JP2003150861A - コンテンツ配信システム、広告情報に関する料金請求を処理するための装置、コンテンツ配信サーバ、及びこれらのプログラム、プログラム記録媒体 - Google Patents

コンテンツ配信システム、広告情報に関する料金請求を処理するための装置、コンテンツ配信サーバ、及びこれらのプログラム、プログラム記録媒体

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JP2003150861A
JP2003150861A JP2001344548A JP2001344548A JP2003150861A JP 2003150861 A JP2003150861 A JP 2003150861A JP 2001344548 A JP2001344548 A JP 2001344548A JP 2001344548 A JP2001344548 A JP 2001344548A JP 2003150861 A JP2003150861 A JP 2003150861A
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Atsushi Tsuchiya
敦司 土屋
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告主がターゲットとする需要者層以外の者
に広告が配信された場合にも、広告料が発生してしまう
ことを防止して、広告主の広告費用を有効に活用するこ
とを可能とする。 【解決手段】 コンテンツの配信に伴って広告情報を配
信するためのコンテンツ配信システムであって、該シス
テムは通信網と、該通信網に接続されたコンテンツ配信
サーバと、該コンテンツ配信サーバに接続可能な広告料
金処理装置と、該通信網に接続された会員側装置とを有
する。該コンテンツ配信サーバは、会員側装置からの要
求に応じてコンテンツ及び広告情報を供給し、この際に
どの会員側装置に対してどの広告情報を送信したのかと
いう送信ログを記録する。該広告料金処理装置は、コン
テンツ配信サーバより供給される送信ログを記録し、該
送信ログに基づいて広告料金を算出し、これを必要に応
じて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンテンツ配信シ
ステム、広告情報に関する料金請求を処理するための装
置、コンテンツ配信サーバ、及びこれらのプログラム、
プログラム記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品・サービスの提供者は、販売
の促進のためにメディア(広告媒体)に広告を出して需
要者・購買者に商品を印象づけたり、購買意欲を高めよ
うとする。
【0003】従来広告媒体としては、新聞・雑誌などの
活字媒体およびテレビ・ラジオなどの電波媒体が用いら
れており、また近年の通信技術、情報処理技術に基づい
たインターネットの普及発展によりバナー広告に代表さ
れるインターネット広告も有力な広告方法として利用さ
れるようになっている。
【0004】さらに、プロセッサの処理速度の向上、光
ファイバ通信網の普及によりいわゆるストリーミングが
普及している。これにより、インターネットにおいても
テレビと同様に動画データや音声データをクライアント
がダウンロードしながら再生することも可能となり、イ
ンターネットTV、インターネットラジオが登場してい
る。これらのインターネットTV、インターネットラジ
オはユーザに供給するコンテンツに組み合わせて動画や
音声ファイルからなる広告情報を提供することができる
新たな広告媒体として期待されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の広告媒体は、送
信側から視聴者へという一方向の情報の流れからなるメ
ディアであるため、視聴者から広告提供者への情報の流
れを扱うことはできなかった。従って、広告視聴者の属
性を把握するのは、広告の提供とは別途に、視聴者に対
してアンケートなどを実施して広告視聴者の属性などの
情報を収集するほかなかった。かかるアンケートの実施
による情報の収集は、正確性の欠如、費用の増加等の問
題があった。
【0006】また、インターネット上のバナー広告など
のインターネット広告は、上述のような従来の電波媒体
を用いた広告に比べて、米国特許第5,948,061
号公報に開示された技術などのように視聴者属性把握の
方法はあるものの、広告手法において動画、若しくは音
声を用いている放送の広告より効果が期待できない。
【0007】また、インターネットTV、インターネッ
トラジオによる広告の提供は、不特定多数の視聴者へ共
通の広告を配信するためにその広告主がターゲットとす
る需要者層以外にも配信されてしまう。さらに、広告主
がターゲットとする需要者層以外の者に広告が配信され
た場合にも、広告料が発生してしまう。
【0008】本発明は、広告主がターゲットとする需要
者層以外の者に広告が配信された場合にも、広告料が発
生してしまうことを防止して、広告主の広告費用を有効
に活用することを可能とするインターネット上の広告シ
ステムを提供することを目的とする。
【0009】本発明の別の目的は、広告視聴中に広告の
視聴者の一定のアクション(カタログ請求、アンケー
ト、懸賞申込(クイズ)など)を促すことによって情報
を収集し、この収集した情報を広告主にフィードバック
することにより、広告主のマーケティング情報の収集を
援助することができるインターネット上の広告システム
を提供することを目的とする。
【0010】本発明のさらに別の目的は、視聴者にイン
センティブを与えることにより、視聴者の積極的な広告
視聴を促し、視聴者が広告視聴中に提供されるアクショ
ン(カタログ請求、アンケート、懸賞申込(クイズ)な
ど)を取ることを促すことを可能とするインターネット
上の広告システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は以下のような特徴を有してい
る。
【0012】請求項1に記載の発明は、コンテンツの配
信に伴って広告情報を配信するためのコンテンツ配信シ
ステムであって、該システムは通信網と、該通信網に接
続されたコンテンツ配信サーバと、該コンテンツ配信サ
ーバに接続可能な広告料金処理装置と、該通信網に接続
された会員側装置とを有する。
【0013】該コンテンツ配信サーバは、会員側装置か
らの要求に応じてコンテンツ及び広告情報を該会員側装
置に供給し、この際にどの会員側装置に対してどの広告
情報を送信したのかという送信ログを記録できるように
する。
