JP2003152111A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2003152111A
JP2003152111A JP2001347370A JP2001347370A JP2003152111A JP 2003152111 A JP2003152111 A JP 2003152111A JP 2001347370 A JP2001347370 A JP 2001347370A JP 2001347370 A JP2001347370 A JP 2001347370A JP 2003152111 A JP2003152111 A JP 2003152111A
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electrode
effect transistor
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JP2001347370A
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Koji Arai
浩二 新居
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B10/00Static random access memory [SRAM] devices
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/21Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements
    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices
    • G11C11/40Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors
    • G11C11/41Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger
    • G11C11/412Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices using transistors forming static cells with positive feedback, i.e. cells not needing refreshing or charge regeneration, e.g. bistable multivibrator or Schmitt trigger using field-effect transistors only

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビット線の配線長を短くすることが可能な低
消費電力型SRAMメモリセルを有する半導体記憶装置
を得る。 【解決手段】 NMOSトランジスタN1,N3及びN
4は、一方のPウエル領域PW0内に形成し、NMOS
トランジスタN2,N5及びN6は、他方のPウエル領
域PW1内に形成し、Pウェル領域PW0,PW1の分
離並置方向(図の横方向;第1の方向)に直交する方向
にビット線BL1,BL2(ビット線BL12,BL2
2)の配線方向(第2の方向)を設定する。Pウェル領
域PW0とPウェル領域PW1とはNウェル領域NWを
挟んで各々反対側に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はSRAM(Static
RAM)メモリセルを有する半導体記憶装置のメモリセル構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の軽薄短小化とともに、
それら機器の機能を高速に実現する要望が強まってい
る。このような電子機器において、今やマイクロコンピ
ュータを搭載することは不可欠であり、そのマイクロコ
ンピュータの構成においては、大容量かつ高速なメモリ
の実装は必須となっている。また、パーソナルコンピュ
ータの急速な普及と高性能化のもと、より高速な処理を
実現するために、キャッシュメモリの大容量化が求めら
れている。すなわち、CPUが、制御プログラム等の実
行時において使用するRAMについて、高速化と大容量
化が求められている。
【0003】このRAMとしては、一般にDRAM(Dyn
amic RAM)とSRAMが使用されているが、上記したキ
ャッシュメモリのように高速な処理を要する部分には、
通常、SRAMが使用されている。SRAMは、そのメ
モリセルの構造として、4個のトランジスタと2個の高
抵抗素子で構成される高抵抗負荷型と、6個のトランジ
スタで構成されるCMOS型が知られている。特に、C
MOS型のSRAMは、データ保持時のリーク電流が非
常に小さいために信頼性が高く、現在の主流となってい
る。
【0004】一般に、メモリセルにおいて、その素子面
積を縮小することは、メモリセルアレイの小型化だけで
なく、高速化をも実現することを意味する。そこで、従
来より、SRAMのより高速な動作を実現するために、
メモリセル構造について様々なレイアウトが提案されて
いる。
【0005】例えば、特開平10−178110号公報
に開示の「半導体記憶装置」によれば、メモリセルを構
成するインバータが形成されたPウエル領域とNウエル
領域の境界線をビット線に平行に配置することで、Pウ
エル領域またはNウエル領域内の拡散領域の形状及び二
つのインバータの交差接続部の形状を折れ曲がり部のな
い簡易なものとし、結果的にセル面積を縮小することを
可能としている。
【0006】図22及び図23は、上記した特開平10
−178110号公報の「半導体記憶装置」のレイアウ
ト構成を平面視した説明図である。特に、図22は、半
導体基板表面に形成された拡散領域、その上面に形成さ
れた多結晶シリコン膜及び第1層に形成される第1の金
属配線層を含む下地部分を示しており、図23は、その
上面に形成された第2層及び第3層に形成される第2及
び第3の金属配線層を含む上地部分を示している。
【0007】図22に示すように、このメモリセルに
は、中央にPMOSトランジスタP101及びP102
が形成されたNウエル領域が配置され、その両側にNM
OSトランジスタN101及びN103が形成されたP
ウエル領域と、NMOSトランジスタN102及びN1
04が形成されたPウエル領域とが配置されている。
【0008】ここで、PMOSトランジスタP101及
びP102とNMOSトランジスタN101及びN10
2とが、相互に交差接続されたCMOSインバータ、す
なわちフリップフロップ回路を構成し、NMOSトラン
ジスタN103及びN104が、アクセスゲート(トラ
ンスファゲート)に相当する。
【0009】また、図23に示すように、ビット線BL
及びバーBLは第2の金属配線層としてそれぞれ別々に
形成され、それぞれ下層のアクセスゲートMOSトラン
ジスタN103及びN104の半導体端子の一方に接続
される。また、電源線Vddは、ビット線BL及びバー
BLの間の中央部に第2の金属配線層としてビット線に
平行に形成され、下層のPMOSトランジスタP101
及びP102の半導体端子(ソース・ドレイン領域)の
一方に接続される。さらに、ワード線WLは、ビット線
BL及びバーBLに直交する方向に第3の金属配線層と
して形成され、下層のNMOSトランジスタN103及
びN104のゲートに接続される。また、接地線GND
はワード線WLの両側に平行に二本の第3の金属配線層
として形成されている。
【0010】メモリセルをこのようなレイアウトで形成
する結果、MOSトランジスタN101及びN103が
形成されたPウエル領域内のN型拡散領域と、MOSト
ランジスタN102及びN104が形成されたN型拡散
領域とを、ビット線BL及びバーBLに平行に直線状に
形成することができ、無駄な領域の発生を防止すること
ができる。
【0011】また、セルの横方向の長さ、すなわちワー
ド線WL方向の長さが、縦方向の長さ、すなわちビット
線BL及びバーBLの長さに対して相対的に長いため、
ビット線BL及びバーBLに接続されるセンスアンプの
レイアウトが容易になるとともに、1本のワード線に接
続されるセルの数が減少し、読み出し時に流れるセル電
流、すなわち消費電力を低減することができる。
【0012】上記したSRAMのメモリセルは、いわゆ
る1ポートSRAMの例であるが、他方、近年ではコン
ピュータの高速化を実現する手段の一つとしてマルチプ
ロセッサ技術が導入されており、複数のCPUが一つの
メモリ領域を共有することが求められている。すなわ
ち、一つのメモリセルに対して二つのポートからのアク
セスを可能とした2ポートSRAMについても、種々の
レイアウトが提案されている。
【0013】例えば、特開平07−7089号公報に開
示の「記憶セル」によれば、第2のポートを、第1のポ
ートと対称に配置し、かつ同じ層に、第1ポートと同時
に形成することで、2ポートSRAMの構成を実現して
いる。図24は、この特開平07−7089号公報に開
示の「記憶セル」のレイアウト図である。
【0014】図24において、PMOSトランジスタP
201及びP202とNMOSトランジスタN201
a、N202a、N201b及びN202bとが、相互
に交差接続されたCMOSインバータ、すなわちフリッ
プフロップ回路を構成し、NMOSトランジスタNA、
NB、NA2及びNB2が、アクセスゲート(トランス
ファゲート)に相当する。
【0015】すなわち、図24において、NMOSトラ
ンジスタNA及びNBがワード線WL1を介した一方の
ポートからのアクセスを可能とし、NMOSトランジス
タNA2及びNB2が、ワード線WL2を介した他方の
