JP2003218392A - 画像表示装置及びその製造方法 - Google Patents

画像表示装置及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003218392A
JP2003218392A JP2002009279A JP2002009279A JP2003218392A JP 2003218392 A JP2003218392 A JP 2003218392A JP 2002009279 A JP2002009279 A JP 2002009279A JP 2002009279 A JP2002009279 A JP 2002009279A JP 2003218392 A JP2003218392 A JP 2003218392A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
light emitting
image display
display device
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002009279A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Yanagisawa
喜行 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002009279A priority Critical patent/JP2003218392A/ja
Publication of JP2003218392A publication Critical patent/JP2003218392A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/18High density interconnect [HDI] connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/23Structure, shape, material or disposition of the high density interconnect connectors after the connecting process
    • H01L2224/24Structure, shape, material or disposition of the high density interconnect connectors after the connecting process of an individual high density interconnect connector

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、樹脂を用いて被覆してなる発光素子
に形成される電極や配線を光透過性を有する材料を用い
て形成することにより、発光素子から発生する光の損失
を低減しながら光を取出すことができ、更に高効率で光
を取出すことにより省電力化を図ることが可能となる画
像表示装置及びその製造方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明の画像表示装置は、樹脂を用いて発
光素子を被覆してなるチップが配列されて形成される画
像表示装置において、前記チップは実装用基板上に配列
され、前記チップの光取出し領域側に形成されると共に
前記発光素子と電気的に接続される導電部が光透過性を
有することを特徴とする。従って、当該発光素子から発
生する光が遮られることなく、当該光の損失を低減する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置及び
その製造方法に関する。更に詳しくは、発光素子が樹脂
に被覆されてなるチップが実装されて形成される画像表
示装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発光素子をマトリクス状に配列して画像
表示装置に組み上げる場合には、従来、液晶表示装置
(LCD:Liquid Crystal Display)やプラズマディス
プレイパネル(PDP:Plasma Display Panel)のよう
に基板上に直接素子を形成するか、あるいは発光ダイオ
ードディスプレイ(LEDディスプレイ)のように単体
のLEDパッケージを配列することが行われている。
【0003】発光素子であるLED(発光ダイオード)
は高価である為、1枚のウエハから数多くのLEDチッ
プを製造することによりLEDを用いた画像表示装置を
低コストにできる。すなわち、LEDチップの大きさを
従来約300μm角のものを数十μm角のLEDチップ
にして、それを接続して画像表示装置を製造すれば画像
表示装置の価格を下げることができる。
【0004】ここで、LEDディスプレイの場合には、
LEDチップをダイシング後に取り出し、個別にワイヤ
ーボンドもしくはフリップチップによるバンプ接続によ
り外部電極に接続し、パッケージ化されることが行われ
ている。この場合、パッケージ化の前もしくは後に画像
表示装置としての画素ピッチに配列された後、当該画像
表示装置を構成し配線などが形成された実装用基板に実
装され、これらチップ部品と実装用基板の電気的な接続
がCuなどの金属材料を用いて行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該配線に
発光素子から発生する光を透過しない材料を用いた場
合、当該発光素子から発生する光の一部が当該配線によ
り遮蔽され、画像表示に寄与しないことになる。また、
当該配線に限らず、当該発光素子の光取出し領域側に形
成される電極が光を透過しない材料で形成されている場
合においても、発光素子から発生する光が遮られ、画像
表示面に光を十分に取り出すことが困難となる。
【0006】更に、発光素子の周囲に配置される記憶素
子や当該発光素子の駆動を制御するアクティブ素子に、
金属材料などの光を反射する材料により形成された電極
や配線により当該発光素子から発生する光が反射されて
照射された場合には、これら記憶素子やアクティブ素子
を形成する半導体材料に電位ずれが生じ、当該記憶素子
や当該アクティブ素子が正常に動作しない場合もある。
特に、発光素子から発生する光が青色などの比較的短波
長の光である場合には、電位ずれが大きなものになるこ
とがある。
【0007】また、当該チップ部品に予め形成される電
極や電極パッドなどの導電部を光取出し領域側を避ける
ように形成しておく場合においても、これらチップ部品
を実装する際にチップ部品の光取出し領域側が画像表示
面側になるように当該チップ部品の向きを揃えて実装す
ることが必要になる。
【0008】よって、本発明は、樹脂を用いて被覆して
なる発光素子に形成される電極や配線を光透過性を有す
る材料を用いて形成することにより、発光素子から発生
する光の損失を低減しながら光を取出すことができ、更
に高効率で光を取出すことにより省電力化を図ることが
可能となる画像表示装置及びその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】また、これら発光素子の周囲に配置される
素子の誤動作を防止することができ、チップ部品を容易
に実装することができる画像表示装置及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置
は、発光素子が樹脂により被覆されてチップ部品とされ
るとともに、これらチップ部品が実装用基板上に配列さ
れてなり、前記チップ部品の光取出し領域側には、前記
発光素子と電気的に接続される導電部が形成され、当該
導電部が光透過性とされていることを特徴とする。従っ
て、当該発光素子から発生する光が遮られることなく、
当該光の損失を低減することができる。更に、当該導電
部が延設された領域で当該光を反射し、当該発光素子の
周囲に配置される素子の誤動作を防止することができ
る。また、導電部が光透過性を有することにより、当該
チップ部品に向きを揃えることなく実装することが可能
となる。
【0011】また、本発明の画像表示装置の製造方法
は、発光素子を樹脂により被覆してチップ部品とすると
共にこれらチップ部品を実装用基板上に配列し、前記チ
ップ部品の光取出し領域側に前記発光素子と電気的に接
続される導電部を形成し、前記導電部を光透過性を有す
る材料により形成することを特徴とする。従って、発光
素子を樹脂を用いて被覆されたチップ部品とし、更に導
電部を光透過性を有する材料により形成することにより
当該チップ部品の実装時の取り扱いが容易となる上、当
該発光素子から高い効率で光を取り出すことができる画
