JP2003149350A - 太陽光発電を利用した地域情報配信システム - Google Patents

太陽光発電を利用した地域情報配信システム

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JP2003149350A
JP2003149350A JP2001341995A JP2001341995A JP2003149350A JP 2003149350 A JP2003149350 A JP 2003149350A JP 2001341995 A JP2001341995 A JP 2001341995A JP 2001341995 A JP2001341995 A JP 2001341995A JP 2003149350 A JP2003149350 A JP 2003149350A
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Hitoshi Okamoto
仁志 岡本
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、太陽光発電を利用した地域情報
配信システムに関し、太陽光発電によって得られる情報
から日射量のような気象情報を生成することにより、地
域情報の配信サービスの容易化,低コスト化を図ること
を課題とする。 【解決手段】 複数の太陽光発電装置と、各太陽光発電
装置で生成された発電情報を集中管理する管理装置と、
所定の地域情報を生成する地域情報配信装置とがネット
ワークを介して接続され、前記管理装置が、太陽光発電
装置の所在地情報,装置の発電性能及び発電量が含まれ
た前記発電情報を各太陽光発電装置から取得した後、こ
の取得された発電情報から日射量を含む所定の気象情報
を生成して地域情報配信装置へ提供し、地域情報配信装
置が前記気象情報を用いて作成された地域情報を利用者
に配信することを特徴とする太陽光発電を利用した地域
情報配信システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽光発電を利
用した地域情報配信システムに関し、太陽光発電システ
ムから得られる発電量から日射量を算出し、その日射量
情報を地域情報として配信するシステムに関する。ま
た、その情報配信の課金システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般家庭にまで普及が促進されて
いる太陽光発電システムであるが、各太陽光発電システ
ムから得られる情報はごく限られた内容のものである。
得られる情報の例としては、太陽光発電システムにおけ
る発電量がある。発電量情報は買電と売電の収支を表示
したりするのに使用される。これら情報は各々太陽光発
電システム及びそれらの管理者、保守/整備者の為の情
報であった。
【0003】一方、地域情報といわれる地域に密着した
情報に関しては様々な形態で生成されている。例えば、
特開平11−338870号公報に示す情報配信システ
ムにおいては、情報を発信したい事業者が地域情報配信
者もしくはそれに代わる業者に、配信する地域情報を登
録し、データベース化する方法を採っている。この方法
では地域情報生成にあたり情報源となる者が意図を持っ
て情報登録を行ない、登録された情報は配信者によって
管理されなければならない。また、情報登録を行なう際
には特別な機器を設置しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、地域
情報の生成にあたり情報源となる情報発信側の事業者が
意図を持って情報を発信要求しなければならないという
問題があった。また情報の信頼性/品質の面からも情報
量の多少は非常に重要な要素であるが、情報源となる者
または設備の確保をすることは地域情報配信者の多大な
労力が必要であった。
【0005】一方気象情報に限ってみれば、一般的な天
気予報では地域が広すぎて都道府県単位もしくは、都道
府県の東西南北方面での予報でしかなく、またその大ま
かな情報であっても数時間程度の間隔でしか更新され
ず、即時性/地域密着性がなかった。
【0006】そこで、この発明は、以上のような事情を
考慮してなされたものであり、情報源となる太陽光発電
システムから得られる情報を加工して、特定の地域情報
を利用者に配信し、さらに利用者に課金をするシステム
を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の太陽
