JP2003151381A - 導電性ペーストの製造方法及び導電性ペースト - Google Patents

導電性ペーストの製造方法及び導電性ペースト

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JP2003151381A
JP2003151381A JP2001344805A JP2001344805A JP2003151381A JP 2003151381 A JP2003151381 A JP 2003151381A JP 2001344805 A JP2001344805 A JP 2001344805A JP 2001344805 A JP2001344805 A JP 2001344805A JP 2003151381 A JP2003151381 A JP 2003151381A
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water
soluble organic
metal powder
organic solvent
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Kiyoshi Nakano
清 中野
Yoshikazu Nakada
好和 中田
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な工程を必要とすることなく、導電成分
である金属粉末の分散性に優れた導電性ペーストを製造
することが可能な導電性ペーストの製造方法及び該製造
方法により製造された導電性ペーストを提供する。 【解決手段】 金属塩の水溶液に還元剤を加えて析出さ
せた金属粉末に付着した水分を、水溶性有機溶剤で置換
した後、水溶性有機溶剤が付着した状態の金属粉末に有
機ビヒクルを添加する。また、水溶性有機溶剤が付着し
た金属粉末に有機ビヒクルを添加し、混合した後、水溶
性有機溶剤を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、導電性ペースト
の製造方法及び導電性ペーストに関し、詳しくは、良好
な分散性を備えた導電性ペーストの製造方法及び該製造
方法により製造される導電性ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】積層セ
ラミックコンデンサは、例えば、図3に示すように、セ
ラミックコンデンサ素子(積層体)51中に、静電容量
を取得するための複数の内部電極52と、誘電体セラミ
ック層53が交互に積層され、かつ、内部電極52が交
互に積層体51の逆側の端部に引き出されているととも
に、セラミックコンデンサ素子51の両端部に、所定の
内部電極52と導通するように外部電極54a,54b
が配設された構造を有している。
【0003】このような積層セラミックコンデンサは、
通常、Ag、Pd、Ag−Pd、Au、Pt、Ni、C
uなどの金属粉末と、さらに場合によっては共材などの
無機結合材を有機ビヒクルを配合し、混練してなる導電
性ペーストをセラミックグリーンシートに印刷し、この
セラミックグリーンシートを積層、圧着した後、所定の
条件でセラミックと導電性ペーストを同時に焼成し、得
られるセラミックコンデンサ素子(焼成後の積層体)の
両端部に、内部電極と導通するように外部電極を形成す
ることにより製造されている。
【0004】ところで、セラミックグリーンシート上に
印刷される導電性ペーストの分散性が不十分な場合、焼
成後に形成される内部電極は不連続となり、製品である
積層セラミックコンデンサの静電容量を低下させるとい
う問題点がある。
【0005】また、外部電極も、通常は、内部電極を形
成する場合と同様に、Ag、Pd、Ag−Pd、Au、
Pt、Ni、Cuなどの金属粉末と、ガラス粉末などの
無機結合材と、有機ビヒクルとを混合し、これらを混
練、分散させた導電性ペーストを、コンデンサ端面に塗
布、焼成することにより形成されているので、分散性が
不十分な導電性ペーストを用いた場合には、凹凸のある
ポーラスな外部電極が形成されてしまい、接合不良や信
頼性の低下を引き起こすという問題点がある。
