JP2003023613A - コンテンツ配信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配信するコンテンツの検索が容易にでき、か
つ、コンテンツの内容にかかわらず定額料金で、興味の
あるコンテンツを複数ダウンロードすることが可能であ
り、アクセスされた時間，ユーザの評価等により、コン
テンツの作成者にコンテンツの内容に対応した代価を支
払うコンテンツ配信システムを提供する。 【解決手段】 コンテンツを要求し、受信するユーザ端
末3a,…,3zと、カメラTCから入力される画像データを、
コンテンツとしてユーザ端末へ配信し、配信の開始及び
終了を時間ログデータとして出力する複数の配信サーバ
5a，…，5zと、この時間ログデータがユーザ端末毎に記
録されるログ記憶部6a，…,6zと、ユーザ端末及び配信
サーバの管理を行い、ログデータに基づいて、各ユーザ
端末の接続時間を、配信サーバ毎に演算する管理サーバ
1aとを具備することを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、配信登録した個人
の配信サーバから、動画や静止画を含む画像や音楽を含
む音声等の、上記個人の作成したコンテンツを、会員登
録したユーザ端末へ配信する配信システムに係わるもの
である。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットの普及により、画
像及び音声などのコンテンツの配信が盛んに行われ、優
れたコンテンツなどは、インターネット上において直接
売買されるようになってきた。また、観光地などのライ
ブ映像の配信もよく見られ、広告収入を得るウェブサイ
トも現れてきている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
ーネット上のコンテンツは無料であるべきといった風潮
があり、配信するコンテンツに対して対価を得ることは
現実的に難しい問題である。音楽や書籍の配信におい
て、コンテンツとして有料配信がなされるようになって
はきたが、これはいずれも信用のある大手事業者が行っ
ている。また、個人もしくは中小事業者が配信するコン
テンツに対して対価を得る方法としては、インターネッ
ト上においてウェブサイトへのアクセスを集め、このア
クセス数に対応した広告収入を得ることが一般的となっ
ている。

【０００４】また、従来のコンテンツの配給システムに
は、個人のホームページから配信されるコンテンツを売
買する場合に支払われる代価が、コンテンツの作成者に
も、コンテンツの配信を受けるユーザにも明確に決めら
れず、正当な売買を行い難くし、個人によるコンテンツ
売買の広がりを阻害するという問題がある。さらに、従
来のコンテンツの配給システムには、配給されるコンテ
ンツの内容がダウンロードして再生してみないと明確で
なく、このコンテンツの内容が満足できない場合でも、
ユーザとしては、ダウンロードしたコンテンツに対して
代価を支払わなければならないという問題がある。この
ため、従来のコンテンツの配給システムには、コンテン
ツの内容が満足できない場合でも、ダウンロードしたコ
ンテンツに対して代価を支払わなければならないという
不安感があるため、ユーザが個人の作成したコンテンツ
の配信を要求しづらく、かつ、配信サーバ側から見ると
後払いの場合に見終わった後に、ユーザからの支払いが
されない場合のある欠点がある。

【０００５】本発明はこのような背景の下になされたも
ので、個人のホームページの配信するコンテンツの検索
が容易にでき、かつ、コンテンツの内容にかかわらず定
額料金で、興味のあるコンテンツを複数ダウンロードす
ることが可能なため、ユーザが不安無くコンテンツの配
信を要求でき、また、アクセスされた頻度やアクセスさ
れた時間，ユーザの評価等により、コンテンツの作成者
にコンテンツの内容に対応した代価を支払うことが可能
なコンテンツ配信システムを提供する事にある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明のコンテンツ配信
システムは、コンテンツを要求し、受信するユーザ端末
（例えば、ユーザ端末３ａ，３ｂ，…，３ｚ）と、カメ
ラから入力される画像データを、コンテンツとして前記
ユーザ端末へ配信し、配信の開始及び終了をログデータ
として出力する複数の配信サーバ（例えば、配信サーバ
５ａ，５ｂ，…,５ｚ）と、前記ログデータがユーザ毎
に記録されるログ記憶部（例えば、ログ記憶部６ａ，６
ｂ，…，６ｚ）と、前記ユーザ端末及び前記配信サーバ
の管理を行い、前記ログデータに基づいて、各ユーザ端
末の接続時間を、配信サーバ毎に演算する管理サーバ
（例えば、管理サーバ１ａ）とを具備することを特徴と
する。本発明のコンテンツ配信システムは、前記管理サ
ーバが、所定の時間毎に、前記接続時間及びアクセス数
の集計を行い、各配信サーバの単位時間当たりの視聴率
を演算することを特徴とする。本発明のコンテンツ配信
システムは、前記管理サーバ（例えば、管理サーバ１
ａ，演算部１ｃ）がユーザの支払う会費及び広告主から
の広告料の合計金額を演算し、前記視聴率に応じて、配
信サーバの所有者に対して分配する支払金額を演算する
ことを特徴とする。

【０００７】本発明のコンテンツ配信システムは、コン
テンツを要求し、受信するユーザ端末と、要求されたコ
ンテンツを前記ユーザ端末へ配信し、配信したビット数
をビットデータとして出力する複数の配信サーバと、前
記ログデータがユーザ毎に記録されるログ記憶部と、前
記ユーザ端末及び前記配信サーバの管理を行い、配信サ
ーバ毎の前記ログデータから各ユーザ端末へ配信したビ
ット数を演算する管理サーバとを具備することを特徴と
する。本発明のコンテンツ配信システムは、前記管理サ
ーバが、所定の時間毎に、各配信サーバの配信したビッ
ト数の集計を行い、各配信サーバの単位時間当たりのビ
ットの配信率を演算することを特徴とする。本発明のコ
ンテンツ配信システムは、前記管理サーバがユーザの支
払う会費及び広告主からの広告料の合計金額を演算し、
前記配信率に応じて、配信サーバの所有者に分配する支
払金額を演算することを特徴とする。

