JP2003148834A - 冷媒蒸発器 - Google Patents

冷媒蒸発器

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JP2003148834A JP2001346194A JP2001346194A JP2003148834A JP 2003148834 A JP2003148834 A JP 2003148834A JP 2001346194 A JP2001346194 A JP 2001346194A JP 2001346194 A JP2001346194 A JP 2001346194A JP 2003148834 A JP2003148834 A JP 2003148834A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンク部20と受皿40との間でのドレン水
の保水量を少なくして、冷媒蒸発器1の耐フロスト性を
向上させる。 【解決手段】 コア部10への冷媒の分配もしくはコア
部10からの冷媒の集合を行う複数のタンク部20、3
0のうち、下側タンク部20の外周面を受皿40にて覆
うようにした冷媒蒸発器において、受皿40における空
気流れA下流側の板部42に、下側タンク部20の外周
面を露出させる切り欠き部421を形成する。これによ
ると、保水量が多くなる部位、すなわち空気流れ下流側
部位に切り欠き部421を形成しているため、保水量を
著しく少なくして、耐フロスト性を向上させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルの冷
媒を蒸発させる冷媒蒸発器に関するもので、例えば、車
両用空調装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置の冷媒蒸発器は、
図6および図7に示すように、冷媒と空気との熱交換を
行うコア部10と、コア部10への冷媒の分配もしくは
コア部10からの冷媒の集合を行う複数のタンク部2
0、30とを備え、下方側に配置される下側タンク部2
0の外周面を受皿40で覆うようになっている。
【0003】この受皿40は、空気流れA方向に対して
直交し且つ水平方向の両端に位置する側面、換言する
と、冷媒蒸発器1の幅方向の両端に位置する側面板部4
1に、切り欠き部411が形成され、また、底面板部4
4に排水穴441が形成されている。従って、下側タン
ク部20は、この切り欠き部411および排水穴441
の部位では露出しているが、空気流れA方向の両端に位
置する側面は、受皿40によって全面が覆われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、冷媒と
空気との熱交換作用により発生したドレン水が、下側タ
ンク部20と受皿40との接触面eに保水され、低外気
温時に除湿暖房運転を行った場合、保水されたドレン水
が冷やされてまず下側タンク部20がフロストし、最終
的には冷媒蒸発器全体がフロストしてしまうという問題
があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、タンク部と受皿との間でのドレン水の保水量を少な
くして、冷媒蒸発器の耐フロスト性を向上させることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】ここで、タンク部と受皿
との接触面のうちドレン水が保水されやすい部位につい
て、本発明者らが実験検討を行ったところ、空気流れ上
流側よりも空気流れ下流側の方が保水量が多くなること
が確認された。また、タンク部と受皿との接触面のう
ち、冷媒蒸発器の幅方向両サイドよりも中央部付近の方
が保水量が多くなることが確認された。
【0007】本発明は上記の検討結果に基づいてなされ
たもので、上記目的を達成するため、請求項1に記載の
発明では、冷媒と空気との熱交換を行うコア部(10)
と、コア部(10)への冷媒の分配もしくはコア部(1
0)からの冷媒の集合を行う複数のタンク部(20、3
0)と、タンク部(20、30)のうち下方に配置され
る下側タンク部(20)に装着されて下側タンク部(2
0)の外周面を覆う受皿(40)とを備える冷媒蒸発器
において、受皿(40)における空気流れ(A)下流側
の板部(42)に、下側タンク部(20)の外周面を露
出させる切り欠き部(421)が形成されていることを
特徴とする。
【0008】これによると、切り欠き部を形成してタン
ク部と受皿との接触面を少なくしているため、タンク部
と受皿との間に保水されるドレン水の量を少なくするこ
とができる。しかも、本発明者らの実験検討にて明らか
になったところの、保水量が多くなる部位、すなわち空
気流れ下流側部位に切り欠き部を形成しているため、保
水量を著しく少なくすることができる。従って、冷媒蒸
発器の耐フロスト性を向上させることができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、受皿(40)
における空気流れ(A)上流側の板部(43)に、下側
タンク部(20)の外周面を露出させる切り欠き部(4
31)が形成されていることを特徴とする。
【0010】これによると、受皿における空気流れ上流
側の面にも切り欠き部を形成しているため、保水量をさ
らに少なくして、冷媒蒸発器の耐フロスト性を一層向上
させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明では、受皿(40)
の内周面に凸部(45)が形成されていることを特徴と
する。
【0012】これによると、タンク部と受皿との接触を
点接触または線接触にして、保水量をさらに少なくする
ことができ、従って、冷媒蒸発器の耐フロスト性を一層
向上させることができる。
【0013】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の第1実
施形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0015】図1、図2において、空気冷却用熱交換器
としての冷媒蒸発器1は、車両のエンジンにより駆動さ
れて冷媒を圧縮する圧縮機や、凝縮器、膨張弁ととも
に、周知の冷凍サイクルを構成するものである。そし
て、冷媒蒸発器1は、図示しない車両用空調装置の空調
ユニットケース内に設置され、矢印A方向に送風される