【0006】ところで、導電性ペーストに含まれる導電
粉末としては、従来、液相還元法により析出させた金属
粉末を水洗、乾燥することにより得られる金属粉末が一
般的に用いられている。金属粉末が粒径数μm程度の大
きさを有している場合には、乾燥時の金属粉末どうしの
2次凝集が大きな問題となることはないが、積層コンデ
ンサの小型大容量化が進み、緻密で平滑な電極を形成す
ることが要求され、これに伴い、1μm以下の金属微粉
末を高分散した導電性ペーストが要求されるようになる
と、金属粉末どうしの凝集が強固になり、分散性の高い
導電性ペーストを得ることは容易ではないのが実情であ
る。また、無理に強い力で分散させようとすると、金属
特有の延性のために、凝集体が解砕されずに、凝集した
金属粉末が大きな偏平粉末になってしまうという問題点
がある。
【0007】このため、特開2000−48644号公
報には、無機粉末の表面に高沸点有機化合物を付着させ
ることにより分散性を確保する方法が開示され、また、
特開2000−297303号公報には、粉砕した導電
性粉末の一次粒子又は一次粒子近傍の凝集体表面に存在
する微少な突起部分を粒子内部に押し丸め込み、導電性
粉末を略球状で回収することにより、塗料中への導電性
粉末の分散性を向上させる方法が開示されている。しか
し、これらの方法においては、液相還元法で生成させた
金属粉末の分散性を維持、改善するための粉末の改質に
多大なコストを要するという問題点がある。
【0008】また、特開平10−106352号公報に
は、水にぬれた原料粒子の表面を親油化処理した後、水
よりも比重の大きな油水分離溶剤と混合して水を除去
し、しかる後に容易に揮発しない有機溶媒を投入してか
ら、油水分離溶剤を揮発させて置換し、親油化した原料
粒子を有機溶媒中に分散させるようにしたペーストの製
造方法が開示されているが、この方法においては、使用
が規制されている毒性の強いパークロロエチレンやフレ
オンなどのハロゲン化炭化水素を使用しているため、環
境上の問題点があるとともに、金属粉末を親油化する工
程などが必要であるため、工程の複雑化を招くという問
題点がある。
【0009】本願発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであり、複雑な工程を必要とすることなく、導電成分
である金属粉末の分散性に優れた導電性ペーストを製造
することが可能な導電性ペーストの製造方法及び該製造
方法により製造された導電性ペーストを提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明(請求項1)の導電性ペーストの製造方法
は、(a)金属塩の水溶液に還元剤を加えて、金属粉末を
析出させる工程と、(b)水分が付着した状態の金属粉末
に水溶性有機溶剤を添加して、水分を水溶性有機溶剤で
置換する工程と、(c)水溶性有機溶剤が付着した金属粉
末に有機ビヒクルを添加し、混合する工程とを具備する
ことを特徴としている。
【0011】本願発明(請求項1)の導電性ペーストの
製造方法においては、金属塩の水溶液に還元剤を加えて
析出させた金属粉末に付着した水分を、水溶性有機溶剤
で置換した後、水溶性有機溶剤が付着した状態の金属粉
末に有機ビヒクルを添加し、混合するようにしているの
で、溶液中で生成した単分散金属粉末を、乾燥による2
次凝集を発生させることなくペースト化することが可能
になり、分散性の良好な導電性ペーストを得ることが可
能になるとともに、乾燥工程を不要にして、製造工程を
簡略化することが可能になる。
【0012】また、水溶性有機溶剤で水と置換するよう
にしているので、使用が規制されている毒性の強いパー
クロロエチレンやフレオンなどのハロゲン化炭化水素を
使用する必要がなく、また、金属粉末を親油化すること
も不要になる。したがって、省エネルギー化、工程の簡
略化を図ることが可能になるとともに、環境汚染の防止
に資することが可能になる。
【0013】また、本願発明(請求項2)の導電性ペー
ストの製造方法は、(a)金属塩の水溶液に還元剤を加え
て、金属粉末を析出させる工程と、(b)水分が付着した
