JP2003337913A - コンテンツ課金システム、及び、コンテンツ課金方法 - Google Patents

コンテンツ課金システム、及び、コンテンツ課金方法

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JP2003337913A
JP2003337913A JP2002146335A JP2002146335A JP2003337913A JP 2003337913 A JP2003337913 A JP 2003337913A JP 2002146335 A JP2002146335 A JP 2002146335A JP 2002146335 A JP2002146335 A JP 2002146335A JP 2003337913 A JP2003337913 A JP 2003337913A
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Mari Nakamura
真理 中村
Kazutomi Izumi
一臣 泉
Masaharu Sato
正治 佐藤
Minoru Sasaki
佐々木  実
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Mitsui & Associates Telepark Corp
Original Assignee
Mitsui & Associates Telepark Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテンツの配信サイトを自動的に分散して
ユーザ端末に対する課金情報を一元的に管理するコンテ
ンツ課金システムを提供する。 【解決手段】 コンテンツサーバからコンテンツの案内
情報を登録するコンテンツ登録部12と、コンテンツの
案内情報をネットワーク1上の複数の電子商取引サーバ
へ自動的に伝送する出力部14と、ネットワーク1上で
コンテンツのカタログを閲覧させるカタログ作成手段1
6と、電子商取引サーバからカタログサイトを通じてコ
ンテンツの配給金額と会員情報を登録する会員情報登録
部34と、ユーザ端末に対するコンテンツの配信状況に
基づく課金情報をユーザ端末又は電子商取引サーバから
ネットワーク1を通じて受信し、累積演算した課金金額
を記憶する課金記憶手段18と、課金集計期間が満了す
る際に、課金金額と配給金額とを合算しコンテンツサー
バに対する支払金額レポートとして印刷出力する印刷手
段20と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを経
由して提供される有料コンテンツについて、料金の課金
を行うコンテンツ課金システム、及び、コンテンツ課金
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータ端末、携帯型通信
情報端末、携帯電話等の通信端末を利用するユーザを対
象にしてインターネットを利用したコンテンツ提供サー
ビスが実施されている。
【0003】図15は、従来のコンテンツ課金システム
のデータフロー図である。課金サーバ110は、インタ
ーネットを通じてカタログサイト111に接続して、コ
ンテンツを保存するダウンロードサイト112からユー
ザPC113へダウンロードされるコンテンツの対価を
代行徴収するように構成されている。
【0004】上記のシステムでは、ユーザがカタログサ
イト111で閲覧したコンテンツを選択する選択情報1
00をカタログサイト111へ送信する。カタログサイ
ト111はユーザが選択したコンテンツの購入情報10
1を課金サーバ110へ送信してコンテンツが購入可能
か判定する判定情報102を受信する。カタログサイト
111は購入可能な判定情報102を受信してからコン
テンツのダウンロード情報103をダウンロードサイト
112へ送信すると共に、ユーザPC113へダウンロ
ードサイトのURLアドレス104を送信する。ユーザ
はURLアドレス104に基づきユーザPC113から
ダウンロードサイト112へアクセスして予め登録した
認証コード105を送信し、コンテンツ106をユーザ
PC113へダウンロードする。ユーザPC113はコ
ンテンツのダウンロードが完了した時点でダウンロード
完了コード117をダウンロードサイト112へ送信す
る。ダウンロードサイト112は、ダウンロード完了コ
ード117の着信に応答してコンテンツ配信コード10
8をカタログサイト111へ送信する。カタログサイト
111はコンテンツ配信コード108の着信に応答して
課金情報109を課金サーバ110へ送信する。課金サ
ーバ110は課金情報109を蓄積してユーザ毎にコン
テンツの利用料金を累積演算する。
【0005】このように蓄積した課金情報に基づき課金
サーバ110の運営者がダウンロードサイト112の運
営者に代わりコンテンツの利用料金をクレジットカード
決済又はプリペイドカード決済によりコンテンツの利用
料金を代行徴収していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のコンテンツ提供サービスに関わる課金方法で
は、コンテンツ製作企業や個人やコンテンツ配給企業が
カタログサイトと課金サーバを運営する企業との間で個
別にコンテンツ利用に関する契約を締結しなければなら
ないという煩雑な手間が生じ、インターネットを利用す
るユーザに対して提供できるコンテンツ数を効率よく増
加させることが困難である。
【0007】また、個別契約に係るコンテンツ利用のミ
ニマムギャランティ費用が高額となり、インターネット
を利用するユーザに対して廉価な利用料でコンテンツを
提供することが困難であった。
【0008】さらに、カタログサイトにユーザからのア
クセスが集中した際には、ユーザPCとカタログサイト
とダウンロードサイトとの間を相互に接続するインター
ネット網のデータトラフィックが増大しコンテンツのダ
ウンロードに支障が生じるという問題も存在していた。
【0009】本発明の課題は、コンテンツ配給企業や個
人あるいは少人数のグループがコンテンツ提供者として
コンテンツ提供サービスに参加させると共に、有償無償
を問わずにコンテンツの配信を複数の電子商取引サーバ
の会員に提供し、コンテンツ提供サービスに関わる課金
回収業務を単独で事業化可能とするコンテンツ課金シス
テムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる発明によるコンテンツ課金システ
ムは、例えば、図1に示すように、電子商取引サーバか
らユーザ端末へネットワーク1を通じて配信されるコン
テンツの対価を累積演算するコンテンツ課金システム1
0であって;コンテンツを保存するコンテンツサーバか
らコンテンツの案内情報を登録するコンテンツ登録部1
2と;コンテンツの案内情報を電子化情報としてネット
ワーク1上の複数の電子商取引サーバへ自動的に伝送す
る出力部14と;ネットワーク1上でコンテンツのカタ
ログを閲覧させるカタログサイトのソースコードを自動
作成するカタログ作成手段16と;電子商取引サーバか
らカタログサイトを通じてコンテンツの配給金額と会員
情報を登録する会員情報登録部34と;ユーザ端末に対
する電子商取引サーバに配給されたコンテンツの配信状
況に基づく課金情報をユーザ端末又は電子商取引サーバ
からネットワーク1を通じて受信し、累積演算した課金
金額を記憶する課金記憶手段18と;課金集計期間が満
了する際に、課金記憶手段18に記憶した課金金額と会
員情報登録部34に記憶した配給金額とを合算しコンテ
ンツサーバに対する支払金額レポートとして印刷出力す
る印刷手段20と;を備える。
【0011】ここで、ユーザ端末はインターネットに接
続するコンピュータ端末又は携帯電話のようなユーザが
操作する電子機器を用いる。ネットワーク1はインター
ネットやマイクロウエーブ無線通信網や携帯電話網を用
いる。電子商取引サーバはインターネットサービスプロ
バイダやポータルサイトやケーブルテレビ配給サイトの
ような複数の会員を有するサーバを用いる。コンテンツ
は、比較的小容量のストリーミング方式のデジタル楽
曲、デジタル静止画の電子ファイル、又は比較的大容量
のデジタル楽曲、デジタル動画の電子ファイルにより供
給される著作物又はその複製物を用いると良い。
【0012】このように構成すると、コンテンツの案内
情報の登録と、コンテンツの案内情報の伝送と、コンテ
ンツのユーザ端末に対する配信状況に基づく課金情報を
ユーザ端末又は電子商取引サーバからネットワーク1を
通じて受信し、積算した課金金額を記憶する課金記憶手
段18とを備えるので、コンテンツの登録を一箇所に集
中させ、コンテンツを複数の電子商取引サーバを介して
分散配信させることができ、ユーザ端末に対するコンテ
ンツ配信に対する対価を自動的に課金演算するコンテン
ツ課金システムを提供することができる。
【0013】上記目的を達成するために、請求項2にか
かる発明によるコンテンツ課金システムは、例えば、図
1に示すように、電子商取引サーバからユーザ端末へネ
ットワーク1を通じて配信されるコンテンツの対価を累
積演算するコンテンツ課金システムであって;コンテン
ツを保存するコンテンツサーバからコンテンツの案内情
報を登録するコンテンツ登録部12と;コンテンツの案
内情報を電子化情報としてネットワーク1上の複数の電
子商取引サーバへ自動的に伝送する出力部14と;ネッ
トワーク1上でコンテンツのカタログを閲覧させるカタ
ログサイトのソースコードを自動作成するカタログ作成
手段16と;少なくとも1つの電子商取引サーバから前
記カタログサイトのコンテンツに対する入札付け値情報
の登録をする入札情報登録部22と;コンテンツの入札
期間が満了する際に、入札付け値情報の集計結果とコン
テンツの案内情報とを比較して商談成立と判定したとき
は、コンテンツサーバへ付け値情報を登録した全ての電
子商取引サーバにコンテンツの配給を促す商談成立情報
を自動的に伝送する制御部24と;ユーザ端末に対する
電子商取引サーバに配信されたコンテンツの配信状況に
基づく課金情報をネットワーク1を通じてユーザ端末又
は電子商取引サーバから受信し、累積演算した課金金額
を記憶する課金記憶手段18と;課金集計期間が満了す
る際に、課金記憶手段18に記憶した課金金額と入札情
報登録部22に登録した入札付け値とを合算して各コン
テンツサーバに対する支払金額レポートを印刷出力する
印刷手段20と;を備える。
【0014】ここで、入札付け値情報は、電子商取引サ
ーバ内のメールサーバから電子メールを介して登録して
もよく、また電子商取引サーバに接続した運営者のコン
ピュータ端末から電子商取引サーバを経由してコンテン
ツ課金サーバへアクセスし直接登録してもよい。入札期
間は、コンテンツサーバから指定された期日又はコンテ
ンツの登録日から所定日数を経過した期日を自動的に設
定する。商談成立は、通常、複数の入札付け値金額の総
額とミニマムギャランティMGとしてのコンテンツ利用
金額との対比で判定する。さらに、商談成立情報はコン
テンツ課金サーバから自動的に電子メールやFAXでコ
ンテンツサーバ及び入札付け値を登録した電子商取引サ
ーバへ伝送する。
【0015】このように構成すると、コンテンツの入札
期間が満了する際に、入札付け値情報の集計結果とコン
テンツの案内情報とを比較して商談成立と判定したとき
は、コンテンツサーバへ付け値情報を登録した全ての電
子商取引サーバにコンテンツの配給を促す商談成立情報
を自動的に伝送する制御部24を備えるので、コンテン
ツ利用の商取引を自動的に行うことができる。
【0016】上記目的を達成するために、請求項3にか
かる発明による請求項1又は請求項2のいずれか1項に
記載のコンテンツ課金システムは、例えば、図1に示す
ように、電子商取引サーバから課金情報をネットワーク
1を介してリアルタイム又は所定時間毎に受信し、コン
テンツの配信状況を記録するアクセス情報記録部26
と、アクセス情報記録部26に記憶された配信状況を閲
覧させるウエブサイトのソースコードを自動作成する市
場調査報告部28と、をさらに備える。
【0017】ここで、コンテンツの配信状況は、カスタ
マリレーションマネジメントプログラム(CRM)を電
子商取引サーバ内に常駐させ、エックスエムエル(XM
L)eXtensible Markup Langu
ageで記述された配信状況データをソープ(SOA
P)Simple Object Access Pr
otocol等のネツトワーク1内の技術的なプロトコ
ルを使用して、ユーザ端末から電子商取引サーバへアク
セスされた状態をネットワーク1を介してコンテンツ課
金システムに取得させるように構成する。
【0018】このように構成すると、市場調査報告部2
8によりアクセス情報記録部26に記憶された配信状況
をウエブサイトで閲覧させるソースコード、例えば、パ
ール(Perl)言語やハイパーテキストマークアップ
ランゲージ(HTML)により自動作成することができ
る。
【0019】上記目的を達成するために、請求項4にか
かる発明によるコンテンツ課金方法は、例えば、図1に
示すように、電子商取引サーバからユーザ端末へネット