【0014】該会員側装置は、コンテンツ配信サーバに
映画、ビデオクリップ、音楽ファイルなどのコンテンツ
の配信要求を発し、これに応じてコンテンツ配信サーバ
から供給されるコンテンツを受け取る。会員側装置のユ
ーザはコンテンツを再生して楽しむ。このときコンテン
ツと共に配信される広告情報も再生されユーザに広告の
閲覧を促す。
【0015】該広告料金処理装置は、コンテンツ配信サ
ーバより供給される送信ログを記録し、該送信ログに基
づいて広告料金を算出し、これを必要に応じて出力す
る。これにより広告依頼主は、マーケティング上のター
ゲットとなるユーザ層が広告情報を視聴した場合にのみ
広告料を支払うシステムが構築でき、広告費の有効な活
用を測ることが可能となる。
【0016】請求項5に記載の発明は、コンテンツの配
信に伴って広告情報を配信するためのコンテンツ配信サ
ーバにおいて、要求に応じてコンテンツ及び広告情報を
送信するためのコンテンツ送信手段と、コンテンツ送信
手段から、送信された広告情報の通知を受け、該広告情
報に応じた誘導情報をその広告情報を受け取った会員側
装置に送信し、該会員側装置から該誘導情報に対してユ
ーザが取ったアクションに関する情報を受け取り、これ
らを記録するユーザアクション誘導手段と、ユーザアク
ション誘導手段に記録されたユーザのアクションに関す
る情報を参照して、広告依頼主に請求する金額を算出す
る料金計算手段とを有することを特徴とする。
【0017】該コンテンツ配信サーバは、ユーザにアク
ションを促す情報、たとえばカタログ請求受付のお知ら
せ、アンケート、懸賞応募などを提供し、これに反応す
るユーザに関する情報(その属性情報を含む)を取得し
て、広告依頼主に提供することが可能となる。広告依頼
主は、広告情報にかかる製品に興味を有しているユーザ
をこの情報から知ることができ、新たな販促活動の手が
かりとすることも可能となる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のコンテンツ配信サーバにおいて、該装置はさらに、イ
ンセンティブをユーザに与える条件を記録するインセン
ティブ付与条件記録部と、ユーザのアクションに関する
情報及び送信ログの少なくとも一方を参照すると共に、
該インセンティブ付与条件記録部を参照して、各ユーザ
に付与されるべきインセンティブの量を計算するインセ
ンティブ計算部とを具備するインセンティブ処理手段を
さらに有することを特徴とする。
【0019】前記のユーザのアクションを求めるには、
ユーザにアクションを取るための労力、時間などの障害
を乗り越えさせる必要があるが、通常このようなユーザ
の誘導は容易ではない。そのためインセンティブ処理手
段により、ユーザの誘導を容易にするためのインセンテ
ィブを付与することで、ユーザがアクションを取ること
を促進させるようにしている。
【0020】
【発明の実施の形態】[ビジネスモデルの概要]本発明
の実施の形態を説明するに先立って、本発明が適用され
るビジネスモデル(ビジネス手法)の概要について説明
する。
【0021】図1は、本発明が適用されるビジネスモデ
ルの概要を示す概念図である。
【0022】本ビジネスモデルでは、コンテンツ制作者
103が制作したコンテンツ101と、広告依頼主10
4が視聴者に視聴をさせたい広告情報102とを、コン
テンツ送信サーバ105に格納しておき、視聴者106
がコンテンツ送信サーバ105にアクセスして、コンテ
ンツ101の視聴を行う。このコンテンツとともに広告
情報102が視聴者106に送信される。
【0023】なお、本説明では、コンテンツ制作者10
3が作成したコンテンツ101を自己の端末装置111
から通信網108を介してコンテンツ送信サーバ105
にアップロードし、また広告依頼主104が広告情報1
02を自己の端末装置112から通信網108を介して
コンテンツ送信サーバ105にアップロードするものと
して説明するが、コンテンツ101、広告情報102は
必ずしもこのような経路でコンテンツ送信サーバ105
に提供される必要はなく、その他の経路(例えば記録媒
体に記録させて、該記録媒体を渡す)ようにしてもよ
い。
【0024】また、広告情報102は広告依頼主104
が作成するものでなくとも良く、広告依頼主104から
依頼を受けて作成する者(例えば、広告制作会社)によ
って作成されるものであっても良い。
【0025】ここで、「コンテンツ」とは、通信網10
8を介して送信可能な情報であって、例えばデジタルデ
ータ化された著作物や著作複製物(映像、音楽、ゲーム
などいうー座臥視聴可能な作品の全てを含む)などであ
る。「コンテンツ」はダウンロードされ、一端ユーザの
端末装置113に記録された後再生されるものであって
もよいし、ストリーミングによりダウンロードされなが
ら再生されるものであっても良い。
【0026】図2から図4を参照しながら、コンテンツ
101及び広告情報102の送信例について説明する。
【0027】図2は、あるコンテンツと当該コンテンツ
の視聴の間にユーザに提供される広告情報が送信される
態様を示す図である。
【0028】コンテンツは3つの部分201,203,
205に分かれており、広告情報は第1の広告情報20
2と、第2の広告情報204が含まれている。この例の
場合は、コンテンツの第1の部分201をまず送信し、
第1の部分201の終了後に第1の広告情報202を送
信する。第1の広告情報202の送信終了後に、コンテ
ンツの第2の部分203を送信する。同様に、第2の広
告情報204,コンテンツの第3の部分205を送信
し、これによりコンテンツの送信が全て終了する。
【0029】図3は、図2の送信方法とは異なるコンテ
ンツと当該コンテンツの視聴の間にユーザに提供される
広告情報の送信形態を示す図である。
【0030】この例では、コンテンツ301は、途中で
中断されることなく連続して送信される。第1の広告情
報302と第2の広告情報303は、コンテンツ301
の送信の間に、帯域の一部を利用して視聴者に送られ
る。
【0031】なお、本ビジネスモデルの実施は、図2,
3のいずれの送信形態を利用しても良く、またこれら以
外の送信形態を利用するようにしても構わない。
【0032】図4は、視聴者106の端末装置113に
より生成されるコンテンツおよび広告情報を表示するユ
ーザインターフェイスの構成例を示す。
【0033】図4に示す例では、端末装置113の表示
手段(液晶ディスプレイなど)上に表示されるウインド
ウ401は、3つの領域から構成される。操作領域40
2は、視聴者106がコンテンツ送信サーバ402に種
種の要求を発するための操作パネルとなっており、領域
