JP2002129980A - コンバインドサイクル発電装置 - Google Patents

コンバインドサイクル発電装置

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JP2002129980A
JP2002129980A JP2000325910A JP2000325910A JP2002129980A JP 2002129980 A JP2002129980 A JP 2002129980A JP 2000325910 A JP2000325910 A JP 2000325910A JP 2000325910 A JP2000325910 A JP 2000325910A JP 2002129980 A JP2002129980 A JP 2002129980A
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JP
Japan
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air
power generation
lng
steam
combined cycle
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Application number
JP2000325910A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Hisakado
喜徳 久角
Koichiro Ikeda
耕一郎 池田
Atsushi Sakai
敦 阪井
Takanari Okamura
隆成 岡村
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスタービンへの吸気を伝熱面への着氷や着
霜のおそれなく、LNGで冷却し、コンバインドサイク
ルによる発電を高効率化し、かつ信頼性も高くする。 【解決手段】 空気冷却器2では、LNGの冷熱で、空
気を0℃以上に予冷し、一部を乾燥させた後で−100
℃以下に深冷する。深冷した空気と予冷した空気とを混
合し、ガスタービン発電システムの空気圧縮機3の吸気
とし、効率を高める。蒸気タービン発電システムでは、
LNG復水器12と冷却水復水器13とを用いる。LN
G復水器12は、LNG気化器としても動作し、発電出
力が低下して気化熱源が不足するときは、温水ボイラー
19などでバックアップできるので、信頼性を高めるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液化天然ガス(以
下、「LNG」と略称する)の冷熱を利用したガスター
ビン発電システムと蒸気タービン発電システムとで構成
するコンバインドサイクル発電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、LNGを燃料とするガスター
ビン発電と、ガスタービンの廃ガスを熱源とする蒸気タ
ービン発電とを組合わせて発電を行うコンバインドサイ
クル発電装置は、高効率な発電システムとして注目され
ている。ガスタービンは、吸気温度が高いと出力が低下
することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】コンバンドサイクル発
電装置では、夏季においてガスタービン発電出力の低下
を防止するため、ガスタービン圧縮機の吸気を冷却する
ことは行われているが、連続的に吸気温度を0℃以下に
冷却することは、伝熱面への着氷の問題などがあり行わ
れていない。また、蒸気タービンの排蒸気熱源で直接L
NGを気化させることは、ガスタービンや蒸気タービン
の故障などによる信頼性やガスと電力の供給バランスの
問題のため行われていない。
【0004】本発明の目的は、伝熱面への着氷や着霜に
よる問題を克服し、連続的に、外気を0℃以下に冷却
し、また蒸気タービン出口の蒸気を10℃前後に凝縮す
ることによって、高い発電効率を有するコンバンドサイ
クル発電装置を提供することである。
【0005】さらに本発明は、ガスタービンあるいは蒸
気タービンの停止時においてLNGの気化運転に対する
信頼性を高めるとともに、LNGの気化量の変化に係わ
らず安定した発電量を確保できるシステムを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するべく鋭意研究を重ねた結果、空気圧縮機に吸
気する空気をLNG冷熱により0℃以下に冷却する空気