【０００８】本発明のコンテンツ配信システムは、コン
テンツを要求し、受信するユーザ端末と、カメラから入
力される画像データを、第１のコンテンツ（例えば、ラ
イブ映像等）として前記ユーザ端末へ配信し、配信の開
始及び終了をログデータとして出力し、また、要求され
たビット換算可能な第２のコンテンツ（例えば、ムービ
ー、コンピュータグラフィック（ＣＧ），静止画，アニ
メーションなど）を前記ユーザ端末へ配信し、配信した
ビット数をビットデータとして出力する複数の配信サー
バと、前記ログデータ及びビットデータが、各々ユーザ
毎に記録されるログ記憶部と、前記ユーザ端末及び前記
配信サーバの管理を行い、第１のコンテンツに対して
は、前記ログデータに基づいて、各ユーザ端末の接続時
間を、配信サーバ毎に演算し、第２のコンテンツに対し
ては、配信サーバ毎の前記ログデータから各ユーザ端末
へ配信したビット数を演算する管理サーバとを具備する
ことを特徴とする。本発明のコンテンツ配信システム
は、前記管理サーバが、所定の時間毎に、前記第１のコ
ンテンツに対して、前記接続時間の集計を行い、各配信
サーバの単位時間当たりの視聴率を演算し、また、第２
のコンテンツに対して、各配信サーバの配信したビット
数の集計を行い、各配信サーバの単位時間当たりのビッ
トの配信率を演算することを特徴とする。

【０００９】本発明のコンテンツ配信システムは、前記
管理サーバがユーザの支払う会費及び広告主からの広告
料の合計金額を演算し、前記視聴率及び配信率に応じ
て、各配信サーバの所有者に対して分配する支払金額を
演算することを特徴とする。本発明のコンテンツ配信シ
ステムは、接続された配信サーバの記録が示された、各
ユーザ毎の接続ファイルを記憶する接続記憶部（例え
ば、接続記憶部１ｄ）を有し、前記管理サーバがこの接
続ファイルに基づき、各配信サーバへの前記ユーザ端末
の接続の確認を行うことを特徴とする。本発明のコンテ
ンツ配信システムは、配信サーバがユーザ端末の固有情
報（情報通信網Ｉの環境下において各ユーザ端末を特定
できるＩＰアドレス，ユーザ端末で用いられているブラ
ウザのソフト名（種類），ブラウザのソフトのバージョ
ン，プラットホーム（ＯＳ；オペレーションシステム）
の種類及びバージョン，ＣＰＵの種類などの情報）を取
得し、各ユーザの接続された配信サーバの記録が示され
た接続ファイルを記憶する接続記憶部（例えば、接続記
憶部１ｄ）にこの固有情報を格納し、一度、回線を接続
して、ＩＤ及びパスワードを入力していずれかの配信サ
ーバへアクセスしたか否かの履歴として残すことによ
り、他の配信サーバへ移動する場合に、この固有情報に
よりコンテンツの配信が許可されているか否かの判定を
行い、回線の接続が継続されている間、新たにＩＤ及び
パスワードを入力せずにコンテンツの配信を受けること
ができることを特徴とする。上述の固有情報としては、
ユーザ端末で用いられているブラウザのソフト名（種
類），ブラウザのソフトのバージョン，プラットホーム
（ＯＳ；オペレーションシステム）の種類及びバージョ
ン，ＣＰＵの種類などの情報における情報の組み合わせ
と、ＩＰアドレスとをセットにして用いる。本発明のコ
ンテンツ配信システムは、配信サーバの表示画面の所定
の領域に、クリック毎に所定の金額が募金される募金ボ
タンが設けられていることを特徴とする。本願発明のコ
ンテンツ配信システムは、管理サーバが、会員のユーザ
端末と、登録している配信サーバとに対応して、各々の
識別データ（例えば、ＩＤ）及びパスワードを格納する
テーブルを具備していることを特徴とする。本発明のコ
ンテンツ配信システムは、管理サーバが各配信サーバで
課金に必要なデータの改ざんを行っている否かを、各個
人放送局におけるログ記憶部（ログ記憶部６ａ，…，６
ｚ）のユーザ名に対応した接続開始時間と、ユーザ端末
が会員のユーザ端末であるかの確認を、個人放送局が管
理サーバ１ａに対して行ったときに、接続記憶部１ｄに
残されるログデータ（照会ログデータ）とを比較して判
定することを特徴とする。本願発明のコンテンツ配信シ
ステムは、前記配信サーバが前記ユーザ端末からのアク
セス要求を受けたとき、識別番号及びパスワードを前記
管理サーバに確認し、会員登録されていることを検出し
た後、コンテンツの配信を行うことを特徴とする。

【００１０】本願発明のコンテンツ配信システムは、前
記配信サーバが、配信した各コンテンツに対応させて、
ユーザ端末からのコンテンツ評価を前記ログ記憶部に記
憶することを特徴とする。本願発明のコンテンツ配信シ
ステムは、前記管理サーバが支払金額の演算において、
前記コンテンツ評価を、前記合計金額の分配に対する係
数（例えば、評価係数）として用いることを特徴とす
る。本願発明のコンテンツ配信システムは、前記管理サ
ーバが、ユーザ端末の表示画面のクレームボタンのクリ
ック回数に基づき、このクリック回数が予め設定された
数値を超えた場合に、対応するコンテンツの配信停止を
各配信サーバに通知することを特徴とする。本願発明の
コンテンツ配信システムは、前記管理サーバが、前記配
信サーバの表示画面の所定の領域に、画像データを表示
することを特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】本願発明は、サービスプロバイダ
などを含む管理会社（管理会社１）が主催する放送局網
に、コンテンツを配信したい個人または団体が放送局と
して登録し、この放送局網に入会している会員に対して
各々が作成したコンテンツを提供し、個人放送局の個人
が提供したコンテンツの質に応じて、管理会社から分配
金を得るコンテンツ配信システムである。ここで、「個
人放送局」とは、放送行為が可能な最小単位である個人
でも参加が可能であることを強調するために、本明細書
中において使用するものであり、本願発明のコンテンツ
配信システムにおいては、中小事業者及び大手事業者が
コンテンツ配給を行っても良く、事業の規模や形態にと
らわれるものではない。

【００１２】上記コンテンツ配信システムでは、基本的
に、放送局網に会員として入会しないと、この放送局網
に登録している個人放送局の提供するコンテンツを見る
ことも、ダウンロードすることもできない。また、上記
分配金は、各個人放送局及び管理会社のサーバの表示画
面におけるバナー広告や、コンテンツを得るため入会し
た会員からの会費を所定の期間（例えば、１ヶ月間）蓄
積され、この合計金額を後に説明する視聴率や配信率、
会員からの評価に基づき、登録されている個人放送局に
分配される。

