JP2003148845A - 空気熱源液化天然ガス気化器 - Google Patents

空気熱源液化天然ガス気化器

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耕一郎 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気熱源液化天然ガス気化器で除湿を安定に
行うことができるようにする。 【解決手段】 処理空気ブロワ26で吸引する外気は、
前段予冷器21およぶ後段予冷器22で2段階の予冷を
行い、吸着器23で除湿し、深冷器24でさらにLNG
によって冷却して、低温の空気を得る。外気温が高いと
きには、前段予冷器21には、開閉弁36を開けてLN
Gを導入し、吸着器23に導入する空気の温度が10℃
以下になるように冷却することができる。また空気予熱
器27で予熱して、外気温が0℃以下になっても、後段
予冷器22の出口空気が0℃以下にならないようにする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化天然ガス(以
下、「LNG」と略称する)を各種原料や燃料として利
用するために、空気を熱源として昇温気化させる空気熱
源液化天然ガス気化器に関する。特に、熱源として用い
られる結果、冷却される空気から得られるLNG冷熱利
用全般であり、吸気冷却により圧縮動力の削減が期待さ
れる空気分離設備、過給器付きガスエンジン発電設備、
ガスタービン発電設備、さらに低温空気が直接利用でき
る冷蔵倉庫事業、冷凍食品事業、低温粉砕事業、人エス
キー場などのレジャー施設などが含まれる。
【0002】
【従来の技術】従来から、LNGは都市ガスの原料や、
火力発電所の燃料などに利用されている。LNGは、天
然ガスを産地で−160℃以下に冷却して低温液化さ
せ、LNGタンカなどで運搬され、臨海部に設置される
LNGタンクに受入れられ、LNGタンクから需要に応
じて供給される。LNGを使用する際には、海水などを
熱源として、気化させて常温まで昇温させている。ただ
し、海水などをLNG気化の熱源とする方式では、LN
Gと熱交換して冷却される海水などは、海などに戻して
しまうので、LNGが有しているLNG冷熱を有効に利
用することができない。
【0003】本件出願人は、LNGと空気とを直接熱交
換してLNG冷熱を有効に利用するために、水分の吸着
によって乾燥させた空気を冷却する技術を用いるコンバ
インドサイクル発電装置についての発明を、特願200
0−186829として既に出願している。この出願の
発明のための空気の冷却は、特願2000−32590
9として出願している空気冷却装置を用いて行うことが
できる。
【0004】図14に、特願2000−325909で
図5として開示している空気冷却装置に基づく空気冷却
システムの概略的な構成を示す。外気は処理ファン1に
よって吸引され、空気予冷器2で予冷されてから、蓄熱
回転式熱交換器3に導入される。蓄熱回転式熱交換器3
は、シリカを材料とするハニカム構造のロータが回転し
ながら、ハニカム構造を通る空気から水分を吸着して除
湿し、露点を−30℃まで低下させることができる。蓄
熱回転式熱交換器3で除湿された空気は、空気深冷器4
でLNGと熱交換し、たとえば−30℃〜−100℃程
度に冷却される。−160℃のLNGは気化するけれど
も、常温よりは低温の状態にとどまる。LNGが気化し
た低温の天然ガス(以下、「NG」と略称する)は、空
気予冷器2で導入される外気と熱交換して、外気を5℃
程度に冷却するとともに、常温まで昇温する。
【0005】空気予冷器2で冷却された外気からの水分
の除去は、まずエリミネータ5で水分除去が行われ、さ
らにギアードモータ6によって回転駆動される除湿ロー
タ7で除湿が行われる。除湿ロータ7は、前述のハニカ
ム構造を有し、中心軸まわりに回転する。除湿ロータ7
で中心軸に垂直な表面は、処理ゾーン8と再生ゾーン9
と冷却ゾーン10とに区画されている。処理ゾーン8で
は空気の除湿が行われ、再生ゾーン9では除湿能力の再
生が行われる。このため、再生ゾーン9には、プレフィ
ルタ11を通り、再生ヒータ12で加熱された空気など
が吹付けられる。冷却ゾーン10では、処理ゾーン8で
除湿可能なように冷却する。再生に使用する空気など
は、再生ファン13によって吸引され、再生ゾーン9を
通過する。LNGは、LNG管路14から空気深冷器4
に供給され、空気予冷器2からのNG管路15で気化昇
温されたNGを得ることができる。
【0006】このような空気冷却システムを用いると、
外界空気とガスタービンの排ガスあるいは蒸気タービン
の排スチームを熱源として用いるLNG気化器を得るこ
とができる。このようなLNG気化器には、特願200
0−125191で提案しているような熱交換器を用い
ることができる。この熱交換器では、LNGを導入する
入口ヘッダから分岐した多数のU字曲げ管で構成される
複数本の伝熱管に、多孔を有する溝付き薄板を取り付
け、フィン効果による伝熱性能を高めることを特徴とし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特願2
000−125191で提案しているような、多孔を有
する溝付き薄板フィンブロックは、加工が困難であるこ
とが判明した。このため、空気をLNG気化の熱源とし
て、LNG冷熱を有効に利用するためには、高い伝熱性
