JP2003150539A - 周辺機器、周辺機器の制御装置、システム、及び制御方法 - Google Patents

周辺機器、周辺機器の制御装置、システム、及び制御方法

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JP2003150539A
JP2003150539A JP2001350612A JP2001350612A JP2003150539A JP 2003150539 A JP2003150539 A JP 2003150539A JP 2001350612 A JP2001350612 A JP 2001350612A JP 2001350612 A JP2001350612 A JP 2001350612A JP 2003150539 A JP2003150539 A JP 2003150539A
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Daisuke Ishizuka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが容易に適切なコネクタに接続できる
ようにすること。 【解決手段】 複数の通信方式を適用可能なインターフ
ェースを有するスキャナの制御方法であって、前記スキ
ャナとの通信に用いられている通信方式を検知し(S1
01)、前記検知工程で検知した通信方式を通知する
(S104、S107)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の通信方式に対
応したスキャナ、複写機等の画像入力装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの普及お
よび高機能化により、フルカラー画像の編集、OCR等
が高速に処理できるようになった。これに伴い初心者に
も画像を容易に入力できるフラットベッドタイプのイメ
ージスキャナ装置が普及している。
【0003】ユーザにとって読み取り速度は画質と並ん
で最も重要なスペックである。特に初心者層に関しては
最重要スペックと言っても過言ではない。そしてこの読
み取り速度はホストコンピュータとの通信転送速度に依
存している。
【0004】そのため、業界はこぞってより高速な通信
インターフェースの提案、開発、普及を行っているが、
現在主流となっているのはUSB1.1である。この通信イン
ターフェースは12Mbpsの通信速度を持ち、かつ制限はあ
るものの少量ならばバスから電源を供給することで、電
源不要のスキャナを実現可能である。更に、その上位に
高速通信を追加したインターフェースとしてUSB2.0が市
場に登場してきている。これはさらに高速な480Mbpsの
通信速度を誇り、完全にUSB1.1との互換性が保証されて
いる点が優れている。
【0005】スキャナもどちらの通信方式にも対応可能
な製品が開発されており、そういったスキャナでは、US
B1.1までの通信速度で動作する場合には12Mbpsの転送速
度に準じた読み取り速度を、USB2.0の高速で動作する場
合には480Mbpsの高速な転送速度に準じた高速な読み取
り速度がターゲットになるように切り替え制御されてい
る。
【0006】また、その他のインターフェース(たとえ
ばIEEE1394)に関しても同様であり、それぞれの通信速
度に準じた読み取り速度が選択可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、完全に
互換性が保証されているということは、スキャナに接続
するコネクタ形状まで同じであることでもあり、USB1.1
とUSB2.0が混在したホスト環境を所有するユーザには、
どちらのコネクタに接続するべきかが容易に判断できな
い。
【0008】もし、USB2.0に接続すべきコネクタをUSB
1.1に接続してしまったならば、折角USB2.0に対応し、
高速にスキャンできる能力を持ったスキャナを購入した
としてもその能力は発揮されず、従来のUSB1.1の速度で
動作することになり、高速インターフェースと高速読み
取り機能の恩恵を受けられない。
【0009】同様の問題は、USB1.1のみに対応している
ハブを介した接続が混在するときにも生じる。
【0010】また、USB2.0で通信した場合には480Mbps
の通信速度を最大限に活かした読み取り速度の実現のた
めにはスキャナのモータを高速で動作させるべく多量の
電流が必要となり、外部電源を使用しなくてはならな
い。その際にはユーザに対する警告が必要となる。
【0011】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、ユーザが容易に適切なコネクタに接続できるよ
うにすることを目的とする。
【0012】また、使用する通信インターフェースに応
じて、電力不足による不具合を防ぐことを更なる目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、複数の通信方式を適用可能な通信手段を有する周辺
機器を制御する本発明の制御装置は、前記周辺機器と接
続するための通信手段と、前記周辺機器との通信に用い