【００１３】以下、図面を参照して本発明の実施形態に
ついて説明する。図１は本発明の一実施形態によるコン
テンツ配信システムの構成を示すブロック図である。こ
の図において、管理会社１，個人放送局２ａ，２ｂ，
…，２ｚ、ユーザ端末３ａ，３ｂ，…，３ｚは、情報通
信網Ｉにより相互に回線が接続され、ブラウザにより相
互通信及び配信されるコンテンツ等の画像の表示の処理
を行う。情報通信網Ｉは、インターネット，ＩＳＤＮ
（サービス統合デジタル網，登録商標），公衆回線網及
び専用回線等が用いられるが、コンテンツとしてライブ
映像の配信を考慮すると、高速なデータ通信が行え、安
価に常時接続が行える通信網が望ましい。管理会社１
は、管理サーバ１ａ，データベース１ｂ，演算部１ｃ，
接続器億部１ｄ（データベース１ｂ内または独立に）と
を具備しており、個人放送局２ａ，２ｂ，…，２ｚ、ユ
ーザ端末３ａ，３ｂ，…，３ｚの登録管理を行う。

【００１４】すなわち、管理サーバ１ａは、登録された
個人放送局２ａ，２ｂ，…，２ｚの放送局名と登録番号
とを対応させて、データベース１ｂに格納する。また、
管理サーバ１ａは、入会しているユーザ端末３ａ，３
ｂ，…，３ｚのＩＤ番号（識別番号）とパスワードとを
対応させて、データベース１ｂに格納する。すなわち、
管理サーバ１ａは、個人放送局２ａ，２ｂ，…，２ｚ及
びユーザ端末３ａ，３ｂ，…，３ｚをデータベース１ｂ
に記憶された情報に基づき管理している。さらに、管理
サーバ１ａは、ユーザの支払う会費，及びバナー広告を
出している広告主からの広告料の金額を、個人放送局に
分配する支払金を計算するため、所定の期間（例えば、
１ヶ月間）において加算して、合計金額としてデータベ
ース１ｂに所定の期間毎に対応させて記憶する。

【００１５】個人放送局２ａ，２ｂ，…，２ｚは、各
々、配信サーバ５ａ及びログ記憶部６ａ，配信サーバ５
ｂ及びログ記憶部６ｂ，…，配信サーバ５ｚ及びログ記
憶部６ｚから構成されている。配信サーバ５ａ，配信サ
ーバ５ｂ，…，配信サーバ５ｚは、ユーザ端末３ａ，ユ
ーザ端末３ｂ，…，ユーザ端末３ｚへ、情報通信網Ｉを
介して、各々コンテンツを配信する。ここで言うコンテ
ンツは、例えば、図２に示す様に、ライブ映像（テレビ
カメラなどにより生の映像を配信する生映像系、ユーザ
端末と接続されている時間でコンテンツの配信量を評価
するコンテンツ）のコンテンツと、個人の作成したＣＧ
（コンピュータグラフィック）を含む撮影した映画及び
ドラマ，個人の作詞及び作曲した音楽，個人の制作した
ニュース等の、各個人放送局独自に制作されたコンテン
ツ（独自コンテンツ系，すなわち個人放送局の配信サー
バからダウンロードするビット数換算によりコンテンツ
の配信量を評価するコンテンツ系）とが含まれる。

【００１６】配信サーバ５ａ，配信サーバ５ｂ，…，配
信サーバ５ｚは、会員から要求されたコンテンツを記憶
部から読み出し、このコンテンツを要求した会員のユー
ザ端末へ配信する。例えば、配信サーバ５ａは、テレビ
カメラＴＣで撮影した画像データを、回線の接続された
ユーザ端末３ａに配信する。また、配信サーバ５ｂは、
個人の作成したＣＧを、回線が接続されてダウンロード
を要求したユーザ端末３ｚへ送信する。このとき、配信
サーバ５ａは、ライブ映像の配信を開始した時刻と終了
した時刻とを、すなわち接続時間を時間ログデータとし
て出力し、各ユーザ端末のユーザ名に対応させ、ログ記
憶部６ａへ記憶させる。また、配信サーバ５ｂは、ＣＧ
の配信を開始した時刻と、このＣＧのビット数とを、ビ
ットログデータとして出力し、各ユーザ端末のユーザ名
に対応させ、ログ記憶部６ｂへ接続ファイルとして記憶
させる。

【００１７】また、管理サーバ１ａは、所定の期間毎
（例えば、１ヶ月毎など）に、上記接続時間を、各配信
サーバ毎に集計する。すなわち、配信サーバ５ａは、例
えば、管理会社１に登録され、ライブ映像を配信してい
る各個人放送局（２ａ，…，２ｚ）のログ記憶部（６ａ
…，６ｚ）から読み出した時間ログデータを、所定の期
間毎において、各個人放送局に対応させてデータベース
１ｂに記憶する。また、管理サーバ１ａは、上記所定の
期間毎に、上記時間ログデータを各々の個人放送局毎に
加算し、各個人放送局が所定の期間内に各ユーザ端末
（３ａ，３ｂ，…，３ｚ）に接続された合計接続時間を
求める。そして、管理サーバ１ａは、管理会社１に登録
され、ライブ映像を配信している個人放送局全ての上記
合計接続時間を加算して総合計接続時間を求め、各個人
放送局の合計接続時間をこの総合計接続時間で除算した
ものを、各々の個人放送局の所定期間内の視聴率として
求める。

【００１８】また、管理サーバ１ａは、所定の期間毎
（例えば、１ヶ月毎など）に、上記ビット数を、各配信
サーバ毎に集計する。すなわち、配信サーバ５ｂは、例
えば、管理会社１に登録され、ＣＧ等のビット換算する
コンテンツを配信している各個人放送局（２ａ，…，２
ｚ）のログ記憶部（６ａ，…，６ｚ）から読み出したビ
ットログデータを、所定の期間毎において、各個人放送
局に対応させてデータベース１ｂに記憶する。