ポートからのアクセスを可能としている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の6トランジスタ
構成の1ポートSRAMメモリセルのレイアウトでは、
ビット線方向が長くなるためビット線の配線容量が大き
く、また線間容量もおおきくなるためアクセスタイムが
遅くなるという問題があった。また、アクセストランジ
スタとドライバトランジスタの向きが異なるため、所望
の寸法に仕上げるための最適化が難しく、またマスクず
れなどによる製造上のばらつきに対するマージンの確保
が困難であるという問題があった。
【0017】そこで、6トランジスタ構成SRAMメモ
リセルにおいては、ビット線方向を短くしたレイアウト
構成が提案された特開平10−178110号公報に開
示された「半導体記憶装置」は、1ポートSRAMに対
して、この問題を解決している。同様な内容が特開20
01−28401公報にも開示されている。
【0018】しかしながら、この「半導体記憶装置」で
は、一般に二組のアクセスゲートと駆動型MOSトラン
ジスタを備えた2ポートSRAMについては、上記した
問題を解決するに至っていない。また、上記した特開平
07−7089号公報に開示の「記憶セル」は、2ポー
トSRAMセルのレイアウトを示すものであるが、第2
のポートを、1ポートSRAMセルのレイアウトに大き
な変更を生じさせずに容易に追加することのできるレイ
アウトを提供するものであり、2ポートSRAMセルを
ビット線方向に縮小することを目的とするものではな
い。
【0019】同様にして、行選択信号線であるワード線
により選択されたメモリセルを、さらに列方向に絞り込
むための列選択信号線を有する、低消費電力型8トラン
ジスタ構成SRAMメモリセル等の低消費電力型SRA
Mメモリセルに関しては、ビット線の配線長を短くする
具体的な解決方法は見出されていなかった。
【0020】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、ビット線の配線長を短くすることが可能
な、低消費電力型トランジスタ構成のSRAMメモリセ
ルを有する半導体記憶装置を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の半導体記憶装置は、互いに交叉接続された第1及
び第2のインバータを含むメモリセルを有し、第1の導
電型が第1種、第2の導電型が第2種でそれぞれ定義さ
れ、前記第1のインバータは第1の第1種電界効果トラ
ンジスタ及び第1の第2種電界効果トランジスタからな
り、前記第2のインバータは第2の第1種電界効果トラ
ンジスタ及び第2の第2種電界効果トランジスタからな
り、前記第1のインバータの出力部は前記第1の第1種
電界効果トランジスタの一方電極と前記第1の第2種電
界効果トランジスタの一方電極との接続部を含み、入力
部は前記第1の第1種電界効果トランジスタの制御電極
と前記第1の第2種電界効果トランジスタの制御電極と
の接続部を含み、前記第2のインバータの出力部は前記
第2の第1種電界効果トランジスタの一方電極と前記第
2の第2種電界効果トランジスタの一方電極との接続部
を含み、入力部は前記第2の第1種電界効果トランジス
タの制御電極と前記第2の第2種電界効果トランジスタ
の制御電極との接続部を含み、前記メモリセルは、前記
第1のインバータの出力部及び前記第2のインバータの
入力部に電気的に接続される第1の記憶端子に一方電極
が接続され、行選択信号線に制御電極が接続される、第
3の第1種電界効果トランジスタと、前記第3の第1種
電界効果トランジスタの他方電極に一方電極が接続さ
れ、第1のビット線に他方電極が接続され、第1の列選
択信号線に制御電極が接続される、第4の第1種電界効
果トランジスタと、前記第2のインバータの出力部及び
前記第1のインバータの入力部に電気的に接続される第
2の記憶端子に一方電極が接続され、前記行選択信号線
に制御電極が接続される、第5の第1種電界効果トラン
ジスタと、前記第5の第1種電界効果トランジスタの他
方電極に一方電極が接続され、第2のビット線に他方電
極が接続され、第2の列選択信号線に制御電極が接続さ
れる、第6の第1種電界効果トランジスタとをさらに含
み、前記第1及び第2の第1種電界効果トランジスタの
うち一方は第1の第2種ウェル領域に形成され、他方は
第2の第2種ウェル領域に形成され、前記第3及び第4
の第1種電界効果トランジスタは前記第1の第2種ウェ
ル領域に形成され、前記第5及び第6の第1種電界効果
トランジスタは前記第2の第2種ウェル領域に形成さ
れ、前記第1,第2の第2種電界効果トランジスタは第
1種ウェル領域に形成され、前記第1及び第2の第2種
ウェル領域は、前記第1種ウェル領域を挟んで第1の方
向に並置され、前記第1及び第2のビット線は前記第1
の方向と略直交した第2の方向に延びて形成される。
【0022】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
半導体記憶装置であって、前記第1の第1種電界効果ト
ランジスタは前記第1の第2種ウェル領域に形成され、
前記第2の第1種電界効果トランジスタは前記第2の第
2種ウェル領域に形成される。
【0023】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
半導体記憶装置であって、前記第1及び第6の第1種電
界効果トランジスタ並びに前記第1の第2種電界効果ト
ランジスタは前記第1の方向に沿って略一直線上に並ん
でレイアウト配置され、前記第2及び第4の第1種電界
効果トランジスタ並びに前記第2の第2種電界効果トラ
ンジスタは前記第1の方向に沿って略一直線上に並んで
レイアウト配置される。
【0024】また、請求項4の発明は、請求項2あるい
は請求項3記載の半導体記憶装置であって、前記第1,
第3及び第4の第1種電界効果トランジスタは前記第2
の方向に沿って略一直線上に並んでレイアウト配置さ
れ、前記第2,第5及び第6の第1種電界効果トランジ
スタは前記第2の方向に沿って略一直線上に並んでレイ
アウト配置される。
【0025】また、請求項5の発明は、請求項1ないし
請求項4のうち、いずれか記載の半導体記憶装置であっ
て、前記第1及び第2の列選択信号線は前記第2の方向
に延びて形成される。
【0026】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
請求項5のうち、いずれかに記載の半導体記憶装置であ
って、前記行選択信号線は前記第1の方向に延びて形成
される。
【0027】また、請求項7の発明は、請求項1ないし
請求項6のうち、いずれか1項に記載の半導体記憶装置
であって、前記第3及び第5の第1種電界効果トランジ
スタの制御電極は前記第1の第2種ウェル領域から前記
第2の第2種ウェル領域にかけて共通に形成されるポリ
シリコン層を含む。
【0028】また、請求項8の発明は、請求項1ないし
請求項7のうち、いずれか1項に記載の半導体記憶装置
であって、前記メモリセルは互いに隣接する複数のメモ
リセルを含み、前記複数のメモリセルそれぞれの前記第
1及び第2のビット線をメモリセル領域の境界近傍に形
成することにより、互いに隣接するメモリセル間で前記
第1及び第2のビット線を共有する。
【0029】また、請求項9の発明は、請求項1記載の
半導体記憶装置であって、前記第1の第1種電界効果ト
ランジスタは前記第2の第2種ウェル領域に形成され、
前記第2の第1種電界効果トランジスタは前記第1の第
2種ウェル領域に形成される。
【0030】また、請求項10の発明は、請求項1記載
の半導体記憶装置であって、前記行選択信号線は第1及
び第2の行選択信号線を含み、前記第1のビット線は第
1の正相ビット線及び第1の逆相ビット線を含み、前記
第2のビット線は第2の正相ビット線及び第2の逆相ビ
ット線を含み、前記第3の第1種電界効果トランジスタ
の制御電極は前記第1の行選択信号線に接続され、前記
第4の電界効果トランジスタの他方電極は前記第1の正
相ビット線に接続され、前記第5の第1種電界効果トラ
ンジスタの制御電極は前記第2の行選択信号線に接続さ
れ、前記第6の電界効果トランジスタの他方電極は前記
第2の逆相ビット線に接続され、前記メモリセルは、前
記第2の記憶端子に一方電極が接続され、前記第1の行
選択信号線に制御電極が接続される、第7の第1種電界
効果トランジスタと、前記第7の第1種電界効果トラン
ジスタの他方電極に一方電極が接続され、第1の逆相ビ
ット線に他方電極が接続され、前記第1の列選択信号線
に制御電極が接続される、第8の第1種電界効果トラン
ジスタと、前記第1の記憶端子に一方電極が接続され、
前記第2の行選択信号線に制御電極が接続される、第9
の第1種電界効果トランジスタと、前記第9の第1種電
界効果トランジスタの他方電極に一方電極が接続され、
第2の正相ビット線に他方電極が接続され、前記第2の
列選択信号線に制御電極が接続される、第10の第1種
電界効果トランジスタとを含み、前記第7及び第8の第
1種電界効果トランジスタは前記第1の第2種ウェル領
域に形成され、前記第9及び第10の第1種電界効果ト
ランジスタは前記第2の第2種ウェル領域に形成され、
前記第1及び第2の正相ビット線並びに前記第1及び第
2の逆相ビット線は前記第2の方向に延びて形成され
る。
【0031】さらに、請求項11の発明は、請求項1な
いし請求項10のうち、いずれか1項に記載の半導体記
憶装置であって、前記第1種ウェル領域並びに前記第1
及び第2の第2種ウェル領域は、少なくとも表面が絶縁
性の基板と、前記基板の表面上に配設された半導体層と
からなるSOI基板における前記半導体層にそれぞれ形
成される素子形成領域を含む。
【0032】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1はこの発明
の実施の形態1であるSRAMのメモリセルの全層にお
