JP2003150075A - パネルモジュールのタイリング構造、パネルモジュールの接続方法、画像表示装置及びその製造方法 - Google Patents

パネルモジュールのタイリング構造、パネルモジュールの接続方法、画像表示装置及びその製造方法

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JP2003150075A
JP2003150075A JP2001350392A JP2001350392A JP2003150075A JP 2003150075 A JP2003150075 A JP 2003150075A JP 2001350392 A JP2001350392 A JP 2001350392A JP 2001350392 A JP2001350392 A JP 2001350392A JP 2003150075 A JP2003150075 A JP 2003150075A
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panel
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English (en)
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Yoshiyuki Yanagisawa
喜行 柳澤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
    • G09F9/30Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
    • G09F9/302Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements characterised by the form or geometrical disposition of the individual elements
    • G09F9/3026Video wall, i.e. stackable semiconductor matrix display modules

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDの発光特性を低下させることなく、簡
便にLEDモジュールを電気接続するパネルモジュール
のタイリング構造及びパネルモジュールの接続方法、並
びにこれを用いた画像表示装置及びその製造方法を提供
する。 【解決手段】 第1の基板1上に複数の発光素子9と当
該発光素子の発光動作を制御する電子素子10とが実装
されるとともに外縁部に側壁14、15、16が設けら
れてなる複数のパネルモジュール3,4、5が第2の基
板2上に配列され、当該複数のパネルモジュール3、
4、5のうち隣接するパネルモジュール3、4がそれぞ
れの隣接する側壁14、15の上端部または隣接する側
壁間において電気接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光型表示装置に
使用されるパネルモジュールのタイリング構造及びパネ
ルモジュールの接続方法、さらにこれを用いた画像表示
装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の壁掛けテレビなどを目指した表示
装置に対する薄型化、大型化の要求が一層高まってい
る。これらの要求を満足させるためには、従来にない革
新約な技術の開発が求められる。直視型の薄型表示装置
としては、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、
ELディスプレイなど様々な方式が開発されている。こ
れらの表示装置には、それぞれ輝度が低く高電圧が必要
である、視野角が狭い、素子の寿命が短い、等々の問題
がある。
【0003】そこで、微小な例えば短冊状のLED(発
光ダイオード)モジュールを用いた表示装置が考えられ
ている。このLED表示装置の特徴として、高輝度であ
ること、色純度に優れていること、長寿命であること、
などが挙げられる。
【0004】このようなLED表示装置を作製するに
は、例えば多数個のLEDを1次元に配列したLEDバ
ーを縦横方向に多数配列して表示装置を構成する。具体
的には、まず、多数本のLEDバーを並列に基台上に実
装してユニットを構成する。さらに、このユニットを縦
横方向に配列することにより大画面の表示装置を構成す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなLED表示装置では、微細なピッチで精度良くLE
Dモジュールを配列させ、且つこれらのLEDモジュー
ルを確実に電気接続する必要があり、またこの電気接続
には高い信頼性が要求される。また、大画面を構成する
には、非常に多くのLEDモジュールを配列し、且つこ
れらのLEDモジュールを電気接続しなければならない
ため非常に手間がかかり、生産効率が低いという問題が
ある。また、電気接続の仕方によっては配線等がLED
上をまたいだ格好となることによりLEDの発光特性を
活用することができなくなるという問題がある。すなわ
ち、LEDの発光特性を低下させることなく、簡便に生
産効率良くLEDモジュールを電気接続する手法は未だ
確立されていないのが現状である。
【0006】そこで、本発明は従来の実情に鑑みて創案
されたものであり、LEDの発光特性を低下させること
なく、簡便にLEDモジュールを電気接続するパネルモ
ジュールのタイリング構造及びパネルモジュールの接続
方法、並びにこれを用いた画像表示装置及びその製造方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
する本発明に係るパネルモジュールのタイリング構造
は、第1の基板上に複数の発光素子と当該発光素子の発
光動作を制御する電子素子とが実装されるとともに外縁
部に側壁が設けられてなる複数のパネルモジュールが第
2の基板上に配列され、当該複数のパネルモジュールの
うち隣接するパネルモジュールがそれぞれの隣接する側
壁の上端部または隣接する側壁間において電気接続され
ていることを特徴とするものである。
【0008】以上のような本発明に係るパネルモジュー
ルのタイリング構造では、パネルモジュールを任意の数
だけ配列することにより任意の大きさの表示装置の表示
パネルが構成される。
【0009】また、このパネルモジュールのタイリング
構造では、隣接するパネルモジュールが、隣接するパネ
ルモジュールの側壁の上端部または隣接する側壁間にお
いて電気接続されているため、複雑な接続構造が不要で
あり、パネルモジュール間の電気接続が容易な構造とさ
れている。
【0010】また、このパネルモジュールのタイリング
構造によれば、基本単位である1種類のパネルモジュー
ルのみを作製すれば良く、これを任意の数だけタイリン
グすることにより任意の大きさの表示パネルを容易に構
成することが可能である。
【0011】また、このパネルモジュールのタイリング
構造では、パネルモジュールをタイリングした後に隣接
するパネルモジュール同士の電気接続をすることがで
き、また、接続部の接続構造が簡単な構成とされている
ため、容易に表示パネルを構成することができる。
【0012】そして、このパネルモジュールのタイリン
グ構造では、隣接するパネルモジュール同士の電気接続
をする際に、配線等がLED上をまたいで配されること
がないため、LEDの発光特性を低下させることない。
【0013】また、以上のような目的を達成する本発明
に係るパネルモジュールの接続方法は、第1の基板上に
複数の発光素子と当該発光素子の発光動作を制御する電
子素子と実装するとともに外縁部に側壁を形成してパネ
ルモジュールを構成する工程と、複数のパネルモジュー
ルを第2の基板上に配列する工程と、配列された複数の
パネルモジュールのうち隣接するパネルモジュールを、
それぞれの隣接する側壁の上端部または隣接する側壁間
において電気接続する工程とを備えることを特徴とする
ものである。
【0014】以上のような本発明に係るパネルモジュー
ルの接続方法では、隣接するパネルモジュール同士を隣
接するパネルモジュールの側壁の上端部または隣接する
側壁間において電気接続するため、複雑な接続構造が不
要であり、簡単な操作により隣接するパネルモジュール
が電気接続される。
【0015】また、このパネルモジュールの接続方法で
は、パネルモジュールをタイリングした後に隣接するパ
ネルモジュール同士の電気接続をすることができ、ま
た、接続部の接続構造が簡単な構成とされているため、
容易に表示パネルを構成することができる。
【0016】そして、このパネルモジュールの接続方法
では、隣接するパネルモジュール同士を電気接続する際
に、LED上をまたいで配線等を配することがないた
め、LEDの発光特性を低下させることなく、LEDの
発光特性を有効に活用することが可能な表示パネルが構
成される。
【0017】また、以上のような目的を達成する本発明
に係る画像表示装置は、複数の発光色の発光素子を備え
て構成される複数のパネルモジュールを配列して表示パ
ネルを構成し、発光素子を選択的に発光させることによ
り画像を表示する画像表示装置であって、パネルモジュ
ールは、複数の発光素子と当該発光素子の発光動作を制
御する電子素子とが実装されるとともに外縁部に側壁が
設けられてなり、複数のパネルモジュールのうち隣接す
るパネルモジュールがそれぞれの隣接する側壁の上端部
または隣接する側壁間において電気接続されていること
を特徴とするものである。
【0018】以上のような本発明に係る画像表示装置
は、隣接するパネルモジュールが、隣接するパネルモジ
ュールの側壁の上端部または隣接する側壁間において電
気接続されているため、複雑な接続構造が不要であり、
パネルモジュール間の電気接続が容易な構造とされてい
る。
【0019】また、この画像表示装置では、基本単位で
ある1種類のパネルモジュール任意の数だけタイリング
することにより任意の大きさの表示パネルが容易に構成
される。
【0020】また、この画像表示装置では、パネルモジ
ュールをタイリングした後に隣接するパネルモジュール
同士の電気接続をすることができ、また、接続部の接続
構造が簡単な構成とされているため、容易に表示パネル
が構成される。
【0021】そして、この画像表示装置では、隣接する
パネルモジュール同士の電気接続をする際に、配線等が
LED上をまたいで配されることがないため、LEDの
発光特性が低下することがない。
【0022】また、以上のような目的を達成する本発明
に係る画像表示装置の製造方法は、複数の発光色の発光
素子を備えて構成される複数のパネルモジュールを配列
して表示パネルを構成し、発光素子を選択的に発光させ
ることにより画像を表示する画像表示装置の製造方法で
あって、第1の基板上に複数の発光素子と当該発光素子
の発光動作を制御する電子素子と実装するとともに外縁
部に側壁を形成してパネルモジュールを構成する工程
と、複数のパネルモジュールを第2の基板上に配列する
工程と、配列された複数のパネルモジュールのうち隣接
するパネルモジュールを、それぞれの隣接する側壁の上
端部または隣接する側壁間において電気接続する工程と
を備えることを特徴とするものである。
【0023】以上のような本発明に係る画像表示装置の
製造方法では、隣接するパネルモジュール同士を隣接す
るパネルモジュールの側壁の上端部または隣接する側壁
間において電気接続するため、複雑な接続構造が不要で
あり、簡単な操作により隣接するパネルモジュールが電
気接続される。
【0024】また、この画像表示装置の製造方法では、
パネルモジュールをタイリングした後に隣接するパネル
モジュール同士の電気接続をすることができ、また、接
続部の接続構造が簡単な構成とされているため、容易に
表示パネルが構成される。
【0025】そして、この画像表示装置の製造方法で
は、隣接するパネルモジュール同士を電気接続する際
に、LED上をまたいで配線等を配することがないた
め、LEDの発光特性を低下させることなく、LEDの
発光特性を有効に活用することが可能な表示パネルが構
成される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパネルモジュ
ールのタイリング構造、パネルモジュールの接続方法、
画像表示装置及びその製造方法について、図面を参照し
ながら詳説する。なお、本発明は、以下の記述に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲にお
いて適宜変更可能である。
【0027】まず、基本となる本発明に係るパネルモジ
ュールのタイリング構造について説明する。図1は、本
発明を適用したパネルモジュールのタイリング構造を示
した断面図である。図1においては、第2の基板2上
に、第1の基板1上に構成されたパネルモジュール3、
4、5がタイリングされている。パネルモジュール3、
4、5は、例えば600μm×800μm程度の大きさ
で構成されており、接着層6により第2の基板2に接着
固定されている。また、パネルモジュール3と隣接する
パネルモジュール4とは、所定の間隔をあけてタイリン
グされている。