能を有するフィンブロックの構造を考案する必要があ
る。
【0008】次に、図14の空気深冷器4に導入される
空気は、露点が−30℃前後となるまで、蓄熱回転式熱
交換器3である吸着器によって水分が除去される。その
ため、空気深冷器4のフィンには霜が着かなくなり、空
気側の差圧が上昇したり、伝熱阻害が生じることはな
い。一方、吸着器としての蓄熱回転式熱交換器3の処理
ゾーン8に入る空気は、水分の吸着器としての性能を充
分に発揮させるため、5℃前後に冷却する必要がある。
もし空気予冷器2の出口空気温度がその5℃前後の温度
以上になると、吸着器としての性能が低下し、処理空気
の露点が−30℃以上に上がり、空気深冷器4に霜が着
いて、空気深冷器4の差圧が上昇してしまう。そのた
め、空気深冷器4を出た低温天然ガスを用い、空気予冷
器2で空気をある温度範囲内に冷却する必要がある。
【0009】図15は、空気予冷器2に導入する低温天
然ガスの温度と、空気予冷器2のフィン表面の状況との
関係についての実験結果を示す。図15では、(a)で
−30℃、(b)で−70℃、(c)で−90℃の結果
をそれぞれ示す。(a)の−30℃では着霜は生じない
けれども、(b)の−70℃では着霜が生じ、(c)の
−90℃では着霜がフィン間を塞ぐように成長している
ことが判る。
【0010】夏季などで、導入空気温度が高い場合は、
空気深冷器4を出た天然ガスの温度を大幅に下げる必要
がある。しかし、空気深冷器4を出た低温天然ガスの温
度がある限界値より下がると、フィンに着霜や着氷を生
じ、空気側の差圧が上がり、空気流量が減少し、安定運
転ができない問題がある。また冬季などで、導入外気の
温度が低い場合は、空気深冷器4を出た低温天然ガスで
冷却されるため、空気予冷器2の出口空気温度が0℃以
下となり、霜層の厚みが増し、安定した運転ができない
問題がある。そこで、空気予冷器2に入る空気温度を、
年間を通じ、15℃から20℃程度の範囲に制御する必
要がある。
【0011】本発明の目的は、除湿を安定に行うことが
できる空気熱源液化天然ガス気化器を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気を液化天
然ガスの有する冷熱で冷却しながら、液化天然ガスを空
気によって加熱して気化させる空気熱源液化天然ガス気
化器であって、外気中から導入される空気を冷却する予
冷器と、予冷器で冷却された空気を除湿する除湿器と、
除湿器で除湿された空気をさらに冷却する深冷器とを含
み、深冷器では空気が液化天然ガスと熱交換して、空気
が冷却されるとともに液化天然ガスが所定の低温まで昇
温気化され、予冷器では、深冷器で所定の低温まで昇温
気化された天然ガスと空気とが熱交換して、空気が所定
の温度まで冷却されるとともに天然ガスが昇温され、空
気と熱交換する天然ガスには液化天然ガスを混合可能で
あることを特徴とする空気熱源液化天然ガス気化器であ
る。
【0013】本発明に従えば、外気を除湿器に導入する
前に、予冷器で予冷する。除湿器に導入された空気は、
除湿され、深冷器で液化天然ガスと熱交換して、さらに
冷却される。液化天然ガスは、深冷器での空気との熱交
換で気化昇温され、予冷器で空気を予冷する際に、熱交
換によってさらに昇温される。予冷器では、空気と熱交
換する天然ガスに、液化天然ガスを外気温度に応じて適
切な温度となるよう混合して調整することができ、予冷
器において着霜や着氷による空気側の圧力損失の増大を
生じることが無いように冷却することができる。
【0014】また本発明で、前記予冷器または前記深冷
器のうちの少なくともいずれかは、前記天然ガスが流
れ、多数のU曲げ部を有する複数の伝熱管と、伝熱管に
噴流を与えながら空気を流すように、伝熱管の複数のU
曲げ部に差し込まれるフィンブロックとを含むことを特
徴とする。
【0015】本発明に従えば、予冷器または深冷器のう
ちの少なくともいずれかは、多数のU曲げ部を有する複
数の伝熱管内に天然ガスを流し、伝熱管の複数のU曲げ
部に差し込まれるフィンブロックを含む。フィンブロッ
クは伝熱管に噴流を与えながら空気を流すので、霜や氷
が伝熱管やフィンブロックの表面に付着しても、空気の
噴流で吹飛ばすことができ、霜や氷の成長を抑えて、低
温の空気の流路を塞がずに流すことができる。
【0016】また本発明で、前記複数の伝熱管は、間隔
をあけて縦型に配置されるヘッダ間を連結し、水平面内
でU字状の曲げを繰返す同一形状の伝熱管であって、U
字状の曲げが上下方向にそろうように配置されることを
特徴とする。
【0017】本発明に従えば、各伝熱管の曲り形状を同
一にして、製造を容易化し、製造コストを低減すること
ができる。また均等な熱応力が作用するので、長期使用
での疲労問題を解決することができる。伝熱管は上下方
向に配置されるので、伝熱管の本数を増加させて液化天
然ガスの気化能力を高めても、装置幅は変らないように
することができる。深冷器では、ヘッダは縦型であるの
で、ヘッダの下部を液化天然ガスの入口と天然ガスの出
口とし、上部から液化天然ガスおよび天然ガスの一部を
抜出し、後段予冷器から出る天然ガスと混ぜて前段予冷
器に外気との熱交換用に供給することができる。
【0018】また本発明で、前記複数の伝熱管とヘッダ
との組合せは、2組が仮想的な中央面に関して面対称と
なるように配置され、該中央面から離れる側端位置のU
字状の曲げ部間には、両側の曲げ部間の幅を有する全幅
