【0026】
すなわち、最多チャネルを最もSNRのよいチャネルとする端末装置は、現在存在しているエリアにおいて安定した通信が行える。そして、最多チャネルと異なるチャネルを最もSNRのよいチャネルとする端末装置には、最多チャネルで通信している最も近隣の端末装置のエリアへ移動するための距離と方向とを通知する。距離、方向が通知された端末装置は、それに従って移動することにより、最多チャネルで安定した通信が可能となる。
【0027】
次に、無線LAN装置について詳細に説明する。
図3は、無線LAN装置のハードウェアブロック図である。図に示すように、無線LAN装置は、通常モード時におけるデータの通信を制御するAP(Access Point)部10、測定モード時の電波状況を測定するテスタ部20、通信を行っている端末装置のMAC(Media Access Control address)アドレスやその他の情報が格納されるメモリ30、及びアンテナ40を有している。
【0028】
AP(Access Point)部10は、AMP(Amplifier)部11a,11b、RF(Radio Frequency)部12a,12b、BB(Base Band)部13a,13b、LAN部14、及びCPU15を有している。
【0029】
AMP部11a,11bは、RF部12a,12bから出力される信号を増幅して、端末装置と無線LAN通信をする。また、AMP部11a,11bは、端末装置から無線LAN通信の信号を受信し、受信レベルを変換してRF部12a,12bに出力する。
【0030】
RF部12a,12bは、端末装置に送信する信号、端末装置から受信した信号をアナログ−デジタル変換する。
BB部13a,13bは、端末装置に送信する信号、端末装置から受信した信号をデジタル信号処理する。
【0031】
LAN部14は、例えば、他のサーバと有線のネットワークを介して接続されており、データの送受信を行う。
CPU15は、AMP部11a,11b、RF部12a,12b、BB部13a,13b、及びLAN部14を制御する。CPU15は、端末装置とのデータの通信制御に必要なデータをメモリ30から読み出し、又は書き込みをする。
【0032】
AP部10は、端末装置と無線LAN通信を行うためのハードウェア(AMP部11a,11b、RF部12a,12b、BB部13a,13b)を2つ有している。無線LAN装置は、測定モードから通常モードに切替わるとき、通信状態のよいチャネルに切替える。このとき、無線LAN装置は、チャネル切替えによる通信の瞬停を防止するため、新たに切替わるチャネルの設定を、現在使用していないハードウェアに行って、チャネルの切替えを行う。
【0033】
例えば、AP部10は、AMP部11a、RF部12a、BB部13aを使用して、端末装置と無線LAN通信を行っているとする。そして、測定モードに切替わり、通信できるチャネルが変更されたとする。AP部10は、通常モードに戻る前に、新たなチャネルで通信が行えるための設定が、現在使用していないAMP部11b、RF部12b、BB部13bにされて通常モードに戻る。
【0034】
テスタ部20は、AMP部21a〜21r、RF部22a〜22r、BB部23a〜23r、磁気測定部24、電子コンパス部25、及びCPU26を有している。AMP部21a〜21r、RF部22a〜22r、及びBB部23a〜23rは、エリアの数分設けられる。例えば、エリアが18存在すれば、AMP部21a〜21r、RF部22a〜22r、及びBB部23a〜23rは、それぞれ18個設けられる。AMP部21a、RF部22a、及びBB部23aによって、1つのエリアの通信が測定処理される。AMP部21b、RF部22b、及びBB部23bによって、1つのエリアの通信が測定処理される。同様に、AMP部21r、RF部22r、及びBB部23rによって、1つのエリアの通信が測定処理される。
【0035】
AMP部21a〜21r、RF部22a〜22r、及びBB部23a〜23rは、AMP部11a,11b、RF部12a,12b、及びBB部13a,13bと同様の機能を有し、その詳細な説明は省略する。
【0036】