送風空気と冷媒との間で熱交換を行い、送風空気を除
湿、冷却するものである。
【0016】この冷媒蒸発器1は、冷媒と空気との熱交
換を行うコア部10と、コア部10への冷媒の分配もし
くはコア部10からの冷媒の集合を行う2つのタンク部
20、30とを備え、下方側に配置される下側タンク部
20の外周面が受皿40で覆われている。
【0017】コア部10は、両タンク部20、30間に
多数積層されて両タンク部20、30間を連通する偏平
状のチューブ11と、チューブ11間に配置された熱交
換促進用のフィン12とを有し、全体としては直方体の
形状になっている。
【0018】両タンク部20、30は直方体になってお
り、下側タンク部20に冷媒が流入し、その冷媒がチュ
ーブ11内を通過して上側タンク部30に流入するよう
になっている。なお、チューブ11、フィン12、およ
び両タンク部20、30は、アルミニウム製であり、そ
れらはロウ付けされて一体化されている。
【0019】ポリプロピレン等の樹脂よりなる受皿40
は、空気流れA方向に対して直交し且つ水平方向の両
端、換言すると、受皿40の幅w方向の両端に位置する
側面板部41と、空気流れAの下流側に位置する下流側
板部42と、空気流れAの上流側に位置する上流側板部
43と、底面板部44とを有し、概略箱形状になってい
る。
【0020】さらに、側面板部41に切り欠き部411
が形成され、下流側板部42に1つの切り欠き部421
が形成され、底面板部44に2つの排水穴441が形成
されている。
【0021】下流側板部42の切り欠き部421は、受
皿40の幅w方向中央部付近で、且つ上部側に形成され
ている。このため、下流側板部42は、幅w方向中央部
付近に位置し且つ上下方向長さが短い中央板部422
と、幅w方向両サイドに位置し且つ上下方向長さが中央
板部422よりも長いサイド板部423とから構成され
ている。
【0022】受皿40はその弾性を利用して下側タンク
部20に装着され、受皿40が装着された状態では、各
切り欠き部411、421および排水穴441に対応す
る部位で、下側タンク部20の外周面が露出している。
【0023】そして、受皿40が装着された状態で冷媒
蒸発器1が空調ユニットケースに組み付けられ、組み付
け後の状態では受皿40が下側タンク部20と空調ユニ
ットケースとの間に介在し、従って受皿40は下側タン
ク部20と空調ユニットケースとの間での熱伝達を抑制
する機能を有する。
【0024】前述したように、下側タンク部20と受皿
40との接触面のうち、空気流れA上流側よりも空気流
れA下流側の方が保水量が多くなり、また、冷媒蒸発器
1の幅方向両サイドよりも中央部付近の方が保水量が多
くなることが、本発明者らの実験検討により確認された
が、本実施形態では、その保水量が多くなる部位に対応
する位置に切り欠き部421を形成しているため、保水
量を著しく少なくすることができ、従って、冷媒蒸発器
1の耐フロスト性を向上させることができる。
【0025】また、図3に示すように、排水穴441の
空気流れA方向長さをa、受皿40の空気流れA方向長
さをb、中央板部422の高さをc、下側タンク部20
における底面平坦部分の空気流れA方向長さをa1、下
側タンク部20における底面からR部始まりまでの高さ
をdとした場合、a1≦a≦bとし、c=dとするのが
望ましい。
【0026】(第2実施形態)図4は第2実施形態を示
すもので、受皿40の上流側板部43にも切り欠き部4
31を形成した点が第1実施形態と異なる。そして、受
皿40が装着された状態では、この切り欠き部431に
対応する部位で、下側タンク部20の外周面が露出す
る。これにより、保水量をさらに少なくして、冷媒蒸発
器1の耐フロスト性を一層向上させることができる。
【0027】(第3実施形態)図5は第3実施形態を示
すもので、受皿40の内周面に凸部45を形成した点が
第1実施形態と異なる。この凸部45は、側面板部4
1、下流側板部42、上流側板部43、および底面板部
44に形成されており、また下側タンク部20側に向か
って突出している。凸部45の形状は、丸い突起でもよ
いし、線状に延びるリブでもよい。
【0028】これにより、受皿40と下側タンク部20
は凸部45の先端部のみで接触し、その接触部は点接触
または線接触となるため保水量がさらに少なくなり、冷
媒蒸発器1の耐フロスト性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態になる冷媒蒸発器1の斜
視図である。
【図2】図1の受皿40の斜視図である。
【図3】図1の冷媒蒸発器1の要部を一部断面で示す図
である。
【図4】第2実施形態を示す受皿40の斜視図である。
【図5】第3実施形態になる冷媒蒸発器1の要部を一部
断面で示す図である。
【図6】従来の冷媒蒸発器1の斜視図である。
【図7】従来の冷媒蒸発器1の要部を一部断面で示す図
である。
【符号の説明】 10…コア部、20…下側タンク部、40…受皿、42
…下流側の板部、421…切り欠き部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と空気との熱交換を行うコア部(1
    0)と、前記コア部(10)への冷媒の分配もしくは前
    記コア部(10)からの冷媒の集合を行う複数のタンク
    部(20、30)と、前記タンク部(20、30)のう
    ち下方に配置される下側タンク部(20)に装着されて
    前記下側タンク部(20)の外周面を覆う受皿(40)
    とを備える冷媒蒸発器において、 前記受皿(40)における空気流れ(A)下流側の板部
    (42)に、前記下側タンク部(20)の外周面を露出
    させる切り欠き部(421)が形成されていることを特
    徴とする冷媒蒸発器。
  2. 【請求項2】 前記受皿(40)における空気流れ
    (A)上流側の板部(43)に、前記下側タンク部(2
    0)の外周面を露出させる切り欠き部(431)が形成
    されていることを特徴とする請求項1に記載の冷媒蒸発
    器。
  3. 【請求項3】 前記受皿(40)の内周面に凸部(4
    5)が形成されていることを特徴とする請求項1または
    2に記載の冷媒蒸発器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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