【0028】ここで、パネルモジュール3、4、5は、
第1の基板1上に配線層7が形成され、その上に形成さ
れた接着層8上に、赤色LIP(LED in Plastic)9、
緑色LIP及び青色LIP(以下、総称してLIPと呼
ぶ場合がある。)と画素トランジスタ10とが実装され
ている。赤色LIP9、緑色LIP及び青色LIPは、
赤色(R)、緑色(G)及び青色(B)の3色の発光色
の発光ダイオード(以下、LEDと呼ぶ場合があ
る。)、すなわち赤色LED、緑色LED及び青色LE
Dがそれぞれ樹脂に埋め込まれて構成されたものであ
る。また、画素トランジスタ10は、赤色LED、緑色
LED及び青色LEDに流す電流を制御してそれぞれの
発光動作を制御するものである。なお、図1において
は、画素トランジスタ10と赤色LIP9のみを示して
いる。
【0029】図1において、画素トランジスタ10とL
IP9とは、配線11により接続されており、画素トラ
ンジスタ10及びLIP9は、積層形成された配線層7
と配線12、13により接続されている。
【0030】また、パネルモジュール3、4、5の外縁
部には、側壁14、15、16、17が設けられてお
り、当該側壁14、15、16、17の上端部には端子
である電極パッド18、19、20、21が形成されて
いる。そして、電極パッド18、19、20、21は、
配線22、12、13、23より配線層7に接続されて
いる。
【0031】また、それぞれの電極パッド18、19、
20、21からは、各パネルモジュール間、すなわち各
パネルモジュールの側壁間に向かってリード24が延出
して設けられている。このリード24は、例えばフレキ
シブル基板上に配線層が形成されてなるものである。具
体的には、ポリイミドフィルム上に銅の配線層を形成し
たもの等を用いることができる。このようなリード24
は、配線層7が電極パッド18、19、20、21と当
接するように設けられている。そして、リード24は、
図1に示すように側壁間において第2の基板2と略垂直
方向に配され、且つ隣接するパネルモジュールの電極パ
ッド18、19、20、21から出されたリード24同
士が半田付けされることによりつながれている。これに
より、それぞれの側壁の上端部に設けられた電極パッド
同士がつながれ、隣接するパネルモジュールが電気接続
されている。
【0032】そして、パネルモジュール3、4、5の上
部は、平坦化層25により平坦化が施され、平坦化層2
5上には、ブラックマスク26が形成され、さらに最上
層に保護膜27が形成されている。
【0033】次に、本発明に係るパネルモジュールの接
続方法により隣接するパネルモジュールを接続して、上
述したようなパネルモジュールのタイリング構造を構成
する方法について説明する。
【0034】まず、基本単位となるパネルモジュールを
構成する。まず、LIP、すなわち赤色LIP9、緑色
LIP及び青色LIPをそれぞれ形成する。ここでLI
Pは、従来公知の手法により形成することができる。例
えば、まず、第3の基板上にLED(図示せず)を密に
形成する。素子を密に形成することで、各基板当たりに
形成される素子の数を多くすることができ、製品コスト
を下げることができる。次に、第3の基板上でLEDが
配列された状態よりは離間した状態となるようにLED
を転写して、例えば略8倍のピッチ拡大転写を行い、第
一の一時保持用基板32にLEDを保持させる。このと
き、第一の一時保持用基板32のLEDを転写する面に
はUV粘着材による接着層33が形成してあり、UVが
照射されると粘着力が低下するようになされている。次
いで、第一の一時保持用基板32に保持されたLEDを
樹脂で固め、電極パッドを形成し、さらに樹脂をダイシ
ングすることにより素子毎に分離してLIPを形成す
る。
【0035】次に、このようにして形成されたLIPを
選択的にピックアップし、第1の基板1上に所定の倍率
のピッチ拡大転写を行い、第1の基板1に接着固定す
る。例えば、LIPを、真空吸着ヘッド31を用いて転
写する場合には、図2に示すように第一の一時保持用基
板32の裏面からレーザ光34を照射して接着層33と
LIPとの接着力を低減させてLIPを接着層33から
剥離可能としながら、真空吸着ヘッド31でLIP9を
第一の一時保持用基板32から取り出し、保持する。そ
して、図3に示すように真空吸着ヘッド31に保持した
LIP9を配線層7が積層形成された第1の基板1に実
装する。また、このとき、第1の基板1のLIP9を実
装する面には、熱可塑性接着剤からなる接着層8が形成
されており、LIP9を実装後、LIP9に対応する位
置に対して赤外光により選択的に局部加熱を施すことに
より接着層8を硬化させ、LIP9を第1の基板1に固
着させる。
【0036】以上のような操作を赤色LED、緑色LE
D及び青色LEDの各色のLEDに対して行うことで赤
色LIP9、緑色LIP及び青色LIPを第1の基板1
に実装し、さらに画素トランジスタ10についても同様
にして第1の基板1に実装する。これにより3色からな
る画素を構成することができる。
【0037】次に、絶縁層を形成し、さらにLIP及び
画素トランジスタ10上に電極パッド、配線層類を形成
し、ダイシングを行うことにより略長方形を呈するパネ
ルモジュール3、4、5を構成する。また、このとき、
パネルモジュール3、4、5の四辺の外縁部には絶縁層
により側壁14、15、16、17が形成され、当該側
壁14、15、16、17の上端部には端子である電極
パッド18、19、20、21が形成される。そして、
このようにして構成された複数のパネルモジュールを図
4に示すように接着層6が形成された第2の基板2にタ
イリングして固定する。
【0038】次に、電極パッド18、19、20、21
から水平方向に延出してリード24を設ける。このリー
ド24は、例えばフレキシブル基板上に配線層が形成さ
れてなるものであり、ポリイミドフィルム上に銅の配線
層を形成したもの等を用いることができる。このとき、
配線層が電極パッド18、19、20、21と当接する
ようにしてリード24を設ける。そして、このリード2
4を側壁14、15、16、17の角部において各パネ
ルモジュール間、すなわち各パネルモジュールの側壁間
に向かって折り曲げる。すなわち、側壁の角部において
略垂直方向に折り曲げる。これにより、各パネルモジュ
ール間、すなわち各パネルモジュールの側壁間には、隣
接するパネルモジュールの双方からのリード24が隣接
して配された状態とされる。
【0039】そして、図5に示すように各パネルモジュ
ール間に配されたリード24同士を半田付けする。この
とき、少なくともリード24の配線層同士がつながるよ
うに半田付けを行う。これにより、それぞれの側壁の上
端部に設けられた電極パッド同士がつながれ、隣接する
パネルモジュールを電気接続することができる。例えば
パネルモジュール3とパネルモジュール4との接続にお
いては、図6に示すようにパネルモジュール3の側壁1
4に設けられた電極パッド18、及びパネルモジュール
4の側壁15に設けられた電極パッド19にリード24
を例えば導電性接着剤により接合する。ここで、電極パ
ッド18、19とリード24とは導電性接着剤により接
合されているため、電極パッド18、19とリード24
とは電気的に接続されている。次いで、リード24が側
壁14と側壁15との間に入り込むようにリード24を
折り曲げる。そして、電極パッド18につながれたリー
ドと電極パッド19につながれたリードとを半田42に
より接合する。これにより、電極パッド18と電極パッ
ド19とが電気接続される。その結果、パネルモジュー
ル3とパネルモジュール4とを電気接続することができ
る。
【0040】次に、パネルモジュール3,4、5の上部
に平坦化層25を設けて平坦化を施し、平坦化層25上
に、ブラックマスク26を形成し、さらに最上層に保護
膜27を形成することにより図1に示すパネルモジュー
ルのタイリング構造を構成することができる。
【0041】以上のような、本発明に係るパネルモジュ
ールのタイリング構造では、パネルモジュールを基本単
位として標準化し、このパネルモジュールを任意の数だ
け配列することにより任意の大きさの表示装置の表示パ
ネルを構成することができる。すなわち、小画面のパネ
ルから大画面のパネルまで所望の大きさの表示パネルを
構成することが可能である。
【0042】また、このパネルモジュールのタイリング
構造では、隣接するパネルモジュールが、隣接するパネ
ルモジュールの隣接する側壁間において電気接続されて
いるため、複雑な接続構造が不要であり、接続構造が簡
単な構成とされている。すなわち、パネルモジュール間
の電気接続が容易な構造とされている。これにより、こ
のパネルモジュールのタイリング構造を用いることによ
り表示装置の表示パネルを容易に構成することができ
る。すなわち、このパネルモジュールのタイリング構造
は、生産効率に優れた、量産性に優れたものであるとい
える。
【0043】また、このパネルモジュールのタイリング
構造によれば、基本単位である1種類のパネルモジュー
ルのみを作製すれば良く、これを任意の数だけタイリン
グすることにより任意の大きさの表示パネルを容易に構
成することが可能である。したがって、このパネルモジ
ュールのタイリング構造は、生産効率に優れた、そして
コストパフォーマンスに優れたパネルモジュールのタイ
リング構造であるといえる。
【0044】また、このパネルモジュールのタイリング
構造では、パネルモジュールをタイリングした後に隣接
するパネルモジュール同士の電気接続をすることがで
き、また、接続部の接続構造が簡単な構成とされている
ため、容易に表示パネルを構成することが可能である。
【0045】また、このパネルモジュールのタイリング
構造では、隣接する側壁間においてリードをつなげるこ
とにより電気接続されているため、パネルモジュールの
タイリングした際のパネルモジュールの配置位置のばら
つき、すなわち位置ずれが生じている場合においても、
位置ずれの影響を受けずに確実にパネルモジュールを電
気接続することができる。
【0046】そして、このパネルモジュールのタイリン
グ構造では、隣接するパネルモジュール同士の電気接続
をする際に、配線等がLED上をまたいで配されること
がないため、LEDの発光特性を低下させることなく、
LEDの発光特性を有効に活用することができる。
【0047】また、このパネルモジュールのタイリング
構造を実現する上述したパネルモジュールの接続方法で
は、隣接するパネルモジュール同士を隣接するパネルモ
ジュールの隣接する側壁間において電気接続するため、
複雑な接続構造が不要であり、簡単な操作により隣接す
るパネルモジュールを電気接続することができる。これ
により、このパネルモジュールの接続方法を用いること
により表示装置の表示パネルを容易に構成することがで
きる。すなわち、このパネルモジュールの接続方法は、
生産効率に優れた、量産性に優れた手法であるといえ
る。
【0048】また、このパネルモジュールの接続方法で
は、パネルモジュールをタイリングした後に隣接するパ
ネルモジュール同士の電気接続をすることができ、ま
た、接続部の接続構造が簡単な構成とされているため、
容易に表示パネルを構成することが可能である。
【0049】また、このパネルモジュールの接続方法で
は、隣接する側壁間においてリードをつなげることによ
り電気接続されているため、パネルモジュールのタイリ
ングした際のパネルモジュールの配置位置のばらつき、
すなわち位置ずれが生じている場合においても、位置ず
れの影響を受けずに確実にパネルモジュールを電気接続
することができる。
【0050】そして、このパネルモジュールの接続方法
では、隣接するパネルモジュール同士を隣接するパネル
モジュールの隣接する側壁間において電気接続し、配線
等がLED上をまたいで配されることがないため、LE
Dの発光特性を低下させることなく、LEDの発光特性
を有効に活用することが可能な表示パネルを構成するこ
とができる。
【0051】また、上記においては、1画素単位でパネ
ルモジュールを構成した場合について説明したが、本発
明においては必ずしもパネルモジュールを1画素単位で
構成する必要はなく、複数画素単位でパネルモジュール
を構成しても良い。すなわち、複数画素単位でパネルモ
ジュールを構成した場合においても、上記と同様なタイ
リング構造を取ることができ、また、上記と同様なパネ
ルモジュールの接続方法を適用することができ、上記と
同様な効果を得ることができる。
【0052】また、上記においては、パネルモジュール
の側壁に設けられた電極パッドにリードを配して当該リ
ードが半田付けされた構成について説明したが、本発明
に係るパネルモジュールのタイリング構造においては、
このような構成に限定されるものではなく種々の構成と
することが可能である。
【0053】例えば、本発明においては、図7に示すよ
うなタイリング構造とすることもできる。図7に示すパ
ネルモジュールのタイリング構造は、隣接するパネルモ
ジュール同士を、隣接するパネルモジュールの側壁の上
端部において電気接続した例である。図7に示すパネル
モジュールのタイリング構造が上述した図1に示すパネ
ルモジュールのタイリング構造と異なる点は、パネルモ
ジュールの接続構造のみであるので、図1と同様の部材
については、図1と同じ符号を付すことで詳細な説明は
省略する。