けるレイアウト構成を平面視した説明図である。図2は
主として図1の第1アルミ配線層下のレイアウト構成を
平面視した説明図である。図3は主として図1の第2ア
ルミ配線層のレイアウト構成を平面視した説明図であ
る。図4は主として図1の第3アルミ配線層のレイアウ
ト構成を平面視した説明図である。すなわち、図2〜図
4は、図1で示すレイアウト構成を理解容易にするため
に配線層毎に分けて示した図1の補足図となる。図5は
図1〜図4で示した実施の形態1のメモリセルの等価回
路を示す回路図である。なお、図2〜図4で示した符号
の一部を図1では省略している場合がある。
【0033】図5の等価回路で示すように、NMOSト
ランジスタN1とPMOSトランジスタP1とで第1の
(CMOS)インバータを構成し、NMOSトランジス
タN2とPMOSトランジスタP2で第2の(CMO
S)インバータを構成する。第1、第2インバータの一
方の出力端子は他方の入力端子に互いに接続して記憶端
子Na、Nbを構成する。
【0034】NMOSトランジスタN3のソースを記憶
端子Na、ゲートを行選択信号線であるワード線WLに
接続する。NMOSトランジスタN4のゲートを列選択
信号線であるカラム線CL1に、ドレインをビット線B
L1にそれぞれ接続する。NMOSトランジスタN3の
ドレインとNMOSトランジスタN4のソースを接続す
る。
【0035】同様にして、NMOSトランジスタN5の
ソースを記憶端子Nb、ゲートをワード線WLにそれぞ
れ接続し、NMOSトランジスタN6のゲートをカラム
線CL2、ドレインをビット線にBL2にそれぞれ接続
し、NMOSトランジスタN5のドレインとNMOSト
ランジスタN6のソースとを接続する。図5のようなメ
モリセルをマトリクス状に配置することにより、ワード
線WLによる行方向のメモリセル選択が可能で、かつカ
ラム線CL1,CL2による列方向の選択が可能な低消
費電力型のSRAMメモリセル回路を構成する。
【0036】図1〜図4に示すように、Pウェル領域P
W0とPウェル領域PW1とはNウェル領域NWを挟ん
で各々反対側に形成される。Pウェル領域PW0にNM
OSトランジスタN1,N3及びN4を形成し、Nウェ
ル領域NWにPMOSトランジスタP1及びP2を形成
し、Pウェル領域PW1にNMOSトランジスタN2,
N5及びN6を形成している。これらのトランジスタに
おいて、ドライバトランジスタがPMOSトランジスタ
P1,P2及びNMOSトランジスタN1,N2であ
り、アクセストランジスタがNMOSトランジスタN3
〜N6である。
【0037】これらの図中で示した拡散領域FLと拡散
領域FL上に形成されるポリシリコン配線PLの重なり
の部分がトランジスタになる。以下、MOSトランジス
タの具体的構成を詳述する。
【0038】Pウェル領域PW0において、ポリシリコ
ン配線PL1及びN型拡散領域FL200,FL210
によってNMOSトランジスタN1が、ポリシリコン配
線PL3及びN型拡散領域FL210,FL212によ
ってNMOSトランジスタN3が、ポリシリコン配線P
L4及びN型拡散領域FL212,220によってNM
OSトランジスタN4がそれぞれ構成される。
【0039】Pウェル領域PW1において、ポリシリコ
ン配線PL2及びN型拡散領域FL201,FL211
によってNMOSトランジスタN2が、ポリシリコン配
線PL5及びN型拡散領域FL211,FL213によ
ってNMOSトランジスタN5が、ポリシリコン配線P
L6及びN型拡散領域FL213,FL221によって
NMOSトランジスタN6がそれぞれ構成される。
【0040】Nウェル領域NWにおいて、ポリシリコン
配線PL1及びP型拡散領域FL100,FL110に
よってPMOSトランジスタP1が、ポリシリコン配線
PL2及びP型拡散領域FL101,FL111によっ
てPMOSトランジスタP2がそれぞれ構成される。
【0041】PMOSトランジスタP1とNMOSトラ
ンジスタN1のゲートは共通のポリシリコン配線PL1
で形成され、このポリシリコン配線PL1は記憶端子N
bとなるアルミ配線AL21にゲートコンタクトGCを
介して電気的に接続される。同様にして、PMOSトラ
ンジスタP2とNMOSトランジスタN2のゲートは共
通のポリシリコン配線PL2で形成され、このポリシリ
コン配線PL2は記憶端子Naとなるアルミ配線AL1
1とゲートコンタクトGC介して電気的に接続される。
【0042】図1と図2において、Nウエル領域NW内
のP型拡散領域FL100、FL101、FL110、
FL111はP型不純物を注入することにより形成さ
れ、Pウエル領域PW0,PW1内のN型拡散領域FL
200、FL201、FL210〜FL213、FL2
20、FL221にはN型不純物を注入することにより
形成される。
【0043】N型拡散領域FL212,FL213を除
く各々の拡散領域FLには、少なくとも1個以上の拡散
コンタクトホール1Cを形成し、当該コンタクトホール
1Cを介することにより第1層の金属配線(グランド配
線LG1、電源配線LV1、ワード線WL1、ビット線
BL11,BL21、カラム線CL11,CL21、ア
ルミ配線AL11,AL21)と電気的に接続される。
以下、具体的な接続内容を詳述する。
【0044】Pウェル領域PW0において、N型拡散領
域FL200はコンタクトホール1Cを介してグランド
配線LG1と電気的に接続され、N型拡散領域FL21
0はコンタクトホール1Cを介してアルミ配線AL11
と電気的に接続され、N型拡散領域FL220はコンタ
クトホール1Cを介してビット線BL11と電気的に接
続される。
【0045】Pウェル領域PW1において、N型拡散領
域FL201はコンタクトホール1Cを介してグランド
配線LG1と電気的に接続され、N型拡散領域FL21
1はコンタクトホール1Cを介してアルミ配線AL21
と電気的に接続され、N型拡散領域FL221はコンタ
クトホール1Cを介してビット線BL21と電気的に接
続される。
【0046】Nウェル領域NWにおいて、P型拡散領域
FL100はコンタクトホール1Cを介して電源配線L
V1と電気的に接続され、P型拡散領域FL110はコ
ンタクトホール1Cを介してアルミ配線AL11と電気
的に接続され、P型拡散領域FL111はコンタクトホ
ール1Cを介してアルミ配線AL21と電気的に接続さ
れ、P型拡散領域FL101はコンタクトホール1Cを
介して電源配線LV1と電気的に接続される。
【0047】また、各ポリシリコン配線PL1〜PL6
には、少なくとも1個以上のゲートコンタクトホールG
Cを形成し、そのゲートコンタクトGCを介して第1層
の金属配線と電気的に接続される。以下、具体的な接続
内容を詳述する。
【0048】Pウェル領域PW0において、ポリシリコ
ン配線PL3はゲートコンタクトGCを介してワード線
WL1と電気的に接続され、ポリシリコン配線PL4は
ゲートコンタクトGCを介してカラム線CL11と電気
的に接続される。
【0049】Pウェル領域PW1において、ポリシリコ
ン配線PL5はゲートコンタクトGCを介してワード線
WL1と電気的に接続され、ポリシリコン配線PL6は
ゲートコンタクトGCを介してカラム線CL21と電気
的に接続される。
【0050】Nウェル領域NWにおいて、ポリシリコン
配線PL1はゲートコンタクトGCを介してアルミ配線
AL21と電気的に接続され、ポリシリコン配線PL2
はゲートコンタクトGCを介してアルミ配線AL11と
電気的に接続される。
【0051】したがって、NMOSトランジスタN1の
N型拡散領域FL210とPMOSトランジスタP1の
P型拡散領域FL110とは、コンタクトホール1Cと
第1層の金属配線であるアルミ配線AL11を介して低
インピーダンスで電気的に接続され、ゲートコンタクト
GCを介してポリシリコン配線PL2と低インピーダン
スで電気的に接続される。この部分は、図5の等価回路
図中に示す記憶端子Naに対応する。
【0052】同様にして、NMOSトランジスタN2の
N型拡散領域FL211とPMOSトランジスタP2の
P型拡散領域FL111とはコンタクトホール1C及び
第1層の金属配線であるアルミ配線AL21を介して低
インピーダンスで電気的に接続され、ゲートコンタクト
GCを介してポリシリコン配線PL1と低インピーダン
スで電気に接続される。この部分は、図5の等価回路図
中に示す記憶端子Nbに対応する。
【0053】次に、図2及び図3で示す電気的接続関係
について述べる。Pウェル領域PW0において、第2層
の金属配線であるグランド配線LG2はビアホール1T
を介してグランド配線LG1に電気的に接続され、第2
層の金属配線であるワード線WL2はビアホール1Tを
介してワード線WL1に電気的に接続され、第2層の金
属配線であるビット線BL12はビアホール1Tを介し
てビット線BL11に電気的に接続され、第2層の金属
配線であるカラム線CL12はビアホール1Tを介して
カラム線CL11に電気的に接続される。
【0054】Pウェル領域PW1において、グランド配
線LG2はビアホール1Tを介してグランド配線LG1
に電気的に接続され、ワード線WL2はビアホール1T
を介してワード線WL1に電気的に接続され、第2層の
金属配線であるビット線BL22はビアホール1Tを介
してビット線BL21に電気的に接続され、第2層の金
属配線であるカラム線CL22はビアホール1Tを介し
てカラム線CL21に電気的に接続される。
【0055】Nウェル領域NWにおいて、電源配線LV
2は2箇所のビアホール1Tを介して2つの電源配線L
V1と電気的に接続される。
【0056】続いて、図4で示す電気的接続関係につい
て述べる。Pウェル領域PW0において、第3層の金属
配線であるグランド配線LG3はビアホール2Tを介し
てグランド配線LG2に電気的に接続され、第3層の金
属配線であるワード線WL3はビアホール2Tを介して
ワード線WL2に電気的に接続される。