像表示装置を製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の画像表示装置及び
その製造方法について図1乃至図4を参照しながら説明
する。
【0013】図1は樹脂を用いて発光素子が被覆された
チップを実装用基板に実装した状態を示す図である。発
光素子2、8をそれぞれ樹脂で被覆して形成される樹脂
形成チップ1、7が実装用基板20に実装される。樹脂
形成チップ1、7は、離間した状態で実装用基板20上
に配列されることにより実装される。このとき、樹脂形
成チップ1、7の素子間隔は、発光素子2、8がそれぞ
れの素子形成基板において複数形成された場合の素子間
隔よりは広がった素子間隔とされる。従って、実装用基
板20上に、別々の素子形成基板で形成された発光素子
2、8を順次実装することにより、一枚の実装用基板2
0にこれら樹脂形成チップ1、7を配列させて実装する
ことが可能となる。更に、実装用基板20における素子
間隔より高い集積度で発光素子2、8をそれぞれの素子
形成基板に形成することにより、当該画像表示装置のコ
ストを下げることができる。また、これら樹脂形成チッ
プ1、7を覆うように絶縁膜として絶縁層14が形成さ
れ、樹脂形成チップ1、7は互いに絶縁される。ここ
で、絶縁層14は発光素子2、8から発生する光を遮ら
ないように光透過性を有する絶縁材料を用いて形成さ
れ、例えば透明エポキシ接着剤、UV硬化型接着剤及び
ポリイミド等を用いることができる。
【0014】また、樹脂形成チップ1は、発光素子2を
樹脂部5と接着剤部6に被覆された後、所要のサイズに
切り出されることにより形成される。ここで、電極パッ
ド4が発光素子2のアノード電極(p電極)若しくはカ
ソード側電極(n電極)と接続されるように樹脂部5か
ら発光素子2の上面に亘って形成される。また、電極パ
ッド4は、発光素子2の電極パッド4が接続される側の
極性と逆の極性の電極と接続されるように形成されるよ
うに、発光素子2の電極パッド4との接続領域を予め露
出させておけば良い。ここで、発光素子2に形成される
電極パッド4は、発光素子2を駆動させるために駆動回
路と接続される導電部であり、電極パッド4を、例えば
酸化インジウム錫(ITO:Indium Tin O
xide)などの光透過性を有する導電材料を用いて形
成することにより、発光素子2から発生する光が電極パ
ッド4により遮られることが殆どない。
【0015】ここで、図中の実装用基板20側に形成さ
れる電極パッド3も光透過性を有する導電材料を用いて
形成しておいても良い。更に、電極パッド3、4の両方
が光透過性を有する場合に、樹脂部5と接着剤部6の両
方を光透過性を有する絶縁材料で形成しておくことによ
り、樹脂形成チップ1の上面と下面の何れかを樹脂形成
チップ1の光取出し領域とすることができる。従って、
樹脂形成チップ1を実装用基板20に実装する際に、光
取出し領域を揃えて実装する手間を省略することができ
るだけでなく、実装用基板20を構成する各部について
光透過性を有する材料により形成しておくことにより、
実装用基板20の裏面からも光を取り出すことが可能と
なり、樹脂形成チップ1の実装される際の向きに規制さ
れることなく、樹脂形成チップ1の上面と下面の両側を
光取出し領域とすることもできる。
【0016】樹脂形成チップ7は、発光素子8を樹脂部
11と接着剤部12に被覆された後、所要のサイズに切
り出されることにより形成される。更に、電極パッド
9、10が発光素子8のアノード電極(p電極)若しく
はカソード側電極(n電極)とそれぞれ接続されるよう
に樹脂部11から発光素子8の上面に亘って形成されて
いる。ここで、発光素子8に形成される電極パッド9、
10は、発光素子8を駆動させるために駆動回路と接続
される導電部であり、これら電極パッド9、10を、例
えばITOなどの光透過性を有する導電材料を用いて形
成することにより、発光素子8から発生する光がこれら
電極パッド9、10により殆ど遮られることなく、樹脂
形成チップ7の外部に取り出される。
【0017】発光素子8は樹脂形成チップ7を形成する
過程において、一旦樹脂により被覆された後、発光素子
のサイズに合わせて切り出されて樹脂部13上に発光素
子8が接着された状態で接着剤部12上に配置され、樹
脂部11で被覆された状態で切り出されて樹脂形成チッ
プ7とされる。電極パッド9、10は発光素子8から発
生する光を遮らないように光透過性を有する導電材料に
より形成される。ここで、電極パッド9、10は発光素
子8の片側にのみ形成されるに限定されず、発光素子の
素子構造に合わせてアノード側とカソード側に形成され
ていれば良い。また、発光素子8を被覆する樹脂部1
1、13、及び接着剤部12は光透過性を有する絶縁材
料により形成される。
【0018】上述の発光素子2、8は赤色、緑色及び青
色などの光の三原色をそれぞれ発色する発光素子とする
ことができ、発色させる色に合わせて適用な構造の発光
素子が用いられる。例えば、赤色発光素子としては、G
aAs系化合物を用いて形成されたプレーナ型の発光ダ
イオードを用いることができ、青色発光素子としてGa
N系化合物を用いた発光ダイオードを用いることができ
る。特に、GaN系化合物を用いて素子形成基板の主面
に対して傾斜した傾斜結晶面を有する結晶層からなる発
光ダイオードでは、当該傾斜結晶面がS面((1−10
1)面)となるように結晶成長を行うことにより、輝度
の高い発光ダイオードを安定して形成することができ
る。また、赤色、緑色及び青色にそれぞれ発色する発光
素子に限定されず、所要の色に発色する発光素子を樹脂
により被覆して樹脂形成チップ1、7とすることもでき
る。更に素子形状やサイズの異なる発光素子を樹脂によ
り被覆して同一形状、同一サイズの樹脂形成チップとし
ておけば、実装時の取り扱いも容易となる。
【0019】また、実装用基板20は、樹脂形成チップ
1、7と電気的に接続される配線層16、18と、これ
ら配線層16,18を互いに絶縁するように形成される
絶縁層17、及び樹脂形成チップ1、7が実装される接
着剤層15からなる多層構造を有する。ここで、配線層
16、18は異なる配線層を形成していることになる
が、平面上互いに直交するように形成されても良く、配
線層16、18を介して実装用基板20に複数配列され
た樹脂形成チップのそれぞれに駆動信号が送信されて画
像表示を行われる。また、接着剤層15は、UV硬化型
接着剤、熱硬化性接着剤及び熱可塑性接着剤などを塗布
して形成することができる。接着剤層15を形成する樹
脂を硬化させるエネルギーは基板19の裏面から供給さ
れる。UV硬化型接着剤の場合はUV照射装置からUV
光が照射されて接着剤層15は硬化される。また、熱硬
化型接着剤の場合は、赤外線加熱などにより樹脂形成チ
ップ1、7の下側の接着剤層15のみを硬化させること
もできる。更に、熱可塑性接着剤の場合には、赤外線や
レーザー光の照射により接着剤を溶融させて接着を行
う。
【0020】次に、図2に示すように、配線層16、1
8と発光素子2、8を電気的に接続する配線を形成する
ための開口部としてビアホールを形成する。このとき、
ビアホール25、26、27、28、29及び30は絶
縁層14の上側からそれぞれレーザー光を照射すること
により所要の位置に形成される。ここで、各ビアホール
を形成するために照射されるレーザー光は、各ビアホー
ルの所要の深さに合わせて照射時間やエネルギーが設定
されて照射されることになる。また、各ビアホールに
は、後述するように配線を形成する導電性材料をスパッ
タリングなどにより形成するため、各ビアホールの内壁
は、若干傾斜を有するように形成されていれば当該導電
性材料を均一にビアホールの内壁に被着させることもで
き、接続不良を低減することもできる。
【0021】続いて、図3に示すように、これら発光ダ
イオード2、8をそれぞれ含む樹脂形成チップ1、7と
これら樹脂形成チップを覆うように形成された絶縁層1
4の一部を除去して形成された開口部であるビアホール
に配線を形成する。それぞれ所要の深さになるまで絶縁
層14、樹脂部5、接着剤層15及び絶縁層17の一部
を除去して形成された開口部即ちビアホールには、発光
ダイオード2、8のアノード、カソードの電極パッドと
実装用基板20に形成された配線層16、18を電気的
に接続するように配線31、32、33が形成される。
ここで、配線31、32、33は、例えば、スパタリン
グなどの配線形成方法などにより形成されることにな
る。従って、発光素子2、8に直接形成される電極及び
電極パッドから延設され、光透過性を有する導電部が形
成されることになる。また、発光素子2、8の上部であ
る光取出し領域側を避けた領域であって、配線31、3
3のうちビアホール25、30に形成された領域のみを
Alなどの金属材料を用いて形成することにより、これ
ら発光素子2、8から発生する光が反射され、発光素子
2、8の周囲に配置されるメモリ素子や駆動素子に当該