られている通信方式を検知する検知手段と、前記検知手
段により検知された通信方式を通知する通知手段とを有
する。
【0014】また、複数の通信方式を適用可能な通信手
段を有する周辺機器と、当該周辺機器を制御する制御装
置とからなる本発明のシステムは、前記周辺機器と前記
制御装置とを接続するための通信手段と、前記周辺機器
と前記制御装置間の通信に用いられている通信方式を検
知する検知手段と、前記検知手段により検知された通信
方式を通知する通知手段とを有する。
【0015】更に、複数の通信方式を適用可能な通信手
段を有する周辺機器の本発明の制御方法は、前記周辺機
器との通信に用いられている通信方式を検知する検知工
程と、前記検知工程で検知された通信方式を通知する通
知工程とを有する。
【0016】また、外部装置と接続して用いられる本発
明の周辺機器は、複数の通信方式を適用可能な通信手段
と、前記外部装置との通信に用いられている通信方式を
検知する検知手段と、前記検知手段により検知された通
信方式を通知する通知手段とを有する。
【0017】上記構成によれば、ユーザが容易に適切な
コネクタに接続できるようにすることができるため、よ
り高速な通信方式を使用可能な場合に、高速な読み取り
機能の恩恵を簡易に受けることができる。
【0018】また、上記の制御装置、システム、周辺機
器において、前記周辺機器は外部電源に接続する外部電
源接続手段と、前記外部電源接続手段が外部電源に接続
されているか否かを検知する電源検知手段とを更に有
し、前記検知手段が前記第2通信方式が用いられている
ことを検知し、且つ前記外部電源接続手段が外部電源に
接続されていないと検知された場合に、前記通知手段は
更に、前記外部電源接続手段が外部電源に接続されてい
ないことを通知する。
【0019】また、上記制御方法において、前記周辺機
器は外部電源に接続する外部電源接続手段を更に有し、
前記外部電源接続手段が外部電源に接続されているか否
かを判断する電源検知工程と、前記検知工程において前
記第2通信方式の通信手段が用いられていることを検知
し、且つ、前記電源検知工程において外部電源接続手段
が外部電源に接続されていないと検知した場合に、前記
外部電源接続手段を外部電源に接続するように通知する
工程とを更に有する。
【0020】上記構成によれば、外部電源による電力供
給を必要とする場合に、電力不足による不具合を防ぐこ
とができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0022】図1は、本実施の形態における画像読み取
り装置の一例として、スキャナの構成を示すブロック図
である。同図において、100はスキャナ、112はイ
ンターフェースを介してスキャナ100に接続可能なホ
ストコンピュータ、101は原稿である。
【0023】102はレンズ、103はレンズ102に
よって結像した画像を電気信号に変換する受光素子群、
104は読み取り信号を処理して2値化する画像処理回
路、105はラインバッファ、106はホストコンピュ
ータ112との通信に使うUSB2.0に対応したインターフ
ェース回路、107はラインバッファ105を各色光源
毎に制御するラインバッファ制御回路を示す。ここでイ
ンターフェース回路106は、下位の通信方式(ここで
はUSB1.0、USB1.1)に対応可能である。以下、USB1.1の
みに対応した速度での通信を「USB1.1」、USB2.0で追加
された高速での通信を「USB2.0」と記す。
【0024】108はCPU(中央演算処理装置)、
113はRAM(ランダムアクセスメモリ)、114は
ROM(リードオンリーメモリー)であり、これらによ
りラインバッファ制御回路107に対して格納ライン数
を指示し、インターフェース回路106によってホスト
コンピュータへデータを送信する。RAM113には読
み取った画像データが一時的に記憶され、ROM114
には読み取り等の制御処理プログラムが格納されてい
る。
【0025】また、111は内部光源であるLED、1
09は内部光源111のON/OFF制御回路、115はCP
Uに接続されたモータおよびモータドライバ回路、11
6はスキャナ100とホストコンピュータ112間で用
いられている通信方式を検出するためのインターフェー
ス検出回路、117は外部電源が使用可能であるかどう
かの判断をするための外部電源検出回路である。
【0026】上記構成を有するスキャナ100では、イ
ンターフェース検出回路116によりUSB1.1とUSB2.0の
どちらの通信方式でホストコンピュータ112と通信を
行っているか判断し、それに最適な読み取り速度を選択
的に切り替えて読み取りを行う。
【0027】また、スキャナ100はUSB1.1で動作する
際はUSBバスからの電源供給で動作し、USB2.0で動作す
る際にはUSB2.0の通信速度を活かすべく高速の読み取り
を行うために、外部電源が必要になる。
【0028】図2は、図1に示す構成を有するスキャナ
100の上面断面図を示す。
【0029】201は枠体、202はセンサユニット、
203はセンサユニットを副走査方向へ移動する基準と
なる基準軸、204はセンサユニット202に接続され