磁気測定部24は、磁気を測定する。電子コンパス部25は、磁気測定部24によって測定された磁気が地磁気(赤道付近であれば約300nG、北、南極付近であれば約600nG、日本であれば約500nG)とほぼ同じ値ならば、地磁気の方向を検出する。磁気測定部24によって測定された磁気が、地磁気の値と、例えば、近くの電子機器の影響によって異なる場合は、電子コンパス部25は、手動により無線LAN装置がどの方向に向いて置かれているかを受け付ける。電子コンパス部25は、検出した地磁気、又は受け付けた地磁気に対し、無線LAN装置がどの方向に向いて置かれているかを検出する。
【0037】
CPU26は、AMP部21a〜21r、RF部22a〜22r、BB部23a〜23r、磁気測定部24、及び電子コンパス部25を制御する。CPU26は、端末装置の位置、距離等を測定するのに必要なデータをメモリ30から読み出し、又は書き込みをする。CPU15,26は、メモリ30を介して、通常モード、測定モードにあることを認識し、それぞれの処理を行う。
【0038】
メモリ30は、CPU15,26が処理するのに必要なデータが格納される。また、メモリ30は、MACテーブルが設けられ、端末装置に関する情報が格納される。
【0039】
図4は、MACテーブルのデータ構成例を示した図である。図に示すように、MACテーブル31には、MACアドレス、トラフィック、モード、CH、距離、エリア、移動方向、及び移動距離の欄が設けられている。
【0040】
MACアドレスの欄には、現在通信している端末装置のMACアドレスが格納される。トラフィックの欄には、端末装置との現在のトラフィックが格納される。モードの欄には,端末装置のモード状況が格納される。CHの欄には、端末装置のSNRが最もよいチャネルが格納される。距離の欄には、端末装置との距離(m)が格納される。エリアの欄には、端末装置が存在しているエリアが格納される。移動方向の欄には、端末装置を安定した通信ができるよう移動させるための方向が格納される。移動距離の欄には、端末装置を安定した通信ができるよう移動させるための距離が格納される。なお、図中の‘−’は、新規に端末装置が無線LAN通信に加わった場合で、まだ、チャネル、距離、エリアの測定が行われていないことを示している。
【0041】
MACアドレスは、端末装置に電源が投入されたとき端末装置から送信され、MACテーブル31に格納される。トラフィックは、通常モードにおいて、AP部10によって更新される。モード状況は、AP部10によって、トラフィックがしきい値未満であれば測定待ち、しきい値以上なら通常に更新される。モード状況は、測定モードになって、チャネルや端末装置の距離等の測定が開始されれば、テスタ部20によって、測定中に更新される。また、測定モードで測定が終了したならば、測定済みと更新される。チャネル、距離、エリア、移動方向及び、移動距離は、測定モードにおいて、テスタ部20によって更新される。なお、AP部10、テスタ部20は、例えば、MACテーブル31のデータを最上欄から順に最下欄のEOT(End Of Table)までスキャンし、全てのデータをスキャンする。
【0042】
図5は、通常モード、測定モードを説明する図である。通常モードのときAP部10は、端末装置とのトラフィックを測定し、MACテーブル31に格納する。AP部10は、トラフィックがしきい値未満の場合、MACテーブル31のモードの欄を測定待ちに更新する。
【0043】
測定モードのときテスタ部20は、SNRが最もよいチャネルを端末装置の各々において測定し、MACテーブル31に格納する。また、テスタ部20は、端末装置との距離、存在するエリアを測定し、MACテーブル31に格納する。
【0044】
テスタ部20は、測定モードのとき、MACテーブル31に格納されている最も数の多いチャネル(最多チャネル)を取得する。テスタ部20は、取得した最多チャネルと異なるチャネルを有する端末装置を、最も近隣の最多チャネルと同じチャネルを有する端末装置のエリアへ移動させるための移動方向、移動距離を算出する。テスタ部20は、算出した移動方向、移動距離をMACテーブル31に格納する。テスタ部20は、各端末装置の測定が終了すると、MACテーブル31のモードの欄を測定済みに更新する。
【0045】
AP部10は、測定モードから通常モードになると、測定モード時において取得された最多チャネルで通信を行う。このとき、AP部10は、MACテーブル31を参照して、移動する必要のある端末装置に、移動方向、移動距離を通知する。
【0046】