フィンブロックが挿入され、該中央面に接近する位置の
U字状の曲げ部には、該U字状の曲げ部から側端位置ま
での幅を有する半幅フィンブロックが挿入されることを
特徴とする。
【0019】本発明に従えば、U字状の曲げ部が側端位
置にある部分には、全幅フィンブロックを挿入すること
ができる。中央面に接近する位置のU字状の曲げ部に
は、そのU字状の曲げ部から側端位置までの幅を有する
半幅フィンブロックを挿入するので、U字状の曲げ部同
士が背中合わせ状態になり、フィンブロックがない隙間
が生じるけれども、この隙間を通る通路は、次の全幅フ
ィンブロックを通るので、全体的なショートパスの形成
を防ぐことができる。
【0020】また本発明で、前記除湿器は、冷却状態で
水分を吸着し、加温状態で吸着した水分を脱着して、吸
着能力を再生可能であり、前記予冷器に導入される外気
の温度が予め定める温度範囲よりも低いときに、除湿器
の再生に用いた排熱により、所定温度まで加温して予冷
器に導入する外気予熱手段を、さらに含むことを特徴と
する。
【0021】本発明に従えば、予冷器に導入される外気
の温度が予め定める温度範囲よりも低いときには、外気
予熱手段で、除湿器の再生に用いた排熱によって所定温
度まで加温して、予冷器に供給する。外気温度が低いと
きは、予冷器に液化天然ガスの導入をやめ、また外気予
熱手段で適切な温度範囲にして、予冷器に供給するた
め、予冷器出口の空気温度を所定の温度に維持すること
ができ、着霜や着氷による運転阻害を受けることなく効
率よく稼働させることができる。
【0022】また本発明は、前記予冷器に導入される外
気の温度が予め定める温度範囲よりも高いときに、除湿
器に導入して除湿する空気に、前記深冷器で冷却された
空気の一部を混合させて混合後の空気の温度が予め定め
る温度となるように調整する予冷空気温度調整手段を、
さらに含むことを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、予冷空気温度調整手段に
よって、予冷器に導入される外気の温度が予め定める温
度範囲よりも高いときに、除湿器に導入して除湿する空
気に、前記深冷器で冷却された空気の一部を混合させて
混合後の空気の温度が予め定める温度となるように調整
し、除湿器を効率よく動作させて、空気を熱源とする液
化天然ガスの気化を安定して継続させることができる。
【0024】また本発明で、前記予冷器に導入される外
気の温度が予め定める温度範囲よりも高いときに、除湿
器に導入して除湿する空気の温度が予め定める温度とな
るように、前記深冷器で空気と熱交換する液化天然ガス
の一部をバイパスさせて、前記予冷器で空気と熱交換す
る天然ガスに混合する量を調整するバイパス調整手段を
さらに含むことを特徴とする。
【0025】本発明に従えば、バイパス調整手段によっ
て、予冷器に導入される外気の温度が予め定める温度範
囲よりも高いときに、除湿器に導入して除湿する空気の
温度が予め定める温度となるように、深冷器で空気と熱
交換する液化天然ガスの一部をバイパスさせて、予冷器
で空気と熱交換する天然ガスに混合する量を調整するの
で、除湿器を効率よく動作させるように空気を冷却し
て、空気を熱源とする液化天然ガスの気化を安定して継
続させることができる。後段予冷器を出た空気の一部を
放散させて、深冷器に導入する空気を少なくし、空気を
放散させないときよりも、空気をより低い温度まで冷却
することができる。
【0026】また本発明は、前記深冷器を出る低温空気
を、内燃機関の空気源として利用し、該内燃機関から出
る排熱を前記除湿器の再生熱源に利用することを特徴と
する。
【0027】本発明に従えば、深冷器を出る低温空気
を、内燃機関の空気源として利用し、ガスタービンやガ
スエンジンの吸気を冷却して、内燃機関を効率よく稼働
させることができる。内燃機関から出る廃熱は、除湿器
の再生熱源に利用するので、液化天然ガス気化器も安定
かつ効率よく稼働させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
ある空気熱源LNG気化器20の概略的な構成を示す。
外気は、前段予冷器(FPC:Front Pre-Cooler)21
および後段予冷器(BPC:Back Pre-Cooler)22を
通って、図14の蓄熱回転式熱交換器3と同等な吸着器
23に導入される。吸湿器である吸着器23で吸湿され
た空気は、深冷器24(MAC:Main Air Cooler)で
さらに冷却され、深冷空気チャンバ25に集められて、
低温空気を利用する冷熱利用設備に供給される。
【0029】外気を導入する吸引力は、図14の処理フ
ァン1に相当する処理空気ブロワ26によって発生され
る。処理空気ブロワ26によって吸引される外気は、処
理空気ブロワ26自身の周囲を流れ、さらに外気予熱器
27を介して前段予冷器21に供給される。外気温がた
とえば0℃以下になって低いようなときは、処理空気ブ
ロワ26による昇温と、外気予熱器27に導入される熱
とで、外気を予熱することができる。外気予熱器27の
熱源としては、吸着器23の再生に使用する廃熱を利用
することができる。
【0030】吸着器23は、図14の除湿ロータ7の処
理ゾーン8、再生ゾーン9および冷却ゾーン10と同様
に、ハニカム構造のロータが処理ロータ部28、再生ロ
ータ部29および冷却ロータ部29aに区画される。再
生ロータ部29に対しては、再生ブロワ30を設置し、
