JP2003149092A - ワイヤハーネスのチューブ検査方法及び検査装置 - Google Patents

ワイヤハーネスのチューブ検査方法及び検査装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスWHに組み付けられたチュー
ブ1の状態を容易、迅速、かつ網羅的に検査すること。 【解決手段】 ワイヤハーネスWHに組み付けられたチ
ューブ1にその一端側から検査流体を供給し、供給され
た検査流体の流体圧の計測値に基づいてチューブの良否
判定を行う。その際、検査流体の供給圧Pの上限を予め
設定する。供給された検査流体をチューブ1の他端側か
ら吐出する。チューブ1を流通して吐出されたときの値
を予め定めた定量だけ減圧し、戻り圧Poとして計測す
る。計測された戻り圧Poが供給圧Pから減圧された値
(P−Pr)と概ね等しい場合にのみ合格と判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤハーネスの
チューブ検査方法及び検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等のワイヤハーネスには、ウォッ
シャー液等の液体や空気等の気体を流通させるチューブ
が組み込まれる場合がある。かかるチューブが折れ曲が
ったり、異物が混入して詰まったりしている場合には、
チューブが所期の機能を奏し得ない。そこで、ワイヤハ
ーネスに組み付けられたチューブの流通状態を検査する
検査装置がこれまで提案されてきた。
【0003】たとえば、特開2000−116535号
に開示されている検査装置では、ワイヤハーネスに組み
込まれたチューブの一端部から検査用流体を供給し、一
定時間経過後に供給した空気の圧力の変化を測定するこ
とにより、チューブの詰まりを検出するようにしてい
た。
【0004】すなわち、検査対象のチューブが正常に流
通していれば、供給された流体は、チューブの他端部よ
り随時抜け出るので、その流体圧も設定値より越えるこ
とがなく、これによって閉塞が生じていないことを確実
に確認できる。他方、チューブに詰まりが生じていれ
ば、時間の経過とともに次第に流体圧が高まっていくの
で、流体圧が所要値以上に上昇すればチューブが閉塞し
ていると判断できるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した方法では、チ
ューブに破れや穴あきが生じている場合、あるいは完全
には閉塞していないものの一部が潰れている場合や折れ
ている場合には、流体圧が完全に閉塞した場合のように
変化しないので、検出することができなくなるという不
具合があった。また、閉塞を正確に検出するためには、
検査流体を供給するための時間を相当長く設定しておく
必要があるため、検査に時間がかかるという問題もあっ
た。
【0006】本発明は上記不具合に鑑みてなされたもの
であり、チューブの状態を容易、迅速、かつ網羅的に検
査することのできるワイヤハーネスのチューブ検査方法
及び検査装置を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ワイヤハーネスに組み付けられたチューブ
にその一端側から検査流体を供給し、この検査流体の流
体圧の計測値に基づいてチューブの良否判定を行うチュ
ーブの検査方法において、予め上限が設定された供給圧
で検査流体をチューブの一端側から供給し、他端側から
吐出する流体流通手順と、チューブを流通して吐出され
たときの戻り圧を予め設定された値だけ定量減圧して計
測する戻り圧計測手順と、計測された戻り圧が上記供給
圧から減圧された値と概ね等しい場合にのみ合格と判定
する判定手順とを備えていることを特徴とするチューブ
の検査方法である。
【0008】また、本発明の別の態様は、ワイヤハーネ
スに組み付けられたチューブを検査するためのチューブ
検査装置において、上記チューブの一端部に装着可能に
設けられ、チューブに検査流体を供給するための検査流
体供給機構と、チューブの他端側から吐出される検査流
体の戻り圧を計測する戻り圧計測手段と、上記チューブ
の他端部に装着可能に設けられ、チューブの他端部から
吐出された検査流体を上記戻り圧計測手段に導く導通路
と、この導通路に設けられ、戻り圧計測手段に導かれる
検査流体を予め設定された値に減圧する減圧手段と、上
記戻り圧計測手段に計測された上記戻り圧が上記供給圧