【0054】以下、隣接するパネルモジュールの接続構
造について説明する。図7に示すタイリング構造では、
隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に設けられた
電極パッドが接続電極51でつながれることにより隣接
するパネルモジュールが電気接続されている。
【0055】例えば、隣接するパネルモジュール3、4
の電極パッド18、19上には、図7に示すような接続
電極51が配されており、接続電極51が隣接するパネ
ルモジュール3、4の電極パッド18、19の双方に固
定されている。ここで、接続電極51は、図8に示すよ
うに支持体であるフレキシブル基板52上に粘着層53
が形成され、当該粘着層53上に配線層54が形成され
てなるものである。フレキシブル基板52としては、例
えばポリイミドフィルムを用いることができる。また、
配線層54は、例えば図9に示すようにAu層とNi層
とAu層とを積層形成したものを用いることができる。
このような接続電極51としては、例えばf−CONN
ECT(商品名、日本航空電子工業(株)製)が好適で
ある。以上のように構成された接続電極51は、図10
に示すように配線層54と電極パッド18、19とが当
接するようにして電極パッド18と電極パッド19とに
上述した粘着層53により粘着固定されている。これに
より、隣接するパネルモジュール3、4のそれぞれの側
壁14、15の上端部に設けられた電極パッド18、1
9同士がつながれ、隣接するパネルモジュール3、4が
電気接続されている。
【0056】以上のようなパネルモジュールのタイリン
グ構造とした場合においても、上記と同様な効果を得る
ことができ、このパネルモジュールのタイリング構造は
生産効率に優れ、また、コストパフォーマンスに優れた
パネルモジュールのタイリング構造であるといえる。
【0057】また、このようなパネルモジュールのタイ
リング構造とした場合においても、隣接するパネルモジ
ュールを電気接続する際に配線等がLED上をまたいで
配されることがないため、LEDの発光特性を低下させ
ることなく、LEDの発光特性を有効に活用することが
できる。
【0058】次に、以上のような構造で隣接するパネル
モジュールを接続するパネルモジュールの接続方法につ
いて説明する。なお、パネルモジュールをタイリングす
るまでの工程とパネルモジュールを接続した後の工程
は、上述した図1に示すパネルモジュールのタイリング
構造を形成する場合と同様であるため詳細な説明は省略
する。
【0059】隣接するパネルモジュールを電気接続する
には、図4に示すようにパネルモジュールをタイリング
固定した後、上述した図8に示すような接続電極51
を、当該接続電極51の配線層54と、電極パッド18
及び電極パッド19が当接するようにして配し、常温に
おいて所定の荷重、例えば200gf/cm〜300
gf/cm程度の低荷重をかける。これにより、接続
電極51の粘着層53の粘着力により接続電極51を電
極パッド18及び電極パッド19に粘着固定することが
できる。これにより、それぞれの側壁14、15の上端
部に設けられた電極パッド同士がつながれ、隣接するパ
ネルモジュール3、4を電気接続することができる。
【0060】以上のようなパネルモジュールの接続方法
においても、上記と同様な効果を得ることができ、この
パネルモジュールの接続方法は、生産効率に優れた、量
産性に優れた手法であるといえる。
【0061】また、このようなパネルモジュールの接続
方法においても、隣接するパネルモジュールを電気接続
する際に配線等がLED上をまたいで配されることがな
いため、LEDの発光特性を低下させることなく、LE
Dの発光特性を有効に活用することが可能な表示パネル
を構成することができる。
【0062】そして、このパネルモジュールの接続方法
では加圧のみを行い、加熱が不要であるため、簡単にパ
ネルモジュールを接続することができるという利点もあ
る。
【0063】また、図11は、隣接するパネルモジュー
ル同士を、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に
おいて電気接続した他の例である。図11に示すパネル
モジュールのタイリング構造が上述した図1に示すパネ
ルモジュールのタイリング構造と異なる点は、パネルモ
ジュールの接続構造のみであるので、図1と同様の部材
については、図1と同じ符号を付すことで詳細な説明は
省略する。
【0064】以下、隣接するパネルモジュールの接続構
造について説明する。図11に示すタイリング構造で
は、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に設けら
れた電極パッドが接続電極61によりつながれることに
より隣接するパネルモジュールが電気接続されている。
【0065】例えば、隣接するパネルモジュール3、4
の電極パッド18、19上には、金バンプ62を介して
接続電極61が配されており、接続電極61が隣接する
パネルモジュール3、4の電極パッド18、19の双方
に固定されている。ここで、接続電極61は、支持体で
あるフレキシブル基板上に配線層が形成されてなるもの
である。フレキシブル基板としては、例えばポリイミド
フィルムを用いることができる。また、配線層は、例え
ば銅により形成することができる。このように構成され
た接続電極61は、配線層と電極パッド18、19とが
金バンプ62を介して金属接合されている。これによ
り、隣接するパネルモジュール3、4のそれぞれの側壁
14、15の上端部に設けられた電極パッド同士がつな
がれ、隣接するパネルモジュール3、4が電気接続され
ている。
【0066】以上のようなパネルモジュールのタイリン
グ構造とした場合においても、上記と同様な効果を得る
ことができ、このパネルモジュールのタイリング構造は
生産効率に優れ、また、コストパフォーマンスに優れた
パネルモジュールのタイリング構造であるといえる。
【0067】また、このようなパネルモジュールのタイ
リング構造とした場合においても、隣接するパネルモジ
ュールを電気接続する際に配線等がLED上をまたいで
配されることがないため、LEDの発光特性を低下させ
ることなく、LEDの発光特性を有効に活用することが
できる。
【0068】そして、このパネルモジュールのタイリン
グ構造は、金属接合を用いてパネルモジュールが接続さ
れているため、信頼性の高いタイリング構造であるとい
える。
【0069】次に、以上のような構造で隣接するパネル
モジュールを接続するパネルモジュールの接続方法につ
いて説明する。なお、パネルモジュールをタイリングす
るまでの工程とパネルモジュールを接続した後の工程
は、上述した図1に示すパネルモジュールのタイリング
構造を形成する場合と同様であるため詳細な説明は省略
する。
【0070】隣接するパネルモジュールを電気接続する
には、まず、図4に示すようにパネルモジュールをタイ
リング固定した後、側壁の上部に配された電極パッド1
8、19に金メッキ(図示せず)を施し、さらに、金メ
ッキ上に所定の大きさの金バンプ62を形成する。そし
て、例えばポリイミドフィルムからなるフレキシブル基
板上に銅により配線層を形成した接続電極61を当該接
続電極61の配線層と金バンプ62とが当接するように
配置し、常温もしくは低温において超音波を照射する。
これにより、金メッキと金バンプ62、及び金バンプ6
2と配線層とが金属接合し、その結果、接続電極61と
電極パッド18、19とを接続することができる。した
がって、それぞれの側壁14、15の上端部に設けられ
た電極パッド同士がつながれ、隣接するパネルモジュー
ル3、4を電気接続することができる。
【0071】以上のようなパネルモジュールの接続方法
においても、上記と同様な効果を得ることができ、この
パネルモジュールの接続方法は、生産効率に優れた、量
産性に優れた手法であるといえる。
【0072】また、このようなパネルモジュールの接続
方法においても、隣接するパネルモジュールを電気接続
する際に配線等がLED上をまたいで配されることがな
いため、LEDの発光特性を低下させることなく、LE
Dの発光特性を有効に活用することが可能な表示パネル
を構成することができる。
【0073】そして、このパネルモジュールの接続方法
では超音波を操作させることにより一括してパネルモジ
ュールを接続することが可能であり、また、高温加熱を
行う必要がないため、さらに生産効率に優れるという利
点もある。
【0074】また、図12は、隣接するパネルモジュー
ル同士を、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に
おいて電気接続した他の例である。図12に示すパネル
モジュールのタイリング構造が上述した図1に示すパネ
ルモジュールのタイリング構造と異なる点は、パネルモ
ジュールの接続構造のみであるので、図1と同様の部材
については、図1と同じ符号を付すことで詳細な説明は
省略する。
【0075】以下、隣接するパネルモジュールの接続構
造について説明する。図12に示すタイリング構造で
は、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に設けら
れた電極パッドが異方性導電膜71によりつながれるこ
とにより隣接するパネルモジュールが電気接続されてい
る。
【0076】例えば、隣接するパネルモジュール3、4
の電極パッド18、19上には、接続電極として用いる
異方性導電膜71が配されており、異方性導電膜71が
隣接するパネルモジュール3、4の電極パッド18、1
9の双方に圧着されている。これにより、隣接するパネ
ルモジュール3、4のそれぞれの側壁14、15の上端
部に設けられた電極パッド同士がつながれ、隣接するパ
ネルモジュール3、4が電気接続されている。
【0077】以上のようなパネルモジュールのタイリン
グ構造とした場合においても、上記と同様な効果を得る
ことができ、このパネルモジュールのタイリング構造は
生産効率に優れ、また、コストパフォーマンスに優れた
パネルモジュールのタイリング構造であるといえる。
【0078】また、このようなパネルモジュールのタイ
リング構造とした場合においても、隣接するパネルモジ
ュールを電気接続する際に配線等がLED上をまたいで
配されることがないため、LEDの発光特性を低下させ
ることなく、LEDの発光特性を有効に活用することが
できる。
【0079】次に、以上のような構造で隣接するパネル
モジュールを接続するパネルモジュールの接続方法につ
いて説明する。なお、パネルモジュールをタイリングす
るまでの工程とパネルモジュールを接続した後の工程
は、上述した図1に示すパネルモジュールのタイリング
構造を形成する場合と同様であるため詳細な説明は省略
する。
【0080】例えば、隣接するパネルモジュール3、4
を電気接続するには、まず、図4に示すようにパネルモ
ジュールをタイリング固定した後、隣接するパネルモジ
ュール3、4の電極パッド18、19の双方に異方性導
電膜71を当接させて配置する。ここで、異方性導電膜
71は、それ自体が導電性を有するため、上記の構成の
ように配線層を設ける必要がない。すなわち、異方性導
電膜71自体が、支持体及び配線層の機能を果たしてい
る。そして、所定の温度、例えば250℃程度の温度に
加熱し、且つ所定の荷重、例えば5kgf/cm〜2
0kgf/cm 程度の荷重をかける。これにより、異
方性導電膜71と電極パッド18、19とが圧着し、そ
の結果、異方性導電膜71と電極パッド18、19とを
接続することができる。したがって、それぞれの側壁1
4、15の上端部に設けられた電極パッド同士がつなが
れ、隣接するパネルモジュール3、4を電気接続するこ
とができる。
【0081】以上のようなパネルモジュールの接続方法
においても、上記と同様な効果を得ることができ、この
パネルモジュールの接続方法は、生産効率に優れた、量
産性に優れた手法であるといえる。
【0082】また、このようなパネルモジュールの接続
方法においても、隣接するパネルモジュールを電気接続
する際に配線等がLED上をまたいで配されることがな
いため、LEDの発光特性を低下させることなく、LE
Dの発光特性を有効に活用することが可能な表示パネル
を構成することができる。
【0083】また、図13は、隣接するパネルモジュー
ル同士を、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に
おいて電気接続した他の例である。図13に示すパネル
モジュールのタイリング構造が上述した図1に示すパネ
ルモジュールのタイリング構造と異なる点は、パネルモ
ジュールの接続構造のみであるので、図1と同様の部材
については、図1と同じ符号を付すことで詳細な説明は
省略する。
【0084】以下、隣接するパネルモジュールの接続構
造について説明する。図13に示すタイリング構造で
は、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に設けら
れた電極パッドが接続電極72によりつながれることに
より隣接するパネルモジュールが電気接続されている。
【0085】例えば、隣接するパネルモジュール3、4
の電極パッド18、19上には、接続電極72が配され
ており、接続電極72が隣接するパネルモジュール3、