【0057】Pウェル領域PW1において、グランド配
線LG3はビアホール2Tを介してグランド配線LG2
に電気的に接続され、ワード線WL3はビアホール2T
を介してワード線WL2に電気的に接続される。
【0058】以下、図1〜図4で示したレイアウト構成
と図5の等価回路との関係について述べる。
【0059】PMOSトランジスタP1及びP2のP型
拡散領域FL100及びFL101はそれぞれ、電源配
線LV1及びビアホール1Tを介して電気的に接続され
る電源配線LV2によって電源電位VDDに設定され
る。すなわち、P型拡散領域FL100及びFL101
は、図5のPMOSトランジスタP1及びP2のソース
に対応する。
【0060】また、N型拡散領域FL200及びFL2
01はそれぞれコンタクトホール1C、グランド配線L
G1、ビアホール1T、グランド配線LG2、及びビア
ホール2Tを介して電気的に接続されるグランド配線L
G3によって接地電位GNDに設定される。すなわち、
N型拡散領域FL200及びFL201は、図5のNM
OSトランジスタN1及びN2のソースに対応する。
【0061】NMOSトランジスタN4のドレインとな
るN型拡散領域FL220はコンタクトホール1C、ビ
ット線BL11、ビアホール1Tを介してビット線BL
12(図5のBL1に相当)に電気的に接続される。
【0062】同様に、NMOSトランジスタN6のドレ
インとなるN型拡散領域FL221はコンタクトホール
1C、ビット線BL21、ビアホール1Tを介してビッ
ト線BL22(図5のBL2に相当)に電気的に接続さ
れる。
【0063】また、NMOSトランジスタN4のゲート
となるポリシリコン配線PL4は、ゲートコンタクトG
C、カラム線CL11、ビアホール1Tを介してカラム
線CL12(図5のカラム線CL1に相当)に電気的に
接続される。同様にして、また、NMOSトランジスタ
N6のゲートとなるポリシリコン配線PL6は、ゲート
コンタクトGC、カラム線CL21、ビアホール1Tを
介してカラム線CL22(図5のカラム線CL12相
当)に電気的に接続される。
【0064】NMOSトランジスタN3のゲートとなる
ポリシリコン配線PL3は、ゲートコンタクトGC、ワ
ード線WL1、ビアホール1T、ワード線WL2、ビア
ホール2Tを介して、ワード線WL3(図5のワード線
WLに相当)に電気的に接続される。同様にして、NM
OSトランジスタN5のゲートとなるポリシリコン配線
PL5は、ゲートコンタクトGC、ワード線WL1、ビ
アホール1T、ワード線WL2、ビアホール2Tを介し
て、ワード線WL3に電気的に接続される。
【0065】図1〜図4に示すように、NMOSトラン
ジスタN1,N3及びN4は、一方のPウエル領域PW
0内に形成し、NMOSトランジスタN2,N5及びN
6は、他方のPウエル領域PW1内に形成し、Pウェル
領域PW0,PW1の分離並置方向(図1〜図4の横方
向;第1の方向)に直交する方向にビット線BL1,B
L2(図1,図3のビット線BL12,BL22)の配
線方向(図1〜図4の縦方向;第2の方向)設定するこ
とにより、ビット線BL1,BL2の配線長(配線方向
の長さ)が、Pウェル領域PW0,PW1内に形成する
NMOSトランジスタ数の影響を受けなくなるため、カ
ラム線を用いた低消費電力型の従来のメモリセルと比べ
てビット線の配線長を短くでき、その結果、アクセスタ
イムの高速化を図ることができる。
【0066】また、カラム線CL1,CL2(図3のコ
ラム線CL12,CL22)の配線方向をPウェル領域
PW0,PW1の分離並置方向に直交する方向に設定す
ることにより、ビット線BL1,BL2と同様にカラム
線CL1,CL2の配線長を短くすることができる。さ
らに、ワード線WL(WL1〜WL3)をPウェル領域
PW0,PW1の分離並置方向に平行にレイアウト配置
することにより、ビット線BL1,BL2と直交するレ
イアウト上の良好な位置関係を保つことができる。
【0067】また、NMOSトランジスタN1,N3及
びN4を同一のPウェル領域PW0内に、NMOSトラ
ンジスタN2,N5及びN6を同一のPウェル領域PW
1内に形成することにより、隣接する3個のNMOSト
ランジスタ間でソースあるいはドレインとなる拡散領域
FLを共有するレイアウト構成が実現でき、その結果、
集積度の向上を図ることができる。加えて、NMOSト
ランジスタN1,N3及びN4並びにNMOSトランジ
スタN2,N5及びN6をそれぞれ略一直線上にレイア
ウト配置することにより、無駄領域を減らして集積度の
向上を図ることができる。
【0068】また、ポリシリコン配線PL1〜PL6の
形成方向が同一方向になるので、ゲート寸法の制御が容
易になる。加えて、ポリシリコン配線PL1及びPL6
(MOSトランジスタN1,P1及びN6)、ポリシリ
コン配線PL3及びPL5(NMOSトランジスタN3
及びN5)、ポリシリコン配線PL2及びPL4(MO
SトランジスタN2,P2,及びN4)がそれぞれ一直
線上に沿ってレイアウト配置されるため、ポリシリコン
配線PLの形成に伴う無駄領域がなくなり、面積の縮減
が図れる。
【0069】なお、図1〜図4において、説明の都合
上、BL11,BL21をビット線として説明したが本
来のビット線はビット線BL12,BL22が相当し、
ビット線BL11,BL21は中間的に設けられる金属
配線である。同様にして、ワード線WL1,WL2、コ
ラム線CL11,コラム線CL21、電源配線LV1,
及びグランド配線LG1,LG2は、ワード線WL3、
コラム線CL12,CL22、電源配線LV2、グラン
ド配線LG3に電気的に接続するための中間的に設けら
れる金属配線である。
【0070】<実施の形態2>図6はこの発明の実施の
形態2であるSRAMのメモリセルの全層におけるレイ
アウト構成を平面視した説明図である。図7は主として
図6の第1アルミ配線層下のレイアウト構成を平面視し
た説明図である。図8は主として図6の第2アルミ配線
層のレイアウト構成を平面視した説明図である。すなわ
ち、図7,図8は、図6で示すレイアウト構成を理解容
易にするために配線層毎に分けて示した図6の補足図と
なる。なお、図7,図8で示した符号の一部を図6では
省略している場合がある。また、図6〜図8で示した実
施の形態2のメモリセルの等価回路図は図5で示した実
施の形態1と同様である。
【0071】以下、実施の形態1と異なる点について述
べる。図6〜図8に示すように、NMOSトランジスタ
N3、N5を共通のポリシリコン配線PL35で接続し
てワード線WLとして用いている。その結果、実施の形
態1で用いた第1層〜第3層の金属配線であるワード線
WL1〜WL3は不要となる。
【0072】加えて、NMOSトランジスタN1及びN
2のN型拡散領域FL200及びFL201はそれぞれ
コンタクトホール1C、グランド配線LG1及びビアホ
ール1Tを介してグランド配線LG2に電気的に接続さ
れることにより接地電位GNDに設定される。その結
果、実施の形態1で用いた第3層の金属配線であるグラ
ンド配線LG3は不要となる。
【0073】なお、他の構成は図1〜図4で示した実施
の形態1と同様であるため説明を省略する(実施の形態
1と同一対応箇所は同一符号で示す)。
【0074】このように、実施の形態2のレイアウト構
成では、ポリシリコン配線PL35によってNMOSト
ランジスタN3,N5の共通のワード線(ゲート)を構
成することにより、ワード線WL3及びグランド配線L
G3が不要となったたため、第3層の金属配線が全て形
成不要となり、少ない配線層(第1層及び第2層のみ)
でレイアウトが実現できることから、実施の形態2は、
実施の形態1の効果に加えて、コストの低減、プロセス
工期の短縮、歩留まりの向上といった効果を奏する。
【0075】<実施の形態3>図9はこの発明の実施の
形態3であるSRAMのメモリセルの全層におけるレイ
アウト構成を平面視した説明図である。図10は主とし
て図9の第1アルミ配線層下のレイアウト構成を平面視
した説明図である。図11は主として図9の第2アルミ
配線層のレイアウト構成を平面視した説明図である。す
なわち、図10,図11は、図9で示すレイアウト構成
を理解容易にするために配線層毎に分けて示した図9の
補足図となる。なお、図10,図11で示した符号の一
部を図9では省略している場合がある。また、図9〜図
11で示した実施の形態3のメモリセルの等価回路図は
図5で示した実施の形態1と同様である。
【0076】以下、実施の形態2と異なる点について述
べる。N型拡散領域FL210はコンタクトホール1C
を介してN型拡散領域210と電気的に接続される。2
本のグランド配線LG1はNMOSトランジスタN1,
N3,N4の拡散領域(FL200,FL210,FL
212,FL220)の形成方向及びNMOSトランジ
スタN2,N5,N6の拡散領域(FL201,FL2
11,FL213,FL221)の形成方向に平行に形
成されることにより、グランド配線LG1に接地電位G
NDに設定することができる。
【0077】その結果、実施の形態1で用いた第3層の
金属配線であるグランド配線LG3及び実施の形態2で
用いた第2層の金属配線となるグランド配線LG2は不
要となる。
【0078】また、ビット線BL12はビアホール1T
を介してビット線BL11と電気的に接続され、ビット
線BL22はビアホール1Tを介してビット線BL21
と電気的に接続される。
【0079】図12は隣接するメモリセル間のレイアウ
ト構成を示す説明図である。同図に示すように、ビット
線BL12及びBL22はそれぞれ隣接するメモリセル
MC,MC間で共有される。なお、他の構成は実施の形
態2と同様である。
【0080】このように、実施の形態3のレイアウト構
成は隣接するメモリセル間でビット線を共有することが
できるため、実施の形態2の効果に加えて、以下の効果
を奏する。
【0081】メモリセル形成領域を同一にした場合、ビ