から減圧された値と概ね等しい場合にのみチューブを合
格品と判定する良否判定手段とを備えていることを特徴
とするチューブ検査装置である。
【0009】本発明では、検査流体をチューブに供給し
てチューブの状態を検出するに当たり、チューブから吐
出された検査流体の戻り圧に基づいて、チューブの良否
判断を行っているので、チューブの詰まりばかりでな
く、破れや穴あきが生じている場合でも、これらを検出
することが可能になる。すなわち、チューブが閉塞して
いる場合はもちろん、チューブに破れや穴あきが生じて
いる場合には、戻り圧が予め設定されている値よりも低
くなるので、これに基づいて、不良検出を行うことがで
きる。また、計測された戻り圧が予め設定された設定値
に満たない場合には、全て不合格と判定されることとな
るため、検査流体が吐出された時点で良否判定を行うこ
とができ、検査流体をチューブ内に所定時間供給し続け
て圧力上昇の有無を検出する方法に比べ、はるかに短時
間で良否判定を行うことができる。
【0010】またチューブに検査流体を供給する際のチ
ューブの両端部分の気密性を簡素化することが可能にな
り、廉価なシール機構でチューブに対して検査流体を供
給することが可能になる。
【0011】さらに、チューブに半閉塞状態や破れ、穴
あきが生じている場合でも、その状態を検出することが
可能になる。すなわち、戻り圧計測手順において、検査
流体が減圧されることにより、チューブ内に検査流体の
流れが生じるので、この流れによって、チューブに半閉
塞等が生じている場合には、戻り圧が正常な場合に比べ
て低くなる結果、半閉塞部分があることを検出すること
が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好ましい実施形態について詳述する。
【0013】図1は本発明の実施の一形態に係るチュー
ブ検査装置の概略を示す外観略図である。
【0014】同図を参照して、図示の実施形態では、ウ
ォッシャーチューブ1が組み付けられたワイヤハーネス
WHの導通検査台10上にチューブ検査装置20が付設
されている。
【0015】この導通検査台10は、上記ワイヤハーネ
スWHを配索する図板11と、この図板11の上に配索
されたワイヤハーネスWHのコネクタCに接続される導
通検査ユニット12と、各導通検査ユニット12が接続
されている判定装置14とを有しており、図略のメイン
コンベヤー上で製造されたワイヤハーネスWHをこの図
板11上に配索し、各コネクタCを対応する導通検査ユ
ニット12に接続することにより、判定装置14は、周
知の通り、導通検査ユニット12を介してワイヤハーネ
スWHの導通検査を行うことが可能になる。
【0016】上記チューブ検査装置20は、導通検査台
10の図板11上に配置され、当該図板11上のワイヤ
ハーネスWHに組み付けられたチューブ1の端部に対応
する一対のノズルユニット21と、各ノズルユニット2
1と接続されている検査部22とを有している。
【0017】図2は図1の実施形態に係るノズルユニッ
ト21の斜視図である。
【0018】図1及び図2を参照して、ノズルユニット
21は、いずれも図板11上に取り付けられる取付ベー
ス21aと、この取付ベース21a上に固定されたボッ
クス部21bと、このボックス部21bの上面に突出す
るノズル21cとを有している。そして、上記図板11
上にワイヤハーネスWHを配索し、各コネクタCを導通
検査ユニット12に装着する際、チューブ1の端部1
a、1bをそれぞれ対応するノズルユニット21のノズ
ル部21cに接続することにより、一方のノズルユニッ
ト21のノズル部21cから検査流体としての加圧空気
を供給し、他方のノズルユニット21のノズル部21c
から供給された加圧空気を取り出すことが可能になる。
図示の実施形態において、ノズル部21cは、樹脂製の
中空管で具体化されており、これを検査対象となるチュ
ーブ1の端部内に圧入することにより、チューブ1と連
結される。これは、後述するように、チューブ1を検査
流体で検査するに当たり、本実施形態においては、チュ
ーブ1内での検査流体の圧力変化を検出する必要がない
ので、簡素なシール構造で検査することができることに
よる。
【0019】図3は図1の実施形態に係るチューブ検査
装置の配線図である。
【0020】図1及び図3を参照して、各ノズルユニッ
ト21が接続されている検査部22は、その筐体22a
内に、加圧空気を一方のノズルユニット21からチュー
