JP2003152213A - 発電装置および太陽電池の配列方法 - Google Patents

発電装置および太陽電池の配列方法

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JP2003152213A
JP2003152213A JP2001351024A JP2001351024A JP2003152213A JP 2003152213 A JP2003152213 A JP 2003152213A JP 2001351024 A JP2001351024 A JP 2001351024A JP 2001351024 A JP2001351024 A JP 2001351024A JP 2003152213 A JP2003152213 A JP 2003152213A
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modules
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power generation
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Makoto Yotsuya
誠 四ッ谷
Masaaki Fukihara
正晃 吹原
Hirofumi Matsui
宏文 松井
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • F24S25/10Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules extending in directions away from a supporting surface
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S25/00Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules
    • F24S25/50Arrangement of stationary mountings or supports for solar heat collector modules comprising elongate non-rigid elements, e.g. straps, wires or ropes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置の自由度が高く、また、太陽電池の配列
によるデザインの自由度も高い発電装置および太陽電池
の配列方法を提供すること。 【解決手段】 この発電装置1は、一定間隔を隔てて複
数設置した架台10に、ワイヤー31、32を格子状に
架け渡して複数の区画空間16に分割された配列面15
を形成する。そして、区画空間16に太陽電池25を組
み込んだモジュール20を係留して配列し、モジュール
20をドットとして文字や図形等のデザインを配列面1
5に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発電装置および
太陽電池モジュールの配列方法に関し、さらに詳しく
は、設置の自由度が高く、また、太陽電池の配列による
デザインの自由度も高い発電装置および太陽電池の配列
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】太陽エネルギーを利用する発電装置にお
いて、太陽電池を組み込んだモジュールによりドットを
構成し、これらを配列して文字や図形等を表示する手法
は、今日広く利用されている。これにより、本来無機的
な構造物となりがちな発電装置を、デザイン性を有する
標識やオブジェとして市街地や路傍に設置できる。かか
るモジュールの配列方法としては、特許公開公報第20
00−208805号に開示される技術が知られてい
る。この従来技術では、太陽電池をケースに組み込んで
ドットとなるモジュールを構成し、このモジュールを枠
状のジョイントで複数結合して横長のユニットを構成す
る。そして、このユニットを傾斜させて断面三角形状の
フレームに固定し、このフレームを地面や建築物の屋根
に敷設したレール上に、文字や図形等を表示するように
複数配列する。これにより、地面等に平面的にドットを
配列してデザインを形成し、発電装置の美観を高めてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のモジュールの配列方法では、多数のモジュールを枠