光発電装置と、各太陽光発電装置で生成された発電情報
を集中管理する管理装置と、所定の地域情報を生成する
地域情報配信装置とがネットワークを介して接続され、
前記管理装置が、太陽光発電装置の所在地情報,装置の
発電性能及び発電量が含まれた前記発電情報を各太陽光
発電装置から取得した後、この取得された発電情報から
日射量を含む所定の気象情報を生成して地域情報配信装
置へ提供し、地域情報配信装置が前記気象情報を用いて
作成された地域情報を配信することを特徴とする太陽光
発電を利用した地域情報配信システムを提供するもので
ある。これによれば、既設の太陽光発電装置から得た発
電情報を利用して生成された気象情報に基づいて地域情
報を作成しているので、地域情報の生成の容易化,低コ
スト化を図ることができる。
【0008】ここで、前記太陽光発電装置は、太陽電池
パネルと、太陽電池パネルの発電量を測定する発電量測
定部と、少なくとも所在地情報,発電性能,測定された
発電量,設置方向の情報を記憶した第1記憶部と、前記
第1記憶部に記憶された情報を前記管理装置に送信する
通信部とを備えるようにしてもよい。また、前記気象情
報は、前記所在地情報,発電性能及び発電量を利用して
作成された日射量マップ,提供者情報,日射量マップ価
格を含むものである。
【0009】この発明において、日射量マップとは、天
気図のように、特定地域ごとに日射量を視覚的な情報で
表示したマップを意味する。提供者情報とは、前記した
発電情報を提供する者を特定する情報を意味し、たとえ
ば、ID番号,氏名,住所などから構成される。日射量
マップ価格とは、管理装置で生成された日射量マップご
とに設定された価格を意味し、たとえば、日射量マップ
の信頼性,重要度などにより異なる価格が付与される。
【0010】さらに、前記地域情報配信装置が、地域情
報の利用者ごとに、地域情報の配信料を算出する課金部
と、地域情報を配信する利用者に関する情報を記憶した
第2記憶部とを備え、前記管理装置が地域情報配信装置
に提供する気象情報が、その気象情報を生成するために
利用した情報を提供した者を特定する提供者情報を含
み、前記管理装置から提供された提供者情報と第2記憶
部に記憶された利用者情報が一致する場合に、前記課金
部がその一致した利用者の配信料を所定金額だけ割引く
ようにしてもよい。
【0011】この発明の太陽光発電装置は、多数の太陽
電池パネルを用いて太陽光を熱および電気に変換して蓄
電をする装置であり、現在、一般に市販されているもの
を用いることができる。この太陽光発電装置は、各家庭
や、工場、ビルなどに設置される。発電量測定部は、電
力計などを用いることができ、この電力計から出力され
る発電量に対応した信号が、所定の変更処理された後、
デジタル的な数値の発電量として第1記憶部に記憶され
る。
【0012】管理装置は、多数の太陽光発電装置からネ
ットワークを介して送られてくる発電情報を集中管理し
て所定の気象情報を生成する装置であるが、太陽光発電
装置の保守をする企業や、気象情報を提供する企業内な
どに設置されるものである。
【0013】この管理装置は、パソコンやワークステー
ションのようなコンピュータから構成され、取得した各
種情報を記憶する記憶装置を備え、RAM,ROM等に
記憶された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行
することによって気象情報を生成する。
【0014】提供される発電情報を管理する者と地域情
報を配信する者とが同一でない場合、管理装置と地域情
報配信装置とが異なる場所に設置されると考えられる
が、両装置の設置場所が遠く離れている場合には、ネッ
トワークを介して接続されることが好ましい。この場合
には生成された気象情報は、データ通信処理により、地
域情報配信装置へ提供される。一方、提供される発電情
報を管理する者と、地域情報を配信する者とが同一の場
合には、地域情報配信装置は、管理装置と同一構内に設
置してもよい。この場合には、両装置間のデータ転送を
行う通信部を設けてもよいが、気象情報などの各種情報
は同じ記憶装置で共有してもよい。
【0015】管理装置は、後述する所定の変換式などを
用いて、取得した発電情報を所定の気象情報に変換する
が、特に日射量、あるいはこれに相当する情報を生成す
る。地域情報配信装置は、提供された気象情報から地域
情報を生成しかつ配信する機能を有するコンピュータに
より実現できる。また、このコンピュータには、配信さ
れる地域情報ごとの配信料を算出して利用者に対する課
金処理を実行する機能が備えられる。課金処理では、こ