再生空気ヒータ31で加熱された空気を吸引して、吸着
器23の再生を行う。再生空気ヒータ31は、冷熱利用
設備の一つであるガスエンジンまたはガスタービンなど
の内燃機関32からの排熱を利用するが、高温排熱を排
熱回収設備33で回収することもできる。
【0031】気化の対象となるLNGは、LNG管路3
4から開閉弁35を経て、空気深冷器24に供給され、
また開閉弁36を経て前段予冷器21にも供給可能であ
る。深冷器24では、LNGと空気とが熱交換して、空
気はたとえば−30℃〜−100℃程度まで冷却され、
LNGは気化昇温され、低温のNGとなる。この低温N
Gは、後段予冷器22に導入されて、空気を冷却する冷
熱源となる。後段予冷器22で空気と熱交換するNGは
常温付近まで昇温され、前段予冷器21に導入される。
前段予冷器21では、開閉弁36を介して供給されるL
NGと混合し、冷却する外気の温度を下げることもでき
る。また外気予熱器27で外気の温度を上げることもで
きる。
【0032】本実施形態の前段予冷器21および後段予
冷器22は、冷却する外気に含まれる水分を、液状のド
レンとしてフィンに付着させ、重力で落下させることが
可能な条件で稼働する。外気から分離された水分をドレ
ンとして除去するために、前段予冷器21と後段予冷器
22との間には前段ドレン分離器37が設けられ、後段
予冷器22と吸着器23との間には後段ドレン分離器3
8が設けられる。
【0033】本実施形態の空気熱源LNG気化器20で
は、[発明が解決しようとする課題]で前述した問題を
解決するため、2基の予冷器である前段予冷器21およ
び後段予冷器22で、除湿器23に入る空気の温度が1
0℃以下となるように調整している。本件発明者等は、
図14に示すような空気熱源LNG気化器の空気予冷器
2に対し、液体窒素を用いた試験により、空気予冷器2
に導入する低温ガスの温度と空気予冷器2を出る空気の
温度を制御することで、空気予冷器2のフィン表面に着
霜や着氷が生じない運転条件を見い出した。図1に示す
本実施形態の空気熱源LNG気化器20では、前段予冷
器(FPC)21および後段予冷器(BPC)22の2
段階の空気予冷器を設け、広い外気温度の範囲でも、安
定な運転条件が得られるようにしている。
【0034】図2は、本実施形態の空気熱源LNG気化
器20の前段予冷器21および後段予冷器22に対し
て、液体窒素を用いた試験装置での安定運転条件に対す
る伝熱フィン表面状態を示す。前段予冷器21では、空
気の導入量により条件は異なるが、導入窒素ガス温度を
−75℃以上、出口空気温度を15℃以上に維持すれば
よいことが判明した。また後段予冷器22では、導入窒
素ガス温度を−60℃以上、出口空気温度を5℃以上に
維持すればよいことが判明した。このような温度条件で
の安定運転においては、前段予冷器21および後段予熱
器22の伝熱フィンの表面で水滴39が凝縮する。低温
窒素ガスは伝熱管40内を流れるので、流体の違いは伝
熱フィンに影響を与えず、伝熱管40内を低温天然ガス
が流れる場合でも同様であると考えられる。
【0035】図3は、上記運転条件を経済的な熱交換器
により達成するための構成を示す。図3(a)は、複数
の伝熱管40を、両端のヘッダ41,42から分岐させ
て集合させている状態を示す。各伝熱管40には、多数
のU曲げ部43,44がそれぞれ設けられている。図3
(b)は、伝熱管40の隣接するU曲げ部43,44間
に、フィンブロック45を差込んでいる状態を示す。フ
ィンブロック45が差込まれているのは、U曲げ部4
3,44の中間にあり、方向が逆向きのU曲げ部であ
る。各U曲げ部43,44にも、図示のフィンブロック
45とは逆向きにフィンブロックを差込むことができ
る。このように、U曲げ部に交互にフィンブロック45
を差込むことができる。
【0036】本実施形態の前段予冷器21、後段予冷器
22および深冷器24では、空気側の伝熱性能を高める
必要があるので、低温の天然ガスは、多数のU曲げ部4
3,44を有する複数の伝熱管40内を流れ、空気は、
伝熱管40に噴流を与えるために複数のU曲げ部43,
44に差し込まれたフィンブロック45内を流れる構造
としている。また伝熱管40に高速で空気を吹きつける
ようにフィン加工を施し、それを束ねフィンをブロック
状としている。前段予冷器21、後段予冷器22および
深冷器24として、他の形式の熱交換器を用いることが
できるのはもちろんである。
【0037】図4は、(a)でフィンブロック45の外
観を示し、(b)でフィン46の外観を示す。図4
(b)に示すように、各フィン46は、アルミニウム、
銅、ステンレス鋼などの金属板の一方表面側に溝部47
および開口部48の周囲を突出させている。前述の実験
に使用したフィンブロック45は、800mm×800
mmの正方形で厚みが78mmである。フィン46は、
大略的に帯状であり、伝熱管40に対して内径16mm
の半円状の15本の溝部47を長手方向に沿う両縁側に
有し、この溝部47を介して伝熱管40からフィン46
に冷熱を伝えている。伝熱管40のピッチは、50mm
であり、熱交換器としての空気出口部で着霜・着氷が生
じても閉塞しにくい開口幅を与えている。フィン46
は、厚みが0.8mmであり、5mmピッチに配列され
るよう内径38mmの孔が開孔部48として形成され、
開口部48の周囲に、一方表面側に突出する4.2mm
の縁49が設けられている。開口部48の縁49は、図