光が照射されることがない。従って、これらメモリ素子
や駆動素子の電位ずれによる誤動作を防止することがで
きる。特に、発光素子2、8が青色発光のように比較的
短波長の光を発光する場合には有効である。
【0022】このとき、配線31、32、33のうち、
図3の断面図中において発光素子2、8に対して実装用
基板20と反対側であって、樹脂形成チップ1、7の光
取出し領域側に配線が形成されることになる。従って、
配線31、32、33を形成する導電性材料として、例
えばITOなどの光透過性を有する材料を用いることに
より、樹脂形成チップ1、7の光取出し領域を避けるよ
うな配線パターンを形成することなく、光取出し領域に
臨む領域にも配線を形成することが可能となり、配線パ
ターンの選択枝が増えることになる。特に、画像表示装
置の画素密度が増大するに従い、これら画素を形成する
発光素子をそれぞれ駆動させるための配線数も増大する
ことになり、光取出し領域を避けるように配線を形成す
るよりはこれら配線を光透過性を有する材料で形成すれ
ば画素密度の増大にも容易に追従することが可能とな
る。また、開口部25、30のように、樹脂形成チップ
1、7の周辺部における開口部に形成する配線を形成す
る材料として光を反射するAlなどの金属薄膜を用いる
ことにより、発光素子2、8から発せられ発光素子2、
8の上方に取り出すことが難しい光を当該ビアホール2
5、30に延設された配線31、33により反射し、発
光素子2、8の上方である画像表示面側に取り出すこと
が可能となり、発光素子2、8から発生する光を効率良
く画像表示に用いることができる。また、これら光を反
射する金属材料を用いて、発光素子2、8の周囲に配置
されるメモリや素子に対して乱反射された光が及ばない
ように遮蔽することにより、これら素子の電位ずれなど
に起因する動作不良を防止することもできる。
【0023】続いて、図4に示すように、電極パッド3
1、32、33と絶縁層14上に保護膜35を形成し、
その上にブラックマスク36を形成することにより本発
明の画像表示装置が形成される。保護膜35は、光透過
性を有する材料を用いて、電極パッド31、32、33
及び発光素子2、8上の絶縁層14の上面全体を覆うよ
うに形成され、その上面は平坦とされる。保護膜35を
形成する材料としては、例えば絶縁層14に用いられる
材料と同様に透明エポキシ接着剤などを用いることがで
き、加熱硬化されることにより、電極パッド31、3
2、33、これら電極パッド間などを電気的に接続する
配線及び絶縁層14を完全に覆う。
【0024】保護膜35の上面には、遮光膜としてブラ
ックマスク36が形成される。ブラックマスク36は、
複数配置された発光素子の素子間隔に合わせてこれら発
光素子から発生する光を外部に取り出せるように、発光
素子2、8の上方には形成されない。従って、発光素子
2、8の上方であって、ブラックマスク36が形成され
ていない領域は発光面37となる。ここで、ブラックマ
スク36は発光素子2、8の素子間隔に合わせて形成さ
れた発光面37とともに画像表示面を形成することにな
る。このとき、発光面37がそれぞれの発光素子に対応
する画素となるが、ブラックマスク36は、画像表示面
の外部から画像表示面に入射する外光を吸収し、これら
発光面37から出射される光により表示される画像を高
いコントラストで表示することが可能となる。
【0025】上述のように発光素子を被覆してなる樹脂
形成チップの光取出し領域側の電極や電極パッドを光透
過性を有する材料を用いて形成することにより、発光素
子から発せられ、画像表示に用いられる光の損失を低減
することができる。従って、高い輝度の画像表示を省電
力により行うことが可能となる。
【0026】以上、本発明の画像表示装置とその製造方
法について説明したが、別の例について、図面を参照し
ながら更に詳細に説明する。なお、以下においては、二
段階拡大転写法による素子の配列方法及び画像表示装置
の製造方法を例にして、本発明の画像表示装置及び画像
表示装置の製造方法について説明する。
【0027】最初に、二段階拡大転写法による素子の配
列方法及び画像表示装置の製造方法の基本的な構成につ
いて説明する。二段階拡大転写法による素子の配列方法
および画像表示装置の製造方法は、高集積度をもって第
一基板上に作成された素子を第一基板上で素子が配列さ
れた状態よりは離間した状態となるように一時保持用部
材に転写し、次いで一時保持用部材に保持された前記素
子をさらに離間して第二基板上に転写する二段階の拡大
転写を行う。なお、本例では転写を2段階としている
が、素子を離間して配置する拡大度に応じて転写を三段
階やそれ以上の多段階とすることもできる。また、当該
二段階拡大転写法は、素子形状によらず如何なる形状に
も用いることができ、複数の素子を一括して実装用基板
上に配列して画像表示装置を形成する場合には、特に適
用な素子の転写法である。
【0028】図5はそれぞれ二段階拡大転写法の基本的
な工程を示す図である。まず、図5(a)に示すよう
に、素子形成基板である第一基板50上に、発光素子5
2を密に形成する。素子を密に形成することで、各基板
当たりに生成される素子の数を多くすることができ、製
品コストを下げることができる。第一基板50は例えば
半導体ウエハ、ガラス基板、石英ガラス基板、サファイ
ア基板、プラスチック基板などの種々素子形成可能な基
板であるが、各素子52は第一基板50上に直接形成し
たものであっても良く、他の基板上で形成されたものを
配列したものであっても良い。
【0029】次に、図5(b)に示すように、第一基板
50から各素子52が一時保持用部材に転写され、この
一時保持用部材の上に各素子52が保持される。このと
き、同時に素子52毎に素子周りの樹脂の被覆を行う。
素子周りの樹脂の被覆は電極パッドを形成し易くし、転
写工程での取り扱いを容易にするなどのために形成され
る。なお、隣接する素子52は例えば複数の一時保持用
部材間での転写などにより選択分離を行うことにより、
最終的には一時保持用部材上で離間され、図示のように
マトリクス状に配される。すなわち素子52はx方向に
もそれぞれ素子の間を広げるように転写されるが、x方
向に垂直なy方向にもそれぞれ素子の間を広げるように
転写される。このとき離間される距離は、特に限定され
ず、一例として後続の工程での樹脂部形成や電極パッド
の形成を考慮した距離とすることができる。
【0030】このような第一転写工程の後、図5(c)
に示すように、一時保持用部材51上に存在する素子5
2は離間されていることから、各素子52毎に電極パッ
ドの形成が行われる。電極パッドの形成は、後述するよ
うに、最終的な配線が続く第二転写工程の後に行われる
ため、その際に配線不良が生じないように比較的大き目
のサイズに形成されるものである。なお、図5(c)に
は電極パッドは図示していない。ここで、各素子52に
形成される電極パッドはこれら素子から発せられる光を
遮らないように光透過性を有する材料を用いて形成さ
れ、る。樹脂53で固められた各素子12に電極パッド
を形成することで樹脂形成チップ54が形成される。素
子52は平面上、樹脂形成チップ54の略中央に位置す
るが、一方の辺や角側に偏った位置に存在するものであ
っても良い。
【0031】次に、図5(d)に示すように、第二転写
工程が行われる。この第二転写工程では一時保持用部材
51上でマトリクス状に配される素子52が樹脂形成チ
ップ54ごと更に離間するように第二基板55上に転写
される。第二転写工程においても、隣接する素子52は
樹脂形成チップ54ごと離間され、図示のようにマトリ
クス状に配される。すなわち素子52はx方向にもそれ
ぞれ素子の間を広げるように転写されるが、x方向に垂
直なy方向にもそれぞれ素子の間を広げるように転写さ
れる。第二転写工程によって配置された素子の位置が画
像表示装置などの最終製品の画素に対応する位置である
とすると、当初の素子52間のピッチの略整数倍が第二
転写工程によって配置された素子52のピッチとなる。
ここで第一基板50から一時保持用部材51での離間し
たピッチの拡大率をnとし、一時保持用部材51から第
二基板15での離間したピッチの拡大率をmとすると、
略整数倍の値EはE=n×mで表される。
【0032】第二基板55上に樹脂形成チップ54ごと
離間された各素子52には、配線が施される。ここで、
先に形成した電極パッド等を利用して接続不良を極力抑
えながらの配線がなされる。この配線は例えば素子52
が発光ダイオードなどの発光素子の場合には、p電極、
n電極への配線を含み、液晶制御素子の場合は、選択信
号線、電圧線や、配向電極膜などの配線等を含む。この
とき、素子52が発光素子であって、樹脂形成チップ5
4の光取出し領域側に形成される配線は、光透過性を有
する材料を用いて形成される。
【0033】図5に示した二段階拡大転写法において