のシステムを利用して地域情報を受信する特定の利用者
ごとに、配信した地域情報に対応した料金を加算するよ
うな処理を行う。ただし、特定の利用者が、このシステ
ムの発電情報の提供者でもある場合は、料金割引き等の
処理をして加算する料金を異ならせるようにする。地域
情報の生成,配信及び課金処理は、ROM,RAM等に
記憶された制御プログラムに基づいてコンピュータが動
作することにより実現される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る太陽光発電
を利用した地域情報配信システムの一実施例について図
を用いて具体的に説明する。 <システム構成>図1に、この発明に係る太陽光発電を
利用した地域情報配信システムの一実施例の構成図を示
す。図1において、太陽光発電を利用した地域情報配信
システム10は、太陽光発電システム11と、太陽光発
電システム集中管理局12と、地域情報配信装置13
と、コンピュータネットワーク14と、地域情報配信用
幹線15で構成されている。
【0017】前記太陽光発電システム11は、太陽電池
パネル111,発電量測定装置112,気温測定装置1
13,発電量等情報記憶装置114で構成される。発電
量等情報記憶装置114には、115に示した所在地情
報、設置パネル情報、時刻情報、気温情報、発電量情
報、提供者情報などを含む発電量等情報が記憶される。
この発電量等情報115は、通信部116を介して、集
中管理局12へ送信される。
【0018】太陽光発電システム集中管理局12は、情
報収集記憶装置121,日射量演算装置122で構成さ
れ、日射量演算装置122には日射量マップ価格設定テ
ーブル123,日射量演算テーブル124を記録した記
録装置が備えられる。日射量演算装置122では、日射
量マップ価格125と日射量マップ126が生成され
る。また、情報収集記憶装置121では、気温マップ1
27と情報提供者情報128が生成される。
【0019】前記地域情報配信装置13は、地域情報生
成装置131と受信料精算装置137によって構成され
る。この装置13には、前記太陽光発電システム集中管
理局12から、ネットワークを介して日射量マップ価格
133、日射量マップ134、気温マップ135および
情報提供者情報136が提供される。地域情報生成装置
131では地域情報132が生成される。受信料精算装
置137には、情報提供者情報136と地域情報受信者
情報138とが入力される。
【0020】太陽光発電システム11と太陽光発電シス
テム集中管理局12とは、コンピュータネットワーク1
4、たとえば電話回線や光ケーブルにより接続される。
また管理局12と配信装置13とは、ネットワーク、た
とえば専用回線により接続される。さらに、地域情報配
信装置13には、地域情報配信用幹線15(たとえば、
電話回線,ISDN,ADSL)が接続されており、こ
の幹線を介して地域情報受信者151の端末が接続され
る。
【0021】<地域情報配信システムの処理内容>次
に、太陽光発電を利用した地域情報配信システムの処理
の流れを、フローチャートを用いて説明する。図2に、
この発明の太陽光発電システム11において実行される
処理のフローチャートを示す。図3に、地域情報配信装
置13において実行される処理のフローチャートを示
す。図4に、太陽光発電システム集中管理局12におい
て実行される日射量演算処理のフローチャートを示す。
図9に、地域情報配信装置13において実行される受信
料精算処理のフローチャートを示す。
【0022】図2において、各太陽光発電システム11
で、太陽電池パネル111を設置した段階で、すでにわ
かっておりかつ発電量に影響を及ぼす情報であるシステ
ムの所在地、設置したパネルの情報、例えばパネルメー
カ、パネル面積、パネル面垂線の方角等を、発電量等情
報記憶装置114に記憶させる(ステップS201)。
【0023】太陽電池パネル111が稼動しはじめた
後、発電量測定装置112で発電量を計測する(ステッ
プS202)。同時に気温測定装置113でその時の気
温も測定しデータ採取を行う(ステップS203)。計
測された気温・発電量は図示していないコンピュータ等
によりログ記録のような処理が行われ、発電量等情報記
憶装置114に蓄積される(ステップS204)。
【0024】そして一日のうち決められた時刻に、コン
ピュータネットワーク14を通して太陽光発電システム
集中管理局12に発電量等情報115を送信する(ステ
ップS205)。この送信処理は一日に何回あっても構