4の電極パッド18、19の双方に固定されている。こ
こで、接続電極72は、支持体であるフレキシブル基板
上に配線層が形成されてなるものである。フレキシブル
基板としては、例えばポリイミドフィルムを用いること
ができる。また、配線層は、導電性ペーストにより形成
されている。そして、このように構成された接続電極7
2は、配線層である導電性ペーストにより電極パッドに
接合されている。これにより、隣接するパネルモジュー
ル3、4のそれぞれの側壁14、15の上端部に設けら
れた電極パッド同士がつながれ、隣接するパネルモジュ
ール3、4が電気接続されている。
【0086】以上のようなパネルモジュールのタイリン
グ構造とした場合においても、上記と同様な効果を得る
ことができ、このパネルモジュールのタイリング構造は
生産効率に優れ、また、コストパフォーマンスに優れた
パネルモジュールのタイリング構造であるといえる。
【0087】また、このようなパネルモジュールのタイ
リング構造とした場合においても、隣接するパネルモジ
ュールを電気接続する際に配線等がLED上をまたいで
配されることがないため、LEDの発光特性を低下させ
ることなく、LEDの発光特性を有効に活用することが
できる。
【0088】次に、以上のような構造で隣接するパネル
モジュールを接続するパネルモジュールの接続方法につ
いて説明する。なお、パネルモジュールをタイリングす
るまでの工程とパネルモジュールを接続した後の工程
は、上述した図1に示すパネルモジュールのタイリング
構造を形成する場合と同様であるため詳細な説明は省略
する。
【0089】隣接するパネルモジュール3、4を電気接
続するには、図4に示すようにパネルモジュールをタイ
リング固定した後、例えばポリイミドフィルムからなる
フレキシブル基板上に導電性ペーストを塗布することに
より配線層を形成した接続電極72を当該配線層と電極
パッド18、19とが当接するように配置し、所定の温
度、例えば120℃〜140℃程度に加熱し、且つ所定
の荷重、例えば40gf/mm〜80gf/mm
度の荷重をかける。ここで、導電性ペーストとしては、
例えばDW−250H−5(商品名、東洋紡社製)等を
用いることができる。これにより、導電性ペーストによ
り接続電極72が電極パッド18、19に圧着し、その
結果、接続電極72と電極パッド18、19とを接続す
ることができる。したがって、それぞれの側壁14、1
5の上端部に設けられた電極パッド同士がつながれ、隣
接するパネルモジュール3、4を電気接続することがで
きる。
【0090】以上のようなパネルモジュールの接続方法
においても、上記と同様な効果を得ることができ、この
パネルモジュールの接続方法は、生産効率に優れた、量
産性に優れた手法であるといえる。
【0091】また、このようなパネルモジュールの接続
方法においても、隣接するパネルモジュールを電気接続
する際に配線等がLED上をまたいで配されることがな
いため、LEDの発光特性を低下させることなく、LE
Dの発光特性を有効に活用することが可能な表示パネル
を構成することができる。
【0092】また、図14は、隣接するパネルモジュー
ル同士を、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に
おいて電気接続した他の例である。図14に示すパネル
モジュールのタイリング構造が上述した図1に示すパネ
ルモジュールのタイリング構造と異なる点は、パネルモ
ジュールの接続構造のみであるので、図1と同様の部材
については、図1と同じ符号を付すことで詳細な説明は
省略する。
【0093】以下、隣接するパネルモジュールの接続構
造について説明する。図14に示すタイリング構造で
は、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に設けら
れた電極パッドが接続電極73よりつながれることによ
り隣接するパネルモジュールが電気接続されている。
【0094】例えば、隣接するパネルモジュール3、4
の電極パッド18、19上には、接続電極73が配され
ており、接続電極73が隣接するパネルモジュール3、
4の電極パッド18、19の双方に固定されている。こ
こで、接続電極73は、支持体であるフレキシブル基板
上に配線層が形成されてなるものである。フレキシブル
基板としては、例えばポリイミドフィルムを用いること
ができる。また、この接続電極73では、配線層が導電
性接着剤により形成されており、また、配線層を形成す
る当該導電性接着剤により電極パッド18、19に接合
されている。これにより、隣接するパネルモジュール
3、4のそれぞれの側壁14、15の上端部に設けられ
た電極パッド同士がつながれ、隣接するパネルモジュー
ル3、4が電気接続されている。
【0095】以上のようなパネルモジュールのタイリン
グ構造とした場合においても、上記と同様な効果を得る
ことができ、このパネルモジュールのタイリング構造は
生産効率に優れ、また、コストパフォーマンスに優れた
パネルモジュールのタイリング構造であるといえる。
【0096】また、このようなパネルモジュールのタイ
リング構造とした場合においても、隣接するパネルモジ
ュールを電気接続する際に配線等がLED上をまたいで
配されることがないため、LEDの発光特性を低下させ
ることなく、LEDの発光特性を有効に活用することが
できる。
【0097】次に、以上のような構造で隣接するパネル
モジュールを接続するパネルモジュールの接続方法につ
いて説明する。なお、パネルモジュールをタイリングす
るまでの工程とパネルモジュールを接続した後の工程
は、上述した図1に示すパネルモジュールのタイリング
構造を形成する場合と同様であるため詳細な説明は省略
する。
【0098】隣接するパネルモジュール3、4を電気接
続するには、図4に示すようにパネルモジュールをタイ
リング固定した後、例えばポリイミドフィルムからなる
フレキシブル基板上に導電性接着剤を塗布することによ
り配線層を形成した接続電極73を当該配線層と電極パ
ッド18、19が当接するように配置し、所定の温度、
例えば120℃〜180℃程度に加熱し、且つ所定の荷
重、例えば40gf/mm〜80gf/mm程度の
荷重をかける。ここで、導電性接着剤としては、例えば
LAC300D(商品名、九州松下電器社製)等を用い
ることができる。これにより、電性接着剤により接続電
極73が電極パッド18、19に圧着し、その結果、接
続電極73と電極パッド18、19とを接続することが
できる。したがって、それぞれの側壁14、15の上端
部に設けられた電極パッド同士がつながれ、隣接するパ
ネルモジュール3、4を電気接続することができる。
【0099】以上のようなパネルモジュールの接続方法
においても、上記と同様な効果を得ることができ、この
パネルモジュールの接続方法は、生産効率に優れた、量
産性に優れた手法であるといえる。
【0100】また、このようなパネルモジュールの接続
方法においても、隣接するパネルモジュールを電気接続
する際に配線等がLED上をまたいで配されることがな
いため、LEDの発光特性を低下させることなく、LE
Dの発光特性を有効に活用することが可能な表示パネル
を構成することができる。
【0101】また、図15は、隣接するパネルモジュー
ル同士を、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に
おいて電気接続した他の例である。図15に示すパネル
モジュールのタイリング構造が上述した図1に示すパネ
ルモジュールのタイリング構造と異なる点は、パネルモ
ジュールの接続構造のみであるので、図1と同様の部材
については、図1と同じ符号を付すことで詳細な説明は
省略する。
【0102】以下、隣接するパネルモジュールの接続構
造について説明する。図15に示すタイリング構造で
は、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部に設けら
れた電極パッドがワイヤボンディングでつながれること
により隣接するパネルモジュールが電気接続されてい
る。
【0103】例えば、隣接するパネルモジュール3、4
の電極パッド18、19上には、ワイヤ81、例えば金
ワイヤが配されており、ワイヤ81が隣接するパネルモ
ジュール3、4の電極パッド18、19の双方に接着さ
れている。これにより、隣接するパネルモジュール3、
4のそれぞれの側壁14、15の上端部に設けられた電
極パッド同士がつながれ、隣接するパネルモジュール
3、4が電気接続されている。
【0104】以上のようなパネルモジュールのタイリン
グ構造とした場合においても、上記と同様な効果を得る
ことができ、このパネルモジュールのタイリング構造は
生産効率に優れ、また、コストパフォーマンスに優れた
パネルモジュールのタイリング構造であるといえる。
【0105】また、このようなパネルモジュールのタイ
リング構造とした場合においても、隣接するパネルモジ
ュールを電気接続する際に配線等がLED上をまたいで
配されることがないため、LEDの発光特性を低下させ
ることなく、LEDの発光特性を有効に活用することが
できる。
【0106】次に、以上のような構造で隣接するパネル
モジュールを接続するパネルモジュールの接続方法につ
いて説明する。なお、パネルモジュールをタイリングす
るまでの工程とパネルモジュールを接続した後の工程
は、上述した図1に示すパネルモジュールのタイリング
構造を形成する場合と同様であるため詳細な説明は省略
する。
【0107】隣接するパネルモジュールを電気接続する
には、図4に示すようにパネルモジュールをタイリング
固定した後、隣接するパネルモジュール3、4の電極パ
ッド18と電極パッド19とをワイヤボンディングによ
り接続する。これにより、隣接する側壁14、15の上
端部に設けられた電極パッド同士がつながれ、隣接する
パネルモジュール3、4を電気接続することができる。
【0108】以上のようなパネルモジュールの接続方法
においても、上記と同様な効果を得ることができ、この
パネルモジュールの接続方法は、生産効率に優れた、量
産性に優れた手法であるといえる。
【0109】また、このようなパネルモジュールの接続
方法においても、隣接するパネルモジュールを電気接続
する際に配線等がLED上をまたいで配されることがな
いため、LEDの発光特性を低下させることなく、LE
Dの発光特性を有効に活用することが可能な表示パネル
を構成することができる。
【0110】次に、上述したパネルモジュールのタイリ
ング構造を用いた本発明に係る画像表示装置について説
明する。図16は、本発明を適用して構成したLED表
示装置91の構成を示す斜視図である。LED表示装置
91では、任意の複数個のパネルモジュール(一例とし
て4×4の16個構成)がタイリングされて構成された
小ユニット92を、さらに任意の複数個(一例として3
×3の9個構成)タイリングすることにより中ユニット
93が構成されている。そして、この中ユニット93が
さらに任意の複数個(一例として22×16の352個
構成)タイリングされることにより表示パネルが構成さ
れ、薄型大画面のLED表示装置91が構成されてい
る。
【0111】また、パネルモジュールは、RGBの三色
のLEDがそれぞれ埋め込まれて構成されたRGBの三
色のLIPと、これらのLEDの発光を制御するトラン
ジスタとの4点の部品が実装されて構成されている。ま
た、隣接するパネルモジュール同士は、図1に示すよう
に例えばパネルモジュール3、4の側壁14、15の上
端部に設けられた電極パッド18、19がリード24を
介して電気接続されている。
【0112】以上のようなLED表示装置91では、上
述したパネルモジュールのタイリング構造を用いている
ため、任意の大きさの表示パネルを容易に構成すること
ができる。すなわち、このLED表示装置では、小画面
の表示パネルから大画面の表示パネルまで所望の大きさ
の表示パネルを容易に構成することが可能である。
【0113】また、このLED表示装置91では、上述
したパネルモジュールのタイリング構造を用いているた
め、パネルモジュールの接続構造が接続構造が簡単な構
成とされている。すなわち、パネルモジュール間の電気
接続が容易な構造とされている。これにより、このLE
D表示装置91では、表示装置の表示パネルを容易に作
製することができる。すなわち、このLED表示装置9
1は、生産効率に優れた、量産性に優れたものであると
いえる。
【0114】また、このLED表示装置91では、上述
したパネルモジュールのタイリング構造を用いているた
め、基本単位である1種類のパネルモジュールのみを作
製すし、これを任意の数だけタイリングすることにより
任意の大きさの表示パネルを容易に構成することが可能
である。したがって、このLED表示装置91は、生産
効率に優れた、そしてコストパフォーマンスに優れたL
ED表示装置91であるといえる。
【0115】また、このLED表示装置91では、上述
したパネルモジュールのタイリング構造を用いているた
め、パネルモジュールをタイリングした後に隣接するパ
ネルモジュール同士の電気接続をすることができ、ま
た、接続部の接続構造が簡単な構成とされているため、
容易に表示パネルを構成することが可能である。
【0116】そして、このLED表示装置91では、上
述したパネルモジュールのタイリング構造を用いている