冷却器及び蒸気タービン出口の蒸気をLNG冷熱により
復水とする復水器および冷却水により復水とする復水器
を備えることにより、従来のコンバインドサイクル発電
に比較して高効率な発電システムを構築できることを見
出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】すなわち本発明は、空気圧縮機を備えるガ
スタービン発電システムと、復水器を備える蒸気タービ
ン発電システムとを含んで、コンバインドサイクルが構
成されるコンバインドサイクル発電装置において、空気
圧縮機に吸気する空気を、乾燥させてからLNG冷熱に
より0℃以下に冷却する空気冷却器と、冷却水を供給可
能な外部冷却装置とをさらに含み、復水器は、蒸気ター
ビン出口の蒸気を、LNG冷熱と外部冷却装置からの冷
却水とによって、復水とすることが可能であることを特
徴とするコンバインドサイクル発電装置である。
【0008】本発明に従えば、ガスタービン発電システ
ムの空気圧縮機に吸引する空気を、乾燥させてからLN
G冷熱で0℃以下に冷却するので、伝熱面への着氷や着
霜による問題を克服することができる。連続的に、外気
を0℃以下に冷却し、ガスタービン発電システムの空気
圧縮機に吸気させるので、高い発電効率を有するコンバ
ンドサイクル発電装置を提供することができる。さら
に、蒸気タービン発電システムは、蒸気タービン出口の
蒸気を、LNG冷熱と外部冷却装置からの冷却水とによ
って、復水とすることが可能な復水器を備えるので、L
NGの気化量の変化に係わらず安定した発電量を確保す
ることができる。
【0009】また本発明で、前記空気冷却器は、常温の
空気を、LNGの冷熱で、0℃以上の温度の範囲で予冷
するLNG空気予冷器と、LNG空気予冷器で予冷され
た空気の一部を、露点が0℃以下となるまで乾燥する乾
燥器と、露点が0℃以下の空気を、LNGの冷熱で、0
℃以下の温度に深冷するLNG空気深冷器とを備え、L
NG空気予冷器で予冷された空気と、LNG空気深冷器
で深冷された空気を混合し、所定の低温空気を得ること
を特徴とする。
【0010】本発明に従えば、ガスタービン発電システ
ムの空気圧縮機に吸気する空気冷却器は、LNG予冷器
で常温の空気を、0℃以上の温度の範囲で予冷する。予
冷された空気の一部は、乾燥器で露点が0℃以下となる
まで乾燥し、空気深冷器で0℃以下の温度に深冷する。
深冷された空気は、LNG予冷器で予冷された空気と混
合される。予冷された空気中には水分が残存するけれど
も、深冷された0℃以下の乾燥した空気との混合で、水
分はダイヤモンドダストと呼ばれる微細な氷の結晶とな
り、過飽和の状態で空気中に浮遊する。この状態に空気
をガスタービンの空気圧縮機に直接吸込んでも、圧縮の
過程で氷が蒸発し、タービン燃焼器が失火する恐れはな
いことが知られている。
【0011】また本発明で、前記空気冷却器は、前記乾
燥器として回転ロータ式吸着乾燥器を備え、前記ガスタ
ービン発電システムからの排ガスを、該回転ロータ式吸
着乾燥器の再生熱源として利用することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、ガスタービン発電システ
ムの排ガスを回転ロータ式吸着乾燥器の再生熱源として
利用して、空気冷却器の吸気を乾燥させるので、効率よ
く回転ロータ式吸着乾燥器を運転しながら吸気の乾燥を
行うことができる。
【0013】また本発明は、前記蒸気タービン発電シス
テムの出口からの蒸気の圧力を検出する圧力検出器と、
前記外部冷却装置から前記復水器に循環させる冷却水の
量を調整可能な冷水調整弁とをさらに含み、LNGの利
用可能量が低下し、蒸気タービン発電システムの出口か
らの蒸気の圧力が上昇した場合、該圧力検出器からの出
力に基づいて冷水調整弁を制御することによって、前記
外部冷却装置からの冷却水の循環量を増やし、前記コン
バインドサイクルとしての継続運転が可能であることを
特徴とする。
【0014】本発明に従えば、蒸気タービン発電システ
ムの出口からの蒸気を復水させる復水器は、LNG冷熱
と外部冷却装置からの冷却水とで冷却するので、LNG
の利用可能量が低下しても、蒸気タービン発電システム
での発電を効率よく行い、コンバインドサイクルとして
の運転を継続することができる。
【0015】また本発明は、外気温度を検出する温度検
出器をさらに含み、前記コンバインドサイクルとしての
発電出力が低下し、前記圧力検出器によって検出される
前記蒸気タービン発電システム出口からの蒸気の圧力が