ワーク1を通じて配信されるコンテンツの対価を累積演
算するコンテンツ課金方法であって;コンテンツを保存
するコンテンツサーバからコンテンツの案内情報を登録
するコンテンツ登録段階12と; コンテンツの案内情
報をネットワーク上の複数の電子商取引サーバへ自動的
に伝送する自動伝送段階14と;ネットワーク1上でコ
ンテンツのカタログを閲覧させるカタログサイトのソー
スコードを自動作成するカタログ作成段階16と;電子
商取引サーバからカタログサイトを通じてコンテンツの
配給金額と会員情報を登録する会員情報登録段階34
と;ユーザ端末に対する電子商取引サーバに配給された
コンテンツの配信状況に基づく課金情報をネットワーク
1を通じてユーザ端末又は電子商取引サーバから受信
し、累積演算した課金金額を記憶する課金記憶段階18
と;課金集計期間が満了する際に、課金金額と配給金額
とを合算しコンテンツサーバに対する支払金額レポート
として印刷出力する印刷段階20と;を備える。
【0020】このように構成すると、コンテンツの案内
情報の登録と、コンテンツの案内情報の伝送と、コンテ
ンツのユーザ端末に対する配信状況に基づく課金情報を
ネットワーク1を通じてユーザ端末又は電子商取引サー
バから受信し、積算した課金金額を記憶する課金記憶段
階18を備えるので、コンテンツの登録を一箇所に集中
させ、コンテンツを複数の電子商取引サーバから分散し
て配信させることができ、ユーザ端末に対するコンテン
ツ配信に対する対価を自動的に課金演算するコンテンツ
課金方法を提供することができる。
【0021】上記目的を達成するために、請求項5にか
かる発明によるコンテンツ課金方法は、例えば、図1に
示すように、電子商取引サーバからユーザ端末へネット
ワーク1を通じて配信されるコンテンツの対価を累積演
算するコンテンツ課金方法であって;コンテンツを保存
するコンテンツサーバからコンテンツの案内情報を登録
するコンテンツ登録段階12と; 案内情報を電子化情
報としてネットワーク1上の複数の電子商取引サーバへ
自動的に伝送する自動伝送段階14と;ネットワーク1
上でコンテンツのカタログを閲覧させるカタログサイト
のソースコードを自動作成するカタログ作成段階16
と、少なくとも1つの電子商取引サーバからカタログサ
ーバのコンテンツに対する入札付け値情報の登録をする
入札情報記憶段階22と;コンテンツの入札期間が満了
する際に、入札付け値情報の集計結果とコンテンツの登
録情報とを比較して商談成立と判定したときは、コンテ
ンツサーバへ付け値情報を登録した全ての電子商取引サ
ーバにコンテンツの配給を促す商談成立情報を自動的に
伝送する商談成立報知段階24と;ユーザ端末に対する
電子商取引サーバに配給されたコンテンツの配信状況に
基づく課金情報をネットワーク1を通じてユーザ端末又
は電子商取引サーバから受信し、累積演算した課金金額
を記憶する課金記憶段階18と;課金集計期間が満了す
る際に、課金金額と入札付け値とを合算して各コンテン
ツサーバに対する支払金額レポートを印刷出力する印刷
段階20と;を備える。
【0022】このように構成すると、コンテンツの入札
期間が満了する際に、入札付け値情報の集計結果とコン
テンツの案内情報とを比較して商談成立と判定したとき
は、コンテンツサーバへ付け値情報を登録した全ての電
子商取引サーバにコンテンツの配給を促す商談成立情報
を自動的に伝送する商談成立報知段階24を備えるの
で、コンテンツの利用商取引を自動的に行うことができ
る。
【0023】上記目的を達成するために、請求項6にか
かる発明による請求項4又は請求項5のいずれか1項に
記載のコンテンツ課金方法は、例えば、図1に示すよう
に、電子商取引サーバから課金情報をネットワーク1を
介してリアルタイム又は所定時間毎に受信し、コンテン
ツの配信状況を記録するアクセス情報記録段階26と、
記憶された配信状況を閲覧させるウエブサイトのソース
コードを自動作成する市場調査報告段階28とをさらに
備える。
【0024】このように構成すると、市場調査報告段階
28によりアクセス情報記録段階26で記憶された配信
状況をウエブサイトで閲覧させるソースコードを自動作
成することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。図1から図14は発明を実施する形
態を例示するものであって、図中、同一または類似の符
号を付した部分は同一物または相当物を表わし、重複し
た説明は省略する。
【0026】図1は、本発明による第1の実施の形態で
あるコンテンツ課金システムのブロック図である。コン
テンツ課金システムとしての課金サーバ10は、ネット
ワークとしてのインターネット1に接続する入力部とし
ての入力制御部3と出力部としての出力制御部14、入
力制御部3を制御手段24へ接続する入力ライン4、出
力制御部14を制御手段24へ接続する出力ライン5、
制御手段24とプログラム記憶装置8とを接続するシス
テムバス6、制御手段24とデータ記憶装置9とを接続
するデータバス7、及び、制御手段24と印刷装置20
とを接続する出力バス11を備える。
【0027】ここで、制御手段24は、ネットワーク1
としてのインターネットやLAN(ローカル・エリア・
ネットワーク)等のコンピューターネットワークで、情
報を蓄積したり中継したりネットワーク1を管理するC
PUとメモリで構成する。
【0028】例えば、制御手段24は、インターネット
のホームページ情報を管理するウェブサーバや、電子メ
ールの中継や一時保管をするメールサーバ等の管理を制
御する。ネットワーク1の伝送規模が小さければ、1台
のCPUで複数の機能を処理し、ネットワーク1の伝送
規模が大きければ、複数のCPUで並列処理を実行す
る。
【0029】プログラム記憶装置8は、例えば、磁気記
憶装置のようなハードディスクで構成し、課金サーバ1
0全体を制御するオペレーティングシステムプログラム
と課金システムプログラムを記憶するオペレーティング
システム記憶部30、市場調査報告部としての市場調査
報告プログラムを記憶する市場調査プログラム記憶部2
8、電子商取引サーバやユーザ端末からネットワーク1
を通じてアクセスを認証する認証プログラムを記憶する
認証プログラム記憶部32、カタログ作成手段としての
カタログ作成プログラムを記憶するカタログ作成プログ
ラム記憶部16を有する。
【0030】データ記憶装置9は、例えば、磁気記憶装
置のようなハードディスクで構成し、コンテンツ登録部
としてのコンテンツの登録情報又はコンテンツの電子化
データを登録するコンテンツファイル12、会員情報記
憶部としての電子商取引サーバやユーザ端末の属性情報
及びコンテンツの配給金額を記憶する会員情報ファイル
34、課金記憶手段としての課金情報を記憶する課金フ
ァイル18、アクセス情報記憶部としてのコンテンツの
配信状況を記憶するアクセスファイル26、及び、入札
付け値情報やミニマムギャランテイMG情報やミニマム
ギャランテイ分担金額情報を記憶する入札ファイル22
を有する。
【0031】課金サーバ10の機能について説明をす
る。課金サーバ10は、コンテンツを保存するコンテン
ツサーバからコンテンツの案内情報として、例えば、電
子情報化されたコンテンツのタイトル文字情報、約15
秒から120秒の間で再生する映像又は音声のサンプル
情報、コンテンツサーバのリンク先であるURLアドレ
ス、ミニマムギャランテイMG等をコンテンツファイル
12へ登録する。
【0032】出力制御部14は、コンテンツの案内情報
を電子化情報、例えば、テキスト方式又はHTML方式
の電子メールやエックスエムエルXML言語で記述した
電子ファイルに変換してネットワーク1上の複数の電子
商取引サーバへ自動的に伝送する。
【0033】テキスト方式やHTML方式の電子メール
によれば電子商取引サーバ側でデータベースソフトと連
携させて登録情報をコモンゲートウエイインターフェー
スCGIで処理しながら所望のデータを取得することが
できる。一方、XML言語で記述したファイルによれば
案内情報に含まれるコンテンツのタイトル、サンプル、
リンクURLアドレス、ミニマムギャランティMG等の
項目毎に自己指定のタグ、例えば、<タイトル>、<サ
ンプル>等を用いることができるので、電子商取引サー
バ側で受信したXMLファイルの内容を一見して把握で
き修正も容易に自動処理することができる。
【0034】カタログ作成プログラム記憶部16は、シ
ステムバス6を通じて制御手段24に接続され、データ
バス7と制御手段24を経由してコンテンツファイル1
2と接続されている。カタログ作成プログラムは、ネッ
トワーク1上でコンテンツのカタログを閲覧させるカタ
ログサイトのソースコードを自動作成する。このソース
コードは、例えば、HTML言語で自動的に生成し、例
えば、コンテンツの画像やタイトル文字列を表示するG
IF、JPEG等のタイトル画像データとコンテンツの
説明文字列、ミニマムギャランティMGを表示する金
額、配給希望ボタン、このミニマムギャランテイMGの
分担金額、入札期日、コンテンツサーバのリンク先アド
レスで構成するカタログリストを任意のレイアウトで作
成してコンテンツファイル12の任意のフォルダに記憶
する。
【0035】また、コンテンツの案内情報を受信した電
子商取引サーバの運営者は、ネットワーク1に接続され
た課金サーバ10内のカタログサイトのカタログに表示
されているタイトル画像データをポインティングデバイ
スとしてのマウスでクリック操作してコンテンツファイ
ル12に記憶したコンテンツのサンプルを電子商取引サ
ーバに接続するコンピュータ端末のディスプレイ上に表
示又は再生させることができ、コンテンツの詳細情報を
入手する場合にはカタログに表示されているコンテンツ
サーバのリンク先アドレスをマウスでクリック操作する
ことでコンテンツサーバのウエブサイトをディスプレイ
に表示することができる。
【0036】課金サーバ10は、ネットワーク1上のプ
ロトコルに従い、入力制御部3を経由して電子商取引サ
ーバに配給されたコンテンツが電子商取引サーバの会員
であるユーザのユーザ端末にネットワーク1を介して配
信される配信状況を監視している。この配信状況を例示
すると、配信されるコンテンツのタイトルを特定する識
別番号、コンテンツを配信する電子商取引サーバのIP
アドレス、配信日時、コンテンツをダウンロードするユ
ーザのIDが含まれている。
【0037】制御手段24は、配信状況に基づく課金情
報を取得する。例えば、課金情報は、コンテンツのタイ
トルを特定する識別番号に対応するコンテンツファイル
12内の利用料金テーブルから課金金額を抽出する。ま
た、電子商取引サーバのIPアドレスに対応する会員情
報ファイル34内の電子商取引サーバ情報テーブルから
課金される電子商取引サーバの識別情報を抽出する。さ
らに、ユーザのIDに対応する会員情報ファイル34内
のユーザ情報テーブルからコンテンツをダウンロードす
るユーザの識別情報を抽出する。
【0038】コンテンツの配信状況は、ユーザ端末又は
電子商取引サーバからネットワーク1へ送信され、この
配信状況をリアルタイム若しくは数分間隔で繰り返しネ
ットワークを監視することにより受信することができ
る。制御手段24は、上述の如く受信した配信状況に基
づく課金情報から積み増す課金金額を算出し、過去に蓄
積した課金金額と累積演算した最新の課金金額を課金フ
ァイル18へ記憶する。
【0039】上記配信状況は、複数の態様で取得するこ
とができ、例えば、電子商取引サーバとしてのインター
ネットサービスプロバイダISPのサーバに課金モジュ
ールのスクリプトを内在させ、ユーザ端末からISPサ
ーバにアクセスしダウンロード方式若しくはストリーミ
ング方式によるコンテンツの再生若しくは転送処理が実
行される毎にコンテンツの配信状況をISPサーバから
課金サーバ10へリアルタイム又は数分毎に送信する。
【0040】この課金モジュールのスクリプトは、例え
ば、ホームページのアクセスカウンタに類似する機能を
有し、インターネット上の電子商取引サーバにアクセス
した際に、アクセスしているサーバとは別のサーバ、す
なわち課金サーバ10がネットワーク1を経由して自動
的にコンテンツのダウンロードを検知し課金度数をカウ
ントアップする。
【0041】配信状況はISPサーバ内にも蓄積され、
課金集計期間満了する際にバッチ処理により一括してI
SPサーバから課金サーバ10へ送信することもでき
る。例えば、月末に課金期間が満了する場合には、翌月
の第1週目に先月の月末までの配信状況を一括して集計
する。このようにISPサーバと課金サーバ10が課金
情報を同期或いは共有する新たなコンテンツ課金システ
ムを構築することができる。
【0042】また、ユーザ端末がコンテンツを利用する
際に、アクセスしているISPサーバから課金サーバ1
0へハイパーリンクを実行し、課金処理を実行すること
もできる。すなわち、課金処理は、会員情報ファイル1
2に記憶されているユーザ端末を管理するユーザの識別
情報と認証プログラム記憶部32に記憶された認証プロ
グラムを制御手段24により実行して認証処理を遂行す
る。
【0043】例えば、ユーザ端末から入力制御部3を経
由して取得したユーザのIDとパスワードを会員情報フ