ため、隣接するパネルモジュール同士の電気接続をする
際に配線等がLED上をまたいで配されることがないた
め、LEDの発光特性を低下させることなく、LEDの
発光特性を有効に活用することができる。
【0117】次に、上述したパネルモジュールの接続方
法の一応用例として、LED表示装置91の製造方法に
ついて説明する。
【0118】本例のLED表示装置91の製造方法で
は、まず、高集積度をもって第一基板上に作製された素
子を第一基板上で素子が配列された状態よりは離間した
状態となるように一時保持用部材に転写し、次いで一時
保持用部材に保持された前記素子をさらに離間して第二
基板上に転写する二段階の拡大転写を行う。なお、本例
では転写を2段階としているが、素子を離間して配置す
る拡大度に応じて転写を三段階やそれ以上の多段階とす
ることもできる。
【0119】図17はそれぞれ二段階拡大転写法の基本
的な工程を示す図である。まず、図17(a)に示す第一
基板110上に、発光素子である素子112を密に形成
する。素子を密に形成することで、各基板当たりに生成
される素子の数を多くすることができ、製品コストを下
げることができる。第一基板110は例えば半導体ウエ
ハ、ガラス基板、石英ガラス基板、サファイヤ基板、プ
ラスチック基板などの種々素子形成可能な基板である
が、各素子112は第一基板110上に直接形成したも
のであっても良く、他の基板上で形成されたものを配列
したものであっても良い。
【0120】次に図17の(b)に示すように、第一基板
110から各素子112が図中破線で示す第一の一時保
持用部材111に転写され、この第一の一時保持用部材
111の上に各素子112が保持される。ここで隣接す
る素子112は離間され、図示のようにマトリクス状に
配される。すなわち素子112はx方向にもそれぞれ素
子の間を広げるように転写されるが、x方向に垂直なy
方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写される。
このとき離間される距離は、特に限定されず、一例とし
て後続の工程での樹脂部形成や電極パッドの形成を考慮
した距離とすることができる。第一の一時保持用部材1
11上に第一基板110から転写した際に第一基板11
0上の全部の素子が離間されて転写されるようにするこ
とができる。この場合には、第一の一時保持用部材11
1のサイズはマトリクス状に配された素子112の数
(x方向、y方向にそれぞれ)に離間した距離を乗じた
サイズ以上であれば良い。また、第一の一時保持用部材
111上に第一基板110上の一部の素子が離間されて
転写されるようにすることも可能である。
【0121】このような第一転写工程の後、図17の
(c)に示すように、第一の一時保持用部材111上に存
在する素子112は離間されていることから、素子11
2毎に素子周りの樹脂の被覆と電極パッドの形成が行わ
れる。素子周りの樹脂の被覆は電極パッドを形成し易く
し、次の第二転写工程での取り扱いを容易にするなどの
ために形成される。電極パッドの形成は、後述するよう
に、最終的な配線が続く第二転写工程の後に行われるた
め、その際に配線不良が生じないように比較的大き目の
サイズに形成されるものである。なお、図17の(c)に
は電極パッドは図示していない。各素子112の周りを
樹脂113が覆うことで樹脂形成チップ114が形成さ
れる。素子112は平面上、樹脂形成チップ114の略
中央に位置するが、一方の辺や角側に偏った位置に存在
するものであっても良い。
【0122】次に、図17の(d)に示すように、第二転
写工程が行われる。この第二転写工程では第一の一時保
持用部材111上でマトリクス状に配される素子112
が樹脂形成チップ114ごと更に離間するように第二基
板115上に転写される。この第二転写工程に上述した
転写方法を応用するが、これについては後ほど詳述す
る。
【0123】第二転写工程においても、隣接する素子1
12は樹脂形成チップ114ごと離間され、図示のよう
にマトリクス状に配される。すなわち素子112はx方
向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写されるが、
x方向に垂直なy方向にもそれぞれ素子の間を広げるよ
うに転写される。第二転写工程によって配置された素子
の位置が画像表示装置などの最終製品の画素に対応する
位置であるとすると、当初の素子112間のピッチの略
整数倍が第二転写工程によって配置された素子112の
ピッチとなる。ここで第一基板110から第一の一時保
持用部材111での離間したピッチの拡大率をnとし、
第一の一時保持用部材111から第二基板115での離
間したピッチの拡大率をmとすると、略整数倍の値Eは
E=nxmであらわされる。
【0124】第二基板115上に樹脂形成チップ114
ごと離間された各素子112には、配線が施される。こ
の時、先に形成した電極パッド等を利用して接続不良を
極力抑えながらの配線がなされる。この配線は例えば素
子112が発光ダイオードなどの発光素子の場合には、
p電極、n電極への配線を含み、液晶制御素子の場合
は、選択信号線、電圧線や、配向電極膜などの配線等を
含む。
【0125】図17に示した二段階拡大転写法において
は、第一転写後の離間したスペースを利用して電極パッ
ドや樹脂固めなどを行うことができ、そして第二転写後
に配線が施されるが、先に形成した電極パッド等を利用
して接続不良を極力抑えながらの配線がなされる。した
がって、画像表示装置の歩留まりを向上させることがで
きる。また、本例の二段階拡大転写法においては、素子
間の距離を離間する工程が2工程であり、このような素
子間の距離を離間する複数工程の拡大転写を行うこと
で、実際は転写回数が減ることになる。すなわち、例え
ば、ここで第一基板110から第一の一時保持用部材1
11での離間したピッチの拡大率を2(n=2)とし、
第一の一時保持用部材111から第二基板115での離
間したピッチの拡大率を2(m=2)とすると、仮に一
度の転写で拡大した範囲に転写しようとしたときでは、
最終拡大率が2×2の4倍で、その二乗の16回の転写
すなわち第一基板のアライメントを16回行う必要が生
ずるが、本例の二段階拡大転写法では、アライメントの
回数は第一転写工程での拡大率2の二乗の4回と第二転
写工程での拡大率2の二乗の4回を単純に加えただけの
計8回で済むことになる。即ち、同じ転写倍率を意図す
る場合においては、(n+m)=n+2nm+m
であることから、必ず2nm回だけ転写回数を減らすこ
とができることになる。したがって、製造工程も回数分
だけ時間や経費の節約となり、特に拡大率の大きい場合
に有益となる。
【0126】上記第二転写工程においては、樹脂形成チ
ップとして取り扱われ、一時保持用部材上から第二基板
に転写されるが、この樹脂形成チップについて図18及
び図19を参照して説明する。
【0127】樹脂形成チップ120は、離間して配置さ
れている素子121の周りを樹脂122で固めたもので
あり、このような樹脂形成チップ120は、一時保持用
部材から第二基板に素子121を転写する場合に使用で
きるものである。
【0128】樹脂形成チップ120は略平板上でその主
たる面が略正方形状とされる。この樹脂形成チップ12
0の形状は樹脂122を固めて形成された形状であり、
具体的には未硬化の樹脂を各素子121を含むように全
面に塗布し、これを硬化した後で縁の部分をダイシング
等で切断することで得られる形状である。
【0129】略平板状の樹脂122の表面側と裏面側に
はそれぞれ電極パッド123,124が形成される。こ
れら電極パッド123,124の形成は全面に電極パッ
ド123,124の材料となる金属層や多結晶シリコン
層などの導電層を形成し、フォトリソグラフィー技術に
より所要の電極形状にパターンニングすることで形成さ
れる。これら電極パッド123,124は発光素子であ
る素子121のp電極とn電極にそれぞれ接続するよう
に形成されており、必要な場合には樹脂122にビアホ
ールなどが形成される。
【0130】ここで電極パッド123,124は樹脂形
成チップ120の表面側と裏面側にそれぞれ形成されて
いるが、一方の面に両方の電極パッドを形成することも
可能であり、例えば薄膜トランジスタの場合ではソー
ス、ゲート、ドレインの3つの電極があるため、電極パ
ッドを3つ或いはそれ以上形成しても良い。電極パッド
123,124の位置が平板上ずれているのは、最終的
な配線形成時に上側からコンタクトをとっても重ならな
いようにするためである。電極パッド123,124の
形状も正方形に限定されず他の形状としても良い。
【0131】このような樹脂形成チップ120を構成す
ることで、素子121の周りが樹脂122で被覆され平
坦化によって精度良く電極パッド123,124を形成
できるとともに素子121に比べて広い領域に電極パッ
ド123,124を延在できる。後述するように、最終
的な配線が、第二転写工程の後に行われるため、比較的
大き目のサイズの電極パッド123,124を利用した
配線を行うことで、配線不良が未然に防止される。
【0132】次に、図20に本例の二段階拡大転写法で
使用される素子の一例としての発光素子の構造を示す。
図20の(a)が素子断面図であり、図20の(b)が
平面図である。この発光素子はGaN系の発光ダイオー
ドであり、たとえばサファイヤ基板上に結晶成長される
素子である。このようなGaN系の発光ダイオードで
は、基板を透過するレーザ照射によってレーザアブレー
ションが生じ、GaNの窒素が気化する現象にともなっ
てサファイヤ基板とGaN系の成長層の間の界面で膜剥
がれが生じ、素子分離を容易なものにできる特徴を有し
ている。
【0133】まず、その構造については、GaN系半導
体層からなる下地成長層131上に選択成長された六角
錐形状のGaN層132が形成されている。なお、下地
成長層131上には図示しない絶縁膜が存在し、六角錐
形状のGaN層132はその絶縁膜を開口した部分にM
OCVD法などによって形成される。このGaN層13
2は、成長時に使用されるサファイヤ基板の主面をC面
とした場合にS面(1−101面)で覆われたピラミッ
ド型の成長層であり、シリコンをドープさせた領域であ
る。このGaN層132の傾斜したS面の部分はダブル
へテロ構造のクラッドとして機能する。GaN層132
の傾斜したS面を覆うように活性層であるInGaN層
33が形成されており、その外側にマグネシウムドープ
のGaN層134が形成される。このマグネシウムドー
プのGaN層134もクラッドとして機能する。
【0134】このような発光ダイオードには、p電極1
35とn電極136が形成されている。p電極135は
マグネシウムドープのGaN層134上に形成されるN
i/Pt/AuまたはNi(Pd)/Pt/Auなどの
金属材料を蒸着して形成される。n電極136は前述の
図示しない絶縁膜を開口した部分でTi/Al/Pt/
Auなどの金属材料を蒸着して形成される。なお、図2
2に示すように下地成長層131の裏面側からn電極取
り出しを行う場合は、n電極136の形成は下地成長層
131の表面側には不要となる。
【0135】このような構造のGaN系の発光ダイオー
ドは、青色発光も可能な素子であって、特にレーザアブ
レーションよって比較的簡単にサファイヤ基板から剥離
することができ、レーザビームを選択的に照射すること
で選択的な剥離が実現される。なお、GaN系の発光ダ
イオードとしては、平板上や帯状に活性層が形成される
構造であっても良く、上端部にC面が形成された角錐構
造のものであっても良い。また、他の窒化物系発光素子
や化合物半導体素子などであっても良い。
【0136】次に、図21から図28までを参照しなが
ら、図17に示す発光素子の配列方法の具体的手法につ
いて説明する。発光素子は図20に示したGaN系の発
光ダイオードを用いている。先ず、図21に示すよう
に、第一基板141の主面上には複数の発光ダイオード
142がマトリクス状に形成されている。発光ダイオー
ド142の大きさは約20μm程度とすることができ
る。第一基板141の構成材料としてはサファイヤ基板
などのように発光ダイオード142に照射するレーザの
波長の透過率の高い材料が用いられる。発光ダイオード
142にはp電極などまでは形成されているが最終的な
配線は未だなされておらず、素子間分離の溝142gが
形成されていて、個々の発光ダイオード142は分離で
きる状態にある。この溝142gの形成は例えば反応性
イオンエッチングで行う。このような第一基板141を
第一の一時保持用部材143に対峙させて図22に示す
ように選択的な転写を行う。
【0137】第一の一時保持用部材143の第一基板1
41に対峙する面には剥離層144と接着剤層145が
2層になって形成されている。ここで第一の一時保持用
部材143の例としては、ガラス基板、石英ガラス基
板、プラスチック基板などを用いることができ、第一の
一時保持用部材143上の剥離層144の例としては、
フッ素コート、シリコーン樹脂、水溶性接着剤(例えば
ポリビニルアルコール:PVA)、ポリイミドなどを用
いることができる。また第一の一時保持用部材143の
接着剤層145としては紫外線(UV)硬化型接着剤、
熱硬化性接着剤、熱可塑性接着剤のいずれかからなる層
を用いることができる。一例としては、第一の一時保持