状態の金属粉末に水溶性有機溶剤を添加して、水分を水
溶性有機溶剤で置換する工程と、(c)水溶性有機溶剤が
付着した金属粉末に有機ビヒクルを添加し、混合する工
程と、(d)水溶性有機溶剤を除去する工程とを具備する
ことを特徴としている。
【0014】本願発明(請求項2)の導電性ペーストの
製造方法においては、水溶性有機溶剤が付着した金属粉
末に有機ビヒクルを添加し、混合した後、水溶性有機溶
剤を除去するようにしているので、水溶性有機溶剤が存
在することが弊害になる場合にも、かかる弊害を取り除
くことが可能になり、所望の特性を備えた導電性ペース
トを確実に得ることが可能になる。
【0015】なお、本願請求項1及び2の発明において
用いることが可能な水溶性有機溶剤としては、メタノー
ル、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノー
ル、ジアセトンアルコールなどのアルコール類、アセト
ン、メチルエチルケトンなどのケトン類、ジエチレング
リコールモノブチルエーテル、ジエチルエングリコール
モノエチルエーテルなどの多価アルコール及びこれらの
混合溶剤などが例示される。
【0016】また、上記請求項1及び請求項2の(b)の
工程における、水分が付着した状態の金属粉末とは、上
記(a)の工程で、還元剤を加えて析出させた金属粉末
を、濾過などの公知の固液分離手段により分離した状態
のもの、分離後に水洗した状態のものなどを含む概念で
ある。また、上記請求項1及び請求項2の(c)の工程に
おける、水溶性有機溶剤が付着した金属粉末とは、水分
を水溶性有機溶剤で置換した状態の金属粉末を濾過など
の公知の固液分離手段により分離した状態のもの、分離
後にさらに水溶性有機溶剤で洗浄(置換)した状態のも
のなどを含む概念である。また、上記請求項2の(d)の
工程における、水溶性有機溶剤を除去するとは、その前
の(c)の工程で水溶性有機溶剤が付着した金属粉末に有
機ビヒクルを添加し、混合したペーストから水溶性有機
溶剤を取り除くことを意味する概念であり、ロータリー
エバポレーターなどの公知の手段を用いて、容易に実施
することが可能である。また、本願発明は、金属粉末
が、金属のみからなるものである場合に限らず、表面に
水酸化物などの他の物質を付着させた複合粉末などにも
適用することが可能である。
【0017】また、請求項3の導電性ペーストは、金属
粉末と、有機ビヒクルとを含有する導電性ペーストであ
って、請求項1又は2記載の導電性ペーストの製造方法
により製造されたものであることを特徴としている。
【0018】本願発明の導電性ペーストは、上述の請求
項1又は2記載の方法により製造されていることから、
分散性に優れており、この導電性ペーストを、例えばセ
ラミックグリーンシートに印刷し、焼成することによ
り、凹凸がなく、平滑性に優れた、均質な電極を形成す
ることが可能になる。したがって、本願発明の導電性ペ
ーストを、例えば電子部品の電極形成用の導電性ペース
トとして使用することにより、所望の特性を備えた電子
部品を製造することが可能になる。
【0019】
【実施例】以下、本願発明の実施例を示して、その特徴
とするところをさらに詳しく説明する。
【0020】[実施例1] <導電性ペーストの作成> (1)まず、(a)抱水ヒドラジン及び水酸化ナトリウムを
溶解させた水溶液と、(b)硫酸ニッケル、塩化ニッケル
及び錯化剤を溶解させた水溶液を用意する。 (2)それから、上記(a)の抱水ヒドラジン及び水酸化ナ
トリウムを溶解させた水溶液を撹拌しながら、この水溶
液に、上記(b)の硫酸ニッケル、塩化ニッケル及び錯化
剤を溶解させた水溶液を添加し、還元反応を行わせてN
iを析出させることにより、平均粒径が0.2μmのN
i粉末100gを得る。 (3)それから、このNi粉末を水洗した後、吸引濾過に
より余分な水分を除去し、さらに吸引しながらエタノー
ル(水溶性有機溶剤)300mlを加えることにより、水
をエタノールで置換する。 (4)次に、ケーキ状となったNi粉末を濾過器から取り
出してボールミルに移し、エタノール、分散剤を追加し
て1時間分散させることにより、分散スラリーを得る。 (5)その後、この分散スラリーに、エチルセルロースを