は、第一転写後の離間したスペースを利用して電極パッ
ドの形成などを行うことができ、そして第二転写後に配
線が施されるが、先に形成した電極パッド等を利用して
接続不良を極力抑えながらの配線がなされる。従って、
画像表示装置の歩留まりを向上させることができる。ま
た、本例の二段階拡大転写法においては、素子間の距離
を離間する工程が2工程であり、このような素子間の距
離を離間する複数工程の拡大転写を行うことで、実際は
転写回数が減ることになる。すなわち、例えば、ここで
第一基板50から一時保持用部材51での離間したピッ
チの拡大率を2(n=2)とし、一時保持用部材51か
ら第二基板55での離間したピッチの拡大率を2(m=
2)とすると、仮に一度の転写で拡大した範囲に転写し
ようとしたときでは、最終拡大率が2×2の4倍で、そ
の二乗の16回の転写すなわち第一基板のアライメント
を16回行う必要が生ずるが、本例の二段階拡大転写法
では、アライメントの回数は第一転写工程での拡大率2
の二乗の4回と第二転写工程での拡大率2の二乗の4回
を単純に加えただけの計8回で済むことになる。即ち、
同じ転写倍率を意図する場合においては、(n+m)
=n+2nm+mであることから、必ず2nm回だ
け転写回数を減らすことができることになる。従って、
製造工程も回数分だけ時間や経費の節約となり、特に拡
大率の大きい場合に有益となる。
【0034】上記第二転写工程においては、発光素子は
樹脂形成チップとして取り扱われ、一時保持用部材上か
ら第二基板にそれぞれ転写されるが、この樹脂形成チッ
プについて図6及び図7を参照して説明する。樹脂形成
チップ54は、離間して配置されている素子52の周り
を樹脂53で固めたものであり、このような樹脂形成チ
ップ54は、一時保持用部材から第二基板に素子52を
転写する場合に使用できるものである。樹脂形成チップ
54は略平板上でその主たる面が略正方形状とされる。
この樹脂形成チップ54の形状は樹脂53を固めて形成
された形状であり、具体的には未硬化の樹脂を各素子5
2を含むように全面に塗布し、これを硬化した後で縁の
部分をダイシング等で切断することで得られる形状であ
る。
【0035】略平板状の樹脂53の表面側と裏面側には
それぞれ電極パッド56、57が形成される。これら電
極パッド56、57の形成は全面に光透過性を有する材
料をスパッタリングなどにより導電層を形成し、フォト
リソグラフィー技術により所要の電極形状にパターンニ
ングすることで形成される。これら電極パッド56、5
7は発光素子である素子52のp電極とn電極にそれぞ
れ接続するように形成されており、必要な場合には樹脂
53にビアホールなどが形成される。
【0036】ここで電極パッド56、57は樹脂形成チ
ップ54の表面側と裏面側にそれぞれ形成されている
が、一方の面に両方の電極パッドを形成することも可能
である。電極パッド56、57の位置が平板上ずれてい
るのは、最終的な配線形成時に上側からコンタクトをと
っても重ならないようにするためである。電極パッド5
6、57の形状も正方形に限定されず他の形状としても
良い。
【0037】このような樹脂形成チップ54を構成する
ことで、素子52の周りが樹脂53で被覆され平坦化に
よって精度良く電極パッド56、57を形成できるとと
もに素子52に比べて広い領域に電極パッド56、57
を延在でき、次の第二転写工程での転写を吸着治具で進
める場合には取り扱いが容易になる。後述するように、
最終的な配線が続く第二転写工程の後に行われるため、
比較的大き目のサイズの電極パッド56、57を利用し
た配線を行うことで、配線不良が未然に防止される。ま
た、電極パッド56、57を比較的大き目のサイズで形
成した場合でも、電極パッド56、57は光透過性を有
する材料により形成されるため、当該素子52から発せ
られる光を遮ることはない。
【0038】次に、図8に本例の二段階拡大転写法で使
用される素子の一例としての発光素子の構造を示す。図
8(a)が素子断面図であり、図8(b)が平面図であ
る。この発光素子はGaN系の発光ダイオードであり、
たとえばサファイア基板上に結晶成長される素子であ
る。このようなGaN系の発光ダイオードでは、基板を
透過するレーザ照射によってレーザアブレーションが生
じ、GaNの窒素が気化する現象にともなってサファイ
ア基板とGaN系の成長層の間の界面で膜剥がれが生
じ、素子分離を容易なものにできる特徴を有している。
【0039】まず、その構造については、GaN系半導
体層からなる下地成長層61上に選択成長された六角錐
形状のGaN層62が形成されている。なお、下地成長
層61上には図示しない絶縁膜が存在し、六角錐形状の
GaN層62はその絶縁膜を開口した部分にMOCVD
法などによって形成される。このGaN層62は、成長
時に使用されるサファイア基板の主面をC面とした場合
にS面((1−101)面)で覆われたピラミッド型の
成長層であり、シリコンをドープさせた領域である。こ
のGaN層62の傾斜したS面の部分はダブルへテロ構
造のクラッドとして機能する。GaN層62の傾斜した
S面を覆うように活性層であるInGaN層63が形成
されており、その外側にマグネシウムドープのGaN層
64が形成される。このマグネシウムドープのGaN層
64もクラッドとして機能する。
【0040】このような発光ダイオードには、p電極6
5とn電極66が形成されている。p電極65はマグネ
シウムドープのGaN層64上に形成されるITOなど
の光透過性を有する材料を蒸着して形成される。n電極
66は前述の図示しない絶縁膜を開口した部分でITO
などの光透過性を有する材料を蒸着して形成される。な
お、下地成長層61の裏面側からn電極取り出しを行う
場合は、n電極66の形成は下地成長層61の表面側に
は不要となる。
【0041】このような構造のGaN系の発光ダイオー
ドは、青色発光も可能な素子であって、特にレーザアブ
レーションよって比較的簡単にサファイア基板から剥離
することができ、レーザビームを選択的に照射すること
で選択的な剥離が実現される。なお、GaN系の発光ダ
イオードとしては、平板上や帯状に活性層が形成される
構造であっても良く、上端部にC面が形成された角錐構
造のものであっても良い。また、他の窒化物系発光素子
や化合物半導体素子などであっても良い。
【0042】次に、図5に示す発光素子の配列方法を応
用した画像表示装置の製造方法の具体的手法について説
明する。発光素子は図8に示したGaN系の発光ダイオ
ードを用いている。先ず、図9に示すように、第一基板
71の主面上には複数の発光ダイオード72が密な状態
で形成されている。発光ダイオード72の大きさは微小
なものとすることができ、例えば一辺約20μm程度と
することができる。第一基板71の構成材料としてはサ
ファイア基板などのように発光ダイオード72に照射す
るレーザー光の波長に対して透過率の高い材料が用いら
れる。発光ダイオード72にはp電極などまでは形成さ
れているが最終的な配線は未だなされておらず、素子間
分離の溝72gが形成されていて、個々の発光ダイオー
ド72は分離できる状態にある。この溝72gの形成は
例えば反応性イオンエッチングで行う。
【0043】次いで、第一基板71上の発光ダイオード
72を第1の一時保持用部材73上に転写する。ここで
第1の一時保持用部材73の例としては、ガラス基板、
石英ガラス基板、プラスチック基板などを用いることが
でき、本例では石英ガラス基板を用いた。また、第1の
一時保持用部材73の表面には、離型層として機能する
剥離層74が形成されている。剥離層74には、光透過
性を有するポリイミドなどを用いることができる。
【0044】転写に際しては、図9に示すように、第一
基板71上に発光ダイオード72を覆うに足る接着剤
(例えば紫外線硬化型の接着剤)75を塗布し、発光ダ
イオード72で支持されるように第1の一時保持用部材
73を重ね合わせる。この状態で、図10に示すように
第1の一時保持用部材73の裏面側から接着剤75に紫
外線(UV)を照射し、これを硬化する。第1の一時保
持用部材73は石英ガラス基板であり、上記紫外線はこ
れを透過して接着剤75を速やかに硬化する。ここで、
接着剤75には光透過性を有する材料を用いることによ
り、発光素子72を当該接着剤75で被覆した場合にお
いても、発光素子72から発せられる光が遮られること
が殆どない。
【0045】このとき、第1の一時保持用部材73は、
発光ダイオード72によって支持されていることから、
第一基板71と第1の一時保持用部材73との間隔は、
発光ダイオード72の高さによって決まることになる。
図10に示すように発光ダイオード42で支持されるよ
うに第1の一時保持用部材73を重ね合わせた状態で接
着剤75を硬化すれば、当該接着剤75の厚さtは、第
一基板41と第1の一時保持用部材43との間隔によっ