図6は、AP部の切替えについて説明する図で、(a)は切替え前のAP部、(b)は切替え後のAP部を示した図である。上述したように、AP部10は、チャネルを切替えたことによる通信の瞬停を防止するため、通信を行うためのハードウェアを2つ有している。
【0047】
図6(a)に示すAP部10のアクティブ51は、現在通信を行っているハードウェアを示している。アクティブ51は、例えば、図3に示すAMP部11a、RF部12a、BB部13aである。LAN部14は、BB部13aと接続されていることになる。
【0048】
AP部10は、チャネルを切替えることになった場合、新たなチャネルの設定値を、もう一方のハードウェアであるスタンバイ52をオン(活性化)して格納する。スタンバイ52は、例えば、図3に示すAMP部11b、RF部12b、BB部13bである。
【0049】
AP部10は、新たなチャネルの設定値をスタンバイ52に格納した後、図6(b)に示すように端末装置との通信経路をスタンバイ52に切替える。LAN部14の接続もスタンバイ52(BB部13b)に切替える。そして、AP部10は、アクティブ51をオフ(不活性化)する。
【0050】
さらに、チャネルの切替えが行われる場合は、AP部10は、アクティブ51をオンし、新たなチャネルの設定値を格納する。その後、端末装置との通信経路をアクティブ51に切替え、スタンバイ52をオフにする。
【0051】
このように、2つのハードウェアによって、瞬停を起こすことなくチャネルの切替えを行う。
図3の説明に戻る。アンテナ40は、端末装置に電波を送信し、及び端末装置からの電波を受信する。アンテナ40は、測定モードにおいて、端末装置の存在するエリアが特定できるよう構成されている。
【0052】
図7は、アンテナを示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は平面図の一部拡大図である。
図に示すように、アンテナ40は、電波を遮蔽する材料で構成された円盤状のアンテナ部41と、アンテナ部41の中心から下方に伸びた柱状の、無線LAN装置本体と嵌合する接続部42から構成されている。
【0053】
アンテナ部41は、円盤状の中心部から、側面に向かう複数の穴43を有している。また、アンテナ部41は、中心部分に、穴43の各々に対応し、各エリアからの電波を受信できるよう円周上に配置された半波長ダイポールアンテナ44を有している。穴43、半波長ダイポールアンテナ44の数は、エリア数に対応している。
【0054】
すなわち、端末装置からの電波を、エリアに対応して設けられた穴43から取り込み、半波長ダイポールアンテナ44に受信することにより、端末装置のエリアを特定する。
【0055】
接続部42は、内部が空洞となっており、半波長ダイポールアンテナ44の各々と接続されたアンテナ接続ケーブル45が収められている。アンテナ接続ケーブル45は、図3のAMP21a〜21rに接続される。
【0056】
このようなアンテナ40によって、端末装置が存在するエリアを特定することができる。なお、指向性アンテナを回転させることによっても、端末装置が存在するエリアを特定することができる。
【0057】
次に、エリア分割について説明する。
図8は、エリアを説明する図である。図に示すように、無線LAN装置を中心にエリアは分割される。図8においては、エリアは18分割されている。なお、各エリアは、図7で説明した半波長ダイポールアンテナ44各々と対応している。従って、各エリア内に存在する端末装置は、そのエリアに対応した半波長ダイポールアンテナ44と通信する。また、測定モードにおいて、テスタ部20は、電波を受信した半波長ダイポールアンテナ44から、端末装置が存在しているエリアを認識することができる。
【0058】
図9は、エリアの角度について説明する図である。図に示すように基準軸STに対し、番号1のエリアの角度は、360÷18÷2=10より、10度となる。番号n(n:1以上18以下の整数)のエリアの角度θは、10+20×(n−1)=20n−10となる。
【0059】
次に、無線LAN装置の設置方向の認識ついて説明する。無線LAN装置は、端末装置を通信状態のよいエリアへ移動させるための移動方向、移動距離を算出するため、地磁気を取得し、その地磁気に対して自己がどの方向に向いて置かれているかを認識する必要がある。
【0060】