基準軸に沿って副走査方向へ動作させるための動作ベル
ト、205はステッピングモータ、206はモータ20
5からの駆動をベルトに伝えるためのギア群である。
【0030】ホストコンピュータ112からスキャン命
令を受けたスキャナ100のCPU108はモータ20
5を駆動し、ギア群206を介してベルト204を駆動
する。これによりセンサユニット202が基準軸203
に沿って副走査方向へ移動しながら画像を読み取ること
ができる。
【0031】207は基板であり、208はUSB1.1およ
びUSB2.0共通の接続コネクタ、209はUSB2.0で動作す
る際の電源コネクタであり、210はセンサユニット2
02と基板207とを接続するためのフラットケーブル
である。
【0032】図3は本スキャナ100の基本解像度であ
る1200dpiで読み込む場合に、1ライン分の、センサ駆
動、LEDの点灯期間、モータパルスのタイミングを示
した図である。
【0033】図3(a)は一色の読み込み基準信号を示
す。赤(R)、緑(G)、青(B)の3色分の読み込み
を順番に行うことで1ラインのデータが得られる。図3
(b)はこの基準信号に準じて設定された各色LED1
11の駆動信号を示し、Highになっている期間が点灯区
間である。図3(c)はモータ駆動制御信号を示す。
(a)に示す基準信号の周期(1色分の読み込み期間)
×3が1ライン読み込み時間であるため、これに同期し
て、1ライン2パルスで駆動すべく設定されている。
【0034】基準信号の周期は、通信方式であるUSB1.1
およびUSB2.0に応じて可変に設定可能であり、実際の設
定値としてはUSB1.1では8.6÷3msec、USB2.0では5.3÷3
msecが設定される。これに準じてLED点灯区間が設定さ
れ、さらにはこれに同期して作られるモータ駆動制御信
号も同様に変更される。
【0035】このように、接続された通信方式の通信速
度を十分に活かした読み取り速度に必要な同期信号等を
生成している。
【0036】次に、ホストコンピュータ112の一例と
して、一般的な情報処理装置の構成を図4を参照して簡
単に説明する。
【0037】ホストコンピュータ112は、ROM60
7、RAM608、中央処理装置609、ディスク装置
610、バス611、USB1.0又はUSB2.0に対応したイン
ターフェース回路612、I/O613、外部記憶装置
614を含む。
【0038】ディスク装置610は、図5及び図7を参
照して後述する制御手順を実現するプログラムを保持す
る。RAM607は、上記プログラムの動作に必要な記
憶領域とを提供する。中央処理装置609はROM60
7に保持されているプログラムに従って処理を行なう。
バス611は、上記の各構成を接続し、各構成間におけ
るデータの授受を可能とする。インターフェース回路6
12はスキャナ100などの周辺装置との通信を行な
う。I/O613は、マウスやキーボードなどの入力部
620、表示装置630と接続する。なお、表示装置6
30はホストコンピュータ112内に構成することも可
能である。また、外部記憶装置614はフロッピー(登
録商標)ディスクやCD−ROMといった外部記憶媒体
を駆動するためのものであり、制御プログラムが外部記
憶媒体に記憶されている場合には、それを読み出して処
理を実行する。なお、不図示ではあるが、ネットワーク
コネクタを介してネットワーク経由で制御プログラムを
ダウンロード可能であることは言うまでもない。
【0039】次に、スキャナ100を接続した時のホス
トコンピュータ112における動作について、図5を参
照して説明する。
【0040】まず、ホストコンピュータ112にスキャ
ナ100が接続されると、ステップS101において用
いられている通信方式を検出する。そしてステップS1
02において検出した通信方式がUSB1.1かUSB2.0かの判
断を行い、USB1.1と判断されたならばステップS103
に進み、通信状態を表示するモードであるかどうかの判
断を行う。表示するモードであるならば、図6(a)に
示すように「USB1.1で接続されている」といった内容の
ダイアログを表示装置630に表示する(ステップS1
04)。一方、表示するモードで無い場合にはダイアロ
グの表示は行わずに終了する。
【0041】また、ステップS102において通信方式
がUSB2.0と判断されたならば、スキャナ100ではAC
アダプタによる外部電源供給が必要となるため、ステッ
プS105で外部電源検出回路117によりACアダプ
タが接続されているかの判断を行う。接続されているな
らば、さらに通信状態を表示するモードであるかどうか
の判断を行い(ステップS106)、表示するモードで
あるならば、図6(b)に示すように「USB2.0で接続さ
れている」といった内容のダイアログを表示装置630
に表示する(ステップS107)。表示するモードで無
い場合には、ダイアログの表示は行わず終了する。
【0042】通信方式がUSB2.0で(ステップS102で
YES)かつACアダプタが接続されていないと判断さ
れた(ステップS105でNO)場合には図6(c)に
示すように「USB2.0で接続されているにもかかわらず、
必要なACアダプタが接続されていない」といった内容