て規制されることになり、発光ダイオード72の高さに
よって規制される。すなわち、第一基板71上の発光ダ
イオード72がスペーサとしての役割を果たし、一定の
厚さの接着剤層が第一基板71と第1の一時保持用部材
73の間に形成されることになる。このように、上記の
方法では、発光ダイオード72の高さにより接着剤層の
厚みが決まるため、厳密に圧力を制御しなくとも一定の
厚みの接着剤層を形成することが可能である。
【0046】接着剤75を硬化した後、図11に示すよ
うに、発光ダイオード72に対しレーザー光を第一基板
71の裏面から照射し、当該発光ダイオード72を第一
基板71からレーザアブレーションを利用して剥離す
る。GaN系の発光ダイオード72はサファイアとの界
面で金属のGaと窒素することから、比較的簡単に剥離
できる。照射するレーザとしてはエキシマレーザー光、
高調波YAGレーザー光などが用いられる。このレーザ
アブレーションを利用した剥離によって、発光ダイオー
ド72は第一基板71の界面で分離し、一時保持用部材
73上に接着剤75に埋め込まれた状態で転写される。
【0047】図12は、上記剥離により第一基板71を
取り除いた状態を示すものである。このとき、レーザー
光を用いてGaN系発光ダイオードをサファイア基板か
らなる第一基板71から剥離しており、その剥離面にG
a76が析出しているため、これをエッチングすること
が必要である。そこで、NaOH水溶液もしくは希硝酸
などによりウエットエッチングを行い、図13に示すよ
うに、Ga76を除去する。さらに、図14に示すよう
に、酸素プラズマ(Oプラズマ)により表面を清浄化
し、ダイシングにより接着剤75をダイシング溝77に
よって切断し、発光ダイオード72毎にダイシングした
後、発光ダイオード72の選択分離を行なう。ダイシン
グプロセスは通常のブレードを用いたダイシング、20
μm以下の幅の狭い切り込みが必要なときには上記レー
ザー光を用いた加工を行う。その切り込み幅は画像表示
装置の画素内の接着剤75で覆われた発光ダイオード7
2の大きさに依存するが、一例として、エキシマレーザ
ー光を用いて溝加工を行い、チップの形状を形成する。
【0048】発光ダイオード72を選択分離するには、
先ず、図15に示すように、清浄化した発光ダイオード
72上に熱可塑性接着剤78を塗布し、この上に第2の
一時保持用部材79を重ねる。この第2の一時保持用部
材79も、先の第1の一時保持用部材73と同様、ガラ
ス基板、石英ガラス基板、プラスチック基板などを用い
ることができ、本例では石英ガラス基板を用いた。ま
た、この第2の一時保持用部材79の表面にもポリイミ
ドなどからなる剥離層80を形成しておく。
【0049】次いで、図16に示すように、転写対象と
なる発光ダイオード72aに対応した位置にのみ第1の
一時保持用部材73の裏面側からレーザー光を照射し、
レーザアブレーショによりこの発光ダイオード72aを
第1の一時保持用部材73から剥離する。それと同時
に、やはり転写対象となる発光ダイオード72aに対応
した位置に、第2の一時保持用部材79の裏面側から可
視または赤外レーザー光を照射して、この部分の熱可塑
性接着剤78を一旦溶融し硬化させる。その後、第2の
一時保持用部材79を第1の一時保持用部材73から引
き剥がすと、図17に示すように、上記転写対象となる
発光ダイオード72aのみが選択的に分離され、第2の
一時保持用部材79上に転写される。
【0050】上記選択分離後、図18に示すように、転
写された発光ダイオード72を覆って樹脂を塗布し、樹
脂層81を形成する。更に、図19に示すように、酸素
プラズマなどにより樹脂層81の厚さを削減し、図20
に示すように、発光ダイオード72に対応した位置にレ
ーザー光を照射することによりビアホール82を形成す
る。ビアホール82の形成には、エキシマレーザー光、
高調波YAGレーザー光、炭酸ガスレーザー光などを用
いることができる。このとき、ビアホール82は例えば
約3〜7μmの径を開けることになる。
【0051】次に、上記ビアホール82を介して発光ダ
イオード82のp電極と接続されるアノード側電極パッ
ド83を形成する。このアノード側電極パッド83は、
例えばNi/Pt/Auなどで形成する。後述するよう
に、当該アノード側電極パッド83が形成される側は光
取出し領域にならないが、当該発光素子72の裏表の両
側から光を取り出す場合には、アノード側電極パッド8
3をITOなどの光透過性を有する導電材料を用いて形
成しておいても良い。尚、図21は、発光ダイオード7
2を第2の一時保持用部材79に転写して、アノード電
極(p電極)側のビアホール82を形成した後、アノー
ド側電極パッド83を形成した状態を示している。
【0052】上記アノード側電極パッド83を形成した
後、反対側の面にカソード側電極を形成するため、第3
の一時保持用部材84への転写を行う。第3の一時保持
用部材84も、例えば石英ガラスなどからなる。転写に
際しては、図22に示すように、アノード側電極パッド
83を形成した発光ダイオード72、さらには樹脂層8
1上に接着剤85を塗布し、この上に第3の一時保持用
部材84を貼り合せる。この状態で第2の一時保持用部
材79の裏面側からレーザを照射すると、石英ガラスか
らなる第2の一時保持用部材79と、当該第2の一時保
持用部材79上に形成されたポリイミドからなる剥離層
80の界面でレーザアブレーションによる剥離が起き、
剥離層80上に形成されている発光ダイオード72や樹
脂層81は、第3の一時保持用部材84上に転写され
る。図23は、第2の一時保持用部材79を分離した状
態を示す図である。
【0053】カソード側電極の形成に際しては、上記の
転写工程を経た後、図24に示すO プラズマ処理によ
り上記剥離層80や余分な樹脂層81を除去し、発光ダ
イオード72のコンタクト半導体層(n電極)を露出さ
せる。発光ダイオード72は一時保持用部材84の接着
剤85によって保持された状態で、発光ダイオード72
の裏面がn電極側(カソード電極側)になっていて、図
25に示すように電極パッド86を形成すれば、電極パ
ッド86は発光ダイオード72の裏面と電気的に接続さ
れる。その後、電極パッド86をパターニングする。こ
のときのカソード側の電極パッドは、例えば約60μm
角とすることができる。電極パッド86としては透明電
極(ITO、ZnO系など)など光透過性を有する導電
材料を用いる。透明電極の場合は発光ダイオード42の
裏面を大きく覆っても発光をさえぎることがないので、
パターニング精度が粗く、大きな電極形成ができ、パタ
ーニングプロセスが容易になる。
【0054】次に、上記樹脂層81や接着剤85によっ
て固められた発光ダイオード72を個別に切り出し、上
記樹脂形成チップの状態にする。切り出しは、例えばレ
ーザダイシングにより行えばよい。図26は、レーザダ
イシングによる切り出し工程を示すものである。レーザ
ダイシングは、レーザー光のラインビームを照射するこ
とにより行われ、上記樹脂層81及び接着剤85を第3
の一時保持用部材84が露出するまで切断する。このレ
ーザダイシングにより各発光ダイオード72は所定の大
きさの樹脂形成チップとして切り出され、後述の実装工
程へと移行される。
【0055】実装工程では、機械的手段(真空吸引によ
る素子吸着)とレーザアブレーションの組み合わせによ
り発光ダイオード72(樹脂形成チップ)が第3の一時
保持用部材84から剥離される。図27は、第3の一時
保持用部材84上に配列している発光ダイオード72を
吸着装置87でピックアップするところを示した図であ
る。このときの吸着孔88は画像表示装置の画素ピッチ
にマトリクス状に開口していて、発光ダイオード72を
多数個、一括で吸着できるようになっている。このとき
の開口径は、例えば直径約100μmで600μmピッ
チのマトリクス状に開口されて、一括で約300個を吸
着できる。このときの吸着孔88の部材は例えば、Ni
電鋳により作製したもの、もしくはSUSなどの金属板
をエッチングで穴加工したものが使用され、吸着孔88
の奥には吸着チャンバ89が形成されており、この吸着
チャンバ89を負圧に制御することで発光ダイオード7
2の吸着が可能になる。発光ダイオード72はこの段階
で樹脂層81で覆われており、その上面は略平坦化され
ている。このために吸着装置87による選択的な吸着を
容易に進めることができる。
【0056】なお、上記吸着装置87には、真空吸引に
よる素子吸着の際に、発光ダイオード72(樹脂形成チ
ップ)を一定の位置に安定して保持できるように、素子
位置ずれ防止手段を形成しておくことが好ましい。図2
8は、素子位置ずれ防止手段90を設けた吸着装置87
の一例を示すものである。本例では、素子位置ずれ防止
手段90は、樹脂形成チップの周面に当接する位置決め
ピンとして形成されており、これが樹脂形成チップの周