4(a)に示すように、開口部48が連続するようにフ
ィン46を重ねたときのスペーサとして働く。この38
mmの開孔部48の縁49の効果により、後流側の伝熱
管40に熱交前面流速の約4倍の高速気流を吹き付け、
多管式熱交換器における邪魔板と同様の効果を持たせる
ことができる。
【0038】一方、冬季などでは、外気温度が低いため
に、後段予冷器22の出口温度を5℃以上に維持するこ
とができない。そこで、吸着器23の再生に用いた排熱
により、外気予熱器27で処理空気ブロワ26を出た外
気を予熱する。これによって、吸着器23に導入する空
気の温度が0℃以下に下がらないようにすることができ
る。
【0039】図5は、図1の空気熱源LNG気化器20
を制御するための構成を示す。深冷器24の伝熱面積と
LNG流量、導入外気量、外気露点の条件で、深冷器2
4の出口空気温度は決まる。そこで図5に示す制御シス
テムにより、LNGの処理量に応じて処理空気ブロワ2
6による外気導入量を制御し、前段予冷器21および後
段予冷器22の空気出口部での着霜や着氷の厚みを抑制
する。制御システムには、処理空気ブロワ流量調節器5
0、LNG流量調節器51、再生ブロワ流量調節器5
2、流量計55、差圧計60,61,62,63,6
4、および温度計70,71,72,73,74,7
5,76,77が含まれる。処理空気ブロワ流量調節器
50、LNG流量調節器51および再生ブロワ流量調節
器52は、相互に接続され、制御情報を共有している。
【0040】処理空気ブロワ流量調節器50は、流量計
55および圧力計と温度計70によって計測される気化
されたNGの流量および圧力温度と、処理ロータ部28
での入口側と出口側との間で差圧計62によって計測さ
れる差圧と、温度計74によって計測される後段予冷器
22の出口側での温度とに基づいて、処理空気ブロワ2
6の外気導入量を制御する。LNG流量調節器51は、
差圧計60,61が計測する前段予冷器21および後段
予冷器22の差圧と、温度計72,75によって計測さ
れる前段予冷器21および後段予冷器22に導入される
低温NGの温度に基づき、開閉弁35,36の開閉制御
を行う。再生ブロワ流量調節器52は、差圧計63によ
って計測される吸着器23の再生ロータ部29での入口
側と出口側との差圧と、温度計76によって計測される
深冷器チャンバ25内の温度とに基づいて、再生ブロワ
30の再生空気吸引量を制御する。
【0041】LNG冷熱利用では、低温粉砕など−10
0℃以下の空気が必要とされる事業がある。その場合
は、後段予冷器22を出た空気の一部を放散することに
より深冷器24の出口空気を所定の温度に制御すること
ができる。
【0042】これまでの空気を熱源とするLNG気化器
は、伝熱管やフィンに着霜や着氷が生じるため、別の気
化器に切り替え、温水を散水して霜や氷を溶かす必要が
あった。また、外気が低い場合には、温水を熱源とする
気化器を別に設置し、都市ガスを燃やしてLNGを気化
させる必要があった。本実施形態の空気熱源LNG気化
器20は、深冷器24を出た低温空気を再生型ガスター
ビンや過給器付きガスエンジンなどの内燃機関32の空
気源として利用し、発電効率を高めることができるとと
もに、内燃機関32を熱源機として、熱源機から出た排
熱の一部を除湿器23の再生熱源と空気の予熱に利用す
ることができる。
【0043】図6は、本発明の実施の他の形態である空
気熱源LNG気化器80の概略的な構成を示す。本実施
形態で図1の実施形態に対応する部分には同一の参照符
を付し、重複する説明は省略する。本実施形態でも、図
1の実施形態と同様に、液化天然ガスの気化に伴って、
低温の空気を得ることができる。本実施形態の前段予冷
器81、後段予冷器82および深冷器84には、複数の
伝熱管を同一形状とした熱交換器を用いる。各熱交換器
のヘッダは縦型で使用する。
【0044】図7および図8は、図6の深冷器84の概
略的な構成を簡略化して示す。図7は主要部分を斜視し
て示し、図8は主要部分を平面断面視して示す。複数の
伝熱管90は、間隔をあけて縦型に配置されるLNG入
口ヘッダ91およびLNG出口ヘッダ92間を連結し、
水平面内でU字状の曲げを繰返す同一形状の伝熱管であ
る。U曲げ部93,94は交互に繰返され、上下方向に
そろうように配置される。前段予冷器81または後段予
冷器82も、深冷器84と同様の構造とすることができ
る。
【0045】図3に示す伝熱管40でもU曲げ部43で
繰返して曲げを繰返す形状は、各伝熱管40で同一であ
るけれども、縦型のヘッダに接続する部分43aの形状
が1組の伝熱管40内で相互に異なる。これに対して、
本実施形態の伝熱管90は、全部同一形状とすることが
できるので、製作が容易になり、製造コストを低減する
ことができる。また均等な熱応力が作用するので、長期
使用での疲労問題を解決することができる。伝熱管90
は上下方向に配置されるので、伝熱管90の本数を増加
させて液化天然ガスの気化能力を高めても、装置幅は変
らないようにすることができる。
【0046】図7に示すように、深冷器84では、LN
G入口ヘッダ91は縦型であるので、LNG入口ヘッダ
91の下部を液化天然ガスの入口とし、NG出口ヘッダ
92の下部を天然ガスの出口とする。LNG入口ヘッダ
91の上部から液化天然ガスおよび天然ガスの一部を抜
出し、後段予冷器82から出る天然ガスと混ぜて前段予
冷器82に、外気との熱交換用に供給することができ