状のジョイントで連結し、さらにフレームに固定してレ
ール上に配列していたので、発電装置の据え付け作業に
手間が掛かるという問題があった。また、かかる配列方
式では空間的な配列が困難であるため、設置場所が地面
や家屋の屋根など平面的な場所に制限されるという問題
があった。また、ユニットは敷設したレール上に配列さ
れるで、敷設地点が平地であるときには、より高い場所
から見なければ文字や図形等のデザインを認識できない
という問題があった。また、フレームの傾斜方向に対し
てほぼ正面から見なければ意図した文字や図形等を認識
できず、見る方向が限定される問題があった。
【0004】そこで、この発明は上記に鑑みてなされた
ものであって、設置の自由度が高く、また、太陽電池の
配列によるデザインの自由度も高い発電装置および太陽
電池の配列方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明である発電装置は、太陽電池を組み込ん
だモジュールと、ワイヤー、ロープその他の線状部材を
架け渡して形成されると共に、前記モジュールをほぼ太
陽光線が照射する方向に向けて係留して配列し、文字、
図形その他のデザインを表示する配列面とを含む。
【0006】この発明では、モジュールを線状部材で係
留して配列したので、従来の枠状のジョイントで連結す
る場合と比較して、モジュールの配列面の傾斜角度や設
置位置を幅広く選択できる。これにより、発電装置の設
置態様の自由度が広がると共に、その設置も簡易にでき
る。なお、モジュールは、係留により線状部材に固定さ
れる必要はなく、モジュールを任意のデザインに配列で
きる限り、移動可能であってもよい。
【0007】また、この発明である発電装置は、上記発
電装置において、前記配列面は、前記線状部材を網目状
に架け渡して複数の区画空間に分割されると共に、前記
モジュールをドットとして当該区画空間内に嵌め込み、
当該ドットの配列により前記デザインを表示する。
【0008】この発明では、線状部材により形成した区
画空間にモジュールを嵌め込み、これをドットとして文
字や図形等のデザインを表示するので、多様なデザイン
を表示できる利点がある。なお、網目の形状には、格子
状の他、菱形、三角形等の任意の形状が含まれる。
【0009】また、この発明である発電装置は、上記発
電装置において、さらに、前記モジュールは、前記配列
面に着脱可能に係留される。
【0010】この発明では、モジュールを配列面に着脱
可能に係留したので、配列を組み替えことにより事後的
に配列面のデザインを変更できる。
【0011】また、この発明である発電装置は、上記発
電装置において、さらに、前記配列面がほぼ太陽光線の
照射方向に向くように、前記線状部材を架け渡す架渡手
段を含む。
【0012】この発明では、架渡手段により、配列面を
ほぼ太陽の照射方向に向けて形成したので、モジュール
を配列面に設置するときに、太陽電池を容易に太陽の照
射方向に向けて設置できる。これにより、容易に発電効
率を高められる。
【0013】また、この発明である発電装置は、上記発
電装置において、前記架渡手段は、間隔を隔てて複数設
置されると共に、ほぼ太陽光線の照射角度に傾斜して前
記線状部材を架け渡す傾斜部を有する。
【0014】この発明では、間隔を隔てて複数設置した
架渡手段に、ほぼ太陽光線の照射角度に傾斜した傾斜部
を設け、この傾斜部に線状部材を架け渡してモジュール
の配列面を形成するので、太陽光線の照射方向に向板配
列面を容易に形成できる。これにより、容易に発電効率
を高められる。
【0015】また、この発明である発電装置は、上記発
電装置において、前記モジュールは、地面から離隔して
空間的に配列される。
【0016】この発明では、モジュールを空間的に配列
したので、地面に平面的に配列する場合と比較して、低
い位置からも表示が見易い。なお、「空間的に配列」と
は、モジュールを地面に平面的に配列する場合と区別す
る趣旨であり、例えば、地面を基準として高さ方向にモ
ジュールを配列する場合や、さらに奥行きを持たせて配
列する場合が該当する。
【0017】また、この発明である発電装置は、上記発
電装置において、さらに、前記モジュールは、底部に雨
水を排出する排出口を有する。この発明では、モジュー
ルの底部に、雨水を排出する排出口を設けたので、屋外
での設置が通常である太陽電池の浸水を抑止できる。