面(具体的にはレーザダイシングにより切断された樹脂
層81の切断面)に当接することにより、吸着装置87
と樹脂形成チップ(すなわち発光ダイオード42)とが
互いに正確に位置合わせされる。上記レーザダイシング
により切断された樹脂層81の切断面は、完全な垂直面
ではなく、5°〜10°程度のテーパ−を有する。した
がって、上記位置決めピン(素子位置ずれ防止手段6
0)にも同様のテーパ−を持たせておけば、吸着装置8
7と発光ダイオード72間に若干の位置ずれがあったと
しても、速やかに矯正される。
【0057】上記発光ダイオード72の剥離に際して
は、上記吸着装置87による素子吸着と、レーザアブレ
ーションによる樹脂形成チップの剥離を組み合わせ、剥
離が円滑に進むようにしている。レーザアブレーション
は、第3の一時保持用部材84の裏面側からレーザを照
射することにより行う。このレーザアブレーションによ
って、第3の一時保持用部材84と接着剤85の界面で
剥離が生ずる。
【0058】図29は発光ダイオード72を第二基板9
1に転写するところを示した図である。第二基板91
は、配線層92を有する実装用基板であり、発光ダイオ
ード72を装着する際に第二基板91にあらかじめ接着
剤層93が塗布されており、その発光ダイオード72下
面の接着剤層93を硬化させ、発光ダイオード72を第
二基板91に固着して配列させることができる。この装
着時には、吸着装置87の吸着チャンバ89が圧力の高
い状態となり、吸着装置87と発光ダイオード72との
吸着による結合状態は解放される。接着剤層93はUV
硬化型接着剤、熱硬化性接着剤、熱可塑性接着剤などに
よって構成することができる。第二基板91上で発光ダ
イオード72が配置される位置は、一時保持用部材84
上での配列よりも離間したものとなる。接着剤層93の
樹脂を硬化させるエネルギーは第二基板91の裏面から
供給される。UV硬化型接着剤の場合はUV照射装置に
て、熱硬化性接着剤の場合は赤外線加熱などによって発
光ダイオード72の下面のみ硬化させ、熱可塑性接着剤
場合は、赤外線やレーザー光の照射によって接着剤を溶
融させ接着を行う。
【0059】図30は、他の色の発光ダイオード94を
第二基板91に配列させるプロセスを示す図である。図
27あるいは図28で用いた吸着装置87をそのまま使
用して、第二基板91にマウントする位置をその色の位
置にずらすだけでマウントすると、画素としてのピッチ
は一定のまま複数色からなる画素を形成できる。ここ
で、発光ダイオード72と発光ダイオード94は必ずし
も同じ形状でなくとも良い。図30では、赤色の発光ダ
イオード94が六角錐のGaN層を有しない構造とさ
れ、他の発光ダイオード72とその形状が異なっている
が、この段階では各発光ダイオード72、94は既に樹
脂形成チップとして樹脂層81、接着剤85で覆われて
おり、素子構造の違いにもかかわらず同一の取り扱いが
実現される。
【0060】次いで、図31に示すように、これら発光
ダイオード72,94を含む樹脂形成チップを覆って絶
縁層95を形成する。絶縁層95としては、透明エポキ
シ接着剤、UV硬化型接着剤、ポリイミドなどの光透過
性を有する絶縁材料を用いることができる。上記絶縁層
95を形成した後、配線形成工程を行なう。図32は配
線形成工程を示す図である。絶縁層95に開口部96、
97、98、99、100、101を形成し、発光ダイ
オード72、94のアノード、カソードの電極パッドと
第二基板91の配線層92を接続する配線102、10
3、104を形成した図である。このときに形成する開
口部すなわちビアホールは発光ダイオード72、94の
電極パッドの面積を大きくしているので大きくすること
ができ、ビアホールの位置精度も各発光ダイオードに直
接形成するビアホールに比べて粗い精度で形成できる。
例えば、このときのビアホールは、約60μm角の電極
パッドに対し、直径約20μmのものを形成できる。ま
た、ビアホールの深さは実装用基板と接続するもの、ア
ノード電極と接続するもの、カソード電極と接続するも
のの3種類の深さがあるのでレーザのパルス数などで制
御し、最適な深さを開口する。
【0061】その後、図33に示すように、保護層10
5を形成し、ブラックマスク106を形成して画像表示
装置のパネルは完成する。このときの保護層105は図
30の絶縁層95と同様に透明エポキシ接着剤などの材
料を使用できる。この保護層105は加熱硬化し配線を
完全に覆う。この後、パネル端部の配線からドライバー
ICを接続して駆動パネルを製作することになる。
【0062】上述のような発光素子の配列方法において
は、一時保持用部材79、84に発光ダイオード72を
保持させた時点で既に、素子間の距離が大きくされ、そ
の広がった間隔を利用して比較的サイズの電極パッド8
3、86などを設けることが可能となる。それら比較的
サイズの大きな電極パッド83、86を利用した配線が
行われるために、素子サイズに比較して最終的な装置の
サイズが著しく大きな場合であっても容易に導電部であ
る配線を形成できる。特に、これら導電部が樹脂形成チ
ップの光取出し領域側に形成される場合は、光透過性の
材料を用いて形成することにより、光取出し領域を避け
るような配線パターンに限定されずに電極、電極パッド
及び配線を形成することが可能となる。また、本例の発
光素子の配列方法では、発光ダイオード72の周囲が硬
化した樹脂層81で被覆され平坦化によって精度良く電
極パッド83,86を形成できるとともに素子に比べて
広い領域に電極パッド83,86を延在でき、次の第二
転写工程での転写を吸着治具で進める場合には取り扱い
が容易になる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明の画像表示装置は、
発光素子を樹脂で被覆して形成される樹脂形成チップが
配線を形成した実装用基板に実装され、これら樹脂形成
チップの光取出し領域側に形成される電極、電極パッド
及び配線などの導電部が光透過性を有する材料を用いて
形成されていることにより、発光素子から発せられる光
の損失を低減することができる。よって、発光素子によ
り駆動電力から変換された光を用いて高効率で画像表示
を行うことができ、画像表示装置の高輝度化と省電力化
を同時に実現することが可能となる。また、これら発光
素子の周囲に配置される素子の誤動作も抑制することが
できる。
【0064】更に、樹脂形成チップの光取出し領域側に
形成される導電部を光透過性を有する材料を用いて形成
することにより、電極パッドの形状や配線パターンに制
約を受けることなく、所要の形状、配線パターンとなる
ように形成することができ、製造プロセスにおける制約
が緩和される。また、当該チップ部品の実装時における
制御も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】樹脂形成チップが実装用基板に実装された後、
絶縁層により覆われた状態を示す断面図である。
【図2】絶縁層の一部を除去して開口部を形成した状態
を示す断面図である。
【図3】開口部に配線を形成した状態を示す断面図であ
る。
【図4】本発明の画像表示装置の構造の一例を示す断面
図である。
【図5】本発明の画像表示装置の製造方法における素子
の配列方法の工程を示す工程フロー図である。
【図6】樹脂形成チップの一例の構造を示す斜視図であ
る。
【図7】樹脂形成チップの一例の構造を示す平面図であ
る。
【図8】発光素子の一例の構造を示す図であって、
(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図9】第1の一時保持用部材の接合工程を示す概略工
程図である。
【図10】UV接着剤の硬化工程を示す概略工程図であ
る。
【図11】レーザーアブレーション工程を示す概略工程
図である。
【図12】第一基板の分離工程を示す概略工程図であ
る。
【図13】Ga除去工程を示す概略工程図である。
【図14】素子分離溝形成工程を示す概略工程図であ
る。
【図15】第2の一時保持用部材の接合工程を示す概略
工程図である。
【図16】選択的なレーザーアブレーション及びUV露
光工程を示す概略工程図である。
【図17】発光ダイオードの選択分離工程を示す概略工
程図である。
【図18】樹脂による埋め込み工程を示す概略工程図で
ある。
【図19】樹脂層厚を削減する削減工程を示す概略工程
図である。
【図20】開口部形成工程を示す概略工程図である。
【図21】アノード側電極パッド形成工程を示す概略工
程図である。
【図22】レーザーアブレーション工程を示す概略工程
図である。
【図23】第2の一時保持用部材の分離工程を示す概略
工程図である。
【図24】当該発光素子と電気的な接続を行うコンタク
ト層を露出させる工程を示す概略工程図である。
【図25】カソード側電極パッド形成工程を示す概略工
程図である。
【図26】レーザーダイシング工程を示す概略工程図で