ット線BL1とカラム線CL1、及びビット線BL2と
カラム線CL2の配線間隔を実施の形態2に比べて広く
とることができる。その結果、配線間隔を広げることに
より、配線間容量を減らすことができるため、ビット線
容量の低減化によって高速化を図ることができる。加え
て、配線間隔を広げるので、ウエハプロセス中の異物等
による歩留り低下を改善することができる。
【0082】<実施の形態4>図13はこの発明の実施
の形態4であるSRAMのメモリセルの全層におけるレ
イアウト構成を平面視した説明図である。図14は主と
して図13の第1アルミ配線層下のレイアウト構成を平
面視した説明図である。図15は主として図13の第2
アルミ配線層のレイアウト構成を平面視した説明図であ
る。図16は主として図13の第3アルミ配線層のレイ
アウト構成を平面視した説明図である。すなわち、図1
4〜図16は、図13で示すレイアウト構成を理解容易
にするために配線層毎に分けて示した図13の補足図と
なる。なお、図14〜図16で示した符号の一部を図1
3では省略している場合がある。また、図13〜図16
で示した実施の形態4のメモリセルの等価回路図は図5
で示した実施の形態1と同様である。
【0083】図13〜図16に示すように、Pウェル領
域PW0にNMOSトランジスタN2,N3及びN4を
形成し、Nウェル領域NWにPMOSトランジスタP1
及びP2を形成し、Pウェル領域PW1にNMOSトラ
ンジスタN1,N5及びN6を形成している。以下、M
OSトランジスタの具体的構成を詳述する。
【0084】Pウェル領域PW0において、ポリシリコ
ン配線PL1A及びN型拡散領域FL242,FL25
2によってNMOSトランジスタN2が、ポリシリコン
配線PL3及びN型拡散領域FL253,FL243に
よってNMOSトランジスタN3が、ポリシリコン配線
PL4及びN型拡散領域FL243,FL244によっ
てNMOSトランジスタN4がそれぞれ構成される。
【0085】Pウェル領域PW1において、ポリシリコ
ン配線PL2A及びN型拡散領域FL241,FL25
1によってNMOSトランジスタN1が、ポリシリコン
配線PL5及びN型拡散領域FL255,FL245に
よってNMOSトランジスタN5が、ポリシリコン配線
PL6及びN型拡散領域FL245,FL246によっ
てNMOSトランジスタN6がそれぞれ構成される。
【0086】Nウェル領域NWにおいて、ポリシリコン
配線PL2A及びP型拡散領域FL120,FL130
によってPMOSトランジスタP2が、ポリシリコン配
線PL1A及びP型拡散領域FL121,FL131に
よってPMOSトランジスタP1がそれぞれ構成され
る。
【0087】PMOSトランジスタP1とNMOSトラ
ンジスタN1のゲートは共通のポリシリコン配線PL1
Aで形成され、このポリシリコン配線PL1Aは記憶端
子Nbとなるアルミ配線AL41にゲートコンタクトG
Cを介して電気的に接続される。同様にして、PMOS
トランジスタP2とNMOSトランジスタN2のゲート
は共通のポリシリコン配線PL2Aで形成され、このポ
リシリコン配線PL2Aは記憶端子Naとなるアルミ配
線AL31とゲートコンタクトGC介して電気的に接続
される。
【0088】記憶端子Naとなるアルミ配線AL31は
ゲートコンタクトGC介してポリシリコン配線PL2A
と電気的に接続されると共に、コンタクトホール1Cを
介してNMOSトランジスタN1,N3及びPMOSト
ランジスタP2のN型拡散領域FL251,FL253
及びP型拡散領域FL131それぞれに電気的に接続さ
れる。
【0089】記憶端子Nbとなるアルミ配線AL41は
ゲートコンタクトGC介してポリシリコン配線PL1A
と電気的に接続されると共に、コンタクトホール1Cを
介してNMOSトランジスタN2,N5及びPMOSト
ランジスタP1のN型拡散領域FL252,FL255
及びP型拡散領域FL130に電気的に接続される。
【0090】以下、図13〜図16で示したレイアウト
構成と図5の等価回路との関係について述べる。
【0091】PMOSトランジスタP1及びP2のP型
拡散領域FL120及びFL121はそれぞれ、コンタ
クトホール1C、電源配線LV1及びビアホール1Tを
介して電気的に接続される電源配線LV2によって電源
電位VDDに設定される。すなわち、P型拡散領域FL
120及びFL121は、図5のPMOSトランジスタ
P1及びP2のソースに対応する。
【0092】また、NMOSトランジスタN2及びN1
のN型拡散領域FL242及びFL241はそれぞれコ
ンタクトホール1C、グランド配線LG1、ビアホール
1T、グランド配線LG2、及びビアホール2Tを介し
て電気的に接続されるグランド配線LG3によって接地
電位GNDに設定される。すなわち、N型拡散領域FL
242及びFL241は、図5のNMOSトランジスタ
N2及びN1のソースに対応する。
【0093】NMOSトランジスタN4のドレインとな
るN型拡散領域FL244はコンタクトホール1C、ビ
ット線BL11、ビアホール1Tを介してビット線BL
12(図5のBL1に相当)に電気的に接続される。
【0094】同様に、NMOSトランジスタN6のドレ
インとなるN型拡散領域FL246はコンタクトホール
1C、ビット線BL21、ビアホール1Tを介してビッ
ト線BL22(図5のBL2に相当)に電気的に接続さ
れる。
【0095】また、NMOSトランジスタN4のゲート
となるポリシリコン配線PL4は、ゲートコンタクトG
C、カラム線CL11、ビアホール1Tを介してカラム
線CL12(図5のカラム線CL1に相当)に電気的に
接続される。同様にして、NMOSトランジスタN6の
ゲートとなるポリシリコン配線PL6は、ゲートコンタ
クトGC、カラム線CL21、ビアホール1Tを介して
カラム線CL22(図5のカラム線CL2に相当)に電
気的に接続される。
【0096】NMOSトランジスタN3のゲートとなる
ポリシリコン配線PL3は、ゲートコンタクトGC、ワ
ード線WL1、ビアホール1T、ワード線WL2、ビア
ホール2Tを介して、ワード線WL3(図5のワード線
WLに相当)に電気的に接続される。同様にして、NM
OSトランジスタN5のゲートとなるポリシリコン配線
PL5は、ゲートコンタクトGC、ワード線WL1、ビ
アホール1T、ワード線WL2、ビアホール2Tを介し
て、ワード線WL3に電気的に接続される。
【0097】実施の形態4において、記憶端子Naとな
るアルミ配線AL31に電気的に接続されるN型拡散領
域が、Pウェル領域PW0内(N型拡散領域FL25
3)及びPウェル領域PW1内(N型拡散領域FL25
1)に分けて形成される。同様にして、記憶端子Nbと
なるアルミ配線AL41に電気的に接続されるN型拡散
領域が、Pウェル領域PW0内(N型拡散領域FL25
2)及びPウェル領域PW1内(N型拡散領域FL25
5)に分けて形成される。
【0098】その結果、α線や中性子線によって発生し
た電子が、Pウエル領域PW0,PW1のうち一方のP
ウエル領域に形成したN型拡散領域に収集された場合
に、Nウエル領域NWが介在することにより上記電子の
発生による影響が防止される他方のPウエル領域に形成
したN型拡散領域から放出される。例えば、Pウエル領
域PW0のN型拡散領域FL252に収集された電子は
記憶端子Nbを介してPウエル領域PW1のN型拡散領
域FL255から放出されることによりPウェル領域P
W0内の空乏領域への影響を低減でき、同様にしてPウ
エル領域PW1のN型拡散領域FL251に収集された
電子は記憶端子Naを介してPウエル領域PW0のN型
拡散領域FL253から放出されることによりPウェル
領域PW1内の空乏領域への影響を低減できる。
【0099】このような動作により、記憶端子Na,N
bの保持データを反転させようとする電子の発生が相殺
されるため、データの反転が起こりにくくなる。つま
り、ソフトエラー耐性が向上するという効果がある。
【0100】<実施の形態5>図17はこの発明の実施
の形態5であるSRAMのメモリセルの全層におけるレ
イアウト構成を平面視した説明図である。図18は主と
して図17の第1アルミ配線層下のレイアウト構成を平
面視した説明図である。図19は主として図17の第2
アルミ配線層のレイアウト構成を平面視した説明図であ
る。図20は主として図17の第3アルミ配線層のレイ
アウト構成を平面視した説明図である。図21は図17
〜図20で示した実施の形態5のメモリセルの等価回路
を示す回路図である。
【0101】すなわち、図18〜図20は、図17で示
すレイアウト構成を理解容易にするために配線層毎に分
けて示した図17の補足図となる。なお、図18〜図2
0で示した符号の一部を図17では省略している場合が
ある。
【0102】図21の等価回路で示すように、NMOS
トランジスタN11とPMOSトランジスタP11とで
第1のインバータを構成し、NMOSトランジスタN1
2とPMOSトランジスタP12とで第2のインバータ
を構成する。第1、第2インバータの一方の出力端子は
他方の入力端子に互いに接続して記憶端子Na、Nbを
構成する。
【0103】NMOSトランジスタN13のソースを記
憶端子Na、ゲートをワード線WL1に接続する。NM
OSトランジスタN14のゲートをカラム線CL1に、
ドレインをビット線BL1にそれぞれ接続する。NMO
SトランジスタN13のドレインとNMOSトランジス
タN14のソースを接続する。
【0104】同様にして、NMOSトランジスタN15
のソースを記憶端子Nb、ゲートをワード線WL2にそ
れぞれ接続し、NMOSトランジスタN16のゲートを
カラム線CL2、ドレインをビット線にバーBL2にそ
れぞれ接続し、NMOSトランジスタN15のドレイン
とNMOSトランジスタN16のソースとを接続する。
【0105】NMOSトランジスタN19のソースを記
憶端子Na、ゲートをワード線WL2に接続する。NM