テルピネオールで溶解した有機ビヒクルを加え、さらに
1時間分散させることにより、有機ビヒクルが添加され
た分散スラリーを得る。 (6)次に、この有機ビヒクルが添加された分散スラリー
を、フィルターにより濾過して、ボールと異物を除去す
ることによりNiスラリーを得る。 (7)それから、このNiスラリーを、ロータリーエバポ
レーターにかけ、エタノール(水溶性有機溶剤)を除去
することにより、導電性ペースト(Niペースト)(実
施例1)を得た。
【0021】また、比較のため、上記(2)の工程で得た
Ni粉末を、水洗し、吸引濾過した後、90℃で乾燥さ
せたNi粉末(すなわち、水を水溶性有機溶剤で置換す
る工程を経ず、乾燥工程を経たNi粉末)を使用した以
外は、上記実施例1の場合と同様の方法で導電性ペース
ト(Niペースト)(比較例1)を作成した。
【0022】<導電性ペーストの印刷>上記実施例1の
Niペーストと比較例1のNiペーストをガラス基板上
に印刷し、印刷膜の表面粗さを測定した。その結果、実
施例1の表面粗さRz(十点平均粗さ(JIS B06
01))は、0.8μmであった。これに対して、比較
例1の表面粗さRzは2.2μmであった。これによ
り、実施例1の導電性ペーストは、分散性が良好で、こ
の実施例1の導電性ペーストを用いることにより、平滑
な印刷膜が得られることが確認された。
【0023】<積層セラミックコンデンサの製造>次
に、上記実施例1又は比較例1の導電性ペーストを用い
て、以下の方法により、図1(a),(b)に示すような積
層セラミックコンデンサを製造した。なお、図1(a)
は、積層セラミックコンデンサを模式的に示す断面図、
図1(b)は要部構成を示す分解斜視図である。
【0024】この実施例にかかる積層セラミックコンデ
ンサは、図1(a),(b)に示すように、セラミックコン
デンサ素子(積層体)1中に、静電容量を取得するため
の複数の内部電極2と、誘電体セラミック層3が交互に
積層され、かつ、内部電極2が交互に積層体1の逆側の
端部に引き出されているとともに、セラミックコンデン
サ素子1の両端部に、所定の内部電極2と導通するよう
に外部電極4a,4bが配設された構造を有している。
【0025】以下、この積層セラミックコンデンサの製
造方法について説明する。なお、以下では、1つの積層
セラミックコンデンサを製造する場合について説明する
が、通常は、多数個の内部電極が形成されたマザー基板
を積層して、積層体ブロック中に多数個のコンデンサ素
子を形成した後、積層体ブロックを所定の位置で切断し
て、個々の積層セラミックコンデンサに分割することに
より、多数個の積層セラミックコンデンサを同時に製造
する方法が適用される。
【0026】(1)まず、図1(b)に示すように、チタン
酸バリウム系B特性のセラミックグリーンシート(焼成
後の厚みが3μmとなるようなセラミックグリーンシー
ト)3aに、実施例1及び比較例1の導電性ペースト
(Niペースト)をスクリーン印刷法により印刷して内
部電極パターン2aを形成する。 (2)それから、この内部電極パターン2aが印刷された
セラミックグリーンシート3aを350層積層するとと
もに、その上下両面側に内部電極パターンが印刷されて
いないセラミックグリーンシート(ダミー層)3bを2
5層ずつ積層し、圧着することにより、未焼成の積層体
(セラミックコンデンサ素子)1aを得る。なお、マザ
ー基板から、多数個の素子に分割する、いわゆる多数個
取りの製造方法の場合には、この時点で、ダイシングな
どの方法により、積層体ブロックを所定の位置で切断し
て、個々の素子に分割する。 (3)それから、積層体1aを、空気中、250℃で脱脂
した後、還元雰囲気において1250℃で焼成を行い、
3.15mm×l.55mm×l.55mmの焼結体(焼成後
の積層体)1(図1(a))を得る。 (4)そして、この積層体1の両端部に、所定の内部電極
2と導通するように銅電極を焼き付けることにより外部
電極4a,4b(図1(a))を形成する。これにより、
図1(a)に示すような積層セラミックコンデンサが得ら
れる。なお、この積層セラミックコンデンサでは、はん