ある。
【図27】吸着装置による選択的ピックアップ工程を示
す概略工程図である。
【図28】素子位置ずれ防止手段を設けた吸着装置の一
例を示す概略工程図である。
【図29】実装用基板である第二基板への転写工程を示
す概略工程図である。
【図30】他の発光ダイオードの転写工程を示す概略工
程図である。
【図31】絶縁層形成工程を示す概略工程図である。
【図32】配線形成工程を示す概略工程図である。
【図33】保護層及びブラックマスク形成工程を示す概
略工程図である。
【符号の説明】
2、8、52 発光素子 3、4、9 電極パッド 5、
11、13 樹脂部 6、12 接着剤部 1、7、54 樹脂形成チップ 1
4、17 絶縁層 15 接着剤層 16、18、92 配線層 20 実装用
基板 31、102 配線 35 保護膜 36 ブラックマスク 37 発光面 41
第一基板 42 発光ダイオード 43、51、73、79、84
一時保持用部材 50、71 第一基板 53 樹脂 55、91 第二基板
56、86 電極パッド 60 防止手段 61 下地成長層 65、66 電極 7
2、94 発光ダイオード 74 剥離層 75、85 接着剤 77 ダイシング溝 7
8 熱可塑性接着剤 80 剥離層 81 樹脂層 82 ビアホール 83 アノ
ード側電極パッド 83、86 電極パッド 87 吸着装置 88 吸着孔 8
9 吸着チャンバ 90 防止手段 93 接着剤層 94 発光ダイオード 9
5 絶縁層 96 開口部 105 保護層 106 ブラックマスク
フロントページの続き Fターム(参考) 5C058 AA13 AB01 AB06 BA05 5C094 AA10 AA22 BA23 CA19 DA13 DB01 EA05 ED15 FA02 FA03 FB14 5F041 AA04 AA24 AA42 AA47 CA40 CA76 CA88 DA02 DA14 DA19 DA34 DA36 DA44 DB08 FF06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光素子が樹脂により被覆されてチップ部
    品とされるとともに、これらチップ部品が実装用基板上
    に配列されてなり、 前記チップ部品の光取出し領域側には、前記発光素子と
    電気的に接続される導電部が形成され、当該導電部が光
    透過性とされていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】前記チップ部品を覆うように絶縁膜が形成
    されることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】前記絶縁膜は光透過性を有することを特徴
    とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】前記絶縁膜の一部が除去された領域に前記
    導電部が延設されることを特徴とする請求項2記載の画
    像表示装置。
  5. 【請求項5】前記導電部が延設された領域には光反射性
    を有する材料により導電部が形成されることを特徴とす
    る請求項4記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】前記絶縁膜上に保護膜が形成されることを
    特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】前記保護膜は光透過性を有する絶縁材料に
    より形成されることを特徴とする請求項6記載の画像表
    示装置。
  8. 【請求項8】前記光取出し領域上を避けるように遮光膜
    が形成されて画像表示面が形成されることを特徴とする
    請求項1記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】前記導電部は電極若しくは配線であること
    を特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】前記電極又は配線は酸化インジウム錫に
    より形成されることを特徴とする請求項9記載の画像表
    示装置。
  11. 【請求項11】前記チップ部品は、前記発光素子が形成
    された素子形成基板における素子間隔よりは離間した状
    態となるように前記実装用基板に実装されることを特徴
    とする請求項1記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】前記実装用基板上で隣り合うチップ部品
    のチップ間隔が前記素子間隔の整数倍であることを特徴
    とする請求項11記載の画像表示装置。
  13. 【請求項13】前記発光素子は発光ダイオードであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  14. 【請求項14】前記発光素子はGaN系化合物から形成
    されることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  15. 【請求項15】前記発光素子は前記素子形成基板の主面
    に対して傾斜した傾斜結晶面を有する傾斜結晶層により
    形成されることを特徴とする請求項11記載の画像表示
    装置。
  16. 【請求項16】前記傾斜結晶面はS面((1−101)
    面)であることを特徴とする請求項15記載の画像表示
    装置。
  17. 【請求項17】発光素子を樹脂により被覆してチップ部
    品とすると共にこれらチップ部品を実装用基板上に配列
    し、 前記チップ部品の光取出し領域側に前記発光素子と電気
    的に接続される導電部を形成し、 前記導電部を光透過性を有する材料により形成すること
    を特徴とする画像表示装置の製造方法。
  18. 【請求項18】前記発光素子が形成された素子形成基板
    における素子間隔よりは離間した状態となるように前記
    実装用基板に前記チップ部品を実装することを特徴とす
    る請求項17記載の画像表示装置の製造方法。
JP2002009279A 2002-01-17 2002-01-17 画像表示装置及びその製造方法 Pending JP2003218392A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002009279A JP2003218392A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 画像表示装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002009279A JP2003218392A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 画像表示装置及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003218392A true JP2003218392A (ja) 2003-07-31

Family

ID=27647314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002009279A Pending JP2003218392A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 画像表示装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003218392A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007034998A1 (en) * 2005-09-26 2007-03-29 Showa Denko K.K. Process for fabrication of nitride semiconductor light emitting device
US7759754B2 (en) 2003-11-17 2010-07-20 Osram Opto Semiconductors Gmbh Economical miniaturized assembly and connection technology for LEDs and other optoelectronic modules
JP2012509495A (ja) * 2008-11-17 2012-04-19 グローバル・オーエルイーディー・テクノロジー・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー チップレットを備える放射デバイス