ァイル12に記憶されているユーザ情報テーブル内のユ
ーザの識別情報と対比することにより認証を判定する。
認証プログラムにより認証結果が正規会員と判定された
場合は、制御手段24から出力制御部14へコンテンツ
配信許可コード及び課金情報がリアルタイムに送信さ
れ、出力制御部14からネットワーク1を経由してIS
Pサーバへ配信許可コードが配信される。この場合、ハ
イパーリンクの実行に代えて、ユーザ端末のディスプレ
イ上にISPサーバのホームページを表示したままIS
Pサーバのスクリプトにより課金サーバ10との認証処
理をユーザ端末との間で遂行されるように構成すること
もできる。
【0044】ISPサーバは配信許可コード及び課金情
報の着信に応答して、課金サーバ10にハイパーリンク
したユーザ端末へコンテンツをリアルタイムにネットワ
ーク1を通じて送信する。なお、課金サーバ10は課金
情報を課金ファイル18へ記憶し、ISPサーバは課金
サーバ10から受信した課金情報をISPサーバ内の課
金ファイルに保存する。
【0045】さらに、ユーザ端末がコンテンツを利用す
る際に、アクセスしているISPサーバから課金サーバ
10へのハイパーリンクを実行し、バッチ処理による課
金処理を実行することもできる。すなわち、課金処理
は、会員情報ファイル12に記憶されているユーザ端末
を所有するユーザの識別情報と認証プログラム記憶部3
2に記憶された認証プログラムを制御手段24により実
行して認証処理を遂行する。
【0046】例えば、ユーザ端末から入力制御部3を経
由して取得したユーザのIDとパスワードを会員情報フ
ァイル12に記憶されている識別情報と対比することに
より認証処理を実行する。認証プログラムにより認証結
果が正規会員と判定された場合は、制御手段24から出
力制御部14へコンテンツ配信許可コードがリアルタイ
ムに送信され、出力制御部14からネットワーク1を経
由してISPサーバへ配信許可コードが配信される。
【0047】ISPサーバは配信許可コードの受信に応
答して、課金サーバ10にハイパーリンクしたユーザ端
末へコンテンツをリアルタイムにネットワーク1を通じ
て送信する。この認証情報と配信許可コードの送受信
は、エックスエムエル(XML)eXtensible
Markup Languageで記述された認証情
報又は配信状況データをソープ(SOAP)Simpl
e Object Access Protocol等
のネツトワーク1内の技術的なプロトコルを使用するこ
とが望ましい。つまり、インターネット環境下で異なる
コンピュータシステムを相互に結びつけるという利点が
ある。
【0048】課金サーバ10は、認証した会員に対応さ
せて課金情報を課金ファイル18へ記録し、課金集計期
間が満了する際に、例えば、月末に相当する日に課金フ
ァイル18に記録した会員毎の課金情報を翌月の第1週
の期間に集計してISPサーバへ送信する。
【0049】さらにまた、課金モジュールのスクリプト
を用いずに、ISPサーバに蓄積したコンテンツ配信ロ
グ情報に基づき課金情報を生成して、バッチ処理により
課金サーバへネットワーク1を経由して送信することも
できる。
【0050】印刷装置20は、課金集計期間が満了する
際に、課金ファイル18に記憶した最新の課金金額をコ
ンテンツサーバとしてのコンテンツ製作企業に対する支
払金額レポートとして印刷出力する。支払い金額レポー
トは、印刷用紙にプリントを行うペーパ処理と、デスク
トップパブリシングDTPのような電子情報として出力
するペーパレス処理とに区別され、本実施の形態では両
者を選択することもでき、ペーパ処理又はペーパレス処
理のいずれか一方を選択することもできる。なお、ペー
パレス処理の場合には、テキスト方式、HTML方式、
アドビシステム社のアクロバット方式の電子データフォ
ーマットを使用することができる。
【0051】図1を参照して、本発明による第2の実施
の形態であるコンテンツ課金システムとしての課金サー
バ10を説明する。上述の第1の実施の形態と共通する
部材を使用することができるので、重複する説明は省略
する。
【0052】課金サーバ10は、コンテンツファイル1
2と、出力制御部14と、カタログ作成プログラムを記
憶するカタログ作成プログラム記憶部16と、入札情報
登録部としての入札ファイル22と、商談成立情報を自
動的に伝送する制御部としての制御手段24と、課金記
憶手段としての課金ファイル18と、支払金額レポート
を印刷出力する印刷手段としての印刷装置20とを備え
る。
【0053】入札ファイル22は、少なくとも1つの電
子商取引サーバからカタログサイトのコンテンツに対す
る入札付け値情報の登録をする。入札付け値情報は、電
子商取引サーバへ伝送されたコンテンツの案内情報に基
づき、コンテンツのタイトル、ミニマムギャランティM
Gの全額又は分割した金額若しくは電子商取引サーバの
会員数に応じたディスカウント金額を記述して電子メー
ル又はエックスエムエル(XML)言語で記述された入
札付け値情報をソープ(SOAP)等のネツトワーク1
内の技術的なプロトコルを使用して、電子商取引サーバ
から課金サーバ10に送信する。
【0054】制御手段24は、コンテンツの入札期間が
満了する際に、例えば、案内情報に含まれるコンテンツ
サーバから指定された期日、又は、コンテンツが課金サ
ーバに登録された日から所定日数の経過日に基づき入札
期日を自動設定する。また、入札期間が満了する際と
は、例えば、入札期日の午後4時や午後8時のような任
意の時間に設定することができる。なお、入札期間、入
札期日、入札実行時間は、制御手段24内のタイマーか
ら生成されるカレンダー情報に基づき実時間と付き合わ
せることにより決定される。
【0055】制御手段24は、コンテンツの入札期間が
満了する際に、入札ファイル22内に蓄積した入札付け
値情報の集計結果とコンテンツファイル12内に蓄積し
たコンテンツの案内情報とを比較する。例えば、コンテ
ンツファイル12に記憶した案内情報に記述されたコン
テンツ配信権のミニマムギャランティMGが1千5百万
円に対して、第1の入札企業のミニマムギャランテイが
5百万円、第2の入札企業のミニマムギャランテイが5
百万円、第3の入札企業のミニマムギャランテイが5百
万円という入札状態である場合、制御手段24は第1か
ら第3の入札企業のミニマムギャランティMGを演算処
理した総入札金額である1千5百万円を算出し、コンテ
ンツ配信権のミニマムギャランティMGの1千5百万円
と比較して、商談成立と判定し商談成立コードを生成し
データバス7を介して入札ファイル22に商談成立コー
ドを記録する。一方、入札企業がゼロ又は総入札金額が
案内情報のミニマムギャランティMGを満たさない場合
は、商談不成立と判定し商談不成立コードを生成しデー
タバス7を介して入札ファイル22に商談不成立コード
を記録する。
【0056】引き続き、制御手段24は商談成立と判定
したときは、コンテンツサーバへ付け値情報を入札ファ
イル22に登録した全ての電子商取引サーバにコンテン
ツの配給を促す商談成立情報をネットワーク1を介して
自動的に伝送すると共に、入札に参加した全ての電子商
取引サーバへ商談成立情報をネットワーク1を介して自
動的に伝送する。また商談不成立と判定した場合には、
コンテンツサーバ及び入札に参加した全ての電子商取引
サーバへ商談不成立情報をネットワーク1を介して自動
的に伝送する。
【0057】課金ファイル18は、商談が成立した電子
商取引サーバがユーザ端末からのアクセスに応答したコ
ンテンツの配信状況に基づく課金情報をネットワーク1
を通じてユーザ端末又は電子商取引サーバから受信し、
過去に蓄積した課金金額と新たに発生した課金金額を累
積演算した最新の課金金額を記憶する。
【0058】印刷装置20は、課金集計期間が満了する
際に、課金ファイル18に記憶した課金情報と入札ファ
イル22に記憶した入札付け値を合算して各コンテンツ
サーバに対する支払金額レポートを印刷出力する。
【0059】図1を参照して、本発明による第3の実施
の形態であるコンテンツ課金システムとしての課金サー
バ10を説明する。上述の第1及び第2の実施の形態と
共通する部材を使用することができるので、重複する説
明は省略する。
【0060】課金サーバ10は、電子商取引サーバから
課金情報をネットワーク1を介してリアルタイム又は所
定時間毎として数分間隔で受信し、コンテンツの配信状
況を記録するアクセス情報記録部としてのアクセスファ
イル26と、アクセスファイル26に記憶された配信状
況を閲覧させるウエブサイトのソースコードを自動作成
する市場調査報告部としての市場調査プログラムを記憶
する市場調査プログラム記憶部28と、を備える。
【0061】課金サーバ10は、入力制御部3を通じて
ネットワーク1に伝送されているオンラインショッピン
グの注文データや民間企業間の取引データを監視する。
一般に、ネットワーク1を構成するインターネットには
TCP/IP等のプロトコルが使用されているが、イン
ターネットに接続しているサーバ、コンピュータ、携帯
情報端末、及び、携帯電話による電子商取引の注文デー
タを上述したSOAPプロトコルを使用して取得するこ
とができる。この場合、上述したXML方式で記録され
た機能や電子商取引データをサーバ相互で連携させるこ
とができる。
【0062】但し、本発明の実施の形態ではTCP/I
PでもSOAPでもいずれのプロトコルを使用すること
ができ、課金サーバ10は、電子商取引サーバ内で実行
されるカスタマリレーションマネージメントプログラム
CRMにより、ユーザ端末から電子商取引サーバへのア
クセス状況をネットワーク1から取得する。
【0063】例えば、ユーザがユーザ端末から電子商取
引サーバ内のコンテンツリスト閲覧ページにアクセスし
た状態や、コンテンツリスト閲覧ページからコンテンツ
購入メニューページにアクセスした状態や、コンテンツ
購入メニューページから所定のコンテンツを選択して視
聴した状態や、視聴したコンテンツをオンラインショッ
ピング方式で購入した状態をネットワーク1を経由して
電子商取引サーバから課金サーバ10へ逐次的に取得し
アクセスファイル26に蓄積する。
【0064】制御手段24は、市場調査プログラム記憶
部28に記憶した市場調査プログラムを実行しアクセス
ファイル26に蓄積したコンテンツの配信状況を読み出
して配信状況をネットワーク1上で閲覧させるウエブサ
イトのソースコードを自動作成する。このソースコード
はHTML言語やXML方式で記録したデータを用いる
ことができ、リアルタイム又は数分間隔でソースコード
の更新を実行する。
【0065】更新されたソースコードで作成されたウエ
ブサイトのURLは課金サーバ10内の任意のフォルダ
に指定され、例えば、アクセスファイル26のサブディ
レクトリにコンテンツ毎に設定する。
【0066】市場調査プログラムにより作成されたウエ
ブサイトは、コンテンツサーバからアクセスファイル2
6のサブディレクトリを指定するURLアドレスに基づ
きネットワーク1を経由してアクセスされる。アクセス
の許可は、課金サーバ10内の認証プログラム記憶部3
2に記憶した認証プログラムを制御手段24によりアク
セス許可の処理を実行する。例えば、コンテンツサーバ
のIPアドレスやコンテンツサーバの運営者に割り当て
られた識別コードとパスワードを会員情報ファイル34
に記憶したコンテンツサーバの識別コードとを比較する
ことにより認証の判定を処理する。
【0067】市場調査プログラムにより作成されたウエ
ブサイトには、特定のコンテンツの視聴回数、視聴日
時、コンテンツのダウンロード回数を数字又はグラフ表
示で掲載されている。この情報によりコンテンツサーバ
の運営者はリアルタイム又は数分間隔で自からが供給し
ているコンテンツの市場動向を把握することができる。
【0068】図2は、本発明による実施の形態であるコ
ンテンツ課金方法のフロー図である。コンテンツ課金方
法は、電子商取引サーバグループ50からユーザ端末と
してのコンピュータ端末54又は携帯電話55並びにケ
ーブルテレビ端末56へネットワーク1を通じて配信さ
れるコンテンツとしての動画、静止画、楽曲の対価を累
積演算するコンテンツ課金方法であって、コンテンツを
保存するコンテンツサーバグループ40からコンテンツ
の案内情報を登録するコンテンツ登録段階と、コンテン
ツの案内情報をネットワーク1上の複数の電子商取引サ
ーバグループ50へ自動的に伝送する自動伝送段階と、
ネットワーク1上でコンテンツのカタログを閲覧させる
カタログサイトのソースコードを自動作成するカタログ
作成段階と、電子商取引サーバグループ50からカタロ
グサイトを通じてコンテンツの配給金額と会員情報を登
録する会員情報登録段階70と、ユーザ端末としてのコ
ンピュータ端末54又は携帯電話55並びにケーブルテ
レビ端末56に対する電子商取引サーバグループ50に
配給されたコンテンツの配信状況に基づく課金情報64
をネットワーク1を通じてユーザ端末としてのコンピュ
ータ端末54又は携帯電話55並びにケーブルテレビ端
末56又は電子商取引サーバグループ50から受信し、
累積演算した課金金額64を記憶する課金記憶段階と、
課金集計期間が満了する際に、課金金額64と配給金額
61、62、63とを合算しコンテンツサーバグループ