だ付け性を確保するため、外部電極(銅電極)の表面
に、Niめっき層5、及びSnめっき層6を形成した。
【0027】それから、この積層セラミックコンデンサ
について、静電容量の大きさを調べた。実施例1の導電
性ペーストを用いた積層セラミックコンデンサでは、静
電容量が10μFであった。これに対して、比較例1の
導電性ペーストを用いた積層セラミックコンデンサで
は、静電容量が9.3μFであり、実施例1の導電性ペ
ーストを用いた積層セラミックコンデンサのほうが大き
な静電容量が得られることが確認された。
【0028】これにより、実施例1の導電性ペーストに
おいては、乾燥による2次凝集がなく、同じ分散条件
で、より分散性の良好な導電性ペーストを得ることが可
能になることがわかる。したがって、この実施例1の導
電性ペーストを用いることにより、平滑、かつ緻密な印
刷膜を形成することが可能になり、積層セラミックコン
デンサを製造した場合に、静電容量の大きい積層セラミ
ックコンデンサを得ることが可能になる。
【0029】[実施例2] (1)まず、(a)抱水ヒドラジン及び分散剤を溶解させた
水溶液と、(b)硫酸銅及びピロリン酸ナトリウムを溶解
させた水溶液を用意する。 (2)それから、上記(a)の抱水ヒドラジン及び分散剤を
溶解させた水溶液を撹拌しながら、この水溶液に、上記
(b)の硫酸銅及びピロリン酸ナトリウムを溶解させた水
溶液を添加し、還元反応を行わせてCuを析出させるこ
とにより、平均粒径が0.5μmのCu粉末100gを
得る。 (3)それから、このCu粉末を水洗した後、吸引濾過に
より余分な水分を除去し、さらに吸引しながらジエチレ
ングリコールモノブチルエーテル(水溶性有機溶剤)3
00mlを加え、水をジエチレングリコールモノブチルエ
ーテルで置換する。 (4)次に、ケーキ状となったCu粉末を濾過器から取り
出し、ガラス粉末及びアクリル樹脂をジエチレングリコ
ールモノブチルエーテルとソルベッソ150(エクソン
化学製)の混合溶剤からなる有機ビヒクルとともにミキ
サーに投入してペースト状になるまで混合することによ
り混合ペーストを得る。 (5)それから、この混合ペーストを、3本ロールを3回
パスさせて十分に混練することにより、導電性ペースト
(Cuペースト)(実施例2)を得た。
【0030】また、比較のため、上記(2)の工程で得た
Cu粉末を、水洗し、吸引濾過した後、90℃で乾燥さ
せたCu粉末(すなわち、水を水溶性有機溶剤で置換す
る工程を経ず、乾燥工程を経たCu粉末)を使用した以
外は、上記実施例1の場合と同様の方法で導電性ペース
ト(Cuペースト)(比較例2)を作成した。
【0031】<導電性ペーストの印刷>上記実施例2の
Cuペーストと比較例2のCuペーストをガラス基板上
に印刷し、印刷膜の表面粗さを測定した。その結果、実
施例2の表面粗さRz(十点平均粗さ(JIS B06
01))は、2.3μmであった。これに対して、比較
例2の表面粗さRzは4.5μmであった。これによ
り、実施例2の導電性ペーストは、分散性が良好で、こ
の実施例2の導電性ペーストを用いることにより、平滑
な印刷膜が得られることが確認された。
【0032】<積層セラミックコンデンサの製造>次
に、上記実施例1又は比較例1の導電性ペーストを用い
て内部電極を形成し、上記実施例2及び比較例2の導電
性ペーストを用いて外部電極を形成することにより、上
記実施例1の場合と同様の構造を有する積層セラミック
コンデンサを製造した。
【0033】(1)まず、チタン酸バリウム系B特性のセ
ラミックグリーンシート(焼成後の厚みが3μmとなる
ようなセラミックグリーンシート)に、実施例1で製造
した導電性ペースト(Niペースト)をスクリーン印刷
法により印刷して内部電極パターンを形成する。 (2)それから、この内部電極パターンが印刷されたセラ
ミックグリーンシートを350層積層するとともに、そ
の上下両面側に内部電極パターンの形成されていないセ
ラミックグリーンシート(ダミー層)を25層ずつ積層
し、圧着することにより、未焼成の積層体(セラミック
コンデンサ素子)を得る。 (3)それから、積層体を、空気中、300℃で脱脂した
後、還元雰囲気において1250℃で焼成を行い、3.