の警告ダイアログを表示装置630に表示する(ステッ
プS108)。
【0043】次に、ホストコンピュータ112における
スキャナ読み取りソフトウエアの起動時の制御につい
て、図7を参照して説明する。
【0044】まず、ユーザによりスキャナ読み取りソフ
トウエアの起動が行われると、ステップS201でスキ
ャナ100との通信で現在用いられている通信方式を検
出する。ステップS202で、検出された通信方式がUS
B1.1かUSB2.0かの判断を行う。
【0045】このようにスキャナ100とホストコンピ
ュータ112間で使用されている通信方式を検出するこ
とで、スキャナ100とコンピュータ112が共にUSB
2.0対応であって、これらがUSB1.1にしか対応していな
い、例えばハブ等の中間装置を介して接続されている場
合には、USB1.1で接続されていると検出されることにな
る。
【0046】USB1.1と判断されたならば、ステップS2
03に進んで通信状態を表示するモードであるかどうか
の判断を行う。表示するモードであるならば、ステップ
S204で図6(a)に示すように「USB1.1で接続され
ている」といった内容のダイアログを表示装置630に
表示してからスキャナ読み取りソフトウエアを起動す
る。通信状態を表示するモードで無いならばダイアログ
の表示はせずにそのままスキャナ読み取りソフトウエア
を起動する。
【0047】一方、ステップS202で通信方式がUSB
2.0と判断されたならば、本発明によるスキャナ100
ではACアダプタによる外部電源供給が必要となるた
め、ACアダプタがスキャナに接続されているかの判断
を行う(ステップS205)。この判断は、ホストコン
ピュータ112が外部電源検出回路117による検出結
果をスキャナ100に問い合わせるか、又は、所定のタ
イミングでスキャナ100が状態情報の1つとしてホス
トコンピュータ112に通知することで、ホストコンピ
ュータ112が判断を行うことができる。ACアダプタ
が接続されているならばステップS206に進み、通信
状態を表示するモードであるかどうかの判断を行う。表
示するモードであるならば、ステップS207で図6
(b)に示すように「USB2.0で接続されている」といっ
た内容のダイアログを表示装置630に表示し、スキャ
ナ読み取りソフトウエアを起動する。通信状態を表示す
るモードで無いならばダイアログの表示はせずにスキャ
ナ読み取りソフトウエアを起動する。
【0048】また、通信方式がUSB2.0で(ステップS2
02でYES)かつACアダプタが接続されていないと判
断された(ステップS205でNO)場合には図6
(c)に示す「USB2.0で接続されているにもかかわら
ず、必要なACアダプタが接続されていない」といった
内容の警告ダイアログを表示装置630に表示し(ステ
ップS208)、スキャナ読み取りソフトウエアの起動
は行わずに終了する。
【0049】なお、上記図5及び図7に示す処理におい
ては、図6に示す通知を表示装置630に表示すること
により行ったが、本発明はこれに限るものではなく、音
声やLEDの点灯/消灯などにより通知を行うようにし
てもよい。
【0050】図8はスキャナ100で読み込みを行う際
にホストコンピュータ112に表示されるユーザインタ
ーフェースの一例を示す図である。
【0051】501はプレビューウインドウ、502は
プレビューボタン、503はスキャンボタン、504は
プレビューエリアに表示される画像をクリアするクリア
ボタン、505はUSB接続時および読み取りソフトウエ
ア立ち上げ時にUSB接続形態を表示するかどうかのスイ
ッチであり、これをオフにすると図6(a)および図6
(b)のダイアログは表示されなくなる。506は読み
取りを行う解像度、読み取りビット数、サイズ等を設定
するための読み取り条件設定スイッチ群である。これら
を用いて、スキャナ100を制御し、読み取った画像を
得ることができる。
【0052】上記本実施の形態で説明したように、USB
1.1およびUSB2.0の両方の通信方式に対応し、いずれの
通信方式で接続されているかを判断し、それに最適な読
み取り速度を選択的に切り替え読み取りを行うスキャナ
を制御するホストコンピュータにおいて、スキャナが接
続された時点及びスキャナ読み取りソフトウエアの起動
時にどちらの通信方式で接続されているかを判断し、ユ
ーザに提示するので、USB1.1とUSB2.0のコネクタは同形
状なことからユーザがUSB2.0で接続を行い、高速で読み
取りを行いたい場合にも誤ってUSB1.1に接続したまま気
づかずに使用するといった不具合を事前に防ぐことがで
きる。
【0053】また、本実施の形態におけるスキャナでは
USB2.0で接続された際にこの通信インターフェースの高
速データ転送能力を最大限に活かすためには外部電源が
必要になる。これに関してもスキャナがホストコンピュ
ータに接続された際に外部電源の必要性の有無を確認
し、接続されていないならば警告を出すことでユーザの
混同、手順の間違い等を防いでいる。
【0054】なお、本実施の形態では、スキャナの接続
時及びスキャナ読み取りアプリケーションの起動時の両
方のタイミングで、通信方式の検出及び通知などの動作