40に対する支払金額レポートとして印刷出力する印刷
段階と、を備える。
【0069】コンテンツサーバグループ40は、映画の
ような動画や写真のような静止画、楽曲のような音声を
電子情報として蓄積している。このグループ40は、映
画等の配給会社のコンテンツサーバ41、音楽等の制作
会社のコンテンツサーバ42、所轄の公安委員会に登録
しているアダルトビデオAV制作会社(映像送信型性風
俗特殊営業の規制第31条の7を遵守する企業)のコン
テンツサーバ43により構成されている。
【0070】電子商取引サーバグループ50は、ニュー
ス、天気、趣味、オークション、オンラインショッピン
グ等の各種サービスをインターネットやケーブルテレビ
網等のネットワーク1上で提供する。このグループ50
は、一般ユーザのコンピュータ端末から電話回線や専用
回線等を通じてインターネツトへの接続サービスを提供
するインターネツトサービスプロバイダISPサーバ5
1、携帯電話やコンピュータ端末へ検索ロボット等のア
プリケーションプログラムインターフェースAPIを提
供するポータルサイトサーバ52、一般家庭や宿泊施設
に映画やゲーム等を配信するケーブルテレビCATVサ
イトサーバ53により構成されている。
【0071】課金サーバ10は、デジタルコンテンツの
マーケットプレースとしての電子著作物市場によりコン
テンツ取引とコンテンツ課金サービスを提供する。課金
サーバ10は、配給会社等のサーバからコンテンツとし
ての電子著作物配信の案内情報が登録される。このコン
テンツの配信権利に関する金額は通常で五百万円から千
数百万円が業界相場である。
【0072】課金サーバ10は、予め課金サーバ10内
に登録されている電子商取引サーバグループ50へ配信
権利に関する金額の分担金額とコンテンツの内容と配信
開始時期等の情報を電子化情報として電子商取引サーバ
へ送信する。
【0073】課金サーバ10は、上記分担金額を様々な
方式により決定する。例えば、複数の電子商取引サーバ
毎に対して500万円を設定する。または、電子商取引
サーバから任意の分担金額を提示させて設定することも
でき、電子商取引サーバの会員数に応じて増減させるこ
ともできる。具体的には、数百万人の有料会員を有する
ISPサーバ51は分担金を高額に設定し、数千人の有
料会員を有するCATVサイトサーバ53は低額に設定
する。ISP51は固定金額が低額であるが大量のコン
テンツ配信が期待できるため従量制の課金収入が得られ
る。ポータルサイトサーバ52は有料登録ユーザ数に応
じて分担金を増減する。さらに、未完成ではあるが製作
者や監督が著名なコンテンツに対しては、近い将来に独
占配信できるようにオプションを設定しコンテンツサー
バから登録された配信権に関する金額を全額負担する。
【0074】課金サーバ10は、制作会社等のサーバか
ら登録されたコンテンツのカタログを自動的に作成し、
所定のフォーマット及び言語を使用してカタログサイト
のホームページを電子商取引サーバからネットワーク1
上で閲覧させる。
【0075】ISPサーバ51、ポータルサイトサーバ
52、CATVサイトサーバ53の運営者は、コンピュ
ータ端末又は自社のサーバを使用して課金サーバ10内
のカタログサイトにアクセスし、コンテンツの見本、制
作内容を閲覧する。これら運営者はネットワーク上のカ
タログサイトを通じてコンテンツの配給金額としての分
担金額と運営者に付与された会員情報をコモンゲートウ
エイインターフェースCGI機能を使用して課金サーバ
10へ登録する。
【0076】課金サーバ10は、ISPサーバ51、ポ
ータルサイトサーバ52、及び、CATVサイトサーバ
53毎の分担金額と総合計金額及びサーバ51、52、
53の属性情報70を受信し、コンテンツサーバが必要
とする電子情報に調整してから、電子メール又はインタ
ーネツト上のグループウエアを使用して案内情報を登録
した配給会社のコンテンツサーバ41、制作会社のコン
テンツサーバ42、AV制作会社のコンテンツサーバ4
3へ分担金額と総合計金額及び電子商取引サーバの属性
情報71を各々送信する。
【0077】コンテンツ配給会社は、電子商取引サーバ
から提示された各分担金額とその総合計金額及び電子商
取引サーバの属性情報70の電子情報をコンテンツサー
バ41を通じて受信する。受信した分担金とその総合計
を検討し、コンテンツの配信許否を決定する。この場
合、配給会社等のコンテンツサーバが自動的に配信許否
の決定をすることもできるが、マニュアル操作によりコ
ンテンツを電子商取引サーバへ配信するか否を決定する
こともできる。
【0078】また、課金サーバ10は、コンピュータに
よる入札機能を利用して自動的にコンテンツサーバグル
ープ40と電子商取引グループ50との橋渡しを処理す
ることができる。すなわち、コンテンツサーバグループ
40の中からコンテンツの案内情報を登録し、登録した
案内情報を電子商取引サーバグループ50に属するIS
Pサーバ51、ポータルサイトサーバ52、CATVサ
イトサーバ53へ自動送信する。
【0079】案内情報を取得した電子商取引サーバの運
営者は、各々案内されたコンテンツのサンプル、制作内
容を課金サーバ10内のカタログサイトを介して閲覧
し、入札するか否かを決定する。入札する場合には、閲
覧中のカタログサイトから入札処理を実行し入札付け値
と電子商取引サーバの識別番号等の属性情報70を含む
入札情報を課金サーバ10内へ登録する。
【0080】課金サーバ10内に登録された入札情報
は、入札期間の満了する際に商談成立か否かを課金サー
バ10内の制御手段により自動判定され、商談結果をコ
ンテンツを登録したコンテンツサーバと入札をした電子
商取引サーバの各々に対して電子メールまたはグループ
ウエア等の手段を用いてネットワーク1を介して伝送す
る。また、商談成立の場合は入札情報及びコンテンツの
案内情報をそのまま課金サーバ10内に蓄積するが、商
談不成立の場合はこれら登録された入札情報とコンテン
ツの案内情報を入札期間が満了した後であって所定期間
の経過した際に、課金サーバ10から自動的に削除す
る。このような不要なデータを削除することにより課金
サーバ10のキャパシティを他のリソースに使用させて
有効に活用することができる。
【0081】上記コンテンツの配信商談が成立した後の
課金方法について説明をする。コンテンツの配信権に関
する初期のミニマムギャランティMGである1、500
万円は、各々分担金額としてISPサーバ51のミニマ
ムギャランティMG61が500万円、ポータルサイト
サーバ52のミニマムギャランティMG62が500万
円、CATVサイトサーバ53のミニマムギャランティ
MG63が500万円に設定されている。
【0082】ISPサーバ51からユーザ端末54へ個
別に配信されるコンテンツの課金金額は、例えば、1タ
イトルのコンテンツを1週間利用する場合に500円を
課金する。又は、1カ月の定額料金で3,000円を課
金する。
【0083】課金サーバ10は、ISPサーバ51内で
実行される課金スクリプトによりリアルタイムに課金情
報としての配信収益64及び属性情報70をネットワー
ク1を介して取得する。同様にポータルサイトサーバ5
2もCATVサイトサーバ53も課金スクリプトの実行
に伴いネットワーク1を通じて課金情報を課金サーバ1
0へ伝送する。
【0084】課金サーバ10は、コンテンツの登録と配
給とを仲介する際に、広告付きコンテンツに関する属性
情報を設定する。これは、ユーザ端末上でコンテンツの
再生段階において広告代理店60から依頼された広告を
付けるか否かを決定する要素である。
【0085】広告付きコンテンツを許可するか否かは、
コンテンツを供給するコンテンツサーバ側が優先的に決
定する。例えば、コンテンツの案内登録の際に課金サー
バ10に広告許諾の可否情報を入力させる。次に、広告
付きコンテンツの配信をコンテンツサーバ側から許諾さ
れた場合には、電子商取引サーバ側が広告付きか広告無
しのコンテンツを選択することができる。例えば、課金
サーバ10内のカタログサイトから配給処理を実行する
際に広告の有無について指定する。
【0086】コンテンツサーバ側も電子商取引サーバ側
も共に広告付きコンテンツを受け入れる場合には、コン
テンツの配信に付随して広告配信の対価を電子商取引サ
ーバ側から課金サーバ側へ移動させる。上述した課金ス
クリプトと同様に、広告配信スクリプトを電子商取引サ
ーバ内で実行させ広告付きコンテンツがユーザ端末へ配
信された際に広告度数をネットワーク1を通じて課金サ
ーバ10に取得させることができる。
【0087】ここで、広告付きコンテンツは、例えば、
動画のコンテンツを配信する場合に、選択されたコンテ
ンツがユーザ端末のディスプレイ上で再生される前の数
十秒間に、広告代理店60から依頼された広告主のコマ
ーシャルメッセージをユーザ端末54のディスプレイ上
に表示又はスピーカーから音声メッセージを出力する電
子著作物である。楽曲のような音声による作品でも同様
にユーザ端末で再生される前の数十秒間に音声コマーシ
ャルを流すことができる。また、広告付きコンテンツ
は、動画コンテンツが再生されている間に作品と重畳し
ないディスプレイ領域に広告主のコマーシャルメッセー
ジを表示するように構成してもよい。
【0088】課金サーバ10は、電子商取引サーバから
コンテンツの配信状況をネットワーク1を通じて取得す
る。これは、コンテンツのタイトル毎にコンテンツの配
信日時をどの電子商取引サーバからユーザ端末へ配信さ
れたかをリアルタイムマーケット記憶部68に記憶す
る。記憶されたコンテンツの配信状況はコンテンツを配
給したコンテンツサーバからのアクセスに応じてリアル
タイムに課金サーバ10からネットワーク1を通じて提
供することができる。
【0089】このように、課金サーバ10は、電子商取
引サーバグループ50へミニマムギャランティMGを分
散処理66する。また、電子商取引サーバグループ50
から従量制又は固定金額の課金代行処理67を実行し、
電子商取引サーバグループ50からリアルタイムマーケ
ットデータを取得してコンテンツサーバへ提供する。さ
らに、広告付きコンテンツの配信に伴う広告収入の管理
処理65を実行してコンテンツサーバ側へ広告収入を分
配することができる。図中のMG及びレベニューシェア
69は広告収入とミニマムギャランティMGの合計とコ
ンテンツ配信料を総合計した月次処理の支払金額レポー
トである。
【0090】この支払金額レポートはペーパ処理では課
金サーバ10からコンテンツサーバの運営者へ郵送又は
自動ファクシミリ送信により提供される。一方、ペーパ
レス処理においてはテキストデータまたはアクロバット
ファイル形式若しくはHTML言語で記述した電子メー
ルまたはグループウエアソフトにより課金サーバ10か
らコンテンツサーバへ自動的に送信される。
【0091】さらに、課金サーバ10の運営者は、コン
テンツサーバの運営者から課金サーバ10の運営費用と
して毎月1万円を徴収し、電子商取引サーバの運営者か
ら課金サーバ10の運営費用として毎月1万円を徴収す
ることにより、複数のコンテンツ制作企業と複数のコン
テンツ配信企業との間で独立した課金システムを安定し
て運用することができる。
【0092】したがって、コンテンツサーバの運営者が
独自にコンテンツを配信する電子商取引サーバの運営者
とコンタクトをすることなく、1箇所に設置された課金
サーバ10にコンテンツの案内を登録するだけで多数の
有料会員を有する複数の電子商取引サーバにコンテンツ
を蓄積させ分散配信させることができるのでコンピュー
タハードウエア資源を有効に活用することができる。
【0093】コンテンツサーバから電子商取引サーバへ
のコンテンツの移動処理は、課金サーバ10にネットワ
ーク1を介して一時的にコンテンツを受信し保存してか
らISPサーバ51、ポータルサイトサーバ52、及
び、CATVサイトサーバ53に分散するように転送し
てもよく。コンテンツサーバからネットワーク1を経由
して電子商取引サーバへ直接配信しても良い。さらに、
同一の電子商取引サーバへ数ギガバイトという大容量の
動画データからなるコンテンツが同時期に複数タイトル
を一括して移動させる場合には、ネットワーク1による
転送に代えてデジタルビデオディスクDVD等の記憶媒
体を介して郵送や宅配便等の手段により配達させてもよ
い。
【0094】図3から図14は、本発明による実施の形
態であるコンテンツ課金システムのフロー図である。
【0095】図3を参照して、コンテンツの配給会社の
コンテンツサーバ41から課金サーバ10への処理フロ
ーを説明する。なお、コンテンツ制作会社のコンテンツ
サーバ42もAV制作会社のコンテンツサーバ43も同
様の処理を実行する。
【0096】コンテンツの配給会社のコンテンツサーバ
41は、ネットワーク1を経由して課金サーバ10へ接
続し、開始処理115からコンテンツの案内情報処理を
開始する。課金サーバ10はコンテンツサーバ41へ認
証画面を送信し、返信される認証情報を入手し認証処理
116を実行する。認証処理116はコンテンツサーバ
41から受信したIDとパスワードを課金サーバ10内
に記憶したコンテンツサーバ41に対応するIDとパス
ワードとを対比して認証判断を実行する。認証結果が一