降下した場合、その圧力と外気温度とに基づいて、外部
冷却装置からの冷却水により熱の補給が可能な場合は、
前記冷水調節弁の開度を制御して冷却水の循環量を増や
し、コンバインドサイクルとしてのLNG流量を一定に
して、継続運転が可能であることを特徴とする。
【0016】本発明に従えば、蒸気タービン発電システ
ム出口からの蒸気の圧力が降下した場合、その圧力と外
気温度とに基づいて、外部冷却装置からの冷却水により
熱の補給が可能な場合は、冷却水の循環量を増やし、コ
ンバインドサイクルとしてのLNG流量を一定にして、
運転を継続させることが可能である。
【0017】また本発明で、前記蒸気タービン発電シス
テムは、蒸気タービンをバイパス可能な蒸気タービンバ
イパス弁を備え、前記圧力検出器によって検出される蒸
気タービン発電システム出口での蒸気の圧力が降下した
場合であって、前記外部冷却装置からの冷却水による熱
の補給ができない場合は、蒸気タービンバイパス弁によ
って蒸気タービンをバイパスして蒸気を流し、蒸気ター
ビン出口圧力を維持することで、前記コンバインドサイ
クルとしてのLNG流量を一定にして継続運転が可能で
あることを特徴とする。
【0018】本発明に従えば、負荷が極端に低下して、
コンバインドサイクル発電装置としての発電出力が低下
あるいは停止するような場合で、しかも外部からの熱の
取得を充分に行うことができない場合は、蒸気タービン
発電システム出口での蒸気の圧力が降下する。蒸気ター
ビンバイパス弁で蒸気タービンをバイパスすることがで
きるので、蒸気タービン出口圧力を維持し、LNG気化
の熱源として蒸気を有効に利用することができる。
【0019】また本発明は、前記外部冷却装置からの冷
却水を加熱して温水にする温水ボイラーをさらに含み、
前記コンバインドサイクルが停止あるいは発電負荷が極
端に低下し、また外部冷却装置で冷却水を充分に加熱で
きない場合、冷却水を温水ボイラーで加温し、前記復水
器に流すことによって、コンバインドサイクルとしての
LNG流量を一定にして継続運転が可能であることを特
徴とする。
【0020】本発明に従えば、コンバインドサイクルと
しての発電に伴う熱を充分に利用することができなくて
も、温水ボイラーでLNG気化用の熱を補うことができ
るので、LNGの気化を確実に行い、ガスタービンある
いは蒸気タービンの停止時においてLNGの気化運転に
対する信頼性を高めることができる。
【0021】また本発明で、前記ガスタービン発電シス
テムは、ガスタービンに供給される低温空気流量を調節
する流量調節手段を備え、流量調節手段による低温空気
流量の調節で、前記コンバインドサイクルとしての発電
出力が高い効率で制御可能であることを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、ガスタービン発電システ
ムの空気圧縮機に供給する低温の吸気の流量を調整し
て、発電出力を高い効率で制御可能である。ガスタービ
ンとして航空機用のガスタービンなどを転用すると、地
上では実空気流量が増え、燃焼温度を一定とすると出力
が高くなってタービンの軸強度に問題を生じるおそれが
ある。インバーター方式の吸気ブロワーやタービンのイ
ンレットガイドベーンなどの流量調整手段でガスタービ
ンに入る空気の流量を制限することによって、定格の燃
焼ガス温度で、高い効率を維持することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態と
してのコンバインドサイクル発電装置の概略的な配管系
統を示す。本実施形態のコンバインドサイクル発電装置
は、吸気ブロアー1、空気冷却器2、空気圧縮機3、燃
焼器4、ガスタービン5および発電機などを含むガスタ
ービン発電システムを備える。また、発電機6、蒸気過
熱器7、蒸気ボイラー8、給水過熱器9、蒸気タービン
10、冷水調整弁11、LNG復水器12、冷却水復水
器13、給水ポンプ14、冷水塔またはエアフィンクー
ラー15、冷却水ポンプ16などを含む蒸気タービン発
電システムを備える。発電機6は、ガスタービン5と蒸
気タービン10とに、それぞれ別個に設けるようにする
こともでき、また両方のタービンの軸出力を機械的に合
成して単一の発電機6を駆動することもできる。
【0024】ガスタービン発電システムでは、外気を吸
気ブロアー1で吸込み、空気冷却器2で冷却してから空
気圧縮機3に供給する。空気圧縮機3で圧縮された空気
は、燃焼器4で燃料を燃焼させる。燃料としては、LN
