JP2003152290A - プリント配線基板 - Google Patents

プリント配線基板

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JP2003152290A
JP2003152290A JP2001347365A JP2001347365A JP2003152290A JP 2003152290 A JP2003152290 A JP 2003152290A JP 2001347365 A JP2001347365 A JP 2001347365A JP 2001347365 A JP2001347365 A JP 2001347365A JP 2003152290 A JP2003152290 A JP 2003152290A
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JP
Japan
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wiring
length
signal transmission
same
wiring board
Prior art date
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JP2001347365A
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Kiyoshi Sekiguchi
潔 関口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の信号伝送線路の信号遅延時間を配線の
長さに換算しほぼ同じにする等長配線方法を用いたプリ
ント配線基板において、物理長且つ電気長を同じにする
ことで、信号遅延時間及び信号伝送波形をほぼ同じにす
ることが出来るプリント配線基板を提供すること。 【構成】 複数の信号伝送線路の信号遅延時間を配線の
長さに換算しほぼ同じにする等長配線方法を用いたプリ
ント配線基板において、信号伝送線路の長さ調整のため
の迂回延長配線部分において、迂回延長配線部分の全体
又は一部の信号伝送線路の線幅又は線厚を変化させてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の信号伝送線
路の信号遅延時間を配線の長さに換算しほぼ同じにする
等長配線方法を用いたプリント配線基板に関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a)、(b)、(c)は従来の技
術の等長配線方法を用いたプリント配線基板を説明する
ための図である。
【0003】図3(a)は等長指定ネットを示し、既設
計配線の等長系列A、Bは、それぞれ始点A1から終点
A2までと、始点B1から終点B2までの配線a、bを
示している。多層プリント基板は各配線層を互いに直交
するX方向層、Y方向層に分けて積層され配線されてい
る。等長系列A、Bの始点、終点は部品端子やビアであ
る。
【0004】図3はX方向層の配線を示している。図示
するように、系列Aは系列Bより配線長が長くなってい
る。この場合、配線長を同じにするのに系列Aの配線長
を基準に系列Bの配線長を修正している。
【0005】図3(b)の修正後の配線図に示すよう
に、配線経路を始点B1と終点B2とを結ぶ線を中心に
その線方向にジグザグに迂回延長するか、図3(c)の
修正後の配線図に示すようにその線方向に対し直角方向
にジグザグに迂回延長して、配線長を系列Aとほぼ同じ
にしている。上記X方向層の他、Y方向層も同じように
して配線長を修正している。なお、他のY方向層に接続
する場合は、格子線の交点上に設けたビアで中継接続し
ている。
【0006】また、図4は従来技術による迂回延長配線
部分を示す配線構造図である。
【0007】Wは配線幅、dは配線間のクリアラン
ス、Wは迂回延長配線部分のトータル幅であり、従来
の迂回延長配線部分は、図示するような構造となってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、複数の信号伝送線路の信号遅延時間
を配線の長さに換算しほぼ同じにする等長配線方法を用
いたプリント配線基板においては、物理長すなわち配線
長を調整することで、信号遅延時間をほぼ同じにする方
法であったが、電気長すなわち信号伝送線路のインピー
ダンスを調整することはしていなかった。それは、近年
の電子機器の高機能化に伴い、電子機器内の信号伝送線
路の高周波数化が進行してきているため、高周波数ほ
ど、配線長を調整するために迂回延長させた部分におい
て、信号伝送線路間の容量性と誘導性の結合が無視でき
なくなり、そのため信号伝送線路のインピーダンスが低
下する事態が発生してくる。その結果、信号伝送線路の
信号遅延時間をほぼ同じにすることは出来ていたが、イ
ンピーダンスの不整合が生じるため、反射により信号の
乱れが生じ、信号波形としては同じ信号伝送を行えない
といった問題点がある。
【0009】本発明は、従来技術の有するこのような問
題点に留意してなされたものであり、その目的とすると
ころは、複数の信号伝送線路の信号遅延時間を配線の長
さに換算しほぼ同じにする等長配線方法を用いたプリン
ト配線基板において、物理長且つ電気長を同じにするこ
とで、信号遅延時間及び信号伝送波形をほぼ同じにする
ことが出来るプリント配線基板を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、複数の信号伝送線路の信号遅延
時間を配線の長さに換算しほぼ同じにする等長配線方法
を用いたプリント配線基板において、該信号伝送線路の
インピーダンスを変化させる手段を有することを特徴と
する。
【0011】また、前記インピーダンスを変化させる手
段は、前記信号伝送線路の長さ調整のための迂回延長配
線部分において、該迂回延長配線部分の全体又は一部の
前記信号伝送線路の線幅を変化させていることを特徴と
する。
【0012】また、前記インピーダンスを変化させる手
段は、前記信号伝送線路の長さ調整のための迂回延長配
線部分において、該迂回延長配線部分の全体又は一部の
前記信号伝送線路の線厚を変化させていることを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1実施形態)図1は、本発明にかかるプリント配線
基板の実施の第一形態を示す配線構造図である。
【0014】なお、図3、4の従来技術と同一または相
当する部分には同一符号を付し、以下においては前記従
来技術との相違点を主に説明する。
【0015】図中、Wは迂回延長配線部分において配
線幅を変化させた時の配線幅、Wは通常の配線幅と迂