15mm×l.55mm×l.55mmの焼結体(焼成後の積
層体)を得る。 (4)次に、この積層体の両端部に、実施例2又は比較例
2のCuペーストを塗布し、窒素雰囲気中800℃で焼
成してCu電極(外部電極)を形成した後、さらに、N
iめっきを行い、Cu電極(外部電極)上に、膜厚が1
μmのNiめっき膜を形成するとともに、さらにSnめ
っきを行い、Niめっき膜上に膜厚が3μmのSnめっ
き膜を形成した。
【0034】そして、このようにして得た積層セラミッ
クコンデンサについて、信頼性を比較するため、耐湿負
荷試験を70℃、90〜95%RH、DC6.3V、2
000時間の条件で行った。そして、絶縁抵抗105Ω
を閾(しきい)値として、絶縁性の良、不良の判定を行
った。実施例2のCuペーストを用いて外部電極を形成
した積層セラミックコンデンサでは、絶縁不良が100
個中0個であったのに対して、比較例2のCuペースト
を用いた積層セラミックコンデンサでは、100個中7
個に絶縁不良の発生が認められた。
【0035】これにより、この実施例2の導電性ペース
トにおいては、乾燥による2次凝集を防止することが可
能になり、同じ分散条件で、より分散性の良好な導電性
ペーストを得ることが可能になることから、この実施例
2の導電性ペーストを用いて積層セラミックコンデンサ
の外部電極を形成することにより、外部電極が平滑かつ
緻密で、めっき液、および環境中の水分の内部への侵入
を抑制することが可能な外部電極を備えた信頼性の高い
積層セラミックコンデンサを得ることが可能になる。
【0036】[実施例3] <導電性ペーストの作成> (1)硝酸銀と分散剤を含む水溶液に水酸化ナトリウムを
加えて酸化銀を生成させ、この酸化銀をホルマリンによ
り還元して、平均粒径が1.0μmのAg粉末100g
を得る。 (2)それから、このAg粉末を水洗した後、界面活性剤
を加え、ホモミキサーにより混合して表面処理を行う。 (3)その後、吸引濾過により余分な水分を除去し、さら
に吸引しながらアセトン300mlを加え、水をアセトン
(水溶性有機溶剤)で置換して、ケーキ状のAg粉末を
得る。 (4)次に、ケーキ状となったAg粉末に、エチルセルロ
ースをテルピネオールに溶解させた有機ビヒクルを加
え、ペースト状になるまで混合することにより混合ペー
ストを得る。 (5)それから、この混合ペーストを、3本ロールを10
回パスさせることにより、十分に分散させた後、フィル
ターで異物を除去することにより、導電性ペースト(A
gペースト)(実施例3)を得た。
【0037】また、比較のため、上記(2)の工程で得た
Ag粉末を、水洗し、吸引濾過した後、90℃で乾燥さ
せたAg粉末(すなわち、水を水溶性有機溶剤で置換す
る工程を経ず、乾燥工程を経たAg粉末)を使用した以
外は、上記実施例1の場合と同じ方法で導電性ペースト
(Agペースト)(比較例3)を作成した。
【0038】<導電性ペーストの印刷>上記実施例3の
Agペーストと比較例3のAgペーストをガラス基板上
に印刷し、印刷膜の表面粗さを測定した。その結果、実
施例3の表面粗さRz(十点平均粗さ(JIS B06
01))は、1.9μmであった。これに対して、比較
例3の表面粗さRzは3.1μmであった。これによ
り、実施例3の導電性ペーストは、分散性が良好で、こ
の実施例3の導電性ペーストを用いることにより、平滑
な印刷膜が得られることが確認された。
【0039】<積層コイル部品の製造>次に、上記実施
例3及び比較例3の導電性ペーストを用いて、以下の方
法により、図2に要部構成を示すような積層コイル部品
を形成した。 (1)(Ni,Zn,Cu)Fe24系フェライトのセラ
ミックグリーンシート13(焼き上げ素子厚30μm)
に、実施例3及び比較例3の導電性ペースト(Agペー
スト)をスクリーン印刷法により、均一な印刷厚みにな
るように印刷して内部電極パターン(コイルパターン)
12を形成する。 (2)それから、このコイルパターンが印刷されたセラミ
ックグリーンシート13を所定枚数積層し、セラミック
グリーンシート13に形成されたビアホール15を介し
てコイルパターン12を導通させるるとともに、その上
下両面側に内部電極パターンの形成されていないセラミ
ックグリーンシート(外装用のダミー層)13aを積層
し、圧着することにより、内部に14ターンのコイル1
6が配設された未焼成の積層コイル部品素子(積層体)
11を得る。 (3)それから、この積層コイル部品素子11を、空気
中、350℃で脱脂した後、還元雰囲気において930
℃で焼成を行い、1.6mm×0.8mm×0.8mmの焼結
体(焼成後の積層コイル部品素子)を得た。
【0040】そして、この焼結体に、In−Ga電極を
塗布して、直流抵抗Rdcを測定した。その結果、実施
例3のAgペーストを用いた積層コイル部品において