OSトランジスタN20のゲートをカラム線CL2に、
ドレインをビット線BL2にそれぞれ接続する。NMO
SトランジスタN19のドレインとNMOSトランジス
タN20のソースを接続する。
【0106】同様にして、NMOSトランジスタN17
のソースを記憶端子Nb、ゲートをワード線WL1にそ
れぞれ接続し、NMOSトランジスタN18のゲートを
カラム線CL1、ドレインをビット線にバーBL1にそ
れぞれ接続し、NMOSトランジスタN17のドレイン
とNMOSトランジスタN18のソースとを接続する。
【0107】以上のように接続することで、2ポートの
低消費電力型のSRAMメモリセル回路を構成する。
【0108】図17〜図20に示すように、Pウェル領
域PW0にNMOSトランジスタN11,N13,N1
4,N17,N18を形成し、Nウェル領域NWにPM
OSトランジスタP11及びP12を形成し、Pウェル
領域PW1にNMOSトランジスタN12,N15,N
16,N19及びN20を形成している。以下、MOS
トランジスタの具体的構成を詳述する。
【0109】Pウェル領域PW0において、ポリシリコ
ン配線PL11及びN型拡散領域FL261,FL26
3によってNMOSトランジスタN11が、ポリシリコ
ン配線PL13及びN型拡散領域FL263,FL26
4によってNMOSトランジスタN13が、ポリシリコ
ン配線PL14及びN型拡散領域FL264,PL27
4によってNMOSトランジスタN14がそれぞれ構成
される。
【0110】さらに、ポリシリコン配線PL13及びN
型拡散領域FL267,FL268によってNMOSト
ランジスタN17が、ポリシリコン配線PL14及びN
型拡散領域FL268,FL278によってNMOSト
ランジスタN18がそれぞれ構成される。
【0111】Pウェル領域PW1において、ポリシリコ
ン配線PL12及びN型拡散領域FL262,FL26
5によってNMOSトランジスタN12が、ポリシリコ
ン配線PL15及びN型拡散領域FL265,FL26
6によってNMOSトランジスタN15が、ポリシリコ
ン配線PL16及びN型拡散領域FL266,FL27
6によってNMOSトランジスタN16がそれぞれ構成
される。
【0112】さらに、ポリシリコン配線PL15及びN
型拡散領域FL269,FL270によってNMOSト
ランジスタN19が、ポリシリコン配線PL16及びN
型拡散領域FL270,FL280によってNMOSト
ランジスタN20がそれぞれ構成される。
【0113】Nウェル領域NWにおいて、ポリシリコン
配線PL11及びP型拡散領域FL100,FL110
によってPMOSトランジスタP11が、ポリシリコン
配線PL12及びP型拡散領域FL101,FL111
によってPMOSトランジスタP12がそれぞれ構成さ
れる。
【0114】PMOSトランジスタP11とNMOSト
ランジスタN12のゲートは共通のポリシリコン配線P
L11で形成され、このポリシリコン配線PL11は記
憶端子Nbとなるアルミ配線AL61にゲートコンタク
トGCを介して電気的に接続される。同様にして、PM
OSトランジスタP12とNMOSトランジスタN11
のゲートは共通のポリシリコン配線PL12で形成さ
れ、このポリシリコン配線PL12は記憶端子Naとな
るアルミ配線AL51とゲートコンタクトGC介して電
気的に接続される。
【0115】記憶端子Naとなるアルミ配線AL51は
ゲートコンタクトGC介してポリシリコン配線PL12
と電気的に接続されると共に、コンタクトホール1Cを
介してNMOSトランジスタN11(N13),N19
及びPMOSトランジスタP11それぞれのN型拡散領
域FL263,FL269及びP型拡散領域FL110
に電気的に接続される。
【0116】記憶端子Nbとなるアルミ配線AL61は
ゲートコンタクトGC介してポリシリコン配線PL11
と電気的に接続されると共に、コンタクトホール1Cを
介してNMOSトランジスタN12(N15),N17
及びPMOSトランジスタP12それぞれのN型拡散領
域FL265,FL267及びP型拡散領域FL111
に電気的に接続される。
【0117】以下、図17〜図20で示したレイアウト
構成と図21の等価回路との関係について述べる。
【0118】PMOSトランジスタP11及びP12の
P型拡散領域FL100及びFL101はそれぞれ、コ
ンタクトホール1C、電源配線LV1、ビアホール1T
を介して電気的に接続される第2層の電源配線LV2に
よって電源電位VDDに設定される。すなわち、P型拡
散領域FL100及びFL101は、図21のPMOS
トランジスタP11及びP12のソースに対応する。
【0119】また、NMOSトランジスタN11及びN
12のN型拡散領域FL261及びFL262はそれぞ
れコンタクトホール1C、グランド配線LG1、ビアホ
ール1T、グランド配線LG2、及びビアホール2Tを
介して電気的に接続されるグランド配線LG3によって
接地電位GNDに設定される。すなわち、N型拡散領域
FL261及びFL262は、図21のNMOSトラン
ジスタN11及びN12のソースに対応する。
【0120】NMOSトランジスタN14のドレインと
なるN型拡散領域PL274はコンタクトホール1C、
ビット線BL11、ビアホール1Tを介してビット線B
L12(図21のBL1に相当)に電気的に接続され
る。
【0121】同様に、NMOSトランジスタN16のド
レインとなるN型拡散領域FL276はコンタクトホー
ル1C、ビット線バーBL21、ビアホール1Tを介し
てビットバー線BL22(図21のバーBL2に相当)
に電気的に接続される。
【0122】また、NMOSトランジスタN20のドレ
インとなるN型拡散領域PL280はコンタクトホール
1C、ビット線BL21、ビアホール1Tを介してビッ
ト線BL22(図21のBL2に相当)に電気的に接続
される。
【0123】同様に、NMOSトランジスタN18のド
レインとなるN型拡散領域FL278はコンタクトホー
ル1C、ビット線バーBL11、ビアホール1Tを介し
てビットバー線BL12(図21のバーBL1に相当)
に電気的に接続される。
【0124】また、NMOSトランジスタN14及びN
18のゲートとなるポリシリコン配線PL14は、ゲー
トコンタクトGC、カラム線CL11、ビアホール1T
を介してカラム線CL12(図21のカラム線CL1に
相当)に電気的に接続される。同様にして、NMOSト
ランジスタN16及びN20のゲートとなるポリシリコ
ン配線PL16は、ゲートコンタクトGC、カラム線C
L21、ビアホール1Tを介してカラム線CL22(図
21のカラム線CL2相当)に電気的に接続される。
【0125】NMOSトランジスタN13及びN17の
ゲートとなるポリシリコン配線PL13は、ゲートコン
タクトGC、ワード線WL11、ビアホール1T、ワー
ド線WL12、ビアホール2Tを介して、ワード線WL
13(図21のワード線WL1に相当)に電気的に接続
される。
【0126】同様にして、NMOSトランジスタN15
及びN19のゲートとなるポリシリコン配線PL15
は、ゲートコンタクトGC、ワード線WL21、ビアホ
ール1T、ワード線WL22、ビアホール2Tを介し
て、ワード線WL23(図21のワード線WL2に相
当)に電気的に接続される。
【0127】実施の形態5において、記憶端子Naとな
るアルミ配線AL51に電気的に接続されるN型拡散領
域が、Pウェル領域PW0内(N型拡散領域FL263
(NMOSトランジスタN11のドレイン、NMOSト
ランジスタN13のソース))及びPウェル領域PW1
内(N型拡散領域FL269(NMOSトランジスタN
19のソース))に分けて形成される。同様にして、記
憶端子Nbとなるアルミ配線AL61に電気的に接続さ
れるN型拡散領域が、Pウェル領域PW0内(N型拡散
領域FL267(NMOSトランジスタN17のソー
ス))及びPウェル領域PW1内(N型拡散領域FL2
65(NMOSトランジスタN12のドレイン、NMO
SトランジスタN15のソース))に分けて形成され
る。
【0128】その結果、α線や中性子線によって発生し
た電子が、Pウエル領域PW0,PW1のうち一方のP
ウエル領域に形成したN型拡散領域に収集された場合
に、Nウエル領域NWが介在することにより上記電子の
発生による影響が防止される他方のPウエル領域に形成
したN型拡散領域から放出されることにより、実施の形
態4と同様、ソフトエラー耐性が向上するという効果が
ある。
【0129】加えて、図17〜図20に示すように、N
MOSトランジスタN11,N13,N14,N17及
びN18は、一方のPウエル領域PW0内に形成し、N
MOSトランジスタN12,N15,N16,N19及
びN20は、他方のPウエル領域PW1内に形成し、ビ
ット線の配線方向をPウェル領域PW0,PW1の分離
形成方向)に直交する方向に設定することにより、実施
の形態1と同様、カラム線を用いた低消費電力型の従来
の2ポートメモリセルと比べてビット線の配線長を短く
でき、その結果、アクセスタイムの高速化を図ることが
できる。
【0130】また、カラム線CL1,CL2(図19の
コラム線CL12,CL22)の配線方向をPウェル領
域PW0,PW1の分離並置方向に直交する方向に設定
することにより、ビット線BL1,BL2と同様にカラ
ム線CL1,CL2の配線長を短くすることができる。
さらに、ワード線WL1,WL2(WL11〜WL1
3,WL21〜WL23)をPウェル領域PW0,PW
1の分離並置方向に平行にレイアウト配置することによ
り、ビット線BL1,BL2と直交するレイアウト上の
良好な位置関係を保つことができる。
【0131】また、NMOSトランジスタN11,N1
3及びN14並びにNMOSトランジスタN17及びN
18それぞれを同一のPウェル領域PW0内に、NMO
SトランジスタN12,N15及びN16並びにNMO
SトランジスタN19及びN20をそれぞれ同一のPウ