を行ったが、本発明はこれに限るものではなく、いずれ
か一方のタイミングで行うようにしても、その他任意の
タイミングに同様の動作を行うようにしても良い。
【0055】<変形例>上記実施の形態では、ホストコ
ンピュータ112側で通信方式を判断し、判断した通信
方式に応じて表示装置630に通信方式等を表示する制
御を行ったが、スキャナ100側で行うことも可能であ
る。その場合について、図10を参照して説明する。な
お、図9に示す変形例におけるスキャナ100’の構成
は図1に示す構成に表示部118を追加したものである
ので、図1と同様の構成には同じ参照番号を付して説明
を省略する。
【0056】USBケーブルがインターフェース回路10
6に接続されると、ステップS301において、インタ
ーフェース検出回路116は通信方式を検出する。そし
てステップS302において検出した通信方式がUSB1.1
かUSB2.0かの判断を行い、USB1.1と判断されたならばス
テップS303に進み、USB1.1で接続されていることを
示すメッセージを表示部118に表示する。
【0057】また、ステップS302において通信方式
がUSB2.0と判断されたならば、スキャナ100’ではA
Cアダプタによる外部電源供給が必要となるため、ステ
ップS304で外部電源検出回路117によりACアダ
プタが接続されているかの判断を行う。接続されている
ならば、USB2.0で接続されていること示すメッセージを
表示部118に表示する(ステップS305)。
【0058】通信方式がUSB2.0で(ステップS302で
YES)かつACアダプタが接続されていないと判断さ
れた(ステップS304でNO)場合にはUSB2.0で接続
されているにもかかわらず、必要なACアダプタが接続
されていないことを示すメッセージを表示部118に表
示する(ステップS306)。
【0059】上記構成によれば、第1の実施形態と同様
の効果を得ることができる。
【0060】なお、上記図10に示す処理においては、
表示部118にメッセージを表示することにより行った
が、本発明はこれに限るものではなく、音声やLEDの
点灯/消灯などにより通知を行うようにしてもよい。
【0061】また、本実施の形態及び変形例ではUSB1.1
およびUSB2.0に関して説明したが、本発明はこれに限る
ものではなく、例えばUSB1.0、IEEEE1394、SCSI、EPP、
ECP、IR、Blue Tooth等の他の通信インターフェースに
適用可能であることは、当業者であれば容易に理解でき
るであろう。
【0062】また、本発明はスキャナなどの画像読み取
り装置に限るものではなく、例えば、デジタルムービー
カメラなどの撮像装置、ディスクドライブ、プリンタな
ど、駆動速度を通信速度に応じて適切な速度に変更して
駆動可能な装置の制御に適用可能であることは言うまで
もない。
【0063】
【他の実施形態】なお、本発明の目的は、前述した実施
形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコード
を記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあ
るいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコン
ピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納さ
れたプログラムコードを読み出し実行することによって
も、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶
媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した
実施形態の機能を実現することになり、そのプログラム
コードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することにな
る。また、コンピュータが読み出したプログラムコード
を実行することにより、前述した実施形態の機能が実現
されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づ
き、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシ
ステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。ここでプロ
グラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、フ
ロッピーディスク、ハードディスク、ROM、RAM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、CD−ROM、
CD−R、DVD、光ディスク、光磁気ディスク、MO
などが考えられる。
【0064】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0065】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図5及び/又は図7に示