わない。回数が多ければ多いほどリアルタイムな情報を
集中管理局12に送信できることになる。コンピュータ
ネットワーク14のトラフィック状況に応じて回数は設
定されるべきである。
【0025】図5に発電量等情報115の内容の一実施
例の説明図を示す。太陽光発電システムにおける固定情
報すなわち所在地情報・設置パネル情報(メーカ,サイ
ズ,設置方向等)、発電の時刻、その時の気温情報
(℃)、最後に発電量情報(たとえばワット毎時)を含
む情報から構成される。
【0026】図4において太陽光発電システム集中管理
局12では、太陽光発電システム11から送信されてき
た発電量等情報115を情報収集記憶装置121にて受
信し(ステップS401)し、この情報115を蓄積す
る(ステップS402)。次に、日射量演算装置122
が、記憶装置121から、発電量等情報115を取り出
し(ステップS403)、太陽光発電システムの所在地
情報及びパネル面積情報を抽出し地域情報の精度を算出
する(ステップS404)。この算出処理で得られる精
度情報は、作成される日射量マップ126の価格設定に
使用される情報である。
【0027】例えば所在地情報として郵便番号を使用す
ることにした場合、同番号内に1システム存在するのと
2システムが存在するのとでは、2システム存在する方
が得られる情報の地域精度は向上する。同様に1システ
ム内に太陽電池パネルが1枚あるのと5枚あるのとで
は、5枚ある方が高い精度と言える。
【0028】図6に、この精度情報に対応する日射量マ
ップ価格設定テーブル123の一実施例を示す。この例
ではある4つの郵便番号の地域を考えることにする。発
電量等情報115のうち所在地情報から、同じ郵便番号
を持つ地域の太陽光発電システムの数aが求められ、パ
ネルサイズから同じ地域に存在する太陽電池パネルのパ
ネル総面積bが得られる。図6において、Pは太陽電池
パネルの単位面積とする。
【0029】図6では、システム数aが1の時でかつパ
ネル総面積bが1Pの場合(a=1,b=1P)、1P
のパネルを設置したシステムが1つあることを意味し、
この地域の日射量マップの価格はランクAであることを
表している。また、同じ1Pのパネル(b=1P)を設
置したシステムが2つある場合(a=2)、先程の例と
比較して2倍の信頼性があると考えられるので、この地
域の日射量マップの価格はランク2Aとする。
【0030】更に、面積2Pのパネルを設置したシステ
ムが2つある場合(a=2,b=2P)、直前の例と比
較してパネル総面積が2倍になっているが、システムの
数aは変わらないので日射量マップ価格ランクは即2倍
にはならずランク2Aとなっている。これは図6が同シ
ステム内に異常があった場合を想定しての価格設定テー
ブルになっていて、パネル総面積bよりもシステム数a
に重点を置いたテーブルになっているためである。この
図6の価格設定テーブル123は、データ採取を重ねて
いく過程で随時見直され更新することができる。
【0031】日射量演算装置122は、この価格設定テ
ーブル123を読み込んだ後(ステップS405)、こ
のテーブルに基づいて日射量マップ価格を生成する(ス
テップS406)。図7に、4つの郵便番号の区域につ
いて、パネル総面積bとシステム数aを入力として、価
格設定テーブルを用いてステップS406で算出され
た、価格ランクの例を示す。ここで、算出された価格ラ
ンクに、所定の基準価格をかけたものが日照量マップ価
格となる。
【0032】次に、日射量演算装置122は、太陽光発
電システム11からの情報115を入取した後、日射量
演算テーブル124を読み込む(ステップS407)。
図8に、日射量演算テーブル124の一実施例を示す。
ここで上段が発電量等情報115に含まれているメー
カ,サイズ,設置方向,時刻,気温の情報であり、下段
がそれぞれに対応するパラメータ値である。
【0033】一般に、日射量と太陽電池による発電量は
比例すると考えられるが、使用するパネルのサイズや気
温などの要因により、現実には必ずしも比例関係は成立
しない。そこで、ある条件の日射量と太陽電池パネルを
用いた時の発電量を100%とし、様々な要素を考慮す
ることにより、より現実に合致する日射量を算出する。
様々な要素としては、図8に示す太陽電池パネルのメー
カ,パネルのサイズ,設置面垂線方向,発電の時刻,気
温などであるが、これに限るものではない。たとえば、
パネルメーカによって発電能力の差異はあると考えら
れ、メーカが提供する仕様データ等から図8に示すメー
カのパラメータが設定できる。