回延長配線部分において配線幅を変化させた時の配線幅
との差、Wは本発明を実施した時の迂回延長配線
部分のトータル幅である。
【0016】従来技術では、図3(a)の系列Aと、配
線長を系列Aと同じにした同図(b)の系列Bを比較し
た場合、配線長は同じであるが、図4で示した破線間で
示される迂回延長配線部分において、信号伝送線路完の
容量性と誘導性の結合が生じるため系列Bのインピーダ
ンスは低くなる。そのため、インピーダンスの不整合が
生じるため反射により信号の乱れが生じ、信号波形とし
ては同じ信号伝送を行えないといった問題点があった。
【0017】第1実施形態では、破線間で示される迂回
延長配線部分の全体において、配線幅を変化させた例
で、配線間のクリアランスdが従来技術と同様であるこ
とから信号伝送線路間の容量性の結合は同様である。し
かし、破線間で示される迂回延長配線部分の全体におい
て、信号伝送線路の配線幅をWとすることで、信号伝
送線路のインピーダンスを高くし、系列Bの信号伝送線
路全体として系列Aと同等の信号伝送線路のインピーダ
ンスを得ることが出来る。この検証には、市販されてい
る伝送シミュレータ等を用いることが出来る。
【0018】また、トータル幅Wは、従来技術のトー
タル幅Wと比較し、 3×W だけトータル幅を減少することが出来るため、迂回延長
配線部分において、配線領域を減らすことが出来、プリ
ント配線基板の高密度化にも効果がある。
【0019】この様に、本発明によれば、複数の信号伝
送線路の信号遅延時間を配線の長さに換算しほぼ同じに
する等長配線方法を用いたプリント配線基板において、
物理長且つ電気長を同じにすることが出来、信号遅延時
間及び信号伝送波形をほぼ同じにすることが出来るプリ
ント配線基板を提供することが出来るといった効果があ
る。
【0020】なお、本第1実施形態では、破線間で示さ
れる迂回延長配線部分の全体において、配線幅を変化さ
せた例であるが、迂回延長配線部分の一部分において、
配線幅を変化させることでも同様の効果を得ることが出
来る。 (第2実施形態)図2は、本発明にかかるプリント配線
基板の実施の第二形態を示す配線構造図である。
【0021】図中、Sは通常の配線厚、Sは迂回延
長配線部分において配線厚を変化させた時の配線厚であ
る。
【0022】第2実施形態では、破線間で示される迂回
延長配線部分の全体において、配線厚を変化させた例
で、配線間のクリアランスdが従来技術と同様であるこ
とから信号伝送線路間の容量結合は同様である。しか
し、破線間で示される迂回延長配線部分の全体におい
て、信号伝送線路の配線厚をSとすることで、信号伝
送線路のインピーダンスを高くし、系列Bの信号伝送線
路全体として系列Aと同等の信号伝送線路のインピーダ
ンスを得ることが出来る。この検証には、市販されてい
る伝送シミュレータ等を用いることが出来る。
【0023】この様に、本発明によれば、複数の信号伝
送線路の信号遅延時間を配線の長さに換算しほぼ同じに
する等長配線方法を用いたプリント配線基板において、
物理長且つ電気長を同じにすることが出来、信号遅延時
間及び信号伝送波形をほぼ同じにすることが出来るプリ
ント配線基板を提供することが出来るといった効果があ
る。更には、配線厚は、[μm]オーダーでの変更が可
能であり、より厳密にインピーダンスを変化させること
が出来るといった効果がある。
【0024】なお、本第2実施形態では、破線間で示さ
れる迂回延長配線部分の全体において、配線厚を変化さ
せた例であるが、迂回延長配線部分の一部分において、
配線厚を変化させることでも同様の効果を得ることが出
来る。
【0025】また、第1実施形態と第2実施形態を組み
合わせることによっても同様の効果が得られ、配線間の
クリアランスdを変化させることでも同様の効果を得る
ことが出来る。
【0026】この様に、種々の実施の形態を持てる本発
明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で変更することが出来ること
は明らかである。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、次に記載する効果がある。
【0028】複数の信号伝送線路の信号遅延時間を配線
の長さなどに換算しほぼ同じにする等長配線方法を用い
たプリント配線基板において、物理長且つ電気長を同じ
にすることが出来、信号遅延時間及び信号伝送波形をほ
ぼ同じにすることが出来るプリント配線基板を提供する
ことが出来るといった効果がある。
【0029】更に、請求項2に記載のプリント配線基板
においては、迂回延長配線部分において、配線領域を減
らすことが出来、プリント配線基板の高密度化にも効果
がある。
【0030】更に、請求項3に記載のプリント配線基板
においては、迂回延長配線部分において、インピーダン
スをより厳密に変更することが出来るといった効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリント配線基板の実施の第一形態を
示す配線構造図である。
【図2】本発明のプリント配線基板の実施の第二形態を
示す配線構造図である。
【図3】従来の技術の等長配線方法を用いたプリント配
線基板を説明するための図である。
【図4】従来技術による迂回延長配線部分を示す配線構
造図である。
【符号の説明】 a,b 配線 W,W 配線幅 W,W 迂回延長配線部分のトータル幅 W 配線幅を変化させた時の変化幅 d 配線間のクリアランス S,S 配線厚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号伝送線路の信号遅延時間を配
    線の長さに換算しほぼ同じにする等長配線方法を用いた
    プリント配線基板において、該信号伝送線路のインピー
    ダンスを変化させる手段を有することを特徴とするプリ
    ント配線基板。
  2. 【請求項2】 前記インピーダンスを変化させる手段
    は、前記信号伝送線路の長さ調整のための迂回延長配線
    部分において、該迂回延長配線部分の全体又は一部の前
    記信号伝送線路の線幅を変化させていることを特徴とす
    る請求項1記載のプリント配線基板。
  3. 【請求項3】 前記インピーダンスを変化させる手段
    は、前記信号伝送線路の長さ調整のための迂回延長配線
    部分において、該迂回延長配線部分の全体又は一部の前
    記信号伝送線路の線厚を変化させていることを特徴とす
    る請求項1記載のプリント配線基板。
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Effective date: 20050201