【００１９】また、管理サーバ１ａは、上記所定の期間
毎に、上記ビットログデータを各々の個人放送局毎に加
算し、各個人放送局が所定の期間内に各ユーザ端末（３
ａ，３ｂ，…，３ｚ）に配信したビット数の合計ビット
数を求める。そして、管理サーバ１ａは、管理会社１に
登録され、ＣＧ等のビット換算するコンテンツを配信し
ている個人放送局全ての上記合計ビット数を加算して総
合計ビット数を求め、各個人放送局の合計ビット数をこ
の総合計ビット数で除算したものを、各々の個人放送局
の所定期間内の配信率として求める。このとき、管理サ
ーバ１ａは、各個人放送局２ａ〜２ｚでデータの改ざん
を行っていないか否かを、各個人放送局におけるログ記
憶部（６ａ，…，６ｚ）のユーザ名に対応した接続開始
時間と、ユーザ端末が会員のユーザ端末であるかの確認
を、個人放送局が管理サーバ１ａに対して行ったとき
に、接続記憶部１ｄに残される照会ログデータである接
続ファイルとを比較することにより判定する。この接続
記憶部１ｄには、少なくとも各ユーザ端末（３a，…，
３ｚ）毎に、上記照会ログデータとして、少なくとも各
放送局（２ａ，…，２ｚ）への接続開始時間と、ユーザ
端末の固有情報とが残される。また、この改ざん確認に
は、各ユーザ端末（３a，…，３ｚ）内に接続記憶部を
設け、ここに記憶させた放送局名と接続時間との比較を
用い判定する方法も可能である。すなわち、ライブ映像
をコンテンツとして配信する場合だけでなく、ＣＧ等の
ビット換算するコンテンツを配信する場合でも、ユーザ
端末の配信サーバへの接続開始時間は明確に検出できる
ため、接続があったか否かの判定に用いることができ
る。

【００２０】そして、管理サーバ１ａは、データベース
１ｂに記憶している合計金額を、視聴率及び配信率に応
じて、各々の個人放送局への支払金額を演算する。ここ
で、管理サーバ１ａの個人放送局に対する支払金額の演
算は、以下の３つの場合が考えられる。 ＜ａ．第１の場合＞管理会社１の管理する個人放送局
が、コンテンツとしてライブ映像のみを扱う場合には、
視聴率のみを用いる以下に示す（１）式を用いる。 ［支払金額］＝［合計金額］×［視聴率］×［評価係数］ …(1) ここで、上記評価係数は、ユーザがユーザ端末により入
力するコンテンツ評価により求める。各配信サーバのウ
ェブページに「Good」ボタン及び「Bad」ボタンがあ
り、ユーザがこれらのボタンを押すことにより配信され
たコンテンツの評価を行う。以下、管理サーバ１ａが支
払金額を演算するとして説明するが、支払金額の演算
は、演算部１ｃが行う。ここで、配信サーバ（２ａ，
…，２ｚ）は、例えば、「Good」ボタンが押された場合
に「＋１」点、「Bad」ボタンが押された場合に「−
１」点、いずれのボタンも押されない場合に「＋０.
５」点が時間ログデータに付加し、コンテンツ評価とす
る。

【００２１】管理サーバ１ａは、視聴率を演算するとき
に、同時に、各個人放送局毎に、配信した全てのコンテ
ンツにおいて、上記コンテンツ評価の点数を積算し、合
計点数を演算する。そして、管理サーバ１ａは、ライブ
映像を配信している個人放送局全ての上記合計点数を加
算して、総合計点数を求め、各個人放送局毎に合計点数
をこの総合計点数で除算することによりコンテンツ評価
値を演算する。また、管理サーバ１ａは、各個人放送局
毎に、上記コンテンツ評価値を、［合計金額］×［視聴
率］の乗算結果に対して乗算して、仮支払金額を得る。
そして、管理サーバ１ａは、各個人放送局で得られた上
記仮支払金額を、管理している個人放送局全てにおいて
加算し、仮総支払金額を演算する。さらに、管理サーバ
１ａは、個人放送局に分配する合計金額を上記総支払金
額で除算して、除算結果を補正値として求める。そし
て、管理サーバ１ａは、上記補正値をコンテンツ評価値
に乗算し、この乗算結果を評価係数として求める。した
がって、本願発明のコンテンツ配信システムは、コンテ
ンツ評価の点数から求められる評価係数を、上記合計金
額を分配する支払金額の計算における係数として用いて
いる。

【００２２】＜ｂ．第２の場合＞管理会社１の管理する
個人放送局が、ＣＧ等のビット数に換算するコンテンツ
のみを扱う場合には、配信率のみを用いる以下に示す
（２）式を用いる。 ［支払金額］＝［合計金額］×［配信率］×［評価係数］ …(2) ここで、上記評価係数は、ユーザがユーザ端末により入
力するコンテンツ評価により求める。各配信サーバのウ
ェブページに「Good」ボタン及び「Bad」ボタンがあ
り、ユーザがこれらのボタンを押すことにより配信され
たコンテンツの評価を行う。ここで、配信サーバ（２
ａ，…，２ｚ）は、例えば、「Good」ボタンが押された
場合に「＋１」点、「Bad」ボタンが押された場合に
「−１」点、いずれのボタンも押されない場合に「＋
０.５」点がビットログデータに付加し、コンテンツ評
価とする。

【００２３】管理サーバ１ａは、配信率を演算するとき
に、同時に、各個人放送局毎に、配信した全てのコンテ
ンツにおいて、上記コンテンツ評価の点数を積算し、合
計点数を演算する。そして、管理サーバ１ａは、ビット
数換算のコンテンツを配信している個人放送局全ての上
記合計点数を加算して、総合計点数を求め、各個人放送
局毎に合計点数をこの総合計点数で除算することにより
コンテンツ評価値を演算する。また、管理サーバ１ａ
は、各個人放送局毎に、上記コンテンツ評価値を、［合
計金額］×［配信率］の乗算結果に対して乗算して、仮
支払金額を得る。そして、管理サーバ１ａは、各個人放
送局で得られた上記仮支払金額を、管理している個人放
送局全てにおいて加算し、仮総支払金額を演算する。さ
らに、管理サーバ１ａは、個人放送局に分配する合計金
額を上記総支払金額で除算して、除算結果を補正値とし
て求める。そして、管理サーバ１ａは、上記補正値をコ
ンテンツ評価値に乗算し、この乗算結果を評価係数とし
て求める。すなわち、本願発明のコンテンツ配信システ
ムは、配信されるコンテンツがライブ映像であっても、
ビット換算を行うコンテンツであっても、コンテンツ評
価の点数から求められる評価係数を、上記合計金額を分
配する支払金額の計算における係数として用いている。