Gを気化させた天然ガスなどを使用することができる。
燃焼ガスは、ガスタービン5を回転させ、回転出力で発
電機6を駆動し、発電を行う。
【0025】ガスタービン発電システムのガスタービン
5からの排ガスは、蒸気タービン発電システムの蒸気過
熱器7、蒸気ボイラー8、および給水過熱器9に順次供
給され、温度が低下する。給水過熱器9では、蒸気ボイ
ラー8に給水する水の温度を高め、蒸気ボイラー8で蒸
気を発生させ、蒸気過熱器7で蒸気を過熱する。過熱さ
れた蒸気は、蒸気タービン10を回転させ、回転出力で
発電機6を駆動し、発電を行う。
【0026】蒸気タービン発電システムでは、蒸気ター
ビン10からの排蒸気を、復水用熱交換器としてのLN
G復水器12および冷却水復水器13に導く。LNG復
水器12には、空気冷却器2で空気と熱交換して空気を
冷却するとともに昇温されたLNG、あるいは気化され
た天然ガス(以下、「NG」と略称することもある)が
導かれる。排蒸気は、LNGまたはNGの冷熱を奪って
凝縮して復水するとともに、LNGを昇温気化させる。
本実施形態の復水用熱交換器には、冷却水復水器13も
設けられ、冷却水ポンプ16によって循環する冷却水に
よっても、排蒸気を復水することができる。冷却水の循
環経路には、冷水塔またはエアフィンクーラー15も設
けられ、外気と熱交換する。
【0027】冷却水の循環量は、冷水調節弁11で調整
することができる。冷水調整弁11の開度は、蒸気ター
ビン10から出てくる排蒸気の圧力を、復水用熱交換器
中で、圧力検出器17によって検出し、検出結果に従っ
て制御する。蒸気タービン10には、蒸気タービンバイ
パス弁18が設けられ、必要に応じて蒸気をバイパス
し、復水用熱交換器に直接導くことができる。LNG復
水器12または冷却水復水器13によって復水した水
は、給水ポンプ14に吸引され、給水過熱器9に送られ
て、蒸気ボイラー8および蒸気過熱器7で過熱蒸気を発
生させる。
【0028】空気冷却器2では、後述するように、回転
ロータ式吸着乾燥器を使用する。脱湿用のロータを再生
させるための空気として、蒸気ボイラー8または給水過
熱器9で給水と熱交換した排ガスの残熱で予熱した空気
を使用し、空気の予熱のために脱湿器再生空気予熱器2
0が設けられる。脱湿器再生空気予熱器20は、蒸気過
熱器7、蒸気ボイラー8、および給水過熱器9ととも
に、排熱回収ボイラーを形成する。また、ガスタービン
5用の空気圧縮機3に吸引される空気が低温に冷却され
るので、インレットガイドベーン21を設けて、流量を
制限する。
【0029】図2は、本実施形態の空気冷却器2の概略
的な構成を示す。空気冷却器2は、保冷ダクト30内に
形成され、LNG空気予冷器31、回転ロータ式吸着乾
燥器32およびLNG深冷器33を含む。常温の外気
は、保冷ダクト30の外気入口からLNG空気予冷器3
1に導入され、LNGの冷熱によって、0℃以上の温度
範囲で予冷される。予冷された空気は、エリミネーター
34を介してファン35で吸引され、凝縮している水分
はエリミネーター34でドレンとして除去される。空気
予冷器31およびエリミネーター34で予冷脱湿された
0℃以上の空気の一部は、回転ロータ式吸着乾燥器32
で、露点が0℃以下となるまで乾燥され、LNGの冷熱
によって、0℃以下の温度にまで深冷される。乾燥さ
れ、深冷された空気は、たとえば−100℃以下とな
り、0℃以上の予冷されただけの空気と混合され、たと
えば−30℃〜−10℃の低温空気が得られる。回転ロ
ータ式吸着乾燥器32は、前述の排熱回収ボイラーを構
成する脱湿器再生空気予熱器20からの再生用高温空気
で水分の吸着乾燥能力を再生しながら、LNG空気深冷
器33で低温まで冷却する空気の脱湿乾燥を行う。
【0030】空気冷却器2は、LNGの気化器としても
動作する。すなわち、LNG深冷器33には、たとえば
−155℃のLNGが導入され、脱湿乾燥された0℃以
上の空気を、前述のように−100℃以下に冷却する。
この際の熱交換で、LNGの冷熱が空気側に移行し、L
NG側には、空気から熱が移行する。この入熱で、LN
Gの一部は気化してNGになる。一部が気化したLNG
は、LNG空気予冷器31で空気を予冷する熱交換を行
い、空気からの入熱で気化する。なお、LNG空気予冷
器31に導入するLNGは、空気予冷温度制御弁36で
バイパスし、空気の予冷温度が0℃以下にならないよう
にする。空気の予冷温度が0℃以下になると、LNG空
気予冷器31やエリミネーター34に霜が付着して成長
し、空気の流路を塞ぐおそれがあるからである。