用部材143として石英ガラス基板を用い、剥離層14
4としてポリイミド膜4μmを形成後、接着剤層145
としてのUV硬化型接着剤を約20μm厚で塗布する。
【0138】第一の一時保持用部材143の接着剤層1
45は、硬化した領域145sと未硬化領域145yが
混在するように調整され、未硬化領域145yに選択転
写にかかる発光ダイオード142が位置するように位置
合わせされる。硬化した領域145sと未硬化領域14
5yが混在するような調整は、例えばUV硬化型接着剤
を露光機にて選択的に200μmピッチでUV露光し、
発光ダイオード142を転写するところは未硬化でそれ
以外は硬化させてある状態にすれば良い。このようなア
ライメントの後、転写対象位置の発光ダイオード142
に対しレーザを第一基板141の裏面から照射し、当該
発光ダイオード142を第一基板141からレーザアブ
レーションを利用して剥離する。GaN系の発光ダイオ
ード142はサファイヤとの界面で金属のGaと窒素に
分解することから、比較的簡単に剥離できる。照射する
レーザとしてはエキシマレーザ、高調波YAGレーザな
どが用いられる。
【0139】このレーザアブレーションを利用した剥離
によって、選択照射にかかる発光ダイオード142はG
aN層と第一基板141の界面で分離し、反対側の接着
剤層145にp電極部分を突き刺すようにして転写され
る。他のレーザが照射されない領域の発光ダイオード1
42については、対応する接着剤層145の部分が硬化
した領域145sであり、レーザも照射されていないた
めに第一の一時保持用部材143側に転写されることは
ない。なお、図21では1つの発光ダイオード142だ
けが選択的にレーザ照射されているが、nピッチ分だけ
離間した領域においても同様に発光ダイオード142は
レーザ照射されているものとする。このような選択的な
転写によっては発光ダイオード142第一基板141上
に配列されている時よりも離間して第一の一時保持用部
材143上に配列される。
【0140】発光ダイオード142は第一の一時保持用
部材143の接着剤層145に保持された状態で、発光
ダイオード142の裏面がn電極側(カソード電極側)
になっていて、発光ダイオード142の裏面には樹脂
(接着剤)がないように除去、洗浄されているため、図
22に示すように電極パッド146を形成すれば、電極
パッド146は発光ダイオード142の裏面と電気的に
接続される。
【0141】接着剤層145の洗浄の例としては酸素プ
ラズマで接着剤用樹脂をエッチング、UVオゾン照射に
て洗浄する。かつ、レーザにてGaN系発光ダイオード
をサファイヤ基板からなる第一基板141から剥離した
ときには、その剥離面にGaが析出しているため、その
Gaをエッチングすることが必要であり、NaOH水溶
液もしくは希硝酸で行うことになる。その後、電極パッ
ド146をパターニングする。このときのカソード側の
電極パッドは約60μm角とすることができる。電極パ
ッド146としては透明電極(ITO、ZnO系など)
もしくはTi/Al/Pt/Auなどの材料を用いる。
透明電極の場合は発光ダイオードの裏面を大きく覆って
も発光をさえぎることがないので、パターニング精度が
粗く、大きな電極形成ができ、パターニングプロセスが
容易になる。
【0142】図23は第一の一時保持用部材143から
発光ダイオード142を第二の一時保持用部材147に
転写して、アノード電極(p電極)側のビアホール15
0を形成した後、アノード側電極パッド149を形成
し、樹脂からなる接着剤層145をダイシングした状態
を示している。このダイシングの結果、素子分離溝15
1が形成され、発光ダイオード142は素子ごとに区分
けされたものになる。素子分離溝151はマトリクス状
の各発光ダイオード142を分離するため、平面パター
ンとしては縦横に延長された複数の平行線からなる。素
子分離溝151の底部では第二の一時保持用部材147
の表面が臨む。
【0143】また、第二の一時保持用部材147上には
剥離層148が形成される。この剥離層148は例えば
フッ素コート、シリコーン樹脂、水溶性接着剤(例えば
PVA)、ポリイミドなどを用いて作製することができ
る。第二の一時保持用部材147は、一例としてプラス
チック基板にUV粘着材が塗布してある、いわゆるダイ
シングシートであり、UVが照射されると粘着力が低下
するものを利用できる。
【0144】第一の一時保持用部材143から第二の一
時保持用部材147への転写に際しては、このような剥
離層144を形成した一時保持部材43の裏面からエキ
シマレーザを照射する。これにより、例えば剥離層14
4としてポリイミドを形成した場合では、ポリイミドと
石英基板の界面でポリイミドのアブレーションにより剥
離が発生して、各発光ダイオード142は第二の一時保
持用部材147側に転写される。
【0145】また、アノード側電極パッド149を形成
するに際しては、接着剤層145の表面を酸素プラズマ
で発光ダイオード142の表面が露出してくるまでエッ
チングする。まずビアホール150の形成はエキシマレ
ーザ、高調波YAGレーザ、炭酸ガスレーザを用いるこ
とができる。このとき、ビアホールは約3〜7μmの径
を開けることになる。アノード側電極パッドはNi/P
t/Auなどで形成する。ダイシングプロセスは通常の
ブレードを用いたダイシング、20μm以下の幅の狭い
切り込みが必要なときには上記レーザを用いたレーザに
よる加工を行う。その切り込み幅は画像表示装置の画素
内の樹脂からなる接着剤層145で覆われた発光ダイオ
ード142の大きさに依存する。
【0146】次に、発光ダイオード142を第二の一時
保持用部材147から第二基板160に転写する。そし
て、この転写に、上述した転写方法を応用する。すなわ
ち、図24(a)に示すように、第二の一時保持用部材1
47と、微弱な接着力を有する第三の接着層202を備
え可撓性を有する第三の一時保持用部材201とを対向
配置した状態で、圧接ロール203を下降させて第三の
一時保持用部材201の上面、すなわち、第三の接着層
202が形成された側と反対側の主面に接触させ、さら
に圧接ロール203を下降させることにより、図24
(b)に示すように第三の一時保持用部材201の第三の
接着層202側を転写する樹脂形成チップ209(発光
ダイオード142及び接着剤層145)の上面に接触さ
せる。そして、第三の一時保持用部材201が樹脂形成
チップ209に接触した時点で圧接ロール203の下降
を停止し、第三の一時保持用部材201に対して所定の
時間だけ所定の圧力をかける。
【0147】また、このとき、第二の一時保持用部材1
47の裏面側、すなわち、樹脂形成チップ209が形成
された側と反対側から、剥離層148における転写対象
となる樹脂形成チップ209に対応した位置にレーザ光
204を照射する。これにより、例えば剥離層148を
ポイリイミドにより形成した場合では、ポリイミドと石
英基板の界面でポリイミドのアブレーションにより剥離
が発生して各発光ダイオード142を含む樹脂形成チッ
プ209は第三の一時保持用部材201上に転写され
る。そして、圧接ロール203を上昇させて第三の一時
保持用部材201から離すことにより第二の一時保持用
部材147から第三の一時保持用部材201への樹脂形
成チップ209の転写が完了する。
【0148】図24(c)は、圧接ロール203を上昇さ
せて、第三の一時保持用部材201から離間させた状態
を示すものであり、第三の一時保持用部材201に樹脂
形成チップ209が転写されている。なお、転写におい
て第三の一時保持用部材201は巻き出しロール205
から巻き出し、樹脂形成チップの転写後は巻き取りロー
ル206に巻き取る。
【0149】次いで、樹脂形成チップ209を転写した
第三の一時保持用部材201を巻き取った巻き取りロー
ル206を、巻き出しロール207として用いてさらに
第二基板160への樹脂形成チップ209の転写を行
う。すなわち、図25(a)に示すように巻き出しロール
207、巻き取りロール208、第二基板160を、第
二の一時保持用部材147から第三の一時保持用部材2
01への樹脂形成チップ209の転写の際と同様な構成
で配置する。また、第二基板160の樹脂形成チップ2
09を転写する側の主面には、熱可塑性樹脂からなる第
四の接着層210が形成されている。
【0150】そして、図25(b)に示すように、第三の
一時保持用部材201と第二基板160とを対向配置し
た状態で、圧接ロール203を下降させて第三の一時保
持用部材201の上面、すなわち、樹脂形成チップ20
9が転写されている側と反対側の主面に接触させ、さら
に圧接ロール203を下降させることにより、第三の一
時保持用部材201に転写されている樹脂形成チップ2
09の底面部を第二基板160に接触させる。そして、
樹脂形成チップ109の底面部が第二基板160に接触
した時点で圧接ロール203の下降を停止し、第三の一
時保持用部材101に対して所定の時間だけ所定の圧力
をかける。また、このとき、第二基板160の裏面側、
すなわち、第四の接着層210を形成した側と反対側か
ら、第四の接着層210における転写対象となる樹脂形
成チップ209に対応した位置にレーザ光204を照射
して加熱する。これにより、樹脂形成チップ209を第
二基板160に接着することが可能となる。そして、樹
脂形成チップ209が接触した状態で第四の接着層21
0を冷却することにより第四の接着層210を硬化させ
樹脂形成チップ209を第二基板160に固定する。最
後に、圧接ロール203を上昇させて第三の一時保持用
部材201から離すことにより第三の一時保持用部材2
01から第二基板160への樹脂形成チップ209の転
写、すなわち発光ダイオード142の転写が完了する。
【0151】図25(c)は、圧接ロール203を上昇さ
せて、第三の一時保持用部材201から離間させた状態
を示すものであり、第二基板160に樹脂形成チップ2
09が転写されている。そして、第三の一時保持用部材
201を図25(c)中の矢印Aの方向に所定量だけ送
り、上記の工程を繰り返すことにより所望のピッチで樹
脂形成チップ209、すなわち発光ダイオード142を
第二基板160に転写することができる。
【0152】また、第二基板160上にシャドウマスク
としても機能する電極層157を配設し、この電極層1
57を、レーザ光204を照射することにより加熱し、
間接的に第四の接着層210を加熱するようにしても良
い。特に、図26に示すように、電極層157の画面側
の表面すなわち当該画像表示装置を見る人がいる側の面
に黒クロム層158を形成すれば、画像のコントラスト
を向上させることができると共に、黒クロム層158で
のエネルギー吸収率を高くして、選択的に照射されるレ
ーザ光156によって第四の接着層210を効率的に加
熱するようにすることができる。
【0153】図27はRGBの3色の発光ダイオード1
42、161、162を第二基板160に配列させ絶縁
層159を塗布した状態を示す図である。上述した転写
方法により、第二基板160にマウントする位置をその
色の位置にずらしてマウントすると、画素としてのピッ
チは一定のまま3色からなる画素を形成できる。絶縁層
159としては透明エポキシ接着剤、UV硬化型接着
剤、ポリイミドなどを用いることができる。3色の発光
ダイオード142、161、162は必ずしも同じ形状
でなくとも良い。図27では赤色の発光ダイオード16
1が六角錐のGaN層を有しない構造とされ、他の発光
ダイオード142、162とその形状が異なっている
が、この段階では各発光ダイオード142、161、1
62は既に樹脂形成チップとして樹脂からなる接着剤層
145で覆われており、素子構造の違いにもかかわらず
同一の取り扱いが実現される。なお、図27において
は、発光ダイオードは、発光ダイオード142、16
1、162の3個のみが図示されているが、実際には発
光ダイオード161、162の両側にも多数の発光ダイ
オードが転写されており、また、発光ダイオードの他に
画素トランジスタも発光ダイオードと同様に転写されて
いる。
【0154】図28は配線形成工程を示す図である。絶
縁層159に開口部165、166、167、168、
169、170、172を形成し、発光ダイオード14
2、161、162のアノード、カソードの電極パッド
と第二基板160の配線用の電極層157を接続する配
線163、164、171を形成した図である。このと
きに形成する開口部すなわちビアホールは発光ダイオー
ド142、161、162の電極パッド146、149
の面積を大きくしているのでビアホール形状は大きく、
ビアホールの位置精度も各発光ダイオードに直接形成す
るビアホールに比べて粗い精度で形成できる。このとき
のビアホールは約60μm角の電極パッド146、14
9に対し、約φ20μmのものを形成できる。また、ビ
アホールの深さは配線基板と接続するもの、アノード電
極と接続するもの、カソード電極と接続するものの3種
類の深さがあるのでレーザのパルス数で制御し、最適な
深さを開口する。
【0155】図29は、ダイシングを行うことにより略
長方形を呈し、RGBの3色の発光ダイオードと当該発
光ダイオードの発光動作を制御する画素トランジスタと
を基本単位とするパネルモジュール181、182を構
成した図である。図29においては各パネルモジュール