る。
【0047】また、図8に示すように、複数の伝熱管9
0とLNG入口ヘッダ91およびNG出口ヘッダ92と
の組合せは、2組が仮想的な中央面95に関して面対称
となるように配置される。中央面95ではU曲げ部93
同士が背中合せ状に接近または接触し、中央面から離れ
る側端位置のU字状のU曲げ部94同士は対向してい
る。側端位置のU曲げ部94間には、両側のU曲げ部9
4間の幅を有するフルサイズフィンブロック96が挿入
され、中央面95に近い位置のU曲げ部93には、U曲
げ部93から側端位置までの幅を有するハーフサイズフ
ィンブロック97が挿入される。フルサイズフィンブロ
ック96およびハーフサイズフィンブロック97の基本
的な構成は、図4に示すフィンブロック45と同等であ
る。
【0048】U曲げ部94が側端位置にある部分には、
全幅フィンブロックであるフルサイズフィンブロック9
6を挿入することができる。フルサイズフィンブロック
96の幅は、半幅フィンブロックであるハーフサイズフ
ィンブロック97の2倍程度となる。フルサイズフィン
ブロック96とハーフサイズフィンブロック97とは、
交互に配置される。ハーフサイズフィンブロック97を
U曲げ部93に両側方から挿入する位置では、仮想的な
中央面95の両側に、フィンブロックのない部分が生じ
る。しかし、隣接してフルサイズフィンブロック96が
配置されているので、中央面95に沿ってショートパス
が生じないようにすることができる。
【0049】図9は、本実施形態の空気熱源LNG気化
器80で、気液2相流に対応させている考え方を示す。
深冷器84のLNG入口ヘッダ91の上部から、液化天
然ガスおよび天然ガスの一部を抜出し、開閉弁36を介
して、後段予冷器82から出る天然ガスと混合し、前段
予冷器81に導入する。前段予冷器81の入口側のヘッ
ダの下部からは、ドレンを抜出し、ドレンヒータ85で
気化させて外気との熱交換で昇温された天然ガスと混合
し、常温の天然ガスを得ることができる。なお、本実施
形態でも、前段予冷器81、後段予冷器82および深冷
器84として、他の形式の熱交換器を用いることができ
るのはもちろんである。
【0050】図10は、本発明の実施のさらに他の形態
である空気熱源LNG気化器100の概略的な構成を示
す。本実施形態で、図1または図6の実施形態に対応す
る部分には同一の参照符を付し、重複する説明を省略す
る。本実施形態では、図1および図6の実施形態で、前
段予冷器21,81および後段予冷器22,82として
2器の予冷器を用いる代わりに、1基の予冷器(PC:
Pre-Cooler)101を用い、設備の簡素化によるコンパ
クト化と、コストダウンとを図るようにしている。ま
た、処理空気ブロワ26は、吸着器23と深冷器84と
の間に配置する。これによって、導入空気の約20%相
当の処理空気ブロワ26の動力を削減し、運転費と設備
費とのコストダウンを図ることができる。
【0051】予冷器101は、導入空気温度として、年
間平均外気温度、たとえば15℃で設計する。このと
き、予冷器101の出口温度は5℃となる。予冷器10
1と吸着器23との間には、ミスト分離器102が配置
される。吸着器23の再生ロータ部である再生ゾーンに
は、140℃に加熱した空気を流す。熱源が不足すると
きは、補助バーナ103で加熱する。予冷器101で冷
却された天然ガスの温度が低すぎるときは、遮断弁10
4が閉じる。液化天然ガスの流量は、深冷器84で冷却
された低温空気の温度が−100℃以下の所定温度とな
るように、LNG流量調整弁105で調整される。
【0052】本実施形態では、予冷器101に導入する
外気の温度が設計温度よりも高いときに、LNGバイパ
ス弁106および予冷空気温度調整弁107で吸着器2
3に導入される空気の温度を下げる。外気の温度が設計
温度よりも低いときは、再生ブロワ30を出た水分を含
む高温空気(50℃)を高温空気導入弁108を介して
導入し、液化天然ガス気化能力の低下と予冷器101出
口天然ガス温度(5℃)の低下を防ぐ。外気が設計温度
よりも高い場合は、高温空気の導入を止め、−100℃
以下に冷却した空気を予冷空気温度調整弁107を介し
て予冷器101とミスト分離器102との間に導入し、
LNGバイパス弁106で深冷器バイパスの液化天然ガ
ス量を増加させる。補助バーナ103の燃料は、燃料弁
109で調整することができる。吸着器23の再生用の
熱源としては、コージェネユニット110からの排熱を
有効に利用することができる。
【0053】図11および図12は、図10の空気熱源
LNG気化器100についての配管構成を示す。図11
は全体的な構成を示し、図12は主要部分の構成を示
す。本実施形態では、吸着器23の入口温度の制御性を
向上させている。外気条件が変化しても、導入する空気
流量を制御することによって、常にほぼ一定温度5℃に
吸着器23の入口温度を維持することができ、深冷器8
4に入る空気の露点温度を−30℃前後に安定して維持
することができる。
【0054】外気温度が高い場合、予冷器101の出口
での空気温度は、5℃から10℃に高まる。そこで、予
冷器101に入る天然ガスの温度を約−40℃から約−
60℃に下げる。たとえば外気温度が40℃であれば、
予冷器101の出口で空気は約10℃まで冷却され、さ
らに深冷器84を出た−100℃以下に冷却された空気
を、外気量の10%程度導入することで、吸着器23の