は、Rdcが0.3Ωであるのに対して、比較例3のA
gペーストを用いた積層コイル部品ではRdcが0.4
Ωであった。これにより、この実施例3のAgペースト
を用いてコイルを形成することにより、発熱特性に優れ
た積層コイル部品が得られることが確認された。
【0041】[実施例4] <導電性ペーストの作成> (1)まず、(a)抱水ヒドラジン及び水酸化ナトリウムを
溶解させた水溶液と、(b)硫酸ニッケル、塩化ニッケル
及び錯化剤を溶解させた水溶液を用意する。 (2)それから、上記(a)の抱水ヒドラジン及び水酸化ナ
トリウムを溶解させた水溶液を撹拌しながら、この水溶
液に、上記(b)の硫酸ニッケル、塩化ニッケル及び錯化
剤を溶解させた水溶液を添加し、還元反応を行わせてN
iを析出させることにより、平均粒径が0.2μmのN
i粉末100gを得る。 (3)それから、このNi粉末を水洗した後、塩化ジスプ
ロシウム(DyCl3)水溶液と、水酸化ナトリウム水
溶液を同時に添加することにより、Ni粉末表面上に、
0.5atom%のDy(OH)3を析出させたNi粉末
(複合粉末)を得る。 (4)そして、このNi粉末(複合粉末)を、水洗した
後、吸引濾過により余分な水分を除去し、さらに吸引し
ながらエタノール(水溶性有機溶剤)300mlを加え、
水をエタノールで置換する。 (5)次に、ケーキ状となったNi粉末を濾過器から取り
出してボールミルに移し、エタノール、分散剤を追加し
て1時間分散させることにより、分散スラリーを得る。 (6)その後、この分散スラリーに、エチルセルロースを
テルピネオールで溶解させた有機ビヒクルを加え、さら
に1時間分散させることにより、有機ビヒクルが添加さ
れた分散スラリーを得る。 (7)それから、この有機ビヒクルが添加された分散スラ
リーを、フィルターにより濾過して、ボールと異物を除
去することにより、Niスラリーを得る。 (8)次に、このNiスラリーを、ロータリーエバポレー
ターにかけ、エタノールを除去することにより導電性ペ
ースト(Niペースト)(実施例4)を得た。
【0042】また、比較のため、上記(2)の工程で得た
Ni粉末(複合粉末)を、水洗し、吸引濾過した後、9
0℃で乾燥させたNi粉末(複合粉末)(すなわち、水
を水溶性有機溶剤で置換する工程を経ず、乾燥工程を経
たNi粉末(複合粉末))を使用した以外は、上記実施
例1の場合と同様の方法で導電性ペースト(Niペース
ト)(比較例4)を作成した。
【0043】<導電性ペーストの印刷>上記実施例4の
Niペーストと比較例4のNiペーストをガラス基板上
に印刷し、印刷膜の表面粗さを測定した。その結果、実
施例4の表面粗さRz(十点平均粗さ(JIS B06
01))は、0.8μmであった。これに対して、比較
例4の表面粗さRzは3.5μmであり、実施例4の導
電性ペーストは、分散性が良好で、この実施例4の導電
性ペーストを用いることにより、平滑な印刷膜が得られ
ることが確認された。これにより、本願発明は、Ni粉
末などの金属粉末に水酸化ジスプロシウムなどの他の物
質を付着させたような複合粉末にも適用できることが確
認された。
【0044】なお、金属粉末の表面に水酸化物を付着さ
せた場合、金属粉末はさらに凝集しやすくなるが、本願
発明を適用して、金属粉末を乾燥させないようにするこ
とにより、従来と同じ分散条件で、分散性の良好な導電
性ペーストを得ることが可能になる。
【0045】なお、上記実施例1〜4では、本願発明に
かかる導電性ペーストを積層セラミックコンデンサ及び
積層コイル部品に用いた場合を例にとって説明したが、
本願発明の製造方法で製造された導電性ペーストは、L
C複合部品、多層基板その他の種々の電子部品に使用す
ることが可能である。
【0046】また、上記実施例1〜4では、本願発明に
かかる導電性ペーストを用いて積層セラミック電子部品
の内部電極及び外部電極を形成する場合について説明し
たが、本願発明の導電性ペーストは、上述のような内部
電極及び外部電極以外の電極(導体)を形成する場合に
も適用することが可能である。
【0047】本願発明は、さらにその他の点において
も、上記実施例1〜4に限定されるものではなく、金属
粉末を析出させるのに用いられる金属塩の種類、還元剤
の種類や添加量、水溶性有機溶剤の種類や使用量、有機
ビヒクルの組成や配合割合、水溶性有機溶剤を除去する
方法などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、
変形を加えることが可能である。
【0048】
【発明の効果】上述のように、本願発明(請求項1)の
導電性ペーストの製造方法は、金属塩の水溶液に還元剤
を加えて析出させた金属粉末に付着した水分を、水溶性
有機溶剤で置換した後、水溶性有機溶剤が付着した状態
の金属粉末に有機ビヒクルを添加し、混合するようにし
ているので、溶液中で生成した単分散金属粉末を、乾燥