の要部のみを図示している。また、このとき、パネルモ
ジュール181、181の外縁部には絶縁層により側壁
183、184が形成され、当該側壁183、184の
上端部に端子185、186が形成されている。そし
て、このようにして構成された複数のパネルモジュール
を図30に示すように接着層187が形成された第三の
基板188にタイリングして固定し、隣接するパネルモ
ジュールを接続する。
【0156】ここで、隣接するパネルモジュールを接続
する際に、上述したパネルモジュールの接続方法を使用
し、上述したパネルモジュールのタイリング構造を構成
することにより小ユニット92、中ユニット93を構成
し、表示パネルを形成する。
【0157】そして、隣接するパネルモジュールを接続
するには、図31に示すように端子185、186から
延出して設けたリード189、189を隣接する側壁1
83、184間で半田190で接合して接続しても良
く、図32に示すように接続電極191を金バンプ19
2により接合させても良く、また、図33に示すように
異方性導電膜193により接続させても良い。
【0158】その後、保護層を配線上に形成し、画像表
示装置のパネルは完成する。このときの保護層は図27
の絶縁層159と同様、透明エポキシ接着剤などの材料
が使用できる。この保護層は加熱硬化し配線を完全に覆
う。この後、パネル端部の配線からドライバーICを接
続して駆動パネルを製作することになる。
【0159】以上のようなLED表示装置の製造方法で
は上述したパネルモジュールの接続方法を用いるため、
複雑な接続構造が不要であり、簡単な操作により隣接す
るパネルモジュールを電気接続することができる。すな
わち、このLED表示装置の製造方法は、表示パネルを
容易に構成することができ、生産効率に優れた、量産性
に優れた手法であるといえる。
【0160】また、このLED表示装置の製造方法では
上述したパネルモジュールの接続方法を用いるため、パ
ネルモジュールをタイリングした後に隣接するパネルモ
ジュール同士の電気接続をすることができ、また、接続
部の接続構造が簡単な構成とされているため、容易に表
示パネルを構成することが可能である。
【0161】そして、このLED表示装置の製造方法で
は上述したパネルモジュールの接続方法を用いるので、
配線等がLED上をまたいで配されることがないため、
LEDの発光特性を低下させることなく、LEDの発光
特性を有効に活用することが可能な表示パネルを構成す
ることができる。
【0162】
【発明の効果】本発明に係るパネルモジュールのタイリ
ング構造は、第1の基板上に複数の発光素子と当該発光
素子の発光動作を制御する電子素子とが実装されるとと
もに外縁部に側壁が設けられてなる複数のパネルモジュ
ールが第2の基板上に配列され、当該複数のパネルモジ
ュールのうち隣接するパネルモジュールがそれぞれの隣
接する側壁の上端部または隣接する側壁間において電気
接続されてなるものである。
【0163】以上のような本発明に係るパネルモジュー
ルのタイリング構造では、隣接するパネルモジュール
が、隣接するパネルモジュールの側壁の上端部または隣
接する側壁間において電気接続されているため、複雑な
接続構造が不要であり、パネルモジュール間の電気接続
が容易な構造とされている。これにより、このパネルモ
ジュールのタイリング構造を用いることにより表示装置
の表示パネルを容易に構成することができる。したがっ
て、このパネルモジュールのタイリング構造によれば、
生産効率に優れた、量産性に優れたパネルモジュールの
タイリング構造を提供することができる。
【0164】また、このパネルモジュールのタイリング
構造によれば、基本単位である1種類のパネルモジュー
ルのみを作製し、任意の数だけタイリングすることによ
り任意の大きさの表示パネルを容易に構成することがで
きる。したがって、本発明に係るパネルモジュールのタ
イリング構造によれば、生産効率に優れた、そしてコス
トパフォーマンスに優れたパネルモジュールのタイリン
グ構造を提供することができる。
【0165】そして、このパネルモジュールのタイリン
グ構造によれば、隣接するパネルモジュール同士の電気
接続をする際に配線等がLED上をまたいで配されるこ
とがないため、LEDの発光特性を低下させることな
く、LEDの発光特性を有効に活用することが可能なパ
ネルモジュールのタイリング構造を提供することができ
る。
【0166】また、本発明に係るパネルモジュールの接
続方法は、第1の基板上に複数の発光素子と当該発光素
子の発光動作を制御する電子素子と実装するとともに外
縁部に側壁を形成してパネルモジュールを構成する工程
と、上記複数のパネルモジュールを第2の基板上に配列
する工程と、上記配列された複数のパネルモジュールの
うち隣接するパネルモジュールを、それぞれの隣接する
側壁の上端部または隣接する側壁間において電気接続す
る工程とを備えてなるものである。
【0167】以上のような本発明に係るパネルモジュー
ルの接続方法では、隣接するパネルモジュール同士を隣
接するパネルモジュールの側壁の上端部または隣接する
側壁間において電気接続するため、複雑な接続構造が不
要であり、簡単な操作により隣接するパネルモジュール
を電気接続することができる。これにより、このパネル
モジュールの接続方法を用いることにより表示装置の表
示パネルを容易に構成することができる。
【0168】また、このパネルモジュールの接続方法で
は、パネルモジュールをタイリングした後に隣接するパ
ネルモジュール同士の電気接続をすることができ、ま
た、接続部の接続構造が簡単な構成とされているため、
容易に表示パネルを構成することができる。
【0169】そして、このパネルモジュールの接続方法
では、配線等をLED上をまたいで配することがないた
め、LEDの発光特性を低下させることなく、LEDの
発光特性を有効に活用することが可能な表示パネルを構
成することができる。
【0170】したがって、このパネルモジュールの接続
方法によれば、簡便且つ効率的にパネルモジュールを接
続することが可能とされる。
【0171】また、本発明に係る画像表示装置は、複数
の発光色の発光素子を備えて構成される複数のパネルモ
ジュールを配列して表示パネルを構成し、上記発光素子
を選択的に発光させることにより画像を表示する画像表
示装置であって、上記パネルモジュールは、複数の発光
素子と当該発光素子の発光動作を制御する電子素子とが
実装されるとともに外縁部に側壁が設けられてなり、上
記複数のパネルモジュールのうち隣接するパネルモジュ
ールがそれぞれの隣接する側壁の上端部または隣接する
側壁間において電気接続されてなるものである。
【0172】以上のような本発明に係る画像表示装置
は、隣接するパネルモジュールが隣接するパネルモジュ
ールの側壁の上端部または隣接する側壁間において電気
接続されているため、複雑な接続構造が不要であり、パ
ネルモジュール間の電気接続が容易な構造とされてい
る。したがって、この画像表示装置によれば、生産効率
に優れた、量産性に優れた画像表示装置を提供すること
ができる。
【0173】また、この画像表示装置では、基本単位で
ある1種類のパネルモジュール任意の数だけタイリング
することにより任意の大きさの表示パネルを容易に構成
することができる。したがって、本発明に係る画像表示
装置によれば、生産効率に優れた、そしてコストパフォ
ーマンスに優れた画像表示装置を提供することができ
る。
【0174】また、この画像表示装置では、パネルモジ
ュールをタイリングした後に隣接するパネルモジュール
同士の電気接続をすることができ、また、接続部の接続
構造が簡単な構成とされているため、容易に表示パネル
を構成することができる。
【0175】そして、この画像表示装置では、隣接する
パネルモジュール同士の電気接続をする際に配線等がL
ED上をまたいで配されることがないため、LEDの発
光特性が低下することがなく、LEDの発光特性を有効
に活用することが可能な画像表示装置を提供することが
できる。
【0176】また、本発明に係る画像表示装置の製造方
法は、複数の発光色の発光素子を備えて構成される複数
のパネルモジュールを配列して表示パネルを構成し、上
記発光素子を選択的に発光させることにより画像を表示
する画像表示装置の製造方法であって、第1の基板上に
複数の発光素子と当該発光素子の発光動作を制御する電
子素子と実装するとともに外縁部に側壁を形成して上記
パネルモジュールを構成する工程と、上記複数のパネル
モジュールを第2の基板上に配列する工程と、上記配列
された複数のパネルモジュールのうち隣接するパネルモ
ジュールを、それぞれの隣接する側壁の上端部または隣
接する側壁間において電気接続する工程とを備えてなる
ものである。
【0177】以上のような本発明に係る画像表示装置の
製造方法では、複雑な接続構造が不要であり、簡単な操
作により隣接するパネルモジュールを電気接続すること
ができる。
【0178】また、この画像表示装置の製造方法では、
パネルモジュールをタイリングした後に隣接するパネル
モジュール同士の電気接続をすることができ、また、接
続部の接続構造が簡単な構成とされているため、容易に
表示パネルを構成することができる。
【0179】そして、この画像表示装置の製造方法で
は、隣接するパネルモジュール同士を電気接続する際
に、LED上をまたいで配線等を配することがないた
め、LEDの発光特性を低下させることなく、LEDの
発光特性を有効に活用することが可能な表示パネルを構
成することができる。
【0180】したがって、この画像表示装置の製造方法
によれば、簡便且つ効率的に表示パネルを作製すること
が可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパネルモジュールのタイリン
グ構造の製造工程を示す概略断面図である。
【図2】本発明を適用したパネルモジュールのタイリン
グ構造の製造工程を示す概略断面図である。
【図3】本発明を適用したパネルモジュールのタイリン
グ構造の製造工程を示す概略断面図である。
【図4】本発明を適用したパネルモジュールのタイリン
グ構造の製造工程を示す概略断面図である。
【図5】本発明を適用したパネルモジュールのタイリン
グ構造の製造工程を示す概略断面図である。
【図6】本発明を適用したパネルモジュールのタイリン
グ構造における接続部の要部断面図である。
【図7】本発明を適用したパネルモジュールのタイリン
グ構造の他の例を示す概略断面図である。
【図8】接続電極の一構成例を示す断面図である。
【図9】図8における接続電極の要部断面図である。
【図10】図8に示す接続電極を電極パッドに粘着固定
した状態を示す断面図である。
【図11】本発明を適用したパネルモジュールのタイリ
ング構造の他の例を示す概略断面図である。
【図12】本発明を適用したパネルモジュールのタイリ
ング構造の他の例を示す概略断面図である。
【図13】本発明を適用したパネルモジュールのタイリ
ング構造の他の例を示す概略断面図である。
【図14】本発明を適用したパネルモジュールのタイリ
ング構造の他の例を示す概略断面図である。
【図15】本発明を適用したパネルモジュールのタイリ
ング構造の他の例を示す概略断面図である。
【図16】LED表示装置の構成を示す斜視図である。
【図17】素子の配列方法を示す模式図である。
【図18】樹脂形成チップの概略斜視図である。
【図19】樹脂形成チップの概略平面図である。
【図20】発光素子の一例を示す図であって、(a)は
断面図、(b)は平面図である。
【図21】第一転写工程を示す概略断面図である。
【図22】電極パッド形成工程を示す概略断面図であ
る。
【図23】第二の一時保持用部材への転写後の電極パッ
ド形成工程を示す概略断面図である。
【図24】転写プロセスの一例を示す概略断面図であ
る。
【図25】転写プロセスの一例を示す概略断面図であ
る。
【図26】転写プロセスの一例を示す概略断面図であ
る。
【図27】絶縁層の形成工程を示す概略断面図である。
【図28】配線形成工程を示す概略断面図である。
【図29】ダイシングを行った状態を示す概略断面図で
ある。
【図30】パネルモジュールを第三の基板にタイリング
した状態を示す概略断面図である。
【図31】パネルモジュールを接続した状態を示す概略
断面図である。
【図32】パネルモジュールを接続した状態を示す概略
断面図である。
【図33】パネルモジュールを接続した状態を示す概略
断面図である。
【符号の説明】
1 第1の基板 2 第2の基板 3、4、5 パネルモジュール 6 接着層 7 配線層 8 接着層 9 LIP 10 画素トランジスタ 14、15、16 側壁 18、19、20、21 電極パッド 24 リード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C094 AA07 AA14 AA43 BA12 BA23 CA19 CA24 DA01 DB01 DB05 FA01 GB01 HA08 5F041 AA05 AA12 AA42 AA43 BB04 BB06 CB33 DA13 DA19 DA34 DA82 DA83 DB08 DC23 DC83 FF06 5G435 AA03 AA17 BB04 CC09 CC12 EE13 EE32 EE42 EE43 EE47 KK05 LL04