【0031】図3は、図2に示す回転ロータ式吸着乾燥
器32のロータ40について示す。ロータ40は、回転
軸40aを中心として回転し、回転方向に沿って、脱湿
ゾーン41と再生ゾーン42とが設けられる。ロータ4
0は、ハニカムなどの多孔性の担体で、シリカゲルやゼ
オライトなどの吸着剤を担持する。脱湿ゾーン41で
は、吸着剤に水分を吸着させることによって、脱湿して
空気を乾燥させる。再生ゾーン42では、再生用高温空
気で吸着剤から吸着している水分を脱着させ、吸着能力
を再生する。
【0032】ロータ40に代えて、回転式熱交換器を用
いることもできる。再生ゾーン42に相当する部分で
は、再生用高温空気で回転式熱交換器を乾燥させた後、
低温に冷却する。脱湿ゾーン41では、低温に冷却され
ている回転式熱交換器に空気中の水分が霜として付着
し、脱湿乾燥が行われる。再生用高温空気は、回転式熱
交換器に付着した空気を除去する。ただし、本実施形態
のように、吸着剤を使用する方が効率よく空気を乾燥さ
せることができる。
【0033】一般に空気冷却器2は、回転ロータ式吸着
乾燥器32の処理空気流量に応じて設備費が決まる。そ
のため、発明者らは、LNG空気予冷器31で0℃以上
に予冷した空気と、LNG空気深冷器33でたとえば−
125℃前後に冷却した空気とを混合させ、たとえば、
−20℃に空気を冷却する方法を考案した。これにより
回転ローター式吸着乾燥器32での空気処理量を全量処
理の約30%に軽減でき、設備のコンパクト化と、さら
に再生に必要とされる外部熱や設備費を同じ割合で減ら
すことができる。
【0034】0℃以上の予冷空気の水分は、乾燥空気1
kgあたり、約5gである。一方、−125℃の冷却空
気には、水分はほとんど含まれていない。混合してたと
えば−20℃に冷却すると、残存水分は、ダイヤモンド
ダストと呼ばれる微細な氷の結晶となり、過飽和の状態
で空中に浮遊する。この状態の空気を直接空気圧縮機3
のタービンに吸い込んでも、圧縮の過程で蒸発し、ガス
タービン5の燃焼器4が失火する恐れはないことが知ら
れている。
【0035】なお、LNG空気予冷器31では、外気中
の水分が伝熱管およびフィン上で着氷し、徐々に性能が
低下するため、空気予冷温度制御弁36の開閉操作にて
LNGの流量を制限し、外気を熱源として、着霜および
着氷を除去することを可能にしている。そのため、予冷
空気の温度は、0℃以上となる。
【0036】表1に、温度15℃の外気をLNG冷熱で
冷却した吸気温度に対するガスタービンの吸気流量、燃
料流量、ガスタービンの発電出力とその効率を入口燃焼
温度1100℃、圧力比15の条件で示した。なお、1
列目の「吸気空気」は、標準状態に換算した流量であ
り、同じタービンにおいて、2列目の空気圧縮機3に供
給される「吸気温度」を下げると増加する。3列目は、
タービン入口燃焼温度を1100℃にするための燃料流
量である。計算した発電出力や発電効率は、ガスタービ
ンと空気圧縮機の効率を一定として計算した値である。
【0037】
【表1】
【0038】ガスタービン5は、寒冷地や上空での使用
を考慮し、吸気温度−20℃から−30℃に耐えること
ができる。温暖な5℃から35℃の使用条件に対し、吸
気温度を−20℃にした場合、同じ機種であっても発電
機6の容量を高めるだけでガスタービン5の発電出力を
表1に示すように30%以上向上できる。実際には、吸
気流量の増加に応じて、ガスタービンや空気圧縮機の効
率が悪くなるため、機種によって異なるが、発電出力は
約20%の向上となる。またこの場合のガスタービン排
気温度は一定で、排ガス量が増加するため、蒸気タービ
ン10の発電出力も排ガス量に応じて増加する。
【0039】さらに、低温の空気を圧縮すると、所要動
力が低減するため、それに伴い発電効率も向上する。た
とえば、15℃の吸気を−20℃に冷却した場合は、
4.8%効率が向上する。
【0040】LNGの利用可能量が少ない場合は、ガス
タービン5の吸気の冷却だけにLNGの冷熱を用いる。
たとえば温度32℃相対湿度70%の外気を標準状態に
換算して10,000m3 /h(10,000Nm3
h)を−20℃に冷却するには、LNGが約1.4トン
/h必要である。この場合、蒸気タービン10を出た蒸
気は、外部冷却装置である冷水塔またはエアフィンクー
ラー15からの冷却水で冷却され、冷却水の温度に応じ
一般に40℃から45℃の復水となる。
【0041】LNGの利用可能量が十分ある場合は、上
記の条件でLNGを最大約5.1トン/h流すことがで