による2次凝集を発生させることなくペースト化するこ
とが可能になり、分散性の良好な導電性ペーストを得る
ことが可能になるとともに、乾燥工程を不要にして、製
造工程を簡略化することが可能になる。
【0049】また、水溶性有機溶剤で水と置換するよう
にしているので、使用が規制されている毒性の強いパー
クロロエチレンやフレオンなどのハロゲン化炭化水素を
使用する必要がなく、また、金属粉末を親油化すること
も不要になる。したがって、省エネルギー化、工程の簡
略化を図ることが可能になるとともに、環境汚染の防止
に資することができる。
【0050】また、本願発明(請求項2)の導電性ペー
ストの製造方法においては、水溶性有機溶剤が付着した
金属粉末に有機ビヒクルを添加し、混合した後、水溶性
有機溶剤を除去するようにしているので、水溶性有機溶
剤が存在することが弊害になる場合にも、かかる弊害を
取り除くことが可能になり、所望の特性を備えた導電性
ペーストを確実に得ることができるようになる。
【0051】また、本願発明(請求項3)の導電性ペー
ストは、上述の請求項1又は2記載の方法により製造さ
れていることから、分散性に優れており、この導電性ペ
ーストを、例えばセラミックグリーンシートに印刷し、
焼成することにより、凹凸がなく、平滑性に優れた、均
質な電極を形成することが可能になる。したがって、本
願発明の導電性ペーストを用いることにより、所望の特
性を備えた電子部品を製造することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本願発明の一実施例(実施例1)にかか
る方法により製造された導電性ペーストを用いて製造し
た積層セラミックコンデンサを模式的に示す断面図であ
り、(b)はその要部構成を示す分解斜視図である。
【図2】本願発明の他の実施例(実施例3)にかかる方
法により製造された導電性ペーストを用いて製造した積
層コイル部品の要部構成を示す分解斜視図である。
【図3】積層セラミックコンデンサの構造を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 セラミックコンデンサ素子(積層体) 1a セラミックコンデンサ素子(未焼成の積
層体) 2 内部電極 2a 内部電極パターン 3 誘電体セラミック層 3a セラミックグリーンシート 3b セラミックグリーンシート(ダミー層) 4a,4b 外部電極 5 Niめっき層 6 Snめっき層 11 積層体(積層コイル部品素子) 12 内部電極パターン(コイルパターン) 13 セラミックグリーンシート 13a ダミー層 15 ビアホール 16 コイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月20日(2001.11.
20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】<積層セラミックコンデンサの製造>次
に、上記実施例1の導電性ペーストを用いて内部電極を
形成し、上記実施例2及び比較例2の導電性ペーストを
用いて外部電極を形成することにより、上記実施例1の
場合と同様の構造を有する積層セラミックコンデンサを
製造した。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 BA041 HA066 HB07 JA05 LA09 NA19 5G301 DA03 DA06 DA10 DD01 DD02 DE01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)金属塩の水溶液に還元剤を加えて、金
    属粉末を析出させる工程と、 (b)水分が付着した状態の金属粉末に水溶性有機溶剤を
    添加して、水分を水溶性有機溶剤で置換する工程と、 (c)水溶性有機溶剤が付着した金属粉末に有機ビヒクル
    を添加し、混合する工程とを具備することを特徴とする
    導電性ペーストの製造方法。
  2. 【請求項2】(a)金属塩の水溶液に還元剤を加えて、金
    属粉末を析出させる工程と、 (b)水分が付着した状態の金属粉末に水溶性有機溶剤を
    添加して、水分を水溶性有機溶剤で置換する工程と、 (c)水溶性有機溶剤が付着した金属粉末に有機ビヒクル
    を添加し、混合する工程と、 (d)水溶性有機溶剤を除去する工程とを具備することを
    特徴とする導電性ペーストの製造方法。
  3. 【請求項3】金属粉末と、有機ビヒクルとを含有する導
    電性ペーストであって、請求項1又は2記載の導電性ペ
    ーストの製造方法により製造されたものであることを特
    徴とする導電性ペースト。
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