403は、コンテンツを表示するための領域であり、領
域403は、広告情報を表示するための領域である。
【0034】図5は、図4に示すユーザインターフェー
スとは異なるコンテンツおよび広告情報を表示するユー
ザインターフェイスの構成例を示す。
【0035】この例では、端末装置113の表示手段
(液晶ディスプレイなど)上に表示されるウインドウ5
01は、2つの領域から構成される。操作領域502
は、視聴者106がコンテンツ送信サーバ402に種種
の要求を発するための操作パネルとなっており、領域5
03は、コンテンツを表示するための領域である。
【0036】広告情報102が送信されると、ウインド
ウ501とは別のウインドウ504が開かれる。ウイン
ドウ504は、広告情報を表示するための領域であり、
広告情報の表示が終了すると閉じるようになっていても
良い。
【0037】なお、本ビジネスモデルの実施は、図4,
5のいずれのユーザインターフェイスの形態を利用して
も良く、またこれら以外の形態を利用するようにしても
構わない。
【0038】再び、図1に戻ってビジネスモデルの概要
について説明を続ける。
【0039】コンテンツ送信サーバ105は、どの視聴
者106にどの広告情報102を送信したのかという情
報(以下、「送信ログ」という)を記録している。
【0040】コンテンツ送信サーバ105は、広告料金
処理装置107に接続されており、広告料金処理装置1
07は、送信ログを参照して広告依頼主などによって予
め定められている料金支払条件に基づいて、広告料の算
出を行い、これをそれぞれの広告依頼主に提供する(矢
印)ように動作する。
【0041】また、コンテンツ送信サーバ102は、コ
ンテンツ若しくは広告情報の送信と共に視聴者106に
何らかの操作を促し、操作結果を受信する機能を有する
ようにしても良い。例えば、カタログ提供のお知らせ、
アンケート回答のお願い、懸賞申込みなどを行うための
情報を送り、視聴者106がこれらに回答することによ
って視聴者106に関する属性情報を収集し、これを広
告依頼主に提供するようにしても良い。
【0042】またさらに、コンテンツ送信サーバ102
は、視聴者の広告視聴を促すように、あるいは視聴者が
カタログ提供のお知らせ、アンケート回答のお願い、懸
賞申込みなどを行うための情報に回答することを促進す
るように、特定の広告視聴ログを有する視聴者にインセ
ンティブを付与するようになっていてもよい。
【0043】例えば、所定の期間内に一定数以上の広告
情報を閲覧した視聴者に対して(賞品・景品などの付
与、会費に充当可能なポイントの付与、など)の利益を
与えて、広告視聴及び回答の促進を図ることが可能であ
る。
【0044】[第1の実施の形態]次に、本発明の第1
の実施の形態にかかるコンテンツ配信サーバの構成例に
ついて、図6から図15を参照しながら説明する。
【0045】[コンテンツ配信サーバ等の構成]図6
は、本実施の形態におけるコンテンツ配信システムの構
成例を示す図である。
【0046】本システムは、通信網601と、該通信網
601に接続されたコンテンツ配信サーバ602と、該
コンテンツ配信サーバ602に接続された広告料金処理
装置603と、通信網に接続された会員側装置604と
を有している。
【0047】[通信網]通信網601は、有線・無線、
専用回線・交換回線を問わず、これに接続されている装
置がそれぞれ目的とする装置に対しセッションを確立し
たときにその間での情報の送受を可能とするように作用
する。通信網601は、インターネットのように、ゲー
トウエイを介して複数のネットワークが組み合わされて
実現しても構わない。また、その接続についてもいわゆ
るバックボーンといわれる基幹線に直接接続せずとも、
PPP接続などによって一時的に接続してあっても、セ
ッションを確立したときにその間で情報の送受ができる
ようになっていれば構わない。なお、上記「通信網」は
専用回線を固定的に張りめぐらせたような、交換機を用
いない通信網も含むものとする。
【0048】[コンテンツ配信サーバ]コンテンツ配信
サーバ602は、会員側装置604からの要求に応じて
コンテンツ及び広告情報を該会員側装置604に供給す
ると共に、どの会員側装置に対してどの広告情報を送信
したのかという送信ログを記録する機能を有する。
【0049】コンテンツ配信サーバ602は、コンピュ
ータ、ワークステーションなどの通信機能を備えた情報
処理装置であって、たとえば演算処理装置(CPU)、
主メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、入
出力装置(I/O)、ハードディスク装置等を具備して
いるコンピュータ、ワークステーションなどの情報処理
装置で構成されていても良い。前記ROM、ハードディ
スク装置などに情報処理装置をコンテンツ配信サーバ6
02として機能させるためのプログラムが記憶されてお
り、該プログラムを主メモリ上に載せ、CPUがこれを
実行することによりコンテンツ配信サーバ602が実現
され、若しくは収集情報を登録する方法、若しくは収集
情報を閲覧させる方法が実行される。また、上記プログ
ラムはからなずしも当該装置内の記憶装置に記憶されて
いなくともよく、外部の装置(例えば、ASP(アプリ
ケーション・サービス・プロバイダのサーバなど)から
提供され、これを主メモリに乗せる構成であっても良
い。
【0050】コンテンツ配信サーバ602は、アクセス
制御部600と、該アクセス制御部600に接続された
ユーザ認証手段605と、該アクセス制御部600およ
びユーザ認証手段605に接続されたコンテンツ送信手
段606とを有している。
【0051】アクセス制御部600は、通信網601を
介して会員側装置604との接続の確立、及び情報の交
換を実行する機能を有し、たとえば、TCP/IPを含
むプロトコル・スタックにより構成される。
【0052】ユーザ認証手段605は、会員側装置を利
用するユーザに関する属性情報などを受領し、記録する
と共に、該コンテンツ配信サーバを利用する権限がある
か否かを判定する機能を有する。
【0053】コンテンツ送信手段606は、会員側装置
604からの要求に応じて所望のコンテンツ及びそれに
伴う広告情報を会員側装置604に宛てて供給する機能
を有する。
【0054】[会員側装置]会員側装置604は、コン
テンツ配信サーバ602にコンテンツの配信要求を発す
ると共に、コンテンツ配信サーバ602から供給される
コンテンツ及びこれに伴う広告情報を表示する機能を有
する。
【0055】会員側装置604は、通信網601を介し
てコンテンツ配信サーバ602にアクセス可能な携帯電