致した場合は次のコンテンツ見本の登録処理117へ分
岐し、認証結果が不一致のときはエラー処理118を経
て処理は終了する。
【0097】コンテンツ見本の登録処理117は、コン
テンツサーバ41からデジタル情報のコンテンツの視聴
データファイル、コンテンツのタイトル情報、コンテン
ツ番号等を課金サーバ10へ登録する。次に、ミニマム
ギャランティMG金額の入力処理119へ移行しコンテ
ンツサーバ41側へ支払われる金額をコンテンツサーバ
41から入力する。引き続き、ミニマムギャランティ分
担処理120へ移行し、MG金額の分担方法を選択す
る。
【0098】RS比率決定処理121は、選択されたM
G金額の分担方法に従いMG金額を一定額に分配して電
子商取引サーバに割り当てるMG定額処理123に分岐
させるか、電子商取引サーバが保有する有料会員数に見
合うように分担、又は、コンテンツの登録から配信開始
までの期間の長短によりMG金額を増減させるMG見合
処理122へ分岐させるかを制御手段によりコンテンツ
の案内情報及び入札情報とを突き合せて決定をする。
【0099】MG定額処理123は、MG金額を比例配
分して分担金を均等に電子商取引サーバ側に負担させる
ように設定する。また、MG見合処理122は、電子商
取引側の有料会員数やコンテンツサーバ41側のコンテ
ンツの配信時期に応じて分担するMG金額を増減処理す
る。引き続き、処理は入札期限設定処理124へ移行す
る。
【0100】入札期限設定処理124は、登録されたコ
ンテンツに対して各電子商取引サーバからの入札申込期
限を設定する。例えば、コンテンツサーバ41から任意
に指定する期日やコンテンツの案内情報が登録された日
から2ヶ月後に入札期日を自動的に設定する。
【0101】入札期限設定処理124を経てから、コン
テンツの配布方法の選択処理125へ移行する。コンテ
ンツサーバ41から課金サーバ10へコンテンツの配布
方法を選択させる。これは、案内情報が登録されたコン
テンツが電子商取引サーバへアップロードされる方法を
選択させるものであり、例えば、コンテンツサーバ41
から課金サーバ10を経由して複数の電子商取引サーバ
へ分散配布する方法や、コンテンツサーバ41から例え
ばISPサーバ51へネットワークを経由して分散配布
する方法や、コンテンツサーバ側の企業から宅配便等の
手段を用いて電子商取引サーバ側の企業へ配布する方法
から選択する。さらに、配信方法選択処理127へ移行
する。
【0102】図4を参照して、引き続き、コンテンツの
配給会社のコンテンツサーバ41から課金サーバ10へ
のデータ入力処理フローを説明する。配信方法選択処理
127は、例えば、電子商取引サーバグループ50の中
のISPサーバ51がユーザ端末54へコンテンツを配
信する方法をコンテンツサーバ41が選択し指定する。
【0103】配信方法には、コンテンツのデータファイ
ルをユーザ端末54へオンデマンドのダウンロードDL
方式で配信する方法や、コンテンツのデータファイルを
分割してユーザ端末54へオンデマンドのストリーミン
グST方式で配信する方法や、ネットワーク1に同一の
コンテンツを実時間で流し複数のユーザ端末へ同時配信
するIPマルチキャストMC方式で配信する方法があ
る。ここで、DL方式は動画や楽曲を電子的に圧縮しネ
ットワーク1を介してユーザ端末54へ一括して転送す
るため、コンテンツの再生品質が保証できる点で有利で
ある。また、ST方式は動画や楽曲を電子的に圧縮しネ
ットワーク1を介してユーザ端末54へ分割したパッケ
ットにより転送するため、ネットワークの回線容量を節
約できる。さらに、MC方式は地上回線や衛星放送の番
組のような指定された時間帯にユーザ端末54に対して
同報送信するので、通信回線の容量を節約することがで
きる。
【0104】次に、コンテンツ配信期間入力処理128
へ移行して、電子商取引サーバ51からユーザ端末54
に対するコンテンツの配信期間をコンテンツサーバ41
が指定する。さらに、配信料金入力処理129でコンテ
ンツサーバ41から配信料金を指定して課金サーバ10
へ入力する。
【0105】配信料金は、1つのコンテンツ毎に週単位
又は月単位で固定料金をコンテンツサーバ41から指定
することもでき、複数のコンテンツをグループ化して週
単位又は月単位で固定料金をコンテンツサーバ41から
指定することもできる。配信料金は、例えば、ISPサ
ーバ51がユーザ端末54を所有する有料会員から月次
処理で回収する会費と従量制で課金した利用料金を原資
として、ISPサーバ51の運営者から課金サーバ10
を経由してコンテンツサーバ41の運営者に支払われ
る。金銭の支払いは、インターネットバンキングを利用
し全自動で決済することもできる。このインターネット
バンキングは、商社系、銀行系、ファクタリング会社
系、クレジットカード会社系、信販会社系、リース会社
系等の与信リスクやファクタリングサービスや金融機関
の決済サービスをインターネット経由で提供するBto
B決済方式である。本実施の形態では、例えば、商社系
に属する三井物産系列のスーパーネット・ソリューショ
ンズ社が課金サーバ企業と電子商取引サーバ企業とコン
テンツサーバ企業との決済サービスを提供する。なお、
決済処理は上述のように週単位又は月単位並びに各取引
段階で各企業のサーバがネツトワーク1に接続して課金
情報を送受信する。
【0106】広告付きコンテンツの選択処理130で
は、コンテンツサーバ41からコンテンツに広告付加を
受け入れるか否かを選択させる。広告許可の場合には広
告料金入力処理131へ分岐し広告料金を入力する。引
き続き、広告時間入力処理132へ移行して当該広告の
再生時間、再生タイミング等の条件を入力する。広告時
間入力処理132又は広告を受け入れない場合は終了処
理134を経てコンテンツの登録処理を終了する。
【0107】図5を参照して、コンテンツサーバから課
金サーバ10へ広告付きコンテンツの選択処理を説明す
る。コンテンツサーバとしての配給会社のコンテンツサ
ーバ41からネットワーク1を通じて課金サーバ10へ
アクセスする態様を例示するが、制作会社のコンテンツ
サーバ42も、AV制作会社のコンテンツサーバ43も
同様の処理を実行することができる。
【0108】広告付きコンテンツの選択処理は、ステッ
プ135から開始され、ステップ136で課金サーバ1
0からコンテンツサーバ41へ広告申込み通知の受領処
理を実行する。例えば、課金サーバ10から電子メール
を使用してコンテンツサーバ41内のメールサーバへ広
告申込み通知を送信しても良く。コンテンツサーバ41
から課金サーバ10へアクセスし認証処理を経てからグ
ループウエア内のコンテンツサーバ41の専用ページを
閲覧することにより広告申込み通知を受領しても良い。
この広告申込み通知は、コンテンツサーバ41がコンテ
ンツの案内情報を課金サーバ10に登録したコンテンツ
に付加する広告の申込みである。
【0109】判定ステップ137は、コンテンツサーバ
41から広告付きコンテンツの承諾の可否に関する選択
情報を課金サーバ10が受信し、広告を承諾するか判定
する。広告不承諾のときは、ステップ139へ分岐して
広告不承諾の通知を課金サーバ10から広告代理店60
のメールサーバへ送信してから、ステップ141に移行
し処理を終了する。
【0110】一方、広告承諾の場合は、ステップ138
へ分岐して広告承諾の通知を課金サーバ10から広告代
理店60のメールサーバへ送信する。引き続き、ステッ
プ140で課金サーバ10からコンテンツサーバ41へ
広告の仲介手数料の振り込み処理を実行する。この仲介
手数料は、広告代理店60に対する広告料金に例えば1
5%を乗じた金額の中からコンテンツサーバ41の運営
者が毎月支払う課金システム参加費用等を相殺し、所定
の割合で広告料金を割り当てた金額である。振り込み処
理は、不図示のインターネットバンキングを使用するこ
とができる。振り込み処理の完了に伴いステップ141
へ移行し処理を終了する。
【0111】図6を参照して、コンテンツの配布、課金
代行、及びリアルタイムマーケットデータの提供処理に
ついて説明する。ステップ142で処理が開始され、ス
テップ143により課金サーバ10からISPサーバ5
1、ポータルサイトサーバ52、CATVサイトサーバ
53へコンテンツの案内情報の登録であるコンテンツ配
信申込みの状態を自動通知する。自動通知は電子メール
又は認証処理によりアクセスする課金サーバ10内のグ
ループウエアを使用する。
【0112】コンテンツの配信申込み期間が満了する期
限が到来したときは、ステップ144に移行し、ISP
サーバ51、ポータルサイトサーバ52、CATVサイ
トサーバ53から課金サーバ10へ送信された入札情報
を集計し累積演算したミニマムギャランティMG金額が
コンテンツサーバ41からの提示されたミニマムギャラ
ンティMG金額に達したか否かを課金サーバ10内の制
御手段で判定する。また、ISPサーバ51、ポータル
サイトサーバ52、CATVサイトサーバ53は配信申
込み期間が満了するまでネットワーク1を通じて課金サ
ーバ10からコンテンツの入札状況を閲覧することがで
き、商談成立の可否を事前に把握することができる。
【0113】入札情報の累積演算結果で得られたミニマ
ムギャランティMG金額が、提示されたミニマムギャラ
ンティMG金額に達した場合は、ステップ145に分岐
してコンテンツサーバ41から入札情報を登録した全て
の電子商取引サーバ、例えば、ISPサーバ51、ポー
タルサイトサーバ52、CATVサイトサーバ53に対
してコンテンツを配布する。コンテンツの配布は上述し
た配給方法を用いるので説明は省略する。
【0114】次に、ステップ146では、課金サーバ1
0が、電子商取引サーバからユーザ端末へ配信されるコ
ンテンツの配信情況を集計して、この集計データの閲覧
サービスをコンテンツの提供者であるコンテンツサーバ
41に対してネットワークを通じて提供する。
【0115】引き続き、ステップ147は、課金サーバ
10が、電子商取引サーバから得たミニマムギャランテ
ィMG金額から手数料である課金システム参加費を相殺
した金額をコンテンツサーバ41の運営者へ入金処理す
る。入金処理は不図示のインターネットバンキングを用
いることができる。もし、電子商取引サーバから得たミ
ニマムギャランティMG金額がコンテンツサーバ41か
ら提示されたミニマムギャランティMG金額を上回った
場合には、課金サーバ10内の制御手段は判定処理を実
行して超過した金額をコンテンツサーバ41の運営者へ
還元する処理を遂行することもでき、ミニマムギャラン
ティMGの分配金額を低額に自動的に再設定することも
できる。また、ステップ148に移行して月次処理によ
るコンテンツの配信課金を集計する。この処理でも、課
金サーバ10内の制御手段が課金システム参加費を相殺
処理を遂行してからレベニューシュアRSである課金金
額をコンテンツサーバ41の運営者への入金処理を実行
する。この入金処理も不図示のインターネットバンキン
グを用いることができる。ステップ148の完了に伴い
ステップ150へ移行して処理を終了する。
【0116】一方、入札情報の累積演算結果で得られた
ミニマムギャランティMG金額が提示されたミニマムギ
ャランティMG金額に達しない場合は、課金サーバ10
内の制御手段により商談不成立の判定を行いステップ1
49へ分岐する。
【0117】ステップ149は、課金サーバ10内の制
御手段が商談不成立のコンテンツを課金サーバ10内に
再登録するか否かを判定する判定処理である。コンテン
ツサーバ41からネットワーク1を通じて課金サーバ1
0へアクセスし、商談不成立のコンテンツに対して再登
録を実行するか否かを選択させる。
【0118】この選択処理は、実時間でコンテンツサー
バ41の運営者がマニュアル操作で課金サーバ10にネ
ットワーク1を通じて入力処理を遂行することもできる
が、コンテンツサーバ41の運営者が予めコンテンツサ
ーバ41にコンテンツの再登録予約情報を入力してか
ら、ネットワーク1を介して課金サーバ10から自動報
知された商談不成立情報の取得に応答して自動的に再登
録処理情報をコンテンツサーバ41から課金サーバ10
へ自動返信することもできる。また、再登録処理を希望
しない場合はステップ150へ分岐して処理を終了させ
る。さらに、コンテンツの再登録処理は、図3の開始処
理116へ分岐してからコンテンツの案内情報処理を開
始する。なお、再登録処理は、予めコンテンツサーバ4
1に入力した再登録予約情報に基づくMG金額や入札期
間等の所定のパラメータが課金サーバ10へ自動入力さ
れ再登録処理を遂行する。
【0119】図7を参照して、電子商取引サーバグルー
プ50を構成するISPサーバ51、ポータルサイトサ
ーバ52、及び、CATVサイトサーバ53から課金サ
ーバ10へ登録されたコンテンツの申込、すなわち、入
札処理について説明をする。
【0120】入札処理は開始ステップ151から起動
し、ISPサーバ51はステップ152によりネットワ
ーク1を介して電子メール又は課金サーバ10内のグル
ープウエアを通じてコンテンツの見本登録の自動通知を
受信する。ISPサーバ51は課金サーバ10へのアク
セス許可を受けるため、ステップ153により課金サー