【0018】また、この発明である太陽電池の配列方法
は、ワイヤー、ロープその他の線状部材を網目状に架け
渡して複数の区画空間に分割された配列面を形成するス
テップと、前記区画空間に太陽電池を組み込んだモジュ
ールを係留して配列し、当該モジュールをドットとして
文字、図形その他のデザインを前記配列面に表示するス
テップとを含む。
【0019】この発明では、線状部材を架け渡して配列
面上に区画空間を形成し、この区画空間に太陽電池を組
み込んだモジュールをドットとして配列してデザインを
表示するので、多様なデザインを容易に形成できる利点
がある。
【0020】また、この発明である太陽電池の配列方法
は、上記太陽電池の配列方法において、さらに、係留し
た前記モジュールの配列を組み替えるステップを含む。
これにより、配列したモジュールを組み替えられるの
で、事後的に配列面のデザインを変更できる利点があ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明につき図面を参照
しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこ
の発明が限定されるものではない。また、以下に示す実
施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易な
もの、或いは実質的同一のものが含まれる。
【0022】図1は、この発明の実施の形態にかかる発
電装置を示す斜視図である。また、図2は、図1に記載
した発電装置の部分を示す拡大斜視図であり、図3は、
図1に記載した発電装置を構成するモジュールの取り付
け構造を示す拡大斜視図である。この発電装置1は、全
体としては横長形状を有し、観光地入口の道路沿いであ
って太陽光線があたる場所に、前面を上向きに傾斜させ
て設置される。発電装置1は、架台10と、モジュール
20と、ワイヤー31、32とを含み構成される。架台
10は、略直角三角形状を有し、面を地面に垂直に立て
つつ、所定の間隔を隔てて複数一列に設置される。架台
10は、底辺13に複数の固定用孔13Aを有し(図2
参照)、この固定用孔13Aにて地面に埋設した基礎部
(図示省略)に固定設置される。また、架台10は、斜
辺14に横ワイヤー31を案内する複数の固縛部14A
を有する。
【0023】横ワイヤー31は、テンションをかけた状
態で架台10の固縛部14Aに支持され、両端を地面に
打ったアンカー(図示省略)に固定される(図2参
照)。縦ワイヤー32は、両端に取付金具(図示省略)
を有し、この取付金具により隣接する縦ワイヤー32と
一定間隔を隔てつつ最上段および最下段の横ワイヤー3
1に固定される。また、横ワイヤー31と縦ワイヤー3
2との交差部は針金で固縛される。これにより、横ワイ
ヤー31および縦ワイヤー32は、複数縦横に架け渡さ
れてモジュール20を配列する配列面15を形成し、こ
の配列面15を格子状に分割して多数の区画空間16を
形成する。
【0024】モジュール20は、ケース21と太陽電池
25とを含み構成される。ケース21は、ダイカスト製
の箱型形状を有し、底部に雨水を抜く排出口21Aを有
する。また、ケース21は、周囲壁にクリップ22を備
え、辺縁部に太陽電池25を押さえる押さえ金具23を
備える。太陽電池25は、矩形状を有する支持体のガラ
ス基板上に複数の太陽電池セルを並設して透明な充填材
を封入し、コート材で被って構成される。これにより、
太陽電池25は、ケース21内に収まりの良い平板状の
直方体形状を有する。モジュール20は、ケース21内
に太陽電池25を収容し、ワイヤー31、32の区画空
間16内に嵌め込まれてケース21のクリップ22によ
り係留される。隣接するモジュール20、20同士は、
ケース21に設けたコネクター部21Cにより電気的に
接続し、また、離れたモジュール20、20同士は、ワ
イヤー31、32に適宜結束されたコンジット(図示省
略)により電気的に接続する。
【0025】この実施の形態において、モジュール20
は、配列面15に配列されて、例えば、「ようこそHI
DAKAへ○」等の歓迎メッセージを表示する。また、
一部の区画空間16内には、太陽電池セルを組み込んで
いない疑似モジュール29が取り付けられる。疑似モジ
ュール29は、平面視で湾曲辺を有し、モジュール20
が表示する文字等の凹凸を埋めて滑らかにし、より見映
えのよいデザインを形成する(図1参照)。また、発電
装置1は、太陽電池25にて発電した電力を、密閉して
地中に埋設したバッテリー(図示省略)に蓄電する。な