話器、コンピュータ、ワークステーションもしくは移動
体通信端末、PDA(Personal Digital Assistant)な
どの情報処理装置であって、たとえばWeb接続機能を
有する携帯電話器、Web文書閲覧ソフトウエアである
いわゆるブラウザを搭載した情報処理装置であってもよ
い。
【0056】会員側装置604は、通信網601と接続
するためのOSインターフェイス部609と、該OSイ
ンターフェイス部609に接続された情報表示部610
と入力手段611とを有している。OSインターフェイ
ス部は、通信網601を介してコンテンツ配信サーバ6
02との接続の確立、及び情報の交換を実行する機能を
有し、たとえば、TCP/IPを含むプロトコル・スタ
ックを含む基本ソフトウエア(OS)により構成され
る。
【0057】情報表示部610は、コンテンツ表示領域
612,広告表示領域613,入力インターフェイス6
14を生成することが可能である表示装置(例えば液晶
ディスプレイなど)およびWeb文書閲覧ソフトウエア
によって構成されても良い。
【0058】情報表示部610は、コンテンツ配信サー
バ602から供給されるコンテンツ及び広告情報を表示
すると共に、コンテンツ配信サーバ602に種種の要求
を発するための入力インターフェイスをユーザに供給す
る機能を有する。
【0059】また、入力手段611は、キーボード、ポ
インティングデバイスなどの入力装置で構成される。
【0060】[広告料金処理装置]広告料金処理装置6
03は、どの会員側装置に対してどの広告情報を送信し
たのかという送信ログを記録し、該送信ログに基づいて
広告料金を算出し、これを必要に応じて出力する機能を
有する。
【0061】広告料金処理装置603は、コンピュー
タ、ワークステーションなどの通信機能を備えた情報処
理装置であって、たとえば演算処理装置(CPU)、主
メモリ(RAM)、読出し専用メモリ(ROM)、入出
力装置(I/O)、ハードディスク装置等を具備してい
るコンピュータ、ワークステーションなどの情報処理装
置で構成されていても良い。前記ROM、ハードディス
ク装置などに情報処理装置を広告料金処理装置603と
して機能させるためのプログラムが記憶されており、該
プログラムを主メモリ上に載せ、CPUがこれを実行す
ることにより広告料金処理装置603が実現され、若し
くは収集情報を登録する方法、若しくは収集情報を閲覧
させる方法が実行される。また、上記プログラムはから
なずしも当該装置内の記憶装置に記憶されていなくとも
よく、外部の装置(例えば、ASP(アプリケーション
・サービス・プロバイダのサーバなど)から提供され、
これを主メモリに乗せる構成であっても良い。
【0062】広告料金処理装置603は、コンテンツ送
信手段606に接続された送信記録手段607と、送信
記録手段607に接続された料金計算手段608とを有
している。
【0063】送信記録手段607は、どの会員側装置に
対してどの広告情報を送信したのかという情報をコンテ
ンツ送信手段606から受け取り、これを送信ログとし
て記録するように作用する。
【0064】料金計算手段608は、該送信ログに基づ
いて広告料金を算出し、これを必要に応じて出力するよ
うに作用する。
【0065】[システム構成の変形例]上記コンテンツ
配信サーバ602と広告料金処理装置603は、通信網
601を介して接続されるように構成されても良い。こ
の場合のシステム構成例を図7に示す。広告料金処理装
置603は通信網601との接続を行うためのアクセス
制御部701をさらに有する。
【0066】また、上記コンテンツ配信サーバ602と
広告料金処理装置603とは必ずしも別個の装置として
構成される必要はなく、一の装置としてまとめられてい
ても良い。この場合の構成例を図8に示す。
【0067】また、コンテンツ配信サーバ602内の各
手段605〜608は必ずしも物理的に一つの情報処理
装置内に設けられる必要はなく、たとえば分散オブジェ
クトとしてネットワーク上の複数の装置内に設けられ、
通信網を介して協働して動作する構成とされても良い。
【0068】[主たる構成要素の構成例]次に、本シス
テムの各構成要素の構成例について説明する。
【0069】[ユーザ認証手段]図9は、ユーザ認証手
段605の構成例を示すブロック図である。
【0070】ユーザ認証手段605は、会員登録処理部
901と、認証部902と、これらに接続されたユーザ
データ記録部903とを有している。
【0071】会員登録処理部901は、コンテンツ配信
サーバ602にアクセスしてきたユーザが未登録の会員
である場合に、会員登録を促し、ユーザの属性情報を含
む登録事項の入力を促すユーザ登録ページを生成し送信
する機能を有する。ユーザ登録ページは、会員側装置に
表示されユーザが諸事項を入力すると、会員登録処理部
901に返信される。返信された登録事項はユーザデー
タ記録部903に書き込まれる。
【0072】認証部902は、コンテンツ配信サーバ6
02にユーザがアクセスしてきた場合、該ユーザがコン
テンツ配信サーバ602にアクセスする資格があるか否
かをチェックする機能を有する。一例として、ユーザか
らのコンテンツ配信要求があった場合、認証部902
は、ユーザID及びパスワードを要求するWeb文書を
会員側装置に送信し、ユーザID及びパスワードの入力
をユーザに要求する。ユーザによって入力されたユーザ
ID及びパスワードが会員側装置604から返信される
と、認証部902は、ユーザデータ記録部903を参照
して、ユーザID及びパスワードが記録されたものと一
致するか否かをチェックし、一致する場合は、コンテン
ツ送信手段606を起動させる。
【0073】ユーザデータ記録部903は、ユーザを識
別するユーザID、パスワードおよびユーザの属性を記
録する機能を有する。
【0074】図10にユーザデータ記録部309の記録
内容の例を示す。同図に示す構成例においてユーザデー
タ1000は、1つのユーザについて1のレコードを有
している。同図に示す例においては、複数のレコードR
1001、R1002…が記録されている様子を示して
いる。各レコードは、ユーザIDフィールド1001、
パスワードフィールド1002、およびユーザの属性情
報である氏名フィールド1003、性別フィールド10
04、誕生日フィールド1005、住所フィールド10
06、職業フィールド1007、趣味フィールド100
8などを有している。ユーザIDフィールド1001
は、ユーザID番号を格納する。この例ではユーザID
番号はユーザに対応するユニークな番号が予め生成され
ており、各レコードに格納されている。パスワードフィ
ールド1002は、当該レコードのユーザIDを割り当