バ10とのデータ送受信により認証処理を遂行する。例
えば、ISPサーバ51固有のIDとパスワードの文字
列を課金サーバ10へ送信して認証処理を実行する。
【0121】認証結果が一致したときは、ステップ15
4へ分岐し、認証が拒否された場合は不整合処理を実行
してから入札処理を終了する。
【0122】ステップ154は、コンテンツに対する入
札処理画面を課金サーバ10からISPサーバ51へネ
ットワーク1を通じて送信し、ISPサーバ51のディ
スプレイ上に表示された入札処理画面中のコンテンツメ
ニューの中から所定のコンテンツを1又は複数選択させ
ることができる。また、ISPサーバ51から申込のキ
ャンセル情報が課金サーバ10へ返信された場合は、ス
テップ157へ分岐して入札処理を終了する。
【0123】ステップ154によりコンテンツの申込み
の決定信号がネットワーク1を通じてISPサーバ51
から課金サーバ10へ送信された場合は、次のステップ
156へ分岐する。ステップ156は、ISPサーバ5
1からコンテンツの配信許諾に関するミニマムギャラン
ティMG金額をネットワーク1を通じて課金サーバ10
へ入力する処理である。
【0124】引き続き、ステップ158で課金サーバ1
0はISPサーバ51から受信したミニマムギャランテ
ィMG金額、ISPサーバ51のID情報等を課金サー
バ10内の入札ファイル22へ記憶する。入札ファイル
22には、他の電子商取引サーバであるポータルサイト
サーバ52やCATVサイトサーバ53から課金サーバ
10へ登録されたコンテンツの申込情報である入札情報
が記憶されている。
【0125】次のステップ159は、課金サーバ10内
の制御手段がタイマーのカレンダー情報に従い、入札期
間の満了か否かを判定をしてから入札ファイル22に記
憶した入札情報の中の分担されたミニマムギャランティ
MG金額の総合計金額とコンテンツサーバ41からコン
テンツファイル12に記憶されたミニマムギャランティ
MG金額とを比較する。制御手段は入札ファイル22中
のミニマムギャランティGM金額の総合計金額がコンテ
ンツサーバ41から提示されたミニマムギャランティM
G金額以上であれば、MG達成コードを生成しコンテン
ツ受領ステップ160へ分岐する。一方、分担されたM
G金額の総合計金額がコンテンツサーバ41から提示さ
れたミニマムギャランティMG金額未満の場合は、ステ
ップ161へ分岐して商談不成立コードを生成しコンテ
ンツサーバ41及び入札へ参加した全ての電子商取引サ
ーバへ商談不成立の報知処理を実行してから入札処理を
終了する。なお、商談不成立の報知は電子メール又は課
金サーバ10内のグループウエアを用いて実行する。
【0126】商談成立コードの生成に伴い、ステップ1
60へ分岐した課金サーバ10の処理は、コンテンツサ
ーバ41及び入札へ参加した全ての電子商取引サーバへ
電子メール又は課金サーバ10内のグループウエアを用
いて商談成立の報知処理を実行する。
【0127】また、ステップ160でコンテンツサーバ
41から登録されたコンテンツの本編データを受領処理
する。本編データはコンテンツサーバ41からネットワ
ーク1を通じてデジタル情報として課金サーバ10へ送
信して課金サーバ10内に蓄積してもよく。郵送又は宅
配便により光磁気ディスクやコンパクトディスクCDや
デジタルビデオディスクDVD等の記憶媒体を介して受
領し課金サーバ10内に蓄積してもよい。
【0128】引き続き、ステップ162へ進み、課金サ
ーバ10は、制御手段により入札に参加し商談が成立し
た電子商取引サーバから分担したミニマムギャランティ
MG金額が課金サーバ10の運営者に支払らわれたか否
かを確認する。MG金額の送金は一般の銀行やインター
ネットバンキングにより課金サーバ10の運営者が管理
する銀行口座残高に基づいて確認をする。この確認処理
は、マニュアル操作で課金サーバ10へデータ入力する
こともでき、インターネットを利用した銀行預金残高の
自動照会処理でも課金サーバ10へ自動データ入力をす
ることができる。
【0129】課金サーバ10は、次のステップ163に
より分担されたMG金額を支払った運営者の電子商取引
サーバにコンテンツの本編データをネットワーク1を通
じてアップロードする。例えば、課金サーバ10はファ
イル・トランスファー・プロトコルFTPやウエブサー
バ機能を用いて、例えば、ISPサーバ51内の指定の
フォルダへコンテンツの本編データをアップロードす
る。
【0130】また、ステップ163は、例えば、課金サ
ーバ10からISPサーバ51へダウンロードさせるこ
ともできる。この場合、ISPサーバ51は課金サーバ
10へアクセスし、コンテンツの本編データのダウンロ
ードを認証するIDとパスワードの入力により課金サー
バ10からネットワーク1を介して本編データのダウン
ロード処理を実行する。
【0131】図8を参照して、電子商取引サーバの処理
について説明をする。電子商取引サーバはISPサーバ
51、ポータルサイトサーバ52、及び、CATVサイ
トサーバ53のいずれのサーバであってもよい。本実施
形態ではポータルサイトサーバ52の処理を例示する。
【0132】サーバ52は、ステップ164によりサー
バ52の内部に蓄積したコンテンツ毎の総クリック数や
クリック操作をした有料会員の属性情報から構成するマ
ーケットデータをネットワーク1に流して課金サーバ1
0へ送信する。マーケットデータはリアルタイムにネッ
トワーク1へ流すこともでき、数分間隔若しくは数時間
間隔でネットワーク1へ流すことができる。
【0133】ここで、クリック数とは、ユーザ端末55
のディスプレイ上に表示されたコンテンツメニューをユ
ーザがグラフィックユーザインターフェースGUIの一
種であるポインティングデバイスのマウスで指定し、マ
ウスの右又は左ボタンの押下操作に応じて特定のコンテ
ンツをユーザ端末55へダウンロードする回数を意味す
る。また、ユーザ端末55が携帯電話機の場合は、カー
ソルボタンと選択ボタンとの押下操作の組み合わせて特
定のコンテンツをダウンロードする回数を意味する。
【0134】また、有料会員の属性情報とは、例えば、
ユーザ端末55の所有者である会員が初めてサーバ52
からコンテンツをダウンロードする際に、会員の氏名又
は名称、住所又は居所、電話番号、e−mailアドレ
ス、性別、生年月日、年収、クレジットカード番号又は
銀行口座番号等の会員本人を特定し得る情報を意味する
が、課金サーバ10へ送信する属性情報にはマーケッテ
ィング情報に利用される性別、誕生年、年収に限定して
もよい。詳細な個人情報がインターネット環境で交換さ
れることが予想されると、ポータルサイトサーバ52の
有料会員数の増加を妨げるからである。
【0135】サーバ52は、ステップ165によりコン
テンツの本編データをユーザ端末55に配信する。配信
は、上述したDL方法、ST方法、MC方法のいずれか
コンテンツサーバが許可した方法の中から選択されて実
行される。
【0136】次に、ステップ166へ進み、サーバ52
に配給されたコンテンツの本編データをユーザ端末55
へ配信する状況に基づく課金情報がサーバ52から課金
サーバ10へネットワーク1を通じて送信する。
【0137】また、ユーザ端末55がサーバ52にアク
セスしてコンテンツの本編データを選択した段階で、ユ
ーザ端末55をネットワーク1を通じて課金サーバ10
へ一時的に接続させて課金情報をユーザ端末55から課
金サーバ10へ直接送信することもできる。この場合、
課金情報を取得した課金サーバ10は、ユーザ端末55
の接続を課金サーバ10からサーバ52へ切替えるよう
に課金サーバ10内のスクリプトを実行し、コンテンツ
のダウンロード許可コードをサーバ52へ送信する。ユ
ーザ端末55は自動的にサーバ52から目的とするコン
テンツの本編データのダウンロードを許可されて、その
まま本編データを取得する。課金情報は、ダウンロード
許可コードの送信に伴い課金サーバ10とサーバ52の
双方に蓄積される。
【0138】サーバ52の運営者は、ステップ167で
有料会員からコンテンツの利用料金を月次又は一時金と
して徴収し、ステップ168で課金サーバ10の運営者
からレベニューシェアRS金額の請求書を受け取る。さ
らに、サーバ52の運営者は、ステップ169で課金サ
ーバ10の運営者へレベニューシェアRS金額を銀行を
介して振り込む。これらの処理はマニュアル操作により
管理することもでき、ステップ167でインターネット
バンキングを利用し有料会員から利用料金を自動徴収し
てから、ステップ168で課金サーバ10からレベニュ
ーシェアRS金額の請求データをネットワーク1を通じ
て受信し、ステップ169で課金サーバ10へレベニュ
ーシェアRS金額をインターネットバンキングにより振
り込むこともできる。マニュアル若しくは自動処理を経
てからサーバ52によるマーケットデータの提供、コン
テンツの配信状況の送信等の処理をステップ170によ
り終了する。
【0139】図9を参照して、広告主又は広告代理店か
らネットワーク1を通じて課金サーバ10に対する広告
依頼処理について説明をする。
【0140】広告依頼処理はステップ171から起動
し、ステップ172により課金サーバ10から広告代理
店60の電子メールサーバへコンテンツの案内情報の登
録処理を通知する。通知は電子メールの他に、ファクシ
ミリ、自動アンサリングによる音声案内、及び、課金サ
ーバ10内のグループウエアを用いて課金サーバから広
告代理店60のサーバへ送信してもよい。
【0141】ステップ173は、広告代理店60のサー
バからネットワーク1を通じて課金サーバ10へアクセ
スし、IDとパスワードによる認証処理を実行する。認
証一致のときはステップ174へ分岐し、認証不一致の
場合にはステップ175へ分岐して不整合処理を経てか
ら処理を終了する。
【0142】ステップ174は、課金サーバ10内のカ
タログサイトをネットワーク1を通じて広告代理店60
が操作するコンピュータ端末に表示させる閲覧処理であ
る。カタログサイトにはコンテンツサーバから登録され
たコンテンツの見本が蓄積され、コンテンツの制作内容
や製作者、キャスティング、監督等の情報もカタログサ
イトのページ上で閲覧することができる。また、コンテ
ンツの見本は、広告代理店60が操作するコンピュータ
端末のディスプレイ上に表示されたGIF、JPEG等
の画像マークをマウスでクリック操作することで数十秒
間の視聴用サンプルを再生し、コンテンツの概略を確認
させることができる。
【0143】引き続き、ステップ176により広告代理
店60が操作するコンピュータ端末からネットワーク1
を通じて課金サーバ10へコンテンツに付帯する広告を
出す出広申込の決定処理を実行する。出広申込がキャン
セルされたときはステップ175へ分岐し広告依頼処理
を終了する。一方、カタログサイトから選択されたコン
テンツに対して出広申込の決定処理が実行された場合
は、ステップ177へ分岐して広告代理店60からの出
広申込の登録処理を実行する。登録は、課金サーバ10
内部の磁気記憶装置に一時的に記憶する。
【0144】課金サーバ10は、制御手段によりステッ
プ179でコンテンツファイル12を参照して広告代理
店60が指定するコンテンツに広告が付けられるか否か
を自動的に論理演算する。コンテンツサーバから登録さ
れた広告の許否情報に基づき演算結果が広告承諾のとき
はステップ180へ分岐し広告許可通知を広告代理店6
0の電子メールサーバへ送信する。通知は電子メールの
他に、課金サーバ10内のグループウエア等を用いて課
金サーバ10から広告代理店60のサーバへ送信しても
よい。一方、広告不承諾と判定した場合には、ステップ
181へ分岐して広告不許可通知を広告代理店60の電
子メールサーバへ送信する。通知は電子メールの他に、
課金サーバ10内のグループウエアを用いて課金サーバ
から広告代理店60のサーバへ送信してもよい。
【0145】ステップ180は、広告許可通知を受信し
た広告代理店60のサーバから課金サーバ10へ電子情
報化された広告情報をネットワーク1を通じて送信す
る。広告情報は、音声、画像、動画等をコンテンツの本
編再生前にユーザ端末上に再生される数十秒の広告主コ
マーシャルメッセージである。
【0146】次に、ステップ182へ進み、広告代理店
60はインターネットバンキング又は一般の銀行口座を
用いて広告料金を課金サーバ10の運営者へ支払い。処
理をステップ183へ移行させて終了させることができ
る。
【0147】図10を参照して、課金サーバ10の広告
提供サービスに付いて説明をする。課金サーバ10はス
テップ184から処理を開始し、例えば、ステップ18
5でコンテンツサーバ41から視聴用の見本コンテンツ
をネットワーク1を通じて受け付け、課金サーバ10内
のカタログサイトに自動的に登録する。登録はウエブサ
イト形式でインターネット等のネットワーク1上で閲覧
できるHTML言語を使用しカタログサイトを自動作成
するCGIを用いることができる。
【0148】次に、ステップ186に進み、課金サーバ
10からコンテンツサーバ41及び広告代理店60のメ
ールサーバに対して見本コンテンツを課金サーバ10が
取得した確認通知をネットワーク1を通じて自動的に送