ェル領域PW1内に形成することにより、隣接する3個
あるいは2個のNMOSトランジスタ間でソースあるい
はドレインとなる拡散領域FLを共有するレイアウト構
成が実現でき、その結果、集積度の向上を図ることがで
きる。加えて、NMOSトランジスタN11,N13及
びN14、N17及びN18、N12,N15及びN1
6並びにN19及びN20をそれぞれ略一直線上にレイ
アウト配置することにより、無駄領域を減らして集積度
の向上を図ることができる。
【0132】また、ポリシリコン配線PL11〜PL1
6の形成方向が同一方向になるので、ゲート寸法の制御
が容易になる。加えて、ポリシリコン配線PL11及び
PL16(MOSトランジスタN11,P11,N16
及びN20)、ポリシリコン配線PL13及びPL15
(NMOSトランジスタN13,N17,N15及びN
19)、ポリシリコン配線PL12及びPL14(MO
SトランジスタN12,P12,N14及びN18)が
それぞれ一直線上に沿ってレイアウト配置されるため、
ポリシリコン配線PLの形成に伴う無駄領域がなくな
り、面積の縮減が図れる。
【0133】なお、図17〜図20において、説明の都
合上、BL11,BL21,バーBL11,バーBL2
1をビット線として説明したが本来のビット線はビット
線BL12,BL22,バーBL12,バーBL22が
相当し、ビット線BL11,BL21,バーBL11,
バーBL21は中間的に設けられる金属配線である。同
様にして、ワード線WL11,WL12,WL21,W
L22、コラム線CL11,コラム線CL21、電源配
線LV1,及びグランド配線LG1,LG2は、ワード
線WL13,WL23、コラム線CL12,CL22、
電源配線LV2、グランド配線LG3に電気的に接続す
るための中間的に設けられる金属配線である。
【0134】<その他>上述した実施の形態1〜5で述
べたNウェル領域NW、Pウェル領域PW0,PW1は
バルク半導体基板の上層部に形成される一般的なウェル
領域は勿論、少なくとも表面が絶縁性の基板と、上記基
板の表面上に配設された半導体層とからなるSOI基板
における上記半導体層にそれぞれ形成される素子形成領
域を含んだ概念である。
【0135】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る請
求項1記載の半導体記憶装置において、第1及び第2の
第2種ウェル領域は、第1種ウェル領域を挟んで第1の
方向に並置され、第1及び第2のビット線は第1の方向
と略直交した第2の方向に延びて形成されるため、第1
及び第2の第2種ウェル領域の形成が第1及び第2のビ
ット線の配線長に何ら影響を与えない。
【0136】その結果、第1及び第2のビット線の配線
長を短く形成することができるため、請求項1記載の半
導体記憶装置は良好なアクセスタイムを維持することが
できる。
【0137】請求項2記載の半導体記憶装置において、
互いに直列に接続される第1,第3及び第4の第1種電
界効果トランジスタを同一の第1の第2種ウェル領域に
形成することにより、隣接する電界効果トランジスタ間
で一方電極あるいは他方電極となる拡散領域を共有する
レイアウト構成が実現でき、その結果、集積度の向上を
図ることができる。
【0138】請求項3記載の半導体記憶装置において、
第1及び第2の第2種ウェル領域並びに第1種ウェル領
域に跨る3個の電界効果トランジスタを略一直線上に並
んでレイアウト配置することにより、無駄領域を減らし
て集積度の向上を図ることができる。
【0139】請求項4記載の半導体記憶装置において、
第1及び第2の第2種ウェル領域にそれぞれ形成される
3個の電界効果トランジスタを略一直線上に並んでレイ
アウト配置することにより、無駄領域を減らして集積度
の向上を図ることができる。
【0140】請求項5記載の半導体記憶装置おいて、第
1及び第2の列選択信号線を第2の方向に延びて形成す
ることにより、第1及び第2の第2種ウェル領域の形成
が第1及び第2の列選択信号線の配線長に何ら影響を与
えず、第1及び第2の列選択信号線の配線長を短く形成
することができる。
【0141】請求項6記載の半導体記憶装置において、
行選択信号線を第1及び第2の第2種ウェル領域の分離
並置方向である第1の方向に延びて形成することによ
り、第2の方向に伸びて形成される第1及び第2のビッ
ト線と略直交する良好なレイアウト上の位置関係を保つ
ことができる。
【0142】請求項7記載の半導体記憶装置は、第3及
び第5の第1種電界効果トランジスタの制御電極を共通
に形成されるポリシリコン層を行選択信号線として利用
することにより、形成すべき層の数を減少させて装置の
コスト低減を図ることができる。
【0143】請求項8記載の半導体記憶装置は、第1及
び第2のビット線を互いに隣接するメモリセル間で共有
することにより、第1及び第2のビット線間隔を広くと
ることにより、配線間容量の低減に伴いアクセスタイム
の向上を図ることができる。
【0144】請求項9記載の半導体記憶装置は、第1の
記憶端子に一方電極が接続される第1及び第3の第1種
電界効果トランジスタを第2及び第1の第2種ウェル領
域にそれぞれ分けて形成し、第2の記憶端子に一方電極
が接続される第2及び第5の第1種電界効果トランジス
タを第1及び第2の第2種ウェル領域にそれぞれ分けて
形成している。
【0145】したがって、α線や中性子線によって発生
した電子が、第1及び第2の第2種ウエル領域のうち一
方の第2種ウエル領域に形成した第1〜第3及び第5の
第1種電界効果トランジスタの一方電極領域に収集され
た場合に、第1種ウエル領域が介在することにより上記
電子の発生による影響が防止される他方の第2種ウエル
領域に形成した第1〜第3及び第5の第1種電界効果ト
ランジスタの一方電極領域から放出される。例えば、第
2の第2種ウエル領域内の第1の第1種電界効果トラン
ジスタの一方電極領域に収集された電子は第1の記憶端
子を介して第1の第2種ウエル領域内の第3の第1種電
界効果トランジスタの一方電極領域から放出され、第1
の第2種ウエル領域内の第2の第1種電界効果トランジ
スタの一方電極領域に収集された電子は第2の記憶端子
を介して第1の第2種ウエル領域内の第5の第1種電界
効果トランジスタの一方電極領域から放出される。
【0146】このような動作により、第1及び第2の記
憶端子の保持データを反転させようとする電子の発生が
相殺されるため、データの反転が起こりにくくなり、そ
の結果、ソフトエラー耐性が向上するという効果を奏す
る。
【0147】請求項10記載の半導体記憶装置は、第1
の記憶端子に一方電極が接続される第3及び第9の第1
種電界効果トランジスタを第1及び第2の第2種ウェル
領域にそれぞれ分けて形成し、第2の記憶端子に一方電
極が接続される第5及び第7の第1種電界効果トランジ
スタを第2及び第1の第2種ウェル領域にそれぞれ分け
て形成している。
【0148】したがって、請求項9記載の半導体記憶装
置と同様の動作により、第1及び第2の記憶端子の保持
データを反転させようとする電子の発生が相殺されるた
め、データの反転が起こりにくくなり、その結果、ソフ
トエラー耐性が向上するという効果を奏する。
【0149】請求項11記載の半導体記憶装置は、SO
I基板に形成されるメモリセル構造において、良好なア
クセスタイムを維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1であるSRAMのメ
モリセルの全層におけるレイアウト構成を平面視した説
明図である。
【図2】 主として図1の第1アルミ配線層下のレイア
ウト構成を平面視した説明図である。
【図3】 主として図1の第2アルミ配線層のレイアウ
ト構成を平面視した説明図である。
【図4】 主として図1の第3アルミ配線層のレイアウ
ト構成を平面視した説明図である。
【図5】 図1〜図4で示した実施の形態1のメモリセ
ルの等価回路を示す回路図である。
【図6】 この発明の実施の形態2であるSRAMのメ
モリセルの全層におけるレイアウト構成を平面視した説
明図である。
【図7】 主として図6の第1アルミ配線層下のレイア
ウト構成を平面視した説明図である。
【図8】 主として図6の第2アルミ配線層のレイアウ
ト構成を平面視した説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態3であるSRAMのメ
モリセルの全層におけるレイアウト構成を平面視した説
明図である。
【図10】 主として図9の第1アルミ配線層下のレイ
アウト構成を平面視した説明図である。
【図11】 主として図9の第2アルミ配線層のレイア
ウト構成を平面視した説明図である。
【図12】 実施の形態3における隣接するメモリセル
間のレイアウト構成を示す説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態4であるSRAMの
メモリセルの全層におけるレイアウト構成を平面視した
説明図である。
【図14】 主として図13の第1アルミ配線層下のレ
イアウト構成を平面視した説明図である。
【図15】 主として図13の第2アルミ配線層のレイ
アウト構成を平面視した説明図である。
【図16】 主として図13の第3アルミ配線層のレイ
アウト構成を平面視した説明図である。
【図17】 この発明の実施の形態5であるSRAMの
メモリセルの全層におけるレイアウト構成を平面視した
説明図である。
【図18】 主として図17の第1アルミ配線層下のレ
イアウト構成を平面視した説明図である。
【図19】 主として図17の第2アルミ配線層のレイ
アウト構成を平面視した説明図である。
【図20】 主として図17の第3アルミ配線層のレイ
アウト構成を平面視した説明図である。
【図21】 図17〜図20で示した実施の形態5のメ
モリセルの等価回路を示す回路図である。
【図22】 従来の半導体記憶装置の下地部分のレイア
ウト構成を平面視した説明図である。