すフローチャートに対応するプログラムコードが格納さ
れることになる。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが容易に適切な
コネクタに接続できるようにすることができる。
【0067】また、使用する通信インターフェースに応
じて、電力不足による不具合を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における画像読み取り装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す画像読み取り装置の上面断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における1ライン読み取り
時の駆動タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】本発明の実施の形態で用いられる一般的なホス
トコンピュータの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態におけるスキャナ接続時の
制御手順を示すフロチャートである。
【図6】本発明の実施の形態におけるスキャナ接続時の
メッセージの一例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における、スキャナ読み取
りソフト立ち上げ時の手順を示すフロチャートである。
【図8】本発明の実施の形態におけるホストコンピュー
タに表示されるユーザインターフェースの一例を示す図
である。
【図9】本発明の変形例における画像読み取り装置の構
成を示すブロック図である。
【図10】本発明の変形例におけるスキャナでのインタ
ーフェースケーブル接続時の制御手順を示すフロチャー
トである。
【符号の説明】
100 スキャナ 101 原稿 102 レンズ 103 受光素子群 104 画像処理回路 105 ラインバッファ 106 インターフェース回路 107 ラインバッファ制御回路 108 CPU 109 ON/OFF制御回路 111 内部光源 112 ホストコンピュータ 113 RAM 114 ROM 115 モータおよびモータドライバ回路 116 インターフェース検出回路 117 外部電源検出回路 118 表示部 201 枠体 202 センサユニット 203 基準軸 204 動作ベルト 205 ステッピングモータ 206 ギア群

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信方式を適用可能な通信手段を
    有する周辺機器を制御する制御装置であって、 前記周辺機器と接続するための通信手段と、 前記周辺機器との通信に用いられている通信方式を検知
    する検知手段と、 前記検知手段により検知された通信方式を通知する通知
    手段とを有することを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 前記通信方式は、第1通信速度で通信可
    能な第1通信方式と、前記第1通信速度よりも高速の第
    2通信速度で通信可能な第2通信方式とを含むことを特
    徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記第1通信方式はUSB1.1であり、前記
    第2通信方式はUSB2.0であることを特徴とする請求項2
    に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記周辺機器は外部電源に接続する外部
    電源接続手段と、前記外部電源接続手段が外部電源に接
    続されているか否かを検知する電源検知手段とを更に有
    し、 前記通信手段を介して前記電源検知手段による検知結果
    を受信し、前記検知手段が前記第2通信方式が用いられ
    ていることを検知し、且つ前記外部電源接続手段が外部
    電源に接続されていないと検知された場合に、前記通知
    手段は更に、前記外部電源接続手段が外部電源に接続さ
    れていないことを通知することを特徴とする請求項2又
    は3に記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段及び前記通知手段は、前記
    周辺機器との接続時に動作を行うことを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれかに記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記検知手段及び前記通知手段は、前記
    周辺機器を制御するための制御プログラムの起動が指示
    された時に動作を行うことを特徴とする請求項1乃至5
    のいずれかに記載の制御装置。
  7. 【請求項7】 前記通知手段の有効化・無効化の切り換
    えを行う切り換え手段を更に有することを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記複数の通信方式は、USB1.0、USB1.