【００２４】＜ｃ．第３の場合＞管理会社１の管理する
個人放送局が、ライブ映像及びＣＧ等のビット数に換算
するコンテンツの双方を扱う場合、視聴率のみを用いる
上述した（１）式を用いる。ここで、ビット数換算を行
うコンテンツの評価をライブ映像の評価と同様に行うた
め、ビット数から視聴率を演算する場合、時間に変換す
るために、ビット数に変換値を乗じて、時間数に変換す
る。上記変換値は、例えば、１ビットを１秒に変換する
値であり、ユーザの評価と個人放送局におけるコンテン
ツの作成時間とに基づき、作成時間が接続時間に近づく
統計処理により、管理会社１の管理者によりサーバ１ａ
を用いて所定の期間毎に求められる。

【００２５】また、各配信サーバの表示画面に表示され
る個人放送局のウェブページには、「Good」ボタン，
「Bad」ボタン以外にクレームボタンがあり、配信され
るコンテンツの内容が著しく悪い内容である場合に、ユ
ーザがこのクレームボタンを押すことにより、直接に管
理サーバ１ａにクレーム信号が送信される。このとき、
各ユーザ端末は、上記クレーム信号に、ウェブページか
ら読み込んだ各個人放送局の登録番号を付して、管理サ
ーバ１ａへ送信する。管理サーバ１ａは、入力されるク
レーム信号から登録番号を抽出して、この登録番号に対
応させて、各ユーザ端末から送信されるクレーム信号の
入力回数の積算を行い、この積算結果をクレーム数とし
てデータベース１ｂにおいて、上記登録番号に対応させ
てこのクレーム数を記憶する。

【００２６】そして、管理サーバ１ａは、上記クレーム
数を所定の期間毎（例えば、１ヶ月毎）に確認し、この
クレーム数が予め設定されたクレーム制限数を越えた場
合、対応する個人放送局に対して、クレームを生じさせ
ているコンテンツの配信の停止を要求する警告を、電子
メールを送信することで行う。また、管理サーバ１ａ
は、上記警告の回数を計数しており、この警告の回数が
予め設定された警告制限数を超えた場合、対応する個人
放送局の放送局名及び登録番号を含めた全ての登録情報
をデータベース１ｂから削除し、この放送局の登録を抹
消し、クレーム履歴として、放送局名及び登録番号を、
データベース１ｂのクレーム記録部に記憶する。また、
前述した個人放送局への支払い金額の計算に用いる評価
係数に、このクレーム記憶や、放送局へのアクセス数も
用いることが可能である。

【００２７】次に、図１、図３および図４を参照し、一
実施形態の動作例を説明する。図３はユーザ端末と配信
サーバとの間におけるコンテンツ配信の流れを示すフロ
ーチャートであり、図４は管理サーバ１ａの分配する支
払金額の演算の流れを示すフローチャートである。例え
ば、ユーザがユーザ端末３ａによりコンテンツの配信を
受けるとして、以下、図３のフローチャートに従い、配
信サーバ（５ａ，…，５ｚ）からのコンテンツ配信の動
作の説明を行うが、この説明の前にユーザの操作の説明
が分かり易いように、図５によりウェブページの構成に
ついて説明する。ユーザ端末３ａの表示画面には、例え
ば、図５に示すウェブページの画面が表示される。この
図５は、ライブ映像を配信する個人放送局のウェブペー
ジの構成を示している。以下、この図５により、本コン
テンツ配信システムのウェブページに基づく動作の説明
を簡単に行う。

【００２８】領域１０５，１１２，１１３，１１９、ボ
タン１０７〜１１１，カメラ操作部１０６は個人放送局
に固有のものであり、領域１１８及びボタン１０１ｂ，
１０２〜１０４，１１４〜１１６，１２０は管理会社１
が各個人放送局に対して画像データを提供する。領域１
０１はキーワードサーチの処理を行う領域であり、サー
チしたい文字列を入力する入力欄１０１ａ及びサーチボ
タン１０１ｂから構成され、ユーザが入力欄１０１ａに
検索する文字列を入力した後、サーチボタン１０１ｂを
クリックすることにより、ユーザ端末３ａが管理サーバ
１ａに接続され、管理サーバ１ａが管理している、すな
わち登録されている個人放送局のなかから、入力欄１０
１ａに入力された文字列に対応したコンテンツを配信し
ている個人放送局を検索し、リンクを表示する。

【００２９】ユーザ端末は、領域１１８に、管理会社１
が契約した広告主のバナー広告を表示し、領域１１９
に、各個人情報局が独自に契約した広告主のバナー広告
を表示する。ボタン１２０は、募金ボタンであり、クリ
ックする毎に所定の金額（例えば、１００円、２回クリ
ックすれば２００円）がユーザからの募金として、クレ
ジット番号の銀行から自動引き落としされる。ずなわ
ち、管理サーバ１ａは、この募金のボタン１２０がクリ
ックされる毎に、このボタン１２０がクリックされた情
報をユーザ端末３ａから通知され、各ユーザ端末毎にデ
ータベース１ｂに募金金額を蓄積する。そして、管理サ
ーバ１ａは、所定の期間毎、例えば１ヶ月毎にこの募金
の金額を積算し、各ユーザのクレジットカード番号の口
座から、この積算した金額を引き落とし、所定の募金団
体もしくは、クリックが行われた個人放送局へ送金す
る。ユーザ端末は、ユーザによりボタン１０２がクリッ
クされることにより、管理サーバ１ａと接続し、表示画
面に管理サーバ１ａから送信されるウェブページの画像
データを表示する。これにより、ユーザは、管理会社１
のウェブページ上のサービスを受けることができる。