てられたユーザによって決められたパスワードを格納す
るフィールドである。氏名フィールド1003、性別フ
ィールド1004、誕生日フィールド1005、住所フ
ィールド1006、職業フィールド1007、趣味フィ
ールド1008はそれぞれ、対応するユーザによって入
力された事項を格納する。
【0075】[コンテンツ送信手段]次に、コンテンツ
送信手段606の構成例について説明する。図11は、
コンテンツ送信手段606の構成例を示すブロック図で
ある。この例では、コンテンツ送信手段606は、コン
テンツ配信要求処理部1101と、コンテンツ配信処理
部1102と、コンテンツデータ記録部1103とを有
している。
【0076】コンテンツ配信要求処理部1101は、認
証部902からのメッセージに従って起動し、会員側装
置604にコンテンツを選択させるためのWeb文書を
送信する。
【0077】コンテンツ配信処理部1102は、会員側
装置604から選択されたコンテンツを特定するための
情報、例えば当該コンテンツのファイルの格納場所を示
すURL(Uniform Resource Locator)を受け取ると、
該ファイルをコンテンツデータ記録部1103から読み
だし、当該会員側装置604に送信する機能を有する。
【0078】また、コンテンツ配信処理部1102は、
送信した広告情報を特定する情報(例えば、広告ID)
と、その広告情報を送信したユーザを特定する情報(ユ
ーザID)を送信記録手段607に供給するように動作
する。
【0079】コンテンツデータ記録部1103は、予め
用意された様々なコンテンツを格納すると共に、これと
共に送信する広告情報を格納する機能を有する。コンテ
ンツとそれに伴い送信する広告情報は予め一つのファイ
ルにまとめられていても良いし、別個独立のファイルと
して用意されており要求に応じて適宜組み合わせて送信
されるようにしても良い。
【0080】[送信記録手段]次に、送信記録手段60
7の構成について説明する。図12は、送信記録手段6
07の構成例を示すブロック図である。同図において、
送信記録手段607は、送信ログ取得部1201と、送
信ログ記録部1202とを有している。
【0081】送信ログ取得部1201は、コンテンツ配
信処理部1102から広告情報を特定する情報とその広
告情報を送信したユーザを特定する情報(ユーザID)
を受け取り、これを送信ログとして送信ログ記録手段1
202に書き込む機能を有する。
【0082】送信ログ記録部1202は、送信ログを記
録する機能を有する。図13は、記録された送信ログの
構成例を示す図である。同図において送信ログ1300
は、一つの広告情報の送信について一のレコードR13
01、R1302、…を有する。各レコードは、広告情
報の送信宛先であるユーザのユーザIDを格納するユー
ザIDフィールド1301と、その送信時を格納する送
信日時フィールド1302と、送信された広告を特定す
る広告IDを格納する広告ID1303とを有してい
る。
【0083】[料金計算手段]次に、料金計算手段60
8の構成例について説明する。図14は、料金計算手段
608の構成例を示すブロック図である。同図におい
て、料金計算手段608は、課金額計算部1401と、
支払条件記録部1402と、出力処理部1403とを有
している。
【0084】課金額計算部1401は、送信記録手段6
07に記録された送信ログと支払条件記録部1402に
記録された支払条件とを参照して、各広告依頼主に広告
料として請求する金額を算出する機能を有する。
【0085】支払条件記録部1402は、広告依頼主が
広告料として支払う金額及び条件を記録する機能を有す
る。この支払条件は各広告依頼主との契約書などに基づ
き予め入力されているのが好ましい。図15に、支払条
件記録部1402の記録データの例を示す。同図におい
て記録データ1501は、一の支払い条件毎に一つのレ
コードR1501,1502,1503,1504,1
505,…を有している。各レコードは、広告IDフィ
ールド1501、請求先IDフィールド1502,単価
フィールド1503,請求対象条件記述フィールド15
04などを有している。
【0086】広告IDフィールド1501は、広告を特
定する情報を格納する。請求先IDフィールド1502
は広告料の請求先となる広告依頼主等を特定する情報を
格納する。単価フィールド1503は、当該支払い条件
を満たす毎に請求できる広告料を格納する。請求対象条
件記述フィールド1504は、支払条件を格納する。
【0087】例えば、レコードR1501は、広告ID
「4556589」で特定される広告情報が20歳から
29歳の関東在住の男性に送信される毎に10円の広告
料を請求できるという支払い条件を示している。なお、
この請求対象条件記述フィールドに記載された条件を満
たさない広告配信は、広告料支払いの対象とされない。
例えば、送信ログによれば広告ID「4556589」
の総配信数が1万であり、そのうち請求対象条件記述フ
ィールドに記載された条件に合致するものが300件で
あれば、300件×単価10円=請求額3000円が請
求先ID「1233034」に請求されることになる。
従って、広告依頼主はターゲットとするユーザ総以外に
送信された広告についての広告料を支払う必要がなくな
る。
【0088】同様に、レコードR1501は、広告ID
「1346471」で特定される広告情報が10歳から
19歳の世田谷区若しくは大田区に在住の趣味をパソコ
ンとする男女に送信される毎に10円の広告料を請求で
きるという支払い条件を示している。
【0089】また、本実施の形態では、広告のターゲッ
トに近い場合により広告料を高く設定するという広告料
金体系を取ることを可能とする。レコードR1503,
R1504,R1505は、それぞれ同一の広告情報に
ついての支払条件を格納している。レコードR1503
は広告依頼主が最もターゲットとして重視するユーザ層
についての支払い条件であり、単価として30円を支払
うものである。レコードR1504は広告依頼主が次に
ターゲットとして重視するユーザ層についての支払い条
件であり、単価として10円を支払うものである。さら
にレコードR1505は広告依頼主がその次にターゲッ
トとして重視するユーザ層についての支払い条件であ
り、単価として5円を支払うものである。
【0090】このようにすれば、広告依頼主は、重視す
るユーザ層に対してその重要度に応じて広告費をかける
ことが可能となる。
【0091】再び、図14に戻ると、出力処理部140
3は、課金額計算部1401から広告料金のデータを受
け取り、これを用いてそれぞれの広告依頼主に広告料請