    1、 USB2.0、 IEEEE1394、SCSI、EPP、ECP、IR、Blue T
    oothの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれかに記載の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記周辺機器は、画像読み取り装置、撮
    像装置、プリント装置、ディスクドライブを含むことを
    特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の制御装
    置。
  10. 【請求項10】 複数の通信方式を適用可能な通信手段
    を有する周辺機器と、当該周辺機器を制御する制御装置
    とからなるシステムであって、 前記周辺機器と前記制御装置とを接続するための通信手
    段と、 前記周辺機器と前記制御装置間の通信に用いられている
    通信方式を検知する検知手段と、 前記検知手段により検知された通信方式を通知する通知
    手段とを有することを特徴とするシステム。
  11. 【請求項11】 前記通信方式は、第1通信速度で通信
    可能な第1通信方式と、前記第1通信速度よりも高速の
    第2通信速度で通信可能な第2通信方式とを含むことを
    特徴とする請求項10に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 前記第1通信方式はUSB1.1であり、前
    記第2通信方式はUSB2.0であることを特徴とする請求項
    11に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 前記周辺機器は外部電源に接続する外
    部電源接続手段と、前記外部電源接続手段が外部電源に
    接続されているか否かを検知する電源検知手段とを更に
    有し、 前記検知手段が前記第2通信方式の通信手段が用いられ
    ていることを検知し、且つ前記電源検知手段が前記外部
    電源接続手段が外部電源に接続されていないと検知した
    場合に、前記通知手段は更に、前記外部電源接続手段が
    外部電源に接続されていないことを通知することを特徴
    とする請求項11又は12に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 前記検知手段及び前記通知手段は、前
    記周辺機器と前記制御装置の接続時に動作を行うことを
    特徴とする請求項10乃至13のいずれかに記載のシス
    テム。
  15. 【請求項15】 前記検知手段及び前記通知手段は、前
    記制御装置において前記周辺機器を制御するための制御
    プログラムの起動が指示された時に動作を行うことを特
    徴とする請求項10乃至14のいずれかに記載のシステ
    ム。
  16. 【請求項16】 前記通知手段の有効化・無効化の切り
    換えを行う切り換え手段を更に有することを特徴とする
    請求項10乃至15のいずれかに記載のシステム。
  17. 【請求項17】 前記複数の通信方式は、USB1.0、USB
    1.1、 USB2.0、 IEEEE1394、SCSI、EPP、ECP、IR、Blue
    Toothの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とす
    る請求項10乃至16のいずれかに記載のシステム。
  18. 【請求項18】 前記周辺機器は、画像読み取り装置、
    撮像装置、プリント装置、ディスクドライブを含むこと
    を特徴とする請求項10乃至17のいずれかに記載のシ
    ステム。
  19. 【請求項19】 複数の通信方式を適用可能な通信手段
    を有する周辺機器の制御方法であって、 前記周辺機器との通信に用いられている通信方式を検知
    する検知工程と、 前記検知工程で検知された通信方式を通知する通知工程
    とを有することを特徴とする制御方法。
  20. 【請求項20】 前記通信方式は、第1通信速度で通信
    可能な第1通信方式と、前記第1通信速度よりも高速の
    第2通信速度で通信可能な第2通信方式とを含むことを
    特徴とする請求項19に記載の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記第1通信方式はUSB1.1であり、前
    記第2通信方式はUSB2.0であることを特徴とする請求項
    20に記載の制御方法。
  22. 【請求項22】 前記周辺機器は外部電源に接続する外
    部電源接続手段を更に有し、 前記制御方法は、 前記外部電源接続手段が外部電源に接続されているか否
    かを判断する電源検知工程と、 前記検知工程において前記第2通信方式の通信手段が用