きる。この場合、外部の冷却水は冷却水復水器13に導
入されないため、復水の温度を例えば15℃前後に下げ
ることができ、蒸気の凝縮圧力を7331Pa(5mm
Hg)から1733Pa(13mmHg)にすることで
蒸気タービン10の発電出力を高めることができる。
【0042】またコンバインドサイクルの発電出力が下
がり、所定のLNGを処理できない場合、外部冷却水の
温度が20℃以上であれば、蒸気タービンバイパス弁1
8でバイパスさせた蒸気を用いることなく、LNGを0
℃以上に気化昇温させることができる。
【0043】さらに、コンバインドサイクル発電装置が
停止あるいは負荷が極端に低下場合で、しかも外気から
の熱の取得が十分出来ない場合は、温水ボイラー19で
冷却水を加熱し、LNGの気化を継続することができ
る。
【0044】実際の装置では、従来の復水器のチューブ
バンドルの上部に、LNGが管内を流れる復水用熱交換
器を配置し、LNGで冷却され過冷却になった蒸気ター
ビン凝縮液をこの温められた冷却水で蒸発させる。
【0045】図4は、本実施形態に用いる復水用熱交換
器の概略的な構成を示す。前述のように、本実施形態の
復水用熱交換器は、LNG復水器12および冷却水復水
器13を備えており、ハイブリッド復水器50を形成を
形成して、その胴体51内に収容される。冷却水復水器
13は、基本的に、従来の復水器としての構成を有し、
胴体51の中間から下方に配置される複数本の伝熱管が
チューブバンドル52を形成する。胴体51内で、チュ
ーブバンドル52の上方には、LNG復水器12の主要
な部分である伝熱管53を配置する。LNG復水器12
の伝熱管53中には、一部気化したNGを含むLNGが
流れ、周囲の蒸気を冷却して凝縮させる。凝縮した水分
からは、凝縮熱がLNGに与えられ、LNGは気化昇温
される。凝縮した水分は、胴体51の下方に溜り、給水
ポンプ14で給水過熱器9などの排熱回収ボイラーに送
られる。
【0046】冷却水復水器13のチューブバンドル52
は、前述のように、LNG復水器12で蒸気を凝縮させ
ているときは、LNGで過冷却になっている蒸気タービ
ン凝縮液を再蒸発させる機能を有する。また、発電出力
の需要が低下し、外気温も低下しているときは、図1の
温水ボイラー19から温水を発生させて、チューブバン
ドル52に流し、伝熱管53を流れるLNGを気化させ
るための熱源とすることもできる。
【0047】こうしたバックアップ機能を設けることで
従来の海水を熱源としたLNG気化器と同等の信頼性・
運転性を与えることができるため、本コンバインドサイ
クル設備の設備費からLNG気化に要する費用をガスの
製造設備として控除することができる。
【0048】さらに、LNGの気化に要した熱量に相当
する燃料費を投入した燃料費から控除できるため、大幅
に発電単価に占める燃料費の低減が可能となる。
【0049】航空機転用などのガスタービンでは、地上
において低温空気を吸い込むと実空気流量が増え、ガス
タービン燃焼温度を高めると機器の軸強度に問題を生じ
る。そこで、インバーター方式の吸気ブロアーもしくは
タービンのインレットガイドベーン21にて、ガスター
ビンに入る空気流量を制限し、定格の燃焼ガス温度によ
る運転で、高いガスタービンでの効率を維持することが
できる。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、空気を連
続的に0℃以下に冷却し、ガスタービン発電システムの
空気圧縮機に供給することにより、高発電効率のコンバ
ンドサイクル発電装置を構築することができる。ガスタ
ービン発電システムの空気圧縮機に吸引する空気は、乾
燥させてからLNG冷熱で0℃以下に冷却するので、伝
熱面への着氷や着霜による問題を克服することができ
る。さらに、蒸気タービン発電システムは、蒸気タービ
ン出口の蒸気を、LNG冷熱と外部冷却装置からの冷却
水とによって、復水とすることが可能であるので、LN
Gの気化量の変化に係わらず安定した発電量を確保する
ことができる。
【0051】また本発明によれば、ガスタービン発電シ
ステムの空気圧縮機への吸気は、常温の空気を、0℃以
上の温度の範囲で予冷し、予冷された空気の一部を、露
点が0℃以下となるまで乾燥してから0℃以下の温度に
深冷する。予冷されただけの空気中には水分が残存する
けれども、深冷された0℃以下の乾燥した空気との混合
で、水分はダイヤモンドダストと呼ばれる微細な氷の結
晶となり、過飽和の状態で空気中に浮遊する。この状態