図10は、絶対方位と相対方位の関係を示す図である。絶対方位の基準軸は、地磁気が示すN(北)とする。地磁気は、図3で示した磁気測定部24によって検出、取得される。相対方位の基準軸は、無線LAN装置が持つ基準軸であり、図10においては、番号1のエリア方向を相対方位の基準軸としている。図3に示した電子コンパス部25は、絶対方位の基準軸に対し、自己がどの方向に何度傾いて設置されたかを検出、取得する。図10において、無線LAN装置は、絶対方位の基準軸に対して、角度θδ傾いた方向に設置されている。
【0061】
次に、端末装置を通信状態のよいエリアに移動させるための移動方向、移動距離の算出について説明する。
図11は、移動方向、移動距離の算出について説明する図である。図に示すように、点Aに、無線LAN装置、点Bに、通信状態のよいエリアに移動させようとする端末装置、点Cに、点Bの端末装置に近隣で、通信状態のよい通信を行っている端末装置が存在しているとする。
【0062】
無線LAN装置は、磁気測定部24、電子コンパス部25によって、絶対方位の基準軸(N)に対して設置された角度θδが分かる。
また、図9で説明したように、端末装置が存在するエリアより、点B,Cの相対方位の基準軸からの角度θ1,θ2が分かる。また、後述するが、無線LAN装置から端末装置が存在する点B,Cまでの距離d2,d3が分かる。また、距離d2,d3と、角度θ2から角度θ1を減算した角度とから、点Bと点Cの距離d1が分かる。また、点Bにおける、絶対方位の基準軸に平行な補助線と、点Bと無線LAN装置を結ぶ線とのなす角度θ1−θδが分かる。
【0063】
以上から、点A〜Cを結ぶ三角形において、3辺の長さ(距離d1〜d3)が分かっているので、点Bの内角が算出できる。そして、点Bの内角から角度θ1−θδを減算することによって、点Bに存在する端末装置を移動させるべき、絶対方位の基準軸からの角度θdを算出することができる。
【0064】
ここで、3辺の長さが分かっている三角形の内角を算出する算出式について説明する。図12は、3辺の長さが分かっている三角形を示した図である。図に示すように、三角形の3辺の長さをa,b,c、その各々の辺の対角をA,B,Cとする。余弦定理の式(1)より、式(2),(3)が導かれる。
【0065】
【数1】
Figure 2004364204
【0066】
すなわち、長さb,cの辺のなす内角Aは、式(3)で表される。
ここで、式(3)において、a=d1、b=d2、c=d3を代入し、Aにθd+θ1−θδを代入する。そして、式(3)からθ1−θδを減算することによって、θdが求まる。
【0067】
このように、無線LAN装置は、端末装置を通信状態のよいエリアに移動させるための絶対方位からの角度(移動方向)と、移動距離を求め、端末装置に通知する。
【0068】
次に、端末装置の距離の測定について説明する。図13は、端末装置の距離の測定を説明する図である。図に示すように、テスタ部20は、端末装置70に時間情報が格納されるタイムスタンプパケット60を送信する。タイムスタンプパケット60は、BB部(端末装置70との通信を処理する図3に示すBB部23a〜23rの何れか)によって現在の時刻T1が格納され、RF部を介して端末装置70に送信される。
【0069】
タイムスタンプパケット60は、端末装置70に受信され、無線LAN装置と同様のRF部を介し、BB部にて現在の時刻T2が格納される。タイムスタンプパケット60は、所定の処理時間を経て、再び現在の時刻T3がBB部によって格納され、RF部を介して無線LAN装置に送信される。
【0070】
タイムスタンプパケット60は、無線LAN装置に受信され、RF部(端末装置70との通信を処理する図3に示すRF部22a〜22r何れか)を介し、BB部23a〜23rにて現在の時刻T4が格納される。
【0071】
以上のタイムスタンプパケット60に格納された時刻T1〜T4と、タイムスタンプパケット60が無線LAN装置、端末装置70内のハードウェア(BB部、RF部)を伝達する時間Tasm,Tcrm,Tcsm,Tarmから、電波が往復する時間が求まる。そして、この時間に電波の伝達速度を積算することによって、無線LAN装置と端末装置70の距離が求まる。なお、電波の伝達速度は、3.00×10(m/s)である。よって、タイムスタンプパケット60に格納される時刻T1〜T4は、10−9(s)程度の精度を必要とする。また、図3に示すAMP部21a〜21rを伝播する時間は無視できるので省略している。