求額を提示するための請求データを出力する。請求デー
タは、請求方法によって適宜な形式を取っていよい。例
えば、広告依頼主に請求書として送付する場合は、印刷
データとしてプリンタに送信するように構成しても良い
し、あるいは、銀行等の振り替えシステムに請求データ
を送る場合は、該振り替えシステムに適したデータ形式
で出力するようにして良い。
【0092】[広告料金の算出動作について]次に、本
システムにおける広告料金の算出動作について、図16
を参照しながら説明する。図16は、広告料金の算出動
作例のフローチャートである。
【0093】まず、料金計算手段608は、支払条件記
録部1402の一のレコードを読み、その内容を記憶す
る(ステップ1601)。
【0094】次に、料金計算手段608は、送信ログを
送信記録手段607から読み、前記レコードの内容に合
致する送信ログのレコードをカウントする(ステップ1
602)。
【0095】次に、該カウント結果に単価を乗じて請求
金額を算出する(ステップ1603)。
【0096】次に、算出した請求金額を含む請求データ
を作成する(ステップ1604)。請求データは出力先
によって電子データであったり、印刷データであったり
して良い。
【0097】最後に請求データの出力処理をする(ステ
ップ1605)。請求データを銀行の振り替えシステム
に送る場合には、当該システムが受け取ることのできる
データフォーマットに加工して出力する。また、請求書
を郵送等することにより依頼主に請求する場合にはプリ
ンタに請求データを送り、請求書をプリントアウトさせ
るようにして良い。その他請求方法に応じて適切な出力
方法を適宜選択することができる。
【0098】[本実施の形態の利点]上記のような本実
施の形態にかかるシステムは、以下のような利点を有す
る。
【0099】<広告依頼主のメリット>広告依頼主は、
確実に広告視聴分の広告費の支払いとなるため、広告費
を効果的に使うことができる。また、送信ログを参照す
ることにより番組の視聴状況の把握が精確に行えるた
め、広告ターゲットとなる番組を絞りやすい。
【0100】<コンテンツ配信システムの運営者・管理
者のメリット>システムの運営者・管理者は付加情報な
どによる単価の高い広告費の獲得が可能となる。
【0101】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。
【0102】第2の実施の形態は、ユーザとコンテンツ
配信システム間の双方向通信機能を利用して、ユーザに
広告視聴に対するアクションを促し、これに応じてユー
ザが取ったアクションの操作履歴を集計し、ユーザデー
タに基づいた操作結果レポート(ユーザに促したアクシ
ョンがカタログ請求であれば、カタログを希望したユー
ザの住所、氏名をまとめたリスト)を出力するなどし
て、広告依頼主に提供する。広告依頼主は、このような
操作結果レポートに基づいてさらに販売促進活動を行う
ことが可能となる。また、このような操作結果レポート
の料金については、販売促進費にて計上することが可能
となり、広告費以外の費用を充てることも可能となる。
【0103】図17に、本実施の形態にかかるシステム
の構成例を示す。基本的には第1の実施の形態にかかる
システムと同様であるが、コンテンツ配信サーバ60
2’がユーザアクション誘導手段1701及びこれに接
続された料金計算手段1702を備えている点が異な
る。なお、図には表示されていないが、広告料金処理装
置603を備えていても良く、あるいはコンテンツ配信
サーバ602が送信記録手段607,料金計算手段60
8を備えているように構成しても良い。
【0104】図18にユーザアクション誘導手段170
1の構成例を示す。ユーザアクション誘導手段1701
は、誘導情報送信部1801と、誘導情報記録部180
2と、ユーザアクション情報受信部1803と、ユーザ
アクション記録部1804とを有している。
【0105】誘導情報送信部1801は、コンテンツ送
信手段から送信された広告情報の通知を受け、該広告に
応じた誘導情報を誘導情報記録部1802から読み出
し、これをその広告情報を受け取ったユーザの会員側装
置603に送信する機能を有する。誘導情報は、たとえ
ば「この広告の製品のさらに詳しい情報をさしあげま
す。」というメッセージと、ユーザに要求を発せさせる
ボタンオブジェクトを有するWeb文書などである。該
ボタンオブジェクトをクリック等して活性化させると、
さらにカタログ発送先としてあて名、住所の入力を促す
Web文書が送信されるように構成してよい。
【0106】ユーザアクション情報受信部1803は、
誘導情報に対してどのユーザが請求等のアクションを取
ったかについての情報を受け取り、かつ誘導情報に応じ
てユーザが提供した情報(上記の例では、あて名、住所
など)を受け取り、これらをユーザアクション記録部1
804に記録する機能を有する。また、あて名、住所な
どユーザの属性に関する情報を取得した場合には、ユー
ザ認証手段にこれら新たな属性情報を渡しユーザデータ
のアップデートを行うようにしても良い。
【0107】ユーザアクション記録部1804は、誘導
情報に対してどのユーザが請求等のアクションを取った
かについての情報を受け取り、かつ誘導情報に応じてユ
ーザが提供した情報を記録する機能を有する。
【0108】次に、料金計算部1804の構成例につい
て、図19を参照しながら説明する。図19は、料金計
算部1804の構成例を示すブロック図である。料金計
算部1804は、課金額計算部1901と、出力処理部
1902とを有している。
【0109】課金額計算部1901は、ユーザアクショ
ン情報記録部1804に記録されたユーザアクションの
履歴情報を参照して、各広告依頼主に広告料として請求
する金額を算出する機能を有する。
【0110】出力処理部1902は、課金額計算部19
01から広告料金のデータを受け取り、これを用いてそ
れぞれの広告依頼主に広告料請求額を提示するための請
求データを出力する。請求データは、請求方法によって
適宜な形式を取っていよい。例えば、広告依頼主に請求
書として送付する場合は、印刷データとしてプリンタに
送信するように構成しても良いし、あるいは、銀行等の
振り替えシステムに請求データを送る場合は、該振り替
えシステムに適したデータ形式で出力するようにして良
い。
【0111】また、出力処理部1902は、ユーザアク
ションの履歴情報を参照して捜査結果レポートを出力す
るように機能する。
【0112】<本実施の形態の利点>本実施の形態によ
れば、広告情報の送信に伴いさらにユーザに関する情報
を収集することが可能となり、より精密なユーザデータ