に空気をガスタービンの空気圧縮機に直接吸込んでも、
圧縮の過程で氷が蒸発し、タービン燃焼器が失火する恐
れはないことが知られている。吸気の一部を乾燥させれ
ばよいので、乾燥器の容量を小さくして、設備の小型化
と低コスト化とを図ることができる。
【0052】また本発明によれば、空気予冷器で吸気を
乾燥させる乾燥器として回転ロータ式吸着乾燥器を用い
るので、ロータの回転で乾燥と再生とを連続して行うこ
とができる。再生熱源として、ガスタービン発電システ
ムの排ガスを利用するので、効率よく回転ロータ式吸着
乾燥器を運転しながら吸気の乾燥を行うことができる。
【0053】また本発明によれば、蒸気タービン発電シ
ステムの出口からの蒸気を復水させる復水器は、LNG
冷熱と外部冷却装置からの冷却水とで冷却するので、L
NGの利用可能量が低下しても、LNG冷熱量の低下を
外部冷却装置からの冷却水で補い、蒸気タービン発電シ
ステムでの発電を効率よく行って、コンバインドサイク
ルとしての運転を継続することができる。
【0054】また本発明によれば、蒸気タービン発電シ
ステム出口からの蒸気の圧力が降下した場合でも、外気
温度が高く、外部冷却装置からの冷却水により熱の補給
が可能な場合は、冷却水の循環量を増やし、コンバイン
ドサイクルとしてのLNG流量を一定にして、運転を継
続させることが可能である。
【0055】また本発明によれば、負荷が極端に低下し
て、コンバインドサイクル発電装置としての発電出力が
低下あるいは停止するような場合で、しかも外気温度が
低いことなどで外部からの熱の取得を充分に行うことが
できない場合であっても、蒸気タービンバイパス弁で蒸
気タービンをバイパスし、LNG気化の熱源として蒸気
を有効に利用することができる。
【0056】また本発明によれば、コンバインドサイク
ルとしての発電出力が低下しても、温水ボイラーでLN
G気化用の熱を補うことができるので、LNGの気化を
確実に行い、ガスタービンあるいは蒸気タービンの停止
時においてLNGの気化運転に対する信頼性を高めるこ
とができる。
【0057】また本発明によれば、ガスタービン発電シ
ステムの空気圧縮機に供給する低温の吸気の流量を調整
して、燃焼温度が高くなり過ぎないように制限し、発電
出力を高い効率で制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態としてのコンバインドサ
イクル発電装置の概略的な配管系統を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の空気冷却器2の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図2の回転ロータ式吸着乾燥器32のロータ4
0の使用区分を示す図である。
【図4】図1のLNG復水器12および冷却水復水器1
3を組合わせたハイブリッド復水器50の構成を示す簡
略化した断面図である。
【符号の説明】
1 吸気ブロア− 2 空気冷却器 3 空気圧縮機 4 燃焼器 5 ガスタービン 6 発電機 7 蒸気過熱器 8 蒸気ボイラー 9 給水加熱器 10 蒸気タービン 11 冷水調節弁 12 LNG復水器 13 冷却水復水器 14 給水ポンプ 15 冷水塔またはエアフィンクーラー 16 冷却水ポンプ 17 圧力検出器 18 蒸気タービンバイパス弁 19 温水ボイラー 20 脱湿器用再生空気予熱器 21 インレットガイドベーン 31 LNG空気予冷器 32 回転ロータ式吸着乾燥器 33 LNG空気深冷器 36 空気予冷温度制御弁 40 ロータ 50 ハイブリッド復水器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪井 敦 京都府京都市下京区中堂寺南町17 京都リ サーチパーク 関西新技術研究所内 (72)発明者 岡村 隆成 青森県八戸市大字妙字大開88−1 八戸工 業大学内 Fターム(参考) 3G081 BA02 BB00 BC07 BD01 DA17 DA22

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧縮機を備えるガスタービン発電シ
    ステムと、復水器を備える蒸気タービン発電システムと
    を含んで、コンバインドサイクルが構成されるコンバイ
    ンドサイクル発電装置において、 空気圧縮機に吸気する空気を、乾燥させてからLNG冷
    熱により0℃以下に冷却する空気冷却器と、 冷却水を供給可能な外部冷却装置とをさらに含み、 復水器は、蒸気タービン出口の蒸気を、LNG冷熱と外