【００３０】また、ユーザ端末は、ユーザにボタン１１
６がクリックされることにより、管理サーバ１ａと接続
し、管理サーバ１ａは、表示画面に、現在最もユーザに
人気の高い（この場合、ライブ映像なので接続時間が長
い）コンテンツを配信しているベスト１０の個人放送局
に対するリンクを表示する。さらに、ユーザ端末は、ユ
ーザにボタン１０３がクリックされることにより、管理
サーバ１ａと接続し、管理サーバ１ａに対して会員登録
の処理を行う。すなわち、会員でないユーザがボタン１
０３をクリックすることにより、ユーザ端末と管理サー
バ１ａとが接続され、管理サーバ１ａが会員登録用の画
像データを送信してくるので、ユーザは画面に表示され
る入会の手続きに沿って会員登録を行う。

【００３１】また、ユーザ端末は、ユーザにボタン１０
４がクリックされることにより、管理サーバ１ａと接続
し、メーラーを起動したり、ＣＧＩ（Common Gateway I
nterface）を使用したりして、ユーザにユーザの知人に
この個人放送局のことを電子メールにより通知する処理
を行わせる。ボタン１１４は、「Good」ボタンと「Ba
d」ボタンであり、配信されたコンテンツの質の評価を
行うボタンであり、詳細はすでに構成の説明の部分にお
いて述べているため、再度の説明を省略する。また、ボ
タン１１５は、「クレーム」ボタンであり、ユーザが配
信されたコンテンツの内容に対してクレームを付ける場
合にクリックするボタンであり、詳細はすでに構成の説
明の部分において述べているため、再度の説明を省略す
る。領域１０５には、例えば、個人放送局２ａの開設者
が設置したテレビカメラＴＣの撮影するライブ映像が表
示される。

【００３２】領域１１３には、テレビカメラＴＣを管理
している個人放送局２ａの開設者の解説、すなわち、配
給しているコンテンツの見所等を、上記開設者の解説し
た文章が表示される。領域１１２には、テレビカメラＴ
Ｃの設置されている場所の位置を示す地図や、遠景等が
表示されている。領域１０６には、向きを変更できるテ
レビカメラＴＣの場合、このテレビカメラＴＣの向きを
変更するボタン類が配置されている。ボタン１０７は、
ユーザにクリックされることにより、この個人放送局２
ａのウェブサイトを訪問したユーザの意見交換を行う掲
示板などが、ユーザ端末の表示画面に表示される。ボタ
ン１０８は、ユーザにクリックされることにより、上記
設定者が集めた他の関連するウェブサイトにリンクする
リンク集が表示される。

【００３３】ボタン１０９は、ユーザにクリックされる
ことにより、管理会社１や上記設定者が編集したメール
マガジンの配信の登録やダウンロードを行うことができ
る。ボタン１１０は、ユーザにクリックされることによ
り、メーラーが起動し、コンテンツ配信先の個人放送局
２ａ宛に電子メールを送信することができる。ボタン１
１１は、ユーザにクリックされることにより、配信して
いるライブ映像の詳細な説明及び解説を行うページにリ
ンクされる。また、領域１１７には、会員登録をしてい
るユーザのＩＤ（識別番号）及びパスワードを入力する
入力欄が表示される。ユーザは、この欄に正しいＩＤ及
びパスワードを、キーボードなどで入力することによ
り、ライブ映像を見ることができる。入力をしない限
り、この入力欄は領域１０５に重ねて表示され、配信さ
れるコンテンツを見ることが出来ない。また、領域１１
７を領域１０５に重ねて表示させ、コンテンツを見え難
くするのではなく、正しいＩＤ及びパスワードが入力さ
れるまで、領域１０５に表示されるコンテンツをモザイ
ク状に表示するようにしても良い。

【００３４】次に、図３のフローチャートを参照して、
各個人放送局の配信サーバ（５ａ，…，５ｚ）からのコ
ンテンツ配信の動作の説明を行う。ユーザがユーザ端末
３ａに、個人放送局２ａからコンテンツの配信を受ける
という前提で説明を行う。ステップＳ１において、ユー
ザは、図に示さないプロバイダにユーザ端末３ａを接続
し、風景のライブ画像の見られるウェブサイトの検索
を、検索エンジンにより行う。そして、検索エンジンに
より、上記ウェブサイトとして個人放送局２ａが検索さ
れたとする。これにより、ユーザは、個人放送局２ａの
ＵＲＬを入力することで、ユーザ端末３ａにインストー
ルされているブラウザにより、ユーザ端末３ａに配信サ
ーバ５ａを接続させる。そして、配信サーバ５ａは、ユ
ーザ端末３ａに対して、ウェブページの画像を送信す
る。

【００３５】このとき、領域１０５には、ＩＤ及びパス
ワードの入力欄の領域１１７が重ねられて表示されてい
る。次に、ステップＳ２において、ユーザがすでに管理
会社１の主催するコンテンツ配信システムに会員登録を
している場合、ステップＳ３の処理を行い、ユーザが管
理会社１のコンテンツ配信システムに会員登録をしてい
ない場合、ステップＳ９の処理を行う。ここで、すでに
会員登録をしているとして、ユーザはステップＳ３の処
理に進む。

【００３６】次に、ステップS３において、ユーザは、
上記領域１１７の入力欄にＩＤとパスワードを、キーボ
ードなどから入力し、配信サーバ５ａに送信する。そし
て、ステップＳ４において、配信サーバ５ａは管理サー
バ１ａと接続を確立し、入力されたＩＤとパスワードと
を管理サーバ１ａに送信し、会員登録されているか否か
の検出を指示する。次に、ステップＳ５において、管理
サーバ１ａは、データベース１ｂを検索して、入力され
たＩＤ及びパスワードが存在するか否か、すなわち、こ
のユーザが登録しているか否かの検出を行う。このとき
同時に、接続記憶部１ｄに照会ログデータを記録する。
この照会ログデータは、会員登録の有無の検出の指示を
行った配信サーバ名，検出指示時間，ユーザＩＤ，ユー
ザ端末の固有情報（情報通信網Ｉの環境下において各ユ
ーザ端末を特定できるＩＰアドレスなどの情報）などで
あり、前述のログ記憶部６ａのデータ改ざんの確認時に
比較データとして用いれらる。そして、ステップＳ６に
おいて、管理サーバ１ａは、データベース１ｂでの検出
で、入力されたＩＤ及びパスワードに対応するデータが
検出できなかった場合、検出できなかったことを配信サ
ーバ２ａに通知し、配信サーバ２ａはユーザ端末３ａに
配信を行わない。