【0034】図8のパネルサイズについては、パネル面
積の多い方が発電量は多いので、パネルサイズの逆数を
パラメータとしている。設置方向は、真南が良しとされ
るが、必ずしも真南方向に設置できるわけではなく、そ
の角度も発電量に影響すると考えられるので、真南を1
として、他の方向は、図8の様にパラメータ設定した。
時刻と気温は必ず発電量に影響すると考えられるが、こ
こでは具体的数値な設定しないものとする。
【0035】こうしてパラメータが選択され、発電量と
日射量の間にこれらパラメータを除算し、日射量を算出
する(ステップS408)。たとえば、次式、S=P÷
M÷s÷R÷Ti÷Teを用いて、日射量を算出する。
ここでSは日射量、Pは発電量、M、s、R、Ti、T
eはそれぞれメーカ、サイズ、設置方向、時刻、気温に
起因するパラメータである。具体的には、この式を用い
れば、図8のA社(M=0.87)のパネルを面積3P
(s=1/3)使用し真南(R=1.0)に設置した条
件で、気温が30℃であった12時時点の発電量が50
の場合、日射量はS=50÷0.87×3÷1.0÷T
i(12)÷Te(30)=172.4/(Ti(1
2)×Te(30))となる。ここで、Ti(12)は
30℃に対するパラメータ値、Te(30)は12時に
対応するパラメータ値である。
【0036】各郵便番号の地域ごとに、日射量を算出し
た後、所在地情報と関連付けで地図状のデータにするこ
とにより、日射量マップを生成する(ステップS40
9)。ここで、日射量マップは、たとえば、図10に示
すように、一般的な天気予報図のように加工され、各地
域の日射量を数値や視覚的な情報で表示したものであ
る。
【0037】図3において、地域情報配信装置13は、
太陽光発電システム集中管理局12から日射量マップ価
格133,日射量マップ134,気温マップ135を地
域情報生成装置131に受信する(ステップS30
1)。次に、この日射量マップ134を用いて所定の地
域情報を生成する(ステップS302)。そして、この
地域情報をその地域の地域情報受信者151の端末に配
信する(ステップS303)。ここで、所定の地域情報
とは、現在および数時間後の日射量/気温などを含む情
報である。この配信の際に、日射量マップ価格133
が、この地域情報の受信者の受信料に反映される。
【0038】一方、図9において、地域情報配信装置1
3は、太陽光発電システム集中管理局12から情報提供
者情報(=A)136を、受信料清算装置137に受信
する(ステップS901)。次に、受信料清算装置13
7に、地域情報受信者情報(=B)138を入力する
(ステップS902)。
【0039】そして、情報提供者情報136と地域情報
受信者情報138を比較する(ステップS903)。情
報提供者即ち太陽光発電システム11の所有者が同時に
地域情報受信者でも有る場合(ステップS904)、そ
の情報提供者でもあり受信者でもある者に対しては、情
報提供したことに対する割引きサービスとして一定額だ
け受信料を割引く(ステップS906)。両者が同一で
ない場合は割引きは行わずに受信料を算出する(ステッ
プS905)。
【0040】以上のように、この発明のシステムにおい
ては、発電量等情報や日射量情報が重要な役割を果た
す。太陽光発電システム集中管理局12は地域情報配信
者の装置13に日射量マップ等を提供し、この提供情報
を利用して地域情報配信者の装置13は地域情報受信者
151へ地域情報を配信する。
【0041】地域情報配信者は地域情報を生成するため
に特別に測定機器を設置する必要はなく、太陽光発電シ
ステム集中管理局12から送られる情報を用いて容易に
地域情報を生成することができる。また、地域情報配信
者側は、情報源となる特別な設備を準備する必要はない
ので、地域情報受信料を安く設定することができ、多く
の地域情報受信者を確保できる。地域情報の生成が容易
となれば、地域情報の配信のコストダウンができるの
で、地域情報受信者にとっては受信料が低価格となる利
点がある。
【0042】さらに、大陽光発電システム11を所有す
る者は、太陽光発電システム集中管理局12に発電量情
報を提供するのと引き替えに、太陽光発電システム集中
管理局12から管理料の一部の金銭を返還するか、ある
いはシステムの保守を無料で行う等のサービスを受ける
こともできる。
【0043】
【発明の効果】この発明の太陽光発電を利用した地域情
報配信システムによれば、太陽光発電システムから得ら
れた各種情報を用いて日射量マップを作成することがで
き、且つその日射量マップは地域情報の生成など様々な