処理ロータ部28に入って除湿される空気温度を5℃に
維持することができる。
【0055】図13は、図10に示す空気熱源LNG気
化器100の外観を概略的に示す。予冷器101および
深冷器84は、図7および図8に示すように、ヘッダを
縦型にして、各伝熱管90の曲り形状を同一にしている
ので、強度を向上させ、メンテナンスがしやすくなり、
気液2相流対応のシステムとして分散にも考慮を払うこ
とができる。なお、長さLは10000mm程度、高さ
Hは、3800mm程度、幅Wは2200mm程度とし
て、液化天然ガス15ton/hを気化する能力の設備
とすることができる。
【0056】なお、吸着器23の処理ロータ部28を通
る空気は、処理空気ブロワ26で吸引しているので、処
理ロータ部28を出る部分で負圧になる。負圧になるた
め、空気露点温度を維持するためには、気密性を有する
除湿ロータユニットと深冷器84のケーシングが要求さ
れる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、外気を除
湿器に導入する前に、予冷器で予冷され、除湿器で除湿
された空気は、深冷器で液化天然ガスと熱交換して、さ
らに冷却される。予冷器には、深冷器で気化昇温された
天然ガスと、液化天然ガスとを混合して導入することも
できるので、外気温度に応じて適切な温度となるように
調整し、着霜や着氷が無く、しかも除湿器に適切な温度
範囲の空気を導入させることができる。
【0058】また本発明によれば、予冷器や深冷器で
は、多数のU曲げ部を有する複数の伝熱管内に天然ガス
を流し、伝熱管の複数のU曲げ部に差し込まれるフィン
ブロックは伝熱管に噴流を与えながら空気を流すので、
霜や氷を空気の噴流で吹飛ばして、低温の空気の流路を
塞がないようにすることができる。
【0059】また本発明によれば、各伝熱管の曲り形状
を同一にして、製造を容易化し、均等な熱応力が作用す
るようにして、長期使用での疲労問題を解決することが
できる。伝熱管は上下方向に配置されるので、本数を増
加させて液化天然ガスの気化能力を高めても、装置幅は
変らないようにすることができる。
【0060】また本発明によれば、U字状の曲げ部が側
端位置にある部分間には、全幅フィンブロックを挿入す
ることができるので、空気のショートパスを防ぎ、冷却
効率を高めることができる。
【0061】また本発明によれば、予冷器に導入される
外気の温度が予め定める温度範囲よりも高いときには、
除湿器に導入して除湿する空気に深冷器で冷却された空
気の一部を混合させて混合後の空気の温度が予め定める
温度となるように調整し、除湿器を効率よく動作させる
ことができる。
【0062】本発明によれば、予冷器に導入される外気
の温度が予め定める温度範囲よりも高いときには、除湿
器に導入して除湿する空気の温度が予め定める温度とな
るように、深冷器で空気と熱交換する液化天然ガスの一
部をバイパスさせて、予冷器で空気と熱交換する天然ガ
スに混合する量を調整するので、除湿器を効率よく動作
させることができる。
【0063】また本発明によれば、深冷器を出る低温空
気を、内燃機関の空気源として利用して内燃機関を効率
よく稼働させ、内燃機関から出る廃熱を除湿器の再生熱
源に利用して、液化天然ガス気化器も安定かつ効率よく
稼働させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である空気熱源LNG気
化器20の概略的な構成を示す配管系統図である。
【図2】図1の実施形態で、安定運転条件での前段予冷
器21および後段予冷器22における伝熱フィンの表面
状況を示す写真である。
【図3】図1の実施形態で、前段予冷器21、後段予冷
器22および深冷器24をそれぞれ構成する熱交換器の
外観を示す写真である。
【図4】図3の熱交換器を構成するフィンブロック45
およびフィン46の外観をそれぞれ示す写真である。
【図5】図1の空気熱源LNG気化器20を制御するた
めの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の他の形態である空気熱源LNG
気化器80の概略的な構成を示す配管系統図である。
【図7】図6の実施形態で、深冷器84としての熱交換
器の構成を簡略化して示す斜視図である。
【図8】図6の実施形態で、深冷器84としての熱交換
器の構成を簡略化して示す平面図である。
【図9】図6の実施形態で、気液2相流に対応させる考
え方を示す簡略化した配管系統図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態である空気熱
源LNG気化器100の簡略化した配管系統図である。
【図11】図10の空気熱源LNG気化器100の全体
的な構成を示す配管系統図である。
【図12】図10の空気熱源LNG気化器100の主要
部分の配管系統図である。
【図13】図10の空気熱源LNG気化器100の外観
を示す簡略化した斜視図である。
【図14】先願で提案している空気熱源LNG気化器の
概略的な構成を示す図である。
【図15】図11の空気熱源LNG気化器で、空気予冷
器2について冷却条件と着霜・着氷状態との実験結果の
例を示す写真である。
【符号の説明】