【0072】
ここで、端末装置70までの距離dの具体的な算出式を式(4),(5)に示す。
【0073】
【数2】
Figure 2004364204
【0074】
このように、タイムスタンプパケット60を無線LAN装置と端末装置70間で送受信することにより、端末装置70の距離を算出できる。
次に、フローチャートを用いて無線LAN装置の動作について説明する。
【0075】
図14は、無線LAN装置の全体の処理の流れを示したフローチャートである。
[ステップS1]無線LAN装置のテスタ部20は、スタートアップシーケンス処理を行う。
【0076】
[ステップS2]AP部10は、通常モードシーケンス処理(トラフィックの測定)を行う。
[ステップS3]テスタ部20は、測定モードシーケンス処理を行う。
【0077】
[ステップS4]AP部10は、通常モードシーケンス処理(チャネル切替え及び移動距離、移動方向の通知)を行う。
図14のステップS1のスタートアップシーケンス処理について詳細に説明する。図15は、スタートアップシーケンス処理の流れを示したフローチャートである。
【0078】
[ステップS11]無線LAN装置のテスタ部20は、電源オンを受付ける。
[ステップS12]テスタ部20は、電源オンにより起動する。
[ステップS13]テスタ部20の磁気測定部24は、磁気測定を行う。
【0079】
[ステップS14]テスタ部20の電子コンパス部25は、ステップS13によって測定された磁気と、地磁気がほぼ同じであるか否かを判断する。ほぼ同じであれば、ステップS15へ進む。異なっている場合は、ステップS16へ進む。
【0080】
[ステップS15]電子コンパス部25は、地磁気の方向を検出する。
[ステップS16]電子コンパス部25は、手動による地磁気の方向を受け付ける。
【0081】
[ステップS17]電子コンパス部25は、絶対方位(地磁気)の方向に対し、何度傾いて設置されているかの角度θδ(絶対方位−相対方位)を検出する。
[ステップS18]テスタ部20は、AP部10を起動する。
【0082】
[ステップS19]AP部10は、電波を出力し、端末装置と通信を行う。
図14のステップS2の通常モードシーケンス処理について詳細に説明する。図16は、通常モードシーケンス処理の流れを示したフローチャートである。
【0083】
[ステップS21]AP部10は、アクティブ側のハードウェアにて、通信のトラフィックを測定する。
[ステップS22]AP部10は、トラフィックがしきい値未満か否かを判断する。
【0084】
[ステップS23]AP部10は、トラフィックがしきい値未満である場合、MACテーブル31のモードの欄を測定待ちにする。AP部10は、トラフィックがしきい値以上である場合、MACテーブル31のモードの欄を通常にする。
【0085】
[ステップS24]AP部10は、MACテーブル31のデータを最上欄から順に最下欄に向かって、EOTを検出するまでスキャンする。
図14のステップS3の測定モードシーケンス処理について詳細に説明する。図17は、測定モードシーケンス処理の流れを示したフローチャートである。
【0086】
[ステップS31]テスタ部20は、MACテーブル31を参照する。
[ステップS32]テスタ部20は、MACテーブル31のモード欄が測定待ちとなっている端末装置の測定を開始する。テスタ部20は、MACテーブル31のモード欄を測定中にする。
【0087】
[ステップS33]テスタ部20は、端末装置の存在しているエリアを取得する。
[ステップS34]テスタ部20は、端末装置のSNRが最もよいチャネルを取得する。
【0088】
[ステップS35]テスタ部20は、端末装置との距離を測定する。
[ステップS36]テスタ部20は、モードの欄を測定中から測定済みにし、取得した端末装置のエリア、SNRが最もよいチャネル、距離をMACテーブル31に格納する。
【0089】
[ステップS37]テスタ部20は、MACテーブル31から最も数の多いチャネル(最多チャネル)を取得する。テスタ部20は、AP部10のスタンバイ側のハードウェアに、取得した最多チャネルで通信が行えるよう設定をする。
【0090】
[ステップS38]テスタ部20は、MACテーブル31を参照して、最多チャネルと異なるチャネルを最もSNRのよいチャネルとする端末装置を検出する。テスタ部20は、検出した端末装置を、近隣する最多チャネルを有する端末装置のエリアへ移動させるための移動距離、移動方向を算出する。テスタ部20は、算出した移動距離、移動方向をMACテーブル31に格納する。