JP2012186495A (ja) * 2008-12-31 2012-09-27 Seoul Opto Devices Co Ltd 複数の非極性発光セルを有する発光素子
JP2016187050A (ja) * 2016-07-08 2016-10-27 ソニー株式会社 ディスプレイ装置
US9693401B2 (en) 2012-09-19 2017-06-27 Sony Semiconductor Solutions Corporation Display device and light-emitting element
KR20190057640A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 엘지디스플레이 주식회사 발광 다이오드 표시장치 및 그 제조 방법
WO2019230250A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及びアレイ基板

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7759754B2 (en) 2003-11-17 2010-07-20 Osram Opto Semiconductors Gmbh Economical miniaturized assembly and connection technology for LEDs and other optoelectronic modules
EP2262016B1 (de) * 2003-11-17 2019-05-08 OSRAM Opto Semiconductors GmbH Kostengünstige, miniaturisierte Aufbau- und Verbindungstechnik für LEDs und andere optoelektronische Module
WO2007034998A1 (en) * 2005-09-26 2007-03-29 Showa Denko K.K. Process for fabrication of nitride semiconductor light emitting device
KR101006139B1 (ko) 2005-09-26 2011-01-07 쇼와 덴코 가부시키가이샤 질화물 반도체 발광 소자의 제조방법
US8173461B2 (en) 2005-09-26 2012-05-08 Showa Denko K.K. Process for fabrication of nitride semiconductor light emitting device
JP2012509495A (ja) * 2008-11-17 2012-04-19 グローバル・オーエルイーディー・テクノロジー・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー チップレットを備える放射デバイス
JP2012186495A (ja) * 2008-12-31 2012-09-27 Seoul Opto Devices Co Ltd 複数の非極性発光セルを有する発光素子
US10231294B2 (en) 2012-09-19 2019-03-12 Sony Corporation Display device and light-emitting element
US9967926B2 (en) 2012-09-19 2018-05-08 Sony Semiconductor Solutions Corporation Display device and light-emitting element
US9693401B2 (en) 2012-09-19 2017-06-27 Sony Semiconductor Solutions Corporation Display device and light-emitting element
JP2016187050A (ja) * 2016-07-08 2016-10-27 ソニー株式会社 ディスプレイ装置
KR20190057640A (ko) * 2017-11-20 2019-05-29 엘지디스플레이 주식회사 발광 다이오드 표시장치 및 그 제조 방법
KR102500613B1 (ko) * 2017-11-20 2023-02-15 엘지디스플레이 주식회사 발광 다이오드 표시장치 및 그 제조 방법
WO2019230250A1 (ja) * 2018-05-31 2019-12-05 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及びアレイ基板
US11935881B2 (en) 2018-05-31 2024-03-19 Japan Display Inc. Display apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4055405B2 (ja) 電子部品及びその製造方法
US7297985B2 (en) Display device and display unit using the same
WO2002086964A1 (fr) Procede de cablage et procede d'agencement d'elements faisant appel a ce dernier et procede de production de dispositifs d'affichage d'images
US20050158894A1 (en) Method of fabricating image display unit
JP2002366054A (ja) 素子実装基板及び不良素子の修復方法
JP2002311858A (ja) 素子の転写方法及びこれを用いた素子の配列方法、画像表示装置の製造方法
JP3994681B2 (ja) 素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
JP4887587B2 (ja) 画像表示装置及びその製造方法
JP2003098977A (ja) 素子の転写方法、素子の配列方法、及び画像表示装置の製造方法
JP4078825B2 (ja) 回路基板の製造方法、並びに表示装置の製造方法
JP4882273B2 (ja) 素子実装基板、不良素子の修復方法及び画像表示装置
JP4734770B2 (ja) 樹脂形成素子の製造方法、画像表示装置の製造方法、および照明装置の製造方法
JP3890921B2 (ja) 素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
JP2003347524A (ja) 素子の転写方法、素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
JP2003332523A (ja) 素子の転写方法、素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
JP2002314053A (ja) チップ部品の転写方法及びこれを用いた素子の配列方法、画像表示装置の製造方法
JP2003218392A (ja) 画像表示装置及びその製造方法
JP2002314123A (ja) 素子の転写方法及びこれを用いた素子の配列方法、画像表示装置の製造方法
JP2003162231A (ja) 素子の製造方法、素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
JP4967251B2 (ja) 画像表示装置の製造方法
JP2003216072A (ja) 画像表示装置及びその製造方法
JP4078830B2 (ja) 表示装置及び表示装置の製造方法
JP2003218402A (ja) 素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法
JP5176260B2 (ja) 画像表示装置の製造方法
JP2003060242A (ja) 素子の実装方法、素子の配列方法及び画像表示装置の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041130

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050525

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20050527

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071018

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071211