20,80,100 空気熱源LNG気化器 21,81 前段予冷器 22,82 後段予冷器 23 吸着器 24,84 深冷器 26 処理空気ブロワ 27 外気予熱器 28 処理ロータ部 29 再生ロータ部 29a 冷却ロータ部 30 再生ブロワ 31 再生空気ヒータ 32 内燃機関 33 排熱回収設備 35,36 開閉弁 40,90 伝熱管 43,44,93,94 U曲げ部 45 フィンブロック 46 フィン 47 溝部 48 開口部 50 処理空気ブロワ流量調節器 51 LNG流量調節器 52 再生ブロワ流量調節器 85 ドレンヒータ 91 LNG入口ヘッダ 92 NG出口ヘッダ 95 中央面 96 フルサイズフィンブロック 97 ハーフサイズフィンブロック 101 予冷器 106 LNGバイパス弁 107 予冷空気温度調節弁 108 高温空気導入弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椿原 昇 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 3E073 DB05 DB06 DC04 DC13 DC31 3L044 AA04 BA00 CA00 DB03 KA02 KA04 KA05 4D052 AA08 BA00 BB02 CB00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を液化天然ガスの有する冷熱で冷却
    しながら、液化天然ガスを空気によって加熱して気化さ
    せる空気熱源液化天然ガス気化器であって、 外気中から導入される空気を冷却する予冷器と、 予冷器で冷却された空気を除湿する除湿器と、 除湿器で除湿された空気をさらに冷却する深冷器とを含
    み、 深冷器では空気が液化天然ガスと熱交換して、空気が冷
    却されるとともに液化天然ガスが所定の低温まで昇温気
    化され、 予冷器では、深冷器で所定の低温まで昇温気化された天
    然ガスと空気とが熱交換して、空気が所定の温度まで冷
    却されるとともに天然ガスが昇温され、空気と熱交換す
    る天然ガスには液化天然ガスを混合可能であることを特
    徴とする空気熱源液化天然ガス気化器。
  2. 【請求項2】 前記予冷器または前記深冷器のうちの少
    なくともいずれかは、 前記天然ガスが流れ、多数のU曲げ部を有する複数の伝
    熱管と、 伝熱管に噴流を与えながら空気を流すように、伝熱管の
    複数のU曲げ部に差し込まれるフィンブロックとを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の空気熱源液化天然ガス
    気化器。
  3. 【請求項3】 前記複数の伝熱管は、間隔をあけて縦型
    に配置されるヘッダ間を連結し、水平面内でU字状の曲
    げを繰返す同一形状の伝熱管であって、U字状の曲げが
    上下方向にそろうように配置されることを特徴とする請
    求項2記載の空気熱源液化天然ガス気化器。
  4. 【請求項4】 前記複数の伝熱管とヘッダとの組合せ
    は、2組が仮想的な中央面に関して面対称となるように
    配置され、 該中央面から離れる側端位置のU字状の曲げ部間には、
    両側の曲げ部間の幅を有する全幅フィンブロックが挿入
    され、 該中央面に接近する位置のU字状の曲げ部には、該U字
    状の曲げ部から側端位置までの幅を有する半幅フィンブ
    ロックが挿入されることを特徴とする請求項3記載の空
    気熱源液化天然ガス気化器。
  5. 【請求項5】 前記除湿器は、冷却状態で水分を吸着
    し、加温状態で吸着した水分を脱着して、吸着能力を再
    生可能であり、 前記予冷器に導入される外気の温度が予め定める温度範
    囲よりも低いときに、除湿器の再生に用いた排熱によ
    り、所定温度まで加温して予冷器に導入する外気予熱手
    段を、さらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載の空気熱源液化天然ガス気化器。
  6. 【請求項6】 前記予冷器に導入される外気の温度が予
    め定める温度範囲よりも高いときに、除湿器に導入して
    除湿する空気に、前記深冷器で冷却された空気の一部を
    混合させて混合後の空気の温度が予め定める温度となる
    ように調整する予冷空気温度調整手段を、さらに含むこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の空気熱
    源液化天然ガス気化器。
  7. 【請求項7】 前記予冷器に導入される外気の温度が予
    め定める温度範囲よりも高いときに、除湿器に導入して
    除湿する空気の温度が予め定める温度となるように、前
    記深冷器で空気と熱交換する液化天然ガスの一部をバイ
    パスさせて、前記予冷器で空気と熱交換する天然ガスに
    混合する量を調整するバイパス調整手段をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の空気熱
    源液化天然ガス気化器。
  8. 【請求項8】 前記深冷器を出る低温空気を、内燃機関
    の空気源として利用し、該内燃機関から出る排熱を前記
    除湿器の再生熱源に利用することを特徴とする請求項5
    〜7のいずれかに記載の空気熱源液化天然ガス気化器。
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