お、蓄えた電力は、夜間の電光表示や照明等に使用され
る。
【0026】この実施の形態によれば、モジュール20
をワイヤー31、32で係留して配列したので、上記従
来の枠状ジョイントで連結する場合と比較して、配列面
15の傾斜角度や設置位置を幅広く選択できる。例え
ば、急斜面などフレームや架台10を設置し難い場所に
も、上方からワイヤー31、32を垂らし、配列面15
を吊して配置することにより、発電装置1を設置でき
る。また、ワイヤー31、32を湾曲して変形させ、任
意の幾何学形状、曲面形状を有する配列面を形成するこ
ともできる。このように、この実施の形態によれば、発
電装置1の設置態様や表示デザインの自由度を大きく広
げられる利点がある。
【0027】また、この実施の形態によれば、ワイヤー
31、32により形成した区画空間16にモジュール2
0を嵌め込み、これをドットとして文字や図形等のデザ
インを表示するので、多様なデザインを表示できる利点
がある。また、従来の発電装置のようにデザインの基礎
部となるレールを採用しないので、デザイン変更が容易
であると共に、その変更作業も簡易にできる利点があ
る。
【0028】また、この実施の形態によれば、架台10
を略直角三角形状にし、その斜辺にワイヤー31、32
を架け渡して配列面15を形成したので、配列面15が
太陽の照射方向に向くように傾斜状態で設置できる。こ
れにより、発電効率を高められる利点がある。また、配
列面15を傾斜させて設置すれば、発電装置1の設置高
さと同一高さの路面上からも、良好な視認性を確保でき
る利点がある。また、この実施の形態によれば、ケース
21の底部に雨水を排出する排出口21Aを設けたの
で、屋外での設置が通常である太陽電池の浸水を抑止で
きる。
【0029】なお、この実施の形態では、横ワイヤー3
1を、地面に埋設した基礎部に固定したが、これに限ら
ず、架台10の固縛部14Aに固定してもよい。いずれ
の方法により横ワイヤー31を固定しても、横ワイヤー
31の振れを抑制できて、横ワイヤー31を架台10と
共に安定化できる。
【0030】また、この実施の形態では、ワイヤー3
1、32を縦横に架け渡して配列面15を分割し、格子
状の区画空間16を形成したが、これは通常矩形状に形
成される既存の太陽電池25をそのまま適用できる点で
好ましい。しかし、これに限らず、ワイヤー31、32
を斜め等に架け渡すことにより、三角形や菱形、その他
の形状の区画空間を形成してもよい(図示省略)。この
ように、配列面の分割方法および区画空間16の形状
は、当業者自明の範囲で任意に変更できる。
【0031】また、この実施の形態では、ケース21を
ダイカスト製としたが、これは軽量かつ安価なケース2
1を大量生産できると共に、高い寸法精度を確保できる
ので太陽電池25の収まりも良いという利点がある。し
かし、これに限らず、他の部材、工法によりケース21
を形成してもよい。
【0032】また、この実施の形態では、ケース21に
雨抜き用の排出口21Aを設けたが、これに限らず、ケ
ース21をシール部材(図示省略)により封止する構成
としてもよい。これにより、ケース21を密封して太陽
電池25の浸水を抑止できる。
【0033】また、この実施の形態では、ケース21を
クリップ22によりワイヤー31、32に取り付けた
が、これは、確実かつ手早く取り付けできると共に、着
脱自在なので配列面のデザインを容易に変更できる点で
好ましい。しかし、これに限らず、他の取付部材により
取り付けてもよいし、着脱可能とせずに溶接等により固
着してもよい。
【0034】また、この実施の形態では、太陽電池25
をケース21の辺縁部に設けた押さえ金具23により固
定したが、これは押さえ金具23の着脱により太陽電池
25を交換できる点で好ましい。しかし、これに限ら
ず、他の取付部材により取り付けてもよいし、着脱可能
とせずに溶接等により固着してもよい。
【0035】また、この実施の形態では、太陽電池25
の種類を特に限定しないが、例えば、当業者公知の単結
晶シリコン、多結晶シリコン、アルモファスシリコンそ
の他の太陽電池を適宜選択して採用してよい。なお、太
陽電池25にアルモファスシリコンを採用すれば、その
製造方法から任意の形状を有する基板上に形成でき、ま
た、丸型にもできる利点がある。したがって、例えば、
疑似モジュール29をアルモファスシリコンにより形成
すれば、発電にかかる有効部分を増やせるという利点が
ある。
【0036】また、この実施の形態では、太陽電池25