【００３７】一方、ステップＳ６において、管理サーバ
１ａは、データベース１ｂでの検出で、入力されたＩＤ
及びパスワードに対応するデータが検出された場合、す
なわち、ユーザ端末３ａを操作しているユーザが会員登
録をすでにしていた場合、配信サーバ５ａに対して、コ
ンテンツの配信を許可する。これにより、ステップＳ７
において、配信サーバ５ａは、領域１０５に重ねられて
いる領域１１７の入力欄を削除し、完全なライブ映像の
コンテンツを、ユーザ端末３ａに対して配信する。そし
て、ステップＳ８において、配信サーバ５ａは、ユーザ
端末３ａから他の個人放送局のウェブサイトへの移動の
要求があるか否かの検出を行う。ここで、ユーザ端末３
ａから他の個人放送局のウェブサイトへの移動の要求が
無ければ、コンテンツとしてライブ映像の配信を継続す
る。

【００３８】一方、例えば、ユーザがボタン１１６をク
リックし、リンクの張られている個人放送局のなかから
任意の人気のある個人放送局、例えば個人放送局２ｂを
選択したとする。これにより、ユーザ端末３ａは、配信
サーバ５ｂと接続を確立し、同時に配信サーバ５ｂはユ
ーザ端末３ａの固有情報を取得する。次に、ステップＳ
４において、配信サーバ５ｂは管理サーバ１ａと接続を
確立し、取得したユーザ端末３ａの固有情報が、現在、
配信可能状態であるか否かの検出を指示する。

【００３９】次に、ステップＳ５において、管理サーバ
１ａは、接続記憶部１ｄに格納されている、配信サーバ
５ａが行った照会ログデータを参照し、このユーザ端末
３ａの固有情報から会員であることを検出し、配信サー
バ５ｂに対して、コンテンツの配信を許可する。すなわ
ち、ユーザ端末３ａは、回線の切断などによりＩＰアド
レスが変更され、接続記憶部１ｄに格納されているユー
ザ端末の個人情報が変わらなければ、配信サーバ５ｂか
らのコンテンツの配信の許可を得るために再度ＩＤ，パ
スワードの入力をする必要が無く、会員でありかつコン
テンツの配信の許可（確認）が得られていることが検出
され、配信サーバ５ｂからコンテンツの配信を受けるこ
とができる。なお、上記ユーザ端末の固有情報による会
員確認は、時間設定を施し、一定時間経過を経過する
と、再度ＩＤ及びパスワードの入力が必要となる。後の
処理は、上述しているため、以下のステップの説明を省
略する。

【００４０】また、ステップＳ２において、会員登録を
していないユーザは、ステップＳ９の処理を行う。次
に、ステップＳ９において、ユーザが会員登録を行おう
として、ボタン１０３をクリックすると、ユーザ端末３
ａは、管理サーバ１ａへの接続を確立し、会員登録の要
求信号を出力する。これにより、管理サーバ１は、ユー
ザ端末３ａへ、会員登録を行う処理の画像を送信する。
そして、ユーザは、ユーザ端末３ａにおいて、送信され
た会員登録の画像に基づき、会員登録の処理を行う。次
に、管理サーバ１ａは、ユーザが入力した個人情報（氏
名，住所，電話番号，クレジットカード番号等）及びＩ
Ｄ，パスワードがユーザ端末３ａから入力されると、Ｉ
Ｄに対応させて、パスワード及び個人情報をデータベー
ス１ｂに記憶し、会員登録を完了させた後、配信サーバ
５ａへコンテンツの配信を指示する。これにより、ステ
ップＳ７以降の処理が行われる。

【００４１】次に、図４のフローチャートを参照して、
管理サーバ１ａの分配する支払金額の演算の流れの動作
の説明を行う。以下、個人放送局２ａ，…，２ｚの全て
がライブ映像を、コンテンツとして配信するとして説明
する。ステップＳ２０において、管理サーバ１ａは、内
部のタイマにより、予め設定された所定期間（例えば、
１ヶ月）が経過したか否かの検出を行う。そして、管理
サーバ１ａは、所定の期間が経過してしない場合、ステ
ップＳ２０の処理を繰り返し、所定の期間が経過したこ
とを検出した場合、処理をステップＳ２１へ進める。次
に、ステップＳ２１において、管理サーバ１ａは、各個
人放送局（５ａ，……，５ｚ）のログ記憶部（６ａ，
…，６ｚ）から、各々時間ログデータを集計し、各々の
個人放送局毎に対応させて、データベース１ｂに記憶す
る。

【００４２】次に、ステップＳ２２において、管理サー
バ１ａは、演算部１ｃにより視聴率の計算を行い、計算
された視聴率を、各個人放送局毎に対応して、データベ
ース１ｂへ記憶する。そして、ステップＳ２３におい
て、管理サーバ１ａは、演算部１ｃにより、求められた
上記視聴率に基づき、（１）式に基づき支払金額の演算
を行う（または、配信率に基づく場合には（２）式に基
づき支払い金額の演算を行う）。次に、ステップＳ２４
において、管理サーバ１ａは、演算結果の支払金額を、
各個人放送局の登録番号に対応させて、データベース１
ｂに記憶する。そして、管理サーバ１ａは、データベー
ス１ｂに記憶されている各個人放送局に対する支払金額
を、電子メールにより対応する個人放送局の配信サーバ
に送信すると共に、各個人放送局の口座に支払金額の振
り込み処理を行う。この後、管理サーバ１ａは、処理を
ステップＳ２０へ進める。