【0091】
図14のステップS4の通常モードシーケンス処理について詳細に説明する。図18は、通常モードシーケンス処理の流れを示したフローチャートである。
[ステップS41]AP部10は、スタンバイ側のハードウェアをオンし、スタンバイ側のハードウェアによる電波出力をオンにする。
【0092】
[ステップS42]AP部10は、アクティブ側のハードウェアの電波出力をオフし、LAN部のインターフェースをスタンバイ側のBB部へ切替える。
[ステップS43]AP部10は、アクティブ側/スタンバイ側のハードウェアを切替えが完了すると、MACテーブル31を参照して、移動すべき端末装置に、移動方向と移動距離を通知する。
【0093】
このように、最多チャネルと異なるチャネルを持つ通信装置に、最多チャネルで通信している端末装置のエリアへ移動させるための移動距離、移動方向を算出して通知するようにした。最多チャネルと異なるチャネルを持つ端末装置は、通知された移動距離、移動方向に従って移動することにより、安定した通信が可能となる。すなわち、全ての端末装置において、良好な通信を行うことが可能となる。
【0094】
なお、無線LAN装置は、各端末装置との距離を測定するので、移動通知される端末装置と、その移動先エリア内の最も無線LAN装置に近い端末装置との距離を算出し、移動通知される端末装置に通知することも可能である。これによって、最多チャネルと異なるチャネルを持つ通信装置は、より良好な通信が可能となる。
【0095】
(付記1) 複数の端末装置と無線LAN通信を行う無線LAN装置において、
複数の端末装置の各エリアを取得するエリア取得手段と、
前記複数の端末装置の各々において、最も通信状態のよいチャネルを検出するチャネル検出手段と、
前記チャネルの最多チャネルで前記複数の端末装置と通信する通信手段と、
前記最多チャネルと異なる前記チャネルを有する異チャネル端末装置を、近隣の前記最多チャネルを有する最多チャネル端末装置の前記エリアへ移動させるための距離と方向とを算出する移動距離方向算出手段と、
前記距離と前記方向とを前記異チャネル端末装置に通知する移動先通知手段と、
を有することを特徴とする無線LAN装置。
【0096】
(付記2) 前記通信手段は、前記最多チャネルが変わる場合、前記最多チャネルで通信を行うための設定を予めハードウェアに行ってから前記最多チャネルに切替え通信することを特徴とする付記1記載の無線LAN装置。
【0097】
(付記3) 前記移動距離方向算出手段は、前記複数の端末装置の存在する前記エリアの相対方位と前記複数の端末装置までの存在距離とから、絶対方位で示される前記方向と、前記異チャネル端末装置と前記最多チャネル端末装置の間の前記距離とを算出することを特徴とする付記1記載の無線LAN装置。
【0098】
(付記4) 前記移動距離方向算出手段は、時刻が書き込まれるタイムスタンプパケットを前記複数の端末装置に送信して受信し、前記タイムスタンプパケットに書き込まれた時刻から前記存在距離を算出することを特徴とする付記3記載の無線LAN装置。
【0099】
(付記5) 前記エリア取得手段は、前記複数の端末装置から送信される電波の方向によって、前記エリアを取得することを特徴とする付記1記載の無線LAN装置。
【0100】
(付記6) 前記電波の送信方向を特定するための円周上に複数配置されたアンテナを有することを特徴とする付記5記載の無線LAN装置。
(付記7) 前記複数の端末装置は、自らチャネルを走査して前記通信手段が通信する最多チャネルを選定することを特徴とする付記1記載の無線LAN装置。
【0101】
(付記8) トラフィックがしきい値以下又は未満の前記複数の端末装置において、前記エリアを取得し、前記最も通信状態のよいチャネルを検出し、及び前記距離と前記方向を算出することを特徴とする付記1記載の無線LAN装置。
【0102】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、複数の端末装置の各々において、最も通信状態のよいチャネルを検出し、検出したチャネルの最多チャネルで無線LAN通信を行う。そして、最多チャネルと異なる異チャネルを有する異チャネル端末装置に、近隣の最多チャネル端末装置のエリアへ移動させるための移動距離と移動方向とを算出して通知するようにした。これにより、全ての端末装置において、通信状態を良好にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線LAN装置の原理を説明する原理図である。