【図23】 従来の半導体記憶装置の上地部分のレイア
ウト構成を平面視した説明図である。
【図24】 従来の半導体記憶装置の記憶セルのレイア
ウト構成を示す説明図である。
【符号の説明】
BL1,BL2,(正相)ビット線、バーBL1,バー
BL2 逆相ビット線、CL1,CL2 カラム線、F
L100,FL101,FL110,FL111,FL
120,FL121,FL130,FL131 P型拡
散領域、FL200,FL201,FL210〜FL2
13,FL220,FL221,FL241〜FL24
6,FL251〜FL253,FL255,FL261
〜FL270,FL274,FL276,FL278,
FL280 N型拡散領域、N1〜N6,N11〜N2
0 NMOSトランジスタ、NW Nウェル領域、P
1,P2,P11,P12 PMOSトランジスタ、P
L1〜PL6,PL1A,PL2A,PL11〜PL1
7,PL35 ポリシリコン配線、PW0,PW1Pウ
ェル領域、WL,WL1,WL2 ワード線。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに交叉接続された第1及び第2のイ
    ンバータを含むメモリセルを有する半導体記憶装置であ
    って、 第1の導電型が第1種、第2の導電型が第2種でそれぞ
    れ定義され、 前記第1のインバータは第1の第1種電界効果トランジ
    スタ及び第1の第2種電界効果トランジスタからなり、 前記第2のインバータは第2の第1種電界効果トランジ
    スタ及び第2の第2種電界効果トランジスタからなり、 前記第1のインバータの出力部は前記第1の第1種電界
    効果トランジスタの一方電極と前記第1の第2種電界効
    果トランジスタの一方電極との接続部を含み、入力部は
    前記第1の第1種電界効果トランジスタの制御電極と前
    記第1の第2種電界効果トランジスタの制御電極との接
    続部を含み、 前記第2のインバータの出力部は前記第2の第1種電界
    効果トランジスタの一方電極と前記第2の第2種電界効
    果トランジスタの一方電極との接続部を含み、入力部は
    前記第2の第1種電界効果トランジスタの制御電極と前
    記第2の第2種電界効果トランジスタの制御電極との接
    続部を含み、 前記メモリセルは、 前記第1のインバータの出力部及び前記第2のインバー
    タの入力部に電気的に接続される第1の記憶端子に一方
    電極が接続され、行選択信号線に制御電極が接続され
    る、第3の第1種電界効果トランジスタと、 前記第3の第1種電界効果トランジスタの他方電極に一
    方電極が接続され、第1のビット線に他方電極が接続さ
    れ、第1の列選択信号線に制御電極が接続される、第4
    の第1種電界効果トランジスタと、 前記第2のインバータの出力部及び前記第1のインバー
    タの入力部に電気的に接続される第2の記憶端子に一方
    電極が接続され、前記行選択信号線に制御電極が接続さ
    れる、第5の第1種電界効果トランジスタと、 前記第5の第1種電界効果トランジスタの他方電極に一
    方電極が接続され、第2のビット線に他方電極が接続さ
    れ、第2の列選択信号線に制御電極が接続される、第6
    の第1種電界効果トランジスタとをさらに含み、 前記第1及び第2の第1種電界効果トランジスタのうち
    一方は第1の第2種ウェル領域に形成され、他方は第2
    の第2種ウェル領域に形成され、 前記第3及び第4の第1種電界効果トランジスタは前記
    第1の第2種ウェル領域に形成され、 前記第5及び第6の第1種電界効果トランジスタは前記
    第2の第2種ウェル領域に形成され、 前記第1,第2の第2種電界効果トランジスタは第1種
    ウェル領域に形成され、 前記第1及び第2の第2種ウェル領域は、前記第1種ウ
    ェル領域を挟んで第1の方向に並置され、前記第1及び
    第2のビット線は前記第1の方向と略直交した第2の方
    向に延びて形成されることを特徴とする、半導体記憶装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、 前記第1の第1種電界効果トランジスタは前記第1の第
    2種ウェル領域に形成され、 前記第2の第1種電界効果トランジスタは前記第2の第
    2種ウェル領域に形成される、半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体記憶装置であっ
    て、 前記第1及び第6の第1種電界効果トランジスタ並びに
    前記第1の第2種電界効果トランジスタは前記第1の方
    向に沿って略一直線上に並んでレイアウト配置され、 前記第2及び第4の第1種電界効果トランジスタ並びに
    前記第2の第2種電界効果トランジスタは前記第1の方
    向に沿って略一直線上に並んでレイアウト配置される、
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項2あるいは請求項3記載の半導体
    記憶装置であって、前記第1,第3及び第4の第1種電
    界効果トランジスタは前記第2の方向に沿って略一直線
    上に並んでレイアウト配置され、 前記第2,第5及び第6の第1種電界効果トランジスタ
    は前記第2の方向に沿って略一直線上に並んでレイアウ
    ト配置される、半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のうち、いずれ
    か記載の半導体記憶装置であって、 前記第1及び第2の列選択信号線は前記第2の方向に延
    びて形成される、半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のうち、いずれ
    かに記載の半導体記憶装置であって、 前記行選択信号線は前記第1の方向に延びて形成され
    る、半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のうち、いずれ
    か1項に記載の半導体記憶装置であって、 前記第3及び第5の第1種電界効果トランジスタの制御
    電極は前記第1の第2種ウェル領域から前記第2の第2
    種ウェル領域にかけて共通に形成されるポリシリコン層
    を含む、半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のうち、いずれ
    か1項に記載の半導体記憶装置であって、 前記メモリセルは互いに隣接する複数のメモリセルを含
    み、 前記複数のメモリセルそれぞれの前記第1及び第2のビ
    ット線をメモリセル領域の境界近傍に形成することによ
    り、互いに隣接するメモリセル間で前記第1及び第2の
    ビット線を共有する、半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、 前記第1の第1種電界効果トランジスタは前記第2の第
    2種ウェル領域に形成され、 前記第2の第1種電界効果トランジスタは前記第1の第
    2種ウェル領域に形成される、半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の半導体記憶装置であっ
    て、 前記行選択信号線は第1及び第2の行選択信号線を含
    み、 前記第1のビット線は第1の正相ビット線及び第1の逆
    相ビット線を含み、 前記第2のビット線は第2の正相ビット線及び第2の逆
    相ビット線を含み、 前記第3の第1種電界効果トランジスタの制御電極は前
    記第1の行選択信号線に接続され、 前記第4の電界効果トランジスタの他方電極は前記第1
    の正相ビット線に接続され、 前記第5の第1種電界効果トランジスタの制御電極は前
    記第2の行選択信号線に接続され、 前記第6の電界効果トランジスタの他方電極は前記第2
    の逆相ビット線に接続され、 前記メモリセルは、 前記第2の記憶端子に一方電極が接続され、前記第1の
    行選択信号線に制御電極が接続される、第7の第1種電
    界効果トランジスタと、 前記第7の第1種電界効果トランジスタの他方電極に一
    方電極が接続され、第1の逆相ビット線に他方電極が接
    続され、前記第1の列選択信号線に制御電極が接続され
    る、第8の第1種電界効果トランジスタと、 前記第1の記憶端子に一方電極が接続され、前記第2の
    行選択信号線に制御電極が接続される、第9の第1種電
    界効果トランジスタと、 前記第9の第1種電界効果トランジスタの他方電極に一
    方電極が接続され、第2の正相ビット線に他方電極が接
    続され、前記第2の列選択信号線に制御電極が接続され
    る、第10の第1種電界効果トランジスタとを含み、 前記第7及び第8の第1種電界効果トランジスタは前記
    第1の第2種ウェル領域に形成され、 前記第9及び第10の第1種電界効果トランジスタは前
    記第2の第2種ウェル領域に形成され、 前記第1及び第2の正相ビット線並びに前記第1及び第
    2の逆相ビット線は前記第2の方向に延びて形成され
    る、半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のうち、い
    ずれか1項に記載の半導体記憶装置であって、 前記第1種ウェル領域並びに前記第1及び第2の第2種
    ウェル領域は、少なくとも表面が絶縁性の基板と、前記
    基板の表面上に配設された半導体層とからなるSOI基
    板における前記半導体層にそれぞれ形成される素子形成
    領域を含む、半導体記憶装置。
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