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の基板上に複数の発光素子と当該発
    光素子の発光動作を制御する電子素子とが実装されると
    ともに外縁部に側壁が設けられてなる複数のパネルモジ
    ュールが第2の基板上に配列され、当該複数のパネルモ
    ジュールのうち隣接するパネルモジュールがそれぞれの
    隣接する側壁の上端部または隣接する側壁間において電
    気接続されていることを特徴とするパネルモジュールの
    タイリング構造。
  2. 【請求項2】 上記側壁の上端部に端子が配され、隣接
    するパネルモジュールの上記端子が接続されることによ
    り上記隣接するパネルモジュールが電気接続されている
    ことを特徴とする請求項1記載のパネルモジュールのタ
    イリング構造。
  3. 【請求項3】 上記端子から隣接する側壁間に延出して
    リードが設けられ、当該リード同士が上記隣接する側壁
    間において接続されることにより上記隣接するパネルモ
    ジュールが電気接続されていることを特徴とする請求項
    2記載のパネルモジュールのタイリング構造。
  4. 【請求項4】 上記リードはフレキシブル基板上に配線
    層が形成されてなり、隣接するリードの配線層同士が上
    記隣接する側壁間において半田付けされていることを特
    徴とする請求項3記載のパネルモジュールのタイリング
    構造。
  5. 【請求項5】 上記リードは、ポリイミドフィルム上に
    銅箔が接合されてなることを特徴とする請求項4記載の
    パネルモジュールのタイリング構造。
  6. 【請求項6】 上記隣接する端子が上記隣接する側壁の
    上端部において接続電極により接続されることにより上
    記隣接するパネルモジュールが電気接続されていること
    を特徴とする請求項2記載のパネルモジュールのタイリ
    ング構造。
  7. 【請求項7】 上記接続電極は、フレキシブル基板上に
    配線層が形成されてなることを特徴とする請求項6記載
    のパネルモジュールのタイリング構造。
  8. 【請求項8】 上記接続電極はフレキシブル基板上に形
    成された粘着層上に上記配線層が形成されてなり、上記
    配線層と上記端子とが当接するように上記接続電極が上
    記接着層によって上記隣接する端子の双方に粘着固定さ
    れることにより上記隣接するパネルモジュールが電気接
    続されていることを特徴とする請求項7記載のパネルモ
    ジュールのタイリング構造。
  9. 【請求項9】 上記フレキシブル基板はポリイミドから
    なり、上記配線層は上記粘着層上にAu層とNi層とA
    u層とが積層形成されてなることを特徴とする請求項8
    記載のパネルモジュールのタイリング構造。
  10. 【請求項10】 上記端子上にAu層が形成され、上記
    配線層がCuにより形成され、上記Au層と上記配線層
    とがAuバンプを介して金属接合することにより上記隣
    接するパネルモジュールが電気接続されていることを特
    徴とする請求項7記載のパネルモジュールのタイリング
    構造。
  11. 【請求項11】 上記フレキシブル基板は、ポリイミド
    からなることを特徴する請求項10記載のパネルモジュ
    ールのタイリング構造。
  12. 【請求項12】 上記接続電極は異方性導電膜からな
    り、当該異方性導電膜が上記隣接する端子の双方に接合
    することにより上記隣接するパネルモジュールが電気接
    続されていることを特徴とする請求項6記載のパネルモ
    ジュールのタイリング構造。
  13. 【請求項13】 上記配線層は導電性ペーストにより形
    成され、且つ当該導電性ペーストにより上記接続電極が
    上記隣接する端子の双方に接合されることにより上記隣
    接するパネルモジュールが電気接続されていることを特
    徴とする請求項7記載のパネルモジュールのタイリング
    構造。
  14. 【請求項14】 上記フレキシブル基板は、ポリイミド
    からなることを特徴する請求項13記載のパネルモジュ
    ールのタイリング構造。
  15. 【請求項15】 上記配線層は導電性接着剤により形成
    され、且つ上記当該導電性接着剤により上記接続電極が
    上記隣接する端子の双方に接合されることにより上記隣
    接するパネルモジュールが電気接続されていることを特
    徴とする請求項7記載のパネルモジュールのタイリング
    構造。
  16. 【請求項16】 上記フレキシブル基板は、ポリイミド
    からなることを特徴する請求項15記載のパネルモジュ
    ールのタイリング構造。
  17. 【請求項17】 上記隣接する端子がワイヤボンディン
    グで接続されることにより上記隣接するパネルモジュー
    ルが電気接続されていることを特徴とする請求項6記載
    のパネルモジュールのタイリング構造。
  18. 【請求項18】 上記パネルモジュールが1画素単位で
    構成されていることを特徴とする請求項1記載のパネル
    モジュールのタイリング構造。
  19. 【請求項19】 上記パネルモジュールが複数画素単位
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載のパネ
    ルモジュールのタイリング構造。
  20. 【請求項20】 上記発光素子は、赤色、緑色、青色の
    3色の発光素子からなることを特徴とする請求項1記載
    のパネルモジュールのタイリング構造。
  21. 【請求項21】 第1の基板上に複数の発光素子と当該
    発光素子の発光動作を制御する電子素子と実装するとと
    もに外縁部に側壁を形成してパネルモジュールを構成す
    る工程と、上記複数のパネルモジュールを第2の基板上
    に配列する工程と、上記配列された複数のパネルモジュ
    ールのうち隣接するパネルモジュールを、それぞれの隣
    接する側壁の上端部または隣接する側壁間において電気
    接続する工程とを備えることを特徴とするパネルモジュ
    ールの接続方法。
  22. 【請求項22】 上記側壁の上端部に端子を配し、上記
    隣接するパネルモジュールの上記端子を接続することに
    より上記隣接するパネルモジュールを電気接続すること
    を特徴とする請求項21記載のパネルモジュールの接続
    方法。
  23. 【請求項23】 上記端子から隣接する側壁間に延出し
    てリードを設け、当該リードを上記隣接する側壁間にお
    いて接続することにより上記隣接するパネルモジュール
    を電気接続することを特徴とする請求項22記載のパネ
    ルモジュールの接続方法。
  24. 【請求項24】 上記リードはフレキシブル基板上に配
    線層が形成されてなり、隣接するリードの上記配線層同
    士を上記隣接する側壁間において半田付けすることによ
    り上記隣接するパネルモジュールを電気接続することを
    特徴とする請求項23記載のパネルモジュールの接続方
    法。
  25. 【請求項25】 上記リードは、ポイリミドフィルム上
    に銅箔が接合されてなることを特徴とする請求項24記
    載のパネルモジュールの接続方法。
  26. 【請求項26】 上記隣接する端子を上記隣接する側壁
    の上端部において接続電極により接続することにより上
    記隣接するパネルモジュールを電気接続することを特徴
    とする請求項22記載のパネルモジュールの接続方法。
  27. 【請求項27】 上記接続電極は、フレキシブル基板上
    に配線層が形成されてなることを特徴とする請求項26
    記載のパネルモジュールの接続方法。
  28. 【請求項28】 上記接続電極はフレキシブル基板上に
    形成された粘着層上に上記配線層が形成されてなり、当
    該配線層と上記端子とが当接するように上記接続電極を
    上記接着層によって上記隣接する端子の双方に粘着固定
    することにより上記隣接するパネルモジュールを電気接
    続することを特徴とする請求項27記載のパネルモジュ
    ールの接続方法。
  29. 【請求項29】 上記フレキシブル基板は、ポリイミド
    からなり、上記配線層は上記粘着層上にAu層とNi層
    とAu層とが積層形成されてなることを特徴とする請求
    項28記載のパネルモジュールの接続方法。
  30. 【請求項30】 上記端子上にAu層を形成し、 上記配線層をCuにより形成し、 上記Au層と上記配線層とをAuバンプを介して金属接
    合させることにより上記隣接するパネルモジュールを電
    気的に接合することを特徴とする請求項27記載のパネ
    ルモジュールの接続方法。
  31. 【請求項31】 上記フレキシブル基板は、ポリイミド
    からなることを特徴とする請求項30記載のパネルモジ
    ュールの接続方法。
  32. 【請求項32】 上記Au層と上記配線層とを超音波接
    合によりAuバンプを介して金属接合させることを特徴
    とする請求項30記載のパネルモジュールの接続方法。
  33. 【請求項33】 上記接続電極として異方性導電膜を用
    い、 当該異方性導電膜を上記隣接する端子の双方に当接させ
    た状態で所定の温度で加熱し、且つ所定の圧力で加圧し
    て当該異方性導電膜と上記端子とを接合することにより
    上記隣接するパネルモジュールを電気的に接合すること
    を特徴とする請求項26記載のパネルモジュールの接続
    方法。
  34. 【請求項34】 上記配線層を導電性ペーストにより形
    成し、且つ当該導電性ペーストにより上記接続電極を上
    記隣接する端子の双方に接合することにより上記隣接す
    るパネルモジュールを電気的に接合することを特徴とす
    る請求項27記載のパネルモジュールの接続方法。
  35. 【請求項35】 上記フレキシブル基板は、ポリイミド
    からなることを特徴とする請求項34記載のパネルモジ
    ュールの接続方法。
  36. 【請求項36】 上記配線層を導電性接着剤により形成
    し、且つ当該導電性接着剤により上記接続電極を上記隣
    接する端子の双方に接合することにより上記隣接するパ
    ネルモジュールを電気的に接合することを特徴とする請
    求項27記載のパネルモジュールの接続方法。
  37. 【請求項37】 上記フレキシブル基板は、ポリイミド
    からなることを特徴とする請求項36記載のパネルモジ
    ュールの接続方法。
  38. 【請求項38】 隣接するパネルモジュールの上記端子
    をワイヤボンディングで接続することにより上記隣接す
    るパネルモジュールを電気的に接合することを特徴とす
    る請求項26記載のパネルモジュールの接続方法。
  39. 【請求項39】 上記パネルモジュールを1画素単位で
    構成することを特徴とする請求項21記載のパネルモジ
    ュールの接続方法。
  40. 【請求項40】 上記パネルモジュールを複数画素単位
    で構成することを特徴とする請求項21記載のパネルモ
    ジュールの接続方法。
  41. 【請求項41】 上記複数の発光素子として、赤色、緑
    色、青色の3色の発光素子を用いることを特徴とする請
    求項21記載のパネルモジュールの接続方法。
  42. 【請求項42】 複数の発光色の発光素子を備えて構成
    される複数のパネルモジュールを配列して表示パネルを
    構成し、上記発光素子を選択的に発光させることにより
    画像を表示する画像表示装置であって、 上記パネルモジュールは、複数の発光素子と当該発光素
    子の発光動作を制御する電子素子とが実装されるととも
    に外縁部に側壁が設けられてなり、 上記複数のパネルモジュールのうち隣接するパネルモジ
    ュールがそれぞれの隣接する側壁の上端部または隣接す
    る側壁間において電気接続されていることを特徴とする
    画像表示装置。
  43. 【請求項43】 複数の発光色の発光素子を備えて構成
    される複数のパネルモジュールを配列して表示パネルを
    構成し、上記発光素子を選択的に発光させることにより
    画像を表示する画像表示装置の製造方法であって、 第1の基板上に複数の発光素子と当該発光素子の発光動
    作を制御する電子素子と実装するとともに外縁部に側壁
    を形成して上記パネルモジュールを構成する工程と、 上記複数のパネルモジュールを第2の基板上に配列する
    工程と、 上記配列された複数のパネルモジュールのうち隣接する
    パネルモジュールを、それぞれの隣接する側壁の上端部
    または隣接する側壁間において電気接続する工程とを備
    えることを特徴とする画像表示装置の製造方法。
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Cited By (7)

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