活用の仕方をすることができる。
【0044】日射量マップの生成に必要な各種情報は既
設の太陽光発電システムの設備から収集されるものであ
るので、地域情報配信者は自ら特別な測定機器を設置す
る必要性がなく、地域情報の受信料のコストダウンを図
ることができ、地域情報の受信者をより多く確保できる
可能性がある。また太陽光発電システムを所有しかつ発
電量などの各種情報を提供している者が地域情報を受信
する場合、自ら情報を提供しているので、金銭返還や割
引きサービスの提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の太陽光発電を利用した地域情報配信
システムの一実施例の構成図である。
【図2】この発明の太陽光発電システムにおいて実行さ
れる処理のフローチャートである。
【図3】この発明の地域情報配信装置において実行され
る処理のフローチャートである。
【図4】この発明の太陽光発電システム集中管理局にお
いて実行される処理のフローチャートである。
【図5】この発明の発電量等情報の内容の一実施例の説
明図である。
【図6】この発明の日射量マップ価格設定テーブルの一
実施例の説明図である。
【図7】この発明の日射量マップ価格を算出する価格ラ
ンクの説明図である。
【図8】この発明の日射量演算テーブルの一実施例の説
明図である。
【図9】この発明の地域情報配信装置において実行され
る受信料精算処理のフローチャートである。
【図10】この発明の日射量マップの一実施例である。
【符号の説明】
11 太陽光発電システム 12 太陽光発電システム集中管理局 13 地域情報配信装置 14 ネットワーク 15 地域情報配信用幹線 111 太陽電池パネル 112 発電量測定装置 113 気温測定装置 114 発電量等情報記憶装置 115 発電量等情報 121 情報収集記憶装置 122 日射量演算装置 123 日射量マップ価格設定テーブル 124 日射量演算テーブル 125 日射量マップ価格 126 日射量マップ 127 気温マップ 128 情報提供者情報 131 地域情報生成装置 132 地域情報 133 日射量マップ価格 134 日射量マップ 135 気温マップ 136 情報提供者情報 137 受信料清算装置 138 地域情報受信者情報

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の太陽光発電装置と、各太陽光発電
    装置で生成された発電情報を集中管理する管理装置と、
    所定の地域情報を生成する地域情報配信装置とがネット
    ワークを介して接続され、前記管理装置が、太陽光発電
    装置の所在地情報,装置の発電性能及び発電量が含まれ
    た前記発電情報を各太陽光発電装置から取得した後、こ
    の取得された発電情報から日射量を含む所定の気象情報
    を生成して地域情報配信装置へ提供し、地域情報配信装
    置が前記気象情報を用いて作成された地域情報を配信す
    ることを特徴とする太陽光発電を利用した地域情報配信
    システム。
  2. 【請求項2】 前記太陽光発電装置が、太陽電池パネル
    と、太陽電池パネルの発電量を測定する発電量測定部
    と、少なくとも所在地情報,発電性能,測定された発電
    量,設置方向の情報を記憶した第1記憶部と、前記第1
    記憶部に記憶された情報を前記管理装置に送信する通信
    部とを備えたことを特徴とする請求項1の地域情報配信
    システム。
  3. 【請求項3】 前記気象情報が、前記所在地情報,発電
    性能及び発電量を利用して作成された日射量マップ,提
    供者情報,日射量マップ価格を含むことを特徴とする請
    求項1の地域情報配信システム。
  4. 【請求項4】 前記地域情報配信装置が、地域情報の利
    用者ごとに、地域情報の配信料を算出する課金部と、地
    域情報を配信する利用者に関する情報を記憶した第2記
    憶部とを備え、前記管理装置が地域情報配信装置に提供
    する気象情報が、その気象情報を生成するために利用し
    た情報を提供した者を特定する提供者情報を含み、前記
    管理装置から提供された提供者情報と第2記憶部に記憶
    された利用者情報が一致する場合に、前記課金部がその
    一致した利用者の配信料を所定金額だけ割引くことを特
    徴とする請求項2の地域情報配信システム。
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