ブ1内に供給するための加圧空気供給回路23と、供給
された加圧空気をチューブ1から回収する加圧空気回収
回路24と、これら回路23、24の圧力を計測してチ
ューブ1の良否判定を行うための制御回路25とを有し
ている。
【0021】加圧空気供給回路23は、加圧空気を供給
するための供給源と接続される入力ポート23aと、こ
の入力ポート23aの下流側に接続されるレギュレータ
23bと、レギュレータ23bの下流側に接続され、一
方のノズルユニット21のノズル部21cにレギュレー
タ23bから調圧された加圧空気を供給する供給管23
cとを有している。図示の実施形態において、レギュレ
ータ23bは、供給される加圧空気の上限が0.1MP
aになるように設定されている。
【0022】加圧空気回収回路24は、他方のノズルユ
ニット21のノズル部21cと接続されて、チューブ1
から吐出された加圧空気を回収する回収管24a(導通
路の一例)と、この回収管24aに接続され、吐出され
た加圧空気を予め設定された値(たとえば0.04MP
a)減圧する減圧器24bと、この減圧器24bの下流
端に設けられたサイレンサ24cとを有している。
【0023】上述した各回路23、24には、供給管2
3cに供給した加圧空気の吐出圧を計測する吐出圧計測
センサSN1と、減圧器24bによって、減圧された加
圧空気の戻り圧を計測する戻り圧計測センサSN2とが
設けられており、各センサSN1、SN2は、それぞれ
の計測値を表示するために筐体20aに取り付けられた
表示パネル25a、25bと電気的に接続されている。
【0024】各センサSN1、SN2は、いずれも圧力
センサで具体化されており、受圧した加圧空気の圧力に
基づく圧力値(吐出圧計測センサSN1においては、加
圧空気を供給したときの吐出圧Pb、戻り圧計測センサ
SN2においては、減圧された加圧空気の戻り圧Po)
を対応する表示パネル25a、25bによって、表示す
ることができるようになっている。
【0025】制御回路25は、チューブ1の良否判定を
行う判定部25cと、判定部25cの判定結果を報知す
るために筐体20aに取り付けられた報知手段としての
合格ランプ25dと、これら判定部25c、合格ランプ
25d、さらには上記レギュレータ23bや各センサS
N1、SN2を含む各給電要素に給電する給電制御部2
5eと、この給電制御部25eと電源との開閉を行うた
めに上記筐体20aに取り付けられた電源スイッチ25
fとを有している。なお、図示の例において、電源と給
電制御部25eとの間には、ヒューズ25gが挿入され
ている。
【0026】本実施形態においては、戻り圧計測センサ
S2を判定部25cに接続することにより、該圧力値に
基づく電気信号を判定部25cに出力するように構成さ
れている。
【0027】上記判定部25cは、たとえばリレー回路
によって具体化されたものであり、戻り圧計測センサS
N2から出力された戻り圧Poに基づいて後述するフロ
ーに従い、良否判定を行うことができるようにハード的
またはソフト的なロジックが構成されているものであ
る。図示の実施形態において、この判定部25cには、
判定結果を出力する出力部25hが設けられており、こ
の出力部25hを介して導通検査用の判定装置14と電
気的に接続され、チューブ1の良否判定を判定装置14
による合否判断のパラメータとすることができるように
なっている。
【0028】次に上述した実施形態によるワイヤハーネ
スWH(ならびにそのチューブ1)の検査手順について
説明する。
【0029】以上の構成では、図板11上に検査対象と
なるワイヤハーネスWHを配索し、各コネクタCを導通
検査ユニット12に装着するとともに、この作業の際に
ワイヤハーネスWHに組み付けられたチューブ1の一端
部1aと他端部1bとをそれぞれ対応するノズルユニッ
ト21、21のノズル部21c、21cと接続する。
【0030】検査装置20が作動している場合、加圧空
気供給回路23から加圧空気がチューブ1の一端側に供
給され、他端側から吐出されて加圧空気回収回路24に
より回収される。
【0031】この際、加圧空気供給回路23に加圧空気
を供給した際の吐出圧Pbが吐出圧計測センサSN1に
よって計測されるとともに、加圧空気回収回路24に回
収された加圧空気のうち、減圧器24bに減圧された加
圧空気の戻り圧Poが戻り圧計測センサSN2によって
計測される。このうち、戻り圧計測センサSN2の計測