の色を特に限定しないが、通常は、濃紺系や濃茶色系に
着色する。また、充填材やコート材を着色することで、
他の色に着色調整してもよい。
【0037】(変形例1)なお、この実施の形態では、
発電装置1を平地である道路沿いに設置したが(図1参
照)、これに限らず、建築物の屋根や側壁等に設置して
もよく、また、山腹や崖等の斜面に設置してもよい。図
4は、この実施の形態にかかる発電装置1の変形例1を
示す斜視図である。同図において、上記実施の形態の発
電装置1と同一の構成要素には同一の符号を付し、その
説明を省略する。この発電装置2は、縦横に結合したワ
イヤー31、32の上端を建築物40の屋上に固定し、
モジュール20を配列する配列面15を建築物40の壁
面に垂らして設置される。なお、ワイヤー31、32の
下端は、テンションをかけて地面に埋設したアンカー
(図示省略)に係止されて風による配列面15の揺れを
防止している。配列面15は、ワイヤー31、32によ
り格子状の区画空間16に分割され、この区画空間16
にモジュール20を着脱可能に嵌め込み配列して、任意
の文字を形成する。
【0038】この変形例1によれば、発電装置2により
建築物40の外観を装飾できると共に、太陽電池25に
て発電した電力を建築物40の照明等に使用できる。ま
た、発電装置2は、ワイヤー31、32により配列面1
5を構成するので、壁面に吊して設置してもよいし、そ
の他、太陽光線が得られる場所であれば、当業者自明の
手法により幅広い設置方法が可能である。また、モジュ
ール20を着脱可能に嵌め込み配列したので、事後的に
配列を変更して異なるデザインを表示できる。
【0039】なお、この変形例1では、ワイヤー31、
32の下端を、テンションをかけてアンカーに固定した
が、これに限らず、例えば、風で踊らない程度に拘束
し、緩く弛ませた状態で吊設してもよい。したがって、
ワイヤー31、32の架け渡し態様には、張架のみなら
ず緩架も含まれる。
【0040】(変形例2)また、この実施の形態では、
架台10を略直角三角形状としたが、これは底辺13に
て地面に固定し易く、また、斜辺14にて太陽の照射方
向に向けた配列面15をその傾斜角の変更により容易に
形成できる点で好ましい。しかし、これに限らず、架台
10を四角形状、円弧状その他の枠型形状としても、上
記のような利点を確保しうる(図示省略)。また、架台
10を枠型形状とせずに、例えば、箱型形状やプレート
状としてもよく(図示省略)、柱状としてもよい。
【0041】図5は、この実施の形態にかかる発電装置
1の変形例2を示す正面図(a)および側面図(b)で
ある。同図において、上記実施の形態の発電装置1と同
一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略す
る。この発電装置3は、上記実施の形態と比較して、ワ
イヤー31、32を柱材11で支持する点で相違する。
柱材11は、地面に起立して一列に複数本設置され、上
方を後方に屈折して斜めに傾け、太陽の照射角度に対し
てほぼ垂直になるように形成される。ワイヤー31、3
2は、隣接する柱材11、11にて縦横に架け渡され、
格子状の区画空間16に分割された配列面15を形成す
る。区画空間16には、太陽電池25を組み込んだモジ
ュール20が係留され配列されて、任意のデザインが表
示される。
【0042】この変形例2によれば、配列面15を柱材
11の上方に形成してモジュール20を空間的に配列し
たので、地面に平面的に配列する場合と比較して、低い
位置からも表示が見易い。また、一定の高さを持たせて
モジュール20を配列したので、他の物の陰になり難
く、発電効率も高い。また、これにより、地面の浸水か
ら太陽電池25を保護できるので、例えば、河川の土手
等に設置することもできる。
【0043】なお、この変形例2では、柱材11を地面
に起立させて一列に複数本設置したが、これは太陽光線
を確保すると共に、正面方向からの表示デザインの視認
性を高める点で好ましい。しかし、これに限らず、柱材
11を交互にジグザグに配置し、若しくは、複数段設置
することにより、表示デザインに奥行きを持たせる構成
としてもよい(図示省略)。これにより、空間なデザイ
ンが可能となり審美性を高められると共に、より多様な
デザイン形成が可能となる。
【0044】また、この変形例2では、柱材11を上方
にて屈折させたが、屈折させずに地面から斜めに傾けて
設置してもよい(図示省略)。また、さらに柱材11の
倒壊を防止する支持部材を付加してもよい(図示省