信する。確認通知は、電子メールの他に、カタログ自動
作成プログラムのCGI処理に連動して課金サーバ10
内のグループウエアによりコンテンツサーバ41や広告
代理店60のサーバ経由で閲覧させてもよい。
【0149】さらに、ステップ187では、課金サーバ
10が広告代理店60のコンピュータ端末からネットワ
ーク1を通じて広告申込を受領処理する。広告申込の受
領は、上述した課金サーバ10内のカタログサイトを使
用して広告代理店60から遠隔操作する。
【0150】本実施の形態では、ステップ188で広告
代理店60からの広告申込み情報を見本コンテンツを登
録したコンテンツサーバ41のメールサーバへ電子メー
ルを使用して自動通知する。
【0151】引き続き、ステップ189で課金サーバ1
0は、広告申込み電子メールに対する返信をコンテンツ
サーバ41の運営者からネットワーク1を介して受信
し、広告承諾の許否に関する情報を入手する。また、課
金サーバ10の制御手段は、コンテンツサーバ41の運
営者が広告を承諾しないと判定したときは、ステップ1
91へ処理を分岐させ広告代理店60のメールサーバへ
広告不承諾通知の電子メールをネットワーク1を介して
自動的に送信し、ステップ192で広告提供サービス処
理を終了させる。
【0152】一方、課金サーバ10の制御手段は、コン
テンツサーバ41の運営者が広告を承諾したと判定した
ときは、広告承諾通知の電子メールをネットワーク1を
通じて広告代理店60のメールサーバへ自動的に送信す
る。
【0153】次のステップ193は、課金サーバ10が
コンテンツサーバ41からコンテンツの本編データを受
領する処理である。コンテンツの本編データは上述した
複数の経路により取得できるので説明は省略する。
【0154】課金サーバ10は、ステップ194で広告
代理店60のサーバから広告原稿を受領する。広告原稿
はネットワーク1を通じて受領することもできるが、ネ
ットワーク1以外の他の手段である郵便、宅配便等の手
段を用い電子情報記憶媒体を介して所謂オフライン処理
で取得することもできる。
【0155】課金サーバ10は、コンテンツの本編デー
タと広告原稿に基づく広告電子情報とをマージ処理、す
なわち、広告付きコンテンツを作成する。広告付きコン
テンツは上述したようにコンテンツの本編が再生される
前の数十秒間に再生される動画や音声データで構成する
広告主のコマーシャルメッセージ付きの本編コンテンツ
である。
【0156】また、コンテンツサーバ41の運営者から
許可を受ければ、コンテンツの本編に平衡して作品の中
で所定時間広告情報を配信することもできる。但し、音
声広告情報とコンテンツの音声情報が重畳させないよう
に、本編再生中は文字情報や映像情報を組み込むとよ
い。
【0157】ステップ195で課金サーバ10は、マー
ジされた広告付きコンテンツを作成してから、コンテン
ツの配給を受ける電子商取引サーバに広告付きコンテン
ツをネットワーク1を通じて配信する。また、オフライ
ン処理で課金サーバ10から電子商取引サーバへ広告付
きコンテンツを配給することもできる。
【0158】引き続き、図11を参照して課金サーバ1
0の広告提供サービスに付いて説明をする。ステップ1
96へ移行した課金サーバ10は、広告代理店60から
広告料を受領したか否かの確認情報をインターネットバ
ンキング等の手段を用いてネットワーク1から取得す
る。
【0159】ステップ197は、広告代理店60からの
広告料から課金システム参加費等を相殺した広告金額を
演算処理する。次のステップ198により相殺後の広告
金額をインターネットバンキング等を用いてネットワー
ク1を通じてコンテンツサーバ41の運営者が管理する
銀行口座に自動振込み処理を実行する。当該自動振込み
処理の完了に伴い課金サーバ10は、ステップ199へ
移行して広告提供サービス処理を終了する。
【0160】図12及び図13を参照して、本発明の実
施の形態であるコンテンツ課金システムのフローを説明
する。コンテンツ課金システムとしての課金サーバ10
は、ステップ200から処理を開始する。
【0161】次のステップ201で課金サーバ10は、
例えば、コンテンツサーバ41からネットワーク1を通
じてデジタルコンテンツの見本コンテンツの登録処理を
実行する。そして、見本コンテンツの登録確認の自動通
知をステップ202で処理し、ネットワーク1を通じて
広告代理店60のメールサーバ及び電子商取引サーバグ
ループ50の各メールサーバへ電子メールを用いて自動
送信する。
【0162】課金サーバ10は、ステップ203でIS
Pサーバ51等からコンテンツの配給申込を受領し、課
金サーバ10内に登録する。登録は上述したカタログサ
イトを用いるとよい。課金サーバ10は、ステップ20
4で制御手段によりISPサーバ51等から受領した分
担されたミニマムギャランティMG金額を自動集計処理
し複数の電子商取引サーバから受領したMG金額の累計
金額を集計する。
【0163】課金サーバ10の処理はステップ205へ
移行し、制御手段がタイマー機能によるカレンダ情報に
基づき所定期間毎にコンテンツの配給申込みを行ったI
SPサーバ51やポータルサイトサーバ52やCATV
サイトサーバ53へ個別に分担MG金額と他のサーバと
の累積MG金額を電子メールを使用してネットワーク1
を通じ自動通知する。例えば、ISPサーバ51に対し
ては、「貴社MG金額=500万円、累計MG金額=1
500万円、入札期日=0x年x月x日」等の入札情報
を記述した電子メールを送信する。
【0164】さらに課金サーバ10の処理はステップ2
06へ移行し、制御手段がタイマー機能によるカレンダ
情報に基づき入札期間が満了する際に、複数のISPサ
ーバ51等が入札した分担MG金額の累計金額を集計処
理する。引き続き、ステップ207へ移行し、制御手段
はコンテンツサーバ41が提示したMG金額と複数のI
SPサーバ51等が入札した分担MG金額の累計金額と
を比較する。分担MG金額の累計金額がコンテンツサー
バ41が提示したMG金額を満たすとき、すなわち、商
談が成立した場合は、図13のステップ209へ分岐す
る。一方、分担MG金額の累計金額がコンテンツサーバ
41が提示したMG金額に達しない場合は、ステップ2
08へ分岐して商談不成立通知をコンテンツサーバ41
及び入札をした全ての電子商取引サーバへ電子メールを
介して通知する。
【0165】課金サーバ10は、ステップ209におい
て、コンテンツファイル12及び会員情報ファイル34
に記憶した属性情報に基づき、制御手段により課金サー
バ10がコンテンツの本編データを電子商取引サーバへ
送付するか否かを判定する。課金サーバ10がコンテン
ツ送付を実行すると判定されたときは、ステップ210
へ分岐しコンテンツサーバ41からネットワーク1を介
してコンテンツを受領する。次のステップ211で課金
サーバ10は、ネットワーク1を通じて電子商取引サー
バへコンテンツの本編データを送信する。さらに、課金
サーバ10は、ステップ212でコンテンツが配給され
た電子商取引サーバの運営者から分担したMG金額の入
金処理がなされたか否かを確認する。上述したように入
金の確認処理はインターネットバンキング等の手段を用
いてオンラインで処理される。なお、ステップ209で
課金サーバ10がコンテンツ送付をしないと判定された
場合はコンテンツの受領ステップ210及びコンテンツ
の送付ステップ211をスキップしてMG金額入金確認
ステップ212へ分岐する。
【0166】引き続き、課金サーバ10の処理は、ステ
ップ213へ移行し、コンテンツサーバグループ40及
び電子商取引サーバグループ50の課金システム参加費
用と電子送金手数料等をMG金額の集計金額から相殺演
算処理する。
【0167】次のステップ214で課金サーバ10は、
集計したMG金額を各コンテンツサーバ毎に支払い処理
を実行する。支払い処理は、上述したインターネットバ
ンキングを用いるとよい。さらに、課金サーバ10の処
理は次のステップ215に進む。
【0168】課金サーバ10は、ステップ215で電子
商取引サーバに配給されたコンテンツの本編データがネ
ットワーク1を通じてユーザ端末に配信された配信状況
をネットワーク1から入手する。すなわち、ISPサー
バ51、ポータルサイトサーバ52、及び、CATVサ
イトサーバ53からネットワーク1へリアルタイム若し
くは数分毎に流される課金データを当該ネットワーク1
から課金サーバ10が吸い上げるように構成する。課金
データは、これら電子商取引サーバを構成するサーバ5
1、サーバ52、サーバ53に記憶した課金スクリプト
の実行により、例えば、サーバ51をアクセスしてコン
テンツの本編データを配信希望するユーザ端末54から
のマウスのクリック操作に応答してコンテンツの配信状
況が課金情報としてネットワーク1に送出される。ま
た、課金サーバ10は、コンテンツ毎のクリック数やコ
ンテンツの本編データが配信されたユーザ数を表すユー
ザ端末数やコンテンツ毎の視聴率を自動集計する。
【0169】次のステップ216で課金サーバ10は、
ISPサーバ51、ポータルサイトサーバ52、及び、
CATVサイトサーバ53からネットワーク1を通じて
入手した上述のコンテンツ配信状況に基づく課金情報を
電子商取引サーバ毎に集計して、レベニューシェアRS
料金をISPサーバ51、ポータルサイトサーバ52、
及び、CATVサイトサーバ53毎にネットワーク1を
通じて電子メール等の手段を用いて請求する。また、課
金サーバ10は、RS料金を印刷装置20を用いてペー
パー処理又はペーパレス処理によりリスト出力し、電子
商取引サーバへ送信する。
【0170】課金サーバ10の処理は、ステップ217
へ移行し、ISPサーバ51、ポータルサイトサーバ5
2、及び、CATVサイトサーバ53毎のレベニューシ
ェアRS料金の入金確認をインターネットバンキング等
の手段を用いてネットワーク1を通じて自動的に実行す
る。例えば、インターネットバンキングに開設した課金
サーバ10の運営者の電子口座へアクセスすることによ
り各サーバ運営者からのRS料金の入金状態が確認でき
る。
【0171】課金サーバ10の処理は、ステップ218
へ移行し、入金が確認されたRS料金から課金システム
参加費用や送金手数料を相殺する相殺演算処理を実行す
る。そして、相殺された後のRS金額を課金サーバ10
はステップ219によりインターネットバンキング等を
用いて各コンテンツサーバの運営者の電子口座へネット
ワーク1を通じて入金処理を実行する。課金サーバ10
は、この入金処理を経てステップ220へ移行しコンテ
ンツ課金システムの処理を終了させる。
【0172】図14を参照して、ユーザ端末からISP
サーバ51、ポータルサイトサーバ52、及び、CAT
Vサイトサーバ53等の電子商取引サーバへのアクセス
処理について説明をする。なお、説明を明瞭にするため
本実施の態様をユーザ端末54とISPサーバ51との
間で実行される処理を例示する。
【0173】ユーザ端末54は、ステップ221から処
理を開始し、ステップ222へ処理を移行し、ネットワ
ーク1を通じてISPサーバ51にアクセスする。IS
Pサーバ51からネットワーク1を通じて認証画面をユ
ーザ端末54へ送信する。
【0174】ユーザはユーザ端末54を操作してIDと
パスワードを入力しISPサーバ51へネットワーク1
を介して送信する。ステップ223は、ISPサーバ5
1が認証処理を実行し、受信したIDとパスワードに基
づき認証判定を実行する。認証が不整合のときはステッ
プ225へ分岐し、不整合情報をユーザー端末54へ送
信して処理を終了させる。
【0175】ISPサーバ51が認証を一致と判定した
場合は、ステップ224へ分岐して、コンテンツの一覧
リストのページをユーザ端末54へ送信する。ユーザ端
末54からコンテンツの詳細表示処理が要求されないと
き、すなわち、コンテンツリクエストがキャンセルされ
た際は、処理をステップ227へ分岐させコンテンツ配
信処理を終了させる。
【0176】一方、ユーザ端末54からコンテンツの詳
細情報が要求された場合は、ISPサーバ51からユー
ザ端末54へコンテンツの詳細情報を表示するページを
ネットワーク1を経由して送信される。さらにステップ
226へ処理は移行し、ユーザ端末54からISPサー
バ51へコンテンツを視聴するリクエストがネットワー
ク1を介して要求された場合には、ISPサーバ51か
らコンテンツの本編データをユーザ端末54へネットワ
ーク1を通じて配信する。配信方式は、上述のようにD
L方式、ST方式、及び、MC方式の中からコンテンツ
サーバが予め許可した方式で配信される。なお、ステッ
プ226でコンテンツの視聴リクエストがキャンセルさ
れた場合は、ステップ229へ処理が分岐しコンテンツ
配信処理は終了する。
【0177】ユーザ端末54の所有者であるユーザは、
月次処理によりISPサーバ51の利用料金にコンテン
ツの視聴料金を合算した月額利用料金をステップ228
により支払い処理を実行する。料金の支払処理を経てス
テップ230へ移行しコンテンツ配信処理は終了する。
【0178】上記実施の形態では、ISPサーバ51か
らコンテンツを配信しユーザから課金金額を徴収してい
たが、ポータルサイトサーバ52も多数の有料会員に対