    いられていることを検知し、且つ、前記電源検知工程に
    おいて外部電源接続手段が外部電源に接続されていない
    と検知した場合に、前記外部電源接続手段を外部電源に
    接続するように通知する工程とを更に有することを特徴
    とする請求項20又は21に記載の制御方法。
  23. 【請求項23】 前記検知工程及び前記通知工程は、前
    記周辺機器との接続時に実行されることを特徴とする請
    求項19乃至22のいずれかに記載の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記検知工程及び前記通知工程は、前
    記周辺機器を制御するための制御プログラムの起動が指
    示された時に実行されることを特徴とする請求項19乃
    至23のいずれかに記載の制御方法。
  25. 【請求項25】 前記通知工程の有効化・無効化の切り
    換えを行う切り換え工程を更に有することを特徴とする
    請求項19乃至24のいずれかに記載の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記複数の通信方式は、USB1.0、USB
    1.1、 USB2.0、 IEEEE1394、SCSI、EPP、ECP、IR、Blue
    Toothの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とす
    る請求項19乃至25のいずれかに記載の制御方法。
  27. 【請求項27】 前記周辺機器は、画像読み取り装置、
    撮像装置、プリント装置、ディスクドライブを含むこと
    を特徴とする請求項19乃至26のいずれかに記載の制
    御方法。
  28. 【請求項28】 情報処理装置が実行可能なプログラム
    であって、前記プログラムを実行した情報処理装置を、
    請求項1乃至9のいずれかに記載の制御装置として機能
    させることを特徴とするプログラム。
  29. 【請求項29】 請求項19乃至27のいずれかに記載
    の制御方法を実現するためのプログラムコードを有する
    情報処理装置が実行可能なプログラム。
  30. 【請求項30】 請求項28又は29に記載のプログラ
    ムを記憶した記憶媒体。
  31. 【請求項31】 外部装置と接続して用いられる周辺機
    器であって、 複数の通信方式を適用可能な通信手段と、 前記外部装置との通信に用いられている通信方式を検知
    する検知手段と、 前記検知手段により検知された通信方式を通知する通知
    手段とを有することを特徴とする周辺機器。
  32. 【請求項32】 前記通信方式は、第1通信速度で通信
    可能な第1通信方式と、前記第1通信速度よりも高速の
    第2通信速度で通信可能な第2通信方式とを含むことを
    特徴とする請求項31に記載の周辺機器。
  33. 【請求項33】 前記第1通信方式はUSB1.1であり、前
    記第2通信方式はUSB2.0であることを特徴とする請求項
    32に記載の周辺機器。
  34. 【請求項34】 外部電源に接続する外部電源接続手段
    と、 前記外部電源接続手段が外部電源に接続されているか否
    かを検知する電源検知手段とを更に有し、 前記検知手段が前記第2通信方式の通信手段が用いられ
    ていると判断し、且つ前記電源検知手段により前記外部
    電源接続手段が外部電源に接続していないと検知された
    場合に、前記通知手段は更に、前記外部電源接続手段が
    外部電源に接続されていないことを通知することを特徴
    とする請求項32又は33に記載の周辺機器。
  35. 【請求項35】 前記検知手段及び前記通知手段は、前
    記外部装置との接続時に動作を行うことを特徴とする請
    求項31乃至34のいずれかに記載の周辺機器。
  36. 【請求項36】 前記複数の通信方式は、USB1.0、USB
    1.1、 USB2.0、 IEEEE1394、SCSI、EPP、ECP、IR、Blue
    Toothの少なくともいずれか1つを含むことを特徴とす
    る請求項31乃至35のいずれかに記載の周辺機器。
  37. 【請求項37】 前記周辺機器は、画像読み取り装置、
    撮像装置、プリント装置、ディスクドライブを含むこと
    を特徴とする請求項31乃至36のいずれかに記載の周
    辺機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013122688A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Seiko Epson Corp ホスト装置の制御方法、プログラムおよびホスト装置

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