略)。
【0045】(変形例3)また、この実施の形態では、
架台10を複数設置してワイヤー31、32を架け渡し
たが、これは横長の発電装置1を安定的に設置できる点
で好ましい。しかし、これに限らず、ワイヤー31、3
2を架け渡す架渡部材は、1つでもよい。図6は、この
実施の形態にかかる発電装置1の変形例3を示す正面図
(a)および側面図(b)である。同図において、上記
実施の形態の発電装置1と同一の構成要素には同一の符
号を付し、その説明を省略する。この発電装置4は、1
本の柱材12を地面に起立させて設置し、この柱材12
の頂部を起点として縦ワイヤー32を扇形状に末広がり
に張り渡し、縦ワイヤー32の先端を地面に埋設したア
ンカー(図示省略)に係止する。そして、横ワイヤー3
2を縦ワイヤー32上に張り込み、格子状に複数分割し
て区画空間16を有する配列面15を形成する。太陽電
池25を組み込んだモジュール20は、この区画空間1
6に着脱可能に係留され、配列面15に文字や図形等の
デザインを表示する。
【0046】この変形例3によれば、1本の柱材12に
よりワイヤー31、32を張り渡して扇形状の配列面1
5を形成するので、例えば、円錐形状を有する家屋の屋
根部のような複数の架台10を設置し難い場所や、山岳
地帯のような特異な地形を有する場所にも設置できる。
また、扇形状の配列面を形成できるので、表示デザイン
の幅を拡大できる利点もある。
【0047】なお、この変形例3では、配列面15を扇
形状としたが、これは太陽光線のあたる面のみに効率的
に配列面を形成できる点で好ましい。しかし、これに限
らず、ワイヤー31、32を柱材12の全周に張り渡し
て円錐形状を有する配列面を形成してもよい。これによ
り、発電装置3の表示デザインの幅を拡大できると共
に、例えば、赤道直下のような全周から太陽光線を得ら
れる地方にて効果的な発電が可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
発電装置によれば、モジュールを線状部材で係留して配
列したので、従来の枠状のジョイントで連結する場合と
比較して、モジュールの配列面の傾斜角度や設置位置を
幅広く選択できる。これにより、発電装置の設置態様の
自由度が広がると共に、その設置も簡易にできる。
【0049】また、この発明にかかる発電装置によれ
ば、線状部材により形成した区画空間にモジュールを嵌
め込み、これをドットとして文字や図形等のデザインを
表示するので、多様なデザインを表示できる利点があ
る。
【0050】また、この発明にかかる発電装置によれ
ば、モジュールを配列面に着脱可能に係留したので、配
列を組み替えことにより事後的に配列面のデザインを変
更できる。
【0051】また、この発明にかかる発電装置によれ
ば、架渡手段により、配列面をほぼ太陽の照射方向に向
けて形成したので、モジュールを配列面に設置するとき
に、太陽電池を容易に太陽の照射方向に向けて設置でき
る。これにより、容易に発電効率を高められる。
【0052】また、この発明にかかる発電装置によれ
ば、間隔を隔てて複数設置した架渡手段に、ほぼ太陽光
線の照射角度に傾斜した傾斜部を設け、この傾斜部に線
状部材を架け渡してモジュールの配列面を形成するの
で、太陽光線の照射方向に向板配列面を容易に形成でき
る。これにより、容易に発電効率を高められる。
【0053】また、この発明にかかる発電装置によれ
ば、モジュールを空間的に配列したので、地面に平面的
に配列する場合と比較して、低い位置からも表示が見易
い。
【0054】また、この発明にかかる発電装置によれ
ば、モジュールの底部に雨水を排出する排出口を設けた
ので、屋外での設置が通常である太陽電池の浸水を抑止
できる。
【0055】また、この発明にかかる太陽電池の配列方
法によれば、線状部材を架け渡して配列面上に区画空間
を形成し、この区画空間に太陽電池を組み込んだモジュ
ールをドットとして配列してデザインを表示するので、
多様なデザインを容易に形成できる利点がある。
【0056】また、この発明にかかる太陽電池の配列方
法によれば、配列したモジュールを組み替えられるの
で、事後的に配列面のデザインを変更できる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる発電装置を示す
斜視図である。
【図2】図1に記載した発電装置の部分を示す拡大斜視
図である。
【図3】図1に記載した発電装置を構成するモジュール
の取り付け構造を示す拡大斜視図である。