【図2】無線LAN装置が適用される構成例を示した図である。
【図3】無線LAN装置のハードウェアブロック図である。
【図4】MACテーブルのデータ構成例を示した図である。
【図5】通常モード、測定モードを説明する図である。
【図6】AP部の切替えについて説明する図で、(a)は切替え前のAP部、(b)は切替え後のAP部を示した図である。
【図7】アンテナを示す図で、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は平面図の一部拡大図である。
【図8】エリアを説明する図である。
【図9】エリアの角度について説明する図である。
【図10】絶対方位と相対方位の関係を示す図である。
【図11】移動方向、移動距離の算出について説明する図である。
【図12】3辺の長さが分かっている三角形を示した図である。
【図13】端末装置の距離の測定を説明する図である。
【図14】無線LAN装置の全体の処理の流れを示したフローチャートである。
【図15】スタートアップシーケンス処理の流れを示したフローチャートである。
【図16】通常モードシーケンス処理の流れを示したフローチャートである。
【図17】測定モードシーケンス処理の流れを示したフローチャートである。
【図18】通常モードシーケンス処理の流れを示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 無線LAN装置
1a エリア取得手段
1b チャネル検出手段
1c 通信手段
1d 移動距離方向算出手段
1e 移動先通知手段
2a〜2n,50a〜50n 端末装置
10 AP部
11a,11b,21a〜21r AMP部
12a,12b,22a〜22r RF部
13a,13b,23a〜23r BB部
14 LAN部
15,26 CPU
20 テスタ部
24 磁気測定部
25 電子コンパス部
30 メモリ
31 MACテーブル
40 アンテナ
41 アンテナ部
42 接続部
43 穴
44 半波長ダイポールアンテナ
45 アンテナ接続ケーブル
51 アクティブ
52 スタンバイ
60 タイムスタンプパケット
70 端末装置

Claims (5)

  1. 複数の端末装置と無線LAN通信を行う無線LAN装置において、
    複数の端末装置の各エリアを取得するエリア取得手段と、
    前記複数の端末装置の各々において、最も通信状態のよいチャネルを検出するチャネル検出手段と、
    前記チャネルの最多チャネルで前記複数の端末装置と通信する通信手段と、
    前記最多チャネルと異なる前記チャネルを有する異チャネル端末装置を、近隣の前記最多チャネルを有する最多チャネル端末装置の前記エリアへ移動させるための距離と方向とを算出する移動距離方向算出手段と、
    前記距離と前記方向とを前記異チャネル端末装置に通知する移動先通知手段と、
    を有することを特徴とする無線LAN装置。
  2. 前記通信手段は、前記最多チャネルが変わる場合、前記最多チャネルで通信を行うための設定を予めハードウェアに行ってから前記最多チャネルに切替え通信することを特徴とする請求項1記載の無線LAN装置。
  3. 前記移動距離方向算出手段は、前記複数の端末装置の存在する前記エリアの相対方位と前記複数の端末装置までの存在距離とから、絶対方位で示される前記方向と、前記異チャネル端末装置と前記最多チャネル端末装置の間の前記距離とを算出することを特徴とする請求項1記載の無線LAN装置。
  4. 前記移動距離方向算出手段は、時刻が書き込まれるタイムスタンプパケットを前記複数の端末装置に送信して受信し、前記タイムスタンプパケットに書き込まれた時刻から前記存在距離を算出することを特徴とする請求項3記載の無線LAN装置。
  5. 前記エリア取得手段は、前記複数の端末装置から送信される電波の方向によって、前記エリアを取得することを特徴とする請求項1記載の無線LAN装置。
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