の蓄積が可能となる。また、収集したユーザデータを広
告依頼主に販売促進のためのデータとして提供すること
により、販売促進費としての支払いを受けることも可能
となる。
【0113】また、ユーザ操作の仕組みを広告に盛り込
むことにより、広告より一歩進めた販売促進やマーケテ
ィングのツールとして利用できる。またカタログ請求や
懸賞の応募が簡単にできる。
【0114】[第3の実施の形態]次に、本発明にかか
る第3の実施の形態について説明する。
【0115】第2の実施の形態では、ユーザに何らかの
アクションを促すことによって情報の収集を行っている
が、通常ユーザがコンテンツの視聴中に何らかのアクシ
ョンを起こさせることは、何らかの動機付けがない限り
難しい。
【0116】そこで、本実施の形態では、特定の広告視
聴ログ(送信ログおよびユーザアクションの履歴情報を
含む)を有するユーザに、アクションを起こさせる動機
となる利益(以下、「インセンティブ」)を与えること
を特徴とする。
【0117】インセンティブの例としては、商品と交換
したり会費に充当することができるポイントをユーザに
与えることなどが考えられる。
【0118】図20に、本実施の形態にかかるコンテン
ツ配信サーバ602’’含むコンテンツ配信システムの
構成例を示す。本実施の形態にかかるコンテンツ配信サ
ーバ602’’は、基本的には、第2の実施の形態にか
かるコンテンツ配信サーバ602’と同様であるが、イ
ンセンティブ処理手段2001をさらに具備する点で異
なっている。
【0119】図21に、インセンティブ処理手段200
1の構成例を示す。インセンティブ処理手段2001
は、インセンティブ付与条件記録部2101と、インセ
ンティブ計算部2102と、出力処理部2103とを有
している。
【0120】インセンティブ付与条件記録部は、インセ
ンティブをユーザに与える条件を記録する機能を有す
る。インセンティブをユーザに与える条件としては、た
とえば所定期間内に所定数以上の広告情報の配信を受け
ていること、や所定期間内に所定回数のアンケート回答
を発していることなどである。
【0121】インセンティブ計算部2102は、ユーザ
アクション記録や送信ログを参照すると共に、該インセ
ンティブ付与条件を参照して、各ユーザに付与されるべ
きインセンティブの量を計算する。
【0122】出力処理部2103は、インセンティブ計
算部2102により計算されたインセンティブの量に基
づいて、出力データを生成し、出力する。
【0123】かかる構成により、ユーザに広告視聴及び
ユーザアクションに対する動機付けが可能となり、ユー
ザのより積極的な広告視聴及びユーザアクションの実行
を促すことができる。
【0124】<本実施の形態の利点>ユーザは、広告視
聴に対して番組の無料視聴の他のインセンティブ獲得の
可能性がある。ユーザ操作の必要な広告により多くのユ
ーザを参加させることが可能となる。インセンティブを
ポイントとして利用して有料コンテンツの利用等の途を
ユーザに開くこともできる。
【0125】
【発明の効果】本発明の一つの態様によれば、広告主が
ターゲットとする需要者層以外の者に広告が配信された
場合にも、広告料が発生してしまうことを回避し、広告
主の広告費用を有効に活用することを可能とする。
【0126】本発明の別の態様は、広告視聴中に広告の
視聴者の一定のアクション(カタログ請求、アンケー
ト、懸賞申込(クイズ))を促すことによって情報を収
集し、この収集した情報を広告主にフィードバックする
ことが可能である。
【0127】本発明のさらに別の態様は、視聴者にイン
センティブを与えることにより、視聴者が広告視聴中に
提供されるアクション(カタログ請求、アンケート、懸
賞申込(クイズ))を取ることを促すことを可能とす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるビジネスモデルの概要を示
す概念図である。
【図2】コンテンツと当該コンテンツの視聴の間にユー
ザに提供される広告情報が送信される態様を示す図であ
る。
【図3】図2の送信方法とは異なるコンテンツと当該コ
ンテンツの視聴の間にユーザに提供される広告情報の送
信形態を示す図である。
【図4】コンテンツおよび広告情報を表示するユーザイ
ンターフェイスの構成例を示す図である。
【図5】図4に示すユーザインターフェースとは異なる
コンテンツおよび広告情報を表示するユーザインターフ
ェイスの構成例を示す図である。
【図6】コンテンツ配信システムの構成例を示す図であ
る。
【図7】コンテンツ配信システムの別の構成例を示す図
である。
【図8】コンテンツ配信システムのさらに別の構成例を
示す図である。
【図9】ユーザ認証手段の構成例を示すブロック図であ
る。
【図10】ユーザデータ記録部の記録内容の例を示す図
である。
【図11】コンテンツ送信手段の構成例を示すブロック
図である。
【図12】送信記録手段の構成例を示すブロック図であ
る。
【図13】記録された送信ログの構成例を示す図であ
る。
【図14】料金計算手段の構成例を示すブロック図であ
る。
【図15】支払条件記録部の記録データの例を示す図で
ある。
【図16】広告料金の算出動作例のフローチャートであ
る。
【図17】別の実施の形態にかかるシステムの構成例を
示す図である。
【図18】ユーザアクション誘導手段の構成例を示す図
である。
【図19】料金計算部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図20】本実施の形態にかかるコンテンツ配信システ
ムの構成例を示す図である。
【図21】インセンティブ処理手段の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】 600 … アクセス制御部 601 … 通信網 602 … コンテンツ配信サーバ 603 … 広告料金処理装置 604 … 会員側装置 605 … ユーザ認証手段 606 … コンテンツ送信手段 607 … 送信記録手段 608 … 料金計算手段 609 … OSインターフェイス部 610 … 情報表示部 611 … 入力手段 1701 … ユーザアクション誘導手段 1702 … 料金計算手段 2001 … インセンティブ処理手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツの配信に伴って広告情報を配
    信するためのコンテンツ配信システムにおいて、 該システムは:通信網と、 該通信網に接続されたコンテンツ配信サーバと、 該コンテンツ配信サーバに接続可能な広告料金処理装置
    と、 該通信網に接続された会員側装置とを有し、 該コンテンツ配信サーバは、会員側装置からの要求に応