してコンテンツ配信サービスを提供し、同様な課金方法
でコンテンツの配信料金をユーザから徴収する。
【0179】また、CATVサイトサーバ53は、ケー
ブルネットワークを通じて会員に映画、ゲーム、動画等
のコンテンツを配信するが、ISPサーバ51等と相違
する点は、所定の番組を予め選択することで定額固定の
料金体系とする方式や所定期間内に視聴した番組数に応
じて課金される所謂ペーパービュー方式を採用している
ことである。したがって、本発明の実施の形態に対応さ
せるためには、例えば、ユーザ端末のクリック操作に代
えて、ユーザ側に設置されているセットトップボックス
をリモコン操作するリモコン装置のボタン操作に対応さ
せて、コンテンツの配信毎に課金する従量制の課金方法
やペーパービュー方式の課金方法を選択することが望ま
れる。
【0180】こうして、本発明の実施の形態によれば、
コンテンツサーバグループ40から課金サーバ10を経
由して複数のサイトから構成される電子商取引サーバグ
ループ50へ同一のコンテンツを分散配給し、分散配給
したコンテンツを多数のユーザ端末へ配信するので、ネ
ットワーク資源を有効に活用することができ、人気のコ
ンテンツを配信する際に生じるアクセスの集中を緩和さ
せることができる。
【0181】また、コンテンツ製作企業や個人やコンテ
ンツ配給企業が電子商取引サーバを運営する企業との間
で個別にコンテンツ利用に関する契約を締結しなくて
も、課金サーバを介在させてコンテンツ課金代行システ
ムを提供することができるので、コンテンツ制作企業及
び個人並びに電子商取引企業の煩雑な手間を省略し、イ
ンターネットを利用する多数のユーザに対して提供でき
るコンテンツ数を飛躍的に増大させることができる。
【0182】さらに、コンテンツ利用に関するミニマム
ギャランティMG金額を複数の電子商取引サーバに分担
させることで、インターネットを利用するユーザに対し
て廉価な利用料でコンテンツを提供することができる。
【0183】尚、本発明のコンテンツ配信システムは、
上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0184】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
乃至6記載のコンテンツ課金システム及びコンテンツ課
金方法によれば、コンテンツ配給企業や個人あるいは少
人数のグループがコンテンツ提供者としてコンテンツ課
金サーバにアクセスしてコンテンツを登録し、有償無償
を問わずにコンテンツの配信を複数の電子商取引サーバ
の会員に提供し、コンテンツ提供サービスに関わる課金
回収業務を単独で事業化可能とするコンテンツ課金シス
テム及びコンテンツ課金方法を提供する、という優れた
効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのブロック図である。
【図2】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのフロー図である。
【図3】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのフロー図である。
【図4】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのフロー図である。
【図5】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのフロー図である。
【図6】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのフロー図である。
【図7】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのフロー図である。
【図8】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのフロー図である。
【図9】本発明による実施の形態であるコンテンツ課金
システムのフロー図である。
【図10】本発明による実施の形態であるコンテンツ課
金システムのフロー図である。
【図11】本発明による実施の形態であるコンテンツ課
金システムのフロー図である。
【図12】本発明による実施の形態であるコンテンツ課
金システムのフロー図である。
【図13】本発明による実施の形態であるコンテンツ課
金システムのフロー図である。
【図14】本発明による実施の形態であるコンテンツ課
金システムのフロー図である。
【図15】従来のコンテンツ課金システムのデータフロ
ー図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク 10 課金サーバ 11 出力バス 12 コンテンツ登録部 12 会員情報ファイル 14 出力制御部 16 カタログ作成手段 18 課金記憶手段 20 印刷手段 22 入札情報登録部 24 制御手段 26 アクセス情報記録部 28 市場調査プログラム記憶部 28 市場調査報告部 30 オペレーティングシステム記憶部 32 認証プログラム記憶部 34 会員情報登録部 40 電子商取引サーバグループ 41 コンテンツサーバ 42 コンテンツサーバ 43 コンテンツサーバ 50 電子商取引サーバグループ 51 ISPサーバ 52 ポータルサイトサーバ 53 CATVサイトサーバ 54 ユーザ端末 55 ユーザ端末 55 携帯電話 56 ケーブルテレビ端末 60 広告代理店
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC (72)発明者 佐藤 正治 東京都文京区後楽1丁目4番27号 三井物 産テレパーク株式会社内 (72)発明者 佐々木 実 東京都文京区後楽1丁目4番27号 三井物 産テレパーク株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子商取引サーバからユーザ端末へネッ
    トワークを通じて配信されるコンテンツの対価を累積演
    算するコンテンツ課金システムであって;前記コンテン
    ツを保存するコンテンツサーバからコンテンツの案内情
    報を登録するコンテンツ登録部と;前記コンテンツの案
    内情報を電子化情報としてネットワーク上の複数の電子
    商取引サーバへ自動的に伝送する出力部と;前記ネット
    ワーク上で前記コンテンツのカタログを閲覧させるカタ
    ログサイトのソースコードを自動作成するカタログ作成
    手段と;前記電子商取引サーバから前記カタログサイト
    を通じてコンテンツの配給金額と会員情報を登録する会
    員情報登録部と;前記ユーザ端末に対する前記電子商取
    引サーバに配給されたコンテンツの配信状況に基づく課
    金情報を前記ユーザ端末又は電子商取引サーバから前記
    ネットワークを通じて受信し、累積演算した課金金額を
    記憶する課金記憶手段と;課金集計期間が満了する際
    に、前記課金記憶手段に記憶した課金情報と前記会員情
    報登録部34に記憶した配給金額とを合算し前記コンテ
    ンツサーバに対する支払金額レポートとして印刷出力す
    る印刷手段と;を備えるコンテンツ課金システム。
  2. 【請求項2】 電子商取引サーバからユーザ端末へネッ
    トワークを通じて配信されるコンテンツの対価を累積演
    算するコンテンツ課金システムであって;前記コンテン
    ツを保存するコンテンツサーバからコンテンツの案内情
    報を登録するコンテンツ登録部と;前記コンテンツの案
    内情報を電子化情報としてネットワーク上の複数の電子
    商取引サーバへ自動的に伝送する出力部と;前記ネット
    ワーク上で前記コンテンツのカタログを閲覧させるカタ
    ログサイトのソースコードを自動作成するカタログ作成
    手段と;少なくとも1つの前記電子商取引サーバから前
    記カタログサイトのコンテンツに対する入札付け値情報
    の登録をする入札情報登録部と;前記コンテンツの入札
    期間が満了する際に、前記入札付け値情報の集計結果と
    前記コンテンツの案内情報とを比較して商談成立と判定
    したときは、前記コンテンツサーバへ前記付け値情報を
    登録した全ての電子商取引サーバに前記コンテンツの配
    給を促す商談成立情報を自動的に伝送する制御部と;前
    記ユーザ端末に対する前記電子商取引サーバに配給され
    たコンテンツの配信状況に基づく課金情報を前記ネット
    ワークを通じて前記ユーザ端末又は電子商取引サーバか
    ら受信し、累積演算した課金金額を記憶する課金記憶手
    段と;課金集計期間が満了する際に、前記課金記憶手段
    に記憶した課金情報と前記入札情報登録部に登録した入
    札付け値とを合算して各コンテンツサーバに対する支払
    金額レポートを印刷出力する印刷手段と;を備えるコン
    テンツ課金システム。
  3. 【請求項3】 前記電子商取引サーバから前記課金情報
    を前記ネットワークを介してリアルタイム又は所定時間
    毎に受信し、コンテンツの配信状況を記録するアクセス
    情報記録部と、当該アクセス情報記録部に記憶された配
    信状況を閲覧させるウエブサイトのソースコードを自動
    作成する市場調査報告部と、をさらに備える請求項1又
    は請求項2のいずれか1項に記載のコンテンツ課金サー
    バ。
  4. 【請求項4】 電子商取引サーバからユーザ端末へネッ
    トワークを通じて配信されるコンテンツの対価を累積演
    算するコンテンツ課金方法であって;前記コンテンツを
    保存するコンテンツサーバからコンテンツの案内情報を
    登録するコンテンツ登録段階と;前記コンテンツの案内
    情報をネットワーク上の複数の電子商取引サーバへ自動
    的に伝送する自動伝送段階と;前記ネットワーク上で前
    記コンテンツのカタログを閲覧させるカタログサイトの
    ソースコードを自動作成するカタログ作成段階と;前記
    電子商取引サーバから前記カタログサイトを通じてコン
    テンツの配給金額と会員情報を登録する会員情報登録段
    階と;前記ユーザ端末に対する前記電子商取引サーバに
    配給されたコンテンツの配信状況に基づく課金情報を前
    記ネットワークを通じて前記ユーザ端末又は電子商取引
    サーバから受信し、累積演算した課金金額を記憶する課
    金記憶段階と;課金集計期間が満了する際に、前記課金
    金額と前記配給金額とを合算し前記コンテンツサーバに
    対する支払金額レポートとして印刷出力する印刷段階
    と;を備えるコンピュータネットワークを使用するコン
    テンツ課金方法。
  5. 【請求項5】 電子商取引サーバからユーザ端末へネッ
    トワークを通じて配信されるコンテンツの対価を累積演
    算するコンテンツ課金方法であって;前記コンテンツを
    保存するコンテンツサーバからコンテンツの案内情報を
    登録するコンテンツ登録段階と;前記案内情報を電子化
    情報としてネットワーク上の複数の電子商取引サーバへ
    自動的に伝送する自動伝送段階と;前記ネットワーク上
    で前記コンテンツのカタログを閲覧させるカタログサイ
    トのソースコードを自動作成するカタログ作成段階と;
    少なくとも1つの前記電子商取引サーバから前記カタロ
    グサイトのコンテンツに対する入札付け値情報の登録を
    する入札情報記憶段階と;前記コンテンツの入札期間が
    満了する際に、前記入札付け値情報の集計結果と前記コ
    ンテンツの登録情報とを比較して商談成立と判定したと
    きは、前記コンテンツサーバへ前記付け値情報を登録し
    た全ての電子商取引サーバに前記コンテンツの配給を促
    す商談成立情報を自動的に伝送する商談成立報知段階
    と;前記電子商取引サーバが前記ユーザ端末からのアク
    セスに応答したコンテンツの配信状況に基づく課金情報
    を前記ネットワークを通じて前記ユーザ端末又は電子商
    取引サーバから受信し、累積演算した課金金額を前記入
    札付け値に積増して記憶する課金記憶段階と;課金集計
    期間が満了する際に、前記課金情報と入札付け値とを合
    算して各コンテンツサーバに対する支払金額レポートを
    印刷出力する印刷段階と;を備えるコンピュータネット
    ワークを使用するコンテンツ課金方法。
  6. 【請求項6】 前記電子商取引サーバから前記課金情報
    を前記ネットワークを介してリアルタイム又は所定時間
    毎に受信し、コンテンツの配信状況を記録するアクセス
    情報記録段階と、当該記憶された配信状況を閲覧させる
    ウエブサイトのソースコードを自動作成する市場調査報
    告段階と、をさらに備える請求項4又は請求項5のいず
    れか1項に記載のコンピュータネットワークを使用する
    コンテンツ課金方法。
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