値は、制御回路25の判定部25cに出力され、判定部
25cは、各値に基づいて良否判定を行ない、その結果
を判定装置14に出力する。この結果、判定装置14
は、チューブ1の良否判定をも加味した状態でワイヤハ
ーネスWHの良否判定を行うことが可能になる。
【0032】次に図4を参照しながら、本実施形態のチ
ューブ検査装置20の動作手順の詳細について説明す
る。図4は図1の実施形態によるチューブ検査装置20
の判定手順を示すフローチャートである。
【0033】図3及び図4を参照して、チューブ検査装
置20においては、電源投入時(ステップS1)に、初
期設定としてレギュレータ23による供給圧(上限圧=
0.1MPa)Pの設定と、減圧器24bによる減圧P
rとが行われる(ステップS2)。そして、加圧空気供
給源と接続されることにより、加圧空気供給回路23か
ら、レギュレータ23に設定された供給圧Pで加圧空気
が供給され(ステップS3)、戻り圧計測センサSN2
による計測値(戻り圧Po)が計測される(ステップS
4)。
【0034】次いで、判定部25cは、吐出圧Pbと戻
り圧Poとの関係が (P−Pr)≒Po (1) となっている場合にのみ合格と判定し、それ以外の場合
は不合格と判定する(ステップS5)。本実施形態にお
いては、Pが、O.1MPaであるので、Poが0.0
51MPa以上であれば合格となる。そして、判定結果
を出力する際には、下記の表1に示すように判定がなさ
れ、その結果が判定装置14に出力され(ステップS
6、S7)、電源がOFFにされるまで、上記ステップ
が繰り返される(ステップS8)。この結果、判定装置
14においては、単に良否判定が行われるばかりでな
く、チューブ1にどのような不良が生じているかも判定
/表示することが可能になる。
【0035】
【表1】
【0036】まず、チューブ1がノズルユニット21に
接続される前は、各センサSN1、SN2に計測された
値は0に近い。そのため、戻り圧計測センサSN2の値
に基づき、合格判定は行われず、合格ランプ25dは、
消灯したままになっている。
【0037】次に、各ノズルユニット21に良品のチュ
ーブ1が接続されると、吐出圧Pb、戻り圧Poは、そ
れぞれ減圧された値に近い値で均衡する。この結果、戻
り圧計測センサSN2の値が(1)式の条件を満たすの
で、判定部25cは、このチューブ1を良品と判定し、
合格ランプ25dを点灯させる。
【0038】次に、閉塞が生じているチューブ1が接続
されると、吐出圧Pbは、可及的に供給圧Pと等しくな
る一方、戻り圧Poは、ほぼ0になる。その結果、戻り
圧計測センサSN2の値が(1)式を満たさないので、
判定部は不良判定を行う。この不良判定では、その判定
結果を出力部25hから判定装置14に出力する処理が
含まれる。この結果、導通検査用の判定装置14は、ワ
イヤハーネスWHの良否判定を行うに当たり、チューブ
1の不良判定を表示し、不良品と判定する。
【0039】また、チューブ1に折れ曲がりなどが生じ
ることによって、不完全に閉塞している場合や穴あきや
破れが生じている場合でも、戻り圧Poは、(P−P
r)よりも小さな値になってしまう。そのため、この場
合においても不良と判定される。
【0040】なお、判定の結果を判定装置14に出力す
る際には、上述した判定手順に基づいて、「破れまたは
穴あき」「閉塞」「半閉塞」等の表示を判定装置14に
行わせることが好ましい。かかる表示機能は、判定装置
14に液晶パネル等の表示部を持たせ、判定部25cか
らの出力値に基づいて判定結果を表示させることによ
り、容易に実現することが可能である。
【0041】以上説明したように本実施形態において
は、予め上限が設定された供給圧Pで加圧空気をチュー
ブ1の一端側から供給し、他端側から吐出する流体流通
手順と、上記チューブ1を流通して吐出されたときの圧
力を計測する戻り圧計測手順と、計測された戻り圧Po
が(1)式を満たす場合にのみ合格と判定する判定手順
とを備えているので、チューブ1の詰まりばかりでな
く、破れや穴あきが生じている場合でも、これらを検出
することが可能になる。
【0042】また戻り圧Poに基づいて良否判別を行っ
ているので、チューブ1に加圧空気を供給する際、チュ
ーブ1の両端部分の気密性を簡素化することが可能にな
り、廉価なシール機構でチューブ1に対して加圧空気を
供給することが可能になる。したがって、ノズルユニッ
ト21等を至って廉価な部品で構成することが可能にな