    部冷却装置からの冷却水とによって、復水とすることが
    可能であることを特徴とするコンバインドサイクル発電
    装置。
  2. 【請求項2】 前記空気冷却器は、 常温の空気を、LNGの冷熱で、0℃以上の温度の範囲
    で予冷するLNG空気予冷器と、 LNG空気予冷器で予冷された空気の一部を、露点が0
    ℃以下となるまで乾燥する乾燥器と、 露点が0℃以下の空気を、LNGの冷熱で、0℃以下の
    温度に深冷するLNG空気深冷器とを備え、 LNG空気予冷器で予冷脱湿された空気と、LNG空気
    深冷器で深冷された空気を混合し、所定の低温空気を得
    ることを特徴とする請求項1記載のコンバンドサイクル
    発電装置。
  3. 【請求項3】 前記空気冷却器は、 前記乾燥器として回転ロータ式吸着乾燥器を備え、 前記ガスタービン発電システムからの排ガスを、該回転
    ロータ式吸着乾燥器の再生熱源として利用することを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載のコンバイ
    ンドサイクル発電装置。
  4. 【請求項4】 前記蒸気タービン発電システムの出口か
    らの蒸気の圧力を検出する圧力検出器と、 前記外部冷却装置から前記復水器に循環させる冷却水の
    量を調整可能な冷水調整弁とをさらに含み、 LNGの利用可能量が低下し、蒸気タービン発電システ
    ムの出口からの蒸気の圧力が上昇した場合、該圧力検出
    器からの出力に基づいて冷水調整弁を制御することによ
    って、前記外部冷却装置からの冷却水の循環量を増や
    し、前記コンバインドサイクルとしての継続運転が可能
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    のコンバインドサイクル発電装置。
  5. 【請求項5】 外気温度を検出する温度検出器をさらに
    含み、 前記コンバインドサイクルとしての発電出力が低下し、
    前記圧力検出器によって検出される前記蒸気タービン発
    電システム出口からの蒸気の圧力が降下した場合、その
    圧力と外気温度とに基づいて、外部冷却装置からの冷却
    水により熱の補給が可能な場合は、前記冷水調節弁の開
    度を制御して冷却水の循環量を増やし、コンバインドサ
    イクルとしてのLNG流量を一定にして、継続運転が可
    能であることを特徴とする請求項4記載のコンバインド
    サイクル発電装置。
  6. 【請求項6】 前記蒸気タービン発電システムは、蒸気
    タービンをバイパス可能な蒸気タービンバイパス弁を備
    え、 前記圧力検出器によって検出される蒸気タービン発電シ
    ステム出口での蒸気の圧力が降下した場合であって、前
    記外部冷却装置からの冷却水による熱の補給ができない
    場合は、蒸気タービンバイパス弁によって蒸気タービン
    をバイパスして蒸気を流し、タービン出口圧力を維持す
    ることで、前記コンバインドサイクルとしてのLNG流
    量を一定にして継続運転が可能であることを特徴とする
    請求項4または5記載のコンバインドサイクル発電装
    置。
  7. 【請求項7】 前記外部冷却装置からの冷却水を加熱し
    て温水にする温水ボイラーをさらに含み、 前記コンバインドサイクルが停止あるいは発電負荷が極
    端に低下し、また外部冷却装置で冷却水を充分に加熱で
    きない場合、冷却水を温水ボイラーで加温し、前記復水
    器に流すことによって、コンバインドサイクルとしての
    LNG流量を一定にして継続運転が可能であることを特
    徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコンバインド
    サイクル発電装置。
  8. 【請求項8】 前記ガスタービン発電システムは、ガス
    タービンに供給される低温空気流量を調節する流量調節
    手段を備え、 流量調節手段による低温空気流量の調節で、前記コンバ
    インドサイクルとしての発電出力が高い効率で制御可能
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    のコンバインドサイクル発電装置。
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