【００４３】上述したように、本発明のコンテンツ配信
システムには、管理会社１の管理サーバ１ａが各個人放
送局をジャンル毎に分類してリンクを張っており、管理
サーバ１ａにインストールされている検索エンジンによ
り、各配信サーバのホームページの配信するコンテンツ
の検索が容易にできる効果がある。また、本発明のコン
テンツ配信システムには、何回コンテンツの配信を要求
して、各コンテンツをダウンロードしても、コンテンツ
の内容にかかわらず会費が定額料金であるため、興味の
あるコンテンツを価格を気にせず複数ダウンロードする
ことが可能なため、ユーザが不安無くコンテンツの配信
を要求できる。さらに、本願発明のコンテンツ配信シス
テムには、管理サーバ１ａがアクセスされた頻度やアク
セスされた時間，ユーザの評価等により、コンテンツの
作成者にコンテンツの内容に対応した代価、すなわち支
払金額を演算するため、ユーザの評価に対応させて、コ
ンテンツを配給する作成者に対する支払いを公平とする
効果がある。

【００４４】以上、本発明の一実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設
計変更等があっても本発明に含まれる。例えば、ログ記
憶部（６ａ，…，６ｚ）を各個人放送局に設置したとし
て説明したが、このログ記憶部を管理サーバ１ａに持っ
てきても良い。また、照会ログデータを接続記憶部１ｄ
に設置する他に、ユーザ端末３ａ内に記憶部（４ａ，
…，４ｚ）を設け、ここに照会ログデータを格納しても
良い。さらに、情報通信網Ｉと管理サーバ１への負荷が
増加する可能性もあるが、配信サーバ（５ａ，…、５
ｚ）を、各個人放送局ではなく管理会社１内に置いても
良い。

【００４５】

【発明の効果】上述したように、本発明のコンテンツ配
信システムには、管理サーバが各個人放送局をジャンル
毎に分類してリンクを張っており、この管理サーバにイ
ンストールされている検索エンジンにより、各配信サー
バのホームページの配信するコンテンツの検索が容易に
できる効果がある。また、本発明のコンテンツ配信シス
テムには、何回コンテンツの配信を要求して、各コンテ
ンツをダウンロードしても、コンテンツの内容にかかわ
らず会費が定額料金であるため、興味のあるコンテンツ
を価格を気にせず複数ダウンロードすることが可能なた
め、ユーザが不安無くコンテンツの配信を要求できる。

【００４６】さらに、本願発明のコンテンツ配信システ
ムには、管理サーバがアクセスされた頻度やアクセスさ
れた時間，ユーザの評価等により、コンテンツの作成者
にコンテンツの内容に対応した代価、すなわち支払金額
を演算するため、ユーザの評価に対応させて、コンテン
ツを配給する作成者に対する支払いを公平とする効果が
ある。つまり、本願発明のコンテンツ配信システムによ
れば、信用を得づらい個人または小規模事業者にとって
従来では困難であった、配信するコンテンツに対する対
価の徴収が容易に行えるようになり、かつコンテンツを
視聴したユーザの評価に基づき、このコンテンツの価値
が公平に判定され対価が支払われるため、さらに良質な
コンテンツの作製，配信及び継続を行うことが可能とな
る効果がある。この結果、本願発明のコンテンツ配信シ
ステムには、ユーザが各コンテンツ毎に支払い処理の煩
わしさを気にせずに、より良質なコンテンツをより多
く、そして従来システムにおいて配信されるコンテンツ
に比較して、相対的により安い価格で気に入ったコンテ
ンツを多種類に渡り多数を視聴できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施形態によるコンテンツ配信シ
ステムの構成を示すブロック図である。

【図２】 本発明の一実施形態によるコンテンツ配信シ
ステムが配信するコンテンツの種類の一例を示すテーブ
ルである。

【図３】 ユーザ端末と配信サーバとの間におけるコン
テンツ配信の流れを示すフローチャートである。

【図４】 管理サーバ１ａの分配する支払金額の演算の
流れを示すフローチャートである。

【図５】 配信サーバ（５ａ，…，５ｚ）がユーザ端末
に送信するウェブページの画面構成例を示す概念図であ
る。

【符号の説明】

１ 管理会社 １ａ 管理サーバ １ｂ データベース １ｃ 演算部 １ｄ 接続記憶部 ２ａ，２ｂ，２ｚ 個人放送局 ３ａ，３ｂ，３ｚ ユーザ端末 ４ａ，４ｂ，４ｚ 記憶部 ５ａ，５ｂ，５ｚ 配信サーバ ６ａ，６ｂ，６ｚ ログ記憶部 Ｉ 情報通信網 ＴＣ テレビカメラ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B085 AC04 AC14 BG07 CA04 5C064 BB01 BC01 BC03 BC23 BC25 BD04 BD08

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンテンツを要求し、受信するユーザ端
   末と、 カメラから入力される画像データを、コンテンツとして
   前記ユーザ端末へ配信し、配信の開始及び終了をログデ
   ータとして出力する複数の配信サーバと、 前記ログデータがユーザ毎に記録されるログ記憶部と、 前記ユーザ端末及び前記配信サーバの管理を行い、前記
   ログデータに基づいて、各ユーザ端末の接続時間を、配
   信サーバ毎に演算する管理サーバとを具備することを特
   徴とするコンテンツ配信システム。
2. 【請求項２】 前記管理サーバが、所定の時間毎に、前
   記接続時間の集計を行い、各配信サーバの単位時間当た
   りの視聴率を演算することを特徴とする請求項１に記載
   のコンテンツ配信システム。
3. 【請求項３】 コンテンツを要求し、受信するユーザ端
   末と、 要求されたコンテンツを前記ユーザ端末へ配信し、配信
   したビット数をビットデータとして出力する複数の配信
   サーバと、 前記ログデータがユーザ毎に記録されるログ記憶部と、 前記ユーザ端末及び前記配信サーバの管理を行い、配信
   サーバ毎の前記ログデータから各ユーザ端末へ配信した
   ビット数を演算する管理サーバとを具備することを特徴
   とするコンテンツ配信システム。
4. 【請求項４】 前記管理サーバが、所定の時間毎に、各
   配信サーバの配信したビット数の集計を行い、各配信サ
   ーバの単位時間当たりのビットの配信率を演算すること
   を特徴とする請求項３記載のコンテンツ配信システム。
5. 【請求項５】 接続された配信サーバの記録が示され
   た、各ユーザ毎の接続ファイルを記憶する接続記憶部を
   有し、前記管理サーバがこの接続ファイルに基づき、各
   配信サーバへの前記ユーザ端末の接続の確認を行うこと
   を特徴とする請求項１から請求項４のいずれかに記載の
   コンテンツ配信システム。