【図4】この実施の形態にかかる発電装置の変形例1を
示す斜視図である。
【図5】この実施の形態にかかる発電装置の変形例2を
示す正面図(a)および側面図(b)である。
【図6】この実施の形態にかかる発電装置の変形例3を
示す正面図(a)および側面図(b)である。
【符号の説明】
1 発電装置 2 発電装置 3 発電装置 4 発電装置 10 架台 11 柱材 12 柱材 13 底辺 13A固定用孔 14 斜辺 14A固縛部 15 配列面 16 区画空間 20 モジュール 21 ケース 21A排出口 22 クリップ 23 押さえ金具 25 太陽電池 29 疑似モジュール 31 横ワイヤー 32 縦ワイヤー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 宏文 神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1号 三 菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 5F051 AA05 BA11 JA04 JA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池を組み込んだモジュールと、 ワイヤー、ロープその他の線状部材を架け渡して形成さ
    れると共に、前記モジュールをほぼ太陽光線が照射する
    方向に向けて係留して配列し、文字、図形その他のデザ
    インを表示する配列面と、を含む発電装置。
  2. 【請求項2】 前記配列面は、前記線状部材を網目状に
    架け渡して複数の区画空間に分割されると共に、前記モ
    ジュールをドットとして当該区画空間内に嵌め込み、当
    該ドットの配列により前記デザインを表示する請求項1
    に記載の発電装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記モジュールは、前記配列面
    に着脱可能に係留される請求項1または2に記載の発電
    装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記配列面がほぼ太陽光線の照
    射方向に向くように、前記線状部材を架け渡す架渡手段
    を含む請求項1〜3のいずれか1つに記載の発電装置。
  5. 【請求項5】 前記架渡手段は、間隔を隔てて複数設置
    されると共に、ほぼ太陽光線の照射角度に傾斜して前記
    線状部材を架け渡す傾斜部を有する請求項1〜4のいず
    れか1つに記載の発電装置。
  6. 【請求項6】 前記モジュールは、地面から離隔して空
    間的に配列される請求項1〜5のいずれか1つに記載の
    発電装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記モジュールは、底部に雨水
    を排出する排出口を有する請求項1〜6に記載の発電装
    置。
  8. 【請求項8】 ワイヤー、ロープその他の線状部材を網
    目状に架け渡して複数の区画空間に分割された配列面を
    形成するステップと、 前記区画空間に太陽電池を組み込んだモジュールを係留
    して配列し、当該モジュールをドットとして文字、図形
    その他のデザインを前記配列面に表示するステップと、 を含む太陽電池の配列方法。
  9. 【請求項9】 さらに、係留した前記モジュールの配列
    を組み替えるステップを含む請求項8に記載の太陽電池
    の配列方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012084820A (ja) * 2010-10-08 2012-04-26 Hino Jushi:Kk 広告装飾表示太陽電池パネルの構造
JP2014011361A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 G-Techno Co Ltd 太陽光発電装置
JP5410634B1 (ja) * 2013-06-13 2014-02-05 司 山下 太陽光パネル設備とその施工方法
JP2015086558A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社テクネット ソーラーパネルユニット

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