る。
【0043】したがって本実施形態においては、チュー
ブ1の状態を容易、迅速、かつ網羅的に検査することが
可能になるという顕著な効果を奏する。
【0044】さらに、本実施形態において、上記戻り圧
計測手順は、予め設定された値だけ加圧空気を定量減圧
した戻り圧Poを計測するものであるので、チューブ1
に半閉塞状態が生じている場合でも、戻り圧Poが(P
−Pr)よりも低くなることで、チューブ1に半閉塞部
分があることを検出することが可能になる。
【0045】上述した実施の形態は本発明の好ましい具
体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の
形態に限定されない。
【0046】たとえば、上述した吐出圧計測センサSN
1を判定部25cと接続し、吐出圧の計測値をも判定部
25cに出力することにより、上記(1)式に代えて (P−Pr)≒Pb≒Po (2) を採用することが可能になる。
【0047】この場合には、吐出圧Pbも判定のパラメ
ータとすることができるので、戻り圧Poが規定の値よ
りも小さい場合、吐出圧Poが高い場合には、半閉塞
と、吐出圧が低い場合には、穴あき、破れと判定するこ
とができる(表1参照)。したがって、よりきめの細か
い判定を行うことが可能になる。
【0048】その他、本発明の特許請求の範囲内で種々
の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ワイヤハーネスに組み付けられたチューブの状態を容
易、迅速、かつ網羅的に検査することが可能になるとい
う顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係るチューブ検査装
置の概略を示す外観略図である。
【図2】 図1の実施形態に係るノズルユニットの斜視
図である。
【図3】 図1の実施形態に係るチューブ検査装置の配
線図である。
【図4】 図1の実施形態によるチューブ検査装置の判
定手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ウォッシャーチューブ 10 導通検査台 14 判定装置 20 チューブ検査装置 21 ノズルユニット 22 検査部 23 加圧空気供給回路 24 加圧空気回収回路 24b 減圧器 25c 判定部 Pb 吐出圧 Po 戻り圧 SN1 吐出圧計測センサ SN2 戻り圧計測センサ WH ワイヤハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに組み付けられたチュー
    ブにその一端側から検査流体を供給し、この検査流体の
    流体圧の計測値に基づいてチューブの良否判定を行うチ
    ューブの検査方法において、 予め上限が設定された供給圧で検査流体をチューブの一
    端側から供給し、他端側から吐出する流体流通手順と、 チューブを流通して吐出されたときの戻り圧を予め設定
    された値だけ定量減圧して計測する戻り圧計測手順と、 計測された戻り圧が上記供給圧から減圧された値と概ね
    等しい場合にのみ合格と判定する判定手順とを備えてい
    ることを特徴とするチューブの検査方法。
  2. 【請求項2】 ワイヤハーネスに組み付けられたチュー
    ブを検査するためのチューブ検査装置において、 上記チューブの一端部に装着可能に設けられ、チューブ
    に検査流体を供給するための検査流体供給機構と、 チューブの他端側から吐出される検査流体の戻り圧を計
    測する戻り圧計測手段と、 上記チューブの他端部に装着可能に設けられ、チューブ
    の他端部から吐出された検査流体を上記戻り圧計測手段
    に導く導通路と、 この導通路に設けられ、戻り圧計測手段に導かれる検査
    流体を予め設定された値に減圧する減圧手段と、 上記戻り圧計測手段に計測された上記戻り圧が上記供給
    圧から減圧された値と概ね等しい場合にのみチューブを
    合格品と判定する良否判定手段とを備えていることを特
    徴とするチューブ検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101277483B1 (ko) 2013-02-14 2013-06-21 (주)한라공업 튜브 전용 검사장치

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