    じてコンテンツ及び広告情報を該会員側装置に供給する
    と共に、どの会員側装置に対してどの広告情報を送信し
    たのかという送信ログを広告料金処理装置に供給し、 該会員側装置は、コンテンツ配信サーバにコンテンツの
    配信要求を発し、これに応じてコンテンツ配信サーバか
    ら供給されるコンテンツ及び広告情報を表示し、 該広告料金処理装置は、コンテンツ配信サーバより供給
    される送信ログを記録し、該送信ログに基づいて広告料
    金を算出し、これを必要に応じて出力することを特徴と
    するコンテンツ配信システム。
  2. 【請求項2】 会員側装置へのコンテンツの送信に伴っ
    て送信される広告情報に関する料金請求を処理するため
    の装置において、 どの会員側装置に対してどの広告情報を送信したのかと
    いう送信ログを受け取り、これを記録する送信記録手段
    と、 該送信記録手段に記録された送信ログに基づいて広告料
    金を算出し、これを必要に応じて出力する料金計算手段
    とを有することを特徴とする広告情報に関する料金請求
    を処理するための装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 広告料の単価及び支払条件を記録するための支払条件記
    録部と、 前記送信記録手段に記録された送信ログと支払条件記録
    部に記録された支払条件とを参照して、請求する金額を
    算出する課金額計算部と、を有することを特徴とする装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の装置において、 前記支払条件は、広告情報の送信宛先であるユーザの属
    性情報を含んでいることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 コンテンツの配信に伴って広告情報を配
    信するためのコンテンツ配信サーバにおいて、 要求に応じてコンテンツ及び広告情報を送信するための
    コンテンツ送信手段と、 コンテンツ送信手段から、送信された広告情報の通知を
    受け、該広告情報に応じた誘導情報をその広告情報を受
    け取った会員側装置に送信し、該会員側装置から該誘導
    情報に対してユーザが取ったアクションに関する情報を
    受け取り、これらを記録するユーザアクション誘導手段
    と、 ユーザアクション誘導手段に記録されたユーザのアクシ
    ョンに関する情報を参照して、広告依頼主に請求する金
    額を算出する料金計算手段と、を有することを特徴とす
    るコンテンツ配信サーバ。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のコンテンツ配信サーバ
    において、 該装置はさらに、インセンティブをユーザに与える条件
    を記録するインセンティブ付与条件記録部と、ユーザの
    アクションに関する情報及び送信ログの少なくとも一方
    を参照すると共に、該インセンティブ付与条件記録部を
    参照して、各ユーザに付与されるべきインセンティブの
    量を計算するインセンティブ計算部とを具備するインセ
    ンティブ処理手段をさらに有することを特徴とするコン
    テンツ配信サーバ。
  7. 【請求項7】 コンピュータをして会員側装置へのコン
    テンツの送信に伴って送信される広告情報に関する料金
    請求を処理するための装置として機能せしめるプログラ
    ムにおいて、 コンピュータを:どの会員側装置に対してどの広告情報
    を送信したのかという送信ログを受け取り、これを記録
    する送信記録手段と、 該送信記録手段に記録された送信ログに基づいて広告料
    金を算出し、これを必要に応じて出力する料金計算手段
    として機能せしめることを特徴とするプログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のプログラムにおいてに
    おいて、 該コンピュータをさらに:広告料の単価及び支払条件を
    記録するための支払条件記録部と、 前記送信記録手段に記録された送信ログと支払条件記録
    部に記録された支払条件とを参照して、請求する金額を
    算出する課金額計算部と、 して機能せしめることを特徴とするプログラム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のプログラムにおいて、 前記支払条件は、広告情報の送信宛先であるユーザの属
    性情報を含んでいることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータをしてコンテンツの配信
    に伴って広告情報を配信するためのコンテンツ配信サー
    バとして機能せしめるプログラムにおいて、コンピュー
    タを:要求に応じてコンテンツ及び広告情報を送信する
    ためのコンテンツ送信手段と、 コンテンツ送信手段から、送信された広告情報の通知を
    受け、該広告情報に応じた誘導情報をその広告情報を受
    け取った会員側装置に送信し、該会員側装置から該誘導
    情報に対してユーザが取ったアクションに関する情報を
    受け取り、これらを記録するユーザアクション誘導手段
    と、 ユーザアクション誘導手段に記録されたユーザのアクシ
    ョンに関する情報を参照して、広告依頼主に請求する金
    額を算出する料金計算手段と、して機能せしめることを
    特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のプログラムにおい
    て、 該コンピュータをさらに:インセンティブをユーザに与
    える条件を記録するインセンティブ付与条件記録部と、 ユーザのアクションに関する情報及び送信ログの少なく
    とも一方を参照すると共に、該インセンティブ付与条件
    記録部を参照して、各ユーザに付与されるべきインセン
    ティブの量を計算するインセンティブ計算部とを具備す
    るインセンティブ処理手段として機能せしめることを特
    徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項7から11に記載のプログラム
    を格納したプログラム記録媒体。
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